JP5364913B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、特に、有機EL(Organic Electro Luminescence)を表示デバイスとして有する携帯電話に用いて好適な、携帯電子機器に関するものである。
現在、携帯電話の表示デバイスは、LCD(Liquid Crystal Display)が主流となって普及しているが、最近、有機EL(以下、OLED(Organic Light-Emitted Diode)という)が注目され、LCDが持つ高解像度、薄型軽量の特徴と、CRT(Cathode Ray tube)が持つ高コントラスト、広視野角の特徴とを合わせ持つ新たな表示デバイスとして採用が検討されるようになった。
OLEDは、CRTやプラズマ同様、自発光型の表示デバイスであり、ガラス基板上にITO(Indium Tin Oxide)からなるアノード電極を形成し、その上に、ホール輸送層、発光層、電子輸送層からなる有機層と、金属電極とからなるカソード電極が形成されている。
LCDは、輝度がバックライトにより液晶パネルに入射される光量で制御されるのに対し、OLEDは、有機層に流れる電流により制御されるため、発光していない部分は完全に黒表示となりコントラストが非常に高いという特徴を持つ。
ところで、上記した携帯電話における電池残量表示は、電池の電圧を監視し、その電圧に応じて残量を求め表示デバイスに電池残量ピクト表示する方法が最も簡易で、安価な方法として定着している。
表示デバイスにLCDを用いた場合、特に、バックライトの消費電力が高く、バックライト点灯時において電圧変動等により正しい電池電圧値を読み取ることが困難になるため、補正値を用いることで正しい電圧閾値を計算し、電池残量の判定に用いていた。また、バックライトに流す電流を制限することでLCDの明るさを変動させるが、その場合、消費電力も大きく変化するため、バックライトに流す電流値によって補正値を変更させることが必要である。
このため、従来、デバイスごとの平均消費電流を記憶したテーブルを予め用意し、このテーブルを参照して電池残量表示を行う電池残量レベル表示機能付き携帯通信端末(例えば、特許文献1参照)、負荷電流による電圧降下を推定して電源の端子電圧を補正して電源電圧を求めることにより、負荷電流にかかわらず電池残量を特定する電子機器(例えば、特許文献2参照)等が提案されている。
特開2002−335307号公報 特開2004−69573号公報
上記したように、表示デバイスにLCDを使用した場合、バックライトに流す電流値ごとに補正値を持たせるだけで、より正確な電圧閾値を計算することが可能であった。
しかしながら、特許文献1および2に開示された技術は表示デバイスとして、LCDが想定されており、バックライトを有さないOLEDは考慮されていない。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、表示デバイスによる消費電力を考慮してきめ細かな電池残量表示を行うことのできる携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯電子機器は、複数の発光素子を有し、当該複数の発光素子ごとの発光状態が制御されることにより表示を行う表示部と、電池と、前記電池の状態を監視し、前記電池の残量を算出する際に前記表示部により画像の表示が行われている場合には、前記監視により得られる前記電池の電圧と、表示されている画像の表示色に基づく消費電力に応じた補正値とにより前記電池の残量を算出し、当該算出した残量を前記表示部に表示させる制御部と、を備える。
また、本発明に係る携帯電子機器において、前記表示部は、前記複数の発光素子にて一つのピクセルを構成し、前記複数の発光素子ごとの光量を調整することにより前記ピクセルごとに色を生成し、当該ピクセルの集合体により画面表示を行うように構成してもよい。
また、本発明に係る携帯電子機器において、前記複数の発光素子は、色の三原色R、G、Bの発光素子からなり、前記制御部は、前記表示部に画像の描画を指示する描画信号の一部を参照して前記R、G、Bの発光素子ごとの単体発光状態を抽出し、当該抽出された単体発光状態に基づいて発光比率を算出して前記補正値を設定するように構成してもよい。
また、本発明に係る携帯電子機器において、前記制御部は、少なくとも前記監視により得られる前記電池の電圧と前記補正値とに基づいて算出した値を予め設定された閾値と比較することにより、電池の残量レベルを決定し、当該残量レベルを絵記号にて前記表示部に表示させるように構成してもよい。
本発明によれば、表示デバイスによる消費電力を考慮してきめ細かな電池残量表示を行うことのできる携帯電子機器を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯電子機器の内部構成を示すブロック図である。ここでは、携帯電子機器として携帯電話が例示されている。
図1に示されるように、携帯電話は、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、音声処理部14と、表示部15と、操作部16と、電池17とにより構成される。
通信部11は、不図示の基地局のいずれかによって割り当てられるチャネルを用いて当該基地局との間で通信回線を介して無線信号の送受信を行う。
制御部12は、表示部15に、所定の画像を描画させるように制御する機能を有し、具体的には、電池17の状態を監視し、電池の残量を算出する際に、表示部15により画像の表示が行われている場合には、表示されている画像の表示色に基づいて補正値を設定し、当該補正値と電池17の状態を示す電圧値とを用いて電池17の残量を特定し、当該特定された残量を表示部15に表示させる。詳細は後述する。
記憶部13には、制御部12が実行するプログラムや、当該プログラムが参照するテーブル、あるいは作業領域として使用するデータのそれぞれが格納される記憶領域が割り付けられ、例えば、不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成されるものとする。
音声処理部14は、スピーカ(SP)から出力される音声信号やマイクロフォン(MIC、以下、マイクという)を介して入力される音声信号の処理を行う。
すなわち、音声処理部14は、マイクから入力される音声を増幅し、アナログ/デジタル変換を行い、更に符号化等の信号処理を施し、デジタルの音声データに変換して制御部12に出力する。
また、音声処理部14は、制御部12から供給される音声データに復号化、デジタル/アナログ変換、増幅等の信号処理を施し、アナログの音声信号に変換してスピーカに出力する。
表示部15は、制御部12により生成される表示情報を映像信号に変換して表示する。例えば、携帯電話機発信時における発信先の電話番号、着信時における着信相手の電話番号、受信メールや送信メールの内容、日付、時刻、アンテナレベル、バッテリ残量等のピクト、発信成否、待ち受け画面などの各種の情報や画像を表示する。
ここでは、表示部15として、複数の発光素子(R,G,Bの三原色ごとに一つずつ設けられる)にて一つのピクセル(表示素子)を構成し、このような表示素子が縦横に多数並べて構成され、当該複数の表示素子毎の発光状態を制御することにより画面の表示を行う有機ELディスプレイであって、具体的には、3種の発光素子にて一つの画素を構成し、当該複数の発光素子ごとの光量を調整することにより画素ごとに色を生成し、当該画素の集合体により画面表示を行う、所謂、有機EL表示デバイス(OLEDパネル)を用いることとする。
OLEDパネルは、複数の発光素子にて一つのピクセルを構成し、複数の発光素子ごとの光量を調整することによりピクセルごとに色を生成し、当該ピクセルの集合体により画面表示を行う。
上記した制御部12は、表示部15に画像の描画を指示する描画信号の一部を参照して表示部15を構成するR、G、Bの発光素子ごとの単体発光状態を抽出し、当該抽出された単体発光状態に基づいて発光比率を算出して補正値を設定する。制御部12はまた、電池17の状態を示す電圧値と補正値とを合わせた値を記憶部13に記憶された閾値と比較することにより、電池17の残量レベルを決定し、当該残量レベルを絵記号(電池残量ピクト)にて表示部15に表示させる。詳細は後述する。
OLEDパネルは、例えば、図2にその内部構成が示されるように、タイミング制御部151と、カラム駆動部152と、ロウ駆動部153と、電源部154と、OLEDパネル本体155とにより構成される。
上記した制御部12の描画・表示制御部121により出力される映像信号(VIDEO)は、タイミング制御部151により、RGB信号、垂直同期(VD)および水平同期信号(HD)に分離される。このうち、RGB信号は、一旦、カラム駆動部152によりアナログラッチで保持された後、指定されたタイミングでOLEDパネル本体155のカラム本数分並列に一度に出力される。出力された信号は、それぞれ電圧から電流値に変換され、カラムを定電流駆動する。これにより、所定周期ごとの表示更新を行う。
また、VDおよびHDは、ロウ駆動部153で所定の電圧に変換され、カラムで出力された定電流信号で選択された画素のONまたはOFF状態を決定する。例えば、横がm画素、縦がn画素のOLEDパネル本体155を想定すれば、OLEDパネル本体155は、m本のカラム電極と、n本のロウ電極とを有していることになる。n本のロウ電極は、ロウ電極の1行目からn行目を順次走査しており、ある動作時間のみカラム電極を介して駆動される定電流信号によって動作状態となる。このように、1行目のロウ電極から最下段のn行目のロウ電極まで逐次走査が切替えられて1画面分のアドレスが更新される。このときの1行目からn行目までの走査パルス列によって生成される1画面分の画像をフレームといい、連続的に画像を表示させるためにはこの画面走査を繰り返し行う必要がある。
説明を図1に戻す。操作部16は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発信キーなど、各種の機能が割り当てられたキーを有しており、これらのキーがユーザによって操作された場合に、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部12に入力する。
図3は、図1に示す制御部12の内部構成を機能展開して示したブロック図である。図3に示されるように、制御部12は、主制御部120と、画像取得部121と、発光比率算出部122と、消費電力比率算出部123と、テーブル索引部124と、補正値取得部125と、比較演算部126と、電池電圧監視部127と、ピクト描画・表示制御部128とにより構成される。
主制御部120と、本発明における携帯電子機器の制御中枢となり、電池17の状態を監視し、電池17の残量を算出する際に表示部15により画像の表示が行われている場合には、表示されている画像の表示色に基づいて補正値を設定し、当該補正値と電池17の状態を示す電圧値とを用いて電池17の残量を特定し、当該特定された残量を表示部15に表示させる制御部12としての機能を実現するために、後述する画像取得部121、発光比率算出部122、消費電力比率算出部123、テーブル索引部124、補正値取得部125、比較演算部126、電池電圧監視部127、ピクト描画・表示制御部128のシーケンス制御を行う。
画像取得部121は、記憶部13に割り付けられ一時格納される画像記憶領域130から表示画面を構成するブロックを単位とする画像データを取得して発光比率算出部122へ供給する。発光比率算出部122は、上記したブロック単位の画像データをスキャンすることにより、表示画面中のRGB発光素子の点灯数をカウント、消費電力比率算出部123へ供給する。
消費電力比率算出部123は、発光比率算出部122によりカウントされる表示画面中のRGB発光素子の点灯数と、記憶部13に割り付けられ登録された発光色別消費電力比率定義テーブル131を参照して得られるデフォルトの値とを乗算して表示画面中におけるRGB単位での消費電力率、および表示画面全体の消費電力率を算出してテーブル索引部124へ供給する。
テーブル索引部124は、消費電力比率算出部123により算出される表示画面全体の消費電力比率に基づき、記憶部13に割り付けられ記憶された点灯レベル別消費電力比率テーブル132を索引し、点灯レベルに応じて定義された消費電力率データを取得して補正値取得部125へ供給する。補正値取得部125は、テーブル索引部124により取得された点灯レベルによる消費電力率データに基づき、記憶部13に割り付けられ記憶された補正値テーブル133を参照して該当の補正値を取得し、比較演算部126へ供給する。
比較演算部126には、補正値取得部125により取得される補正値の他に、電池電圧監視部127により、計測される電池17の電圧値が供給されている。比較演算部126は、電池電圧監視部127により供給される電池電圧と、補正値取得部125により取得される補正値とを加算し、その結果得られる電圧値と、記憶部13に割り付けられ格納される、ピクト表示のための3段階の閾値とを比較し、その結果をピクト描画・表示制御部128へ供給する。なお、ここで電池電圧監視部127により供給される電池電圧は、他の機能ブロックにより消費されている電流量を考慮して補正されたものであっても良いことは言うまでもない。例えば、通信部11により無線通信を行っている場合には、通信部11に含まれるパワーアンプなどの消費電流が非常に大きいため、電池残量を算出する際においては考慮しておくことが好ましい。その他、大音量で音楽再生中などにおいては音声処理部14やスピーカSPにおける消費電流を考慮しておいたり、記憶部13から大きなサイズのデータの読出し書込みに伴う消費電流を考慮したりすることが好ましい。よって、この場合、制御部12は、電池17そのものの電圧値を監視するほか、通信部11、音声処理部14、記憶部13などの各ブロックでの消費電流や、アプリケーションプログラムの実行状態も監視している。
ピクト描画・表示制御部128は、比較演算部126により供給される閾値との比較結果にしたがい、記憶部13に割り付けられた表示画面記憶領域135に、電池の残量レベルに応じたピクト画像を描画し、また、表示部15の表示タイミングに同期して表示画面記憶領域に135に描画されたデータ(電池残量ピクトを含む画像)を読み出して表示部15へ表示する。
なお、上記した記憶部13に割り付けられ記憶される、発光色別消費電力比率定義テーブル131、点灯レベル別消費電力比率テーブル132、補正値テーブル133のデータ構造の一例は、図5、図6、図7にそれぞれ示されている。詳細は後述する。
図4は、本発明の実施の形態に係る携帯電子機器の動作を示すフローチャートである。以下、図4に示すフローチャートを参照しながら、図1〜図3に示す携帯電話の動作について詳細に説明する。なお、図5〜図7は、本発明の実施の形態に係る携帯電子機器で使用される各種テーブル類のデータ構造を、図8は、表示画面構成の一例を示し、ここでは、これらの図についても合わせて説明する。
まず、画像取得部121は、主制御部120による制御の下、記憶部13の画像記憶領域130から表示画面を構成するブロックを単位とする画像データを間引きスキャンにより取得して発光比率算出部122へ供給する(S401)。ここでは、表示部15は、図8に表示画面構成の一例を示すように、横240、縦320の、合計76800ピクセル分の表示画面容量(画像記憶領域120)を持つこととし、画像取得部121は、画像記憶領域130に一時記憶された、横16、縦2ピクセルを1ブロックとする32ピクセルから成る画像を単位に間引きスキャンしながら取得して発光比率算出部122へ供給する。
すなわち、正確さを保ちつつも消費電力の算出の速度を速めるために、次のようなサンプリング処理を行うこととなる。まず、横軸においては、240ピクセル中、1ブロック辺り16ピクセルであるため、15ブロックに切り分けられる。また、縦軸においては、320ピクセル中、1ブロック辺り2ピクセルであるため、160ブロックに切り分けられる。そして、これらのブロックのうちのいくつかからサンプリングを行う。なお、画像表示を行うとき、最外郭には表示を行わない場合が多いため、サンプリングする際には、最も外側に位置するブロックの情報は使用しない。すなわち、横軸においては15ブロック中の両端を除いたブロックを、縦軸においては160ブロック中の最上段、最下段を除いたブロックを用いる。
このようにして、表示発光比率算出部122は、画像取得部121によって取得される横軸においては横軸ブロック番号1から15のうち、2,6,10,14と、両端を除き、3ブロック飛ばしに計4ブロックをサンプリング対象とする。また、縦軸においては、横軸にて対象とした4ブロックのうち、さらに縦軸ブロック番号1から160のうち、3,5,7・・・157,159と、最上段と最下段を除き1ブロック飛ばしに計80ブロックをサンプリング対象とする。その結果、横軸4ブロック、縦軸80ブロックの合計320ブロックがサンプリング対象となる。また、1ブロック32ピクセルであるため、合計1024ピクセルの中から、画像表示に伴って使用されるRGB発光素子毎の点灯数をカウントし、その発光比率を算出して消費電力率算出部123へ供給する(S402)。
なお、発光比率算出部122は、全画面(76800ドット)スキャンしてRGB発光素子毎の点灯数をカウントして発光比率を算出し、後述する処理を実行した場合、例えば、キーの操作応答が遅くなる等、携帯電話のCPUに負荷がかかり性能に悪影響が考えられるため、ここでは、画面取得部121により間引きスキャンされ取得される平均的に分散した画像のみの発光比率を算出する構成としている。
消費電力比率算出部123は、発光比率算出部122によりカウントされる表示画面中のRGB発光素子毎の点灯数と、記憶部13に登録された発光色別消費電力比率定義テーブル131を参照して得られるデフォルト値(R:0.23、G:0.26、B:0.51)とをそれぞれ乗算することにより、表示画面中におけるRGB単位での消費電力率、および表示画面全体の消費電力率を算出してテーブル索引部124へ供給する(S403)。
具体的に、発光比率算出部122により算出される発光比率が<R10:G40:B50>になった場合、消費電力比率算出部123は、R=0.23×10[%]、G=0.26×40[%]、B=0.51×50[%]を求めることにより、それぞれの消費電力比率が、2.3[%]、10.4[%]、25.5[%]となり、したがって、その合計消費電力比率は、2.3[%]+10.4[%]+25.5[%]=38.2[%]になる。
発光比率算出部122は、上記により得られる消費電力比率をテーブル索引部124へ出力する。テーブル索引部124には、他に、主制御部120を介して出力される点灯レベルがデータとして供給されている。テーブル索引部124は、この点灯レベルと、消費電力比率算出部123により算出される合計消費電力比率に基づき、記憶部13の点灯レベル別消費電力比率テーブル132を索引し(S404)、点灯レベルに応じて定義された消費電力率データを取得する。ここでは、点灯レベル“3”、合計消費電力比率60[%]とした場合、図6に示す点灯レベル別消費電力比率テーブル132によれば、36[%]が索引され、補正値取得部125へ供給される。なお、ここでいう点灯レベルとは、ユーザが操作部16の操作により表示部15を見ながら調整する表示部15の輝度であって、この例ではレベル0(最も暗い)からレベル6(最も明るい)まで調整可能である。調整された点灯レベルは制御部12により記憶部13の所定の領域に記憶されることとなる。
補正値取得部125では、テーブル索引部124により取得された点灯レベルによる消費電力率データ(36[%])に基づき、記憶部13の補正値テーブル133を参照して該当の補正値、図7に示す補正値テーブル133によれば、補正値“B”を取得し、比較演算部126へ供給する(S405)。
比較演算部126には、補正値取得部125により取得される補正値の他に、電池電圧監視部127により、計測される電池17の電圧値が供給されている。比較演算部126は、電池電圧監視部127により供給される電池電圧と、補正値取得部125により取得される補正値とを加算し、その結果得られる電圧値と、記憶部13に割り付けられ格納される、ピクト表示のための3段階の閾値とを比較し、その結果をピクト描画・表示制御部128へ供給する(S406)。
ピクト描画・表示制御部128は、比較演算部126により供給される閾値との比較結果にしたがい、記憶部13に割り付けられた表示画面記憶領域135に、電池の残量レベルに応じたピクト画像を描画し、また、表示部15の表示タイミングに同期して表示画面記憶領域に135に描画されたデータ(電池残量ピクトを含む画像)を読み出して表示部15へ表示する(S407)。そして、この補正処理を一定の周期で行う。電池残量をより正確に求めるならば、表示部15の表示更新周期ごとに補正処理を行うことが好ましいが、あまりに頻繁に行うと、この算出処理に要する消費電流が大きくなってしまうため、ある程度の周期ごとに行うことが好ましい。例えば、表示更新周期が100回行われるごとに1回補正処理を行うなどして間欠的に行うことにより、電池消費への悪影響を低減できる。
なお、消費電力比率算出部123は、RGB発光素子毎の点灯数のみカウントする例を示したが、発光数をカウントする際に、各発光素子の発光の階調レベルをも参照することが好ましい。例えば、発光素子ごとに63の階調が付与されている場合、発光素子の点灯数をカウントする際に各発行素子の階調情報も取得して合計し、その後に63で除算することにより、表示素子それぞれでの消費電力をより詳細に求めることが出来る。つまり、最大値の63階調を点灯とする場合に対して、全体の平均として最大値に対して何パーセントの値になるのかが算出されるため、合計消費電力比率T(w)にこれを乗算することで実際にぼんやり点灯しているレベル、非常に明るく点灯しているレベルなどの微妙な使用状態までも考慮した正確な算出が行える。
さらに、合計消費電力比率T(w)を比較するために、点灯レベル別電力消費率テーブル(図6)を示したが、実際には、T(w)が100パーセントのときの点灯レベルごとの消費電力比率のみ記録した最低限のテーブルであっても、これに合計消費電力比率T(w)を乗算するだけで詳細に点灯レベル別消費電力比率が算出できる。このように算出形式にした場合には、テーブルを詳細に持たせる必要がなくなるために、必要とするメモリ量の低減につながる。
以上説明のように、OLEDパネルを表示デバイスとして使用した場合、LCDとは異なり、明るさの他に、表示画像によって消費電力が大きく変動する。そのため、OLEDパネルを使用した場合に電圧閾値を正しく設定できなという課題があったが、上述したように、点灯レベルに加え、画像情報も補正値に付加することで、正確な電圧閾値を生成することができる。このため、電池残量ピクトも正しく表示され、ユーザは電池残量を正しく認識することができる。また、画像情報を取得する際にも携帯電話の性能に悪影響を与えないように、平均的に分散した画素情報のみを取得するだけで画面全体に対する消費電力比率が分かり、したがって、携帯電話に負荷をかけることなく制御が可能である。
なお、上記した本発明の実施の形態によれば、表示部15としてOLEDパネルのみ例示したが、他に、プラズマ等自発光型のフラットパネルについても同様に応用が可能である。また、上記した本発明の実施の形態によれば、携帯電子機器として携帯電話を例示したが、携帯電話に限らず、PDA(Personal Digital Assistants)、やゲーム機、PC等にも同様に適用が可能である。また、本発明の携帯電子機器が持つ各構成ブロックの機能は、全てをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウエアで実現してもよい。例えば、主制御部120における処理や、画像取得部121、発光比率算出部122、消費電力比率算出部123、テーブル索引部124、補正値取得部125、比較演算部126、電池電圧監視部127、ピクト描画・表示制御部128におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウエアで実現してもよい。
本発明の実施の形態に係る携帯電子機器の内部構成を示すブロック図である。 図1に示す表示部を構成するOLEDパネルの内部構成を示す図である。 図1に示す制御部の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る携帯電子機器の動作を示すフローチャートである。 図3に示す発光色別消費電力比率定義テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図3に示す点灯レベル別消費電力比率テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図3に示す補正値テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図1に示す表示部の表示画面構成の一例を示す図である。
符号の説明
11…通信部、12…制御部、13…記憶部、14…音声処理部、15…表示部、16…操作部、17…電池、120…主制御部、121…画像取得部、122…発光比率算出部、123…消費電力比率算出部、124…テーブル索引部、125…補正値取得部、126…比較演算部、127…電池電圧監視部、128…ピクト描画・表示制御部。

Claims (4)

  1. 複数の発光素子を有し、当該複数の発光素子ごとの発光状態が制御されることにより表示を行う表示部と、
    電池と、
    前記電池の状態を監視し、前記電池の残量を算出する際に前記表示部により画像の表示が行われている場合には、前記監視により得られる前記電池の電圧と、表示されている画像の表示色に基づく消費電力に応じた補正値とにより前記電池の残量を算出し、当該算出した残量を前記表示部に表示させる制御部と、を備える
    ことを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記表示部は、
    前記複数の発光素子にて一つのピクセルを構成し、前記複数の発光素子ごとの光量を調整することにより前記ピクセルごとに色を生成し、当該ピクセルの集合体により画面表示を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記複数の発光素子は、色の三原色R、G、Bの発光素子からなり、
    前記制御部は、
    前記表示部に画像の描画を指示する描画信号の一部を参照して前記R、G、Bの発光素子ごとの単体発光状態を抽出し、当該抽出された単体発光状態に基づいて発光比率を算出して前記補正値を設定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記制御部は、
    少なくとも前記監視により得られる前記電池の電圧と前記補正値とに基づいて算出した値を予め設定された閾値と比較することにより、電池の残量レベルを決定し、当該残量レベルを絵記号にて前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯電子機器。
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