JP2004245090A - 吸気騒音低減装置 - Google Patents

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Koji Yamada
耕治 山田
Kenji Mori
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Abstract

【課題】吸気騒音低減装置の重量、コスト、及び消費電力の増大を抑制する。
【解決手段】供給される気圧の変動により内燃機関1が有する吸気通路7に空気振動を発生させる空気振動発生機構12を有し、内燃機関1の運転状態に応じて空気振動発生機構12に変動する気圧を供給して吸気通路7に空気振動を発生させることにより内燃機関1の吸気騒音を低減する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気作用に起因する吸気騒音を低減させる吸気騒音低減装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の吸気騒音低減装置として、例えば、内燃機関の吸入負圧を検出し、検出した吸入負圧に基づいて吸気騒音を相殺する同振幅で逆位相の音波をスピーカから発生させることにより、吸気騒音の低減を図る自動車用アクティブ騒音制御装置がある(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−47182号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、吸気騒音と同振幅で逆位相の音波を発生させるスピーカを搭載するように構成されているので、スピーカと通常これに付随して搭載されるアンプとによって、重量やコスト、更には消費電力が増大してしまうという未解決の課題がある。
そこで、本発明は上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、重量、コスト、及び消費電力の増大を抑制できる吸気騒音低減装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る吸気騒音低減装置は、供給される気圧の変動により内燃機関が有する吸気通路に空気振動を発生させる空気振動発生機構を有し、前記内燃機関の運転状態に応じて前記空気振動発生機構に変動する気圧を供給して前記吸気通路に空気振動を発生させることにより当該内燃機関の吸気騒音を低減することを特徴としている。
【0006】
【発明の効果】
本発明に係る吸気騒音低減装置によれば、供給される気圧の変動により内燃機関が有する吸気通路に空気振動を発生させる空気振動発生機構を有し、内燃機関の運転状態に応じて空気振動発生機構に変動する気圧を供給して吸気通路に空気振動を発生させることにより内燃機関の吸気騒音を低減するように構成されているので、スピーカやアンプを搭載する場合に比べて、重量、コスト、及び消費電力の増大を抑制することができるという効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す概略構成図であり、図中、1は直列4気筒のガソリンエンジンで構成された内燃機関である。この内燃機関1は、本体となるエンジンブロック2と、エンジンブロック2内に形成されたシリンダ3と、シリンダ3内を上下に摺動するピストン4と、ピストン4に連結されたコネクティングロッド5と、コネクティングロッド5に連結され内燃機関1の動力を取出すクランクシャフト6とを備えている。
【0008】
また、内燃機関1は、大気を吸入する吸気通路7と、排気を排出する排気通路8とを有している。吸気通路7の吸入口7a側には、エアクリーナ9が設けられており、吸入する大気を浄化している。また、吸気通路7におけるエアクリーナ9の下流側には、運転者のアクセル操作量に応じて内燃機関3の吸気量を調整するスロットルバルブ10が設けられており、このスロットルバルブ10の開度が小さいときには、吸入抵抗が増加してスロットルバルブ10の下流側に負圧が発生するように構成されている。
【0009】
エアクリーナ9の内部は、図2に示すように、外気中の埃や異物を吸着除去するペーパタイプのエレメント11によって上下2つに仕切られており、外気を取り入れる上流側のダストサイド9aと、取り入れた外気をエレメント11で浄化してから内燃機関1に供給する下流側のクリーンサイド9bとが形成されている。エレメント11は、広い濾過面積を確保するために細かく折り曲げられて形成されている。そして、クリーンサイド9bには、供給される気圧の変動により空気振動を発生させる空気振動発生機構12が設けられている。
【0010】
空気振動発生機構12は、略短角筒状のケース本体13を備えており、その角筒面が、図3に示すように、エアクリーナ9の内壁面に固定されている。また、ケース本体13には、変動気圧供給路14から供給される気圧に応じて容積が弾性的に膨張又は収縮する空気室15が内設されている。この空気室14は、ケース本体13に内設された容積変動ガイド16によってケース本体13の軸方向の膨張又は収縮が許容され、軸直角方向の膨張又は収縮が抑制されている。さらに、ケース本体13には、軸方向の両端を閉塞するように弾性支持部材17を介して弾性支持されると共に、空気室15に接着され、空気室15の膨張又は収縮に応じて振動する一対の振動板18が設けられている。
【0011】
したがって、空気振動発生機構12は、供給される気圧の変動で空気室15の容積が膨張又は縮小するときに、これに応じて振動板18が振動することにより、空気振動を発生するように構成されている。また、この空気振動を吸気通路7に対して効果的に伝達させるために、図2に示すように、振動板18の一方側を内燃機関1へ向かう吸気通路7の開口に対向するように空気振動発生機構12を配置している。
【0012】
変動気圧導入路14は、図1に示すように、切換弁19によって負圧導入路20及び大気圧導入路21の何れか一方と連通可能になっており、負圧導入路20は、吸気通路7におけるスロットルバルブ10の下流側から分岐し、大気圧導入路21は、エアクリーナ9のクリーンサイド9bに連通している。
また、切換弁19は、電磁ソレノイド(図示省略)を備えており、この電磁ソレノイドに対して、後述するコントローラ24からの励磁電流が通電されることにより駆動制御されている。すなわち、切換弁19は、励磁電流の非通電(以下、OFFと称す)状態で変動気圧導入路14と大気圧導入通路21とを連通し、励磁電流の通電(以下、ONと称す)状態で変動気圧導入路14と負圧導入路20とを連通するように構成されている。
【0013】
したがって、内燃機関1の吸気作用に応じて、切換弁19に対する励磁電流をOFF状態又はON状態の何れか一方に制御することにより、空気振動発生機構12における空気室15に対して、大気圧と負圧とに変動する気圧を供給できるように構成されている。
また、クランクシャフト6には、図1に示すように、その回転角信号を検出する電磁ピックアップ式のクランク角センサ22が装着されている。このクランク角センサ22は、クランクシャフト6と共に回転するロータ(図示省略)の外周面に10°間隔で形成されたセレーションを検出して、回転角信号を出力する。また、セレーションには、180°間隔で2つの欠歯部が形成されているので、出力される回転角信号からクランクシャフト6の回転位置を把握できるように構成されている。
【0014】
さらに、スロットルバルブ10には、スロットル開度信号を検出する可変抵抗式のスロットルセンサ23が設けられている。このスロットルセンサ23は、スロットルバルブと連動してポテンショメータが動き、スロットル開度に比例した電圧をスロットル開度信号として出力するように構成されている。因みに、このスロットル開度センサ23は、図4に示すように、スロットル開度が0[%]であるときに出力電圧が0[V]となり、スロットル開度が0[%]から100[%]まで増加するときに、これに比例して出力電圧が0[V]から5[V]まで増加するように構成されている。
【0015】
これらクランク角センサ22で検出されるクランクシャフト6の回転角信号と、スロットル開度センサ23で検出されるスロットル開度信号とが、例えば、マイクロコンピュータで構成されたコントローラ24に入力されている。このコントローラ24は、内燃機関1が運転状態にあるときに、図5に示した連通制御処理を実行して、前述した切換弁19に対する励磁電流の通電を制御するように構成されている。
【0016】
次に、コントローラ24で実行する連通制御処理を、図5のフローチャートに従って説明する。
この連通制御処理は、所定時間(例えば、10msec)毎のタイマ割込み処理によって実行され、先ず、ステップS1で、クランクシャフト6の回転角信号と、スロットル開度信号とを読込む。回転角信号は、図6(a)に示すように、クランクシャフト6の回転に応じて、10°CA毎に1パルスが出力されると共に、この1パルスが180°CA毎に非出力となる。また、スロットル開度信号は、図6(b)に示すように、0〜5Vまでの範囲で出力される。
【0017】
次に移行するステップS2では、ステップS1で読込んだ回転角信号に基づいて、内燃機関回転速度NEを算出する。すなわち、クランクシャフト6の回転角信号における180°毎の欠歯部に対応する信号を検出し、その周期から内燃機関回転速度NEを算出する。
次に移行するステップS3では、内燃機関1の運転状態に応じて、切換弁19に対する励磁電流の通電を制御するためのデューティ比A/B及び位相Cを算出する。このデューティ比A/Bは、図6(c)に示すように、クランクシャフト6が180°CA回転する期間Bに対して切換弁19に対する励磁電流をON状態に制御する期間Aの割合を示しており、位相Cは、前記ステップS1でクランクシャフト6の180°CA回転毎の欠歯部に対応する信号を検出した後の1パルス目の立下りを基準として、切換弁19に対する励磁電流をON状態に制御するまでの期間を示している。
【0018】
ところで、吸気騒音は、内燃機関1が吸気弁(図示省略)をクランクシャフト6の回転に応じて開閉し、間欠的な吸気を行うことで発生する吸入空気の脈動に起因している。この脈動の周波数は内燃機関1の回転速度NEに応じて変化し、その位相はクランク角に応じた吸気弁の開弁と同期し、更にその大きさはスロットルバルブ10の開弁率に応じて変化する。そこで、内燃機関1の運転状態に応じて切換弁19を駆動制御するデューティ比A/B及び位相Cは、クランク角信号とスロットル開度信号とに基づいて算出する。
【0019】
先ず、デューティ比A/Bは、コントローラ24に予め記憶された図7のデューティ比算出用制御マップを参照し、前記ステップS1で読込んだスロットル開度信号及びステップS2で算出した内燃機関回転速度NEからデューティ比A/Bを算出する。また、位相Cも、コントローラ24に予め記憶された図8の位相算出用制御マップを参照して、前記ステップS1で読込んだスロットル開度信号及びステップS2で算出した内燃機関回転速度NEから位相Cを算出する。これら、デューティ比算出用制御マップ、及び位相算出用制御マップは、車体フロアやステアリング、或いはその他の場所における振動や騒音が最小となる値を実験によって求めて、作成することが望ましい。
【0020】
次に移行するステップS4では、ステップS3で算出されたデューティ比A/B及び位相Cに基づいて、切換弁19に対する励磁電流の通電を制御してから、タイマ割込み処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。
以上より、図1の変動気圧導入路14、負圧導入路20、大気圧導入路21、切換弁19、及びコントローラ24が変動気圧供給手段に対応している。また、内燃機関1、及びスロットルバルブ10が負圧発生手段に対応している。
【0021】
次に、上記第1実施形態の動作を説明する。
今、スロットルバルブ10の開度が比較的小さく、内燃機関1が低負荷状態で運転されているとする。このとき、負圧導入路20には、内燃機関1の吸気作用で発生した負圧が導入されており、大気圧導入路21には、大気圧が導入されている。
【0022】
そこで、コントローラ24は、内燃機関1の運転状態に応じて空気振動発生機構12の空気室に変動する気圧を供給すべく切換弁19を駆動制御するためのデューティ比A/B及び位相Cをスロットル開度信号と内燃機関回転速度NEとに基づいて夫々算出する(ステップS3)。そして、算出されたデューティ比A/B及び位相Cに基づいて、変動気圧導入路14に対して大気圧導入路21又は負圧導入路20を交互に連通するよう切換弁19を駆動制御する(ステップS4)。
【0023】
先ず、切換弁19をON状態に制御すると、負圧が導入されている負圧導入路20と変動気圧導入路14とが連通され、変動気圧導入路14を介して空気振動発生機構12の空気室15に負圧が導入される。この負圧の導入によって、空気室15は、収縮を開始して振動板18を弾性支持部材17の弾性力に抗してケース本体13の内側に引っ張る。この状態から、切換弁19をOFF状態に制御すると、大気圧が導入されている大気圧導入路21と変動気圧導入路14とが連通され、変動気圧導入路14を介して空気振動発生機構12の空気室15に大気圧が導入される。この大気圧の導入によって、空気室15は収縮力から開放されるので、振動板18は弾性支持部材17の弾性力で元の位置に復帰する。こうして、切換弁19のON状態とOFF状態を交互に繰り返すと、空気振動発生機構12の振動板18が振動するので、空気振動を発生させることがでる。こうして発生した空気振動は吸気通路7を伝搬して、吸気通路7内に発生している吸気騒音に干渉することにより吸気騒音が打消され低減される。
【0024】
このように、内燃機関1の運転状態に応じて、吸気通路に発生した負圧又は大気圧の何れか一方を、空気振動発生機構12の空気室15に供給し、空気振動を発生させることにより吸気騒音を低減させているので、スピーカやアンプを搭載し、吸気騒音と同振幅で逆位相の音波を発生させてこの吸気騒音を低減させる場合に比べて、重量、コスト及び消費電力の増大を抑制することができる。
【0025】
なお、上記第1実施形態では、切換弁19がソレノイドを有する電磁式の場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば機械式の切換弁を使用してもよい。
また、吸気脈動の位相を把握するためにクランク角信号を用い、その大きさを把握するためにスロットル開度信号を用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、エアフローメータで検出する吸気量の変動に応じて、脈動の位相や大きさを把握したり、吸気通路上に圧力センサを設けて、吸気通路内に発生する負圧の変動に応じて脈動の位相や大きさを把握したりしてもよい。
【0026】
また、大気圧導入路21をエアクリーナ9のクリーンサイド9bに連通して大気圧を導入する構成について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、大気圧導入路21を吸気通路7におけるエアクリーナ9の下流側で、且つスロットルバルブ10の上流側に連通して大気圧を導入してもよい。さらに、大気圧導入路21の一端側を大気に開放することで大気圧を導入してもよく、この場合には、粉塵等の流入を防止するために大気圧導入路21自体にフィルタ等を設けることが望ましい。
【0027】
また、内燃機関1を、直列4気筒のガソリンエンジンで構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、6気筒や8気筒、またV型エンジンや水平対向エンジン、或いはロータリエンジン等で構成された内燃機関にも適用し得るものである。
また、1つの空気振動発生機構12をエアクリーナ9の内部に配置した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数配設してもよいし、さらには吸気通路7の内部であれば任意の位置に配置してもよい。
【0028】
さらに、空気振動発生機構12を吸気通路7に設けて空気振動を発生させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、吸気通路7の一部に、供給される気圧の変動で膨張又は収縮して空気振動を発生する空気振動発生部を形成して、吸気騒音を低減するようにしてもよい。
以上のように、上記第1実施形態によれば、供給される気圧の変動により膨張又は収縮して吸気通路7に空気振動を発生させる空気振動発生機構12と、内燃機関1の運転状態に応じて空気振動発生機構12に変動する気圧を供給して吸気通路7に空気振動を発生させることにより内燃機関1の吸気騒音を低減する変動気圧供給手段としての変動気圧導入路14、負圧導入路20、大気圧導入路21、切換弁19、及びコントローラ24とを備えているので、スピーカやアンプを搭載する場合に比べて、重量、コスト、及び消費電力の増大を抑制することができるという効果が得られる。
【0029】
また、空気振動発生機構12は、吸気通路7に設けられたケース本体13と、このケース本体13に内設され供給される気圧の変動に応じて膨張又は収縮する空気室15と、この空気室15の膨張又は収縮に応じて弾性振動する振動板18とで構成されているので、空気振動発生機構12自体に電力を供給する必要はなく、安価に製造できるシンプルな軽量構造で、確実に空気振動を発生させることができるという効果が得られる。
【0030】
さらに、振動板18は、空気室15を挟んで対向するように一対で空気振動発生機構12に配設されているので、振動板18の振動時にケース本体13へ伝達される反力を相互に相殺することができ、空気振動発生機構12自体の振動や新たな騒音の発生を抑制できるという効果が得られる。
さらに、空気振動発生機構12は、吸気通路7に設けられたエアクリーナ9に内設されているので、一般に大きな容積を有するエアクリーナ9の内部で空気振動発生機構12の配置スペースを容易に確保できるという効果が得られる。
【0031】
また、内燃機関1の運転状態に応じて吸気通路7に発生した負圧と、大気圧との何れか一方を内燃機関1の運転状態に応じて空気振動発生機構12に導入しているので、変動する気圧を容易に、また確実に空気振動発生機構12に供給することができるという効果が得られる。
さらに、吸気通路7に設けられ内燃機関1の吸気量を調整するスロットルバルブ10を有し、内燃機関1の運転状態に応じてスロットルバルブ10が内燃機関1の吸気量を制限するときにスロットルバルブ10の下流側に負圧が発生するので、スロットルバルブを有するガソリンエンジンであれば、負圧を容易に得ることができるという効果が得られる。
【0032】
さらに、エアクリーナ9における下流側のクリーンサイド9bから大気圧を導入するように構成されているので、空気室15に、粉塵等が流入することを防止できるという効果が得られる。
次に、本発明の第2実施形態を図9及び図10に基づいて説明する。
この第2実施形態は、前述した第1実施形態において、スロットルバルブ10の開度が大きく内燃機関1の運転状態が高負荷になるときでも、空気振動発生機構12に変動する気圧を供給できるようにしたもので、特に過給式ガソリンエンジンを搭載した車両に好適なものである。
【0033】
すなわち、第2実施形態では、図9に示すように、吸気通路7、及び排気通路8に、過給機としてのターボチャージャ25が接続され、排気の圧力で回転するタービン26が同軸上のコンプレッサ27を回転させることにより、内燃機関1の吸気量を増加させることができるように構成されている。したがって、内燃機関1の運転状態に応じた排気圧の増加に伴って、ターボチャージャ25のコンプレッサ27が高回転するときには、空気が過給されて吸気通路7におけるコンプレッサ27の下流側に正圧が発生する。一方、内燃機関1の運転状態に応じてスロットルバルブ10の開度が小さいときには、前述したように、その下流側に負圧が発生する。
【0034】
また、変動気圧導入路14は、切換弁19によって大気圧導入路21及び正負圧導入路28の何れか一方と連通可能になっている。正負圧導入路28は、正負圧切換弁29によって正圧導入路30及び負圧導入路20の何れか一方と連通可能になっている。この正圧導入路30は、吸気通路7におけるコンプレッサ27及びスロットルバルブ10の間に接続されている。
【0035】
また、正負圧切換弁29は、切換弁19と同様に電磁ソレノイド(図示省略)を備えており、この電磁ソレノイドに対して励磁電流が通電されることにより、駆動制御されている。すなわち、正負圧切換弁29は、励磁電流のOFF状態で正負圧導入路28と正圧導入路30とを連通し、励磁電流のON状態で正負圧導入路28と負圧導入路20とを連通するように構成されている。
【0036】
ここで、内燃機関1の運転状態に応じて吸気通路7におけるコンプレッサ27の下流側に正圧が発生するときには、このコンプレッサ27及びスロットルバルブ10間に連通された正圧導入路30に正圧が導入され、内燃機関1の運転状態に応じて吸気通路7におけるスロットルバルブ10の下流側に負圧が発生するときには、スロットルバルブ10の下流側に連通された負圧導入路20に負圧が導入される。
【0037】
したがって、内燃機関1の運転状態に応じて吸気通路7におけるコンプレッサ27の下流側に正圧が発生するときに、正負圧切換弁29に対する励磁電流をOFF状態に維持しつつ、内燃機関1の運転状態に応じて、切換弁19に対する励磁電流をOFF状態又はON状態の何れか一方に制御することにより、空気振動発生機構12の空気室15に対して、大気圧と正圧とに変動する気圧を供給できるように構成されている。一方、内燃機関1の運転状態に応じて吸気通路7におけるスロットルバルブ10の下流側に負圧が発生するときには、正負圧切換弁29に対する励磁電流をON状態に維持しつつ、内燃機関1の運転状態に応じて、切換弁19に対する励磁電流をOFF状態又はON状態の何れか一方に制御することにより、空気振動発生機構12の空気室15に対して、大気圧と負圧とに変動する気圧を供給できるように構成されている。
【0038】
次に、コントローラ24で実行する連通制御処理を、図10のフローチャートに従って説明する。この連通制御処理は、前述した第1実施形態において、図5の連通制御処理におけるステップS2の後に、新たなステップS10及びステップS11を追加したことを除いては、第1実施形態と同様の処理を実行するので、図5との対応部分には同一符号を付し、詳細説明はこれを省略する。
【0039】
すなわち、ステップS2で内燃機関回転速度NEを算出してから移行するステップS10では、スロットル開度信号に基づいて内燃機関1の負荷状態を判定する。すなわち、スロットル開度信号が所定値よりも小さいときには、コンプレッサ27による加圧が十分になされておらず、内燃機関1が低負荷状態であると判定し、一方、スロットル開度信号が所定値以上であるときには、コンプレッサ27による加圧が十分になされており、内燃機関1が高負荷状態であると判定する。
【0040】
次に移行するステップS11では、ステップS10で判定された内燃機関1の負荷状態に応じて正圧切換弁29に対する励磁電流の通電を制御する。すなわち、内燃機関1が低負荷状態であると判定されているときには、正負圧切換弁29に対する励磁電流をON状態に制御して、正負圧導入路28と負圧導入路20とを連通する。一方、内燃機関1が高負荷状態であると判定されているときには、正負圧切換弁29に対する励磁電流をOFF状態に制御して、正負圧導入路28と正圧導入路30とを連通する。
【0041】
そして、続くステップS3でデューティ比A/B及び位相Cを算出してから、続くステップS4で、ステップS10の判定結果と、ステップS3で算出されたデューティ比A/B及び位相Cとに基づいて、切換弁19に対する励磁電流の通電を制御してから、タイマ割込み処理を終了して所定のメインプログラムに復帰する。このとき、前記ステップS10で内燃機関1が低負荷状態であると判定されたときと、高負荷状態であると判定されたときとで、切換弁19のON状態とOFF状態とが反転するように駆動制御する。
【0042】
以上より、図9の変動気圧導入路14、正負圧導入路28、正圧導入路30、負圧導入路20、大気圧導入路21、切換弁19、正負圧切換弁29、及びコントローラ24が変動気圧導手段に対応している。また、内燃機関1、ターボチャージャ25、及びスロットルバルブ10が正負圧発生手段に対応している。
次に、上記第2実施形態の動作を説明する。
【0043】
今、内燃機関1が運転状態にあるとする。このとき、コントローラ24では、内燃機関1が低負荷状態であるか、又は高負荷状態であるかを判定する(ステップS10)。この判定は、スロットル開度信号が所定値よりも小さいか否かを判定して行う。
ここで、スロットル開度信号が所定値よりも小さいときには、内燃機関1が低負荷状態であることを示しているので、コンプレッサ27による加圧が不十分であると共に、スロットルバルブ10の開度が小さいために、その下流側には内燃機関1の吸気作用による負圧が発生していると判断される。そこで、コントローラ24は、正負圧切換弁29をON状態に制御することにより、正負圧導入路28と負圧導入路20とを連通して正負圧導入路28に負圧を導入する(ステップS11)。
【0044】
それから、コントローラ24は、内燃機関1の運転状態に応じて空気振動発生機構12の空気室に変動する気圧を供給すべく切換弁19を駆動制御するためのデューティ比A/B及び位相Cをスロットル開度信号と内燃機関回転速度NEとに基づいて夫々算出する(ステップS3)。そして、算出されたデューティ比A/B及び位相Cに基づいて、変動気圧導入路14に対して大気圧導入路21又は負圧導入路20を交互に連通するよう切換弁19を駆動制御する(ステップS4)。
【0045】
先ず、切換弁19をON状態に制御すると、負圧が導入されている正負圧導入路28と変動気圧導入路14とが連通され、変動気圧導入路14を介して空気振動発生機構12の空気室15に負圧が導入される。その後、切換弁19をOFF状態に制御すると、大気圧が導入されている大気圧導入路21と変動気圧導入路とが連通され、変動気圧導入路14を介して空気振動発生機構12の空気室15に大気圧が導入される。こうして、切換弁19のON状態とOFF状態を交互に繰り返すと、供給される気圧が負圧と大気圧の間で変動し、空気振動発生機構12の振動板18が振動するので、空気振動を発生させることがでる。こうして発生した空気振動は吸気通路7を伝搬して、吸気通路7内に発生している吸気騒音に干渉することにより吸気騒音が打消され低減される。
【0046】
一方、スロットル開度信号が所定値以上であるときには、内燃機関1が高負荷状態であることを示しているので、コンプレッサ27による加圧が十分であると共に、スロットルバルブ10の開度が大きいので、コンプレッサ27の下流側に正圧が発生していると判断される。そこで、コントローラ24は、正負圧切換弁29をOFF状態に制御することにより、正負圧導入路28と正圧導入路30とを連通して正負圧導入路28に正圧を導入する(ステップS11)。
【0047】
次いで、コントローラ24は、内燃機関1の低負荷状態であるときと同様に、内燃機関1の振動に応じたデューティ比A/B及び位相Cを算出して、変動気圧導入路14に対して大気圧導入路21又は正負圧導入路28を交互に連通するよう切換弁19を駆動制御する。なお、この内燃機関1の高負荷時には、切換弁19をON状態及びOFF状態に制御するタイミングが前述した低負荷時のときと反転するように制御される。
【0048】
切換弁19をOFF状態に制御すると、正圧が導入されている正圧導入路30と変動気圧導入路14とが連通され、変動空気圧導入路27を介して空気振動発生機構12の空気室15に正圧が導入される。この正圧の導入によって、空気室15は、膨張を開始して振動板18を弾性支持部材17の弾性力に抗してケース本体13の外側に押し出す。この状態から、切換弁19をON状態に制御すると、大気圧が導入されている大気圧導入路21と変動気圧導入路とが連通され、変動気圧導入路14を介して空気振動発生機構12の空気室15に大気圧が導入される。この大気圧の導入によって、空気室15は膨張力から解放されるので、振動板18は弾性支持部材18の弾性力でもとの位置に復帰する。こうして、切換弁19のON状態とOFF状態を交互に繰り返すと、供給される気圧が正圧と大気圧の間で変動し、空気振動発生機構12の振動板18が振動するので、空気振動を発生させることがでる。こうして発生した空気振動は吸気通路7を伝搬して、吸気通路7内に発生している吸気騒音に干渉することにより吸気騒音が打消され低減される。
【0049】
このように、内燃機関1の運転状態に応じて吸気通路7に発生した正圧又は負圧と、大気圧との何れか一方を、内燃機関1の運転状態に応じて空気振動発生機構12の空気室15に供給し、空気振動を発生させることにより吸気騒音を低減させているので、空気振動発生機構12に対して、内燃機関1が低負荷状態であるときには、大気圧、及び吸気用で発生した負圧の間で変動する気圧を、また内燃機関1が高負荷状態であるときには、大気圧、及び過給により加圧された正圧の間で変動する気圧を供給することができ、如何なる運転状態にあっても前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0050】
なお、上記第2実施形態では、内燃機関1が低負荷状態であるか、又は高負荷状態であるかを判定するために、スロットル開度信号を用いた場合について説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、インジェクタの燃料噴射時間や、内燃機関回転速度NE、又はエアフローメータにより検出する吸入空気量に基づいて判定したり、或いは正圧導入路30と負圧導入路20の圧力差を実測したりして内燃機関1の負荷状態を判断するようにしてもよい。
【0051】
さらに、内燃機関1の吸気量を増加させる過給機を、排気の圧力を利用するターボチャージャ25で構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、内燃機関1の動力を利用するスーパーチャージャで構成してもよい。
以上のように、上記第2実施形態によれば、吸気通路7に発生した正圧又は負圧と、大気圧との何れか一方を内燃機関1の運転状態に応じて空気振動発生機構12に導入しているので、内燃機関1が如何なる運転状態にあっても、変動する気圧を容易に、また確実に空気振動発生機構12に供給することができるという効果が得られる。
【0052】
また、吸気通路7に設けられ内燃機関1の吸気量を増加させる過給機としてのターボチャージャ25と、吸気通路7におけるターボチャージャ25の下流側に設けられ内燃機関1の吸気量を調整するスロットルバルブ10とを有し、内燃機関1の運転状態に応じてターボチャージャ25が内燃機関1の吸気量を増加させるときにターボチャージャ25が有するコンプレッサ27の下流側に正圧を発生させ、内燃機関1の運転状態に応じてスロットルバルブ10が内燃機関1の吸気量を制限するときにスロットルバルブ10の下流側に負圧を発生させるので、過給機、及びスロットルバルブを有するガソリンエンジンであれば、正圧及び負圧を容易に得ることができるという効果が得られる。
【0053】
次に、本発明の第3実施形態を図11に基づいて説明する。
この第3実施形態は、前述した第1実施形態において、内燃機関1の運転状態に応じて空気振動発生機構12に供給する負圧を、負圧ポンプで生成するようにしたもので、特にディーゼルエンジンを搭載した車両に好適なものある。
すなわち、第3実施形態では、図11に示すように、図1のスロットルバルブ10及びスロットル開度センサ23を省略し、吸気通路7に圧力センサ31を設け、負圧導入路20を負圧ポンプ32に接続したことを除いては、第1実施形態と同様の構成を有するので、図1との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを省略する。
【0054】
また、コントローラ24で実行する連通制御処理は、前述した第1実施形態における図5の連通制御処理において、スロットル開度信号の代わりに圧力センサ31で検出する吸気通路7内の圧力信号を用いて脈動の位相や大きさを把握することを除いては、第1実施形態と同様の処理を実行するので、詳細説明はこれを省略する。
【0055】
ここで、図11の変動気圧導入路14、負圧導入路20、大気圧導入路21、切換弁19、負圧ポンプ32、及びコントローラ24が、変動気圧供給手段に対応している。
したがって、内燃機関1が運転状態にあるときには、その運転状態に係らず常に、内燃機関1の運転状態に応じて大気圧導入路21から供給される大気圧と、負圧ポンプ32から供給される安定した負圧との何れか一方を空気振動発生機構12に供給でき、安定した空気振動を発生させることができる。また、一般に、ディーゼルエンジンを搭載した車両においては、制動倍力装置に負圧を供給するために負圧ポンプが備えられているので、この負圧ポンプを利用すれば、コストの増大を抑制することができる。
【0056】
以上のように、第3実施形態によれば、導入する大気圧、及び負圧ポンプ32で発生した負圧の何れか一方を内燃機関1の振動に応じて空気振動発生機構12に導入しているので、内燃機関1が如何なる運転状態にあっても、必要とされる負圧を安定して供給することができ、安定した空気振動を発生させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1実施形態の概略構成図である。
【図2】エアクリーナに内設された空気振動発生機構である。
【図3】空気振動発生機構の断面図である。
【図4】スロットル開度と、スロットル開度センサの出力電圧との関係を示すグラフである。
【図5】第1実施形態における連通制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】クランクシャフトの回転角、スロットル開度信号、切換弁駆動信号の関係を示すタイムチャートである。
【図7】内燃機関回転速度NEとスロットル開度信号との関係に応じたデューティ比算出用制御マップである
【図8】内燃機関回転速度NEとスロットル開度信号との関係に応じた位相算出用制御マップである。
【図9】第2実施形態の概略構成図である。
【図10】第2実施形態における連通制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】第3実施形態の概略構成図である。
【符号の説明】
1 内燃機関
6 クランクシャフト
7 吸気通路
8 排気通路
9 エアクリーナ
10 スロットルバルブ
12 空気振動発生機構
13 ケース本体
14 変動気圧導入路
15 空気室
18 振動板
19 切換弁
20 負圧導入路
21 大気圧導入路
22 クランク角センサ
23 スロットルセンサ
24 コントローラ
25 ターボチャージャ
28 正負圧導入路
29 正負圧切換弁
30 正圧導入路
31 負圧ポンプ

Claims (11)

  1. 供給される気圧の変動により内燃機関が有する吸気通路に空気振動を発生させる空気振動発生機構を有し、前記内燃機関の運転状態に応じて前記空気振動発生機構に変動する気圧を供給して前記吸気通路に空気振動を発生させることにより当該内燃機関の吸気騒音を低減することを特徴とする吸気騒音低減装置。
  2. 供給される気圧の変動により膨張又は収縮して内燃機関が有する吸気通路に空気振動を発生させる空気振動発生機構と、前記内燃機関の運転状態に応じて前記空気振動発生機構に変動する気圧を供給して前記吸気通路に空気振動を発生させることにより当該内燃機関の吸気騒音を低減する変動気圧供給手段とを備えることを特徴とする吸気騒音低減装置。
  3. 前記空気振動発生機構は、前記吸気通路に設けられたケース本体と、該ケース本体に内設され前記変動気圧供給手段から供給される気圧の変動に応じて膨張又は収縮する空気室と、前記空気室の膨張又は収縮に応じて弾性振動する振動板とで構成されることを特徴とする請求項2記載の吸気騒音低減装置。
  4. 前記振動板は、前記空気室を挟んで対向するように一対で前記空気振動発生機構に配設されることを特徴とする請求項3記載の吸気騒音低減装置。
  5. 前記吸気通路に設けられ吸入する空気を浄化するエアクリーナを有し、前記空気振動発生機構は、前記エアクリーナに内設されることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の吸気騒音低減装置。
  6. 前記内燃機関の運転状態に応じて前記吸気通路に負圧を発生させる負圧発生手段を有し、前記変動気圧供給手段は、前記負圧発生手段により前記吸気通路に発生した負圧、及び大気圧の何れか一方を前記内燃機関の運転状態に応じて前記空気振動発生機構に導入することを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の吸気騒音低減装置。
  7. 前記負圧発生手段は、前記吸気通路に設けられ前記内燃機関の吸気量を調整するスロットルバルブを有し、前記内燃機関の運転状態に応じて前記スロットルバルブが当該内燃機関の吸気量を制限するときに当該スロットルバルブの下流側に負圧を発生させることを特徴とする請求項6記載の吸気騒音低減装置。
  8. 前記内燃機関の運転状態に応じて前記吸気通路に正圧又は負圧を発生させる正負圧発生手段を有し、前記変動気圧供給手段は、前記正負圧発生手段により前記吸気通路に発生した気圧、及び大気圧の何れか一方を前記内燃機関の運転状態に応じて前記空気振動発生機構に導入することを特徴とする2乃至5の何れかに記載の吸気騒音低減装置。
  9. 前記正負圧発生手段は、前記吸気通路に設けられ前記内燃機関の吸気量を増加させる過給機と、前記吸気通路における前記過給機の下流側に設けられ前記内燃機関の吸気量を調整するスロットルバルブとを有し、前記内燃機関の運転状態に応じて前記過給機が当該内燃機関の吸気量を増加させるときに当該過給機の下流側に正圧を発生させ、前記内燃機関の運転状態に応じて前記スロットルバルブが当該内燃機関の吸気量を制限するときに当該スロットルバルブの下流側に負圧を発生させることを特徴とする請求項8記載の吸気騒音低減装置。
  10. 前記変動気圧供給手段は、負圧を発生させる負圧ポンプを備え、該負圧ポンプで発生した負圧、及び大気圧の何れか一方を前記内燃機関の運転状態に応じて前記空気振動発生機構に導入することを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の吸気騒音低減装置。
  11. 前記変動気圧導入手段は、前記エアクリーナの下流側から大気圧を導入することを特徴とする請求項6乃至10の何れかに記載の吸気騒音低減装置。
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