JP4861825B2 - スピーカシステム - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカシステムに関し、より特定的には、低音域の歪を低減したパッシブラジエータ方式のスピーカシステムに関するものである。
従来の低音再生に用いられるパッシブラジエータ方式のスピーカシステムでは、キャビネットに駆動用スピーカユニットと共に1つのパッシブラジエータが設けられるものが一般的であったが、低音域での歪を低減させるために、2つのパッシブラジエータを用いる方法が考案された(例えば、特許文献1参照)。
図21は、特許文献1に開示されているスピーカシステムの主要部の構造断面図である。図21おいて、1はキャビネットであり、2はキャビネット1の内部に取り付けられた駆動用のスピーカユニットであり、3はキャビネット1に取り付けられた第1のパッシブラジエータであり、4は第1のパッシブラジエータと対向するようにキャビネット1に取り付けられた第2のパッシブラジエータであり、5は第1のパッシブラジエータ3および第2のパッシブラジエータ4が取り付けられたキャビネット1の内部空間である。
このように構成されたスピーカシステムの動作を説明する。駆動用スピーカユニット2に電気信号が印加されると、駆動用スピーカユニット2の振動板から音が放射される。この放射音の圧力で、空間5によって音響的に結合された第1のパッシブラジエータ3と第2のパッシブラジエータ4は振動し、キャビネット1の外空間に音を放射する。この時、第1のパッシブラジエータ3と第2のパッシブラジエータ4はキャビネット1の互いに対向する面にそれぞれ取り付けられているため、第1のパッシブラジエータ3の振動に起因するキャビネット1の振動と、第2のパッシブラジエータ4の振動に起因するキャビネット1の振動とが相殺され、パッシブラジエータの振動に起因するキャビネット1の振動が防止される。
パッシブラジエータは、スピーカユニットのようにボイスコイルや磁気回路などの駆動系を持たないため、支持系の非線形性が歪発生の大きな要因となる。スピーカユニットの設計においては、ボイスコイルが磁気回路の磁気ギャップに接触して破損することの無いようにボイスコイルを安定に振動させる配慮が必要であるが、パッシブラジエータの設計においては、ボイスコイルや磁気回路などの駆動系を持たないのでそのような配慮は必要無く、支持系の支持力の線形性を良くすることのみを考慮すればよい。また、パッシブラジエータの低音再生限界は、パッシブラジエータの振動系の重量とキャビネット内部の空気のスティフネスとの音響的な反共振で決定される。このとき、パッシブラジエータの支持系のスティフネスは、キャビネット内部の空気のスティフネスに対して十分に小さくする必要がある。
パッシブラジエータの支持系には、振動板の中央部を支持するダンパーと振動板の外周部を支持するエッジとがある。エッジは、様々な形状のエッジが存在するが、最も多用されているのは断面が半円形をしたロールエッジである。ロールエッジを用いれば、振動板が大振幅で振動しても支持力の線形性を保ちながら振動板を支持することができる。ただし、特許文献2に開示されているように、ロール形状のエッジは上下振幅の方向で空気の排除量が異なるため、その支持力が線形であってもエッジからの放射音に歪成分が含まれることが知られている。
ところで、上記特許文献1に記載のスピーカシステムでは、図21のように、第1のパッシブラジエータ3の音の放射方向に対する前後方向と、第2のパッシブラジエータ4の音の放射方向に対する前後方向とが互いに逆になっている、つまり、第1のパッシブラジエータ3からはその表面から外空間に音が放射されるのに対して、第2のパッシブラジエータ4からはその裏面から外空間に音が放射される。その結果、第1のパッシブラジエータ3から外空間に放射される音に含まれる非対称性歪と、第2のパッシブラジエータ4から外空間に放射される音に含まれる非対称性歪が相互に打ち消し合うこととなり、上記のようなエッジのロール形状に起因する歪が低減されることとなる。
特開平8−79876号公報 特開平5−260581号公報
しかしながら、図21に示した従来のスピーカシステムでは、ユーザの聴取位置によっては歪が十分に低減されないという問題があった。つまり、第1のパッシブラジエータ3と第2のパッシブラジエータ4がキャビネット1の互いに対向する面にそれぞれ取り付けられているため、第1のパッシブラジエータ3の放射音と第2のパッシブラジエータ4の放射音はキャビネット1の前方と後方にそれぞれ放射されることとなる。すると、聴取位置によっては、第1のパッシブラジエータ3の放射音がユーザに到達するまでの距離と第2のパッシブラジエータ4の放射音がユーザに到達するまでの距離に差が生じ、その結果、それぞれの非対称歪で互いの非対称歪を十分に打ち消すことができない。
図22は、高さ206mm、幅122mm、奥行き65mmという比較的小型のキャビネットに、8cm口径のスピーカユニット(駆動系を有するスピーカユニット)を取り付け、さらにこのスピーカユニットの取り付け面と同じ面に12cm口径のパッシブラジエータを取り付けたスピーカシステムについて、キャビネットの正面側(すなわちパッシブラジエータを取り付けた面の方向)にキャビネットから1m離れたところにマイクロホンを設置して音圧周波数特性を測定した場合と、キャビネットの背面側(すなわちパッシブラジエータを取り付けた面とは反対の面の方向)にキャビネットから1m離れたところにマイクロホンを設置して音圧周波数特性を測定した場合の測定結果を示すものである。同図において、gはキャビネットの正面側における測定結果であり、hはキャビネットの背面側における測定結果である。パッシブラジエータからの放射音に対応する100Hz以下の低音域では、音の指向性が少ないとされているが、図22の結果から、パッシブラジエータの正面側で測定される音圧と、パッシブラジエータの背面側で音圧にはレベル差が生じることが分かる。このことから、図21のように2つのパッシブラジエータがキャビネットの互いに対向する面にそれぞれ取り付けられている場合には、聴取位置によっては、各パッシブラジエータの放射音の音圧レベルに差が生じ、また経路差による位相差も生じるので、それぞれの非対称性歪で互いの非対称性歪を十分に打ち消すことができないことが分かる。
さらに、従来のパッシブラジエータは、振動板およびエッジに加え、振動板の中央部を支持するダンパーを備えている。ダンパーが設けられることで、ローリング現象の発生が抑制される。しかしながら、振動板がエッジとダンパーという2つの支持系で支持されるため、パッシブラジエータの支持系のスティフネスを、キャビネット内部の空気のスティフネスに対して十分に小さくすることが困難となる。これにより、パッシブラジエータ自体の共振周波数を低下させることは困難となり、この共振周波数で低音再生限界が制限されるという課題があった。
また、特許文献2では2つのスピーカユニットのエッジからそれぞれ放射される歪を互いに打ち消し合うようにしているが、スピーカユニットでは、前述のように歪発生の要因としてボイスコイルに発生する駆動力の歪が存在するため、エッジの放射音の歪を除去できたとしても、駆動力歪が依然として残ってしまうという問題がある。
それゆえに本発明は、より低歪のスピーカシステムを実現することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために下記の構成を採用した。なお括弧内の参照符号および図番号は、本発明の理解を助けるために図面との対応関係を示したものであって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
本発明の第発明は、パッシブラジエータ(60、70、80)の支持系の一部から放射される音圧の歪み成分と、パッシブラジエータの支持系の他の一部から放射される音圧の歪み成分が相互に打ち消し合うように支持系を構成したことを特徴とするスピーカシステムである(図8、図10、図17)。
本発明の第発明は、上記第発明において、パッシブラジエータの支持系を構成するエッジ(62)が外周方向に沿って複数のエッジ片(62a、62b、62c)に区分され、複数のエッジ片のうちの2つのエッジ片(62a、62b)の断面形状が、パッシブラジエータの取り付け面を基準としてほぼ対称であることを特徴とするものである。
本発明の第発明は、上記第発明において、振動板の振動方向における振動板の重心位置と、振動板の振動方向におけるエッジの高さ寸法の中心位置とが一致することを特徴とするものである(図11、図12)。
本発明の第発明は、上記第発明において、パッシブラジエータは、エッジの内周部が振動板の外周部と接合して固設される構造を有し、振動板は、エッジの内周部と接合される部分の厚みが振動板の中央部より薄い構造を有することを特徴とするものである(図12)。
本発明の第発明は、上記第発明において、パッシブラジエータは、エッジの内周部が振動板の外周部で挟み込まれて固設される構造を有することを特徴とするものである(図11)。
本発明の第発明は、上記第発明において、振動板の中央部における単位面積当たりの質量が当該振動板の外周部における単位面積当たりの質量よりも大きいことを特徴とするものである(図13、図16)。
本発明の第発明は、上記第発明において、振動板の振動方向における振動板の重心位置と、振動板の振動方向におけるエッジの高さ寸法の中心位置とが一致することを特徴とするものである。
本発明の第発明は、上記第発明において、振動板の中央部の厚みが振動板の外周部の厚みより厚いことを特徴とするものである(図13、図16)。
本発明の第発明は、上記第発明において、振動板の形状が円形状であり、振動板の厚みが、振動板の中心点から外周に向かって薄く変化することを特徴とするものである(図13)。
本発明の第10発明は、上記第発明において、振動板の形状が正方形状であり、振動板の厚みが、振動板の中心点から外辺に向かって薄く変化することを特徴とするものである。
本発明の第11発明は、上記第発明において、振動板の形状が長方形状であり、振動板の厚みが、振動板の長辺方向の中心線から振動板の2つの長辺に向かって薄く変化することを特徴とするものである。
本発明の第12発明は、上記第発明において、振動板の形状がトラック形状であり、振動板の厚さが、振動板の長手方向の中心線から振動板の2つの辺に向かって薄く変化することを特徴とするものである(図16)。
本発明の第13発明は、上記第発明において、パッシブラジエータは、振動板の中央部の少なくとも一方面に固設された、振動板の比重よりも大きい比重のおもりをさらに有することを特徴とするものである(図15)。
本発明の第14発明は、上記第13発明において、振動板の振動方向における振動板の重心位置と、振動板の振動方向におけるエッジの高さ寸法の中心位置とが一致することを特徴とするものである。
本発明の第15発明は、上記第13発明において、振動板の形状が円形状であり、おもりは、振動板より小さい半径の円形状を有し、振動板と中心点を同じにして固設されることを特徴とするものである(図15)。
本発明の第16発明は、上記第13発明において、振動板の形状が正方形状であり、おもりは、一辺の長さが振動板より短い正方形状を有し、振動板と中心点を同じにして当該おもりの一辺が振動板の一辺と対向する位置に固設されることを特徴とするものである。
本発明の第17発明は、上記第13発明において、振動板の形状が長方形状であり、おもりは、振動板の外形より小さい長方形状を有し、振動板と長辺方向の中心線を同じにして固設されることを特徴とするものである。
本発明の第18発明は、上記第13発明において、振動板の形状がトラック形状であり、おもりは、振動板の外形より小さい長方形状を有し、振動板の長手方向の中心線と当該おもりの長辺方向の中心線とを同じにして固設されることを特徴とするものである。
本発明の第19発明は、第発明において、2つのエッジ片の断面形状が、パッシブラジエータの取り付け面を基準としてそれぞれ凸状および凹状のロール形状であることを特徴とするものである。
本発明の第20発明は、第発明において、パッシブラジエータは、環状の振動板(81)とこの振動板の内周を支持する内側エッジ(82a)と外周を支持する外側エッジ(82b)とを有し、内側エッジおよび外側エッジの断面形状が、内側エッジと外側エッジから放射される音圧の歪み成分が相互に打ち消し合うような形状であることを特徴とするものである。
本発明の第21発明は、第20発明において、内側エッジおよび外側エッジの一方の断面形状が、パッシブラジエータの取り付け面を基準として凸状のロール形状であり、他の一方の断面形状が、パッシブラジエータの取り付け面を基準として凹状のロール形状であることを特徴とするものである。
本発明の第22発明は、上記第1〜第21発明のいずれかのスピーカシステムと、スピーカシステムのパッシブラジエータより放射される放射音をパッシブラジエータの表側に空隙を設けて配置された反射板によってディスプレイ装置の画面(91)側に導く誘導構造とを備えた映像音響装置(90)である。
本発明の第23発明は、上記第1〜第21発明のいずれかのスピーカシステムと、スピーカシステムを内部に保持する車体とを備える、車両である(図19、図20)。
本発明によれば、パッシブラジエータの支持系に起因する歪が、聴取位置によらず十分に打ち消されるため、低歪な低音再生が可能なスピーカシステムおよび映像音響装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本発明の参考形態としての実施の形態1に係るスピーカシステムの構成を図1に示す。特に、(a)はスピーカシステムの正面図であり、(b)はスピーカシステムのA−B断面を示す断面図である。また、20はキャビネットであり、21はスピーカユニットであり、22は第1のパッシブラジエータであり、23は第1のパッシブラジエータ22の構成要素の一つである振動板であり、24は第1のパッシブラジエータ22の構成要素の一つであるロール状の凸状エッジであり、25は第2のパッシブラジエータであり、26は第2のパッシブラジエータ25の構成要素の一つである振動板であり、27は第2のパッシブラジエータ25の構成要素の一つであるロール状の凹状エッジであり、28はキャビネット20内の空
室である。なお、図1に示す第1および第2のパッシブラジエータ22および25は、例えば円形状のパッシブラジエータである。
以上のように構成されたスピーカシステムについて、その動作を説明する。
動電型スピーカであるスピーカユニット21の動作は周知であるのでここでは詳細な説明を省略する。スピーカユニット21に例えば音楽信号を印加すると、ボイスコイルに力が発生して、コーン型振動板を振動させて音を発生する。コーン型振動板で発生した音圧は、キャビネット20内の空室28に放射され、この音圧により第1のパッシブラジエータ22と第2のパッシブラジエータ25は振動して音を再生するものである。
このようなパッシブラジエータ方式のスピーカシステムの放射音を周波数帯域で見てみると、図2のような音圧周波数特性となっている。図2において、横軸は周波数、縦軸は音圧レベルであり、aはスピーカシステム全体としての特性を示しており、bはスピーカユニットのみからの放射音の特性を示しており、cはパッシブラジエータのみからの放射音の特性を示している。スピーカシステム全体としての特性aは、スピーカユニットのみからの放射音の特性bとパッシブラジエータのみからの放射音の特性cとを加算合成したものとなる。図2の特性から、パッシブラジエータ方式のスピーカシステムでは、低音域では、パッシブラジエータの振動系の重量とキャビネット内の空室の空気のスティフネスとの反共振によってスピーカユニットの振動板が止まり、パッシブラジエータからの放射音が主となって再生されることがわかる。したがって、スピーカユニットで発生する歪は低音域では何ら問題とはならず、スピーカシステム全体としての低音域の歪みは、パッシブラジエータで発生する歪で決定されることになる。
次に図3を参照して、ロール状のエッジから発生する歪の発生メカニズムを説明する。同図において、150は振動板であり、151は凸状エッジであり、152は凸状エッジ151が固着されるキャビネットである。ここで、振動板150が線形に振動して、前後に等距離(Xmm)移動する場合を考える。振動板150が前方にXmm移動したときに排除される空気量をU1とし、振動板150が後方にXmm移動したときに排除される空気量をU2とすると、図3から明らかなように、凸状エッジ151の変形によって空気量U1と空気量U2は異なることになる。このようなエッジによって排除される空気量の非対称性が音圧歪を引き起こすことになる。
本実施の形態では、第1のパッシブラジエータ22を支持するエッジとして凸状エッジ24を利用し、第2のパッシブラジエータ25を支持するエッジとして凹状エッジ27を利用している。凸状エッジ24と凹状エッジ27の断面形状は互いに表裏を逆にしたような形状、すなわちパッシブラジエータの取り付け面を基準として対称的な形状となっているため、振動板23、26がキャビネット20の外部側に移動したときに排除される空気量と内部側に移動したときに排除される空気量が等しくなり、第1のパッシブラジエータ22と第2のパッシブラジエータ25から放射される放射音の歪が互いに打ち消されることとなる。
また、本実施の形態では、第1のパッシブラジエータ22と第2のパッシブラジエータ25がキャビネット20の同一面に取り付けられているため、各パッシブラジエータの音の放射方向が同一(すなわちスピーカシステムの正面方向)となり、図21の従来のスピーカシステムのように歪が打ち消し合う効果が聴取位置によって薄れてしまうようなこともない。
図4は、図1で示したスピーカシステムにおいて、スピーカユニット21として8cm口径のスピーカユニットを利用し、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25としていずれも6.5cm口径のパッシブラジエータを利用し、キャビネット20として1.3リットルの容積のキャビネットを利用した場合の音圧周波数特性と第2次高調波歪の実測結果を示している。図4において、dは音圧周波数特性を示し、fは歪特性を示している。なお、図4のeは、比較例として、仮に第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25のエッジの形状をいずれもキャビネット20の正面側に凸となるように変更した場合の歪特性を示している。図4のeから明らかなように、2つのパッシブラジエータのエッジ形状がいずれも凸状である場合には、エッジが排除する空気量の非対称性により、80Hz付近で大きな第2次高調波歪が発生する。一方、図4のfから明らかなように、凸状エッジ24と凹状エッジ27を組み合わせることにより、空気排除量の非対称性が少なくなり、80Hz付近の第2次高調波の歪レベルは20dB近く低減される。
なお、これまでの説明ではスピーカユニット21のエッジ形状について特に言及していないが、仮にスピーカユニット21のエッジの形状が一般的なロールエッジであるとすると、スピーカユニット21の振動板が振動する際に、図3を参照して説明したような理由で歪みが発生することが考えられる。しかし、図2のbから明らかなように、主にパッシブラジエータが音を再生する80Hz付近ではスピーカユニットの振動板はほとんど振動しないため、スピーカユニットのエッジから放射される歪成分は極めて小さい。この結果、スピーカユニットとパッシブラジエータの放射音の合成となるスピーカシステム全体の特性としてみれば、本実施の形態の構成により、パッシブラジエータにより低音域の再生帯域は拡大され、さらに低音域の歪は大幅に低減されることとなる。
なお、本実施の形態では、パッシブラジエータの支持系はエッジのみとしたが、支持系としてさらにダンパーを設けた構成であってもよい。このような構成であっても、エッジの歪低減の効果には何ら影響がない。
また、本実施の形態では、パッシブラジエータのエッジの形状を図1のようなロール形状としたが、本発明はこれに限らず、図3のような仕組みによって歪みを発生し得る任意の形状のエッジを利用する場合においても本発明を適用し、その歪みを低減することができる。
また、本実施の形態では、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25をその間にスピーカユニット21を挟むようにして配置しているが、本発明はこれに限らず、キャビネット20の同一面であれば、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25を任意の位置に配置してもよい。例えば、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25を隣り合わせに配置しても、本実施の形態と同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、スピーカユニット21を、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25が取り付けられている面と同一の面に配置しているが、本発明はこれに限らず、スピーカユニット21を、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25が取り付けられている面とは異なる面に配置してもよい。この場合にも本実施の形態と同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25の2個のパッシブラジエータを用いているが、本発明はこれに限らず、3つ以上のパッシブラジエータを設けるようにしてもよい。例えば4つのパッシブラジエータを設ける場合には、そのうちの2つのパッシブラジエータのエッジを凸ロール状とし、他の2つのパッシブラジエータのエッジを凹ロール状とすることで、エッジから発生する歪み成分を効果的に打ち消すことができる。
また、本実施の形態では、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25の形状を円形状としたが、これに限定されない。第1および第2のパッシブラジエータ22および25の形状は、上述したように排除される空気量が等しければ、例えば正方形や長方形などの矩形、それ以外の多角形、またはトラック形状であってもよい。トラック形状とは、矩形の対向する2辺のみを半円に置換した、レーストラックのような形状である。
(実施の形態2)
本発明の参考形態としての実施の形態2に係るスピーカシステムの構成を図5に示す。特に、(a)はスピーカシステムの正面図であり、(b)はスピーカシステムのC−D断面を示す断面図である。また、図6はスピーカシステムの外観図である。なお、図5において、図1と同様の構成要素には同じ参照符号を付している。実施の形態2が実施の形態1と大きく異なる点は、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25の前面に音の反射板30を設けた点である。この反射板30はキャビネット20に結合され、これにより第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25の放射音を図6の矢印のように開口31から放射させる構成となっている。
以上のように構成されたスピーカシステムについて、その動作を説明する。
実施の形態1と同様に、スピーカユニット21の振動により、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25が振動して音を再生する。このとき、第1のパッシブラジエータ22の凸状エッジ24と第2のパッシブラジエータ25の凹状エッジ27の組み合わせによって低音域の歪が低減される点は、実施の形態1と同様である。
実施の形態2が実施の形態1と異なる点は、図6の矢印で示すように、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25から放射された低音域の音が反射板30によって合成された後で開口31より放射される点である。これにより、第1のパッシブラジエータ22の凸状エッジ24と第2のパッシブラジエータ25の凹状エッジ27から放射された音は、実施の形態1のように聴取空間中に放射される前に、反射板30によって形成された空間内で強制的に合成されるため、凸状エッジ24と凹状エッジ27の空気排除量の非対称性に起因する歪が実施の形態1に比べてより確実に低減される。
なお、本実施の形態では、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25をその間にスピーカユニット21を挟むようにして配置しているが、本発明はこれに限らず、例えば第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25を隣り合わせに配置してもよい。
また、本実施の形態では、図6のように反射板30の1つの辺に沿って開口31を設けているが、本発明はこれに限らず、例えば反射板30の2つ以上の辺にそれぞれ開口を設けても構わない。この場合においても、第1のパッシブラジエータ22および第2のパッシブラジエータ25から放射された音は、反射板30によって一旦合成された後に各開口より放射されることとなるので、凸状エッジ24と凹状エッジ27の空気排除量の非対称性に起因する歪が実施の形態1に比べてより確実に低減されることになる。
(実施の形態3)
本発明の参考形態としての実施の形態3に係るスピーカシステムの構成を図7に示す。図7はスピーカシステムの一部を切り欠いた状態の外観図である。同図において、20はキャビネットであり、21はキャビネット20のある面に取り付けたスピーカユニットであり、22はスピーカユニット21と同じ面に取り付けられた第1のパッシブラジエータであり、24は第
1のパッシブラジエータ22の凸状エッジであり、40は第1のパッシブラジエータ22が取り付けられた面とは垂直なキャビネット20の面であり、25はキャビネット20の面40に取り付けられた第2のパッシブラジエータであり、27は第2のパッシブラジエータ25の凹状エッジであり、41はスピーカユニット21と第1のパッシブラジエータ22を覆うように設けられた第1の反射板であり、42は第1の反射板41によって形成される開口であり、43は第2のパッシブラジエータ25を覆うように設けられた第2の反射板であり、44は第2の反射板43によって形成される開口である。図7において、図1と同様の構成には同一の参照符号を付している。
以上のように構成されたスピーカシステムについて、その動作を説明する。
スピーカユニット21に音楽信号を印加すると、ボイスコイルに力が発生して、コーン型振動板を振動させて音を発生する。コーン型振動板で発生した音圧は、キャビネット20内の空室に放射され、この音圧により第1のパッシブラジエータ22と第2のパッシブラジエータ25は振動して音を再生する。
ここで、第1のパッシブラジエータ22から放射された音は第1の反射板41で開口42に導かれ、開口42より放射される。また、第2のパッシブラジエータ25から放射された音は第2の反射板43で開口44に導かれた後、第1のパッシブラジエータ22から放射された音と一緒に開口42より放射される。第1のパッシブラジエータ22の凸状エッジ24の形状は凸状のロール形状であり、第2のパッシブラジエータ25の凹状エッジ27の形状は凹状のロール形状である。つまり、第1のパッシブラジエータ22の凸状エッジ24の形状と第2のパッシブラジエータ25の凹状エッジ27の形状は、キャビネット20の取り付け面に対して互いに対称であるため、第1のパッシブラジエータ22からの放射音と第2のパッシブラジエータ25からの放射音が開口42で合成されることによって、パッシブラジエータの振動による空気排除量の非対称性が打ち消され、その結果、低歪な低音を再生することができる。
本実施の形態によれば、第1のパッシブラジエータ22と第2のパッシブラジエータ25をそれぞれキャビネット20の異なる面に配置することが可能となるため、キャビネット20の寸法に制約がある場合であっても、低歪な低音再生が可能なスピーカシステムを実現することができる。
(実施の形態4)
本発明の参考形態としての実施の形態4に係るスピーカシステムの正面図を図8に示す。同図において、20はキャビネットであり、21はスピーカユニットであり、60はパッシブラジエータであり、61はパッシブラジエータ60の構成要素の一つである振動板であり、62はパッシブラジエータ60の構成要素の一つであるエッジである。エッジ62は、凸状ロール部62aと、凹状ロール部62bと、凸状ロール部62aおよび凹状ロール部62bを連続的に接続する接合部62cとから構成される。図9は、接合部62cの詳細を示す斜視図である。なお、図8に示すパッシブラジエータ60の形状は、例えば円形状とする。
以上のように構成されたスピーカシステムについて、その動作を説明する。
スピーカユニット21に音楽信号を印加すると、ボイスコイルに力が発生して、コーン型振動板を振動させて音を発生する。コーン型振動板で発生した音圧は、キャビネット20内の空室に放射され、この音圧によりパッシブラジエータ60は振動して音を再生する。
実施の形態4が実施の形態1と大きく異なる点は、実施の形態1ではパッシブラジエータが2個設けられているのに対して、実施の形態4ではパッシブラジエータが1個だけ設けられている点である。パッシブラジエータ60のエッジ62は、円周方向に複数の要素に分割されており、特に、キャビネット20の取り付け面に対して凸状である凸状ロール部62aと、キャビネット20の取り付け面に対して凹状である凹状ロール部62bを有している。これらの凸状ロール部62aと凹状ロール部62bが円周方向に沿って交互に配置されているため、パッシブラジエータ60の振動板61が振動によって前面側(すなわちキャビネット20の外側方向)に移動するときに排除される空気量と背面側(すなわちキャビネット20の内側方向)に移動するときに排除される空気量は等しくなる。つまり、凸状ロール部62aからの放射音に含まれる空気排除量の非対称性に起因する歪成分と凹状ロール部62bからの放射音に含まれる空気排除量の非対称性に起因する歪成分とが互いに打ち消し合うため、エッジ62全体から放射される、空気排除量の非対称性に起因する歪成分は大きく低減されることとなる。
以上のように、本実施の形態によれば、実施の形態1に比べてエッジの形状こそ複雑となるが、キャビネットに取り付けるパッシブラジエータの数は1個でよく、スピーカシステムの構成を簡素化し、スピーカシステムをより小型化することができる。
なお、パッシブラジエータの形状は、図8に示した円形状に限定されない。例えば、図10に示すように、トラック形状のパッシブラジエータ70であってもよい。図10は、トラック形状のパッシブラジエータ70を用いたスピーカシステムの正面図である。同図において、振動板71の形状は、トラック形状である。エッジ72は、凸状ロール部72aと、凹状ロール部72bと、凸状ロール部72aおよび凹状ロール部72bを連続的に接続する接合部72cとで構成される。図10に示すパッシブラジエータ70の構成は、エッジ72が凸状ロール部72aと凹状ロール部72bとの2つに分割された簡単な構成であるが、図8に示したパッシブラジエータ60と同様の歪低減の効果を得ることができる。また、パッシブラジエータの形状は、例えば正方形や長方形などの矩形、またはそれ以外の多角形であってもよい。
(実施の形態5)
実施の形態5として、ローリング現象の抑制を可能にする振動板の振動バランスおよび重量バランスについて説明する。ローリング現象とは、振動板が振動方向に振動せずに例えば振動方向に対して斜め方向に振動するなどの現象をいう。ここで、上述したパッシブラジエータ70のエッジ72は、外周方向に2つの要素(凸状ロール部72aおよび凹状ロール部72b)に分割されている。また、エッジ72の凸状ロール部72aおよび凹状ロール部72bは、キャビネット20の取り付け面に対して凸状および凹状である。そのため、凸状ロール部72aおよび凹状ロール部72bの各スティフネスの値は異なる値となる。これがローリング現象の発生要因の1つとなる。そこで、本実施形態においては、振動板71の振動バランスおよび重量バランスに着目して、ローリング現象の発生を抑制することを考える。以下、ローリング現象の発生を抑制するための振動板の振動バランスおよび重量バランスについて説明する。
まず、上記ローリング現象の発生を抑制することが可能な振動板の振動バランスについて説明する。ここでは、説明のために図10に示したパッシブラジエータ70について考える。図11は、図10に示したパッシブラジエータ70においてローリング現象の発生を抑制するための構造例を示す図である。図11(a)は、パッシブラジエータ70の正面図を示す。図11(b)は、パッシブラジエータ70のE−F断面を示す断面図である。また、図11(b)において、振動板71の厚み方向の重心位置をG点とする。なお、振動板71の厚み方向とは、図11(b)における左右方向であり、振動板71の振動方向でもある。また、エッジ72の振動方向の高さ寸法をYとする。その高さ寸法Yの中心位置を通る中心線を中心線HIとする。図11(b)に示すように、振動板71にはその外周部に溝711が形成されている。エッジ72の内周部は、溝711に挟み込まれて固設され、振動板71と一体化している。換言すれば、図11に示すパッシブラジエータ70は、エッジ72の内周部が振動板71の外周部で挟み込まれるサンドイッチ構造をとる。また、エッジ72は、振動板71の重心位置Gが中心線HI上に位置するように固設される。換言すれば、エッジ72は、振動板71の振動方向において、振動板71の重心位置Gとエッジ72の高さ寸法Yの中心位置とが同じ位置になるように固設される。
ここで、振動板71の重心位置Gとエッジ72の高さ寸法Yの中心位置とが同じ位置にない場合を考える。通常、パッシブラジエータ70は、図10に示したように配置されることが多い。このとき、振動板71の重心位置Gが中心線HI上になければ、振動板71の重心にかかる重力が振動板71を回転させる力として働く。これにより、ローリング現象が発生しやすくなる。しかしながら、上述したように、振動板71の重心位置Gとエッジ72の高さ寸法Yの中心位置とが同じ位置になることで、上記重心にかかる重力は、振動板71を回転させる力としては働かず、ローリング現象の発生要因とはならない。このように、振動板71の重心位置Gとエッジ72の高さ寸法Yの中心位置とを同じ位置にすることで、振動板71の振動バランスを向上させることができる。その結果、凸状ロール部および凹状ロール部を有するパッシブラジエータにおいても、ローリング現象の発生を抑制することが可能となる。なお、エッジ72は、振動板71の重心位置Gが中心線HI上に位置するように固設されるとしたが、振動板71の重心位置Gが中心線HI上に位置するように固設する製造工程を行った結果、振動板71の重心位置Gが中心線HI上からずれた位置に固設されたものの、本願の意図する効果を発揮できる程度の位置のずれであれば、このような位置関係も振動板71の重心位置Gが中心線HI上に位置するものとみなす。つまり、振動板71の重心位置Gを完全に中心線HI上に位置させることは製造上のバラツキにより困難なものであり、この製造上のバラツキによる誤差は許容されるものである。
さらに、図21に示した従来のパッシブラジエータ3および4は、振動板がエッジとダンパーによって2点支持される構造である。これは、エッジおよびダンパーの両方のスティフネスを利用しなければ、つまり、振動板を支持する支持系のスティフネスを大きくしなければ、ローリング現象の発生を抑制することが困難であったためである。これに対し、図11に示すパッシブラジエータ70では、ローリング現象の発生が抑制される構造であるため、エッジ72のみで振動板71を支持することができる。したがって、従来のパッシブラジエータ3および4に比べて、支持系全体のスティフネスを十分小さくすることができる。その結果、パッシブラジエータ70自体の共振周波数を十分低下させることができる。つまり、スピーカシステムの低音再生限界がパッシブラジエータ70自体の共振周波数で制限されるという問題も解決することが可能となる。
なお、図11に示した振動板71の外周部の形状は、例えば図12に示すような形状であってもよい。図12は、図11に示したパッシブラジエータ70における振動板71の他の構造例を示す図である。図12(a)は、パッシブラジエータ70の正面図を示す。図12(b)は、パッシブラジエータ70のE−F断面を示す断面図である。図12(b)に示す振動板71の外周部には、中央部よりも厚みが薄い平面部712が形成されている。また、平面部712は、振動板71の外周部とエッジ72の内周部とが接合される範囲に形成される。エッジ72の内周部は、厚みが薄い平面部712に固設される。この場合も、エッジ72は、振動板71の重心位置Gが中心線HI上に位置するように固設される。これにより、図11に示すパッシブラジエータ70と同様の効果が期待できる。さらに、図12に示すパッシブラジエータ70は、エッジ72を振動板71の平面部712に貼り付けるという簡略された構造である。図12に示すパッシブラジエータ70は、図11で示したようなエッジ72を振動板71で挟み込むという複雑な構造ではなく、生産性を向上させることが可能な構造である。
次に、上記ローリング現象の発生を抑制することが可能な振動板の重量バランスについて説明する。ここでは、説明のために図8に示した円形状のパッシブラジエータ60について考える。図13は、図8に示したパッシブラジエータ60において、重量バランスを考慮した振動板61の構造例を示す図である。図13(a)は、パッシブラジエータ60の正面図を示す。図13(b)は、パッシブラジエータ60のE−F断面を示す断面図である。また、図13(b)において、振動板61の厚み方向の重心位置をG点とする。なお、振動板61の厚み方向とは、図13(b)における上下方向であり、振動板61の振動方向でもある。図13に示す振動板61は、その中央部の厚みが厚い構造を有する。具体的には、図13(b)において、振動板61は、振動板の中心から外周に向かう間に厚みが薄く変化するように構成される。換言すれば、振動板61は、振動板61の中央部における単位面積当たりの質量(面密度)が振動板61の外周部の面密度よりも大きくなるように構成される。なお、振動板61の厚みが厚くなる中央部を重り部611とする。この重り部611は、振動板61の材料の厚みを厚くした部分である。
ここで、振動板の重量バランスがローリング現象に与える影響を調べた結果を図14に示す。図14において、αは振動板全体を均一な厚みとした場合、βは振動板の中央部の材厚を厚くして(または材料の比重を大きくして)中央部の重量を重くした場合、γは振動板の外周部の重量を重くした場合において、それぞれの共振周波数およびローリング周波数を求めたものである。なお、図14に示す結果の測定条件としては、パッシブラジエータ60の口径を8cmとし、振動板の重量をα〜γ全て18g一定とし、エッジ62をα〜γ全て同じエッジ、つまりスティフネスの値を一定とする。
図14において、共振周波数は、振動板の重量とエッジのスティフネスとで決定される周波数である。α〜γの振動板の重量とエッジのスティフネスとは全て同じ値であるから、共振周波数はα〜γ全て同じ周波数11.8Hzとなる。
図14において、ローリング周波数は、ローリング現象が発生するときの周波数である。α〜γの各ローリング周波数の値からわかるように、ローリング周波数は、振動板の重量バランスの違いによって大きく異なる。従来のパッシブラジエータ3および4を含む一般的な振動板は、振動板の材厚は一定であった。つまり、従来の振動板の重量バランスは、図14のαの重量バランスに相当する。これに対し、振動板の重量バランスをβに示す重量バランスとした場合には、ローリング周波数はαに示す重量バランスと比較して、28.8Hz/18.2Hz=約1.6倍に向上する。ここで、一般的に、振動板の振幅量は周波数が高くなるにつれて小さくなる。したがって、ローリング周波数が高いほどローリング現象による振幅も小さくなり、その結果、再生音圧の乱れを低減することができる。図14には参考のため、γとして振動板の外周部が重くなる重量バランスの場合のローリング周波数も示している。この場合、αに示す均一な材厚の振動板と比較して、約0.8倍に低下することがわかる。このように、ローリング現象の発生を抑制する振動板の重量バランスとしては、振動板の中央部を重くした重量バランスが最適であるといえる。そして、振動板の中央部を重くすることで、ローリング周波数が振幅量の小さい高域の周波数帯域にシフトし、結果的にローリング現象の発生の抑制することができる。
なお、図13において、振動板61の重心位置Gは、振動板61の振動方向において、エッジ62の高さ寸法Yの中心位置と同じ位置であってもよいし、同じ位置になくてもよい。振動板61の重心位置Gがエッジ62の高さ寸法Yの中心位置と同じ位置に有る場合には、上述したように、振動バランスも向上することとなり、ローリング現象の発生をさらに抑制することができる。また、振動板61の重心位置Gがエッジ62の高さ寸法Yの中心位置と同じ位置にない場合であっても、上述した重量バランスによって、ローリング現象の発生を抑制することが可能である。
また、中央部を重くした重量バランスをもつ振動板の構造としては、図15に示す振動板の構造であってもよい。図15は、中央部を重くした重量バランスをもつ振動板61の他の構造例を示す図である。図15(a)は、パッシブラジエータ60の正面図を示す。図15(b)は、パッシブラジエータ60のE−F断面を示す断面図である。また、図15(b)において、後述するおもり612および613と振動板61とを一体とする場合の厚み方向の重心位置をG点とする。なお、厚み方向とは、図15(b)における上下方向であり、振動板61の振動方向でもある。図15に示す振動板61は、例えばABSなどの樹脂材料で構成された平板状の振動板である。図15に示す振動板61には、その中央部の両面に円形状のおもり612および613が設けられている。具体的には、おもり612および613は、振動板61より小さい半径となる円形状を有し、振動板61と同じ中心をもつように固設される。また、おもり612および613は、例えば黄銅や鉄などの振動板61よりも比重の大きな材料で構成される。このように、振動板61の中央部に振動板61よりも比重の大きな材料のおもりを貼り付けることで、振動板61の中央部の厚みを図13で示した振動板61に比べて薄くすることができる。また、図13に示したように、材厚を変えて中央部を重くする振動板において、中央部の重り部611の重さを後から変更しようとすると、成形金型の変更などが必要となる。つまり、一旦振動板61を成形してしまうと、その後で中央部の重り部611の重量を変更することは極めて困難である。これに対し、図15に示す構造においては、おもり612および613の重量を個別に変更すれば足りる。このように、図15に示す構造によれば、設計的にも容易で、より実用的にローリング現象の発生を抑制することが可能なパッシブラジエータを実現することができる。ここで、おもり612および613の厚みは、振動板61とおもり612および613とが一体化された場合の厚み方向の重心位置Gが中心線HI上に位置するように調整されると、上述した振動バランスも向上し、ローリング現象の発生をさらに抑制することができる。
なお、図15に示すおもり612および613の一方が振動板61に貼り付けられない構造であってもローリング現象の抑制に対して一定の効果を有する。つまり、振動板61とおもり612またはおもり613とを一体とした場合の重心位置Gがエッジ62の高さ寸法Yの中心位置と同じ位置になくても、上述した重量バランスによって、ローリング現象の発生を抑制することが可能である。
また、上述したトラック形状のパッシブラジエータ70において、中央部を重くした重量バランスをもつ振動板の構造例を図16に示す。図16は、中央部を重くした重量バランスをもつ振動板71の構造例を示す図である。図16(a)は、パッシブラジエータ70の正面図を示す。図16(b)は、パッシブラジエータ70のE−F断面を示す断面図である。また、図16(b)において、振動板71の厚み方向の重心位置をG点とする。なお、振動板71の厚み方向とは、図16(b)における上下方向であり、振動板71の振動方向でもある。図16に示すトラック形状の振動板71は、その中央部であって、トラック形状の長手方向(中心線HIと同方向)に材厚を厚くした構造である。換言すれば、振動板71は、長手方向の中心線HIから振動板の2つの辺に向かう間に厚みが薄く変化するように構成される。なお、振動板71において材厚が厚い部分を重り部713とする。図16においては、長方形状の重り部713がその長辺方向をトラック形状の長手方向と同じ方向にして振動板71に細長く形成されている。
ここで、パッシブラジエータがトラック形状である場合、振動板の長手方向と短手方向とで振動モードが異なる。これに伴い、上述したローリング現象の発生度合も振動板の長手方向と短手方向とで異なる。具体的には、長手方向の発生度合が短手方向に比べて少ない。これは、振動板71を支持するエッジ72のロール部(凸状ロール部72aおよび凹状ロール部72b)のうち、長手方向となるロール部の占める割合の方が短手方向よりも大きいためである。したがって、パッシブラジエータがトラック形状となる場合には、その短手方向のローリング現象が特に問題となる。
しかしながら、図16に示す重り部713は、振動板71の長手方向に細長く形成されている。つまり、重り部713は、振動板71の短手方向の重量バランスを中央部に集中させる役割を果たしている。これにより、短手方向のローリング周波数を高くすることができ、ローリング現象の発生を抑制することができる。
なお、図16では、振動板71の厚みを厚くした重り部713で振動板71の短手方向の重量バランスを調整したが、図15に示したように振動板の中央部に振動板よりも比重の大きな材料を用いておもりを貼り付けた構造であっても、図15に示すパッシブラジエータ60と同様の効果が得られる。
また、図16に示すパッシブラジエータ70においても、振動板71の振動方向において、振動板71の重心位置Gがエッジ72の高さ寸法Yの中心位置と同じ位置になくても、上述した重量バランスによって、ローリング現象の発生を抑制することが可能である。
なお、本実施の形態で説明したパッシブラジエータおよび振動板の形状は、例えば正方形や長方形などの矩形、またはそれ以外の多角形であってもよい。ここで、例えば、振動板の形状が正方形状である場合、おもり612および613の形状は、例えば振動板の外形よりも小さい正方形状とする。そして、おもり612および613は、その1辺が振動板の1辺と対向するように配置され、振動板と中心を同じにして配置される。また、正方形状の振動板61に重り部611が形成される場合には、振動板61は、振動板61の中心から外辺に向かう間に厚みが薄く変化するように構成される。振動板の形状が長方形状である場合、おもり612および613の形状は、例えば振動板の外形よりも小さい長方形状とする。そして、おもり612および613は、振動板と長辺方向の中心線を同じにして配置される。また、長方形状の振動板61に重り部611が形成される場合には、振動板61は、振動板61の長辺方向の中心線から振動板の2つの長辺に向かう間に厚みが薄く変化するように構成される。振動板の形状がトラック形状である場合、おもり612および613の形状は、例えば振動板の外形よりも小さい長方形状とする。そして、おもり612および613は、その長辺方向の中心線と、振動板の長手方向の中心線(図16でいえば、線EFである)とを同じにして配置される。
また、本実施の形態は、上述した実施の形態1〜3における第1および第2のパッシブラジエータ22および25にも適用することが可能である。ただし、上述したように、キャビネット20の外部側に排除される空気量と内部側に排除される空気量とが等しくなるように、第1および第2のパッシブラジエータ22および25の形状を設計する必要がある。
(実施の形態6)
本発明の参考形態としての実施の形態6に係るスピーカシステムの構成を図17に示す。特に、図17(a)はスピーカシステムの正面図であり、図17(b)はスピーカシステムのJ−K断面を示す断面図である。同図において、20はキャビネットであり、21はスピーカユニットであり、80はパッシブラジエータであり、81はパッシブラジエータ80の構成要素の一つであるリング状振動板であり、82aはパッシブラジエータ80の構成要素の一つであってリング状振動板81の内周を支持する内側エッジであり、82bはパッシブラジエータ80の構成要素の一つであってリング状振動板81の外周を支持する外側エッジであり、83は内側エッジ82aを支持するフレームであり、84はスピーカユニット21の振動をキャビネット20内部の空気を通じてリング状振動板81に効率良く伝えるためにフレーム83に設けられた空気孔である。
本実施の形態では、リング状振動板81を内側エッジ82aと外側エッジ82bとで支持する構成を採用している。図17に示すように、内側エッジ82aの形状は、キャビネット20の取り付け面に対して凸状のロール形状であり、外側エッジ82bの形状は、キャビネット20の取り付け面に対して凹状のロール形状である。
なお、図17の例では、内側エッジ82aの半径方向の幅を外側エッジ82bよりも大きくしているが、これは、リング状振動板81が振動により前面側に移動するときに内側エッジ82aによって排除される空気量と背面側に移動するときに内側エッジ82aによって排除される空気量の差が、リング状振動板81が背面側に移動するときに外側エッジ82bによって排除される空気量と前面側に移動するときに外側エッジ82bによって排除される空気量の差と等しくなるようにするためである。エッジによって排除される空気量はエッジの円周の大きさに依存するため、円周が比較的小さい内側エッジ82aの半径方向の幅を、円周が比較的大きい外側エッジ82bよりも大きくする必要がある。
以上のような構成により、リング状振動板81が振動により前面側に移動するときに内側エッジ82aと外側エッジ82bによって排除される空気量の総和が、リング状振動板81が背面側に移動するときに内側エッジ82aと外側エッジ82bによって排除される空気量の総和と等しくなり、内側エッジ82aと外側エッジ82bから放射される放射音の歪が互いに打ち消されることとなる。
なお、本実施の形態では、内側エッジ82aの形状を凸状とし、外側エッジ82bの形状を凹状としたが、本発明はこれに限らず、内側エッジ82aの形状を凹状とし、外側エッジ82bの形状を凸状としても同様の効果が得られる。
本実施の形態によれば、実施の形態1に比べて、キャビネットに取り付けるパッシブラジエータの数は1個でよく、スピーカシステムの構成を簡素化し、スピーカシステムをより小型化することができる。また実施の形態4のように複雑な形状のエッジを必要としない。
(実施の形態7)
本発明の参考形態としての実施の形態7に係る映像音響装置としてのPDP(Plasma Display Panel)正面図を図18に示す。なお、PDPは本発明の映像音響装置の単なる一例に過ぎず、液晶テレビやカーナビゲーション装置などの他の任意の映像音響装置が本発明の映像音響装置に含まれる。同図において、90はPDP本体であり、91はPDP本体90の画面部であり、92はPDP本体90の筐体である。筐体92には開口93および94が設けられている。また筐体92には中高音用スピーカ95および96が内蔵されている。なお、PDPには画像を再生するための信号処理回路や、音を再生するための信号処理回路等が設けられているが、ここではそれらの説明を省略する。

以上のように構成された映像音響装置について、その動作を説明する。
筐体92には、実施の形態2(図6)あるいは実施の形態3(図7)のスピーカシステムが右チャンネル用と左チャンネル用の2個内蔵されている。そして、左チャンネル用のスピーカシステムに設けられた開口(図6の開口31または図7の開口42)が図18の開口93に対応し、右チャンネル用のスピーカシステムに設けられた開口が図18の開口94に対応している。
左チャンネルの中高音域は中高音用スピーカ95で再生され、開口93から放射される左チャンネルの低音域と合わせて、左チャンネルの低音域から高音域までの音が再生される。右チャンネルについても同様である。
本実施の形態によれば、スピーカと一体型の映像音響装置であって、低歪な低音を映像音響装置の正面方向(画面が設けられている側の方向)に向かって放射することのできる映像音響装置を実現することができる。
また、上述した実施の形態1〜6に係るスピーカシステムは、例えば自動車の車体内部に搭載されるスピーカシステムであってもよい。まず図19を参照して、上述した実施の形態1〜6に係るスピーカシステムを自動車の車体の内部に保持する場合について説明する。車体内部に保持する一例としては、例えば自動車のドアが挙げられる。図19は、本発明におけるスピーカシステムが自動車のドアに搭載された一例を示す図である。
図19において、自動車のドアは、窓部100、ドア本体101、スピーカユニット102、およびパッシブラジエータ103で構成される。ここで、スピーカユニット102は、上述した実施の形態1〜6に係るスピーカユニット21と同様である。また、パッシブラジエータ103は、例えば上述したパッシブラジエータ60または70と同様である。スピーカユニット102およびパッシブラジエータ103は、ドア本体101に取り付けられる。ドア本体101内部には、空間が形成されている。このように、ドア本体101は、キャビネットとしての役割を果たすので、スピーカユニット102、ドア本体101、およびパッシブラジエータ103で本発明におけるスピーカシステムを構成することになる。以上のように、本発明におけるスピーカシステムを自動車のドアに搭載することによって、パッシブラジエータのエッジから発生する歪が低減された車内リスニング環境を提供することが可能となる。
また、上述した実施の形態1〜6に係るスピーカシステムは、例えば車体内部に配置される車載用のスピーカシステムであってもよい。図20は、自動車の車内に設置されたスピーカシステムの一例を示す図である。図20において、スピーカシステム106は、例えば座席105の下に設置される。ここで、スピーカシステム106は、上述した実施の形態1〜6に係るスピーカシステムのいずれかであり、詳細な説明を省略する。以上のように、スピーカシステム106を車両に搭載することによって、パッシブラジエータのエッジから発生する歪が低減された車内リスニング環境を提供することが可能となる。
本発明のスピーカシステムは、低音域における歪みが小さいため、ステレオ装置やラジカセ装置等の音響装置に利用されるスピーカシステムとして好適である。また、液晶テレビやPDP(プラズマディスプレイ)やカーナビゲーション装置などのように、画像表示機能を備えた映像音響装置にも好適である。
発明の実施の形態1に係るスピーカシステムの構成を示す ッシブラジエータ方式のスピーカシステムの音圧周波数特性を示す ールエッジの振動状態を示す 発明の実施の形態1に係るスピーカシステムの音圧周波数特性を示す 発明の実施の形態2に係るスピーカシステムの構成を示す 発明の実施の形態2に係るスピーカシステムの外観 発明の実施の形態3に係るスピーカシステムの外観 発明の実施の形態4に係るスピーカシステムの正面 発明の実施の形態4に係るパッシブラジエータのエッジ部の外観 ラック形状のパッシブラジエータを用いたスピーカシステムの正面 10に示したパッシブラジエータ70においてローリング現象の発生を抑制するための構造例を示す 11に示したパッシブラジエータ70における振動板71の他の構造例を示す 8に示したパッシブラジエータ60において、重量バランスを考慮した振動板61の構造例を示す 動板の重量バランスがローリング現象に与える影響を調べた結果を示す 央部を重くした重量バランスをもつ振動板61の他の構造例を示す 央部を重くした重量バランスをもつ振動板71の構造例を示す 発明の実施の形態6に係るスピーカシステムの正面 発明の実施の形態6における映像音響装置の正面 発明におけるスピーカシステムが自動車のドアに搭載された一例を示す 動車の車内に設置されたスピーカシステムの一例を示す 来のスピーカシステムの構造を示す断面 来のスピーカシステムの音圧周波数特性を示す
符号の説明
20、152 キャビネット
21 スピーカユニット
22、25、60、70、80、103 パッシブラジエータ
23、26、61、71、150 振動板
24、151 凸状エッジ
27 凹状エッジ
28 空室
30 反射板
31、42、44、93、94 開口
40 面
41、43 反射板
62、72 エッジ
62a、72a 凸状ロール部
62b、72b 凹状ロール部
62c、72c 接合部
611、713 重り部
612、613 おもり
711 溝
712 平面部
81 リング状振動板
82a 内側エッジ
82b 外側エッジ
83 フレーム
84 空気孔
90 PDP本体
91 画面部
92 筐体
95、96 中高音用スピーカ

Claims (18)

  1. キャビネットと、
    前記キャビネットに取り付けられた少なくとも1つのスピーカユニットと、
    前記キャビネットに取り付けられた、振動板と前記振動板を振動可能に支持する支持系とで構成されるパッシブラジエータとを備え、
    前記パッシブラジエータの支持系の一部から放射される音圧の歪み成分と、当該パッシブラジエータの支持系の他の一部から放射される音圧の歪み成分が相互に打ち消し合うように前記支持系を構成し、
    前記パッシブラジエータは、前記エッジの内周部が前記振動板の外周部と接合して固設される構造を有し、
    前記振動板は、前記エッジの内周部と接合される部分の厚みが前記振動板の中央部より薄い構造を有し、
    前記パッシブラジエータの支持系を構成するエッジが外周方向に沿って複数のエッジ片に区分され、当該複数のエッジ片のうちの2つのエッジ片の断面形状が、パッシブラジエータの取り付け面を基準としてほぼ対称であり、
    前記振動板の振動方向における前記振動板の重心位置と、前記振動板の振動方向における前記エッジの高さ寸法の中心位置とが一致することを特徴とする、スピーカシステム。
  2. 前記パッシブラジエータは、前記エッジの内周部が前記振動板の外周部で挟み込まれて固設される構造を有することを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  3. 前記振動板の中央部における単位面積当たりの質量が当該振動板の外周部における単位面積当たりの質量よりも大きいことを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  4. 前記振動板の中央部の厚みが前記振動板の外周部の厚みより厚いことを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  5. 前記振動板の形状が円形状であり、
    前記振動板の厚みが、前記振動板の中心点から外周に向かって薄く変化することを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  6. 前記振動板の形状が正方形状であり、
    前記振動板の厚みが、前記振動板の中心点から外辺に向かって薄く変化することを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  7. 前記振動板の形状が長方形状であり、
    前記振動板の厚みが、前記振動板の長辺方向の中心線から前記振動板の2つの長辺に向かって薄く変化することを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  8. 前記振動板の形状がトラック形状であり、
    前記振動板の厚さが、前記振動板の長手方向の中心線から前記振動板の2つの辺に向かって薄く変化することを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  9. 前記パッシブラジエータは、前記振動板の中央部の少なくとも一方面に固設された、前記振動板の比重よりも大きい比重のおもりをさらに有することを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  10. 前記振動板の形状が円形状であり、
    前記おもりは、前記振動板より小さい半径の円形状を有し、前記振動板と中心点を同じにして固設されることを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  11. 前記振動板の形状が正方形状であり、
    前記おもりは、一辺の長さが前記振動板より短い正方形状を有し、前記振動板と中心点を同じにして当該おもりの一辺が前記振動板の一辺と対向する位置に固設されることを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  12. 前記振動板の形状が長方形状であり、
    前記おもりは、前記振動板の外形より小さい長方形状を有し、前記振動板と長辺方向の中心線を同じにして固設されることを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  13. 前記振動板の形状がトラック形状であり、
    前記おもりは、前記振動板の外形より小さい長方形状を有し、前記振動板の長手方向の中心線と当該おもりの長辺方向の中心線とを同じにして固設されることを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  14. 前記2つのエッジ片の断面形状が、パッシブラジエータの取り付け面を基準としてそれぞれ凸状および凹状のロール形状であることを特徴とする、請求項に記載のスピーカシステム。
  15. 前記パッシブラジエータは、環状の振動板と当該振動板の内周を支持する内側エッジと当該振動板の外周を支持する外側エッジとを有し、
    前記内側エッジおよび前記外側エッジの断面形状が、当該内側エッジと当該外側エッジから放射される音圧の歪み成分が相互に打ち消し合うような形状であることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカシステム。
  16. 前記内側エッジおよび前記外側エッジの一方の断面形状が、パッシブラジエータの取り付け面を基準として凸状のロール形状であり、他の一方の断面形状が、パッシブラジエータの取り付け面を基準として凹状のロール形状であることを特徴とする、請求項15に記載のスピーカシステム。
  17. ディスプレイ装置と、
    請求項1〜16のいずれかに記載のスピーカシステムと、
    前記スピーカシステムのパッシブラジエータより放射される放射音を、当該パッシブラジエータの表側に空隙を設けて配置された反射板によって前記ディスプレイ装置の画面側に導く誘導構造とを備えた、映像音響装置。
  18. 請求項1〜16のいずれかに記載のスピーカシステムと、
    前記スピーカシステムを内部に保持する車体とを備える、車両。
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