JP4869964B2 - 携帯電子機器 - Google Patents
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Description
LCDは、輝度がバックライトにより液晶パネルに入射される光量で制御されるのに対し、OLEDは、有機層に流れる電流により制御されるため、発光していない部分は完全に黒表示となりコントラストが非常に高いという特徴を持つ。
特許文献1には、データ表示の表示速度を設定し、設定された速度で画像を表示させる無線通信端末が開示されている。
特許文献2には、外部電源の接続を検知したときに表示の反転表示と非反転表示の切換えを行う表示装置が開示されている。
特許文献3には、表示エリアを複数に分割して時間に応じて表示エリアを変更する端末装置が開示されている。
特許文献4には、RGB各発光素子のうち、発光輝度の経時的劣化速度が大きい素子に対応する色ほど、画像の白表示部を構成するRGB比率が小さく成るように、計算により画像の白表示の色度座標を決定する携帯型電話機が開示されている。
制御部12はまた、画像中に、単一色指定が連続する領域であって、なおかつ所定面積以上の領域を有する単一色領域があれば、当該単一色領域を抽出し、その描画色を単一色から模様入りに変更して描画する。制御部12は更に、複数の表示素子の所定数ごと、単一色で連続して描画指示されているか否かに基づき単一色領域の抽出を行う。また、画像中に表示オブジェクトを描画する際に、その背景となる色として単一色が指定されている場合、あるいは色の指定が無い場合には、背景を模様入りとする動作を実行する。
主制御部120は、表示部15に所定の画像を描画させるように制御する機能を持つ他、接続される通信部11、音声処理部14、表示部15、操作部16との間でデータ交換を行う制御部12としての制御中枢となる。
また、描画・表示制御部121は、上記した主制御部12による制御の下、後述する記憶部13にビットマップデータを描画し、また、表示部15の表示タイミングに同期して記憶部13からビットマップデータを読み出して表示部15に表示する。
記憶部13は、例えば、不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成されるものとする。
すなわち、音声処理部14は、マイクから入力される音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部12に出力する。
また、音声処理部14は、制御部12から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカに出力する。
例えば、携帯電話機発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、バッテリ残量、発信成否、待ち受け画面などの各種の情報や画像を表示する。
ここでは、表示部15として、複数の発光素子(R,G,Bの三原色ごとに一つずつ設けられる)にて一つのピクセル(表示素子)を構成し、このような表示素子が縦横に多数並べて構成され、当該複数の表示素子毎の発光状態を制御することにより画面の表示を行う有機ELディスプレイであって、具体的には、複数の発光素子にて一つの画素を構成し、当該複数の発光素子ごとの光量を調整することにより画素ごとに色を生成し、当該画素の集合体により画面表示を行う、所謂、有機EL表示デバイス(OLEDパネル)を用いることとする。
上記した制御部12の描画・表示制御部121により出力される映像信号(VIDEO)は、タイミング制御部151により、RGB信号、垂直同期(VD)および水平同期信号(HD)に分離される。このうち、RGB信号は、一旦、カラム駆動部152によりアナログラッチで保持された後、指定されたタイミングでOLEDパネル本体155のカラム本数分並列に一度に出力される。出力された信号は、それぞれ電圧から電流値に変換され、カラムを定電流駆動する。これにより、所定周期で表示更新が行われる。
ここで、所定面積以上あると判定された場合(S305“YES”)、主制御部120は、同色(階調)と判定された画面領域を、例えば、ハッチングや網掛け等、任意の柄模様入りの色コードに置換して記憶部13のワーク領域132に書き込む。そして、描画・表示制御部121は、表示メモリ領域133への展開時に任意の柄模様入りの色コードを読み出し、指定色に任意の柄模様を重ね合わせた画像パターンを描画する。なお、描画・表示制御部121は、単一色指定で連続する領域が所定面積以上無ければ(S305“NO”)、上記した加飾を施すことなく、指定色にしたがい描画する(S304)。
ここで、合致する表示オブジェクトがあれば(S308“YES”)、主制御部120は上記した色コードの置換を行って描画・表示制御部121を起動し、描画・表示制御部121は、指定色を置換して記憶部13の表示メモリ領域133に描画する(S306)。すなわち、描画・表示制御部121は、同色(階調)であると判定されたブロックに対し、例えば、ハッチングや網掛け等、任意の柄模様を重ね合わせて記憶部13の表示メモリ領域133に描画する。なお、所定ブロック以上無ければ(S308“NO”)、指定色を置換することなく、指定色に従い描画する(S304)。
なお、ステップS306における指定色の置換、描画処理において、主制御部120は、表示部15に模様入りの描画を行わせる処理を行う都度、異なる模様で描画を行うように制御するものとする。また、ステップS301の描画パターンの解析処理において、解析に要する単位ブロックは大きいほど階調解析に時間を要するため性能が落ちるが、解析の信頼性が高く、一方、単位ブロックが少なければ、隣接するブロックが同色か否かについての信頼性が低く、したがって、ここで設定される単位ブロック数は、性能と信頼性のトレードオフにより決定するものとする。
これに対し、図4(e)(f)に示されるように、単一色や淡いパターンの領域部分の階調解析を行い、その領域に、ハッチング(パターン#5)や柄模様(パターン#6)を埋め込むことで、焼付いた箇所を見え難くすることが可能である。このように、焼付いた状態においても、単一色や淡い色で覆われたパターンではなく、ハッチングや柄、あるいは格子状等のパターンにより表示修飾を施すことで、その焼付いた(輝度劣化)パターンは視認し難くなる。
なお、上記した本発明の実施の形態によれば、制御部12が、描画すべきデータが生成されるとその描画データを表示部15に供給する前に単一色指定が連続する領域の有無を判定し、単一色指定領域があればその表示色を模様入りの色コードに変更して表示部15に供給する構成としたが、表示部15を構成するドライバ(図2のタイミング制御部151)にその機能を持たせても同様の効果が得られる。この場合、制御部12の負担が軽減される。また、本発明の実施の形態によれば、表示部15としてOLEDパネルのみ例示したが、他に、プラズマ等自発光型のフラットパネルについても同様に応用が可能である。
なお、ハッチングや網かけ等の模様のパターンを複数有している場合、どのパターンを優先的に使用するか、ユーザが操作部16で指定できるようにしてもよい。この場合、ステップS306の処理において、主制御部120は、優先指定されたパターンを優先して置換するように制御する。
なお、本発明の携帯電子機器が持つ各構成ブロックの機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウエアで実現してもよい。例えば、主制御部120における処理や、描画・表示制御部121におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウエアで実現してもよい。
Claims (4)
- 複数の表示素子を有し、当該複数の表示素子ごとの発光状態を制御することにより表示を行う表示部と、
前記表示部に、所定の画像を描画させるように制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記画像中に、単一色指定が連続する領域であって、
当該領域が所定面積以上ある単一色領域の場合は、当該単一色領域を抽出し、その描画色を前記単一色から模様入りに変更して描画し、
当該領域が所定の面積以上ない場合は、前記単一色を描画するように前記表示部を制御する
ことを特徴とする携帯電子機器。 - 前記制御部は、
前記複数の表示素子の所定数ごと、単一色で連続して描画指示されているか否かに基づき前記単一色領域の抽出を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。 - 前記制御部は、
前記表示部に模様入りの描画を行わせる処理を行う都度、異なるパターンで描画を行うように制御する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。 - 前記制御部は、
前記模様として、複数のパターンから選択可能である
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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