JP2003108076A - 有機エレクトロルミネッセンス表示装置及び携帯電話機 - Google Patents
有機エレクトロルミネッセンス表示装置及び携帯電話機Info
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Abstract
有機EL表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る有機ELディスプレイ1
は、入力データがテキストデータであるか否かを判別す
るテキスト判別回路2と、入力データがテキストデータ
である場合、背景部分を白色、文字部分を黒色で表示す
べき入力データに対し、白色と黒色の間で表示色を反転
させるための白黒反転回路3と具え、白黒反転回路3か
ら得られるデータが駆動回路6に供給される。
Description
ミネッセンス表示装置及びこれを具えた携帯電話機に関
するものである。
ィスプレイ(以下、有機ELディスプレイという)の開発
が進んでおり、例えば携帯電話機に有機ELディスプレ
イを採用することが検討されている。有機ELディスプ
レイは、図3及び図4に示す如く、ガラス基板(11)をベ
ースとして、有機発光層(14)の両側に有機正孔輸送層(1
5)及び有機電子輸送層(16)を配置して有機層(13)を形成
すると共に、該有機層(13)の両側に陽極(12)及び陰極(1
7)を配置して構成されており、陽極(12)と陰極(17)の間
に所定の電圧を印加することによって、有機発光層(14)
を発光させるものである。
e)を材料とし、陰極(17)は例えばAl−Li合金を材料
として、それぞれストライプ状に形成され、互いに交叉
する方向にマトリクス配置されている。又、陽極(12)は
データ電極、陰極(17)は走査電極として用いられ、水平
方向に伸びる1本の走査電極が選ばれた状態で、垂直方
向に伸びる各データ電極に、入力データに応じた電圧を
印加することによって、該走査電極と各データ電極の交
叉点で有機層(13)を発光させて、1ライン分の表示を行
なう。そして、走査電極を順次垂直方向へ切り替えるこ
とによって垂直方向に走査し、1フレーム分の表示を行
なう。
方式としては、上述の如く走査電極とデータ電極を用い
て時分割駆動するパッシブマトリクス駆動方式と、各画
素の発光を1垂直走査期間に亘って維持するアクティブ
マトリクス駆動方式が知られている。
ディスプレイにおいては、図5に示す如く、1つの画素
(10)を構成すべき1つの有機EL素子(18)毎に、オン/
オフ機能を発揮する書込みトランジスタTR1と、入力
データを電流値に変換する駆動トランジスタTR2と、
メモリ機能を発揮する容量素子Cとが配備される。又、
走査電極を駆動すべきゲートドライバ(61)と、データ電
極を駆動すべきソースドライバ(62)とによって、駆動回
路(6)が構成される。
電極に順次電圧を印加し、同一走査線に繋がっている書
込みトランジスタTR1を導通状態にし、この走査に同
期してソースドライバ(62)にデータを供給する。このと
き、書込みトランジスタTR1が導通状態であるので、
該データは容量素子Cに蓄積される。次に、この容量素
子Cに蓄積されたデータの電荷量によって駆動トランジ
スタTR2の動作状態が決まる。例えば、駆動トランジ
スタTR2が動作状態となったと仮定すると、該駆動ト
ランジスタTR2を経て有機EL素子(18)に電流が供給
される。この結果、該有機EL素子(18)が点灯する。こ
の点灯状態は、1垂直走査期間に亘って保持される。
自己発光型ディスプレイであって、必要な画素だけを点
灯させればよいので、バックライトを常時点灯させる必
要のある液晶ディスプレイと比較して、消費電力の節減
が可能である。
話機においては、近年の多機能化、カラー表示化に伴っ
て消費電力が増大しているため、携帯電話機に有機EL
ディスプレイを採用する場合には、有機ELディスプレ
イの消費電力を更に節減することが望まれる。そこで本
発明の目的は、従来よりも消費電力を節減することが可
能な有機EL表示装置及びこれを具えた携帯電話機を提
供することである。
は、文字の表示に際して、背景部分は白色、文字部分は
黒色として表示することが多く、この場合、文字部分に
比べて面積の大きな背景部分を白色で表示するために多
くの電力が消費されることに着目し、文字表示に必要な
電力を低減させることにより、全体として消費電力を節
減する。
入力データがテキストデータであるか否かを判別するテ
キスト判別手段と、入力データがテキストデータである
場合、該入力データに、背景部分は黒色で表示すると共
に、文字部分は背景部分よりも輝度の高い色で表示する
ための修正を加えて、修正された入力データを駆動回路
に供給するデータ修正手段とを具えている。
入力データがテキストデータである場合、面積の大きな
背景部分は黒色で表示されるので、背景部分を白色で表
示する場合と比べて、消費電力が節減される。又、文字
部分は背景部分よりも輝度の高い色で表示されるので、
文字形状の視認性に問題はない。
背景部分を白色、文字部分を黒色で表示すべき入力デー
タに対し、白色と黒色の間で表示色を反転させるための
修正を加える。これによって、背景部分は白色から黒色
に、文字部分は黒色から白色に反転されて、消費電力が
節減されると共に、文字形状の視認性が維持される。
タがテキストデータでない場合に該入力データのデータ
量を判定する手段と、データ量が所定の閾値よりも少な
いと判定された入力データについては、中間の輝度帯域
で表示すべき入力データを対象として、輝度を低下させ
るための修正を加える第2のデータ修正手段を具えてい
る。該具体的構成においては、入力データが例えばグラ
フィックデータやイメージデータであってテキストデー
タでない場合、該入力データのデータ量を判定すること
により、グラフィックデータの如くデータ量が所定の閾
値よりも少ないデータを判別し、該データについては、
中間の輝度帯域の輝度を更に低下させる修正が加えられ
て、該データの表示が行なわれる。これによって、全体
として消費電力の節減が図られる。但し、中間の輝度帯
域のデータが低い輝度で表示されることになるが、高輝
度帯域及び低輝度帯域のデータはそのまま表示されるの
で、特にアニメーションのグラフィックデータの如くデ
ータ量の少ないデータの場合には、画質の低下は大きな
問題とならない。
に配備された正負一対の電極に、駆動回路によって入力
データに応じた電圧を印加することにより、有機層を発
光させる有機EL表示装置を具えた携帯電話機におい
て、キー操作が行なわれていない状態の継続時間を計測
する手段と、計測された時間が所定の閾値を越えたと
き、入力データに対し、表示の輝度を徐々に低下させる
ための修正を加えて、修正された入力データを駆動回路
に供給するデータ修正手段とを具えている。
間を越えてキー操作が行なわれない場合は、有機EL表
示装置にデータを表示する必要がないものと判断して、
徐々に輝度を低下させる。これによって、有機EL表示
装置の表示は徐々に薄れて、最終的には完全に消えるこ
とになる。これによって、有機EL表示装置の消費電力
を節減することが出来る。その後、何らかのキー操作を
行なえば、有機EL表示装置による表示が再開される。
尚、有機EL表示装置の場合、発光を停止させると同時
に、表示は瞬間的に消えることになるが、本発明におい
ては、徐々に輝度を低下させるので、瞬間的に表示が消
えることによる問題は生じない。
電話機によれば、従来よりも消費電力を節減することが
可能である。
した形態につき、図面に沿って具体的に説明する。本発
明に係る携帯電話機は、図3乃至図5に示す如き有機E
Lディスプレイ(1)を具えており、該有機ELディスプ
レイ(1)には、図1に示す駆動回路(6)が接続されてお
り、該駆動回路(6)から有機ELディスプレイ(1)へゲ
ート駆動信号及びソース駆動信号が供給される。
ータをダウンロードした場合、該データは、先ずテキス
ト判別回路(2)へ供給されて、該データがテキストデー
タであるか否かが判別される。テキストデータと判別さ
れた場合、該データは白黒反転回路(3)へ供給されて、
図2(a)に示す如く背景部分を白色、文字部分を黒色で
表示すべきデータが、図2(b)に示す如く背景部分は黒
色、文字部分は白色に表示すべきデータに変換され、駆
動回路(6)へ供給される。この結果、有機ELディスプ
レイ(1)には、図2(b)に示す如く背景部分は黒色、文
字部分は白色で文字が表示されることになる。
よって該データがテキストデータではないと判別された
場合、該データはデータ量判定回路(4)へ供給されて、
データ量が所定の閾値を越えているかどうかが判定され
る。ここで、データ量が所定の閾値を越えていない場
合、該データは、例えばアニメーションのグラフィック
データの如く階調の粗いデータと考えられるので、該デ
ータをガンマ特性変更回路(5)へ供給して、ガンマ特性
を変更することにより、中間輝度帯域のデータに対して
輝度を所定値だけ低下させる処理を加えた後、駆動回路
(6)へ供給する。
ている場合、該データは、例えば写真撮影によって得ら
れるイメージデータの如く階調の細かい画像のデータと
考えられ、部分的に輝度を下げる処理を加えることは不
適当であるので、ガンマ特性変更回路(5)を無処理で通
過させ、駆動回路(6)へ供給する。
や、テキストデータ以外であって比較的データ量の少な
いデータの場合には、有機ELディスプレイ(1)による
表示の輝度が画面全体として抑えられ、有機ELディス
プレイ(1)の消費電力が節減されることになる。
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、背景部分及び文字部分がそ
れぞれカラー表示の場合は、背景部分を黒色で表示する
と共に、文字部分は同じカラーで、若しくは黒色と区別
可能な他のカラーで表示すればよい。又、図1に示す白
黒反転回路(3)及びガンマ特性変更回路(5)と駆動回路
(6)との間に、白黒反転回路(3)或いはガンマ特性変更
回路(5)から得られるデータの全体に対して輝度を徐々
に低下させるための処理を加えるべき回路を介在させ
て、一定時間以上に亘ってキー操作が行なわれていない
場合に、該回路を動作させて、表示の輝度を徐々に低下
させる構成によっても、有機ELディスプレイ(1)の消
費電力を節減することが可能である。
ロック図である。
る。
ある。
る。
スプレイの構成を説明する図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 有機層を挟んで両側に正負一対の電極を
配備し、駆動回路によって両電極間に入力データに応じ
た電圧を印加することにより、有機層を発光させる有機
エレクトロルミネッセンス表示装置において、 入力データがテキストデータであるか否かを判別するテ
キスト判別手段と、 入力データがテキストデータである場合、該入力データ
に、背景部分は黒色で表示すると共に、文字部分は背景
部分よりも輝度の高い色で表示するための修正を加え
て、修正された入力データを駆動回路に供給するデータ
修正手段とを具えていることを特徴とする有機エレクト
ロルミネッセンス表示装置。 - 【請求項2】 データ修正手段は、背景部分を白色、文
字部分を黒色で表示すべき入力データに対し、白色と黒
色の間で表示色を反転させるための修正を加える請求項
1に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示装置。 - 【請求項3】 更に、入力データがテキストデータでな
い場合に該入力データのデータ量を判定する手段と、デ
ータ量が所定の閾値よりも少ないと判定された入力デー
タについては、少なくとも中間の輝度帯域で表示すべき
入力データを対象として、輝度を低下させるための修正
を加える第2のデータ修正手段を具えている請求項1又
は請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセンス表示
装置。 - 【請求項4】 有機層の両側に配備された正負一対の電
極に、駆動回路によって入力データに応じた電圧を印加
することにより、有機層を発光させる有機エレクトロル
ミネッセンス表示装置を具えた携帯電話機において、 キー操作が行なわれていない状態の継続時間を計測する
手段と、 計測された時間が所定の閾値を越えたとき、入力データ
に対し、表示の輝度を徐々に低下させるための修正を加
えて、修正された入力データを駆動回路に供給するデー
タ修正手段とを具えていることを特徴とする携帯電話
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001295154A JP4082886B2 (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 有機エレクトロルミネッセンス表示装置及び携帯電話機 |
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JP2001295154A JP4082886B2 (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 有機エレクトロルミネッセンス表示装置及び携帯電話機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003108076A true JP2003108076A (ja) | 2003-04-11 |
JP4082886B2 JP4082886B2 (ja) | 2008-04-30 |
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ID=19116636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001295154A Expired - Lifetime JP4082886B2 (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | 有機エレクトロルミネッセンス表示装置及び携帯電話機 |
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- 2001-09-26 JP JP2001295154A patent/JP4082886B2/ja not_active Expired - Lifetime
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