JP4864790B2 - シャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造 - Google Patents

シャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造 Download PDF

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Description

本発明は、自動二輪車等のシャフトドライブ式の動力伝達機構におけるシャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造に関する。
一般に、自動二輪車等のシャフトドライブ式の動力伝達機構では、エンジンに連動されるドライブシャフトの後端に一体に設けられる駆動ベベルギヤを、リヤフォークに軸架されて後輪に連動される被動ベベルギヤに噛合させてエンジンの回転を後輪に伝達するように構成されている。上記駆動および被動ベベルギヤはリヤフォークの一側に設けられるファイナルケース内の密封状ギヤ室に収納され、該室内に封入される潤滑オイルによって潤滑されている。また、駆動および被動ベベルギヤの回転、特にそれらの高回転時の空気抵抗を少なくするために、ファイナルケースにはギヤ室の呼吸用ブリーザ機構が設けられている(例えば、特許文献1,2参照)。
実開昭58−116887号公報 特公昭62−26959号公報
しかし、従来の構成では、呼吸用ブリーザ機構がギヤボックスの上部に突出して設けられ、そのための部品が必要になり、ボックスから一部突出することでデザイン性も劣りケース全体が大型化してしまうという問題がある。
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、ギヤケース全体を小型化でき、かつ外観性にも優れたシャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造を提供することにある。
本発明は、車体に取り付けたエンジンの出力軸に自在継手を介してドライブシャフトの一端を連結し、このドライブシャフトの他端側に歯車等を介して車輪を連結し、エンジンの出力をドライブシャフトを介して車輪に伝達するシャフトドライブ式駆動装置であって、前記車輪(25)のドライブシャフト側にディスクブレーキ(80)を配置し、前記歯車等を内装するギヤケース(81)にケース内と大気側の呼吸作用を行うブリーザ機構(101)を設け、該ブリーザ機構(101)の大気開口部(103)を車両上下方向上側であって、車両幅方向内側のギヤケース(81)とディスクブレーキ(80)との間における該ディスクブレーキ(80)の外径の内側に開口したことを特徴とする。
この発明では、ブリーザ機構が従来のように車両上下方向上側に突出しないためギヤケース全体をコンパクトにできると共に、車体側面視でブリーザ機構が車両幅方向内側に隠れるため、外観性が向上する。
この場合において、ブリーザ機構の大気開口部に防水透湿性素材を配置してもよい。
該素材は空気の流入出は行うものの水分や湿気などがギヤケースの内側に入らないようにする素材であればよい。
また前記ブリーザ機構の大気開口部をギヤケースとディスクブレーキとの間に開口してもよい。前記ブリーザ機構をギヤケースの車両前後方向の前部に配置してもよい。
大気開口部をギヤケースとディスクブレーキとの間の挟まれた空間に開口させれば、外乱(雨水など)が直接当たらず水分の浸入が防止できる。
また、前記ブリーザ機構がギヤケースに設けたブリーザボス部と、該ブリーザボス部に設けた通気孔とを備え、該通気孔がギヤケースに設けた斜め孔に連通し、該斜め孔の端部がギヤケース側壁を貫通して該ギヤケースの内側に開口してもよい。また、前記斜め孔の端部がギヤケースの内側の軸受けとシール部材間の空間に連通し、この空間が軸受けのアウタレースおよびインナレース間の空間を経て上記ギヤ室に連通してもよい。
ブリーザ機構がギヤケースに設けた通気孔や斜め孔で形成され、該斜め孔の端部がギヤケース側壁を貫通して該ギヤケースの内側に開口するため、きわめて簡単な構成でブリーザ機構を実現できる。また、斜め孔の端部がギヤケースの内側における軸受けとシール部材との間に連通し、かつ軸受けのアウタレースおよびインナレース間の空間を経てギヤ室に連通すれば、ギヤ室の空気が効率よく大気開放される。
本発明によれば、ブリーザ機構が従来のように車両上下方向上側に突出しないためギヤケース全体をコンパクトにできると共に、車体側面視でブリーザ機構が車両幅方向内側に隠れるため、外観性が向上する。
またブリーザ機構の大気開口部に防水透湿性素材を配置すれば、空気の流入出は行うものの水分や湿気などがギヤケースの内側に入らない。
ブリーザ機構の大気開口部をギヤケースとディスクブレーキとの間の挟まれた空間に開口させれば、外乱(雨水など)が直接当たらず水分の浸入が防止できる。
さらにブリーザ機構がギヤケースに設けた通気孔および斜め孔で形成され、該斜め孔の端部がギヤケース側壁を貫通して該ギヤケースの内側に開口すれば、きわめて簡単な構成でブリーザ機構を実現できる。
斜め孔の端部がギヤケースの内側における軸受けとシール部材との間に連通し、かつ軸受けのアウタレースおよびインナレース間の空間を経てギヤ室に連通すれば、ギヤ室の空気が効率よく大気開放される。
以下、本発明の一実施の形態を添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るシャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造を備えた自動二輪車の概要図である。なお以下の説明において上下方向および前後方向とは図1を基準とした方向を示すものとし、左右方向とは運転者から見た方向をいう。
自動二輪車1は、図1に示すように、車体フレーム6を備え、この車体フレーム6は、ヘッドパイプ61と、このヘッドパイプ61から後方斜め下方に延在する左右一対のメインフレーム62と、これらのメインフレーム62の後方に連接された左右一対のピボットプレート63と、これらのピボットプレート63を互いに水平に連結する図示しないクロスメンバーとで構成されている。
車体フレーム6のヘッドパイプ61には、図1に示すように、フロントフォーク3が揺動自在に連結され、フロントフォーク3の下端部には、油圧式ディスクブレーキを備えた前輪2が回転自在に支持されており、前輪2の上方には、フロントフェンダ20が設けられている。このフロントフェンダ20は、フロントフォーク3に支持される態様で取り付けられている。また、フロントフォーク3の上端部には、ステアリングハンドル5が取り付けられている。車体フレーム6の中央部の下側には、水冷直列4気筒横置き型のエンジン19が搭載されている。このエンジン19の左右両側には、ミドルカウル8が設けられており、このミドルカウル8は、アッパーカウル7と連続する態様で車体に対して着脱自在に取り付けられている。また、アッパーカウル7には、二灯式のヘッドライト28、ウインドスクリーン29、左右一対のフロントウィンカ27、左右一対のバックミラー30が取り付けられている。
エンジン19の下方にはロアカウル9が取り付けられ、ロアカウル9はミドルカウル8と連続する態様で車体に対し着脱自在に取り付けられている。また、エンジン19の上方であって車体フレーム6の上側には燃料タンク21が載置されており、この燃料タンク21の後方には乗員シート22が装着されている。燃料タンク21の前側にはハーフカバー24が取り付けられ、このハーフカバー24は燃料タンク21の前側空間の上部を覆っている。乗員シート22の後方の下側にはリアカウル41およびリアフェンダ42が取り付けられている。このリアフェンダ42には、ストップランプ43、左右一対のリアウインカ44が取り付けられている。
車体フレーム6の後方下部には、図1に示すように、リヤフォーク23がピボットプレート63にピボット軸(図示せず)を介して揺動自在に支持されており、リヤフォーク23の後端部には、油圧式ディスクブレーキ80を備えたシャフトドライブ駆動式の後輪25が、リアフェンダ42の下方で回転自在に支持されている。またリヤフォーク23の中央上部にブラケット46が設けられ、ブラケット46にリヤクッション47の下端が連結され、リヤクッション47の上端がメインフレーム62に設けたブラケット(図示せず)に連結されている。リヤフォーク23はドライブシャフト71を覆うシャフトケースを兼ねており、ドライブシャフト71の一端71aがユニバーサルジョイント(自在継手)72を介してエンジン19の出力軸18に連結され、ドライブシャフト71の他端71bが締結ジョイント73によりドライブシャフト末端軸74に連結され、該ドライブシャフト末端軸74がリヤフォーク23の後部におけるファイナルケース(ギヤケース)81の内側で軸受け75を介して回転自在に支持されている。
図2は、ファイナルケース81を示す斜視図である。ファイナルケース81はリヤフォーク23の後端に複数のボルト82で締結されたリヤフォーク側ケース部83と、リヤフォーク側ケース部83に複数の六角穴付きボルト84(図4参照)で締結された車輪側ケース部85とを備える。リヤフォーク側ケース部83にはフランジ98が一体に形成され、該フランジ98がリヤフォーク23の後端に一体に形成した相フランジ99に当接し、各フランジ98,99が複数のボルト82によって締結されている。また、各ケース部83,85の内側には、図3に示すように、ドライブシャフト71により伝達されるエンジン19の動力を、後輪25に伝動する動力伝達機構86が収納されている。この動力伝達機構86において、図中左端に示すドライブシャフト末端軸74の後部には駆動ベベルギヤ87が一体に形成され、ドライブシャフト末端軸74は駆動ベベルギヤ87の両側に位置した軸受け75および軸受け76によりリヤフォーク側ケース部83の内側に回転自在に支持されている。上記奥側の軸受け76はリヤフォーク側ケース部83の内側に突設した軸受け支持部76(図5参照)に支持されている。
上記駆動ベベルギヤ87は被動ベベルギヤ88に噛み合っており、この被動ベベルギヤ88は伝動軸89の中央部に設けたスプライン軸89aにスプライン結合し、止めリング90により係止されている。上記伝動軸89は一端部89bがリヤフォーク側ケース部83に配置した軸受け91に回転自在に支持され、該伝動軸89の他端部89cにカラー92が嵌合し、このカラー92が車輪側ケース部85に配置した軸受け93に回転自在に支持されている。そして、上記伝動軸89の他端部89cには後輪25の後輪軸(図示せず)が該伝動軸89と一体に回転自在に締結されている。なお伝動軸89の一端部89bを支持した軸受け91は蓋体94により保持される。
本構成によれば、上記ドライブシャフト71によって伝達される上記エンジン19の動力が、ドライブシャフト末端軸74から駆動ベベルギヤ87および被動ベベルギヤ88を介して伝動軸89に伝達されて、この伝動軸89に連結された後輪25の後輪軸に伝動することにより後輪25が駆動される。
ところでファイナルケース81の内側に設けた駆動および被動ベベルギヤ87,88を収納したギヤ室100は密封される。即ちドライブシャフト末端軸74が貫通するリヤフォーク側ケース部83の貫通孔にはシール部材95が配置され、伝達軸89が貫通する車輪側ケース部85の貫通孔にはシール部材96が配置される。またリヤフォーク側ケース部83において図中右下に給油口83aが設けられ、該給油口83aにはプラグ97が配置される。そしてプラグ97を外し給油口83aからファイナルケース81の内側のギヤ室100に適量の潤滑オイルが注入される。
つぎに、本実施の形態による呼吸用ブリーザ機構について説明する。図4は、ファイナルケース81における、リヤフォーク側ケース部83と車輪側ケース部85とを締結した状態を示す斜視図であり、図5は、これらの一部を切り欠いて示す斜視図である。ファイナルケース81には、図4に示すように、締結用のボルト84を貫通するボス部102,102の間に位置するように、呼吸用ブリーザ機構101が設けられている。呼吸用ブリーザ機構101は、ギヤ室100に設けた駆動および被動ベベルギヤ87,88(図4では不図示)の回転、特にそれらの高回転時の空気抵抗を少なくするために設けられ、ギヤ室100の空気をファイナルケース81の外に導く。この呼吸用ブリーザ機構101は、車輪側ケース部85における車両前後方向の前端部の外周に設けられ、締結用のボルト84を貫通するボス部102の間に位置し、該ボス部102とほぼ同径で筒状に延びたブリーザボス部104と、ブリーザボス部104に設けられ大気と連通した通気孔(大気開口部)103とを備える。ブリーザボス部104は車輪側ケース部85の外周半径方向外側には殆ど突出せず、後輪25に向けて延出し、通気孔103がディスクブレーキ80の板面に向けて開口する。ブリーザボス部104は車両上下方向上側に配置され、通気孔103は車両車幅方向内側に向かって開口する。
通気孔103の奥端は、図5に示すように、車輪側ケース部85を貫通せずに途中で止まり、該車輪側ケース部85に設けた斜め孔105に連通している。この斜め孔105の一端105aは、車輪側ケース部85とリヤフォーク側ケース部83との合わせ面108において、該リヤフォーク側ケース部83の合わせ面108の側に設けた袋穴109に開口し、斜め孔105の他端105bは車輪側ケース部85の側壁106を貫通して該車輪側ケース部85の内側に開口している。この斜め孔105の他端105bは、図3に示すように、上述した軸受け93とシール部材96間の空間110に連通し、この空間110は軸受け93のアウタレース93aおよびインナレース93bの間を通じて空間111に連通し、この空間111は上記ギヤ室100に連通する。
上記通気孔103の入口部には防水透湿性素材112が配置される。該素材112は空気の流入出は行うものの水分や湿気などが車輪側ケース部85の内側の空間に入らないようにする素材であればよい。該素材112はフィルタ押さえで抜け止めされる。該素材112は通気孔103の入口に限定されず任意の位置に配置が可能である。
図6は、乗員シート22の断面図、図7は、図6のVII−VII断面図である。この乗員シート22は乗員の座部においてクッション材22a,22bが二層構造になっており、上側のクッション材22aは発泡ウレタン製の単一素材で形成され、表皮22cの内側においてリアカウル41の上方にまで延出している。また下側のクッション材22bは低反発性の網状クッションであり、剛性を有した境界層22dにより覆われ、クッション材22bの素材には例えば可塑性エラストマが使用されている。
乗員シート22は上述したように二層構造であり、乗員の長時間運転時の疲れが少なくなり、乗り心地が向上する。また下側のクッション材22bは剛性を有した境界層22dで覆われるため、クッション材22bの型崩れを防止できる。
本実施の形態では、自動二輪車に乗車しエンジン19を駆動すると、エンジン出力軸18に連結されたドライブシャフト71が回転し、この回転は、駆動ベベルギヤ87、被動ベベルギヤ88および伝動軸89を介して後輪25に伝達される。
上記ギヤ室100には、駆動ベベルギヤ87および被動ベベルギヤ88の回転に起因した圧力変動による呼吸作用が起こるが、この場合に、ギヤ室100の空気は、軸受け93のアウタレース93aおよびインナレース93bの間を通じて空間110に排出し、この空間110から車輪側ケース部85に設けた斜め孔105および通気孔103を介して大気に開放し、これによって呼吸が行われる。
本実施の形態では、ブリーザ機構101が車両上下方向上側に大きく突出しないためファイナルケース81全体をコンパクトにでき、ブリーザボス部104が車輪側ケース部85の外周半径方向外側には殆ど突出しないため、ブリーザボス部104が車体側面視で車両幅方向内側に隠れデザイン性が向上する。
ブリーザボス部104は車両上下方向上側に配置され、通気孔103は車両車幅方向内側に向かって開口するため、雨水などの水分や湿気が浸入しにくい。
さらにブリーザ機構101の通気孔103に防水透湿性素材112を配置したため、該素材112によって空気の流入出は行うものの水分や湿気などがファイナルケース81の内側に入らない構成にできる。
ブリーザ機構101の通気孔103がファイナルケース81とディスクブレーキ80との間の挟まれた空間に開口したため、外乱(雨水など)が直接当たりにくく、ファイナルケース81への水分の浸入が防止できる。
上記ブリーザ機構101が、車輪側ケース部85に設けたブリーザボス部104に通気孔103を設け、該通気孔103を車輪側ケース部85に設けた斜め孔105に連通し、斜め孔105を車輪側ケース部85の内側に開口するだけの構成であるため、きわめて簡単にブリーザ機構101を実現できる。
また、斜め孔105の端部が、車輪側ケース部85の内側における軸受け93とシール部材96との間に連通し、かつ軸受け93のアウタレース93aおよびインナレース93bの間を通じて空間110に連通し、この空間110から車輪側ケース部85に設けた斜め孔105および通気孔103を介して大気に開放するため、きわめて簡単にブリーザ機構101を実現できる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。例えば、通気孔103は後輪25側に開口すればよく、円筒状のブリーザボス部104に設けることに限定されず、ブリーザボス部104の形状や個数などはそれぞれ任意に変更が可能である。
本発明の一実施の形態に係るシャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造を有する自動二輪車の側面図である。 ファイナルケースを示す斜視図である。 図2のIII−III断面展開図である。 ファイナルケースにおけるリヤフォーク側ケース部と車輪側ケース部とを締結した状態を示す斜視図である。 これらの一部を切り欠いて示す斜視図である。 乗員シートの縦断面図である。 図6のVII−VII断面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
6 車体フレーム
19 エンジン
23 リヤフォーク
25 後輪
71 ドライブシャフト
74 ドライブシャフト末端軸
81 ファイナルケース(ギヤケース)
83 リヤフォーク側ケース部
85 車輪側ケース部
86 動力伝達機構
87 駆動ベベルギヤ
88 被動ベベルギヤ
89 伝動軸
100 ギヤ室
101 ブリーザ機構
103 通気孔
104 ブリーザボス部
112 防水透湿性素材

Claims (6)

  1. 車体に取り付けたエンジンの出力軸に自在継手を介してドライブシャフトの一端を連結し、このドライブシャフトの他端側に歯車等を介して車輪を連結し、エンジンの出力をドライブシャフトにより車輪に伝達するシャフトドライブ式駆動装置であって、
    前記車輪(25)のドライブシャフト側にディスクブレーキ(80)を配置し、
    前記歯車等を内装するギヤケース(81)にケース内と大気側の呼吸作用を行うブリーザ機構(101)を設け、
    該ブリーザ機構(101)の大気開口部(103)を車両上下方向上側であって、車両幅方向内側のギヤケース(81)とディスクブレーキ(80)との間における該ディスクブレーキ(80)の外径の内側に開口したことを特徴とするシャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造。
  2. 前記ギヤケース(81)をリヤフォーク側ケース部(83)と車輪側ケース部(85)とに分割し、車輪側ケース部(85)に締結用のボルト(84)が貫通する複数のボス部(102)を設け、前記ブリーザ機構(101)を車両上下方向上側のボス部(102)の間に当該ボス部(102)と平行に筒状に延ばしたことを特徴とする請求項1に記載のシャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造。
  3. 前記ブリーザ機構(101)の大気開口部に防水透湿性素材(112)を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のシャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造。
  4. 前記ブリーザ機構(101)をギヤケース(81)の車両前後方向の前部に配置したことを特徴とする請求項1に記載のシャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造。
  5. 前記ブリーザ機構(101)がギヤケース(81)に設けたブリーザボス部(104)と、該ブリーザボス部に設けた通気孔(103)とを備え、該通気孔がギヤケース(81)に設けた斜め孔(105)に連通し、該斜め孔の端部がギヤケース側壁を貫通して該ギヤケース(81)の内側に開口したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のシャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造。
  6. 前記斜め孔(105)の端部がギヤケース(81)の内側の軸受け(93)とシール部材(96)間の空間(110)に連通し、この空間(110)が軸受け(93)のアウタレース(93a)およびインナレース(93b)間の空間(111)を経てギヤ室(100)に連通したことを特徴とする請求項5に記載のシャフトドライブ式駆動装置のブリーザ構造。
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