JP4876235B2 - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は固体撮像素子及びその製造方法に係り、特に入射する光をフォトダイオード(光電変換領域)で光電変換して得られた電荷を一度蓄積するタイプの固体撮像素子及びその製造方法に関する。
固体撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)型撮像素子(以下、単にCCDという)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)型撮像素子(以下、CMOSセンサという)が知られているが、CMOSセンサは、CCDに比べて低電圧駆動が可能であり、多画素化と高速読出し化の要求に対応することが容易であり、近年、微細化とプロセス技術の向上により、このCMOSセンサの画質が向上したことから低消費電力で、かつ、高精細な映像が得られる撮像デバイスとして注目されている。この撮像デバイスとして注目され、広く普及しているCMOSセンサは、一般にはローリングシャッタ型である。
このローリングシャッタ型のCMOSセンサは、例えば、簡単のため2行4列の画素P11〜P24の図13(A)に示す概念図と共に説明すると、或る1行の画素P11〜P14を左方向から右方向へ順番に読み出しを行い(実線矢印I)、1行読み終わると次の行の先頭に戻り(破線矢印II)、続いて次の行を再び左から右方向へ読む(実線矢印III)という動作を繰り返す。従って、画素各々が選択されたときに初めて露光される処理になるので、画素すべて読み終わった時点で各々の画素で信号の取得時間が一致しない。CMOSセンサの全ての画素を読み終わった時点で1枚の絵を読んだことになる。
例えば、図13(B)に示すように画面左から右方向へ動く長方形150を撮影した場合、上記のローリングシャッタ型CMOSセンサを用いて撮影すると、撮影した画像は各行で撮影時刻が異なるために、上述のように画素を読んでいる間に撮影したい長方形が動いてしまうと、図13(C)に示すように、長方形150の移動により歪んで平行四辺形の像151となって撮影される。
このように、ローリングシャッタ型CMOSセンサでは、激しい動きのある物体を撮影した場合、図13(C)で示したように、読み出し方向に依存した画像の歪が生じてしまうため、CMOSセンサを用いて高速に動く物体を撮影したり、CMOSセンサ自身が動いて撮影することが難しかった。
上記の画像の歪みをなくすには、CCDのように、露光は全画素に対して同一の一定期間で行い、一定期間の露光後、全画素の電荷を一斉に各画素の所定領域に転送した後、読み出し期間内で、順次各画素から信号を読み出すグローバルシャッタの機能をCMOSセンサに備える構造とすればよい。このグローバルシャッタ型のCMOSセンサを製造する場合には、撮像デバイス内に電荷を一度蓄積させる構造が新たに必要になる。この種の従来のCMOSセンサの一例として閾値変調型のセンサが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図14はこの種の従来の固体撮像素子の1画素分の等価回路図を示す。図14に示す従来の固体撮像素子の画素1は、被写体光を光電変換するフォトダイオード2の蓄積電荷を全画素一斉に、PチャネルMOS型電界効果トランジスタである転送トランジスタ3を通して、NチャネルMOS型電界効果トランジスタである増幅トランジスタ5のウェル拡散層15に転送する。転送された電荷量に応じてウェル拡散層15の電位が変わるので、増幅トランジスタ5のソースから、しきい値電圧の変化あるいはオン抵抗の変化として画素信号出力線16に画素信号を取り出す。
次に、図14の固体撮像素子の駆動方法を図15のタイミングチャートに従って説明する。ここで、各MOS型電界効果トランジスタの特性として、転送トランジスタ3はゲート配線13の電位がハイレベル(High)のときオフ、ローレベル(Low)のときオンとなり、PチャネルMOS型電界効果トランジスタであるリセットトランジスタ4は、ゲート配線12の電位がLowのときオン、中間レベル(Middle)、及びハイレベル(High)のときオフ、NチャネルMOS型電界効果トランジスタである増幅トランジスタ5はゲート配線12の電位がLow、Middleのときはオフ、Highのときにオンとなるようにしきい値電圧が設定されているものとする。
リセットトランジスタ4と増幅トランジスタ5の両ゲートはゲート配線12に共通接続され、増幅トランジスタ5のソースは画素信号出力線16に接続されている。また、転送トランジスタ3は、ゲートがゲート配線13に接続され、ソースがリセットトランジスタ4のドレインと増幅トランジスタ5のバックゲートを構成するウェル拡散層15に接続されている。また、画素信号出力線16には負荷10がつながっており、負荷10には、スイッチ6とキャパシタ7とからなる第1の直列回路と、スイッチ8とキャパシタ9とからなる第2の直列回路とが並列に接続されている。これにより、光信号出力時とリセット信号出力時の負荷電圧をキャパシタ7、9に記憶できるようになっている。
まず、図15(A)、(B)に示すように全画素のゲート配線13、12の電位がそれぞれLowになり、転送トランジスタ3とリセットトランジスタ4とがそれぞれオンとなり、フォトダイオード2とウェル拡散層15の両方の電荷が基板に排出されリセットされる。その後、図15(A)に示すように全画素のゲート配線13の電位がHigh、同図(B)に示すように全画素のゲート配線12の電位がMiddleとなり、転送トランジスタ3とリセットトランジスタ4とがそれぞれオフとなり、全画素一斉にフォトダイオード2による光信号電荷の蓄積が開始される。
所定の蓄積時間終了後、図15(A)に示すように全画素のゲート配線13の電位がLowとなり、全画素でフォトダイオード2の光信号電荷が、オンとされた転送トランジスタ3を通して増幅トランジスタ5のウェル拡散層15へ転送され、転送終了後、ゲート配線13の電位はHighになり、転送トランジスタ3がオフとされる。この後読み出し処理は全画素から各行毎の順次読み出しとなる。
この行順次読み出しの際には、まず、図15(B)に示すように、ゲート配線12の電位をHighにすると、増幅トランジスタ5がオンとなり、ウェル拡散層15の光信号電荷に応じた出力を、増幅トランジスタ5を通して画素信号出力線16に出し、図15(D)にハイレベルで模式的に示すようにオンとされたスイッチ6を通して、キャパシタ7に記憶する(このときスイッチ8はオフである。)。続いて、図15(B)に示すように、ゲート配線12の電位がLowになり、増幅トランジスタ5がオフ、リセットトランジスタ4がオンとなり、ウェル拡散層15の光信号電荷がリセットトランジスタ4を通して基板に排出される(リセット)。
続いて、再び図15(B)に示すようにゲート配線12の電位をHighにすると、増幅トランジスタ5がオン、リセットトランジスタ4がオフとなり、画素信号出力線16にリセット時の信号出力が、増幅トランジスタ5を通して出力され、その信号出力は、図15(C)にハイレベルで模式的に示すようにオンとされたスイッチ8を通してキャパシタ9に記憶される(このときスイッチ6はオフである。)。これで画素からの読み出し処理は終わり、図示されていない減算処理手段を用いて、キャパシタ7、9に記憶された信号を減算処理し、センサ外に出力する。
図16は図14におけるフォトダイオード2、転送トランジスタ(PMOSFET)3、増幅トランジスタ(NMOSFET)5の部分に対応する素子断面図である。図16において、N型基板20上にP型拡散領域21が形成されており、これらにより図14のフォトダイオード2を構成する。また、基板20上のP型拡散領域21に近接した位置にP型拡散領域24が形成され、そのP型拡散領域24内にはN型拡散領域25が形成されている。P型拡散領域21、24をドレイン拡散層、ソース拡散層とし、それらの上方に形成されたゲート電極22とにより図14の転送トランジスタ3が構成される。
また、上記のN型拡散領域25、基板20上に形成されたN型拡散領域26は、それらをソース拡散層、ドレイン拡散層とし、それらの上方に形成されたゲート電極23とにより図14の増幅トランジスタ5が構成される。上記のP型拡散領域24は図14のウェル拡散層15に相当する。N型拡散領域25には図14の画素信号出力線16が接続され、また、N型拡散領域26には図14の電源ライン11が接続される。
ここで、P型拡散領域24(ウェル拡散層15)には、ポテンシャルポケット30が存在し、これはソース近傍でウェル拡散層と同じP型で不純物濃度が高くなっているので、ポテンシャルが一番低くなり、ここにホールがたまりやすくなる。従って、ポテンシャルポケット30がない場合より、しきい値の変動の影響が大きくなるので、信号の変換効率が向上する。
特開2003−17677号公報
しかるに、上記の従来の固体撮像素子では次のような問題が発生する。
(1)フォトダイオード2の信号蓄積時にゲート配線12をMiddleにして、リセットトランジスタ4をオフにしてしまう。この結果、ウェル15内では結晶欠陥、あるいはゲート酸化膜界面準位で発生した暗電流が排出されず、ウェル15内に蓄積される。ゲート配線13がLowになり、フォトダイオード2の電荷がウェル15に転送されると、暗電流の分が信号に重なってしまい、信号が劣化してしまう。
(2)従来の駆動方法では信号読み出し中にフォトダイオード2で信号蓄積ができない。
(3)リセットトランジスタ4を設けたために、画素のトランジスタ数が3個(転送トランジスタ3、リセットトランジスタ4、増幅トランジスタ5)と多くなり、開口率が劣化してしまう。
(4)ソース/ドレイン電極を形成するために半導体に高濃度のイオン注入を行うと、欠陥が形成されることがある。また、ソース電極コンタクト形成にて欠陥が入ってしまうこともある。大きな欠陥ができた場合にはアニール処理などで結晶欠陥を回復させることは難しい。閾値変調型CMOSセンサはゲートの下のソース近傍領域に、図16に示したポテンシャルポケット30を設けて電荷を蓄積させる構造(電荷蓄積部)になっており、この電荷転送部では動画読み出し速度30fpsで約33msec、60fpsで約17msec電荷を保持していなくてはならない。このためソース近傍の電荷蓄積部は結晶欠陥に弱く、ノイズの原因になる。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、開口率を向上できると共に、ポテンシャルポケットのような高濃度な領域を作らずにソース近傍にフォトダイオードから転送されたホールを局在させることが可能な固体撮像素子及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、S/Nの良好なグローバルシャッタ型の固体撮像素子及びその製造方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、第1の発明の固体撮像素子は、入射する光を光電変換して電荷として蓄積する光電変換領域と、電荷を電気信号として増幅し出力する増幅出力用トランジスタと、光電変換領域で蓄積した電荷を増幅出力用トランジスタへ転送する電荷転送手段とからなる画素が、複数規則的に配列されており、全画素の光電変換領域に同時に露光して光電変換して蓄積された電荷を、全画素の電荷転送手段により一斉に全画素の増幅出力用トランジスタに転送した後、各画素の増幅出力用トランジスタから出力された電気信号を撮像信号として順次外部に出力する固体撮像素子であって、増幅出力用トランジスタは、基板上のリング状ゲート電極と、基板におけるリング状ゲート電極の中心開口部に対応する位置に設けられたソース領域と、ソース領域に隣接するソース近傍領域と、ソース領域及びソース近傍領域に離間して設けられたドレイン領域とを有し、入力された電荷の量をしきい値の変化として出力するトランジスタであり、電荷転送手段は、光電変換領域に蓄積された電荷をソース近傍領域へ転送する手段であり、ソース領域に直接接続されたコンタクトが、ポリシリコンで形成されており、ソース領域は、ポリシリコンにドープされた所定の不純物がソース近傍領域内に熱拡散することによって形成された領域であり、かつ、ドレイン領域よりも浅い深さを有し、ソース近傍領域は、ソース領域を取り囲み、かつ、リング状ゲート電極の外周に達しないように基板に設けられていることを特徴とする。
この発明では、光電変換領域に蓄積された電荷は、基板に排出してリセットすることで、リセットトランジスタを有しない構造としたため、一つの画素はトランジスタ数が従来よりも1つ少ない、増幅出力用トランジスタと電荷転送手段を構成するトランジスタとの2トランジスタで構成できる。また、この発明では、ソース領域の近傍だけに形成されたソース近傍領域に、光電変換領域からの電荷を転送して蓄積するようにしたため、ポテンシャルポケットのような高濃度な領域を作らずに電荷(ホール)をソース近傍領域に局在させることができる。
また、この発明では、ソース領域に直接接続されたコンタンクトがポリシリコンで形成されているため、ソース領域に対するコンタクト形成時にソース領域の結晶欠陥発生を防止した固体撮像素子構造にできる。更に、この発明では、全画素の光電変換領域に同時に露光して光電変換して蓄積された電荷を、全画素の電荷転送手段により一斉に全画素の増幅出力用トランジスタに転送した後、各画素の増幅出力用トランジスタから光信号を撮像信号として順次出力するようにしたため、固体撮像素子をグローバルシャッタ型にできる。ここで、上記のソース近傍領域は、ソース領域を取り囲み、かつ、リング状ゲート電極の外周に達しないように基板に設けられている。また、上記のコンタクトは、リング状ゲート電極の外側の基板位置まで延在するように形成されていてもよい。
また、上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像素子は、被写体の光学像を複数の全画素のフォトダイオードに露光の開始と終了のタイミングが全画素同時となるように露光して光電変換して得た電荷を全画素に蓄積した後、露光の期間に蓄積した電荷を各画素から撮像信号として順次出力する固体撮像素子であって、半導体基板上に形成された第1導電型のウェル、及びウェルにおける所定の第1の領域とは異なる第2の領域に形成されてウェルに接続する第2導電型の埋め込み領域を有し、光学像を光電変換して電荷を蓄積するフォトダイオードと、第1の領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたリング状ゲート電極と、リング状ゲート電極の中央開口部に対応するウェル内の領域に形成された第1導電型の第1のソース領域と、第1のソース領域を取り囲み、かつ、リング状ゲート電極の外周に達しないようにウェル内に埋め込まれて形成されて第1のソース領域に接続しフォトダイオードから転送された電荷を蓄積する第2導電型のソース近傍領域と、ウェルにおける第1の領域とは異なる第3の領域に第1のソース領域及びソース近傍領域に離間して形成された第1導電型の第1のドレイン領域とを有し、ソース近傍領域に蓄積された電荷を撮像信号として出力する増幅出力用トランジスタと、第1の領域上に、リング状ゲート電極の一部を覆うように形成された転送ゲート電極を有し、埋め込み領域を第2のソース領域とし、ソース近傍領域を第2のドレイン領域とし、フォトダイオードに蓄積された電荷を増幅出力用トランジスタへ全画素一斉に転送する電荷転送トランジスタと、リング状ゲート電極の中央開口部を介して第1のソース領域に接続するポリシリコンからなるコンタクト部と、を画素毎に備え、第1のソース領域は、ポリシリコンにドープされた所定の不純物がソース近傍領域内に熱拡散することによって形成された領域であり、かつ、第1のドレイン領域よりも浅い深さを有することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像素子を製造する方法、入射した光を光電変換して電荷として蓄積する光電変換領域を有する基板上の光電変換領域とは異なる位置に、第1の絶縁膜を挟んでリング状ゲート電極を形成する第1の工程と、リング状ゲート電極の上部に第2の絶縁膜を挟んで、光電変換領域に蓄積された電荷を転送するための電荷転送手段を構成する転送ゲート電極を形成する第2の工程と、基板におけるリング状ゲート電極の中心開口部に対応する位置に、リング状ゲート電極の外周に達しないようにソース近傍領域を形成する第3の工程と、リング状ゲート電極及び転送ゲート電極の各側面に第3の絶縁膜によるサイドスペーサを形成する第4の工程と、サイドスペーサを用いたセルフアラインによって、基板が露出するようにリング状ゲート電極の中心開口部内の第1の絶縁膜を除去する第5の工程と、第5の工程で露出した基板に直接接続するように、所定の不純物がドープされたポリシリコンからなるコンタクトを形成する第6の工程と、基板におけるリング状ゲート電極の外側の位置に、ドレイン領域を形成する第7の工程と、ポリシリコンにドープされた所定の不純物をソース近傍領域内に熱拡散させ、ソース近傍領域内にドレイン領域よりも浅い深さを有するソース領域を形成する第8工程と、を含むことを特徴とする。
この発明では、リング状ゲート電極の中心開口部に対応する位置の基板に直接接続するポリシリコンからなるコンタクトを形成した後、リング状ゲート電極の外側の基板位置にドレイン領域を形成する。
また、上記の目的を達成するため、本発明の固体撮像素子の製造方法は、上記の第2の発明のポリシリコンはドーパントを含んでおり、また、上記の第7の工程後に、ドーパントを基板におけるコンタクトと接続する範囲を含む近傍に拡散させてソース領域を形成する第8の工程を含むことを特徴とする。この発明では、上記のポリシリコンによるコンタクトの拡散によりドレイン領域よりも浅い深さのソース領域を、ソース近傍領域内に形成することができる。
本発明によれば、ソース領域に直接接続されたコンタンクトがポリシリコンで形成された構造であり、また、上記のコンタクトとなるポリシリコンを拡散することによりドレイン領域よりも浅い深さのソース領域を、ソース近傍領域内に形成することができ、これによりソース近傍領域内のソース領域をイオン注入法を使用しないで形成することができるため、ソース領域形成時のイオン注入によるソース領域の結晶欠陥の発生を防止でき、結晶欠陥によるノイズの発生を防止でき、読み出し信号のS/Nを向上できる。
また、本発明によれば、信号読み出し中に光電変換領域に電荷を蓄積でき、また、ソース領域の近傍だけに形成されたソース近傍領域に、光電変換領域からの電荷を転送して蓄積することにより、ポテンシャルポケットのような高濃度な領域を作らずに電荷(ホール)をソース近傍領域に局在させることができるため、グローバルシャッタ型固体撮像素子の読み出し信号のS/Nを向上できる。
また、本発明によれば、一つの画素はトランジスタ数が従来よりも1つ少ない、増幅出力用トランジスタと電荷転送手段を構成するトランジスタとの2トランジスタで構成できるため、開口率を従来よりも向上でき、これにより感度を向上できる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明になる固体撮像素子の第1の実施の形態の構造について説明する。図1(A)は本発明になる固体撮像素子の第1の実施の形態の1画素当たりの平面図、図1(B)は同図(A)のX−X’線に沿う縦断面図を示す。図1(A)、(B)に示すように、本実施の形態の固体撮像素子は、p+型基板41上にp-型エピタキシャル層42を成長させてある。このエピタキシャル層42の層内にnウェル43がある。nウェル43上にはゲート酸化膜44を挟んで、図1(A)に示すように、第1のゲート電極として平面形状がリング状のゲート電極45が形成されている。なお、ゲート酸化膜44はSiO膜(二酸化シリコン膜;以下、酸化膜と略す)である。
リング状ゲート電極45の中央開口部のnウェル43の表面にはn+型のソース領域46がある。ソース領域46に隣接して、ソース領域46を取り囲むようにp型のソース近傍領域(ソース近傍p型領域)47がある。このソース近傍p型領域47のドーパント濃度は、1e16cm−3〜1e19cm−3の範囲であり、また、n型のソース領域46のドーパント濃度は、1e18cm−3〜1e21cm−3の範囲である。ソース近傍p型領域47は、リング状ゲート電極45の外周部に達していない。
ソース領域46とソース近傍p型領域47の外側の離間した位置にはn+型のドレイン領域48が形成されており、また、リング状ゲート電極45の外側のnウェル43中には、埋め込みのp-型領域49がある。この埋め込みのp-型領域49とnウェル43とは、図1(A)に示す光電変換領域としての埋め込みフォトダイオード50を構成している。ソース領域46はポリシリコン製のコンタクト(ポリシリコンコンタクト)59を介してメタル配線であるソース電極配線54に接続されている。このポリシリコンコンタクト59は、図1(A)に示すように、その上面形状は、リング状ゲート電極45の外周部を越えない大きさの矩形である。
埋め込みフォトダイオード50とリング状ゲート電極45との間には、第2のゲート電極である転送ゲート電極51がある。ドレイン領域48、リング状ゲート電極45、転送ゲート電極51には、それぞれメタル配線であるドレイン電極配線52、リング状ゲート電極配線53、転送ゲート電極配線55が接続されている。また、上記の各構成の上部は、図1(B)に示すように絶縁膜58で被覆され、更にその絶縁膜58上に遮光膜56が形成されており、その遮光膜56の埋め込みフォトダイオード50に対応した位置には開口部57が穿設されている。この遮光膜56は金属、あるいは有機膜等で形成される。光は、開口部57を通して埋め込みフォトダイオード50に達して光電変換される。
この第1の実施の形態では、ポリシリコンコンタクト59によりソース電極を引き出しているので、金属電極のコンタクト位置を自由に設計することができ、ソース電極への金属配線のレイアウトが容易になるという特長がある。なお、図1(A)にはポリシリコンコンタクト59とソース電極配線54との接合面を60で示す。
次に、本発明になる固体撮像素子の画素構造と撮像素子全体の構造について、電気回路で表現した図2と共に説明する。同図において、画素は画素敷き詰め領域61にm行n列で配置されている。図2ではこれらm行n列の画素のうち、s行t列の一画素62を代表として等価回路で表現している。この画素62は、増幅用MOSFET63と、フォトダイオード64と、転送ゲートMOSFET65とからなり、増幅用MOSFET63のドレインがフォトダイオード64のn側端子とドレイン電極配線66(図1の52に相当)に接続され、転送ゲートMOSFET65のソースがフォトダイオード64のp側端子に接続され、ドレインが増幅用MOSFET63のバックゲート(図1のソース近傍p型領域47)に接続されている。
なお、上記の増幅用MOSFET63は、図1(B)ではリング状ゲート電極45直下のソース近傍p型領域47をゲート領域とし、n+型のソース領域46及びn+型のドレイン領域48を有するnチャネルMOSFETであり、入力された電荷を光信号に変換し、かつ、増幅して出力する増幅出力用トランジスタでもある。また、上記の転送ゲートMOSFET65は、図1(B)では転送ゲート電極51直下のnウェル43をゲート領域、フォトダイオード50の埋め込みのp-型領域49をソース領域、ソース近傍p型領域47をドレインとするpチャネルMOSFETである。
図2において、m行n列の各画素から1フレーム分の信号を読み出すために、まず読み出しを始める合図を出すフレームスタート信号を発生させる回路67がある。このフレームスタート信号は撮像素子の外から与えられてもよい。このフレームスタート信号は垂直シフトレジスタ68に供給される。垂直シフトレジスタ68は、m行n列の各画素のうちの何行目の画素を読み出すかを指示する信号を出力する。
s行目のゲート電位制御回路70は、増幅用ゲート電極配線69を通してs行目の各画素内の増幅用MOSFET63のリング状ゲート電極(図1の45に相当)に接続され、s行目の転送ゲート電位制御回路72は転送ゲート電極配線71(図1の55に相当)を通して転送ゲートMOSFET65のゲート電極(図1の51に相当)と接続され、s行目のドレイン電位制御回路73はドレイン電極配線66(図1の52に相当)を通して増幅用MOSFET63のドレイン、フォトダイオード64のn側端子と接続されている。
また、ゲート電位制御回路70は垂直シフトレジスタ68から信号を受け、転送ゲート電位制御回路72はフレームスタート信号発生回路67から信号を受け、ドレイン電位制御回路73はフレームスタート信号発生回路67と垂直シフトレジスタ68から信号を受けて、演算処理し、リング状ゲート電極配線69、転送ゲート電極配線71、ドレイン電極配線66の各電位を制御する。
増幅用MOSFET63のゲート電極は行毎に制御するので、ゲート電極配線69は横方向に配線する。転送ゲートMOSFET65のゲート電極は全画素一斉に制御するので、縦方向の配線でもよいが、ここでは横方向で表現している。ドレイン電位制御は、全画素一斉に制御する場合と、行毎に制御する場合とがあり、ドレイン電極配線66は、ここでは横方向で表現している。
画素62の増幅用MOSFET63のソース電極につながるソース電極配線74(図1の54に相当)は縦方向に配線され、配線の一方はスイッチSW1を介してソース電位制御回路75に接続され、もう一方はスイッチSW2を介して、信号読み出し回路76に接続されている。信号を読み出すときにはSW1をオフ、SW2をオンにし、ソース電位を制御するときにはSW1をオン、SW2をオフにする。
信号読み出し回路76には負荷77があり、また、ソース電極配線74を通じて増幅用MOSFET63のソース電極と接続されており、ソースフォロア回路を形成する。負荷77は例えば電流源である。負荷(電流源)77の一端は接地されており、他端はスイッチsc1、sc2を介してキャパシタC1,C2の一端と接続されている。キャパシタC1,C2の他端は接地され、またその一端は差動アンプ78の反転入力端子、非反転入力端子にそれぞれ接続されC1,C2の電位差を出力するようになっている。
このような信号読み出し回路76はCDS回路(相関二重サンプリング回路)と呼ばれ、ここに描かれた以外にも種々の回路が開示されており、この回路に限るわけではない。信号読み出し回路76から出力された信号は、水平シフトレジスタ79により制御されるスイッチswtを介して出力される。
次に、図2に示す等価回路の駆動方法について、図3のタイミングチャートと共に説明する。代表してs行t列の画素62に注目する。まず、図3(1)に示す期間では、埋め込みのフォトダイオード64(図1(A)の50)に光が入射し、光電変換効果により電子・ホール対が発生し、フォトダイオード64の埋め込みp-型領域(図1の49)にホールが蓄積される。このとき転送ゲート電極配線71の電位はドレイン電位Vddと同じになっており、転送ゲートMOSFET65はオフ状態である。これらの蓄積は、前フレームの読み出し操作が行われている時に同時に実行されている。
前フレームの読み出しが終了すると、図3(A)に示すように、フレームスタート信号発生回路67からパルスが出力される。続く、図3に示す期間(2)では、全画素で電荷が一斉にフォトダイオード64から増幅用MOSFET63のバックゲートへ、ホール電荷を転送するために、図3(B)に示すように、転送ゲート電位制御回路72の制御信号電位がVddからLow2に下がり、転送ゲートMOSFET65がオン状態にされる。
このとき、ゲート電位制御回路70により制御されるゲート電極配線69の電位は、図3(C)に示すように、LowからLow1になるが、Low2の方がLow1よりも大きい。Low1はLowと同じでもよい。最も簡便にはLow1=Low=0(V)に設定する。
一方、ソース電位制御回路75からスイッチSW1を介してソース電極配線74から増幅用MOSFET63のソースに供給されるソース電位をはじめとする、全画素のソース電位は図3(D)に示すように電位S1に設定される。S1>Low1であり、これにより、増幅用MOSFET63がオフのままであり、電流が流れないようにする。この結果、全画素のフォトダイオードに蓄積された電荷(ホール)が、対応する画素の増幅用MOSFETのゲート電極の下に一斉に転送される。
図1(B)に示すリング状ゲート電極45の下の領域で、ソース近傍p型領域47が最もポテンシャルが低いので、フォトダイオード64に蓄積されていたホールは、増幅用MOSFET63のバックゲート(ソース近傍p型領域47)に達し、そこに蓄積される。ホールが蓄積される結果、ソース近傍p型領域47の電位が上昇する。
続いて、図3(3)に示す期間では、同図(B)に示すように転送ゲート電極が再びVddになり、転送ゲートMOSFET65がオフになる。これにより、フォトダイオード64では再び光電変換効果により電子・ホール対が発生し、フォトダイオード64の埋め込みp-型領域49にホールが蓄積され始める。この蓄積動作は次の電荷転送時まで続けられる。
一方、読み出し操作は行単位で順番に行われるので、1行目〜(s−1)行目を読み出す期間(3)では、増幅用MOSFET63のゲート電極の電位は図3(C)に示すようにLowの状態で、バックゲート(ソース近傍p型領域47)にホールを蓄積したまま待機状態となる。ソース電位は他の行からの信号読み出しが行われている間、その画素からの信号の値により、様々な値をとり得る。また、増幅用MOSFET63のゲート電極電位は行毎に様々な値をとり得るが、s行目ではLowに設定され、増幅用MOSFET63がオフ状態である。
続く図3(4)〜(6)に示す期間では、s行t列目の画素62からの信号読み出しが行われる。まず、増幅用MOSFET63がバックゲート(ソース近傍p型領域47)にホールを蓄積した状態で、図3(E)に示す垂直シフトレジスタ68の出力信号が、同図(H)に示すようにローレベルである期間(4)において、ゲート電位制御回路70からゲート電極配線69に出力される制御信号により、増幅用MOSFET63のゲート電極45の電位を図3(K)に示すように、LowからVg1に上げる。
ここで、上記の電位Vg1は、前述した各電位Low、Low1、Vddとの間に
Low≦Low1≦Vg1≦Vdd (ただし、Low<Vdd)
なる不等式が成立する電位である。また、上記の期間(4)ではスイッチSW1が図3(I)に示すようにオフ、スイッチSW2が同図(J)に示すようにオン、スイッチsc1が同図(M)に示すようにオン、スイッチsc2が同図(N)に示すようにオフとされる。この結果、増幅用MOSFET63のソースに接続されたソースフォロア回路が働き、増幅用MOSFET63のソース電位は、図3(L)に示すように期間(4)ではS2(=Vg1−Vth1)となる。ここで、Vth1とはバックゲート(ソース近傍p型領域47)にホールがある状態での、増幅用MOSFET63のしきい値電圧である。このソース電位S2がオンとされているスイッチsc1を通してキャパシタC1に記憶される。
続く図3(5)に示す期間では、ゲート電位制御回路70からゲート電極配線69に出力される制御信号により、増幅用MOSFET63のゲート電極の電位を図3(K)に示すようにHigh1に上げると同時に、同図(I)、(J)に示すようにスイッチSW1をオン、スイッチSW2をオフとすると共に、ソース電位制御回路75から出力されるソース電位を同図(L)に示すようにHighsに上げる。ここで、High1、Highs>Low1である。
上記の電位High1及びHighsの値は同じであっても異なっていてもよいが、設計の簡単のためにはHigh1、Highs≦Vddが望ましい。簡便な設定では、High1=Highs=Vddとする。また、増幅用MOSFET63がオンして電流が流れないような電位設定にすることが望ましい。この結果、ソース近傍p型領域47のポテンシャルが上昇し、nウェル43のバリアを越えてホールがエピタキシャル層42に排出される(リセット)。
続く図3(6)に示す期間では、再び前記期間(4)と同じ信号読み出し状態にする。
ただし、期間(4)とは異なり、図3(M)、(N)に示すように、スイッチsc1はオフ、スイッチsc2はオンとする。リング状ゲート電極は図3(K)に示すように期間(4)と同じVg1とする。しかし、この期間(6)では直前の期間(5)でホールが基板に排出されていて、ソース近傍p型領域47にはホールが存在しないので、増幅用MOSFET63のソース電位は、図3(L)に示すように期間(6)ではS0(=Vg1−Vth0)となる。ここでVth0は、バックゲート(ソース近傍p型領域47)にホールがない状態での増幅用MOSFET63のしきい値電圧である。このソース電位S0はオンとされたスイッチsc2を介してキャパシタC2に記憶される。
図2に示す差動アンプ78はキャパシタC1とC2の電位差を出力する。すなわち、差動アンプ78は(Vth0−Vth1)を出力する。この出力値(Vth0−Vth1)は、ホール電荷によるしきい値変化分である。その後、水平シフトレジスタ79から出力される図3(F)に示すパルスのうち、同図(O)に示すt列目の出力パルスに基づき、図2の出力スイッチswtがオンとされ、このswtのオン期間に図3(P)にハッチングにより模式的に示すように、差動アンプ78からのホール電荷によるしきい値変化分が画素62の出力信号Voutとしてセンサ外へ出力される。
続いて、図3に(7)で示す期間では、再びリング状ゲート電極45の電位を図3(B)に示すようにLowにし、ソース近傍p型領域47にはホールがない状態で、全ての行の信号処理が終了するまで(s+1行〜n行の画素の読み出しが終了するまで)待機する。これらの読み出し期間中、フォトダイオード64では光電変換効果によるホールの蓄積が進行している。その後、前記期間(1)に戻って、ホールの転送から繰り返す。これにより、各画素から図3(G)に示す出力信号が読み出される。すべての画素から信号を読み出すと、再び次のフレームが開始される。
このように、図1に示した本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態では、図2に示したようにその画素62内のトランジスタは、増幅用MOSFET63及び転送ゲートMOSFET65の2つであり、フォトダイオード64に蓄積された電荷は、基板であるエピタキシャル層42に排出してリセットすることで、リセットトランジスタを有しない構造としたため、トランジスタ数が従来よりも1つ少なくなった分だけ開口率を上げることができる。また、図1に示した本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態では、p型半導体拡散層をソース近傍p型領域47として、ソース領域46の近傍だけに作るようにしている。また、ソース近傍p型領域47の濃度は自由に設定することができる。
更に、図1に示した本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態では、リング状のゲート電極45を持つリング状ゲートMOSFET63が増幅出力用MOSFETであり、各画素内に増幅用MOSFETを持つという意味で、CMOSセンサの一種である。そして、このCMOSセンサは、フォトダイオードに蓄積された電荷(ホール)が、対応する画素のリング状ゲート電極の下のソース近傍p型領域47に一斉に転送されるようにすることで、グローバルシャッタを実現している。このため、図13に示したような動きのある画像撮像時の撮像画像信号の歪みの発生を防止できる。
なお、図3の期間(5)のリセット時のソース電極配線74の電位供給はソース電位制御回路75から供給する以外の方法もある。期間(5)でスイッチSW1、SW2を共にオフとして、ソース電極配線74をフローティングにする。ここでゲート電極配線69の電位をHigh1とすると増幅用MOSFET63がオン状態となり、ソース電極にドレインから電流が供給され、ソース電極電位が上昇する。この結果、ソース近傍p型領域47のポテンシャルが持ち上げられ、nウェル43のバリアを越えて、ホールがp型エピタキシャル層42に排出される(リセット)。ホールが完全に排出されたときの増幅用MOSFET63のソース電極電位は、High1−Vth0になる。この方法では、ソース電位制御回路75のうち、Highsを供給するトランジスタを削減することができ、チップ面積を減らすことができる。
次に、本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態の製造方法について、特にリング状ゲートMOSFETと2層ポリシリコン、ポリシリコン電極形成の製造方法を、図面を参照しながら以下に述べる。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。
まず、図4(A)に示すように、イオン注入法を適用してP型不純物を、加速エネルギー300〜400keV,ドーズ量1〜9E12/cm程度nウェル43上に注入した後、そのnウェル43が形成されているシリコン基板を熱酸化させ、nウェル43の表面にゲート酸化膜44としての熱酸化膜を、例えば5nm〜15nm程度の膜厚で形成する。ここで用いたシリコン基板はp型のエピタキシャル層がp型Si基板上に成長された、シリコンエピウェハを選んでいる。
続いて、図4(A)の状態のウェハに、化学気相成長(CVD)法を適用してリン(P)がドープされたポリシリコン膜を200〜400nm程度の厚さに形成し、その上にフォトリソグラフィでリング状ゲート電極(第1ゲート電極)45の形状になるようにレジストを形成する。次に、上記のレジストをマスクとしてリンドープポリシリコンをエッチングし、レジスト剥離を行うことにより、図4(B)に示すような、図1のリング状ゲート電極45を構成するポリシリコン膜81を形成する。この平面形状がリング状のポリシリコン膜81の厚さは、以下の工程で出てくるセルフアラインによるイオン注入を実現するために、注入の突き抜け影響が出ない程度の厚さが好ましい。
続いて、図4(C)に示すように、上記の素子を600〜800℃程度でウェット酸化し、上述のリング状のポリシリコン膜81の上面及び側面に10〜30nm程度の酸化膜82を形成する。次に、上記のように形成されたポリシリコン膜81及び酸化膜82からなる第1ゲート電極上と、酸化膜44上に、図4(D)に示すように、CVD法を適用してリンをドープしたポリシリコン膜83を150nm〜250nm程度の厚さで被覆形成する。
続いて、フォトリソグラフィでリング状のポリシリコン膜81及び酸化膜82の一部に重なる位置で、かつ、図4(D)に示したポリシリコン83の上にレジストを形成した後、そのレジストをマスクとしてポリシリコン83のエッチングを行い、更に上記のレジストを剥離すると、図5(A)に示すように、図1に示した第2ゲート電極である転送ゲート51に相当するポリシリコン膜84が形成される。このようにして、ポリシリコン膜81(リング状ゲート電極45)と、ポリシリコン膜84(転送ゲート電極51)とによる2層ポリシリコン電極構造が形成される。
この状態で図5(B)に示すように、素子上にリング状のポリシリコン膜81の中央開口部とポリシリコン膜81の一部にかかる位置に対応した位置に開口部を有するレジスト85をフォトリソグラフィで被覆形成した後、イオン注入法を適用して、加速エネルギー60〜120keV,ドーズ量1〜9E12/cmの条件でBFを注入した後、更にp型不純物である例えば砒素(As)を、加速エネルギー20〜70keV,ドーズ量1〜9E12/cmの条件でイオン注入することで、後に形成されるソース電極を囲むようにp型領域であるホール蓄積領域(ホールポケット)86を形成することができる。また、上記のBFとAsの関係であるが、低ノイズにするためにホールポケットが埋め込みになるように選ぶのが好ましい。
続いて、上記のレジスト85を剥離した後、図5(C)に示すように、例えば800℃程度の雰囲気中でウェット酸化を行って転送ゲート電極であるポリシリコン膜84の表面に酸化膜87を形成した後、素子全面にSiN膜(窒化シリコン膜;以下、窒化膜と略す)88を100nm〜200nm程度の膜厚で形成する。次に、この図5(C)に示す断面構造の素子を全面エッチバックすることで、図6(A)に示すような窒化膜88を用いたサイドスペーサを形成する。
続いて、このようにして形成された2層ポリシリコンゲートのリング状トランジスタの中心に、リンドープポリシリコンによるコンタクトをセルフアラインで形成するために、図6(B)に示すように、リング状のポリシリコン膜81の中央開口部とポリシリコン膜81の一部にかかる位置に対応した位置に開口部89aを有するレジスト89をフォトリソグラフィで被覆形成する。
このとき、フォトリソグラフィ工程で形成するレジスト89の開口部89aの横方向の大きさを、図6(B)に示すように、形成するコンタクトホールより広く、ポリシリコン膜81のサイドスペーサとしての窒化膜88が一部露出し、かつ、ゲート電極であるポリシリコン膜81に達しないほどの大きさにしておくと、セルフアラインでコンタクトホールが形成できる。つまり、リング状のポリシリコン膜81の中心開口部の内径よりも開口部89aの穴径を小さくし、更にその穴径よりもリング状ポリシリコン膜81の中心開口部内のシリコン面(nウェル43の表面)の直径を小さくすることで、セルフアラインでコンタクトホールが形成できる。
続いて、この図6(B)の断面形状の素子(ウェハ)を、レジスト89をマスクとして、フッ酸等、窒化膜88と酸化膜44の選択比の良い条件でエッチングし、図6(B)に90で示すゲート酸化膜44の所定の部分のみを除去する。また、酸化膜のフッ酸エッチ工程ではゲート酸化膜44と窒化膜88との選択比を十分確保するために、サイドスペーサ88で用いたSiNは緻密な熱酸化膜である必要がある。
なお、ゲート酸化膜44のエッチングはドライエッチングも可能である。このようなプロセスを行うと、リンドープポリシリコンのコンタクトホール形成をセルフアラインで実現するために、リング状ゲート電極の中心開口部に対応したゲート酸化膜44の一部分90のみをエッチングすることができる。
その後、レジスト89を剥離し、CVD法にて図6(C)に示すように、n型不純物であるリン(P)が高濃度でドープされたポリシリコン膜91を100〜250nm程度の膜厚で素子全面に被覆形成し、その後にフォトリソグラフィ工程でレジストをコンタクトポリシリコンパターン形状に形成し、そのレジストをマスクとしてポリシリコンエッチングを行うことで、図7(A)に示すように、2層ポリシリコン構造のリング状ゲート電極の中心に、リンドープポリシリコンのポリシリコン膜92でコンタクトをすることができる。
続いて、図7(B)に示すように、図7(A)の素子の上面にフォトリソグラフィ工程により、酸化膜82の一部と、ポリシリコン膜84とフォトダイオード50を除く任意のゲート酸化膜44上が露出するように開口部がパターン形成されたレジスト93を形成した後、レジスト93をマスクとしてイオン注入法を適用して、n型不純物である砒素(As)を加速エネルギー30keV〜100keV、ドーズ量1E15〜1E16/cmという条件でイオン注入することにより、セルフアラインでドレイン領域48となるn+型の拡散層を形成する。
最後に、レジスト93を剥離し、850〜1000℃程度で熱処理を行い、Si基板中のリンがドープされたポリシリコン膜92中のリンの熱拡散と注入した不純物の活性化を同時に行うと、図7(C)に示すように、p領域86中にリング状のポリシリコン膜81の外周に達しない大きさのn型のソース領域46が形成され、図1(A)、(B)に示した構造の本発明の第1の実施の形態の固体撮像素子が製造される。
このように、イオン注入法を使用せずに、CVD法でSi基板上に直接高濃度にn型不純物のリンがドープされたポリシリコン膜91を形成し、そのポリシリコン膜92からの熱拡散でソース領域46を形成すると、イオン注入法で形成したドレイン領域48よりも浅く形成することができる。このようにソース領域46をドレイン領域48よりも浅く形成できると、ソース領域46の下のホールポケット等のn−p−n−pプロファイルに余裕を持たせることができるので、製造が容易になる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の固体撮像素子の第2の実施の形態の構造について説明する。図8(A)は本発明になる固体撮像素子の第2の実施の形態の1画素当たりの平面図、図8(B)は同図(A)のXーX’線に沿う縦断面図、図9は図8(A)のY−Y’線に沿う縦断面図を示す。図8(A)、(B)及び図9中、図1(A)、(B)と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態は、図8(A)及び図9に示すように、リング状ゲート電極45の中心開口部に対応するnウェル43の表面の位置に形成されたソース領域46に接続されるポリシリコン製のコンタクト(ポリシリコンコンタクト)95が、リング状ゲート電極45の外周部を越えて図8(A)のY方向にまで引き出された形状である点に特徴がある。
また、ポリシリコンコンタクト95を、図9に示すように、リング状ゲート電極45の外側において、メタル配線であるソース電極配線54に接続するレイアウトにすると、図8(B)に示すドレイン電極配線52、リング状ゲート電極配線53、ソース電極配線54、転送ゲート電極配線55の深い所と浅い所の差を、第1の実施の形態よりも小さくできるため、各電極配線52〜55のためのビアホールを一度に形成しようとした場合、第1の実施の形態よりも製造が容易である。また、このポリシリコンコンタクト95により、ソース領域46とソース電極配線54との接続の設計自由度が向上する。
なお、本実施の形態の基本原理、素子の動作は第1の実施の形態と同じである。また、本実施の形態の製造方法は第1の実施の形態のそれとほぼ同じであり、図6(C)の工程では、CVD法にてリン(P)が高濃度でドープされたポリシリコン膜91を100〜250nm程度の膜厚で素子全面に被覆形成するが、その後のフォトリソグラフィ工程でレジストを図10に示すように、図8(A)のY−Y’方向に伸ばして、リング状のポリシリコン膜81の一方の部分は完全に開口したコンタクトポリシリコンパターン形状のレジストを作成し、そのレジストをマスクとしてポリシリコンエッチングを行うことで、図10に示すように、2層ポリシリコン構造のリング状ゲート電極の中心にコンタクトし、かつ、リング状のポリシリコン膜81の一方の部分を完全に被覆したリンドープポリシリコンのポリシリコン膜98を形成する。
その後、800〜1000℃程度の熱処理による拡散イオン注入による活性化を行うことにより、図11に示すように、p領域86中にリング状のポリシリコン膜81の外周に達しない大きさのn型のソース領域46が形成され、図8(A)、(B)、図9に示した構造の本発明の第2の実施の形態の固体撮像素子が製造される。
(第3の実施の形態)
上記の第1及び第2の実施の形態では、サイドスペーサを窒化膜88で形成したが、フッ酸によるエッチングの時間を調整することで、サイドスペーサを酸化膜で形成することもできる。本実施の形態の基本原理、素子のセンサチップの動作は第1及び第2の実施の形態と同じである。
また、本実施の形態の固体撮像素子の製造方法は、リング状のポリシリコン膜81の中心開口部にイオン注入で、p型のホール蓄積領域(p領域86)を形成するまでの製造工程(図4(A)〜図5(B))は第1及び第2の実施の形態の製造工程と同じである。以後、窒化膜88の替わりに、図12(A)に示すように、CVD法を適用して、酸化膜100を例えば100〜200nm程度の膜厚にて形成し、この酸化膜100を全面エッチバックし図12(B)に示す様な形状を形成する。
その後、図12(C)に示すように、フォトリソグラフィ工程で形成したいコンタクトホールの直径L1より大きく、かつ、リング状のポリシリコン膜81の内径よりも小さな穴径の開口部101aを有するパターンのレジスト101を、素子上面に被覆形成する。そして、レジスト101をマスクとしてフッ酸にてゲート酸化膜44をエッチングする。このとき、サイドスペーサも酸化膜100であるので、フッ酸で多少エッチングされ、図12(B)のL1と図12(C)のL2を比較した場合、L2>L1の関係になる。なお、サイドスペーサを全てエッチングしてしまうと、ホールポケットが十分確保できなくなり画質が低下してしまうので、全てエッチングしないようにする。
なお、プロセスの一例としてフッ酸ではなく、ドライエッチングの時間を調整することで形成することもできる。ゲート酸化膜44の一部のエッチング後の製造工程は、上述の第1の実施の形態の製造工程と同じである。
本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態の1画素当たりの平面図、及びX−X’線に沿う縦断面図である。 本発明の固体撮像素子の画素構造と撮像素子全体の構造について、電気回路で表現した図である。 図2の動作説明用タイミングチャートである。 本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態の製造方法を説明する各工程での素子断面図(その1)である。 本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態の製造方法を説明する各工程での素子断面図(その2)である。 本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態の製造方法を説明する各工程での素子断面図(その3)である。 本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態の製造方法を説明する各工程での素子断面図(その4)である。 本発明の固体撮像素子の第2の実施の形態の1画素当たりの平面図、及びX−X’線に沿う縦断面図である。 図8(A)のY−Y’線に沿う縦断面図である。 本発明の固体撮像素子の第2の実施の形態の製造方法の要部の工程での素子断面図(その1)である。 本発明の固体撮像素子の第2の実施の形態の製造方法の要部の工程での素子断面図(その2)である。 本発明の固体撮像素子の第3の実施の形態の製造方法の要部の各工程での素子断面図である。 ローリングシャッタ型のCMOSセンサの読み出し方法と動きのある被写体画像とその撮影画像の一例を示す図である。 従来の固体撮像素子の1画素分の一例の等価回路図である。 図14の画素の駆動方法の説明用タイミングチャートである。 図14の画素のフォトダイオード、転送トランジスタ(PMOSFET)、増幅トランジスタ(NMOSFET)の部分に対応する一例の素子断面図である。
符号の説明
43 nウェル
45 リング状ゲート電極
46 n+型ソース領域
47 ソース近傍p型領域
48 n+型ドレイン領域
49 埋め込みp-型領域
50、64 フォトダイオード
51 転送ゲート電極
52、66 ドレイン電極配線
54、74 ソース電極配線(出力線)
55、71 転送ゲート電極配線
59、95 ポリシリコンコンタクト
60 ポリシリコンコンタクト接合面
61 画素敷き詰め領域
62 画素
63 リング状ゲートMOSFET
65 転送ゲートMOSFET
81 ポリシリコン膜(リング状ゲート電極)
82、87、100 酸化膜
83、98 ポリシリコン膜
84 ポリシリコン膜(転送ゲート電極)
85、89、93、101 レジスト
86 p領域
88 窒化シリコン膜(窒化膜)
91、92 リンドープポリシリコン膜

Claims (4)

  1. 入射する光を光電変換して電荷として蓄積する光電変換領域と、前記電荷を電気信号として増幅し出力する増幅出力用トランジスタと、前記光電変換領域で蓄積した電荷を前記増幅出力用トランジスタへ転送する電荷転送手段とからなる画素が、複数規則的に配列されており、全画素の前記光電変換領域に同時に露光して光電変換して蓄積された電荷を、全画素の前記電荷転送手段により一斉に全画素の前記増幅出力用トランジスタに転送した後、各画素の前記増幅出力用トランジスタから出力された前記電気信号を撮像信号として順次外部に出力する固体撮像素子であって、
    前記増幅出力用トランジスタは、基板上のリング状ゲート電極と、前記基板における前記リング状ゲート電極の中心開口部に対応する位置に設けられたソース領域と、該ソース領域に隣接するソース近傍領域と、前記ソース領域及び前記ソース近傍領域に離間して設けられたドレイン領域とを有し、入力された前記電荷の量をしきい値の変化として出力するトランジスタであり、前記電荷転送手段は、前記光電変換領域に蓄積された前記電荷を前記ソース近傍領域へ転送する手段であり、前記ソース領域に直接接続されたコンタクトが、ポリシリコンで形成されており、
    前記ソース領域は、前記ポリシリコンにドープされた所定の不純物が前記ソース近傍領域内に熱拡散することによって形成された領域であり、かつ、前記ドレイン領域よりも浅い深さを有し、前記ソース近傍領域は、前記ソース領域を取り囲み、かつ、前記リング状ゲート電極の外周に達しないように前記基板に設けられていることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記コンタクトは、前記リング状ゲート電極の外側の基板位置まで延在するように形成されていることを特徴とする請求項記載の固体撮像素子。
  3. 被写体の光学像を複数の全画素のフォトダイオードに露光の開始と終了のタイミングが全画素同時となるように露光して光電変換して得た電荷を全画素に蓄積した後、前記露光の期間に蓄積した電荷を各画素から撮像信号として順次出力する固体撮像素子であって、
    半導体基板上に形成された第1導電型のウェル、及び前記ウェルにおける所定の第1の領域とは異なる第2の領域に形成されて前記ウェルに接続する第2導電型の埋め込み領域を有し、前記光学像を光電変換して電荷を蓄積するフォトダイオードと、
    前記第1の領域上にゲート絶縁膜を介して形成されたリング状ゲート電極と、前記リング状ゲート電極の中央開口部に対応する前記ウェル内の領域に形成された第1導電型の第1のソース領域と、前記第1のソース領域を取り囲み、かつ、前記リング状ゲート電極の外周に達しないように前記ウェル内に埋め込まれて形成されて前記第1のソース領域に接続し前記フォトダイオードから転送された前記電荷を蓄積する第2導電型のソース近傍領域と、前記ウェルにおける前記第1の領域とは異なる第3の領域に前記第1のソース領域及び前記ソース近傍領域に離間して形成された第1導電型の第1のドレイン領域とを有し、前記ソース近傍領域に蓄積された電荷を前記撮像信号として出力する増幅出力用トランジスタと、
    前記第1の領域上に、前記リング状ゲート電極の一部を覆うように形成された転送ゲート電極を有し、前記埋め込み領域を第2のソース領域とし、前記ソース近傍領域を第2のドレイン領域とし、前記フォトダイオードに蓄積された前記電荷を前記増幅出力用トランジスタへ全画素一斉に転送する電荷転送トランジスタと、
    前記リング状ゲート電極の中央開口部を介して前記第1のソース領域に接続するポリシリコンからなるコンタクト部と、
    を画素毎に備え、
    前記第1のソース領域は、前記ポリシリコンにドープされた所定の不純物が前記ソース近傍領域内に熱拡散することによって形成された領域であり、かつ、前記第1のドレイン領域よりも浅い深さを有することを特徴とする固体撮像素子。
  4. 固体撮像素子を製造する方法であって、
    入射した光を光電変換して電荷として蓄積する光電変換領域を有する基板上の前記光電変換領域とは異なる位置に、第1の絶縁膜を挟んでリング状ゲート電極を形成する第1の工程と、
    前記リング状ゲート電極の上部に第2の絶縁膜を挟んで、前記光電変換領域に蓄積された電荷を転送するための電荷転送手段を構成する転送ゲート電極を形成する第2の工程と、
    前記基板における前記リング状ゲート電極の中心開口部に対応する位置に、前記リング状ゲート電極の外周に達しないようにソース近傍領域を形成する第3の工程と、
    前記リング状ゲート電極及び前記転送ゲート電極の各側面に第3の絶縁膜によるサイドスペーサを形成する第4の工程と、
    前記サイドスペーサを用いたセルフアラインによって、前記基板が露出するように前記リング状ゲート電極の中心開口部内の前記第1の絶縁膜を除去する第5の工程と、
    前記第5の工程で露出した前記基板に直接接続するように、所定の不純物がドープされたポリシリコンからなるコンタクトを形成する第6の工程と、
    前記基板における前記リング状ゲート電極の外側の位置に、ドレイン領域を形成する第7の工程と、
    前記ポリシリコンにドープされた前記所定の不純物を前記ソース近傍領域内に熱拡散させ、前記ソース近傍領域内に前記ドレイン領域よりも浅い深さを有するソース領域を形成する第8工程と、
    を含むことを特徴とする固体撮像素子の製造方法。
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