JP4876522B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、NAND型フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置に関するものである。
半導体記憶装置の一つとして、電気的書き換えを可能としたフラッシュメモリが知られている。なかでも、メモリセルを複数個直列接続してNANDセルブロックを構成するNAND型フラッシュメモリは、高集積化ができるものとして注目されている。
NAND型フラッシュメモリの1つのメモリセルは、半導体基板上に絶縁膜を介して浮遊ゲート(電荷蓄積層)と制御ゲートが積層されたFETMOS構造を有し、複数個のメモリセルが隣接するもの同士でソース・ドレインを共有する形で直列接続されてNANDセルユニットを構成する。このようなNANDセルユニットがマトリックス状に配列されてメモリセルアレイが構成される。
メモリセルアレイの列方向に並ぶNANDセルユニットの一端側のメモリセルのドレインはそれぞれ選択ゲートトランジスタを介してビット線に共通接続され、他端側のメモリセルのソースはやはり選択ゲートトランジスタを介して共通ソース線に接続されている。
メモリセルトランジスタのワード線および選択ゲートトランジスタのゲート電極は、メモリセルアレイの行方向にそれぞれワード線(制御ゲート線)、選択ゲート線として共通接続されている。
このようなNAND型フラッシュメモリは、たとえば次のような非特許文献1,2により知られている。
非特許文献1には、NAND型フラッシュメモリの動作が説明されているが、以下に、その内容を図1および図2に関連付けて説明する。
図1は、NAND型フラッシュメモリのメモリアレイの構成例を示す回路図である。また、図2は、NAND型フラッシュメモリの消去、読み出し、書き込み動作のバイアス状態を示す図である。
図1のNAND型フラッシュメモリは、ビット線BL0、BL1、BL2、・・に接続された複数のメモリセルユニット1−0、1−1、1−2、・・がアレイ状に配列されてメモリセルアレイ2が形成されている。
メモリセルユニット1(−0,−1,−2,・・)は、選択ゲートトランジスタS1、S2に挟まれて、複数(図1の例では3)のメモリセルMが直列に接続された構成となっている。各メモリセルMのゲート電極はワード線WL0、WL1、WL2に接続されている。また、選択ゲートトランジスタS1のゲート電極はビット線側選択ゲート線SSLに接続され、選択ゲートトランジスタS2のゲート電極はソース側の選択ゲート線GSLに接続されている。
図1においては、ワード線WL1が選択ワード線であり、ワード線WL0、WL2が非選択ワード線である場合を例として示している。
K.-D. Suh et al., "A 3.3V 32Mb NAND Flash Memory with Incremental Step Pulse Programming Scheme," IEEE J. Solid-State Circuits, vol.30, pp.1149-1156, Nov. 1995. Y. Iwata et al., "A 35ns Cycle Time 3.3V Only 32Mb NAND Flash EEPROM," IEEE J. Solid-State Circuits, vol.30, pp.1157-1164, Nov. 1995. J. F. Dickson, "On-chip high-voltage generation in MNOS integrated circuits using an improved voltage multiplier technique," IEEE J. Solid-State Circuits, vol.SC-11, pp.374-378, June 1976.
このようなNAND型フラッシュメモリにおける低消費電力化に対する不利益に関して以下に説明する。
近年、NAND型フラッシュメモリを搭載したシリコン・オーディオを始めとするセット機器の需要が急激に高まっている。
特にシリコン・オーディオは、CD、MDのものより、またHDD内蔵のものより小型で低消費電力のため、携帯音楽プレーヤーの中でも若年層を中心として、急激に普及しつつある。このような携帯音楽プレーヤーでは、充電型電池若しくは乾電池で何時間連続動作が可能かどうかが重要な差異化技術となっている。
なかでも、好きな音楽を録音したり、不必要な音楽を消したりする動作、すなわち、NAND型フラッシュメモリへの書き換え動作に関しては、バッテリィーに頼らず、AC電源のある自宅等で行うユーザーが多く、好きな音楽を聴く動作、すなわち、NAND型フラッシュメモリからの読み出し動作に関しては、バッテリィーに頼って、戸外で音楽を楽しむユーザーが多い。
このため、NAND型フラッシュメモリの低消費電力化に関しては、セット機器設計者の立場からは、その書き換え時の低消費電力化よりも読み出し時の低消費電力化がより重要になっている。
一方、前述したようにNAND型フラッシュメモリの読み出し動作時に選択ブロック(NAND列)内の選択ワード線を0Vにする以外、選択ゲート線SSL、GSLおよび選択ブロック内の非選択ワード線にはパス電圧であるVread=4.5Vが入力される。これは、書き込み後のメモリセルトランジスタのしきい値電圧分布の上限を4.5Vまで許しているため、全ての非選択セルはパス・トランジスタとして働かせるためには、4.5Vを非選択ワード線に入力しなくてはならないからである。
しかし、現在NAND型フラッシュメモリは外部入力として3.3V単一電源であり、また携帯電話用のNAND型フラッシュメモリは1.8V単一電源となっている。
このため、NAND型フラッシュメモリチップ内に搭載された昇圧回路によって、外部からの供給電圧の3.3Vから、たとえば、書き換えに必要な20Vや読み出しに必要な4.5Vを生成している。そして、読み出し動作時には、4.5V以上を生成する昇圧回路は動作し続ける。
このため、読み出し時の平均電流20mAの内、約80%の16mA以上がこの読み出し用の昇圧回路によって消費される。したがって、読み出し時の低消費電力化を書き換え時よりも重視するセット機器設計者にとっては、NAND型フラッシュメモリのこの読み出し時の消費電力が問題になっており、バッテリィー寿命という製品の差異化技術に直結する大きな問題となっている。
なお、昇圧回路は、たとえば非特許文献3に開示された回路が知られている。
本発明の目的は、読み出し時の低消費電力化が可能な不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
本発明の第1の観点の不揮発性半導体記憶装置は、電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルトランジスタを複数個直列接続した少なくとも一つのNAND型メモリセルユニットを含むメモリセルアレイと、上記複数のメモリセルトランジスタの制御端子に接続される複数の制御ゲート線と、上記メモリセルユニットが接続されるビット線と、上記制御ゲート線を選択する手段と、上記ビット線を選択する手段と、駆動電圧を対応する上記制御ゲート線に供給するための複数の駆動電圧供給線と、上記複数の駆動電圧供給線と対応する制御ゲート線を選択信号に応じて接続する、ゲートへの印加電圧よりしきい値電圧分降圧した駆動電圧を転送する転送ゲートと、外部入力の単一電源端子と、外部入力の接地電位端子と、上記外部入力の単一電源電圧以上の電圧が出力可能な昇圧回路と、を有し、上記メモリセルトランジスタの記憶データは、論理「1」および論理「0」の2値で定義される場合には、論理「1」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧は、上記接地電圧よりも低く設定され、一方、論理「0」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧は、上記接地電圧よりも高く、かつ上記外部入力の単一電源電圧よりも低く設定され、上記昇圧回路は、消去動作時に入力される消去信号に応答して単一電源電圧より高電圧の消去電圧を生成し、書き込み動作時に入力される書き込み信号に応答して単一電源電圧より高電圧の書き込み電圧を生成するとともに、少なくとも2値高速モードと2値パワーダウンモードのいずれかを示すモード信号を受けて、上記モード信号が2値高速モードを示しているときは、上記転送ゲートのゲートに供給するための、単一電源電圧より上記転送ゲートのしきい値電圧分高い電圧を生成し、当該生成した電圧の上記選択信号を出力し、上記モード信号が2値パワーダウンモードを示しているときは、昇圧動作を行わず、上記2値パワーダウンモード時において、上記メモリセルの記憶データを読み出す際に上記制御ゲート線には、上記外部入力の単一電源電圧以下が印加され、上記転送ゲートのゲートには少なくとも上記外部入力単一電源電圧が印加される
好適には、上記2値パワーダウンモード時において、上記選択信号は、読み出し開始時に上記外部入力の単一電源電圧に設定され、上記駆動電圧供給線に供給される駆動電圧が単一電源電圧に立ち上がったときに自己昇圧される
好適には、上記メモリセルトランジスタの記憶データは、論理「1」および論理「0」の2値、若しくは論理「11」、論理「10」、論理「01」および論理「00」の少なくとも4値、若しくはそれ以上の論理値で定義でき、上記不揮発性半導体記憶装置は、上記モード信号を含む外部入力コマンドにより、上記メモリセルトランジスタの記憶データは、論理「1」および論理「0」の2値、若しくは論理「11」、論理「10」、論理「01」および論理「00」の少なくとも4値、若しくはそれ以上の論理値を選択できる
好適には、上記NAND型メモリセルユニットは、一端側が第1の選択ゲートトランジスタを介して上記ビット線に接続され、他端側が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続され、上記第1の選択ゲートトランジスタのゲートが第1の選択ゲート線に接続され、上記第2の選択ゲートトランジスタのゲートが第2の選択ゲート線に接続され、上記2値高速モードおよび上記2値パワーダウンモードにおいて、選択されたメモリセルトランジスタの記憶データを読み出す際に、選択されたメモリセルトランジスタが接続された上記制御ゲート線および上記ソース線に接地電圧が印加され、非選択メモリセルトランジスタが接続された上記制御ゲート線、上記第1の選択ゲート線および上記第2の選択ゲートに外部入力の単一電源電圧または当該単一電源電圧により低い電圧が印加される
好適には、複数のビット線を有し、上記NAND型メモリセルユニットは、一端側が第1の選択ゲートトランジスタを介して上記ビット線に接続され、他端側が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続され、上記第1の選択ゲートトランジスタのゲートが第1の選択ゲート線に接続され、上記第2の選択ゲートトランジスタのゲートが第2の選択ゲート線に接続され、選択されたメモリセルトランジスタにデータを書き込む際に、書き込みを行うメモリセルトランジスタを有するメモリセルユニットが接続されたビット線に接地電圧、書き込みを禁止すべきメモリセルトランジスタを有するメモリセルユニットが接続されたビット線に電源電圧が印加され、上記書き込みを行うメモリセルトランジスタが接続された上記制御ゲート線に上記昇圧回路で生成された書き込み電圧が印加され、選択されていないメモリセルトランジスタが接続された他の行の上記制御ゲート線に上記昇圧回路で生成され、上記書き込み電圧より低く上記単一電源電圧より高い中間電圧が印加され、上記第1の選択ゲート線に外部入力の単一電源電圧が印加され、上記第2の選択ゲート線に接地電圧が印加される
本発明によれば、たとえばメモリセルトランジスタの記憶データが、論理「1」および論理「0」の2値で定義される場合には、論理「1」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧は、接地電圧よりも低く設定される。一方、論理「0」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧は、接地電圧よりも高く、かつ外部入力の単一電源電圧よりも低く設定される。これにより、外部供給電圧以下での読み出しを可能とさせ、読み出し動作時に昇圧回路を動作させずに低消費電力化を実現させることにある。
本発明によれば、読み出し時の低消費電力化が可能であるという利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
<第1実施形態>
図3は、本発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。
NAND型フラッシュメモリ10は、図3に示すように、メモリセルアレイ11、ロウデコーダ12、ページバッファ回路13、カラムデコーダ14、昇圧回路15、およびセレクタ等の周辺回路16を有する。
NAND型フラッシュメモリ10においては、メモリセルアレイ11の一側部にロウデコーダ12が配置され、他の一側部にページバッファ回路13、カラムデコーダ14が配置され、それらを取り囲むように昇圧回路15と周辺回路16が配設されている。また、このフラッシュメモリチップは、外部入力の単一電源端子17と、外部入力の接地電位端子18と、が備えられている。
図4は、本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの1ブロックにおけるメモリセルアレイおよびロウデコーダを示す図である。
メモリセルアレイ11は、図4に示すように、直列に接続された複数、たとえば16個のメモリセルトランジスタM0〜M15およびその両端に直列に接続された2個の選択ゲートトランジスタST0,ST1により構成されたメモリセルユニット(メモリセルユニット)MCUT00,MCUT01,MCUT04223がマトリクス状に配置されている。
なお、図4では、図面の簡単化にため、1行4224列の4224個のメモリセルユニットMCUT00〜MCUT04223が配列された1行のブロックBLK0のみについて示しているが、実際には、ブロックBLK0と同様の構成を有する複数(m個)のブロックBLK1〜BLKmがさらに配列される。
また、図4の例では、ビット線本数は、通常512バイトに予備の16バイトを加えた528バイト、つまり4224本としている。
また、メモリセルトランジスタは浮遊ゲートと制御ゲートが積層されたFETMOS構造を有する。
また、メモリセルトランジスタはトンネル電流で書き換え可能なメモリセルである。
メモリセルユニットMCUT00のメモリセルトランジスタM0のドレインに接続された選択ゲートトランジスタST0がビット線BL0に接続され、メモリセルユニットMCUT01のメモリセルトランジスタM0のドレインに接続された選択ゲートトランジスタST0がビット線BL1に接続され、同様にして、メモリセルユニットMCUT04223のメモリセルトランジスタM0のドレインに接続された選択ゲートトランジスタST0がビット線BL4223に接続されている。
また、各メモリセルユニットMCUT00〜04223のメモリセルトランジスタM15のソースが接続された選択ゲートトランジスタST1が共通のソース線SRLに接続されている。
また、同一行に配置されたメモリセルユニットMCUT00,MCUT01〜MCUT04223のメモリセルトランジスタのゲート電極が共通のワード線WL0〜WL15に接続され、選択ゲートトランジスタST0のゲート電極が共通の選択ゲート線SSLに接続され、選択ゲートトランジスタST1のゲート電極が共通の選択ゲート線GSLに接続されている。
ロウデコーダ12は、ブロックアドレスデコーダ19により導通状態が制御される転送ゲート群121、図示しないワード線デコーダから供給されるワード線および選択ゲート線用駆動電圧供給線VCG0〜VCG15,VSSL,VGSLを有している。
なお、図4では、図面の簡単化にため、ブロックBLK0に対応するブロックアドレスデコーダ部分並びに転送ゲート群を示しているが、実際には、複数配列される図示しないブロックに対応してブロックアドレスデコーダ部分並びに転送ゲート群が設けられる。
ロウデコーダ12は、ワード線(制御ゲート線)を選択する機能を有し、読み出し(リードという場合もある)、書き込み(ライト、あるいはログラムという場合もある)、あるいは消去(イレーズ)の動作を示すコントロール信号に応じて、アドレスレジスタに保持されたアドレスから動作に応じて昇圧回路15により昇圧されたあるいは昇圧せれていない電源電圧Vccまたはそれ以下の駆動電圧が駆動電圧供給線VCG0〜VCG15,VSSL,VGSLに供給する。
転送ゲート群121は、転送ゲートTW0〜TW15,TD0およびTS0により構成されている。
転送ゲート群121は、ブロックアドレスデコーダ19でデコードされたブロックアドレスに応答して生成され、対応するブロックの選択ゲート線およびワード線を駆動するための信号BSELによって導通状態に保持させる。
具体的には、ブロックBLK0がアドレス指定されていた場合、各転送ゲートTW0〜TW15は、それぞれブロックアドレスデコーダ19の出力信号BSEL0に応じてワード線WL0〜WL15と駆動電圧供給線VCG0〜VCG15とを作動的に接続し、転送ゲートTD0,TS0は同じくブロックアドレスデコーダ19の出力信号BSEL0に応じて選択ゲート線SSL,GSLと駆動電圧供給線VSSL,VGSLとを作動的に接続する。
ブロックアドレスデコーダ19は、図示しないアドレスレジスタの保持されたアドレスからブロックアドレスをデコードし、デコードしたブロックアドレスに応答して、ロウデコーダ12の対応するブロックの選択ゲート線およびワード線を駆動するための転送ゲート群121を選択信号(ブロックセレクト信号)BSELによって導通状態に保持させる。
ページバッファ回路13は、メモリセルアレイ11からのリードデータ(読み出しデータ)あるいはメモリセルアレイ11へのライトデータ(書き込みデータ)をページ単位でラッチする。
カラムデコーダ14は、ビット線を選択する機能を有し、カラムコントロール信号に応じてページバッファ回路13にラッチされたリードデータの外部への転送、あるいはライトデータのページバッファ回路13への転送等を行う。
昇圧回路15は、図5に示すように、イレーズ(消去)動作時にイレーズ(消去)信号ΦE、若しくはプログラム(書き込み)動作時にプログラム(書き込み)信号ΦPが入力され、それぞれ電源電圧Vccより高電圧のイレーズ(消去)電圧VE、若しくはプログラム(書き込み)電圧VPを生成する。
本第1の実施形態の昇圧回路15は、リード(読み出し)動作用の昇圧系は備えていない。したがって、リード動作時には、外部入力の単一電源端子17を通して供給される単一電源電圧Vccまたはそれより低くかつ接地電圧より高い電圧がロウデコーダ12のワード線および選択ゲート線用駆動電圧供給線VCG0〜VCG15,VSSL,VGSLに供給される。
本実施形態においては、メモリセルアレイ11のメモリセルトランジスタMの記憶データは、論理「1」および論理「0」の2値で定義される場合には、論理「1」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧は、接地電圧よりも低く設定され、一方、論理「0」を記憶するメモリセルトランジスタMのしきい値電圧は、接地電圧よりも高く、かつ外部入力の単一電源電圧Vccまたはそれよりも低く設定される。
図6は、論理「0」となる書き込み後のメモリセルトランジスタのしきい値分布および論理「1」となる消去後のメモリセルトランジスタのしきい値分布を示す図である。
本実施形態においては、メモリセルトランジスタMの記憶データは、論理「1」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthは、接地電圧よりも低く設定され、一方、論理「0」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthは、接地電圧よりも高く、かつ外部入力の単一電源電圧Vcc、たとえば3.3Vまたは3.3Vよりも低く設定される。
図7は、本実施形態における読み出し動作時のワード線の印加電圧を示す図である。
選択メモリセルが接続されたワード線に0Vを印加する以外は、ビット線側およびソース線側の選択ゲートトランジスタのゲート、選択NANDセルユニット内の非選択ワード線全てに外部入力の単一電源電圧3.3V、若しくはそれ以下の電圧が印加される。
選択メモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthによって、図8に示すように、セル電流が流れるか否かが決まり、論理「0」と「1」の記憶データの判定が下る。
論理「0」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧Vthは、接地電圧よりも高く、かつ外部入力の単一電源電圧3.3Vよりも低く書き込まれる必要があるが、その手法としては、本実施形態においては多値NAND型フラッシュメモリの書き込み技術と同様にする。
すなわち、書き込みの際のワード線への書き込み電圧のステップ幅ΔVppをより細かく、たとえば、2値書き込みでは、ΔVpp=0.5V程度であったものを、本実施形態ではΔVpp=0.1V〜0.2Vとして、少し書き込みを行ったら、ベリファイ読み出しを行うというように書き込みサイクルを細かに制御すれば良い。
多値NAND型フラッシュメモリの関連技術に関しては、以下の非特許文献4および非特許文献5に開示されている。
(非特許文献4)T. Hara et al., “A 146mm2 8Gb NAND Flash Memory in 70nm CMOS,” in ISSCC'05, Session2.1, Feb. 2005.
(非特許文献5)D-S. Byeon et al., “An 8Gb Multi-Level NAND Flash Memory in a 63nm CMOS Process,” in ISSCC'05, Session2.2, Feb. 2005.
図9は、図4に対応したNAND型フラッシュメモリのセルアレイ部およびロウデコーダを示す図であって、データリード時の各駆動線のバイアス条件を示す図である。
図9においては、選択されたブロック(Selected Block)および非選択ブロック(Un Selected Block)を示している。
この例では、ビット線は読み出し時にビット線シールド技術が使われており、偶数/奇数のビット線が交互に読み出される技術が用いられている場合を示している。なお、ビット線シールド技術の関連技術としては、特許文献1に開示されている。
(特許文献1)K. Sakui et al., “Non-volatile Semiconductor Memory Devices,” in USP5,453,955, Sept. 25, 1995.
図10(A)〜(D)は図9において、読み出し動作時の主要ノードのタイミング図を示している。
読み出し動作では、選択ブロックBLK0内の選択ワード線WL1に接地電圧VSS=0V、そして、選択ブロック内のその他のワード線WL0、WL2〜WL15およびビット線側およびソース線側の選択ゲートトランジスタST0,ST1が接続された選択ゲート線SS、GSには、外部入力の単一電源電圧Vcc=3.3Vが入力されれば良い。
したがって、図10(A)〜(D)に示すように、ワード線用転送ゲートTW0〜TW15を駆動するブロック選択信号BSELを読み出し開始時にまず電源電圧Vcc=3.3Vに予備充電しておく。
次に、駆動電圧供給線VCG0、VCG2〜VCG15および駆動電圧供給線VSSL,VGSLに印加するワード線選択信号S0、S2〜S15およびビット線側およびソース線側の選択ゲートトランジスタの選択信号SSおよびGSが接地電圧Vss=0Vから電源電圧Vcc=3.3Vに立ち上げられる。これに伴い、自己昇圧(Intrinsic Boot-Strap)によって、BSEL>Vcc+Vth(=3.3V+1V)に自己昇圧され、選択ブロック内のその他のワード線WL0、WL2〜WL15およびビット線側およびソース線側の選択ゲートトランジスタST0、ST1が接続された選択ゲート線SSL、GSLには、外部入力の単一電源電圧Vcc=3.3Vが供給される。また、ソース線SRLには接地電圧0Vが供給される。
この際、しきい値Vthは、ワード線用転送ゲートのしきい値電圧を示し、約1V程度である。
以上のように読み出し動作時に本実施形態のNAND型フラッシュメモリにおいては、昇圧回路を動作させること無く、低消費電力で読出しが行われる。ただし、ここで定義する、昇圧回路には自己昇圧(Intrinsic Boot-Strap)は含まれない。
したがって、NAND型フラッシュメモリを搭載したシリコン・オーディオを始めとするセット機器において、ユーザーがたとえばバッテリィーに頼って戸外で音楽を楽しむ場合、すなわち、NAND型フラッシュメモリからの読み出し動作に関しては、昇圧回路を用いずに外部入力の単一電源電圧Vccを用いることからNAND型フラッシュメモリを搭載したシリコン・オーディオを始めとするセット機器のバッテリー寿命を延ばすことができる。
また、NAND型フラッシュメモリを搭載したシリコン・オーディオを始めとするセット機器においては好きな音楽を録音したり、不必要な音楽を消したりする動作、すなわち、NAND型フラッシュメモリへの書き換え動作に関しては、バッテリィーに頼らず、AC電源のある自宅等で行うユーザーが多いことから、昇圧回路15が用いられる。
本実施形態において、ブロックBLK0のメモリセルユニットMCUT00(〜MCUT04223)のメモリセルトランジスタM1へのデータの書き込みは以下のように行われる。
書き込み時には、図11に示すように、昇圧回路15により駆動電圧供給線VCG1に高電圧、たとえば20Vが供給され、駆動電圧供給線VCG0,VCG2〜VCG15に中間電圧(たとえば10V)、駆動電圧供給線VSSL電源電圧VCC(たとえば3.3V)、駆動電圧供給線VGSLに接地電圧GND(0V)が供給される。
また、書き込みを行うべきメモリセルトランジスタM1を有するメモリセルユニットMCUT00が接続されたビット線BL0に接地電圧GND、書き込みを禁止すべきメモリセルトランジスタM1を有するメモリセルユニットMCUT01〜MCUT04223が接続されたビット線BL1BL4223に電源電圧Vccが印加される。
そして、ロウデコーダ12のブロックBLK0に対応する部分にのみ、ブロックアドレスデコーダ19の出力信号BSEL0が20V+αのレベルで出力され、他のブロックBLK1〜BLKmに対応するブロックアドレスデコーダの出力信号BSEL1〜BSELmは接地電圧GNDレベルで出力される。
これにより、ブロックBLK0に対応する転送ゲート群121の転送ゲートTW0〜TW15,TD0およびTS0が導通状態となり、他のブロックBLK1〜BLKmに対応する転送ゲート群の転送ゲートが非導通状態に保持される。
その結果、選択ワード線WL1に書き込み電圧20Vが、非選択のワード線WL0、WL2〜WL15にパス電圧(中間電圧)Vpass(たとえば10V)が印加される。
これにより、メモリセルユニットMCUT01〜MCUT04223の選択ゲートトランジスタST0がカットオフ状態となり、書き込みを禁止すべきメモリセルトランジスタが接続されたメモリセルユニットMCUT01〜MCUT04223のチャネル部はフローティング状態となる。その結果、これらのチャネル部の電位は、主として非選択ワード線に印加されるパス電圧Vpassとのキャパシタカップリングによりブーストされ、書き込み禁止電圧まで上昇し、メモリセルユニットMCUT01〜MCUT04223のメモリセルトランジスタM1へのデータ書き込みが禁止される。
一方、書き込みをすべきメモリセルトランジスタが接続されたメモリセルユニットMCUT00のチャネル部は接地電圧VSS(0V)に設定され、選択ワード線WL1に印加された書き込み電圧20Vとの電位差により、メモリセルトランジスタM1へのデータの書き込みがなされ、しきい値電圧が正方向にシフトして、たとえば消去状態の−3Vから2V程度になる。
以上説明したように、本第1の実施形態によれば、NAND型フラッシュメモリの読み出し時に昇圧回路を動作させる必要がなく、本来平均電流として20mA必要だった消費電流が約1/5の4mAに削減可能となる。この結果、読み出し動作におけるバッテリィー寿命が5倍と飛躍的に延び、セット機器設計者にとって差異化技術になることは言うまでもなく、また、エンドユーザーにとっても消費電力を抑えられ、結果的には、地球のエネルギー資源の削減に繋がる。
<第2実施形態>
図12は、本発明の第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。
本第2の実施形態のNAND型フラッシュメモリ10Aが第1の実施形態のNAND型フラッシュメモリ10と異なる点は、外部入力コマンド20が入力されると、そのコマンドの値によって、基本的にメモリセルトランジスタの記憶データは、論理「1」および論理「0」の2値、若しくは論理「11」、論理「10」、論理「01」および論理「00」の少なくとも4値、若しくはそれ以上の論理値を選択できるようにしたことにある。
たとえば、外部入力コマンド20の所定の1ビットが「0」の場合には記憶データは2値、「1」の場合には記憶データは多値として形成される。
図13はNAND型フラッシュメモリにおいて、1個のメモリトランジスタに2ビットからなり4値をとるデータを記録する場合の、しきい値電圧Vthレベルとデータ内容との関係を示す図である。
図13において、縦軸はメモリトランジスタのしきい値電圧Vthを、横軸はメモリトランジスタの分布頻度をそれぞれ表している。
また、1個のメモリトランジスタに記録するデータを構成する2ビットデータの内容は、〔IOn+1 ,IOn 〕で表され、〔IOn+1 ,IOn 〕=〔1,1〕,〔1,0〕,〔0,1〕,〔0,0〕の4状態が存在する。すなわち、データ「0(論理00)」、データ「1(論理01)」、データ「2(論理10)」、データ「3(論理11)」の4状態が存在する。
1個のメモリトランジスタに2ビットからなり4値をとるデータを記録する場合、たとえば以下のように行われる。
4値に対応する場合、たとえばパージバッファ回路13Aに2つのラッチ回路Q1,Q2が設けられる。
そして、4値の書き込みは3ステップで行われ、各ステップでページ単位に書き込みを行うすべてのセルが書き込み十分と判断された段階で次のステップに移行する。
まず、ラッチ回路Q1に格納されているデータによって書き込みが行われ、次にラッチ回路Q2、最後に再びラッチ回路Q1のデータによって書き込みが行われる。
ここで書き込みデータが(Q2,Q1)=(1,0)の場合は、たとえばラッチ回路Q1は書き込み十分となると“0”から“1”に反転するが、(Q2,Q1)=(0,0)の場合はラッチ回路Q1は3ステップ目の書き込みデータとしても使用する必要があるため第1ステップで書き込み十分となっても“0”から“1”に反転しない(できない)。
各ステップでの書き込み終了判定は、注目するラッチデータ(Q2またはQ1)が全て“1”となった段階でそのステップの書き込み終了と判定する。
書き込みデータ(Q2,Q1)=(0,0)のセルは、第1ステップでのラッチ回路Q1の反転は起こらないことから終了判定は行われない。
次に、読み出し動作について説明する。
まず、ラッチ回路Q1,Q2がクリアされる。
次に、ワード線電圧をVWL00(たとえば2.4V)として読み出しが行われる。しきい値電圧Vthがワード線電圧(2.4V)より高ければセル電流が流れないことによりビット線電圧はプリチャージ電圧を保持し、ハイがセンスされる。一方、しきい値電圧Vthがワード線電圧(2.4V)より低ければセル電流が流れることによりビット線電圧は降下し、ローがセンスされる。
次に、ワード線電圧VWL01(たとえば1.2V)で読み出しが行われ、最後にワード線電圧0Vで読み出しが行われる。
また、本第2の実施形態においては、記憶データが2値の場合の読み出し(リード)モードとして、2値高速モードと2値パワーダウンモードとを有する。
したがって、本第2の実施形態に係る昇圧回路15Aは、読み出し用昇圧回路を備えており、図14に示すように、昇圧回路15Aにモード信号MODが入力される。
2値パワーダウンモードは、第1の実施形態で説明したように、NAND型フラッシュメモリを搭載したシリコン・オーディオを始めとするセット機器において、ユーザーがたとえばバッテリィーに頼って戸外で音楽を楽しむ場合に有効である。
また、2値高速モードは、たとえばユーザーがバッテリィーに頼らず、AC電源のある自宅等で音楽再生を行う場合に有効である。なお、バッテリーに頼った再生動作時も2値高速モードを選択することは可能である。
たとえばモード信号MODは2ビットにより構成され、その2ビットが、「00」の場合「2値パワーダウンモード」、「01」の場合「2値高速モード」、「10」の場合「多値モード」として認識される。
「2値パワーダウンモード」の場合は、ブロックセレクト信号BSELはVccに設定し、次の段階でセレクト信号がVSS=0Vから電源電圧Vcc(3.3V)に立ち上がったときに自己昇圧でブロックセレクト信号BSELをVcc+Vth(3.3V+1V)以上となるようにしている。
この場合、書き込みのしきい値をVcc−Vthにして、ワード線電圧をVccするような構成として説明したが、たとえば書き込みしきい値をVcc程度としておき、ワード線をブートストラップにより2Vcc−Vthとなるように構成することも可能である。ブートストラップ機能を用いた方が、より確実に読み出しを行うことができる。
「2値パワーダウンモード」と「多値モード」の読み出し動作についてはすでに説明したので個々ではその説明は省略する。
「2値高速モード」におけるNAND型フラッシュメモリの読み出し動作時には、選択ブロック内の選択ワード線に0Vが印加され、それ以外、選択ゲート線SSL、GSLおよび選択ブロック内の非選択ワード線にはパス電圧であるVread=3.3Vが印加される。
そして、本実施形態の「2値高速モード」の場合、ブロックセレクト信号BSELをVcc+Vth(3.3V+1V)以上となるように昇圧回路15Aで昇圧して出力する。したがって、選択ゲート線SSL、GSLおよび選択ブロック内の非選択ワード線にはパス電圧(選択信号)であるVread=3.3Vをブロックセレクト信号BSELと並行して出力することができることから、「2値パワーダウンモード」に比べて高速読み出しを実現できる。
この場合、読み出し動作時に昇圧動作を伴うことから、「2値パワーダウンモード」に比べて多少の電力消費の増加があるが、転送ゲートのMOSトランジスタのしきい値Vth(1V)程度であり、本来の4.5Vに比べて昇圧すべき範囲も小さいことから、バッテリー消費の影響を最小限に抑えることができる。
本第2の実施形態によれば、上述した第1の実施形態と同様に効果を得ることができる。
すなわち、NAND型フラッシュメモリの読み出し時に昇圧回路を動作させる必要がなく、従来平均電流として20mA必要だった消費電流が約1/5の4mAに削減可能となる。この結果、読み出し動作におけるバッテリィー寿命が5倍と飛躍的に延び、セット機器設計者にとって差異化技術になることは言うまでもなく、また、エンドユーザーにとっても消費電力を抑えられ、結果的には、地球のエネルギー資源の削減に繋がる。
さらに、本第2の実施形態によれば、外部コマンドにより記録形態を2値または4値等の多値として選択することができることから、記録すべきデータの大きさに応じた使用を任意に選択することが可能である。
また、読み出しモードとしても、多値モードとともに、「2値パワーダウンモード」と「2値高速モード」を任意に選択することができることから、バッテリーの残量、あるいは戸外と自宅等の屋内において使用する場合に、有効である。
NAND型フラッシュメモリのメモリアレイの構成例を示す回路図である。 NAND型フラッシュメモリの消去、読み出し、書き込み動作のバイアス状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。 本実施形態に係るNAND型フラッシュメモリの1ブロックにおけるメモリセルアレイおよびロウデコーダを示す図である。 本実施形態の昇圧回路の昇圧すべき電圧について説明するための図である。 論理「0」となる書き込み後のメモリセルトランジスタのしきい値分布および論理「1」となる消去後のメモリセルトランジスタのしきい値分布を示す図である。 本実施形態における読み出し動作時のワード線の印加電圧を示す図である。 メモリセルトランジスタのセル電流について説明するための図である。 図4に対応したNAND型フラッシュメモリのセルアレイ部およびロウデコーダを示す図であって、データリード時の各駆動線のバイアス条件を示す図である。 読み出し動作を説明するためのタイミングチャートである。 図4に対応したNAND型フラッシュメモリのセルアレイ部およびロウデコーダを示す図であって、データライト時の各駆動線のバイアス条件を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るNAND型フラッシュメモリのブロック図である。 NAND型フラッシュメモリにおいて、1個のメモリトランジスタに2ビットからなり4値をとるデータを記録する場合の、しきい値電圧Vthレベルとデータ内容との関係を示す図である。 本第2の実施形態のモード信号が入力される昇圧回路を示す図である。
符号の説明
10,10A・・・NAND型フラッシュメモリ(不揮発性半導体記憶装置)、11・・・メモリセルアレイ、12・・・ロウデコーダ、13・・・ページバッファ回路、14・・・カラムデコーダ、15,15A・・・昇圧回路、16・・・周辺回路、17・・・外部入力の単一電源端子、18・・・外部入力の接地電位端子、19・・・ブロックアドレスデコーダ。

Claims (5)

  1. 電気的に書き換え可能な不揮発性メモリセルトランジスタを複数個直列接続した少なくとも一つのNAND型メモリセルユニットを含むメモリセルアレイと、
    上記複数のメモリセルトランジスタの制御端子に接続される複数の制御ゲート線と、
    上記メモリセルユニットが接続されるビット線と、
    上記制御ゲート線を選択する手段と、
    上記ビット線を選択する手段と、
    駆動電圧を対応する上記制御ゲート線に供給するための複数の駆動電圧供給線と、
    上記複数の駆動電圧供給線と対応する制御ゲート線を選択信号に応じて接続する、ゲートへの印加電圧よりしきい値電圧分降圧した駆動電圧を転送する転送ゲートと、
    外部入力の単一電源端子と、
    外部入力の接地電位端子と、
    上記外部入力の単一電源電圧以上の電圧が出力可能な昇圧回路と、を有し、
    上記メモリセルトランジスタの記憶データは、論理「1」および論理「0」の2値で定義される場合には、論理「1」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧は、上記接地電圧よりも低く設定され、一方、論理「0」を記憶するメモリセルトランジスタのしきい値電圧は、上記接地電圧よりも高く、かつ上記外部入力の単一電源電圧よりも低く設定され、
    上記昇圧回路は、
    消去動作時に入力される消去信号に応答して単一電源電圧より高電圧の消去電圧を生成し、書き込み動作時に入力される書き込み信号に応答して単一電源電圧より高電圧の書き込み電圧を生成するとともに、
    少なくとも2値高速モードと2値パワーダウンモードのいずれかを示すモード信号を受けて、
    上記モード信号が2値高速モードを示しているときは、上記転送ゲートのゲートに供給するための、単一電源電圧より上記転送ゲートのしきい値電圧分高い電圧を生成し、当該生成した電圧の上記選択信号を出力し、
    上記モード信号が2値パワーダウンモードを示しているときは、昇圧動作を行わず、
    上記2値パワーダウンモード時において、
    上記メモリセルの記憶データを読み出す際に上記制御ゲート線には、上記外部入力の単一電源電圧以下が印加され、上記転送ゲートのゲートには少なくとも上記外部入力単一電源電圧が印加される
    不揮発性半導体記憶装置。
  2. 上記2値パワーダウンモード時において、
    上記選択信号は、読み出し開始時に上記外部入力の単一電源電圧に設定され、上記駆動電圧供給線に供給される駆動電圧が単一電源電圧に立ち上がったときに自己昇圧される
    請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 上記メモリセルトランジスタの記憶データは、論理「1」および論理「0」の2値、若しくは論理「11」、論理「10」、論理「01」および論理「00」の少なくとも4値、若しくはそれ以上の論理値で定義でき、
    上記不揮発性半導体記憶装置は、上記モード信号を含む外部入力コマンドにより、上記メモリセルトランジスタの記憶データは、論理「1」および論理「0」の2値、若しくは論理「11」、論理「10」、論理「01」および論理「00」の少なくとも4値、若しくはそれ以上の論理値を選択できる
    請求項1または2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 上記NAND型メモリセルユニットは、
    一端側が第1の選択ゲートトランジスタを介して上記ビット線に接続され、
    他端側が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続され、
    上記第1の選択ゲートトランジスタのゲートが第1の選択ゲート線に接続され、上記第2の選択ゲートトランジスタのゲートが第2の選択ゲート線に接続され、
    上記2値高速モードおよび上記2値パワーダウンモードにおいて、
    選択されたメモリセルトランジスタの記憶データを読み出す際に、選択されたメモリセルトランジスタが接続された上記制御ゲート線および上記ソース線に接地電圧が印加され、非選択メモリセルトランジスタが接続された上記制御ゲート線、上記第1の選択ゲート線および上記第2の選択ゲートに外部入力の単一電源電圧または当該単一電源電圧により低い電圧が印加される
    請求項1からのいずれか一に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 複数のビット線を有し、
    上記NAND型メモリセルユニットは、
    一端側が第1の選択ゲートトランジスタを介して上記ビット線に接続され、
    他端側が第2の選択ゲートトランジスタを介してソース線に接続され、
    上記第1の選択ゲートトランジスタのゲートが第1の選択ゲート線に接続され、上記第2の選択ゲートトランジスタのゲートが第2の選択ゲート線に接続され、
    選択されたメモリセルトランジスタにデータを書き込む際に、
    書き込みを行うメモリセルトランジスタを有するメモリセルユニットが接続されたビット線に接地電圧、書き込みを禁止すべきメモリセルトランジスタを有するメモリセルユニットが接続されたビット線に電源電圧が印加され、
    上記書き込みを行うメモリセルトランジスタが接続された上記制御ゲート線に上記昇圧回路で生成された書き込み電圧が印加され、選択されていないメモリセルトランジスタが接続された他の行の上記制御ゲート線に上記昇圧回路で生成され、上記書き込み電圧より低く上記単一電源電圧より高い中間電圧が印加され、上記第1の選択ゲート線に外部入力の単一電源電圧が印加され、上記第2の選択ゲート線に接地電圧が印加される
    請求項1からのいずれか一に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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