JP2006194165A - 吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生し、騒音を低減するとともに、エンジンの出力が向上する吸気装置を提供する。
【解決手段】 振動板13は圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気によって振動する。圧縮ポンプ11からは、圧縮空気制御部30により吸気の圧力変動と逆位相の圧縮空気がエンジンに同期して吐出される。そのため、振動板13の振動によって発生する圧力変動の位相および振幅は、エンジンの回転にあわせて高精度に制御される。これにより、吸気通路27を流れる吸気の圧力変動は、振動板13によって発生する逆位相の振動によって打ち消される。その結果、吸気の騒音は低減されるとともに、吸気の圧力が一定となり、エンジンへ吸入される吸気の体積効率が向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関(以下、内燃機関を「エンジン」という。)の吸気装置に関し、特にエンジンに吸入される吸気によって発生する騒音を低減し、エンジンへの吸気効率を高める吸気装置に関する。
従来、エンジンの吸気系で発生する騒音を、逆位相の干渉音により低減する騒音低減装置が公知である。このような騒音低減装置では、エンジンの回転に同期して干渉音を発生させる必要があり、大電力およびこれを制御する制御装置が必要となる。そこで、エンジンの運転状態に応じて空気振動を発生させる空気振動発生機構を備える吸気騒音低減装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−245090号公報
特許文献1に開示されている吸気騒音低減装置は、空気振動発生機構に圧力が変化する空気を供給して吸気通路に空気振動を発生させている。これにより、エンジンの吸気騒音の低減を図っている。しかしながら、特許文献1に開示される吸気騒音低減装置では、切換弁により空気の圧力を切り換えている。そのため、吸気系で発生する騒音にあわせて空気振動発生機構へ供給する気圧の振幅を高精度に制御することは困難である。また、コントローラによって切換弁を制御しているため、エンジンの回転と同期した気圧の供給が困難である。
そこで、本発明の目的は、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生し、騒音を低減するとともに、エンジンの出力が向上する吸気装置を提供することにある。
請求項1記載の発明では、振動板は圧縮ポンプで圧縮された空気によって振動する。圧縮ポンプで圧縮した空気により振動板を振動させるため、空気の圧力が高められ、振動板からは吸気系における大きな騒音に対応する大きな振動が生じる。圧縮ポンプから吐出される圧縮空気には、圧縮空気制御手段によってエンジンに吸入される吸気の圧力変動と逆位相の圧力変動が加えられる。そのため、吸気通路における吸気の圧力変動にあわせて、圧縮ポンプから吐出される圧縮空気の圧力変動は容易に制御される。圧縮ポンプから吐出された空気は、吸気通路の容積増大部に接続する接続通路に設置された振動板を振動させる。容積増大部に接続通路を接続することにより、振動板の振動は容積増大部に入力される。吸気通路の容積増大部では、エンジンへの吸気の吸入によって生じる騒音が反射する。そのため、振動板の振動を容積増大部に入力することにより、吸気通路を伝わる騒音は容積増大部に入力された振動板の振動によって効率よく低減される。また、振動板の振動によって吸気通路の吸気はエンジン側へ押し込まれる。これにより、吸気通路の吸気の圧力が上昇し、エンジンへ吸入される吸気の体積効率が向上する。したがって、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
請求項2記載の発明では、圧縮空気制御手段は、圧縮ポンプに吸入される空気の吸入量および吸入時期を変更することにより、圧縮ポンプから吐出される圧縮空気の圧力変動の位相および振幅を制御する。吸入量を増大することにより、圧縮空気の圧力変動の振幅が増大し、振動板の振動は大きくなる。また、吸入時期を変更することにより、圧縮空気の圧力変動の位相が変化する。これにより、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
請求項3記載の発明では、圧縮空気制御手段は、圧縮ポンプから吐出された空気の一部を大気中に排出する排出量および排出時期を変更することにより、圧縮ポンプから吐出される圧縮空気の圧力変動の位相および振幅を制御する。排出量を低減することにより、圧縮空気の圧力変動の振幅が増大し、振動板の振動は大きくなる。また、排出時期を変更することにより、圧縮空気の圧力変動の位相が変化する。これにより、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
請求項4記載の発明では、圧縮空気制御手段は管路制御部によって接続通路の管路長を変更している。接続通路の管路長を変更することにより、圧縮空気の圧力変動の位相が変化する。また、圧縮空気制御手段は、開口面積制御部によって接続通路の開口面積を変更している。接続通路の開口面積を変更することにより、圧縮空気の圧力変動の振幅が変化する。したがって、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
請求項5記載の発明では、圧縮ポンプは往復圧縮ポンプである。圧縮空気制御手段は、接続通路の容積を変更することにより、接続通路における圧縮空気の圧力変動の振幅を制御する。すなわち、圧縮空気制御手段が接続通路の容積を低減することにより、往復圧縮ポンプによって圧縮される接続通路の空気の圧力は高くなる。そのため、圧縮ポンプから吐出される圧縮空気の圧力変動の振幅は大きくなる。したがって、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
請求項6記載の発明では、圧力変動の位相が異なる二つの圧縮ポンプを備えている。そのため、二つの圧縮ポンプから吐出される圧縮空気は圧力変動の位相がずれている。圧縮空気制御手段は、二つの圧縮ポンプから吐出され位相のずれた圧縮空気を混合することにより、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて圧縮空気の圧力変動の位相および振幅を変更する。したがって、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
請求項7記載の発明では、圧縮空気は二つ以上の経路に分配される。例えば経路ごとに全長または径などが異なると、二つ以上の経路に分配された圧縮空気は経路ごとに圧力変動の位相および振幅が異なる。経路ごとに圧力変動の位相および振幅が異なる圧縮空気を混合することにより、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて圧縮空気の圧力変動の位相および振幅が変更される。したがって、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
請求項8記載の発明では、接続通路はサージタンクに連通している。サージタンクは、吸気通路の途中において容積が増大する容積増大部を形成する。接続通路はこのサージタンクに連通しているため、圧縮ポンプから吐出された圧縮空気は、サージタンクに接続する接続通路に設置された振動板を振動させる。吸気系における吸気の圧力変動は、吸気通路のサージタンクにおいて反射する。そのため、振動板の振動をサージタンクに入力することにより、吸気通路を伝わる騒音はサージタンクに入力された振動板の振動によって効率よく低減される。したがって、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
請求項9記載の発明では、吸気通路はインテークマニホールドに容積増大部を有している。接続通路はこの容積増大部に連通しているため、圧縮ポンプから吐出された圧縮空気は、容積増大部に接続する接続通路に設置された振動板を振動させる。吸気系における吸気の圧力変動は、吸気通路の容積増大部において反射する。そのため、振動板の振動を容積増大部に入力することにより、吸気通路を伝わる騒音は容積増大部に入力された振動板の振動によって効率よく低減される。したがって、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
請求項10記載の発明では、吸気通路はエアクリーナのエンジンとは反対側に容積増大部を有している。接続通路はこの容積増大部に連通しているため、圧縮ポンプから吐出された圧縮空気は、容積増大部に接続する接続通路に設置された振動板を振動させる。吸気系における吸気の圧力変動は、吸気通路の容積増大部において反射する。そのため、振動板の振動を容積増大部に入力することにより、吸気通路を伝わる騒音は容積増大部に入力された振動板の振動によって効率よく低減される。したがって、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
請求項11記載の発明では、接続通路はエアクリーナに連通している。エアクリーナは、吸気通路の途中において容積が増大する容積増大部を形成する。接続通路はこのエアクリーナに連通しているため、圧縮ポンプから吐出された圧縮空気は、エアクリーナに接続する接続通路に設置された振動板を振動させる。吸気系における吸気の圧力変動は、吸気通路のエアクリーナにおいて反射する。そのため、振動板の振動をエアクリーナに入力することにより、吸気通路を伝わる騒音はエアクリーナに入力された振動板の振動によって効率よく低減される。したがって、吸気系における吸気の圧力変動にあわせて逆位相の振動を高精度に発生することができ、吸気系における騒音が低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による吸気装置を図1に示す。吸気装置10は、図示しないエンジンの吸気側に設置される。吸気装置10は、吸気系20、圧縮ポンプ11、圧縮空気制御部30、接続管12および振動板13を備えている。吸気系20は、第一吸気管部21、エアクリーナ22、第二吸気管部23、サージタンク24、インテークマニホールド25およびスロットルバルブ26を有している。第一吸気管部21、エアクリーナ22、第二吸気管部23、サージタンク24およびインテークマニホールド25は、吸気が流れる吸気通路27を形成している。
第一吸気管部21は、図示しない開口端部とエアクリーナ22とを接続する。開口端部から吸入された空気は、第一吸気管部21を経由してエアクリーナ22に流入する。エアクリーナ22は、ケース221およびエレメント222を有している。エレメント222は、ケース221の内部に収容され、吸気中に含まれる異物を除去する。ケース221には、第一吸気管部21および第二吸気管部23が接続している。第二吸気管部23は、一方の端部がエアクリーナ22に接続し、他方の端部がサージタンク24に接続している。エアクリーナ22を通過した吸気は、第二吸気管部23を経由してサージタンク24に流入する。
サージタンク24は、第二吸気管部23およびインテークマニホールド25が接続している。インテークマニホールド25は、一方の端部がサージタンク24に接続し、他方の端部がエンジンの各気筒に接続している。本実施形態の場合、エンジンの四つの気筒に四本のインテークマニホールド25が接続している例を説明する。なお、エンジンの気筒数およびインテークマニホールド25の本数は、任意に設定可能である。第二吸気管部23を経由して供給された吸気は、サージタンク24により四本のインテークマニホールド25に分配される。分配された吸気は、各インテークマニホールド25を経由してエンジンの各気筒へ吸入される。
スロットルバルブ26は、第二吸気管部23に設置されている。スロットルバルブ26は、第二吸気管部23が形成する吸気通路27を開閉し、エンジンに吸入される吸気の流量を制御する。第二吸気管部23からは、アイドルバイパス通路28およびISC通路29が分岐している。アイドルバイパス通路28は、スロットルバルブ26のエンジンとは反対側すなわち上流側から分岐し、サージタンク24に接続している。アイドルバイパス通路28は、スロットルバルブ26の全閉時に所定量の空気がエンジン側へ通過する。また、ISC通路29も、スロットルバルブ26のエンジンとは反対側すなわち上流側から分岐し、サージタンク24に接続している。ISC通路29にはISCバルブ291が設置され、ISCバルブ291はエンジンのアイドリング時にISC通路29を流れる吸気の流量を調整する。これらにより、エンジンのアイドリング時でも、エンジンの状態に応じて適量の空気がエンジンへ供給される。その結果、エンジンのアイドリングは安定する。
圧縮ポンプ11は、吸入した空気を圧縮して接続管12が形成する接続通路14へ吐出する。圧縮ポンプ11から接続通路14へ吐出される圧縮空気の圧力および流量は圧縮空気制御部30により制御される。接続管12は、一方の端部が圧縮ポンプ11の吐出側に接続し、他方の端部がサージタンク24に接続している。接続管12が形成する接続通路14には、振動板13が設置されている。振動板13は、接続通路14を流れる空気によって振動する。これにより、圧縮ポンプ11から吐出された圧縮空気は、接続通路14の振動板13を振動させる。この振動板13の振動は、サージタンク24が形成する吸気通路27を流れる吸気に伝搬する。
圧縮ポンプ11は、図2に示すように図示しないエンジンのクランク軸またはカム軸に接続する駆動軸15によって駆動される。これにより、圧縮ポンプ11は、エンジンの回転に同期して駆動される。なお、圧縮ポンプ11は、図示しないエンジンのクランク軸またはカム軸により直接駆動する構成としてもよい。圧縮ポンプ11は、吸入部16から吸入した空気を圧縮し吐出部17から吐出する。吸入部16には、圧縮空気制御部30が設置されている。圧縮空気制御部30は、圧縮ポンプ11に吸入される空気の流量および吸入時期を変更することにより、圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気の圧力変動の位相および振幅を制御する。
圧縮空気制御部30は、第一開口形成部材31、第二開口形成部材32、第三開口形成部材33、アクチュエータ34およびアクチュエータ35を有している。第一開口形成部材31は、圧縮ポンプ11の吸入部16に設置されている。第一開口形成部材31は、圧縮ポンプ11と同様に図示しないエンジンのクランク軸またはカム軸に接続された駆動軸36によって回転駆動される。これにより、第一開口形成部材31は、エンジンの回転に同期して駆動される。なお、第一開口形成部材31は、図示しないエンジンのクランク軸またはカム軸により直接駆動する構成としてもよい。第一開口形成部材31には、図3(A)に示すように開口部311が形成されている。
第二開口形成部材32は、第一開口形成部材31の圧縮ポンプ11とは反対側に設置されている。また、第三開口形成部材33は、第二開口形成部材32の圧縮ポンプ11とは反対側に設置されている。すなわち、圧縮ポンプ11の吸入部16側には、圧縮ポンプ11に近い側から第一開口形成部材31、第二開口形成部材32および第三開口形成部材33が順に設置されている。第二開口形成部材32には、スリット状の開口部321が複数形成されている。同様に、第三開口形成部材33には、スリット状の開口部331が複数形成されている。第二開口形成部材32および第三開口形成部材33は、それぞれアクチュエータ34またはアクチュエータ35によって回転駆動される。これにより、第二開口形成部材32と第三開口形成部材33との相対的な回転角度が変更され、開口部321と開口部331とが重なり合う面積は変化する。このように、第二開口形成部材32と第三開口形成部材33との相対的な回転角度を変更することにより、開口部321および開口部331を通過する空気の流量は変化する。その結果、圧縮ポンプ11の吸入部16に吸入される空気の流量は制御される。
第二開口形成部材32の圧縮ポンプ11側に設置されている第一開口形成部材31は、駆動軸36によってエンジンの回転に同期して回転する。第一開口形成部材31の回転によって、第一開口形成部材31の開口部311と第二開口形成部材32の開口部321および第三開口形成部材33の開口部331とが重なると、圧縮ポンプ11の吸入部16への吸気の流れは許容される。これにより、第一開口形成部材31は、エンジンの回転に同期して圧縮ポンプ11へ吸入される空気の吸入時期を決定する。
第一開口形成部材31は、圧縮ポンプ11へ吸入される空気の吸入時期を決定することにより、エンジンの回転に同期して圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気の圧力変動の位相を制御する。また、第二開口形成部材32および第三開口形成部材33は、圧縮ポンプ11へ吸入される空気の流量を決定することにより、圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気の圧力変動の振幅を制御する。
圧縮ポンプ11から吐出された圧縮空気は、接続通路14へ吐出され、接続通路14に設置されている振動板13を振動させる。振動板13から発生した振動は、サージタンク24が形成する吸気通路27の吸気に伝搬する。エンジンの運転時、吸気通路27では吸気に圧力変動が生じる。この圧力変動は吸気の騒音を招く。エンジンに吸入される吸気の圧力変動は、エンジンから吸気通路27の内部を開口端部側へ伝搬する。このとき、吸気通路27の容積が増大している容積増大部であるサージタンク24では、エンジン側から伝搬した吸気の圧力変動がエンジン側へ反射する。そのため、サージタンク24の近傍では、吸気の圧力変動にともなう騒音が増幅される。
第1実施形態では、圧縮ポンプ11から吐出された圧縮空気は、圧縮ポンプ11および第一開口形成部材31がエンジンの回転に同期することにより、振動板13から吸気の圧力変動と逆位相の振動を発生させる。そのため、サージタンク24における吸気の圧力変動と逆位相の振動を吸気に加えることにより、吸気通路27における騒音は打ち消される。その結果、図4に示すようにエンジンから生じる吸気騒音はエンジンの回転の全域において低減される。また、サージタンク24を流れる吸気に振動を加えて圧力変動を打ち消すことにより、エンジンには圧力が安定した吸気が吸入される。そのため、エンジンに吸入される吸気の圧力が増大し、図5に示すように吸入される吸気の体積効率が向上する。その結果、エンジンの回転の全域においてエンジンの出力は向上する。
以上説明したように、第1実施形態では、振動板13は圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気によって振動する。これにより、吸気通路27を流れる吸気の圧力変動は、振動板13によって発生する逆位相の振動によって打ち消される。圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気は、圧縮空気制御部30により、エンジンの回転に同期して圧力変動の位相および振幅が制御される。その結果、振動板13の振動によって発生する圧力変動の位相および振幅をエンジンの回転にあわせて高精度に制御することができる。したがって、吸気通路における吸気の騒音を低減することができる。
第1実施形態では、振動板13の振動によって吸気の圧力変動を打ち消すことにより、エンジンに吸入される吸気の圧力が向上し、体積効率が向上する。したがって、吸気の騒音を低減するだけでなく、エンジンの出力を向上させることができる。また、振動板13の振動時における振幅を制御することにより、エンジンの運転にあわせて吸気に加える振動の大きさが制御される。そのため、エンジンの運転状態によって、エンジン出力あるいはエンジンから発生する音が制御される。例えば、エンジンの加速時には、エンジン出力を増大させるとともに、エンジンからの音を大きくし、加速感を高めることができる。
第1実施形態では、圧縮ポンプ11を適用することにより、圧力変動の振幅の大きな圧縮空気が生成される。そのため、圧力変動の振幅の大きな圧縮空気によって振動板13から発生する振動の振幅は大きくなる。したがって、吸気通路27における吸気騒音が大きなときでも、逆位相の振幅の大きな振動が発生し、吸気騒音を低減することができる。
第1実施形態では、振動板13の振動をエンジンの回転に同期させている。したがって、エンジンの回転の全域において騒音を低減することができるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による吸気装置を図6に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第2実施形態では、圧縮空気制御部40は圧縮ポンプ11の吐出部17側に設置されている。圧縮空気制御部40は、圧縮ポンプ11で圧縮された圧縮空気の一部を大気中に排出する。これにより、圧縮ポンプ11から接続通路14へ吐出される圧縮空気の圧力変動の位相および振幅を制御する。
圧縮ポンプ11および圧縮空気制御部40の構成は、圧縮空気制御部40が設置されている位置を除き、第1実施形態と概ね同一である。すなわち、圧縮ポンプ11は、図示しないエンジンに同期して回転する駆動軸15によって駆動される。圧縮ポンプ11は、吸入部16から吸入した空気を圧縮し吐出部17から吐出する。
圧縮空気制御部40は、第一開口形成部材41、第二開口形成部材42、第三開口形成部材43、アクチュエータ44およびアクチュエータ45を有している。第一開口形成部材41は、圧縮ポンプ11の吐出部17側に設置されている。第一開口形成部材41は、図示しないエンジンと同期して回転する駆動軸46によって回転駆動される。第二開口形成部材42および第三開口形成部材43は、第一開口形成部材41の圧縮ポンプ11とは反対側に設置されている。第二開口形成部材42および第三開口形成部材43には、それぞれスリット状の開口部421、431が形成されている。第二開口形成部材42および第三開口形成部材43は、それぞれアクチュエータ44またはアクチュエータ45によって回転駆動される。第二開口形成部材42と第三開口形成部材43との相対的な回転角度を変更することにより、圧縮ポンプ11の吐出部17から吐出される空気の流量は制御される。
第一開口形成部材41は、エンジンに同期して回転する。第一開口形成部材41の回転によって、第一開口形成部材41の開口部411と第二開口形成部材42の開口部421および第三開口形成部材43の開口部431とが重なると、圧縮ポンプ11の吐出部17側から大気中へ圧縮空気の一部が排出される。これにより、第一開口形成部材41は、エンジンの回転に同期して圧縮ポンプ11から排出される空気の排出時期を決定する。
第一開口形成部材41は、圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気の一部を排出する時期を決定することにより、エンジンの回転に同期して圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気の圧力変動の位相を制御する。また、第二開口形成部材42および第三開口形成部材43は、圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気の一部を排出する流量を決定することにより、圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気の圧力変動の振幅を制御する。
圧縮ポンプ11から吐出された圧縮空気は、接続通路14へ吐出され、接続通路14に設置されている振動板13を振動させる。振動板13から発生した振動は、サージタンク24が形成する吸気通路27の吸気に伝搬する。
第2実施形態では、圧縮ポンプ11で圧縮された圧縮空気の一部を外部に排出することにより、接続通路14へ吐出する圧縮空気の圧力変動の位相および振幅を制御している。そのため、振動板13の振動はエンジンの回転に同期して変化する。したがって、エンジンの回転の全域において騒音を低減することができるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による吸気装置を図7に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第3実施形態では、圧縮空気制御部50は圧縮ポンプ11の吐出部17側に設置されている。圧縮空気制御部50は、管路制御部51および開口面積制御部52を有している。管路制御部51は、接続通路14の全長を変更する。
第3実施形態では、接続管12は可動管121および固定管122、123から構成されている。固定管122は、一方の端部が圧縮ポンプ11の吐出部17側に接続し、他方の端部が可動管121と接続している。また、固定管123は、一方の端部が可動管121と接続し、他方の端部がサージタンク24に接続している。一方、可動管121は、一方の端部が固定管122にスライド移動可能に接続し、他方の端部が固定管123にスライド移動可能に接続している。可動管121は、アクチュエータ53によって固定管122および固定管123に対し軸方向へ駆動される。可動管121が移動することにより、接続通路14の管路の全長は変化する。
接続通路14の全長が変化すると、圧縮ポンプ11から吐出された圧縮空気の圧力変動の位相は変化する。そのため、エンジンの回転数に応じてアクチュエータ53により可動管121を移動させることにより、接続通路14における圧縮空気の圧力変動の位相は変化する。その結果、圧縮空気により振動する振動板13の振動の位相が変化する。
開口面積制御部52は、固定管123に設置されている。開口面積制御部52は、開閉部材54およびアクチュエータ55を有している。開閉部材54は、固定管123が形成する接続通路14を開閉し、接続通路14の断面積を変更する。また、アクチュエータ55は、開閉部材54を駆動し、接続通路14の断面積を所定の面積に設定する。このように、開閉部材54が接続通路14を開閉することにより、接続通路14を流れる圧縮空気の流量は制御される。その結果、開口面積制御部52は、圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気の圧力変動の振幅を制御する。
第3実施形態では、管路制御部51は、圧縮ポンプ11で圧縮された圧縮空気が流れる接続管12の全長を変更する。これにより、接続通路14を流れる圧縮空気の圧力変動の位相は制御される。また、開口面積制御部52は、接続通路14の開口面積を変更する。これにより、接続通路14を流れる圧縮空気の圧力変動の振幅は制御される。接続管12の全長および接続通路14の開口面積は、エンジンの回転に同期して変更される。そのため、振動板13の振動はエンジンの回転に同期して変化する。したがって、エンジンの回転の全域において騒音を低減することができるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による吸気装置を図8に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第4実施形態では、圧縮ポンプ11のピストン111は、接続通路14に連通するシリンダ112の内部を往復移動する。圧縮ポンプ11は、図示しないエンジンに接続された駆動軸18によって駆動される。圧縮ポンプ11のピストン111がシリンダ112の内部を往復移動することにより、圧縮ポンプ11からはエンジンの回転に同期した圧縮空気が吐出される。
圧縮空気制御部60は、接続通路14に設置されている。圧縮空気制御部60は、ピストン61およびアクチュエータ62を有している。ピストン61は、接続通路14の内部を軸方向へ移動し、接続通路14の容積を変更する。アクチュエータ62は、ピストン61を接続通路14の軸方向へ駆動する。圧縮空気制御部60のピストン61が接続通路14の内部を移動することにより、接続通路14の容積は変化する。エンジンの回転に応じてピストン61が接続通路14の内部を移動することにより、圧縮ポンプ11から吐出される圧縮空気の初期圧力すなわち圧縮空気の圧力変動の振幅は変化する。
第4実施形態では、圧縮ポンプ11のピストン111がエンジンに同期して駆動されることにより、エンジンの回転に応じて吐出される圧縮空気には圧力変動が発生する。これにより、圧縮空気の圧力変動の位相が制御される。また、圧縮空気制御部60のピストン61によって接続通路14の容積を変更することにより、圧縮空気の圧力変動の振幅が制御される。そのため、振動板13の振動はエンジンの回転に同期して変化する。したがって、エンジンの回転の全域において騒音を低減することができるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態による吸気装置を図9に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第5実施形態では、圧縮ポンプ70は一対のピストン71およびピストン72によって構成されている。ピストン71はシリンダ73の内部を軸方向へ往復移動し、ピストン72はシリンダ74の内部を軸方向へ往復移動する。圧縮ポンプ70のピストン71およびピストン72は、それぞれ図示しないエンジンに接続された駆動軸75によって駆動される。
圧縮空気制御部80は、シリンダ73の軸方向の両端部にそれぞれ接続する吐出通路81および吐出通路82、ならびにシリンダ74の軸方向の両端部にそれぞれ接続する吐出通路83および吐出通路84を有している。また、圧縮空気制御部80は、吐出通路81、吐出通路82、吐出通路83および吐出通路84にそれぞれ設置される開閉部材85、86、87、88を有している。各開閉部材85、86、87、88は、図示しないアクチュエータによって吐出通路81、吐出通路82、吐出通路83および吐出通路84の開口面積を変更する。
シリンダ73またはシリンダ74の内部をピストン71またはピストン72が軸方向へ往復移動することにより、吐出通路81、吐出通路82、吐出通路83および吐出通路84にはそれぞれ圧力変動の位相が異なる圧縮空気が吐出される。本実施形態の場合、吐出通路81、吐出通路82、吐出通路83および吐出通路84へ吐出される圧縮空気の圧力変動の位相は、それぞれ90°ずつずれている。また、各開閉部材85、86、87、88が各吐出通路81、82、83、84の開口面積を変更することにより、接続通路14では90°ずつ圧力変動の位相が異なる圧縮空気が混合される。そのため、各吐出通路81、82、83、84の開口面積を制御し、通過した圧縮空気を組み合わせることにより、接続通路14では任意の圧力変動の位相および振幅の圧縮空気を生成することができる。
第5実施形態では、90°ずつ圧力変動の位相の異なる圧縮空気を混合することにより、エンジンの回転に応じて吐出される圧縮空気の圧力変動の位相および振幅が制御される。そのため、振動板13の振動はエンジンの回転に同期して変化する。したがって、エンジンの回転の全域において騒音を低減することができるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態による吸気装置を図10に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第6実施形態では、圧縮ポンプ90はピストン91を有している。ピストン91はシリンダ92の内部を軸方向へ往復移動する。圧縮ポンプ11のピストン91は、図示しないエンジンに接続された駆動軸93によって駆動される。
圧縮空気制御部100は、シリンダ92に接続する吐出通路101および吐出通路102を有している。吐出通路101および吐出通路102は、互いに通路の全長が異なっている。また、圧縮空気制御部100は、吐出通路101および吐出通路102にそれぞれ設置される開閉部材103、104を有している。各開閉部材103、104は、図示しないアクチュエータによって吐出通路101、102の開口面積を変更する。
シリンダ92の内部をピストン91が往復移動することにより、吐出通路101および吐出通路102にはそれぞれ圧縮空気が吐出される。吐出通路101および吐出通路102は互いに通路の全長が異なっている。そのため、吐出通路101または吐出通路102から接続通路14へ流入する圧縮空気は、互いに圧力変動の位相が異なる。また、各開閉部材103、104が各吐出通路101、102の開口面積を変更することにより、接続通路14では圧力変動の位相が異なる圧縮空気が混合される。そのため、各吐出通路101、102の開口面積を制御し、通過した圧縮空気を組み合わせることにより、接続通路14では任意の圧力変動の位相および振幅の圧縮空気を生成することができる。
第6実施形態では、全長の異なる吐出通路101または吐出通路102を通過することにより、圧縮空気の圧力変動の位相は異なる。これら圧力変動の位相の異なる圧縮空気を混合することにより、エンジンの回転に応じて吐出される圧縮空気の圧力変動の位相および振幅が制御される。そのため、振動板13の振動はエンジンの回転に同期して変化する。したがって、エンジンの回転の全域において騒音を低減することができるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
なお、第6実施形態では、管路の全長を異ならせることにより、吐出通路101と吐出通路102を通過する圧縮空気の圧力変動の位相を変化させている。しかし、管路の全長に限らず、例えば吐出通路101と吐出通路102との管路径などを変化させることにより、圧縮空気の圧力変動の位相または振幅を変化させる構成としてもよい。
(第7、第8、第9実施形態)
本発明の第7、第8または第9実施形態による吸気装置を図11、図12または図13に示す。なお、第1実施形態と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第7、第8または第9実施形態による吸気装置10は、接続通路14が接続する部位が第1実施形態と異なっている。第7、第8または第9実施形態では、圧縮ポンプ11または圧縮空気制御部30に上述の第1実施形態を適用する例について説明する。なお、圧縮ポンプまたは圧縮空気制御部は、第1実施形態に限らず、上述の第2実施形態から第6実施形態のいずれの構成を適用してもよい。
第7実施形態では、インテークマニホールド25はそれぞれサージタンク24からエンジンまでの間に容積増大部としての大径部251を有している。接続通路14は、圧縮ポンプ11と反対側の端部が各インテークマニホールド25の大径部251に接続している。これにより、振動板13の振動は、インテークマニホールド25の大径部251からインテークマニホールド25を流れる吸気に伝搬する。
第8実施形態では、第一吸気管部21は開口端部からエアクリーナ22との間に容積増大部としての大径部211を有している。接続通路14は、圧縮ポンプ11と反対側の端部が第一吸気管部21の大径部211に接続している。これにより、振動板13の振動は、第一吸気管部21の大径部211から第一吸気管部21を流れる吸気に伝搬する。
第9実施形態では、接続通路14は、エアクリーナ22に接続している。これにより、振動板13の振動は、エアクリーナ22を流れる吸気に伝搬する。
第1実施形態でも説明したように、吸気通路27の容積増大部では、エンジン側から伝搬した吸気の圧力変動が再びエンジン側へ反射し吸気の圧力変動にともなう騒音が増幅される。そこで、第7実施形態では、接続通路14をインテークマニホールド25の大径部251に接続することにより、吸気の騒音を低減している。また、第8実施形態では、接続通路14を第一吸気管部21の大径部211に接続することにより、吸気の騒音を低減している。さらに、第9実施形態の場合、吸気通路27はエアクリーナ22において容積が拡大する。すなわち、エアクリーナ22は容積拡大部を構成する。そのため、第9実施形態では、接続通路14をエアクリーナ22に接続することにより、吸気の騒音を低減している。
第7、第8または第9実施形態で説明したように、接続通路14の圧縮ポンプ11とは反対側の端部は吸気通路27の容積拡大部であればいずれの位置に接続してもよい。接続通路14に設置された振動板13を振動させることにより、吸気通路27の流れる吸気の騒音は低減されるとともに、エンジンの出力を向上することができる。
本発明の第1実施形態による吸気装置を示す模式図である。 本発明の第1実施形態による吸気装置の圧縮ポンプを示す模式図である。 本発明の第1実施形態による吸気装置の圧縮ポンプを構成する第一開口形成部材、第二開口形成部材および第三開口形成部材を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による吸気装置と従来の吸気装置の吸気騒音を比較して示した模式図である。 本発明の第1実施形態による吸気装置と従来の吸気装置の体積効率を比較して示した模式図である。 本発明の第2実施形態による吸気装置の圧縮ポンプを示す模式図である。 本発明の第3実施形態による吸気装置の圧縮ポンプを示す模式図である。 本発明の第4実施形態による吸気装置の圧縮ポンプを示す模式図である。 本発明の第5実施形態による吸気装置の圧縮ポンプを示す模式図である。 本発明の第6実施形態による吸気装置の圧縮ポンプを示す模式図である。 本発明の第7実施形態による吸気装置を示す模式図である。 本発明の第8実施形態による吸気装置を示す模式図である。 本発明の第9実施形態による吸気装置を示す模式図である。
符号の説明
10 吸気装置、11 圧縮ポンプ、13 振動板、14 接続通路、20 吸気系、22 エアクリーナ(容積増大部)、24 サージタンク(容積増大部)、25 インテークマニホールド、27 吸気通路、30 圧縮空気制御部(圧縮空気制御手段)、40 圧縮空気制御部、50 圧縮空気制御部、51 管路制御部、52 開口面積制御部、60 圧縮空気制御部、70 圧縮ポンプ、80 圧縮空気制御部、90 圧縮ポンプ、100 圧縮空気制御部、101 吐出通路(圧縮空気分配部)、102 吐出通路(圧縮空気分配部)、211 大径部(容積増大部)、251 大径部(容積増大部)

Claims (11)

  1. 内燃機関の吸気通路を形成する吸気系と、
    前記吸気通路の途中に設置され、容積が増大している容積増大部と、
    前記内燃機関の作動に同期して空気を圧縮する圧縮ポンプと、
    前記圧縮ポンプから吐出される圧縮空気の圧力変動の位相または振幅の少なくとも一方を制御し、前記圧縮空気に前記内燃機関に吸入される吸気の圧力変動と逆位相の圧力変動を発生させる圧縮空気制御手段と、
    前記圧縮ポンプの吐出側と前記容積増大部とを接続する接続通路に設置され、前記圧縮ポンプで圧縮された空気により振動を発生する振動板と、
    を備えることを特徴とする吸気装置。
  2. 前記圧縮空気制御手段は、前記圧縮ポンプの吸入側に設置され、前記圧縮ポンプに吸入される空気の吸入量および吸入時期を変更し、前記圧縮ポンプから吐出される圧縮空気の圧力変動の位相および振幅を制御することを特徴とする請求項1記載の吸気装置。
  3. 前記圧縮空気制御手段は、前記圧縮ポンプの吐出側に設置され、前記圧縮ポンプから吐出された空気の一部を大気中に排出する排出量および排出時期を変更し、前記圧縮ポンプから吐出される圧縮空気の圧力変動の位相および振幅を制御することを特徴とする請求項1記載の吸気装置。
  4. 前記圧縮空気制御手段は、前記圧縮ポンプの吐出側に設置され前記接続通路の管路長を変更し前記圧縮ポンプから吐出される圧縮空気の圧力変動の位相を制御する管路制御部と、前記接続通路の開口面積を変更し前記圧縮ポンプから吐出される圧縮空気の圧力変動の振幅を制御する開口面積制御部とを有することを特徴とする請求項1記載の吸気装置。
  5. 前記圧縮ポンプは前記内燃機関の作動に同期して前記接続通路の内部を往復して前記接続通路の内部の空気を圧縮する往復圧縮ポンプであって、
    前記圧縮空気制御手段は、前記接続通路の容積を変更し前記接続通路における圧縮空気の圧力変動の振幅を制御することを特徴とする請求項1記載の吸気装置。
  6. 吐出する圧縮空気の圧力変動の位相が異なる二つの圧縮ポンプを備え、
    前記圧縮空気制御手段は、前記二つの圧縮ポンプから吐出される圧縮空気を組み合わせることにより前記圧縮空気の圧力変動の位相および振幅を制御することを特徴とする請求項1記載の吸気装置。
  7. 前記圧縮空気制御手段は、前記圧縮ポンプで圧縮された空気を二つ以上の経路に分配し各経路ごとに圧力変動の位相および振幅が異なる圧縮空気を組み合わせて圧縮空気の圧力変動の位相および振幅を制御することを特徴とする請求項1記載の吸気装置。
  8. 前記吸気系は、前記内燃機関の各気筒に連通するインテークマニホールドへ吸気を分配するサージタンクを有し、
    前記接続通路は、前記サージタンクに連通していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の吸気装置。
  9. 前記吸気系は、前記内燃機関の各気筒に連通するインテークマニホールドを有し、
    前記接続通路は、前記インテークマニホールドの途中に設置される容積増大部に連通していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の吸気装置。
  10. 前記吸気系は、前記吸気通路を流れる吸気に含まれる異物を除去するエアクリーナを有し、
    前記接続通路は、前記吸気通路の前記エアクリーナの前記内燃機関とは反対側に設置される容積増大部に連通していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の吸気装置。
  11. 前記吸気系は、前記吸気通路を流れる吸気に含まれる異物を除去するエアクリーナを有し、
    前記接続通路は、前記エアクリーナに連通していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の吸気装置。
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