JP4875861B2 - 定着液及びトナーの定着装置 - Google Patents
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R1COOR2
で示される化合物であり、R1は、炭素数が11以上14以下のアルキル基であり、R2は、炭素数が1以上3以下のアルキル基であることを特徴とする。これにより、トナーに含まれる樹脂に対する溶解性又は膨潤性を向上させることができる。
R3(COOR4)2
で示される化合物であり、R3は、炭素数が3以上8以下のアルキレン基であり、R4は、炭素数が2以上5以下のアルキル基であることを特徴とする。これにより、トナーに含まれる樹脂に対する溶解性又は膨潤性を向上させることができる。
R5(COOR6−O−R7)2
で示される化合物であり、R5は、炭素数が2以上8以下のアルキレン基であり、R6は、炭素数が2以上4以下のアルキレン基であり、R7は、炭素数が1以上4以下のアルキル基であることを特徴とする。これにより、トナーに含まれる樹脂に対する溶解性又は膨潤性を向上させることができる。
R1COOR2
で示される化合物であり、R1は、炭素数が11以上14以下のアルキル基であり、R2は、炭素数が1以上3以下のアルキル基であることが好ましい。これにより、トナーに含まれる樹脂に対する溶解性を向上させることができる。また、臭気指数が10以下であり、不快臭や刺激臭を有さない。
R3(COOR4)2
で示される化合物であり、R3は、炭素数が3以上8以下のアルキレン基であり、R4は、炭素数が2以上5以下のアルキル基であることが好ましい。これにより、トナーに含まれる樹脂に対する溶解性を向上させることができる。また、臭気指数が10以下であり、不快臭や刺激臭を有さない。
R5(COOR6−O−R7)2
で示される化合物であり、R5は、炭素数が2以上8以下のアルキレン基であり、R6は、炭素数が2以上4以下のアルキレン基であり、R7は、炭素数が1以上4以下のアルキル基であることが好ましい。これにより、トナーに含まれる樹脂に対する溶解性を向上させることができる。また、臭気指数が10以下であり、不快臭や刺激臭を有さない。
<実施例1>
コハク酸ジエトキシエチル15重量%、水49重量%、ショ糖ラウリン酸エステル1重量%、1,3−ブタンジオール35重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、10mPa・秒(コーンアンドプレート:φ60・1°)であった。
<実施例2>
コハク酸ジエトキシエチル7重量%、水72重量%、ポリオキシエチルアルキルエーテル系界面活性剤ID−206(日本油脂社製)1重量%、ポリビニルピロリドン20重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、20mPa・秒(コーンアンドプレート:φ60・1°)であった。
<実施例3>
コハク酸ジエトキシエチル7重量%、水72重量%、ポリオキシエチルアルキルエーテル系界面活性剤ID−206(日本油脂社製)1重量%、ポリビニルピロリドン10重量%、ポリアクリルアミド10重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、50mPa・秒(コーンアンドプレート:φ60・1°)であった。
<実施例4>
コハク酸ジエトキシエチル7重量%、水90.5重量%、ショ糖ラウリン酸エステル1重量%、ポリアクリル酸ナトリウム0.5重量%、トリエタノールアミン1重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、1Pa・秒(コーンアンドプレート:φ20・1°)であった。
<実施例5>
アジピン酸ジイソブチル4重量%、エタノール(LD50=20g/kg)20重量%、水40重量%、ショ糖ラウリン酸エステル1重量%、1,3−ブタンジオール35重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、10mPa・秒(コーンアンドプレート:φ60・1°)であった。
<実施例6>
ラウリン酸エチル3重量%、エタノール20重量%、水40重量%、ショ糖ラウリン酸エステル1重量%、1,3−ブタンジオール36重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、10mPa・秒(コーンアンドプレート:φ60・1°)であった。
<実施例7>
コハク酸ジエトキシエチル5重量%、水92.5重量%、アセチレングリコール系界面活性剤1重量%、ポリアクリル酸(カーボポール940)0.5重量%、トリエタノールアミン1重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、10Pa・秒(コーンアンドプレート:φ20・1°)であった。
<実施例8>
コハク酸ジエトキシエチル5重量%、水92.7重量%、アセチレングリコール系界面活性剤1重量%、ポリアクリル酸(カーボポール940)0.3重量%、トリエタノールアミン1重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、2Pa・秒(コーンアンドプレート:φ20・1°)であった。
<実施例9>
コハク酸ジエトキシエチル5重量%、水37.1重量%、エタノール55.7重量%、アセチレングリコール系界面活性剤1重量%、ポリアクリル酸(カーボポール940)0.2重量%、トリエタノールアミン1重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、1Pa・秒(コーンアンドプレート:φ20・1°)であった。
<実施例10>
コハク酸ジエトキシエチル5重量%、プロピレングリコール91.8重量%、アセチレングリコール系界面活性剤1重量%、ポリオール変性シリコン系界面活性剤1重量%、ポリアクリル酸(カーボポール940)0.2重量%、トリエタノールアミン1重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、300mPa・秒(コーンアンドプレート:φ60・1°)であった。
<実施例11>
コハク酸ジエトキシエチル5重量%、水34.5重量%、ポリオール変性シリコーンオイル0.5重量%、プロピレングリコール60重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、10mPa・秒(コーンアンドプレート:φ60・1°)であった。
<比較例1>
コハク酸ジエトキシエチル7重量%、水92重量%、ショ糖ラウリン酸エステル1重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度は、1.5mPa・秒(コーンアンドプレート:φ60・1°)であった。
<比較例2>
コハク酸ジエトキシエチル7重量%、水62重量%、プロピレングリコール30重量%、ショ糖ラウリン酸エステル1重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、4.5mPa・秒(コーンアンドプレート:φ60・1°)であった。
<比較例3>
コハク酸ジエトキシエチル7重量%、水89重量%、ショ糖ラウリン酸エステル1重量%、ポリアクリル酸ナトリウム1重量%、トリエタノールアミン2重量%を混合攪拌して、透明な定着液を作製した。定着液の粘度(25℃)は、50Pa・秒(コーンアンドプレート:φ20・1°)であった。
12、13、14、18、19 支持ローラ
15BK、15Y、15M、15C 画像形成ユニット
16 感光体ドラム
17 二次転写装置
20 二次転写ベルト
21 ベルトクリーニング装置
22 記録媒体(記録紙)
23 給紙ローラ
24 帯電装置
25 現像装置
26 クリーニング装置
27 除電装置
28 一次転写装置
31 定着液
32 未定着トナー層
33 記録紙
34 定着液容器
35 スプレーガン
36 軟化した未定着トナー層
37 平滑化ローラ
38 定着トナー
39 搬送ローラ
Claims (13)
- トナーを記録媒体に定着させる定着液において、
水に可溶な状態で保持されており、前記トナーに含まれる樹脂に対して溶解性又は膨潤性を示す脂肪族エステルを含有し、
25℃における粘度が10mPa・秒以上10Pa・秒以下であることを特徴とする定着液。 - 多価アルコール類をさらに含有することを特徴とする請求項1に記載の定着液。
- 前記多価アルコール類は、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール及びグリセリンからなる群より選択される一種以上の化合物であることを特徴とする請求項2に記載の定着液。
- 水溶性樹脂をさらに含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の定着液。
- 前記水溶性樹脂は、ポリビニルピロリドン及びポリアクリルアミドを含有することを特徴とする請求項4に記載の定着液。
- 前記水溶性樹脂は、ポリアクリル酸又はポリアクリル酸塩を含有することを特徴とする請求項4又は5に記載の定着液。
- 前記脂肪族エステルは、飽和脂肪族エステルを含有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の定着液。
- 前記飽和脂肪族エステルは、一般式
R1COOR2
で示される化合物であり、
R1は、炭素数が11以上14以下のアルキル基であり、
R2は、炭素数が1以上3以下のアルキル基であることを特徴とする請求項7に記載の定着液。 - 前記脂肪族エステルは、脂肪族ジカルボン酸エステルを含有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の定着液。
- 前記脂肪族ジカルボン酸エステルは、一般式
R3(COOR4)2
で示される化合物であり、
R3は、炭素数が3以上8以下のアルキレン基であり、
R4は、炭素数が2以上5以下のアルキル基であることを特徴とする請求項9に記載の定着液。 - 前記脂肪族エステルは、脂肪族ジカルボン酸ジアルコキシアルキルを含有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の定着液。
- 前記脂肪族ジカルボン酸ジアルコキシアルキルは、一般式
R5(COOR6−O−R7)2
で示される化合物であり、
R5は、炭素数が2以上8以下のアルキレン基であり、
R6は、炭素数が2以上4以下のアルキレン基であり、
R7は、炭素数が1以上4以下のアルキル基であることを特徴とする請求項12に記載の定着液。 - トナーを記録媒体に定着させるトナーの定着装置において、
請求項1乃至12のいずれか一項に記載の定着液を、前記トナーを有する前記記録媒体に供給する手段を少なくとも有することを特徴とするトナーの定着装置。
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