JP4661695B2 - 吸気音強調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車等の吸気系から発生する吸気音の音質向上を図るための装置に関する。
従来の吸気音強調装置としては、例えば、特許文献1に記載されているものがある。この吸気音強調装置は、互いに異なる共振周波数を持つ複数の吸気ダクトを有しており、加速時等、エンジンの高負荷時に、複数の吸気ダクトで吸気音を発生させることにより、迫力感のある吸気音を車室内に導入するものである。
特許第3613665号公報(第1図)
しかしながら、特許文献1に記載の吸気音強調装置は、複数の吸気ダクトを有する構成であるため、エンジンルーム内の空間に余裕が無い場合等、レイアウトの制限を受けてしまう場合があり、エンジンルーム内への配置が困難となるという問題が発生するおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、複数の吸気ダクトを必要とせずに複数の共振周波数を発生可能とすることにより、迫力感のある吸気音を発生可能とするとともに、レイアウトの自由度を向上可能な吸気音強調装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、エンジンへの吸気通路をなす吸気ダクトの外周面に取り付けられて前記吸気ダクトと連通する連通管と、当該連通管を閉塞し、且つ吸気負圧の変化に応じて弾性変形することにより面外方向へ振動する弾性膜部材と、を備える吸気音強調装置において、
前記弾性膜部材は、当該弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる少なくとも二つの弾性膜構成部を有することを特徴とする吸気音強調装置を提供するものである。
本発明によれば、複数の吸気ダクトを必要とせずに複数の共振周波数を発生可能とすることにより、迫力感のある吸気音を発生可能とするとともに、レイアウトの自由度を向上可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(第一実施形態)
(構成)
図1は、本実施形態の吸気音強調装置1を搭載した車両Cを示す図であり、図1(a)は車両Cを側方から見た状態を示す図、図1(b)は車両Cを上方から見た状態を示す図、図1(c)は車両Cを前方から見た状態を示す図である。
図1中に示すように、本実施形態の吸気音強調装置1は、車室2の前方に設けられるとともに、ダッシュパネル4によって車室2と隔離されたエンジンルーム6内に配置されており、エンジン8と連通する吸気ダクト10に備えられている。
図2は、本実施形態の吸気音強調装置1の構成を示す図である。
図2中に示すように、本実施形態の吸気音強調装置1は、連通管12と、追加管14と、弾性膜部材16とを備えている。
連通管12は、円筒形状をなしており、内部に気体が存在する通気管によって形成された吸気ダクト10の外周面に、吸気ダクト10と連通して取り付けられている。
追加管14は、連通管12と同様、円筒形状をなしており、連通管12よりも長尺の管によって形成されている。追加管14の一方の開口端は、連通管12と連結されており、追加管14の他方の開口端は、外気中へ開放されている。
弾性膜部材16は、例えば、ゴム等の弾性体によって円板状に形成されており、連通管12の内周面に取り付けられて、連通管12を閉塞している。また、弾性膜部材16は、エンジン8の吸気工程において吸気ダクト10内の気体に発生する吸気負圧の変化に応じて弾性変形することにより、弾性膜部材16の面外方向へ振動する。弾性膜部材16の詳細な構成については、後述する。
以下、吸気ダクト10及び吸気ダクト10と関連する部分の構成について説明する。
吸気ダクト10は、外気からエンジン8への吸気通路をなしており、ダストサイド側吸気ダクト18と、クリーンサイド側吸気ダクト20とから構成されている。
ダストサイド側吸気ダクト18の一方の開口端は、エアクリーナ22に連結されており、ダストサイド側吸気ダクト18の他方の開口端は、外気中に開放されている。
クリーンサイド側吸気ダクト20は、スロットルチャンバ24を備えている。クリーンサイド側吸気ダクト20の一方の開口端は、エアクリーナ22に連結されており、クリーンサイド側吸気ダクト20の他方の開口端は、後述するサージタンク26及び各インテークマニホールド28を介して、エンジン8が有する各シリンダー(図示せず)に連結されている。
エアクリーナ22は、例えば、オイルフィルター等のフィルター部を有しており、吸気ダクト10の他方の開口端から流入した気体を、フィルター部を通過させることにより清浄化する。
スロットルチャンバ24は、エアクリーナ22とサージタンク26との間に取り付けられ、アクセルペダル(図示せず)と連結されており、アクセルペダルの踏み込み量に応じて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を増減させる。アクセルペダルの踏み込み量を減少させて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を減少させると、エンジン8の回転数が低下するとともに、吸気ダクト10内の気体に発生する吸気負圧が減少する。また、アクセルペダルの踏み込み量を増加させて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を増加させると、エンジン8の回転数が上昇するとともに、吸気ダクト10内の気体に発生する吸気負圧が増加する。
エンジン8は、吸気工程において、ダストサイド側吸気ダクト18の他方の開口端から流入してクリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体を、サージタンク26及び各インテークマニホールド28を介して、各シリンダー内へ吸気する。
また、エンジン8は、吸気動作に伴って、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に吸気脈動を発生させる圧力源をなしており、この吸気脈動が吸気音を構成する。
ここで、エンジン8の吸気動作に伴って発生する吸気脈動は、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に発生する圧力変動であり、この圧力変動は、複数の周波数の圧力変動から構成されている。すなわち、エンジン8の吸気動作に伴って発生する吸気脈動は、複数の周波数の吸気脈動から構成されている。なお、本実施形態では、エンジン8として、六つのシリンダーを有する直列六気筒エンジンを例に挙げて説明するが、エンジン8の構成は、これに限定されるものではない。
図3は、弾性膜部材16の詳細な構成を示す図である。
弾性膜部材16は、弾性膜部材16の厚さ方向から見て、三つの弾性膜構成部30a〜30cを有しており、各弾性膜構成部30a〜30cは、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に設けられた溝32によって分割されて、面積が互いに異なる形状に形成されている。具体的には、弾性膜構成部30aの面積Saは、弾性膜構成部30bの面積Sbよりも広く、弾性膜構成部30bの面積Sbは、弾性膜構成部30cの面積Scよりも広くなるように形成されている。すなわち、各弾性膜構成部30a〜30cは、それぞれ、Sa>Sb>Scの条件式が成立するように形成されている。
ここで、各弾性膜構成部30a〜30cは、互いの面積が異なっているため、弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている。また、面積の広い弾性膜構成部30は、面積の狭い弾性膜構成部30と比較して、面外方向への振動を生じる共振周波数が低くなる。したがって、各弾性膜構成部30a〜30cは、弾性膜構成部30aの共振周波数を第一共振周波数f1、弾性膜構成部30bの共振周波数を第二共振周波数f2、弾性膜構成部30cの共振周波数を第三共振周波数f3とした場合に、f1<f2<f3の条件式が成立するように形成されている。
また、各弾性膜構成部30a〜30cは、それぞれの共振周波数が、エンジン8の吸気動作に伴って発生する吸気脈動を構成する複数の周波数の吸気脈動のうち、選択した第一周波数の吸気脈動、第二周波数の吸気脈動及び第三周波数の吸気脈動の各周波数と一致する形状に形成されている。具体的には、弾性膜構成部30aの第一共振周波数f1は、第一周波数の吸気脈動の周波数と一致しており、弾性膜構成部30bの第二共振周波数f2は、第二周波数の吸気脈動の周波数と一致している。また、弾性膜構成部30cの第三共振周波数f3は、第三周波数の吸気脈動の周波数と一致している。
ここで、第一周波数は第二周波数よりも低い周波数であり、第二周波数は第三周波数よりも低い周波数である。すなわち、第一周波数、第二周波数及び第三周波数は、第一周波数<第二周波数<第三周波数の条件式が成立する関係となっている。
第一周波数は、エンジンの回転数が、所定の回転数R1である場合に発生する吸気脈動を構成している周波数であり、第二周波数は、エンジンの回転数が、所定の回転数R2である場合に発生する吸気脈動を構成している周波数、第三周波数は、エンジンの回転数が、所定の回転数R3である場合に発生する吸気脈動を構成している周波数である。
ここで、R1はR2よりも低い回転数であり、R2はR3よりも低い回転数である。すなわち、回転数R1、R2、R3は、R1<R2<R3の条件式が成立する関係となっている。
なお、上記のような溝32は、隣り合う二つの弾性膜構成部30間に形成されるとともに、これらの弾性膜構成部30と剛性が異なる剛性変化部を構成している。
(動作)
次に、吸気音強調装置1の動作について説明する。
エンジン8を駆動させると、エンジン8の吸気動作に伴って発生する吸気脈動は、各インテークマニホールド28及びサージタンク26を介して、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に伝播する(図2参照)。
エンジン8を駆動させた状態で、アクセルペダルの踏み込み量を増加させて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を増加させる(以下、加速時と記載する)と、エンジン8の回転数が上昇するとともに、吸気ダクト10内の気体に発生する吸気負圧が増加する(図2参照)。
ここで、図4から図6を参照して、加速時における、各弾性膜構成部30a〜30cの動作について詳述する。
図4から図6は、加速時において、各弾性膜構成部30a〜30cが弾性膜部材の面外方向へ振動する状態を示す図である。図4はエンジンの回転数がR1である状態、図5はエンジンの回転数がR2である状態、図6はエンジンの回転数がR3である状態を示している。
エンジンの回転数がR1である状態では、エンジンの吸気動作に伴って発生する吸気脈動を構成する複数の周波数の吸気脈動のうち、第一周波数の吸気脈動が、連通管を介して弾性膜部材へ伝播される。
このとき、第一周波数の吸気脈動の周波数は、弾性膜構成部30aの第一共振周波数f1と一致しているため、図4中に示すように、各弾性膜構成部30a〜30cのうち、弾性膜構成部30aのみが、弾性膜部材の面外方向に振動する。弾性膜構成部30aが、弾性膜部材の面外方向に振動すると、第一周波数及び第一周波数付近の吸気脈動が増幅されるため、追加管の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される。
アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させた状態、すなわち、エンジンの回転数がR2である状態では、エンジンの吸気動作に伴って発生する吸気脈動を構成する複数の周波数の吸気脈動のうち、第二周波数の吸気脈動が、連通管を介して弾性膜部材へ伝播される。
このとき、第二周波数の吸気脈動の周波数は、弾性膜構成部30bの第二共振周波数f2と一致しているため、図5中に示すように、各弾性膜構成部30a〜30cのうち、弾性膜構成部30bのみが、弾性膜部材の面外方向に振動する。弾性膜構成部30bが、弾性膜部材の面外方向に振動すると、第二周波数及び第二周波数付近の吸気脈動が増幅されるため、追加管の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される。
アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させた状態、すなわち、エンジンの回転数がR3である状態では、エンジンの吸気動作に伴って発生する吸気脈動を構成する複数の周波数の吸気脈動のうち、第三周波数の吸気脈動が、連通管を介して弾性膜部材へ伝播される。
このとき、第三周波数の吸気脈動の周波数は、弾性膜構成部30cの第三共振周波数f3と一致しているため、図6中に示すように、各弾性膜構成部30a〜30cのうち、弾性膜構成部30cのみが、弾性膜部材の面外方向に振動する。弾性膜構成部30cが、弾性膜部材の面外方向に振動すると、第三周波数及び第三周波数付近の吸気脈動が増幅されるため、追加管の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される。
したがって、加速時においては、共振周波数の異なる各弾性膜構成部30a〜30cが、それぞれ、エンジンの回転数の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向に振動することとなる。このため、第一周波数の吸気脈動、第二周波数の吸気脈動及び第三周波数の吸気脈動が増幅されて、追加管14の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される(図2参照)。
追加管14の他方の開口端から増音された吸気音が外気側へ放射されると、この放射された吸気音は、ダッシュパネル4を介して車室2内に伝播されるため、迫力感のある吸気音が車室2内へ導入される(図1参照)。
(応用例)
なお、本実施形態の吸気音強調装置1では、三つの弾性膜構成部30a〜30cが、それぞれ、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている構成としたが、これに限定されるものではない。すなわち、三つの弾性膜構成部30a〜30cのうち、少なくとも二つの弾性膜構成部30が、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている構成であればよい。
また、本実施形態の吸気音強調装置1では、三つの弾性膜構成部30a〜30cを、それぞれ、互いに異なる面積に形成することによって、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている構成としたが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、三つの弾性膜構成部30a〜30cを、同一面積に形成するとともに、それぞれ、剛性及び質量のうち少なくとも一方が互いに異なる構成とすることにより、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている構成としてもよい。ここで、例えば、剛性及び質量のうち少なくとも一方を向上させる弾性膜構成部30には、内部への芯材の配置や、リブ形成の加工等、弾性膜構成部30の厚さを大きくすることにより、その他の弾性膜構成部30と同一面積であっても、剛性及び質量のうち少なくとも一方が向上するようにする。この場合、各弾性膜構成部の剛性及び質量のうち少なくとも一方を、それぞれ、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数に応じた条件となるように設定することにより、各弾性膜構成部の共振周波数を、所望の共振周波数に設定することが可能となる。
また、本実施形態の吸気音強調装置1では、弾性膜部材16を、三つの弾性膜構成部30a〜30cを有する構成としたが、これに限定されるものではなく、弾性膜部材16を、二つの弾性膜構成部30を有する構成としてもよい。
また、本実施形態の吸気音強調装置1では、吸気音強調装置1が、車室2よりも前方に設けられたエンジンルーム6内に配置されている構成としたが、吸気音強調装置1を配置する場所は、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、車両Cの構成が、エンジンルーム6が車室2よりも後方に設けられている構成である場合、吸気音強調装置1を配置する場所を、車室2よりも後方に設けられているエンジンルーム6内に配置してもよい。また、例えば、車両Cの構成が、エンジンルーム6が車室2よりも下方に設けられている構成である場合、吸気音強調装置1を配置する場所を、車室2よりも下方に設けられているエンジンルーム6内に配置してもよい。要は、吸気音強調装置1を配置する場所は、車両Cの構成、具体的には、エンジンルーム6の位置に応じて、適宜変更することが可能である。
(第一実施形態の効果)
(1)本実施形態の吸気音強調装置では、弾性膜部材を、弾性膜部材の厚さ方向から見て、三つの弾性膜構成部を有する構成としており、各弾性膜構成部を、それぞれ、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる構成としている。
このため、加速時においては、エンジンの回転数の変化に応じて、各弾性膜構成部が、弾性膜部材の面外方向に振動する。
したがって、エンジンの回転数の変化に応じて、第一周波数の吸気脈動、第二周波数及び第三周波数の吸気脈動が増幅されて、追加管の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される。放射された吸気音は、ダッシュパネルを介して車室内に伝播されるため、迫力感のある吸気音が車室内へ導入される。
その結果、一つの弾性膜部材によって複数の共振周波数の吸気音を発生させることが可能となり、複数の吸気ダクトを必要とせずに、迫力感のある吸気音を発生させることが可能となる。また、複数の吸気ダクトを必要としない構成となるため、レイアウトの自由度を向上させることが可能となり、車体の大きさが異なる車両等、構成の異なる多種類の車両に適用可能となる。
(2)また、本実施形態の吸気音強調装置では、弾性膜部材を、弾性膜部材の厚さ方向から見て三つの弾性膜構成部を有する構成としており、各弾性膜構成部を、面積が互いに異なる形状に形成することにより、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる構成としている。
したがって、各弾性膜構成部の面積を、それぞれ、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数に応じた面積となるように設定することにより、各弾性膜構成部の共振周波数を、所望の共振周波数に設定することが可能となる。
その結果、各弾性膜構成部が弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数を、複数の所望の周波数に設定することが可能となり、吸気音を強調可能な周波数帯域の範囲を拡げることが可能となるため、車室内へ導入される吸気音の音質を向上させることが可能となる。
(第二実施形態)
(構成)
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
図7は、本実施形態の吸気音強調装置の構成を示す図であり、弾性膜部材16の構成を示す図である。
図7中に示すように、本実施形態の吸気音強調装置の構成は、弾性膜部材16の構成を除き、上述した第一実施形態と同様の構成となっている。すなわち、本実施形態の弾性膜部材16は、隣り合う二つの弾性膜構成部30間に形成されるとともに、これらの弾性膜構成部30と剛性が異なる剛性変化部34によって分割された、弾性膜部材16の厚さ方向から見て、四つの弾性膜構成部30a〜30dを有している。
剛性変化部34は、円状剛性変化部36と、放射状剛性変化部38とを備えている。
円状剛性変化部36は、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に設けられた溝によって構成され、弾性膜部材16のうち、弾性膜部材16の中央を含む部分を包囲する形状に形成されており、全体として真円形状または楕円形状をなしている。なお、本実施形態では、円状剛性変化部36によって包囲された部分を、弾性膜構成部30dと記載して説明する。
放射状剛性変化部38は、円状剛性変化部36と同様に、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に設けられた溝によって構成され、円状剛性変化部36から弾性膜部材16の外周部へ向けて延在しており、円状剛性変化部36が包囲する部分以外を複数に分割する。なお、本実施形態では、放射状剛性変化部38を、それぞれ、円状剛性変化部36から弾性膜部材16の外周部へ向けて延在する三つの放射状剛性変化部38a〜38cから構成した場合を例にあげて説明する。また、本実施形態では、三つの放射状剛性変化部38a〜38cによって分割された三つの弾性膜構成部30を、それぞれ、弾性膜構成部30a〜30cと記載して説明する。
各弾性膜構成部30a〜30dは、剛性変化部34によって、面積が互いに異なる形状に形成されている。具体的には、弾性膜構成部30aの面積Saは、弾性膜構成部30bの面積Sbよりも広く、弾性膜構成部30bの面積Sbは、弾性膜構成部30cの面積Scよりも広く、弾性膜構成部30cの面積Scは、弾性膜構成部30dの面積Sdよりも広くなるように形成されている。すなわち、各弾性膜構成部30a〜30dは、それぞれ、Sa>Sb>Sc>Sdの条件式が成立するように形成されている。
また、各弾性膜構成部30a〜30dは、互いの面積が異なっているため、弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている。具体的には、弾性膜構成部30aの共振周波数を第一共振周波数f1、弾性膜構成部30bの共振周波数を第二共振周波数f2、弾性膜構成部30cの共振周波数を第三共振周波数f3、弾性膜構成部30dの共振周波数を第四共振周波数f4とすると、f1<f2<f3<f4の条件式が成立するように形成されている。
また、各弾性膜構成部30a〜30dは、それぞれの共振周波数が、エンジン8の吸気動作に伴って発生する吸気脈動を構成する複数の周波数の吸気脈動のうち、選択した第一周波数の吸気脈動の周波数、第二周波数の吸気脈動の周波数、第三周波数の吸気脈動の周波数及び第四周波数の吸気脈動の周波数と一致する形状に形成されている。具体的には、弾性膜構成部30aの第一共振周波数f1は、第一周波数の吸気脈動の周波数と一致しており、弾性膜構成部30bの第二共振周波数f2は、第二周波数の吸気脈動の周波数と一致している。また、弾性膜構成部30cの第三共振周波数f3は、第三周波数の吸気脈動の周波数と一致しており、弾性膜構成部30dの第四共振周波数f4は、第四周波数の吸気脈動の周波数と一致している。
ここで、第一周波数は第二周波数よりも低い周波数であり、第二周波数は第三周波数よりも低い周波数であり、第三周波数は第四周波数よりも低い周波数である。すなわち、第一周波数、第二周波数、第三周波数及び第四周波数は、第一周波数<第二周波数<第三周波数<第四周波数の条件式が成立する関係となっている。
第一周波数は、エンジンの回転数が、所定の回転数R1である場合に発生する吸気脈動を構成している周波数であり、第二周波数は、エンジンの回転数が、所定の回転数R2である場合に発生する吸気脈動を構成している周波数である。また、第三周波数は、エンジンの回転数が、所定の回転数R3である場合に発生する吸気脈動を構成している周波数であり、第四周波数は、エンジンの回転数が、所定の回転数R4である場合に発生する吸気脈動を構成している周波数である。
ここで、R1はR2よりも低い回転数であり、R2はR3よりも低い回転数であり、R3はR4よりも低い回転数である。すなわち、回転数R1、R2、R3、R4は、R1<R2<R3<R4の条件式が成立する関係となっている。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(動作)
次に、本実施形態の吸気音強調装置1の動作について説明する。なお、以下の説明では、弾性膜部材16以外の構成については、上述した第一実施形態と同様であるため、異なる部分の動作を中心に説明する。
エンジン8を駆動させると、エンジン8の吸気動作に伴って発生する吸気脈動は、各インテークマニホールド28及びサージタンク26を介して、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に伝播する(図2参照)。
エンジン8を駆動させた状態で、アクセルペダルの踏み込み量を増加させて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を増加させる(以下、加速時と記載する)と、エンジン8の回転数が上昇するとともに、吸気ダクト10内の気体に発生する吸気負圧が増加する(図2参照)。
加速時において、エンジンの回転数がR1である状態では、エンジンの吸気動作に伴って発生する吸気脈動を構成する複数の周波数の吸気脈動のうち、第一周波数の吸気脈動が、連通管を介して弾性膜部材へ伝播される。
このとき、第一周波数の吸気脈動の周波数は、弾性膜構成部30aの第一共振周波数f1と一致しているため、各弾性膜構成部30a〜30dのうち、弾性膜構成部30aのみが、弾性膜部材の面外方向に振動する。弾性膜構成部30aが、弾性膜部材の面外方向に振動すると、第一周波数及び第一周波数付近の吸気脈動が増幅されるため、追加管の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される。
アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させた状態、すなわち、エンジンの回転数がR2である状態では、エンジンの吸気動作に伴って発生する吸気脈動を構成する複数の周波数の吸気脈動のうち、第二周波数の吸気脈動が、連通管を介して弾性膜部材へ伝播される。
このとき、第二周波数の吸気脈動の周波数は、弾性膜構成部30bの第二共振周波数f2と一致しているため、各弾性膜構成部30a〜30dのうち、弾性膜構成部30bのみが、弾性膜部材の面外方向に振動する。弾性膜構成部30bが、弾性膜部材の面外方向に振動すると、第二周波数及び第二周波数付近の吸気脈動が増幅されるため、追加管の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される。
アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させた状態、すなわち、エンジンの回転数がR3である状態では、エンジンの吸気動作に伴って発生する吸気脈動を構成する複数の周波数の吸気脈動のうち、第三周波数の吸気脈動が、連通管を介して弾性膜部材へ伝播される。
このとき、第三周波数の吸気脈動の周波数は、弾性膜構成部30cの第三共振周波数f3と一致しているため、各弾性膜構成部30a〜30dのうち、弾性膜構成部30cのみが、弾性膜部材の面外方向に振動する。弾性膜構成部30cが、弾性膜部材の面外方向に振動すると、第三周波数及び第三周波数付近の吸気脈動が増幅されるため、追加管の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される。
アクセルペダルの踏み込み量を更に増加させた状態、すなわち、エンジンの回転数がR4である状態では、エンジンの吸気動作に伴って発生する吸気脈動を構成する複数の周波数の吸気脈動のうち、第四周波数の吸気脈動が、連通管を介して弾性膜部材へ伝播される。
このとき、第四周波数の吸気脈動の周波数は、弾性膜構成部30dの第四共振周波数f4と一致しているため、各弾性膜構成部30a〜30dのうち、弾性膜構成部30dのみが、弾性膜部材の面外方向に振動する。弾性膜構成部30dが、弾性膜部材の面外方向に振動すると、第四周波数及び第四周波数付近の吸気脈動が増幅されるため、追加管の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される。
したがって、加速時においては、共振周波数の異なる各弾性膜構成部30a〜30dが、それぞれ、エンジンの回転数の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向に振動することとなる。このため、第一周波数の吸気脈動、第二周波数の吸気脈動、第三周波数の吸気脈動及び第四周波数の吸気脈動が増幅されて、追加管14の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される(図2参照)。
追加管14の他方の開口端から増音された吸気音が外気側へ放射されると、この放射された吸気音は、ダッシュパネル4を介して車室2内に伝播されるため、迫力感のある吸気音が車室2内へ導入される(図1参照)。
(応用例)
なお、本実施形態の吸気音強調装置1では、弾性膜部材16を、弾性膜部材16の厚さ方向から見て、四つの弾性膜構成部30a〜30dを有する構成としたが、これに限定されるものではない。すなわち、弾性膜部材16を、弾性膜部材16の厚さ方向から見て、五つ以上の弾性膜構成部30を有する構成としてもよい。この場合、弾性膜部材16を、弾性膜部材16の厚さ方向から見て、四つの弾性膜構成部30a〜30dを有する構成とした場合と比較して、より広範囲の周波数に対応することが可能となる。
(第二実施形態の効果)
(1)本実施形態の吸気音強調装置では、弾性膜部材が、弾性膜部材の厚さ方向から見て、四つの弾性膜構成部を有しており、各弾性膜構成部を、面積が互いに異なる形状に形成することにより、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる構成としている。
したがって、各弾性膜構成部の面積を、それぞれ、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数に応じた面積となるように設定することにより、各弾性膜構成部の共振周波数を、所望の共振周波数に設定することが可能となる。
その結果、上述した第一実施形態の吸気音強調装置、すなわち、弾性膜部材が、弾性膜部材の厚さ方向から見て、三つの弾性膜構成部を有して吸気音強調装置と比較して、吸気音を強調可能な周波数帯域の範囲を、更に拡げることが可能となるため、車室内へ導入される吸気音の音質を向上させることが可能となる。
(第三実施形態)
(構成)
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
図8及び図9は、本実施形態の吸気音強調装置1の構成を示す図であり、図8は、弾性膜部材16の構成を示す図、図9は、図8のX−X線断面図である。
図8及び図9中に示すように、本実施形態の吸気音強調装置1の構成は、弾性膜部材16の構成を除き、上述した第一実施形態と同様の構成となっている。すなわち、本実施形態の弾性膜部材16は、剛性変化部が、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に設けた凸部40によって構成されている。
凸部40は、弾性膜部材16の径方向から見て、吸気ダクト側へ突出するV字形をなしている。また、弾性膜部材16のうち、凸部40が設けられている部分の厚さは、その他の部分と同じ厚さに形成されている。すなわち、弾性膜部材16の厚さは、全体として均一になっている。このような凸部40が設けられている弾性膜部材16は、例えば、金型を用いた一体成形によって形成される。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(動作)
次に、本実施形態の吸気音強調装置1の動作について説明する。なお、以下の説明では、弾性膜部材16以外の構成については、上述した第一実施形態と同様であるため、異なる部分の動作を中心に説明する。
エンジン8を駆動させると、エンジン8の吸気動作に伴って発生する吸気脈動は、各インテークマニホールド28及びサージタンク26を介して、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に伝播する(図2参照)。
エンジン8を駆動させた状態で、アクセルペダルの踏み込み量を増加させて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を増加させる(以下、加速時と記載する)と、エンジン8の回転数が上昇するとともに、吸気ダクト10内の気体に発生する吸気負圧が増加する(図2参照)。
加速時において、アクセルペダルの踏み込み量を変化させ、エンジンの回転数が変化すると、共振周波数の異なる各弾性膜構成部30a〜30cが、それぞれ、エンジンの回転数の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向に振動することとなる。このため、第一周波数の吸気脈動、第二周波数の吸気脈動及び第三周波数の吸気脈動が増幅されて、追加管14の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される(図2参照)。
追加管14の他方の開口端から増音された吸気音が外気側へ放射されると、この放射された吸気音は、ダッシュパネル4を介して車室2内に伝播されるため、迫力感のある吸気音が車室2内へ導入される(図1参照)。
(応用例)
なお、本実施形態の吸気音強調装置1では、弾性膜部材16に設けた凸部40を、弾性膜部材16の径方向から見て吸気ダクト側へ突出するV字形をなし、且つ弾性膜部材16の厚さが全体として均一になっている形状に形成したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、図10(a)に示すように、弾性膜部材16のうち、凸部40が設けられている部分の厚さが、その他の部分よりも厚くなっている構成としてもよい。また、例えば、図10(b)に示すように、凸部40を、弾性膜部材16の径方向から見てU字形をなし、弾性膜部材16の厚さが全体として均一になっている形状に形成してもよい。また、例えば、図10(c)に示すように、凸部40を、弾性膜部材16の径方向から見て吸気ダクト側へ突出するU字形をなし、且つ弾性膜部材16のうち、凸部40が設けられている部分の厚さが、その他の部分よりも厚くなっている構成としてもよい。
また、本実施形態の吸気音強調装置1では、剛性変化部を、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に設けた凸部40によって構成したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、図11(a)、(c)に示すように、剛性変化部を、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に設けた凹部42によって構成してもよく、図11(b)、(d)に示すように、剛性変化部を、弾性膜部材16の外気側の面に設けた凸部40によって構成してもよい。
(第三実施形態の効果)
(1)本実施形態の吸気音強調装置では、弾性膜部材の吸気ダクト側の面に設けられた凸部によって、弾性膜部材を複数の弾性膜構成部に分割する剛性変化部を構成しているため、簡単な構造によって、弾性膜部材を、複数の弾性膜構成部を有する構成とすることが可能となる。
その結果、弾性膜部材の製造コストが増加することを防止可能となるため、吸気音強調装置の製造コストが増加することを防止可能となり、吸気音強調装置の生産性を向上させることが可能となる。
(第四実施形態)
(構成)
次に、本発明の第四実施形態について説明する。
図12及び図13は、本実施形態の吸気音強調装置1の構成を示す図であり、図12は、弾性膜部材16の構成を示す図、図13は、図12のY−Y線断面図である。
図12及び図13中に示すように、本実施形態の吸気音強調装置1の構成は、弾性膜部材16の構成を除き、上述した第一実施形態と同様の構成となっている。すなわち、本実施形態の弾性膜部材16は、剛性変化部が、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に設けた凸部40によって構成されているとともに、凸部40が、芯材44を有している。
凸部40は、弾性膜部材16の径方向から見て、吸気ダクト側へ突出するV字形をなしている。また、弾性膜部材16のうち、凸部40が設けられている部分の厚さは、その他の部分と同じ厚さに形成されている。すなわち、弾性膜部材16の厚さは、全体として均一になっている。
芯材44は、ワイヤ等、弾性膜部材16よりも剛性の高い線状の材料によって形成されており、弾性膜部材16の外気側の面に配置されている。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(動作)
次に、本実施形態の吸気音強調装置1の動作について説明する。なお、以下の説明では、弾性膜部材16以外の構成については、上述した第一実施形態と同様であるため、異なる部分の動作を中心に説明する。
エンジン8を駆動させると、エンジン8の吸気動作に伴って発生する吸気脈動は、各インテークマニホールド28及びサージタンク26を介して、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に伝播する(図2参照)。
エンジン8を駆動させた状態で、アクセルペダルの踏み込み量を増加させて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を増加させる(以下、加速時と記載する)と、エンジン8の回転数が上昇するとともに、吸気ダクト10内の気体に発生する吸気負圧が増加する(図2参照)。
加速時において、アクセルペダルの踏み込み量を変化させ、エンジンの回転数が変化すると、共振周波数の異なる各弾性膜構成部30a〜30cが、それぞれ、エンジンの回転数の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向に振動することとなる。このため、第一周波数の吸気脈動、第二周波数の吸気脈動及び第三周波数の吸気脈動が増幅されて、追加管14の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される(図2参照)。
追加管14の他方の開口端から増音された吸気音が外気側へ放射されると、この放射された吸気音は、ダッシュパネル4を介して車室2内に伝播されるため、迫力感のある吸気音が車室2内へ導入される(図1参照)。
(応用例)
なお、本実施形態の吸気音強調装置1では、弾性膜部材16に設けた凸部40を、弾性膜部材16の径方向から見て吸気ダクト側へ突出するV字形に形成するとともに、弾性膜部材16の厚さが全体として均一になっている形状に形成し、芯材44が、弾性膜部材16の外気側の面に配置されている構成としたが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、図14(a)に示すように、弾性膜部材16のうち、凸部40が設けられている部分の厚さが、その他の部分よりも厚くなっているとともに、芯材44が、弾性膜部材16のうち凸部40が設けられている部分の内部に配置されている構成としてもよい。また、例えば、図14(b)に示すように、凸部40を、弾性膜部材16の径方向から見て吸気ダクト側へ突出するU字形に形成してもよい。また、例えば、図14(c)に示すように、凸部40を、弾性膜部材16の径方向から見て吸気ダクト側へ突出するU字形に形成するとともに、弾性膜部材16のうち、凸部40が設けられている部分の厚さが、その他の部分よりも厚くなっている構成として、芯材44が、弾性膜部材16のうち凸部40が設けられている部分の内部に配置されている構成としてもよい。
また、本実施形態の吸気音強調装置1では、剛性変化部を、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に設けた凸部40によって構成したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、図15(a)、(c)に示すように、剛性変化部を、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に設けた凹部42によって構成してもよく、図15(b)、(d)に示すように、剛性変化部を、弾性膜部材16の外気側の面に設けた凸部40によって構成してもよい。
(第四実施形態の効果)
(1)本実施形態の吸気音強調装置では、弾性膜部材の吸気ダクト側の面に設けられた凸部によって、弾性膜部材を複数の弾性膜構成部に分割する剛性変化部を構成するとともに、凸部が、芯材を有している。
このため、簡単な構造によって、弾性膜部材を、複数の弾性膜構成部を有する構成とすることが可能となるとともに、凸部の強度を向上させることが可能となる。
その結果、吸気音強調装置の生産性を向上させることが可能となるとともに、上述した第三実施形態の吸気音強調装置と比較して、弾性膜部材の強度を向上させることが可能となるため、弾性膜部材の耐久性を向上させることが可能となる。
(第五実施形態)
(構成)
次に、本発明の第五実施形態について説明する。
図16は、本実施形態の吸気音強調装置1の構成を示す図であり、弾性膜部材16の構成を示す図である。
図16中に示すように、本実施形態の吸気音強調装置1の構成は、弾性膜部材16の構成を除き、上述した第一実施形態と同様の構成となっている。すなわち、本実施形態の弾性膜部材16は、各弾性膜構成部30a〜30cが、それぞれ、剛性が互いに異なる材料で形成されている。具体的には、弾性膜構成部30aの剛性Raは、弾性膜構成部30bの剛性Rbよりも低く、弾性膜構成部30bの剛性Rbは、弾性膜構成部30cの剛性Rcよりも低くなるように形成されている。すなわち、各弾性膜構成部30a〜30cは、それぞれ、Ra>Rb>Rcの条件式が成立するように形成されている。
ここで、各弾性膜構成部30a〜30cは、互いの剛性が異なっているため、弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている。また、剛性の高い弾性膜構成部30は、剛性の低い弾性膜構成部30と比較して、面外方向への振動を生じる共振周波数が低くなる。したがって、各弾性膜構成部30a〜30cは、弾性膜構成部30aの共振周波数を第一共振周波数f1、弾性膜構成部30bの共振周波数を第二共振周波数f2、弾性膜構成部30cの共振周波数を第三共振周波数f3とした場合に、f1<f2<f3の条件式が成立するように形成されている。
また、本実施形態の弾性膜部材16は、各弾性膜構成部30a〜30cを、それぞれ、剛性が互いに異なる材料で形成することにより、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に溝等の剛性変化部を設けることなく、三つに分割された弾性膜構成部30a〜30cを有する構成となっている。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(動作)
次に、本実施形態の吸気音強調装置1の動作について説明する。なお、以下の説明では、弾性膜部材16以外の構成については、上述した第一実施形態と同様であるため、異なる部分の動作を中心に説明する。
エンジン8を駆動させると、エンジン8の吸気動作に伴って発生する吸気脈動は、各インテークマニホールド28及びサージタンク26を介して、クリーンサイド側吸気ダクト20内に存在する気体に伝播する(図2参照)。
エンジン8を駆動させた状態で、アクセルペダルの踏み込み量を増加させて、エアクリーナ22からサージタンク26への通気量を増加させる(以下、加速時と記載する)と、エンジン8の回転数が上昇するとともに、吸気ダクト10内の気体に発生する吸気負圧が増加する(図2参照)。
このとき、各弾性膜構成部30a〜30cは、互いの剛性が異なっているため、弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている。
このため、加速時において、アクセルペダルの踏み込み量を変化させ、エンジンの回転数が変化すると、各弾性膜構成部30a〜30cが、それぞれ、エンジンの回転数の変化に応じて、弾性膜部材の面外方向に振動することとなる。
したがって、第一周波数の吸気脈動、第二周波数の吸気脈動及び第三周波数の吸気脈動が増幅されて、追加管14の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される(図2参照)。
追加管14の他方の開口端から増音された吸気音が外気側へ放射されると、この放射された吸気音は、ダッシュパネル4を介して車室2内に伝播されるため、迫力感のある吸気音が車室2内へ導入される(図1参照)。
(応用例)
なお、本実施形態の吸気音強調装置1では、各弾性膜構成部30a〜30cを、それぞれ、剛性が互いに異なる材料で形成することにより、互いの剛性が異なる構成として、弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている構成としたが、これに限定されるものではない。すなわち、各弾性膜構成部30a〜30cを、それぞれ、質量が互いに異なる材料で形成することにより、互いの質量が異なる構成として、弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている構成としてもよい。要は、各弾性膜構成部30a〜30cを、それぞれ、剛性及び質量のうち少なくとも一方が互いに異なる材料で形成することにより、弾性膜部材16の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なっている構成とすればよい。
また、本実施形態の弾性膜部材16では、各弾性膜構成部30a〜30cを、それぞれ、剛性が互いに異なる材料で形成することにより、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に溝等の剛性変化部を設けることなく、三つに分割された弾性膜構成部30a〜30cを有する構成としたが、これに限定されるものではない。すなわち、弾性膜部材16を、例えば、上述した第一から第四実施形態と同様に、弾性膜部材16の吸気ダクト側の面に溝等の剛性変化部を設けることにより、三つに分割された弾性膜構成部30a〜30cを有する構成としてもよい。
(第五実施形態の効果)
(1)本実施形態の吸気音強調装置では、弾性膜部材を、弾性膜部材の厚さ方向から見て、三つの弾性膜構成部を有する構成としており、各弾性膜構成部を、それぞれ、互いの剛性が異なる構成とすることにより、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる構成としている。
このため、加速時においては、エンジンの回転数の変化に応じて、各弾性膜構成部が、弾性膜部材の面外方向に振動する。
したがって、エンジンの回転数の変化に応じて、第一周波数の吸気脈動、第二周波数及び第三周波数の吸気脈動が増幅されて、追加管の他方の開口端から、増音された吸気音が外気側へ放射される。放射された吸気音は、ダッシュパネルを介して車室内に伝播されるため、迫力感のある吸気音が車室内へ導入される。
その結果、一つの弾性膜部材によって複数の共振周波数を発生させることが可能となり、複数の吸気ダクトを必要とせずに、迫力感のある吸気音を発生させることが可能となる。また、複数の吸気ダクトを必要としない構成となるため、レイアウトの自由度を向上させることが可能となり、車体の大きさが異なる車両等、構成の異なる多種類の車両に適用可能となる。
(2)また、本実施形態の吸気音強調装置では、弾性膜部材を、弾性膜部材の厚さ方向から見て、三つの弾性膜構成部を有する構成としており、各弾性膜構成部を、剛性が互いに異なる形状に形成することにより、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる構成としている。
したがって、各弾性膜構成部の剛性を、それぞれ、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数に応じた剛性となるように設定することにより、各弾性膜構成部の共振周波数を、所望の共振周波数に設定することが可能となる。
その結果、各弾性膜構成部が弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数を、複数の所望の周波数に設定することが可能となり、吸気音を強調可能な周波数帯域の範囲を拡げることが可能となるため、車室内へ導入される吸気音の音質を向上させることが可能となる。
(3)また、本実施形態の吸気音強調装置では、弾性膜部材を、各弾性膜構成部を、それぞれ、剛性が互いに異なる材料で形成することにより、弾性膜部材の吸気ダクト側の面に溝等の剛性変化部を設けることなく、三つに分割された弾性膜構成部を有する構成としている。
したがって、弾性膜部材のうち隣り合う弾性膜構成部同士の境界部分に、その他の部分よりも厚さが薄い剛性変化部を設けない構成となるため、弾性膜部材の耐久性を向上させることが可能となる。
(実施例)
図17に、本発明の吸気音強調装置及び従来の吸気音強調装置を用い、加速時において、車室内へ導入される吸気音の音圧レベルを測定した結果を示す。なお、図17の縦軸は、車室内へ導入される吸気音の音圧レベル(図中では、「室内音音圧レベル[db]」と記載している)を示している。また、図17の横軸は、加速時におけるエンジン回転数(図中では、「ENG回転数[rpm]」と記載している)と、エンジン回転数の変化に伴って発生する周波数(図中では、「周波数[Hz]」と記載している)を示している。
本発明例の吸気音強調装置としては、図3に示すような、本発明の第一実施形態で説明したものと同様の構成を有する弾性膜部材を備えた吸気音強調装置を用いた。
比較例の吸気音強調装置としては、図18に示す弾性膜部材16のように、一体物で形成された弾性膜部材16を備えた吸気音強調装置を用いた。ここで、図18に示す弾性膜部材16は、本発明の第一実施形態で説明したものと異なり、複数の弾性膜構成部を有していない構成となっているため、弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が全体として同一となっている。
次に、図17を参照して、加速時において、車室内へ導入される吸気音の音圧レベルを測定した結果について説明する。なお、図17中では、従来の吸気音強調装置を用いて音圧レベルを測定した結果を破線によって示し、本発明の吸気音強調装置を用いて音圧レベルを測定した結果を実線によって示している。
図17中に示されているように、従来の吸気音強調装置は、共振周波数が全体として同一であるため、370Hz付近において、車室内へ導入される吸気音の音圧レベルが特に強調され、その他の周波数では、370Hz付近と比較して、吸気音の強調効果が低下している。
これに対し、本発明の吸気音強調装置では、370Hz付近と、450Hz付近及び590Hz付近において、車室内へ導入される吸気音の音圧レベルが特に強調され、その他の周波数においても、従来の吸気音強調装置と比較して、吸気音の強調効果が向上している。
その結果、加速時における周波数帯域の全体に亘って吸気音が強調されており、従来の吸気音強調装置と比較して、広い周波数帯域で吸気音の強調効果が向上している。なお、図17中では、本発明例の吸気音強調装置によって、増音された吸気音の強調効果が従来の吸気音強調装置と比較して向上した範囲を、斜線で示している。
以上の測定結果から、本発明例の吸気音強調装置は、従来の吸気音強調装置と比較して、吸気音の強調効果が高いことが確認された。
本実施形態の吸気音強調装置1を搭載した車両Cを示す図であり、図1(a)は車両Cを側方から見た状態を示す図、図1(b)は車両Cを上方から見た状態を示す図、図1(c)は車両Cを前方から見た状態を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る吸気音強調装置1の構成を示す図である。 弾性膜部材16の詳細な構成を示す図である。 加速時において、各弾性膜構成部30a〜30cが弾性膜部材の面外方向へ振動する状態を示す図であり、エンジンの回転数がR1である状態を示す図である。 加速時において、各弾性膜構成部30a〜30cが弾性膜部材の面外方向へ振動する状態を示す図であり、エンジンの回転数がR2である状態を示す図である。 加速時において、各弾性膜構成部30a〜30cが弾性膜部材の面外方向へ振動する状態を示す図であり、エンジンの回転数がR3である状態を示す図である。 本発明の第二実施形態に係る吸気音強調装置1の構成を示す図であり、弾性膜部材16の構成を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る吸気音強調装置1の構成を示す図であり、弾性膜部材16の構成を示す図である。 図8のX−X線断面図である。 本発明の第三実施形態に係る吸気音強調装置1の変形例を示す図である。 本発明の第三実施形態に係る吸気音強調装置1の変形例を示す図である。 本発明の第四実施形態に係る吸気音強調装置1の構成を示す図であり、弾性膜部材16の構成を示す図である。 図12のY−Y線断面図である。 本発明の第四実施形態に係る吸気音強調装置1の変形例を示す図である。 本発明の第四実施形態に係る吸気音強調装置1の変形例を示す図である。 本発明の第五実施形態に係る吸気音強調装置1の構成を示す図であり、弾性膜部材16の構成を示す図である。 本発明の吸気音強調装置及び従来の吸気音強調装置を用い、加速時において、車室内へ導入される吸気音の音圧レベルを測定した結果を示す図である。 従来の吸気音強調装置が備える弾性膜部材16の構成を示す図である。
符号の説明
1 吸気音強調装置
2 車室
4 ダッシュパネル
6 エンジンルーム
8 エンジン
10 吸気ダクト
12 連通管
14 追加管
16 弾性膜部材
18 ダストサイド側吸気ダクト
20 クリーンサイド側吸気ダクト
22 エアクリーナ
24 スロットルチャンバ
26 サージタンク
28 インテークマニホールド
30 弾性膜構成部
32 溝
34 剛性変化部
36 円状剛性変化部
38 放射状剛性変化部
40 凸部
42 凹部
44 芯材
C 車両

Claims (8)

  1. エンジンへの吸気通路をなす吸気ダクトの外周面に取り付けられて前記吸気ダクトと連通する連通管と、当該連通管を閉塞し、且つ吸気負圧の変化に応じて弾性変形することにより面外方向へ振動する弾性膜部材と、を備える吸気音強調装置において、
    前記弾性膜部材は、当該弾性膜部材の面外方向へ振動する共振周波数が互いに異なる少なくとも二つの弾性膜構成部を有することを特徴とする吸気音強調装置。
  2. 前記少なくとも二つの弾性膜構成部は、面積が互いに異なることを特徴とする請求項1に記載した吸気音強調装置。
  3. 前記少なくとも二つの弾性膜構成部は、剛性及び質量のうち少なくとも一方が互いに異なることを特徴とする請求項1または2に記載した吸気音強調装置。
  4. 前記少なくとも二つの弾性膜構成部は、剛性及び質量のうち少なくとも一方が互いに異なる材料で形成されていることを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記載した吸気音強調装置。
  5. 前記少なくとも二つの弾性膜構成部間に、当該少なくとも二つの弾性膜構成部と剛性が異なる剛性変化部を形成したことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項に記載した吸気音強調装置。
  6. 前記剛性変化部は、前記弾性膜部材の面上に設けた凸部及び凹部のうち少なくとも一方であることを特徴とする請求項5に記載した吸気音強調装置。
  7. 前記剛性変化部は、線状の芯材を有することを特徴とする請求項5または6に記載した吸気音強調装置。
  8. 前記剛性変化部は、少なくとも前記弾性膜部材の中央を包囲する真円形状または楕円形状の円状剛性変化部と、当該円状剛性変化部から前記弾性膜部材の外周部へ向けて延在し、且つ前記円状剛性変化部が包囲する部分以外を少なくとも二つに分割する放射状剛性変化部と、を備えることを特徴とする請求項5から7のうちいずれか1項に記載した吸気音強調装置。
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