JP2008102233A - 映像信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 映像の左右若しくは上下に帯を付加して表示装置に表示させる場合に、OSD機能を利用することにより、容易かつ効果的に焼き付き現象を低減できる映像信号処理装置を提供する。
【解決手段】 所定の表示手段(例えば、プラズマディスプレイパネル等)に映像信号に基づく映像を表示させるための表示制御手段を備えた映像信号処理装置において、黒帯検出手段により主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、オンスクリーン表示手段により前記黒帯に対応する領域に所定の静止画像を副映像として表示させるとともに、所定の時間間隔で前記静止画像を変更するようにした。
【選択図】 図5

Description

本発明は、DVDプレイヤーやテレビジョン受像機等の映像信号処理装置に関し、特に、黒帯(サイドパネル)を付加された映像を表示させる場合に有効な技術に関する。
一般に、DVD(Digital Versatile Disk)には4:3(横縦比)の画面サイズで映像が収録されるが、このときのフォーマットとして、スタンダード、レターボックス、スクィーズの3種類がある。
スタンダードでは、4:3の画面サイズの映像がそのままDVDに記録される。レターボックス(LB)では、16:9の映像の上下に黒帯(サイドパネル)を付加することで4:3の画面サイズにしてDVDに記録される。また、スクィーズでは、16:9の映像を左右から圧縮して4:3の画面サイズにしてDVDに記録される。
また近年では、テレビジョン放送においても、4:3のスタンダードサイズだけでなく、16:9のレターボックスサイズで番組が提供されている。
そのため、DVDに記録されている映像や放送局から提供される映像を視聴する場合、主映像の画面フォーマット(アスペクト比)とテレビジョン受像器等の表示装置のアスペクト比によっては黒帯が付加されて表示されることがある。
例えば、アスペクト比が16:9のワイドテレビD1にスタンダードで収録された映像Imを表示させると映像の左右に黒帯Bが表示され(図6(a))、アスペクト比が4:3のテレビD2にレターボックスで収録された映像を表示させると映像の上下に黒帯Bが表示される(図6(b))。なお、表示装置のアスペクト比に応じて主映像のサイズを変換することで黒帯を表示させなくすることもできる。
ところで、プラズマディスプレイパネル(PDP)等の表示装置では、映像の周辺に黒帯が長時間表示されると、画面に輝度差を生じやすくなるため、焼き付き現象が発生することがある。
そこで、映像に黒帯が付加されて表示されることに伴う焼き付き現象を軽減するための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、元の映像に黒帯が付加されている場合に、その黒帯の映像信号に代えて灰色のマスク信号を出力する技術が開示されている。また、特許文献2には、主映像に黒帯を付加する場合に、主映像の平均輝度レベルに基づいて黒帯部分の輝度制御を行う技術が開示されている。さらに、特許文献3には、映像と黒帯との境界部分を波打たせることにより焼き付きを防止する技術が開示されている。
特開2003−219320号公報 特開2005−323147号公報 特許第3562584号
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、黒帯に灰色のマスクを付加して表示させるので帯部分を黒色とした場合に比べると全体としての映像との輝度差は小さくなるが、長時間黒帯が表示され続けた場合には焼き付きが生じる可能性がある。
また、特許文献2に記載の技術は、主映像の平均輝度レベルと縁映像(黒帯)の輝度レベルとの差がしきい値を超えた回数が、規定時間内で規定回数以上となったときに、縁映像の輝度レベルを主映像の平均輝度レベルに近づけるように変更しているが、複雑な処理が必要であり、効率よく焼き付きを防止する技術とはいえない。
また、特許文献3に記載の技術は、主映像と黒帯との境界部分を波打たせるものであり、黒帯の表示自体を変更するものではない。
本発明は、映像の左右若しくは上下に黒帯を付加して表示装置に表示させる場合に、OSD機能を利用することにより、容易かつ効果的に焼き付き現象を低減できる映像信号処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するためになされたもので、所定の表示手段(例えば、PDP等)に映像信号に基づく映像を表示させるための表示制御手段を備えた映像信号処理装置であって、前記表示制御手段は、入力映像信号(放送局から提供又はディスク記憶媒体から読み出し)に基づく映像を主映像として前記表示手段に表示させるための映像信号処理手段と、前記主映像に副映像を重畳して表示可能なオンスクリーン表示手段と、前記主映像の上下又は左右に黒帯が含まれるか否かを判定する黒帯検出手段と、を有し、前記黒帯検出手段により前記主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、前記オンスクリーン表示手段により前記黒帯に対応する領域に所定の静止画像を副映像として表示させるとともに、所定の時間間隔で前記静止画像を変更することを特徴とする。
また、前記表示制御手段は、前記主映像のシーンの変化を検出するシーン変化検出手段を有し、前記シーン変化検出手段により主映像のシーンが変化したと判定された場合に、前記静止画像を変更することを特徴とする。例えば、映像信号処理手段においてIピクチャ(MPEG2のフレーム間符号化方式におけるピクチャの一つで、他のピクチャの情報を使用せず、それ自身のピクチャ情報のみで符号化可能なピクチャ)が復号化されたことや、主映像の平均輝度レベルの変化が所定値を超えたことに基づいて、主映像のシーンの変化を検出することができる。これにより、主映像のシーンの変化に対応して黒帯領域に重畳される静止画像が変更されるので、静止画像の変化に伴う違和感を軽減できる。
さらに、前記表示制御手段は、前記オンスクリーン表示手段により単色で塗りつぶされた帯映像を前記所定の静止画像として表示させ、所定の時間間隔で前記帯映像の表示色を変更することを特徴とする。これにより、黒帯領域に表示される副映像が主映像の視聴を著しく妨げるのを回避できるとともに、効果的に表示手段における焼き付きを防止できる。
また、前記表示制御手段は、前記主映像の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出手段を有し、前記黒帯検出手段により前記主映像の左右に黒帯が含まれると判定された場合には、前記平均輝度レベル検出手段により前記主映像の水平ライン毎の平均輝度レベルを検出し、前記所定の静止画像の水平ラインの輝度を、該水平ラインに対応する前記主映像の水平ラインの平均輝度レベルに合わせるように制御する一方、前記黒帯検出手段により前記主映像の上下に黒帯が含まれると判定された場合には、前記平均輝度レベル検出手段により前記主映像の垂直ライン毎の平均輝度レベルを検出し、前記所定の静止画像の垂直ラインの輝度を、該垂直ラインに対応する前記主映像の垂直ラインの平均輝度レベルに合わせるように制御することを特徴とする。これにより、主映像と副映像との輝度差は水平ライン毎又は垂直ライン毎に最適化されるので、より効果的に表示手段における焼き付きを防止できる。
また、所定の表示手段に映像信号に基づく映像を表示させるための表示制御手段を備えた映像信号処理装置であって、前記表示制御手段は、入力映像信号に基づく映像を主映像として前記表示手段に表示させるための映像信号処理手段と、前記主映像に副映像を重畳して表示可能なオンスクリーン表示手段と、前記主映像の上下又は左右に黒帯が含まれるか否かを判定する黒帯検出手段と、を有し、前記黒帯検出手段により前記主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、前記オンスクリーン表示手段により前記黒帯に対応する領域に所定の動画像を副映像として表示させることを特徴とする。例えば、パソコン等で利用されているスクリーンセイバーのような動画を黒帯領域に表示させるのが望ましい。
本発明によれば、DVDプレイヤー等の映像信号処理装置において、黒帯検出手段により主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、オンスクリーン表示手段により黒帯に対応する領域に所定の静止画像を副映像として表示させるとともに、所定の時間間隔で前記静止画像を変更するようにしたので、PDP等の表示装置において焼き付きが生じるのを効果的に防止することができる。
また、映像信号処理装置において、黒帯検出手段により前記主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、前記黒帯に対応する領域に所定の動画像を副映像として表示させるようにしたので、PDP等の表示装置において焼き付きが生じるのを効果的に防止することができる。
また、一般的な映像信号処理装置が備えるOSD機能を利用するために、副映像として表示する静止画像の変更や、動画像の描画を比較的容易に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る映像信号処理装置の一実施形態としてのDVD(Digital Versatile Disc)プレイヤーのブロック図である。
本実施形態のDVDプレイヤー100は、制御部10と、チューナブロック20と、入力部21と、リモコン信号受信部22と、リモコン装置23と、DVDドライブ24と、AVエンコーダ25と、エンコード用メモリ26と、音声信号処理部27と、映像信号処理部28と、映像信号合成部29と、OSD(オンスクリーンディスプレイ)生成部30と、を備えて構成されており、各ブロックはバス40を介してそれぞれ電気的に接続されている。
チューナブロック20は、アンテナを介して所望のチャンネルに対応するディジタルテレビジョン放送信号を受信するとともに、ディジタルテレビジョン放送信号をディジタル映像データおよびディジタル音声データに分離する。
入力部21は、DVDプレイヤー100の前面パネルに設けられる各種操作ボタンである。また、リモコン信号受信部22は、複数の操作ボタンが配置されたリモコン装置23からのリモコン信号(赤外線信号)を受信し、制御部10に供給する。
DVDドライブ24は、ディスク状記憶媒体としての光ディスク(例えば、DVDビデオやDVD−R、DVD−RW)にディジタル映像音声データを記録したり、光ディスクに記録されている映像音声データを再生したりする。
AVエンコーダ25は、音声処理部27で復号化されたディジタル音声データ及び映像信号処理部28で復号化されたディジタル映像データを、DVDドライブ24に装着された光ディスクに記録可能な所定形式のディジタル映像音声データ(AVデータ)に変換する。このとき、作業領域としてエンコード用メモリ26が使用される。
音声信号処理部27は、チューナブロック20でテレビジョン放送信号から分離されたディジタル音声信号或いはDVDドライブ24に装着された光ディスクから読み出されたディジタル音声信号に対して、復号処理やサラウンド処理等の各種ディジタル音声処理を行う。そして、所定の音声信号に変換してAVアンプやスピーカ等の音声出力装置に出力する。
映像信号処理部28は、入力映像信号(例えば、チューナブロック20でテレビジョン放送信号から分離されたディジタル映像信号或いはDVDドライブ24に装着された光ディスクから読み出されたディジタル映像信号)に対して復号化処理を行い、所定の映像信号に変換して後述の映像信号合成部29に供給する。この映像信号に基づいて主映像が表示されることとなる。
また、映像信号処理部28は、入力映像信号から画面フォーマット(例えば、スタンダードやレターボックス等)を含む映像情報を取得し、後述する制御部10に供給する。
映像信号合成部29は、映像信号処理部28からの映像信号と後述するOSD生成部30からの映像信号を合成し、合成された映像信号を映像出力端子からPDP(Plasma Display Panel)などの表示装置に出力する。
OSD生成部30は、チャンネル情報や音量情報等の各種情報を、副映像として主映像に重畳して表示させるための映像信号を映像信号合成部29に供給する。また、本実施形態では、主映像に含まれる黒帯に対応する領域に副映像としての静止画像又は動画像を表示させるための映像信号を映像信号合成部29に供給する。この映像信号に基づいて副映像が表示される。
制御部10は、各部の制御および所定の演算を行いDVDプレイヤー100の動作を制御するCPU11と、CPU11の作業用メモリとして用いられるRAM12と、CPU11で実行される制御用プログラム等が記録されたROM13と、で構成される。例えば、映像信号処理部28から供給された入力映像信号の映像情報(例えば、画面フォーマット)と表示装置のアスペクト比(例えば、16:9)に基づいて、主映像の上下又は左右に黒帯が含まれるか否かを判定する黒帯検出手段として機能する。
本実施形態では、上述した制御部10、映像信号処理部28,映像信号合成部29,及びOSD生成部30等で、所定の表示手段(例えば、プラズマディスプレイ等)に映像信号に基づく映像を表示させるための表示制御手段が構成される。また、主映像に黒帯が含まれる場合には、この表示制御手段により、黒帯に対応する領域に所定の静止画像或いは動画像を副映像として表示させる。
(第1実施形態)
図2は、表示制御手段により実行されるOSD処理について示したフローチャートの一例である。第1実施形態では、主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、黒帯に対応する領域に所定の静止画像を副映像として表示させるとともに、所定の時間間隔で前記静止画像を変更する。
まず、ステップS101で表示装置のアスペクト比を取得する。例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)によりDVDプレイヤー100と表示装置が接続されている場合は、表示装置において外部機器からの入力映像信号として設定されているアスペクト比を自動的に取得できる。または、DVDプレイヤー100で出力映像信号のアスペクト比として設定されているアスペクト比を用いるようにしてもよい。
次いで、ステップS102で、入力映像信号の映像情報を取得する。具体的には、映像信号処理部28において、入力映像信号から取得される画面フォーマット(スタンダード、LB、スクィーズ等)である。
ステップS103では、ステップS101で取得された表示装置のアスペクト比とステップS102で取得された入力映像信号の画面フォーマットに基づいて、主映像に黒帯が含まれるか否かを判定する。図5(a)に示すように、例えば、表示装置Dのアスペクト比が16:9で、入力映像信号の画面フォーマットがスタンダード(4:3)である場合は、主映像Miの左右に黒帯Bが形成される。また、表示装置のアスペクト比が4:3で、入力映像信号の画面フォーマットがレターボックスである場合は、主映像の上下に黒帯が形成される。
そして、ステップS103で主映像に黒帯が含まれると判定した場合はステップS104に移行し、黒帯に対応する領域に副映像を表示しているか否かを判定する。そして、ステップS104で副映像を表示していないと判定した場合は、計時用カウンタの動作を開始させ(ステップS105)、黒帯に対応する領域に静止画像を副映像として表示させる(ステップS106)。
一方、ステップS104で副映像を表示していると判定した場合は、計時用カウンタに基づいて所定時間(例えば、数分間)経過したか判定する(ステップS107)。そして、ステップS107で、所定時間経過したと判定した場合は副映像として表示されている静止画像を変更する(ステップS108)。なお、ステップS107で、所定時間経過していないと判定した場合は、そのまま処理を終了する。
ここで、ステップS106で表示させる副映像としての静止画像は、例えば、単色で塗りつぶされた帯映像とし、ステップS108では帯映像の表示色を変更するようにする。これにより、黒帯領域に表示される副映像により主映像の視聴が妨げられるのを回避できるとともに、効果的に表示手段における焼き付きを防止できる。
ステップS103で主映像に黒帯が含まれないと判定した場合はステップS109に移行し、黒帯に対応する領域に副映像を表示しているか否かを判定する。そして、ステップS109で副映像を表示していないと判定した場合は、そのまま処理を終了する。一方、ステップS109で副映像を表示していると判定した場合は、表示されていた副映像を消去し(ステップS110)、計時用カウンタをクリアする(ステップS111)。
すなわち、図5に示すように、アスペクト比16:9の表示装置Dにおいて左右に黒帯Bが形成されている場合、黒帯Bが表示されるべき領域に、副映像Isが表示され、この副映像Isが所定時間間隔で変更されるようにしている。
このように、第1実施形態では、黒帯検出手段により主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、オンスクリーン表示手段により黒帯に対応する領域に所定の静止画像を副映像として表示させるとともに、所定の時間間隔で前記静止画像を変更するようにしたので、PDP等の表示装置において焼き付きが生じるのを効果的に防止することができる。
(第2実施形態)
図3は、表示制御手段により実行されるOSD処理について示したフローチャートの他の一例である。第2実施形態では、主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、オンスクリーン表示手段により黒帯に対応する領域に所定の静止画像を副映像として表示させるとともに、主映像のシーンの変化に応じて前記静止画像を変更する。
図3のステップS201〜S203については、図2のフローチャートと同様であるので簡単に説明する。
まず、ステップS201で表示装置のアスペクト比を取得する。次いで、ステップS202で、入力映像信号の映像情報を取得する。ステップS203では、ステップS201で取得された表示装置のアスペクト比とステップS202で取得された入力映像信号の画面フォーマットに基づいて、主映像に黒帯が含まれるか否かを判定する。
そして、ステップS203で主映像に黒帯が含まれると判定した場合はステップS204に移行し、黒帯に対応する領域に副映像を表示しているか否かを判定する。そして、ステップS204で副映像を表示していないと判定した場合は、黒帯に対応する領域に静止画像を副映像として表示させる(ステップS205)。
一方、ステップS204で副映像を表示していると判定した場合は、主映像のシーンが変化したか判定し(ステップS206)、主映像のシーンが変化したと判定した場合は副映像として表示されている静止画像を変更する(ステップS207)。なお、ステップS206で、主映像のシーンが変化していないと判定した場合は、そのまま処理を終了する。
ここで、映像信号処理装置28においてIピクチャが復号化されたことや、主映像の平均輝度レベルの変化が所定値を超えたことに基づいて、主映像のシーンの変化を検出するようにすればよい。
また、ステップS205で表示させる副映像としての静止画像は、例えば、単色で塗りつぶされた帯映像とし、ステップS207では帯映像の表示色を変更するようにする。これにより、主映像の黒帯に表示される副映像を主映像の視聴を著しく妨げないものとすることができるとともに、効果的に表示手段における焼き付きを防止できる。
ステップS203で主映像に黒帯が含まれないと判定した場合はステップS208に移行し、黒帯に対応する領域に副映像を表示しているか否かを判定する。そして、ステップS208で副映像を表示していないと判定した場合は、そのまま処理を終了する。一方、ステップS208で副映像を表示していると判定した場合は、表示されていた副映像を消去する(ステップS209)。
すなわち、図5に示すように、アスペクト比16:9の表示装置Dにおいて左右に黒帯Bが形成されている場合、黒帯Bが表示されるべき領域に、副映像Isが表示され、この副映像Isが主映像Imのシーンの変化に応じて変更されるようにしている。
このように、第2実施形態では、黒帯検出手段により主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、オンスクリーン表示手段により黒帯に対応する領域に所定の静止画像を副映像として表示させるとともに、主映像のシーンの変化に応じて静止画像を変更するようにしたので、PDP等の表示装置において焼き付きが生じるのを効果的に防止することができるうえ、静止画像の変化に伴う違和感を軽減できる。
(第3実施形態)
図4は、表示制御手段により実行されるOSD処理について示したフローチャートのさらに他の一例である。第3実施形態では、主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、オンスクリーン表示手段により黒帯に対応する領域に所定の動画像を副映像として表示させる。
図4のステップS301〜S303については、図2のフローチャートと同様であるので簡単に説明する。
まず、ステップS301で表示装置のアスペクト比を取得する。次いで、ステップS302で、入力映像信号の映像情報を取得する。ステップS303では、ステップS301で取得された表示装置のアスペクト比とステップS302で取得された入力映像信号の画面フォーマットに基づいて、主映像に黒帯が含まれるか否かを判定する。
そして、ステップS303で主映像に黒帯が含まれると判定した場合はステップS304に移行し、黒帯に対応する領域に副映像を表示しているか否かを判定する。そして、ステップS304で副映像を表示していないと判定した場合は、黒帯に対応する領域に動画像を副映像として表示させる(ステップS305)。一方、ステップS304で副映像を表示していると判定した場合は、そのまま処理を終了する。
ここで、ステップS205で表示させる副映像としての動画像は、例えば、パソコン等で利用されているスクリーンセイバーのようなものとするのが望ましい。この動画像データをメモリ等の記憶装置に格納しておけば、OSD処理により黒帯に対応する領域において動画像を容易に描画することができる。
ステップS303で主映像に黒帯が含まれないと判定した場合はステップS306に移行し、黒帯に対応する領域に副映像を表示しているか否かを判定する。そして、ステップS306で副映像を表示していないと判定した場合は、そのまま処理を終了する。一方、ステップS306で副映像を表示していると判定した場合は、表示されていた副映像を消去する(ステップS307)。
このように、第3実施形態では、黒帯検出手段により主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、オンスクリーン表示手段により黒帯に対応する領域に所定の動画像を副映像として表示させるようにしたので、PDP等の表示装置において焼き付きが生じるのを効果的に防止することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上記実施形態では、代表的な第1〜第3実施形態を挙げて主映像の黒帯に対応する領域に表示する副映像について説明したが、これらをそれぞれ組み合わせることもできる。例えば、第1実施形態と第2実施形態を組み合わせて、所定時間経過して、さらに主映像のシーンが変化した場合に副映像を変更させるようにしてもよい。また、視聴者により黒帯領域に表示させる副映像の表示態様(第1〜第3実施形態)を選択させるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、黒帯領域に表示させる副映像としての静止画像は、単色で塗りつぶされた帯映像とし、所定時間間隔で帯映像の表示色を変更するようにするようにしたが、副映像としての静止画像の表示態様はこれに制限されず、別の静止画像を表示させてもよい。例えば、幾何学模様や風景画の静止画像等でもよく、視覚的に主映像を妨げないものとするのが望ましい。また、OSD機能を利用するので、副映像としての静止画像に有用な文字情報(天気予報や時刻等)を含ませ、これらを自由に変更したり組み合わせたりすることもできる。
さらに、主映像の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出手段を設け、平均輝度レベル検出手段により検出された前記主映像の水平ライン毎の平均輝度レベルに基づいて、帯領域に表示する静止画像の水平ライン毎の輝度を制御するようにしてもよい。
例えば、主映像の左右に黒帯が含まれる場合には、平均輝度レベル検出手段により主映像の水平ライン毎の平均輝度レベルを検出し、黒帯領域に表示させる静止画像の水平ラインの輝度を、該水平ラインに対応する前記主映像の水平ラインの平均輝度レベルに合わせるように制御する。また、主映像の上下に黒帯が含まれる場合には、平均輝度レベル検出手段により主映像の垂直ライン毎の平均輝度レベルを検出し、黒帯領域に表示させる静止画像の垂直ラインの輝度を、該垂直ラインに対応する主映像の垂直ラインの平均輝度レベルに合わせるように制御する。これにより、主映像と副映像との輝度差は水平ライン毎又は垂直ライン毎に最適化されるので、より効果的に表示手段における焼き付きを防止できる。
また、黒帯領域に表示させる静止画像の水平ライン又は垂直ラインの輝度を、主画像の水平ライン又は垂直ラインの平均輝度レベルに合わせるのではなく、静止画像が近接する画素の輝度に合わせるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示制御手段は、表示装置のアスペクト比と入力映像信号の画面フォーマットに基づいて主映像に黒帯が含まれるか否かを検出するようにしているが、例えば、入力映像信号における走査線上で所定範囲以上の略同一輝度の部分が存在するかどうかに基づいて黒帯の有無を判断するようにしてもよい。
本発明は、DVDプレイヤーに制限されず、オンスクリーン表示手段を備えるテレビジョン受像機、セット・トップ・ボックス等の映像信号処理装置にも適用することができる。
本発明に係る映像信号処理装置の一実施形態としてのDVDプレイヤーのブロック図である。 表示制御手段により実行されるOSD処理について示した第1実施形態のフローチャートである。 表示制御手段により実行されるOSD処理について示した第2実施形態のフローチャートである。 表示制御手段により実行されるOSD処理について示した第3実施形態のフローチャートの一例である。 本発明を適用したときの表示画面の一例である。 表示装置のアスペクト比と入力映像信号の画面フォーマットの違いにより表示される黒帯について示した説明図である。
符号の説明
Im 主映像
Is 副映像(静止画像)
D 表示画面
B 黒帯

Claims (6)

  1. 所定の表示手段に映像信号に基づく映像を表示させるための表示制御手段を備えた映像信号処理装置であって、
    前記表示制御手段は、
    入力映像信号に基づく映像を主映像として前記表示手段に表示させるための映像信号処理手段と、
    前記主映像に副映像を重畳して表示可能なオンスクリーン表示手段と、
    前記主映像の上下又は左右に黒帯が含まれるか否かを判定する黒帯検出手段と、
    前記主映像のシーンの変化を検出するシーン変化検出手段と、
    前記主映像の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出手段と、を有し、
    前記黒帯検出手段により前記主映像の左右に黒帯が含まれると判定された場合に、前記オンスクリーン表示手段により前記黒帯に対応する領域に単色で塗りつぶされた帯映像を副映像として表示させ、
    前記シーン変化検出手段により主映像のシーンが変化したと判定された場合に、前記帯映像の表示色を変更するとともに、前記平均輝度レベル検出手段により前記主映像の水平ライン毎の平均輝度レベルを検出し、前記帯映像の水平ラインの輝度を、該水平ラインに対応する前記主映像の水平ラインの平均輝度レベルに合わせるように制御することを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 所定の表示手段に映像信号に基づく映像を表示させるための表示制御手段を備えた映像信号処理装置であって、
    前記表示制御手段は、
    入力映像信号に基づく映像を主映像として前記表示手段に表示させるための映像信号処理手段と、
    前記主映像に副映像を重畳して表示可能なオンスクリーン表示手段と、
    前記主映像の上下又は左右に黒帯が含まれるか否かを判定する黒帯検出手段と、を有し、
    前記黒帯検出手段により前記主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、前記オンスクリーン表示手段により前記黒帯に対応する領域に所定の静止画像を副映像として表示させるとともに、所定の時間間隔で前記静止画像を変更することを特徴とする映像信号処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記主映像のシーンの変化を検出するシーン変化検出手段を有し、
    前記シーン変化検出手段により主映像のシーンが変化したと判定された場合に、前記静止画像を変更することを特徴とする請求項2に記載の映像信号処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記オンスクリーン表示手段により単色で塗りつぶされた帯映像を前記所定の静止画像として表示させ、所定の時間間隔で前記帯映像の表示色を変更することを特徴とする請求項2又は3に記載の映像信号処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記主映像の平均輝度レベルを検出する平均輝度レベル検出手段を有し、
    前記黒帯検出手段により前記主映像の左右に黒帯が含まれると判定された場合には、
    前記平均輝度レベル検出手段により前記主映像の水平ライン毎の平均輝度レベルを検出し、前記所定の静止画像の水平ラインの輝度を、該水平ラインに対応する前記主映像の水平ラインの平均輝度レベルに合わせるように制御する一方、
    前記黒帯検出手段により前記主映像の上下に黒帯が含まれると判定された場合には、
    前記平均輝度レベル検出手段により前記主映像の垂直ライン毎の平均輝度レベルを検出し、前記所定の静止画像の垂直ラインの輝度を、該垂直ラインに対応する前記主映像の垂直ラインの平均輝度レベルに合わせるように制御することを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の映像信号処理装置。
  6. 所定の表示手段に映像信号に基づく映像を表示させるための表示制御手段を備えた映像信号処理装置であって、
    前記表示制御手段は、
    入力映像信号に基づく映像を主映像として前記表示手段に表示させるための映像信号処理手段と、
    前記主映像に副映像を重畳して表示可能なオンスクリーン表示手段と、
    前記主映像の上下又は左右に黒帯が含まれるか否かを判定する黒帯検出手段と、を有し、
    前記黒帯検出手段により前記主映像に黒帯が含まれると判定された場合に、前記オンスクリーン表示手段により前記黒帯に対応する領域に所定の動画像を副映像として表示させることを特徴とする映像信号処理装置。
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