JP4862373B2 - ケーブル式操舵装置 - Google Patents
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Description
前記ケーブル端部支持構造は、前記ケーブル端部の固定部から、前記巻き付け溝に沿って所定の長さだけ離れた位置に、前記インナーケーブルを前記巻き付け溝に当接させる規制部材を設け、前記所定の長さは、前記インナーケーブルの張力を支持する摩擦力が発揮できるインナーケーブル最小巻き付け長さであることとしたことを特徴とする。
例えば、ハンドルが左右の最大回転位置から逆の方向の旋回操作される時、弛緩側のインナーケーブルが完全にプーリから離れ、インナーケーブルと巻き付け溝との間に作用する摩擦力が完全に無くなってしまうため、プーリの逆方向への回転によってプーリに巻き付けられるようにする時に、インナーケーブルが円筒部材の巻き付け溝から浮き上がることがある。
これに対し、本発明では、ケーブル端部の固定部から、巻き付け溝に沿って所定の長さだけ離れた位置に設けられた規制部材により、インナーケーブルの巻き付け溝に対する当接が維持される。この規制部材によるインナーケーブルの浮き上がり防止により、円筒部材のケーシング内面にインナーケーブルが接触して傷付くのが防止されるし、インナーケーブルが巻き付け溝に沿って巻き付けられないことも回避される。
また、従来技術のように、インナーケーブルを弛緩する側においても円筒部材に対し常時2回以上巻き付けておく必要がなく、規制部材が設定される位置までの最小限の巻き付き量でよいため、円筒部材の軸方向全長が短くなり、円筒部材の小型化を図ることができるし、インナーケーブルの全長も短くなることで、軽量化を図ることができる。
この結果、円筒部材の小型化や軽量化を図りながら、インナーケーブルが円筒部材の巻き付け溝から浮き上がるのを防止し、耐久性向上と円滑な巻き付き作動性の確保を達成することができる。
[全体構成について]
図1は実施例1のケーブル式操舵装置が適用されたステアバイワイヤシステム(以下、「SBWシステム」という。)を示す全体構成図である。
実施例1のケーブル式操舵装置が適用されたSBWシステムは、(1)反力装置、(2)バックアップ装置、(3)転舵装置、(4)制御コントローラにより構成されている。以下、それぞれの構成を詳しく説明する。
反力装置は、舵角センサ1,1と、エンコーダ2と、トルクセンサ3,3と、ホールIC4と、反力モータ5と、を有して構成される。
反力装置(1)と転舵装置(3)とを機械的に分離・連結を可能とするバックアップ装置は、ケーブルコラム7とバックアップクラッチ9により構成されている。
転舵装置は、エンコーダ10,10、舵角センサ11,11、トルクセンサ12,12、ホールIC13、転舵モータ14,14、ステアリング機構15、操向輪16,16とを有して構成される。
制御コントローラは、電源18により処理演算等を行う2つの制御コントローラ19,19により二重系が構成されている。
図2は実施例1のケーブル式操舵装置におけるケーブル端部支持構造を示すプーリ平面図(a)、プーリ側面図(b)、プーリ正面図(c)、規制部材斜視図(d)である。
まず、実施例1では、図1に示すように、SBWシステムのバックアップ機構として、ケーブル式操舵装置が用いられている。このケーブル式操舵装置において、ハンドル6の左右旋回操作に連れて駆動側プーリ及び従動側プーリが同方向に自由に回転し、プーリ71,72の回転によってその両端部がそれぞれ駆動側及び従動側にプーリに固定されている二本のインナーケーブル73,74が相対的に牽引・弛緩されるようになっている。
ここで、前記固定部81は、ケーブル端部73aに鋳込みやカシメ等により固定したピン81aを、プーリ71の端面に回転軸L方向に形成したピン孔81bに固定することで構成される。
また、前記第1規制部材82の設定位置は、前記ケーブル端部73aの固定部81から、前記インナーケーブル73の張力を支持する摩擦力が発揮できるインナーケーブル最小巻き付け長さだけ離れた位置としている。実施例1では、例えば、固定部81から溝深さの深い巻き付け深溝部分71a'に沿って約半周(約180度)離れた位置としている。
実施例1では、図2(a)に示すように、前記第1規制部材82を設定した巻き付け深溝部分71a'の位置から本来の溝深さに徐々に戻すまでに約1/4周分を設定している。よって、プーリ71の上下面から少なくとも一つ目の溝のうち約3/4周分の溝を、中央部分の溝深さより深い溝による巻き付け深溝部分71a'としている。
[従来技術の概要と問題点]
ステアバイワイヤ(Steer-By-Wire)システムにおいて、反力アクチュエータが故障すると、反力制御を中止すると共に、クラッチを締結させ、ハンドルと操向輪とをバックアップ機構であるケーブルコラムを介して機械的に連結し、ハンドルの回転が、ピニオンに伝達され、タイヤを転舵することを可能にするようなケーブル式バックアップ機構が用いられている。
上記従来の問題点に対し、実施例1のケーブル式操舵装置では、プーリ71の小型化や軽量化を図りながら、インナーケーブル73,74がプーリ71の巻き付け溝71aから浮き上がるのを防止し、耐久性向上と円滑な巻き付き作動性の確保を達成することができるようにした。
以下、実施例1のケーブル式操舵装置における小型軽量化作用、組み付け作用、及び、インナーケーブル浮き上がり防止作用等について説明する。
実施例1のケーブル式操舵装置では、ケーブル端部73aの固定部81から、巻き付け溝71aに沿って所定の長さだけ離れた位置に第1規制部材82を設け、該第1規制部材82によりインナーケーブル73を巻き付け溝71aに当接させるケーブル端部支持構造A1を採用した。
すなわち、従来はケーブル端部の浮き上がり防止のため、常時2回転以上巻き付けによるインナーケーブルとプーリの間での摩擦力を作用させる方法を採用していたのに対し、実施例1はケーブル端部の浮き上がり防止のため、ケーブル端部73aの固定部81から、巻き付け溝71aに沿って所定の長さだけ離れた位置にてインナーケーブル73を巻き付け溝71aに当接させる方法を採用した。
このため、実施例1のケーブル式操舵装置では、従来技術のように、インナーケーブルを弛緩する側においてもプーリに対し常時2回以上巻き付けておく必要がなく、第1規制部材82が設定される位置までの最小限の巻き付き量でよいため、プーリ71の軸方向全長が短くなり、プーリ71の小型化を図ることができるし、インナーケーブル73,74の全長も短くなることで、軽量化を図ることができる。
プーリ71に対するインナーケーブル73の組付けは、ケーブル端部73aに固定したピン81aを、プーリ71の端面に形成したピン孔81bに固定し、その後、プーリ71の外周面に形成されている溝深さが深い巻き付け深溝部分71a'及び巻き付け溝71aに沿って巻き付ける。その後、規制部材としての第1規制部材82を、プーリ71の端面に形成された貫通穴82aに対し、回転軸L方向から差し込み、巻き付け深溝部分71a'を貫通し、さらに、有底穴82bまで差し込むことで行われる。
上記組み付けにより、インナーケーブル最小巻き付け位置で、インナーケーブル73を巻き付け深溝部分71a'に当接させるように、第1規制部材82によりインナーケーブル73に接触力を付与する作用を示し、インナーケーブル73が巻き付け深溝部分71a'から浮き上がることを規制する。
ハンドル6に連れて自由に回るプーリ71の左右方向の回転によって、インナーケーブル73がプーリ71に巻き付けられたり、プーリ71から弛緩されたりする。そして、ハンドル6が左右の最大回転位置にある時に、弛緩側のインナーケーブル73がケーブル端部73aの固定部81から、インナーケーブル最小巻き付け数の位置(プーリ半周)までしかプーリ71に巻き付けられないようになっている。
したがって、第1規制部材82によって、ハンドル6が最大回転位置に達しても、インナーケーブル73が常時プーリ半周分以上にプーリ71に巻き付けられることを確保し、インナーケーブル73が巻き付け溝71aから浮き上がること回避することができる。なお、最小巻き付き数のプーリ半周分から3/4周分までは、他の溝の径に合わせるように異径となっている。径が変化すると回転比は異なるため、3/4周分残して転舵制御される。
このインナーケーブル73の浮き上がり防止により、例えば、プーリ71のプーリケーシング75の内面にインナーケーブル73が接触して傷付き易くなるのが防止されるし、インナーケーブル73がプーリ71の巻き付け溝71aに沿って巻き付けられないことも回避される。
この第1規制部材82は円柱形状のピン部材であるため、インナーケーブル73との摩擦が少なくインナーケーブル73の外面を傷付けることを抑えることができる。また、この第1規制部材82は、プーリ71に対し強固に固定されているため、インナーケーブル73が浮き上がらないように、インナーケーブル73に充分な接触力を与えられる強度を持つ。
このため、上記小型軽量化作用及びインナーケーブル浮き上がり防止作用が発揮され、プーリ71の小型化や軽量化を図りながら、インナーケーブル73,74がプーリ71の巻き付け溝71aから浮き上がるのを防止し、耐久性向上と円滑な巻き付き作動性の確保を達成することができる。
例えば、第1規制部材82の設定位置は、ケーブル端部73aの固定部81から、実施例1のプーリ半周より近い位置に設定すると、インナーケーブル73の張力を支持する摩擦力を発揮できないし、逆に、ケーブル端部73aの固定部81から、実施例1のプーリ半周より遠い位置に設定すると、プーリ71の小型化や軽量化を図ることができない。
これに対し、実施例1では、第1規制部材82の設定位置を、インナーケーブル73の張力を支持する摩擦力の発揮と、プーリ71の小型化や軽量化と、を両立する最適位置とすることができる。
例えば、規制部材によりインナーケーブルを巻き付け溝に当接させる規制力が弱いと、インナーケーブルから規制力を超えるような過大な入力がある場合、インナーケーブルの巻き付け溝からの浮き上がりを防止できない。
これに対し、実施例1では、インナーケーブル73に接触力を付与し、挟み込み当接による規制作用を発揮する第1規制部材82により、インナーケーブル73から過大な入力があっても、インナーケーブル73の巻き付け溝71aからの浮き上がりを確実に防止することができる。
例えば、現状の同径による巻き付け溝が形成されたプーリに、挟み込み当接によりインナーケーブルの浮き上がりを規制する規制部材を設けようとする場合、規制部材の設定スペースを確保するために、プーリの上下部分の外径を一部分もしくは全周にわたり拡大する必要がある。
これに対し、実施例1では、ケーブル端部73aの固定部81から、少なくとも第1規制部材82を設定する位置までの巻き付け深溝部分71a'の溝深さを、他の巻き付け溝71aの溝深さよりも深く設定することで、プーリ71の外径を変えることなく、第1規制部材82を設定することができる。この結果、実施例1の第1規制部材82を採用しても、プーリハウジング75,76の設計変更を要さない。
例えば、規制部材をブラケットにピン部材を予め固定した別ユニット部材としておき、これをプーリに対しネジ止め等により固定する場合、部品点数が多くなりコスト増となるし、組み付け作業性が劣る。
これに対し、実施例1では、第1規制部材82を差し込むだけでプーリ71に設定できることで、充分な接触力を与える固定強度を持ちながら、低コストで、かつ、良好な組み付け作業性を得ることができる。
例えば、第1規制部材を多角柱形状のピン部材とした場合、インナーケーブルに接触力を作用させると、角部の接触により摩擦が大きくなり、インナーケーブルの外面を傷付けてしまうことがある。
これに対し、実施例1では、第1規制部材82を円柱形状のピン部材としたことで、頻繁にインナーケーブル73に接触力を作用させても、インナーケーブル73の外面を傷付けることを抑制することができる。
実施例1のケーブル式操舵装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
図3は実施例2のケーブル式操舵装置におけるケーブル端部支持構造を示すプーリ平面図(a)、プーリ側面図(b)、プーリ正面図(c)、規制部材斜視図(d)である。
ここで、前記第2規制部材83の設定位置は、前記ケーブル端部73aの固定部81から、前記インナーケーブル73の張力を支持する摩擦力が発揮できるインナーケーブル最小巻き付け長さだけ離れた位置としている。実施例2では、例えば、固定部81から巻き付け溝71aに沿って約半周(約180度)離れた位置としている。
前記第2規制部材83は、前記インナーケーブル73の全周を拘束するリング部材83aと、該リング部材83aとは連結部材83bを介して接続された固定ピン部材83cと、を有している。そして、前記連結部材83b及び前記固定ピン部材83cは、前記プーリ71の端面に回転軸L方向から差し込むことにより、前記プーリ71に設定している。
ここで、前記リング部材83aは、鋳込みやカシメによりインナーケーブル73の所定の位置に固定される。また、前記プーリ71には、連結部材83b及び固定ピン部材83cのための差し込み穴83dが形成されている。なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
実施例2のケーブル端部支持構造A2による組み付け作用及びインナーケーブル浮き上がり防止作用等について説明する。
プーリ71に対するインナーケーブル73の組付けは、ケーブル端部73aに固定したピン81aを、プーリ71の端面に形成したピン孔81bに固定し、その後、プーリ71の外周面に形成されている巻き付け溝71aに沿って巻き付ける。その後、ケーブル端部73aから所定長さだけ離れた位置に予めリング部材83aが固定されている第2規制部材83の連結部材83b及び固定ピン部材83cを、プーリ71の端面に形成された差し込み穴83dに対し、回転軸L方向から差し込むことで行われる。
上記組み付けにより、第2規制部材83により、インナーケーブル最小巻き付け位置で、インナーケーブル73を巻き付け溝71aに当接させる位置にインナーケーブル73を拘束する作用を示し、インナーケーブル73が巻き付け溝71aから浮き上がることを規制する。
ハンドル6に連れて自由に回るプーリ71の左右方向の回転によって、インナーケーブル73がプーリ71に巻き付けられたり、プーリ71から弛緩されたりする。そして、ハンドル6が左右の最大回転位置にある時に、弛緩側のインナーケーブル73がケーブル端部73aの固定部81から、インナーケーブル最小巻き付け数の位置(プーリ半周)までしかプーリ71に巻き付けられないようになっている。
したがって、第2規制部材83によって、ハンドル6が最大回転位置に達しても、インナーケーブル73が常時プーリ半周分以上にプーリ71に巻き付けられることを確保し、インナーケーブル73が巻き付け溝71aから浮き上がること回避することができる。
このインナーケーブル73の浮き上がり防止により、例えば、プーリ71のプーリケーシング75の内面にインナーケーブル73が接触して傷付き易くなるのが防止されるし、インナーケーブル73がプーリ71の巻き付け溝71aに沿って巻き付けられないことも回避される。
例えば、規制部材によりインナーケーブルを巻き付け溝に当接させる規制力が弱いと、インナーケーブルから規制力を超えるような過大な入力がある場合、インナーケーブルの巻き付け溝からの浮き上がりを防止できない。
これに対し、実施例2では、インナーケーブル73を巻き付け溝71aに対する当接位置に拘束し、かつ、実施例1の第1規制部材82より高い規制性能を発揮する第2規制部材83により、インナーケーブル73から過大な入力があっても、インナーケーブル73の巻き付け溝71aからの浮き上がりを確実に防止することができる。
例えば、インナーケーブルの一部分を拘束するようにした場合、インナーケーブルの拘束力が低下する。また、実施例1のように、規制部材をピン部材とした場合には、インナーケーブルとの擦れを避けることができない。
これに対し、実施例2では、インナーケーブル73を拘束するリング部材83aを有することで、高い拘束力が発揮されると共に、インナーケーブル73との擦れを防止することができる。
例えば、規制部材をネジ固定等によりプーリに固定するようにした場合には、組み付け工数を要し、組み付け作業性が低下する。また、実施例1のように、ピン部材による規制部材とした場合には、プーリの巻き付け溝の形状変更を余儀なくされる。
これに対し、実施例2では、プーリ71の端面から差し込むだけで、高い組み付け作業性により第2規制部材83を設定することができると共に、プーリ71の巻き付け溝71aの形状変更を要しないで規制部材を適用することができる。
実施例2のケーブル式操舵装置にあっては、実施例1の(1),(2)の効果に加え、下記に列挙する効果を得ることができる。
71,72 プーリ(円筒部材)
73,74 インナーケーブル
75,76 プーリケーシング
77,78 アウターチューブ
A1,A2 ケーブル端部支持構造
71a 巻き付け溝
71a' 巻き付け深溝部分
73a ケーブル端部
81 固定部
81a ピン
81b ピン孔
82 第1規制部材(規制部材)
82a 貫通穴
82b 有底穴
83 第2規制部材((規制部材)
83a リング部
83b 連結部
83c 固定ピン部
83d 差し込み穴
L プーリ71の回転軸
Claims (8)
- 円筒部材にインナーケーブルのケーブル端部を支持するケーブル端部支持構造を有し、前記ケーブル端部が支持された前記円筒部材の回転軸を中心として回転したとき、前記円筒部材の外周面に形成された巻き付け溝に沿って前記インナーケーブルを巻き取るケーブル式操舵装置において、
前記ケーブル端部支持構造は、前記ケーブル端部の固定部から、前記巻き付け溝に沿って所定の長さだけ離れた位置に規制部材を設け、該規制部材により前記インナーケーブルを前記巻き付け溝に当接させ、前記所定の長さは、前記インナーケーブルの張力を支持する摩擦力が発揮できるインナーケーブル最小巻き付け長さであることとしたことを特徴とするケーブル式操舵装置。 - 請求項1に記載されたケーブル式操舵装置において、
前記規制部材は、前記巻き付け溝からケーブル径相当だけ外径方向に離れた位置に対向配置した第1規制部材であり、該第1規制部材により、前記インナーケーブルを前記巻き付け溝に挟み込み当接させたことを特徴とするケーブル式操舵装置。 - 請求項2に記載されたケーブル式操舵装置において、
前記円筒部材は、外周面に形成された前記巻き付け溝のうち、前記ケーブル端部の固定部から、少なくとも前記第1規制部材を設定する位置までの部分の溝深さを、他の部分の溝深さよりも深く設定したことを特徴とするケーブル式操舵装置。 - 請求項2または3に記載されたケーブル式操舵装置において、
前記第1規制部材は、前記円筒部材の端面に回転軸方向から差し込み、前記巻き付け溝を貫通することにより、前記円筒部材に設定したことを特徴とするケーブル式操舵装置。 - 請求項4に記載されたケーブル式操舵装置において、
前記第1規制部材は、前記円筒部材に設定された円柱形状のピン部材としたことを特徴とするケーブル式操舵装置。 - 請求項1に記載されたケーブル式操舵装置において、
前記規制部材は、前記インナーケーブルに設けた第2規制部材であり、該第2規制部材により、前記インナーケーブルを前記巻き付け溝に対する当接位置に拘束したことを特徴とするケーブル式操舵装置。 - 請求項6に記載されたケーブル式操舵装置において、
前記第2規制部材は、前記インナーケーブルを拘束するリング部材を有することを特徴とするケーブル式操舵装置。 - 請求項7に記載されたケーブル式操舵装置において、
前記第2規制部材は、前記リング部材と、該リング部材とは連結部材を介して接続された固定ピン部材と、を有し、
前記連結部材及び前記固定ピン部材は、前記円筒部材の端面に回転軸方向から差し込むことにより、前記円筒部材に設定したことを特徴とするケーブル式操舵装置。
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