JPS6038880B2 - 湾曲配線板の製造方法 - Google Patents
湾曲配線板の製造方法Info
- Publication number
- JPS6038880B2 JPS6038880B2 JP6166781A JP6166781A JPS6038880B2 JP S6038880 B2 JPS6038880 B2 JP S6038880B2 JP 6166781 A JP6166781 A JP 6166781A JP 6166781 A JP6166781 A JP 6166781A JP S6038880 B2 JPS6038880 B2 JP S6038880B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal layer
- solvent
- support plate
- soluble
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、配線板でその電気導通用回路を有する表面が
湾曲した配線板の製造方法に関する。
湾曲した配線板の製造方法に関する。
一般に、配線板の製造方法として広く知られかつ用いら
れている方法は、電気絶縁層に金属箔が接着された平板
状の金属箔張り板の金属箔を適当な方法を用い電気導通
用回路に加工し回路板とする方法、もしくは平板状の電
気絶縁層上にメッキ法にて直接電気導通用回路を形成し
回路板とする方法の2つがある。前記2つの製造方法で
は、平板状の金属張り板もしくは電気絶縁層を使用する
為、得られた配線板の形状は平板状であり、形状を所望
の形に湾曲させる事はできない。前記製造方法で、電気
絶縁層として可操性を有する素材を用い、回路板表面で
電気導通用回路を有する面を曲面とする事を可能とした
ものもあるが、電気導通用回路を有する面の曲面形状に
はおのずから制限があり、また、電気絶縁層として可孫
性を有する素材を使用する為、得られた回路板の機械的
強度は充分でない。本発明は、従来技術の有する問題点
を除去し、回路板の電気導通用回路を有する面を所望の
形状に湾曲させることが可能な回路板の製造方法である
。
れている方法は、電気絶縁層に金属箔が接着された平板
状の金属箔張り板の金属箔を適当な方法を用い電気導通
用回路に加工し回路板とする方法、もしくは平板状の電
気絶縁層上にメッキ法にて直接電気導通用回路を形成し
回路板とする方法の2つがある。前記2つの製造方法で
は、平板状の金属張り板もしくは電気絶縁層を使用する
為、得られた配線板の形状は平板状であり、形状を所望
の形に湾曲させる事はできない。前記製造方法で、電気
絶縁層として可操性を有する素材を用い、回路板表面で
電気導通用回路を有する面を曲面とする事を可能とした
ものもあるが、電気導通用回路を有する面の曲面形状に
はおのずから制限があり、また、電気絶縁層として可孫
性を有する素材を使用する為、得られた回路板の機械的
強度は充分でない。本発明は、従来技術の有する問題点
を除去し、回路板の電気導通用回路を有する面を所望の
形状に湾曲させることが可能な回路板の製造方法である
。
本発明の詳細を以下図面を用いて説明する。
まず、所望の電気配線回路パターンと同形状の溶剤可溶
の凸部1−b,1−cを有する溶剤可溶の支持板1−a
を用意する(第1図)。支持板1一aは、第1図の如く
所望の形状に湾曲させてある。支持板1一a及び凸部1
一b,1一cは、通常固体であるが、溶剤により容易に
溶解するものならばどんな素材でも良く、支持板1一a
、凸部1−b,1−cは必ずしも同一の素材から成る必
要はない。また、凸部1一b,1一cの高さは10ミク
ロン〜100ミク。ンが適当である。次に、支持板1一
aの凸部1一b,1一cを有する側を通常の化学メッキ
法を用い、厚さ0.1〜10ミクロンの金属層2で被覆
する(第2図)。
の凸部1−b,1−cを有する溶剤可溶の支持板1−a
を用意する(第1図)。支持板1一aは、第1図の如く
所望の形状に湾曲させてある。支持板1一a及び凸部1
一b,1一cは、通常固体であるが、溶剤により容易に
溶解するものならばどんな素材でも良く、支持板1一a
、凸部1−b,1−cは必ずしも同一の素材から成る必
要はない。また、凸部1一b,1一cの高さは10ミク
ロン〜100ミク。ンが適当である。次に、支持板1一
aの凸部1一b,1一cを有する側を通常の化学メッキ
法を用い、厚さ0.1〜10ミクロンの金属層2で被覆
する(第2図)。
しかる後、金属層2上に電気絶縁層3を接着し、金属層
2を覆う(第3図)。続いて、支持板1−a及び凸部1
一b,1一cを溶剤を用い溶解除去し(第4図)、更に
電気絶縁層3上の金属層2の必要部、すなわち電気絶縁
層3上の凹部の金属層を残し、他は研磨にて除き、金属
層2を金属2′−a,2′−bとする(第6図)。次に
電気絶縁層3上の凹部の金属層2′−a,2′−b上に
電気メッキ法にて新たなる金属層4−a,4一bを付着
させ、第6図で示す如き電気導通用回路を有する面が湾
曲した配線板を得る。
2を覆う(第3図)。続いて、支持板1−a及び凸部1
一b,1一cを溶剤を用い溶解除去し(第4図)、更に
電気絶縁層3上の金属層2の必要部、すなわち電気絶縁
層3上の凹部の金属層を残し、他は研磨にて除き、金属
層2を金属2′−a,2′−bとする(第6図)。次に
電気絶縁層3上の凹部の金属層2′−a,2′−b上に
電気メッキ法にて新たなる金属層4−a,4一bを付着
させ、第6図で示す如き電気導通用回路を有する面が湾
曲した配線板を得る。
本発明は、このような工程からなる湾曲配線板の製造方
法である。次に、本発明の実施例を説明する。まず、市
販のアセチルセルロース樹脂を用い所望の電気配線回路
パタ−ンと同形状の凸部を有する支持板を作成した。
法である。次に、本発明の実施例を説明する。まず、市
販のアセチルセルロース樹脂を用い所望の電気配線回路
パタ−ンと同形状の凸部を有する支持板を作成した。
支持板形状は、凸部を有する面を半径30肋の半球とし
た。また、支持板及び凸部は共にアセチルセルロース樹
脂からなり、支持板の厚さは0.3肋、凸部の高さは4
0ミク。ンであった。次に、支持板の凸部を有する側に
厚さ2ミクロンの銅を化学銅〆ッキ法で析出さた。しか
る後、支持板の凸部を有する側に、不飽和ポリエステル
樹脂からなる電気絶縁材料を加熱加圧接着させた。この
時、電気絶縁層の最大厚みは5仇奴であった。また、接
着工程における温度は160午○、圧力は70kg/の
であった。続いて、前記支持板及び凸部を溶解除去する
為、常温にて酢酸メチルに2の抄浸潰した。更に、露出
した鋼層のうち電気絶縁層の凹の銅を残し、それ以外の
銅を除去する為に研磨を行なった。次に、電気絶縁層の
凹部の銅上に電気メッキにて銀を析出させ電気導通用回
路を形成し、回路板を得た。得られた湾曲回路板の電気
導適用回路を有する側は電気絶縁層上に電気導通用回路
が突出せず、極めて滑らかであった。上述のように、本
発明は、回路板表面で電気導通用回路を有する面の形状
を所望の形とすることを可能とするものである。この効
果は、従来技術においては成し得なかった事である。ま
た、本発明により得られた湾曲回路板の表面は、電気導
通用回路が電気絶縁層に埋め込まれ平滑となる特徴があ
る。これもまた一般の回路板と異なる所である。更に本
発明では次の如き利点がある。{1’溶剤可溶の支持板
及びその凸部の溶解(第3図、第4図)は、実施例に示
す如く極めて短時間にかつ容易に行なう事が可能である
。
た。また、支持板及び凸部は共にアセチルセルロース樹
脂からなり、支持板の厚さは0.3肋、凸部の高さは4
0ミク。ンであった。次に、支持板の凸部を有する側に
厚さ2ミクロンの銅を化学銅〆ッキ法で析出さた。しか
る後、支持板の凸部を有する側に、不飽和ポリエステル
樹脂からなる電気絶縁材料を加熱加圧接着させた。この
時、電気絶縁層の最大厚みは5仇奴であった。また、接
着工程における温度は160午○、圧力は70kg/の
であった。続いて、前記支持板及び凸部を溶解除去する
為、常温にて酢酸メチルに2の抄浸潰した。更に、露出
した鋼層のうち電気絶縁層の凹の銅を残し、それ以外の
銅を除去する為に研磨を行なった。次に、電気絶縁層の
凹部の銅上に電気メッキにて銀を析出させ電気導通用回
路を形成し、回路板を得た。得られた湾曲回路板の電気
導適用回路を有する側は電気絶縁層上に電気導通用回路
が突出せず、極めて滑らかであった。上述のように、本
発明は、回路板表面で電気導通用回路を有する面の形状
を所望の形とすることを可能とするものである。この効
果は、従来技術においては成し得なかった事である。ま
た、本発明により得られた湾曲回路板の表面は、電気導
通用回路が電気絶縁層に埋め込まれ平滑となる特徴があ
る。これもまた一般の回路板と異なる所である。更に本
発明では次の如き利点がある。{1’溶剤可溶の支持板
及びその凸部の溶解(第3図、第4図)は、実施例に示
す如く極めて短時間にかつ容易に行なう事が可能である
。
■ また、溶剤可溶の支持板及びその凸部の溶解除去を
行なう為に使用した溶剤は回収可能で、再利用も充分行
なえる。
行なう為に使用した溶剤は回収可能で、再利用も充分行
なえる。
‘3’ 更に、前記溶解された支持板及びその凸部は溶
剤回収後再び固形状物として得られ、これもまた再利用
可能である。
剤回収後再び固形状物として得られ、これもまた再利用
可能である。
第1図は本発明に使用する溶剤可溶の支持板の断面図、
第2図乃至第6図は本発明の製造工程を示亨軍事理芸寄
与寮の支持板、・−b,1−Cは溶剤可溶の凸部、2は
薄い金属層、3は電気絶縁層、4−a,4−bは新たな
る金属層。 第1図 第2図 第3図 箱4図 第5図 発6図
第2図乃至第6図は本発明の製造工程を示亨軍事理芸寄
与寮の支持板、・−b,1−Cは溶剤可溶の凸部、2は
薄い金属層、3は電気絶縁層、4−a,4−bは新たな
る金属層。 第1図 第2図 第3図 箱4図 第5図 発6図
Claims (1)
- 1 所望の電気配線回路パターンと同形状の溶剤可溶の
凸部銭有する溶剤可溶の湾湾曲した支持板の凸部側を化
学メツキにて薄い金属層で被覆した後該金属層に電気絶
縁層を一体に接着し、次に溶剤を用い、前記溶剤可溶の
支持板及びその凸部を溶解除去して前記薄い金属層を露
出させこのうち凹部の金属層を残し、それ以外の金属層
を研磨にて除去した後、電気絶縁層の前記凹部の金属層
上に電気メツキにて新たなる金属層を付着させて電気導
通用回路を形成する事を特徴とする湾曲配線板の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6166781A JPS6038880B2 (ja) | 1981-04-23 | 1981-04-23 | 湾曲配線板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6166781A JPS6038880B2 (ja) | 1981-04-23 | 1981-04-23 | 湾曲配線板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57176793A JPS57176793A (en) | 1982-10-30 |
JPS6038880B2 true JPS6038880B2 (ja) | 1985-09-03 |
Family
ID=13177807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6166781A Expired JPS6038880B2 (ja) | 1981-04-23 | 1981-04-23 | 湾曲配線板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038880B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101023703B (zh) | 2004-09-13 | 2011-09-07 | 松下电器产业株式会社 | 扬声器系统 |
-
1981
- 1981-04-23 JP JP6166781A patent/JPS6038880B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57176793A (en) | 1982-10-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101262736B (zh) | 布线电路基板及其制造方法 | |
CN101123852A (zh) | 电路基板及其制造方法 | |
JP2773366B2 (ja) | 多層配線基板の形成方法 | |
TW200806121A (en) | Printed circuit board, its methods for manufacture and use | |
WO2013082054A1 (en) | Fabricating a conductive trace structure and substrate having the structure | |
FR2482406A1 (fr) | Procede de fabrication de plaques de conducteurs imprimees comportant des trous et dont les parois sont metallisees | |
JPH04234192A (ja) | 恒久マンドレルを使用する印刷回路の製造方法 | |
JPS6038880B2 (ja) | 湾曲配線板の製造方法 | |
JPH08235935A (ja) | 異方導電フィルム | |
JP2007035868A (ja) | 配線回路基板の製造方法 | |
JP2007258436A (ja) | 配線基板、及びその製造方法 | |
JP2007329325A (ja) | 配線基板の製造方法 | |
JPS6038879B2 (ja) | 回路板の製造方法 | |
JPS6372189A (ja) | 回路板の製造方法 | |
JP4130873B2 (ja) | プリント基板の製造方法 | |
JP2750809B2 (ja) | 厚膜配線基板の製造方法 | |
JP2010232596A (ja) | 多層配線基板の製造方法および多層配線基板 | |
JPS6372192A (ja) | 回路板の製造方法 | |
JPS58101080A (ja) | サ−マルヘツドの製造方法 | |
JPH0432556B2 (ja) | ||
JP3713750B2 (ja) | エアブリッジ形成方法 | |
JP4146926B2 (ja) | 光および磁気ヘッド用配線付き支持ばね部材およびその製造方法 | |
JPS59163889A (ja) | 基板上導体への部分的めつき形成方法 | |
CN103179797B (zh) | 具有内埋元件的电路板的制作方法 | |
JPS61193315A (ja) | 平滑スイツチ基板の製造方法 |