JPH0719135A - 騒音制御装置 - Google Patents
騒音制御装置Info
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- JPH0719135A JPH0719135A JP5150874A JP15087493A JPH0719135A JP H0719135 A JPH0719135 A JP H0719135A JP 5150874 A JP5150874 A JP 5150874A JP 15087493 A JP15087493 A JP 15087493A JP H0719135 A JPH0719135 A JP H0719135A
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- Japan
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- sound
- control
- intake
- engine
- control sound
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 最大消音量を得る等の所望の音特性を得るこ
とができる騒音制御装置を提供することにある。 【構成】 スロットル開度センサ12とエンジン回転セ
ンサ14とによりエンジン(機関)の駆動に伴う吸気音
情報を採取する。又、コントローラ17は、スロットル
開度センサ12とエンジン回転センサ14による吸気音
情報からその吸気音の逆位相・同音圧の制御音データに
対し所定の音圧量の補正を施した制御音信号を生成す
る。スピーカ15がエンジンの吸気音の伝播経路に配置
され、コントローラ17による制御音信号を入力してそ
の信号に応じた制御音を発生する。
とができる騒音制御装置を提供することにある。 【構成】 スロットル開度センサ12とエンジン回転セ
ンサ14とによりエンジン(機関)の駆動に伴う吸気音
情報を採取する。又、コントローラ17は、スロットル
開度センサ12とエンジン回転センサ14による吸気音
情報からその吸気音の逆位相・同音圧の制御音データに
対し所定の音圧量の補正を施した制御音信号を生成す
る。スピーカ15がエンジンの吸気音の伝播経路に配置
され、コントローラ17による制御音信号を入力してそ
の信号に応じた制御音を発生する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、騒音制御装置に係
り、詳しくは、機関の駆動に伴って発生する音(吸気音
あるいは排気音)に対し制御音を干渉させることによ
り、消音を含めた所望の音特性を得るための騒音制御装
置に関するものである。
り、詳しくは、機関の駆動に伴って発生する音(吸気音
あるいは排気音)に対し制御音を干渉させることによ
り、消音を含めた所望の音特性を得るための騒音制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、エンジンの吸気音の低減
を図るためには、吸気管にレゾネータ等の消音器を用い
ているが、近年の静粛性の要求に対応するには複数の大
きなレゾネータが必要であり、限られたエンジンルーム
内やボディー内に大きな搭載スペースを要するという問
題があり、又、効果も不十分であった。
を図るためには、吸気管にレゾネータ等の消音器を用い
ているが、近年の静粛性の要求に対応するには複数の大
きなレゾネータが必要であり、限られたエンジンルーム
内やボディー内に大きな搭載スペースを要するという問
題があり、又、効果も不十分であった。
【0003】そこで、本願出願人は特願平4−1550
24号において、予めマップ情報として位相量及び音圧
量を決めておき、オープン制御システムにて吸気音に対
してアクチュエータ(スピーカ)から発生する制御音を
干渉させることで音制御を行っている。
24号において、予めマップ情報として位相量及び音圧
量を決めておき、オープン制御システムにて吸気音に対
してアクチュエータ(スピーカ)から発生する制御音を
干渉させることで音制御を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最大消音量を
得るためには理論上、制御音は吸気音に対して逆位相・
同音圧でなければならないが、実際には、同音圧では最
大消音量を得ることができないという問題があった。
得るためには理論上、制御音は吸気音に対して逆位相・
同音圧でなければならないが、実際には、同音圧では最
大消音量を得ることができないという問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、最大消音量を
得る等の所望の音特性を得ることができる騒音制御装置
を提供することにある。
得る等の所望の音特性を得ることができる騒音制御装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、機関の駆
動に伴う吸気音情報を採取する吸気音情報採取手段と、
前記吸気音情報採取手段による吸気音情報からその吸気
音の逆位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量
の補正を施した制御音信号を生成する制御音信号生成手
段と、前記機関の吸気音の伝播経路に配置され、前記制
御音信号生成手段による制御音信号を入力してその信号
に応じた制御音を発生する制御音発生手段とを備えた騒
音制御装置をその要旨とする。
動に伴う吸気音情報を採取する吸気音情報採取手段と、
前記吸気音情報採取手段による吸気音情報からその吸気
音の逆位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量
の補正を施した制御音信号を生成する制御音信号生成手
段と、前記機関の吸気音の伝播経路に配置され、前記制
御音信号生成手段による制御音信号を入力してその信号
に応じた制御音を発生する制御音発生手段とを備えた騒
音制御装置をその要旨とする。
【0007】第2の発明は、機関の駆動に伴う排気音情
報を採取する排気音情報採取手段と、前記排気音情報採
取手段による排気音情報からその排気音の逆位相・同音
圧の制御音データに対し所定の音圧量の補正を施した制
御音信号を生成する制御音信号生成手段と、前記機関の
排気音の伝播経路に配置され、前記制御音信号生成手段
による制御音信号を入力してその信号に応じた制御音を
発生する制御音発生手段とを備えた騒音制御装置をその
要旨とするものである。
報を採取する排気音情報採取手段と、前記排気音情報採
取手段による排気音情報からその排気音の逆位相・同音
圧の制御音データに対し所定の音圧量の補正を施した制
御音信号を生成する制御音信号生成手段と、前記機関の
排気音の伝播経路に配置され、前記制御音信号生成手段
による制御音信号を入力してその信号に応じた制御音を
発生する制御音発生手段とを備えた騒音制御装置をその
要旨とするものである。
【0008】
【作用】第1の発明は、制御音信号生成手段により、吸
気音情報採取手段による吸気音情報からその吸気音の逆
位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量の補正
が施された制御音信号が生成される。そして、制御音発
生手段により、制御音信号生成手段による制御音信号が
入力されてその信号に応じた制御音が発生される。この
制御音が吸気音と干渉して消音等の音制御が行われる。
気音情報採取手段による吸気音情報からその吸気音の逆
位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量の補正
が施された制御音信号が生成される。そして、制御音発
生手段により、制御音信号生成手段による制御音信号が
入力されてその信号に応じた制御音が発生される。この
制御音が吸気音と干渉して消音等の音制御が行われる。
【0009】つまり、吸気音に対して逆位相・同音圧の
制御音としても機関の吸気脈動により制御音発生手段
(例えば、スピーカ)の振動板が振動させられるので最
大消音量が得られない。そこで、制御音発生手段(例え
ば、スピーカ)の振動板の加振量を考慮して音圧量を補
正することにより最大消音量を得ることが可能となる。
制御音としても機関の吸気脈動により制御音発生手段
(例えば、スピーカ)の振動板が振動させられるので最
大消音量が得られない。そこで、制御音発生手段(例え
ば、スピーカ)の振動板の加振量を考慮して音圧量を補
正することにより最大消音量を得ることが可能となる。
【0010】第2の発明は、制御音信号生成手段によ
り、排気音情報採取手段による排気音情報からその排気
音の逆位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量
の補正が施された制御音信号が生成される。そして、制
御音発生手段により、制御音信号生成手段による制御音
信号が入力されてその信号に応じた制御音が発生され
る。この制御音が排気音と干渉して消音等の音制御が行
われる。
り、排気音情報採取手段による排気音情報からその排気
音の逆位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量
の補正が施された制御音信号が生成される。そして、制
御音発生手段により、制御音信号生成手段による制御音
信号が入力されてその信号に応じた制御音が発生され
る。この制御音が排気音と干渉して消音等の音制御が行
われる。
【0011】つまり、排気音に対して逆位相・同音圧の
制御音としても機関の排気脈動により制御音発生手段
(例えば、スピーカ)の振動板が振動させられるので最
大消音量が得られない。そこで、制御音発生手段(例え
ば、スピーカ)の振動板の加振量を考慮して音圧量を補
正することにより最大消音量を得ることが可能となる。
制御音としても機関の排気脈動により制御音発生手段
(例えば、スピーカ)の振動板が振動させられるので最
大消音量が得られない。そこで、制御音発生手段(例え
ば、スピーカ)の振動板の加振量を考慮して音圧量を補
正することにより最大消音量を得ることが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、この発明を吸気音制御装置に具体化し
た一実施例を図面に従って説明する。
た一実施例を図面に従って説明する。
【0013】図1には、自動車に搭載される火花点火式
ガソリンエンジン(内燃機関)の吸気音制御装置を示
す。エンジン本体1には吸気管2が接続され、吸気管2
にはサージタンク3が設けられている。さらに、吸気管
2におけるサージタンク3の上流側にはスロットルバル
ブ4が配置され、さらに、その上流側にはエアクリーナ
5が設けられている。スロットルバルブ4はアクセルペ
ダルと連動して開閉するようになっている。
ガソリンエンジン(内燃機関)の吸気音制御装置を示
す。エンジン本体1には吸気管2が接続され、吸気管2
にはサージタンク3が設けられている。さらに、吸気管
2におけるサージタンク3の上流側にはスロットルバル
ブ4が配置され、さらに、その上流側にはエアクリーナ
5が設けられている。スロットルバルブ4はアクセルペ
ダルと連動して開閉するようになっている。
【0014】そして、吸気管2を通して空気が吸入さ
れ、さらに、エンジン本体1の吸気バルブ6を介して燃
焼室7に吸入される。この燃焼室7はシリンダヘッド8
とシリンダブロック9とピストン10にて区画形成され
ている。この燃焼室7にて燃焼したガスは排気バルブ1
1を介して排気される。
れ、さらに、エンジン本体1の吸気バルブ6を介して燃
焼室7に吸入される。この燃焼室7はシリンダヘッド8
とシリンダブロック9とピストン10にて区画形成され
ている。この燃焼室7にて燃焼したガスは排気バルブ1
1を介して排気される。
【0015】本実施例のエンジンは電子制御により燃料
噴射制御や点火時期制御等が行われるようになってい
る。そして、スロットルバルブ4の配置位置近傍には、
スロットルバルブ4の開度を検出するスロットル開度セ
ンサ12が設けられ、同スロットル開度センサ12から
の信号がエンジン制御用ECU13に取り込まれる。こ
のスロットル開度センサ12は吸気音制御装置において
エンジン負荷検出センサとして機能する。尚、エンジン
負荷センサとしては、スロットル開度センサ12の他に
も、エアフローメータ、エンジン吸気負圧センサ等でも
よい。
噴射制御や点火時期制御等が行われるようになってい
る。そして、スロットルバルブ4の配置位置近傍には、
スロットルバルブ4の開度を検出するスロットル開度セ
ンサ12が設けられ、同スロットル開度センサ12から
の信号がエンジン制御用ECU13に取り込まれる。こ
のスロットル開度センサ12は吸気音制御装置において
エンジン負荷検出センサとして機能する。尚、エンジン
負荷センサとしては、スロットル開度センサ12の他に
も、エアフローメータ、エンジン吸気負圧センサ等でも
よい。
【0016】又、ディストリビュータ(図示略)内にエ
ンジン回転センサ14が設けられ、エンジン回転センサ
14からの信号がエンジン制御用ECU13に取り込ま
れる。
ンジン回転センサ14が設けられ、エンジン回転センサ
14からの信号がエンジン制御用ECU13に取り込ま
れる。
【0017】さらに、吸気管2におけるエアクリーナ5
の上流側には、吸気音制御用アクチュエータとしてのス
ピーカ15が配置されている。つまり、スピーカ15が
エンジンの吸気音の伝播経路に配置されている。又、ス
ピーカ15はアンプ16を経由してコントローラ17と
信号線により接続されている。又、コントローラ17は
エンジン制御用ECU13と信号線により接続されてい
る。そして、スロットル開度センサ12からの信号およ
びエンジン回転センサ14からの信号はECU13を介
してコントローラ17に取り込まれるようになってい
る。
の上流側には、吸気音制御用アクチュエータとしてのス
ピーカ15が配置されている。つまり、スピーカ15が
エンジンの吸気音の伝播経路に配置されている。又、ス
ピーカ15はアンプ16を経由してコントローラ17と
信号線により接続されている。又、コントローラ17は
エンジン制御用ECU13と信号線により接続されてい
る。そして、スロットル開度センサ12からの信号およ
びエンジン回転センサ14からの信号はECU13を介
してコントローラ17に取り込まれるようになってい
る。
【0018】図2には、吸気音制御装置のシステムブロ
ックを示す。図2において、コントローラ17は、中央
処理装置(以下、CPUという)18とメモリ19と波
形生成回路20とからなっている。CPU18にはスロ
ットル開度センサ12からの信号とエンジン回転数セン
サ14からの信号を入力する。又、CPU18にはメモ
リ19が接続されるとともに、波形生成回路20が接続
されている。
ックを示す。図2において、コントローラ17は、中央
処理装置(以下、CPUという)18とメモリ19と波
形生成回路20とからなっている。CPU18にはスロ
ットル開度センサ12からの信号とエンジン回転数セン
サ14からの信号を入力する。又、CPU18にはメモ
リ19が接続されるとともに、波形生成回路20が接続
されている。
【0019】メモリ19には図3に示す位相と音圧に関
するマップ情報が記憶されている。このマップはエンジ
ン回転数とスロットル開度をファクタとし、吸気音の逆
位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量の補正
を施した制御音データを記憶したものである。このマッ
プ情報の位相,音圧は、予め実験等により決定されてい
るものであり、具体的には、吸気音の位相,音圧を測定
し、理論上、最大消音量を得るためのスピーカ15から
の制御音情報が記憶されている。
するマップ情報が記憶されている。このマップはエンジ
ン回転数とスロットル開度をファクタとし、吸気音の逆
位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量の補正
を施した制御音データを記憶したものである。このマッ
プ情報の位相,音圧は、予め実験等により決定されてい
るものであり、具体的には、吸気音の位相,音圧を測定
し、理論上、最大消音量を得るためのスピーカ15から
の制御音情報が記憶されている。
【0020】つまり、図5は、制御音の位相を吸気音に
対して逆位相とし、音圧を変化させた時の消音量を実験
と理論計算により求めたものである。実験値と理論計算
値にはズレがみられる。このズレは吸気(脈動)圧力に
よりスピーカ15の振動板が加振されるためである。
対して逆位相とし、音圧を変化させた時の消音量を実験
と理論計算により求めたものである。実験値と理論計算
値にはズレがみられる。このズレは吸気(脈動)圧力に
よりスピーカ15の振動板が加振されるためである。
【0021】そこで、図3の制御音マップ情報において
は音圧に対して上記加振量を考慮した補正(+α)を行
っている。この補正量を示したのが図4である。図6に
は補正後の実験結果と理論計算結果を示す。この図か
ら、実験結果と理論計算結果が一致することが分かる。
は音圧に対して上記加振量を考慮した補正(+α)を行
っている。この補正量を示したのが図4である。図6に
は補正後の実験結果と理論計算結果を示す。この図か
ら、実験結果と理論計算結果が一致することが分かる。
【0022】図2において、波形生成回路20は位相及
び音圧を制御した出力波形を生成するものである。この
波形生成回路20はアンプ16に接続されている。本実
施例においては、スロットル開度センサ12とエンジン
回転センサ14とにより吸気音情報採取手段を構成し、
コントローラ17により制御音信号生成手段を構成し、
スピーカ15により制御音発生手段を構成している。
び音圧を制御した出力波形を生成するものである。この
波形生成回路20はアンプ16に接続されている。本実
施例においては、スロットル開度センサ12とエンジン
回転センサ14とにより吸気音情報採取手段を構成し、
コントローラ17により制御音信号生成手段を構成し、
スピーカ15により制御音発生手段を構成している。
【0023】次に、このように構成した吸気音制御装置
の作用を説明する。吸気音はエンジンの負荷状態によ
り、その音圧が変化するため、スロットル開度センサ1
2からの出力信号を使用することによりスロットル開度
変動(負荷変動)に対する吸気音の制御が可能となる。
の作用を説明する。吸気音はエンジンの負荷状態によ
り、その音圧が変化するため、スロットル開度センサ1
2からの出力信号を使用することによりスロットル開度
変動(負荷変動)に対する吸気音の制御が可能となる。
【0024】まず、CPU18はエンジン回転数センサ
14からの出力信号により回転数を計算する。そして、
CPU18は取り込んだスロットル開度情報(エンジン
負荷情報)及びエンジン回転数情報に従って、予めメモ
リ19に記憶している図3のマップ情報の中から必要な
制御データ(吸気音の逆位相・同音圧の制御データに対
し音圧量の補正を施したデータ)を取り出す。さらに、
この補正後の制御データを用いてCPU18は波形生成
回路20を使用して位相及び音圧を制御した出力波形を
生成する。生成した制御波形はアンプ16により増幅さ
れ、スピーカ15を駆動して制御音が発せられる。この
制御音が吸気音と干渉して消音が行われる。
14からの出力信号により回転数を計算する。そして、
CPU18は取り込んだスロットル開度情報(エンジン
負荷情報)及びエンジン回転数情報に従って、予めメモ
リ19に記憶している図3のマップ情報の中から必要な
制御データ(吸気音の逆位相・同音圧の制御データに対
し音圧量の補正を施したデータ)を取り出す。さらに、
この補正後の制御データを用いてCPU18は波形生成
回路20を使用して位相及び音圧を制御した出力波形を
生成する。生成した制御波形はアンプ16により増幅さ
れ、スピーカ15を駆動して制御音が発せられる。この
制御音が吸気音と干渉して消音が行われる。
【0025】このように本実施例では、スロットル開度
センサ12とエンジン回転センサ14とにより吸気音情
報採取手段を構成し、エンジン(機関)の駆動に伴う吸
気音情報を採取する。又、コントローラ17(制御音信
号生成手段)により、スロットル開度センサ12とエン
ジン回転センサ14による吸気音情報からその吸気音の
逆位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量の補
正を施した制御音信号を生成する。そして、スピーカ1
5(制御音発生手段)をエンジンの吸気音の伝播経路に
配置し、コントローラ17による制御音信号を入力して
その信号に応じた制御音を発生するようにした。
センサ12とエンジン回転センサ14とにより吸気音情
報採取手段を構成し、エンジン(機関)の駆動に伴う吸
気音情報を採取する。又、コントローラ17(制御音信
号生成手段)により、スロットル開度センサ12とエン
ジン回転センサ14による吸気音情報からその吸気音の
逆位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量の補
正を施した制御音信号を生成する。そして、スピーカ1
5(制御音発生手段)をエンジンの吸気音の伝播経路に
配置し、コントローラ17による制御音信号を入力して
その信号に応じた制御音を発生するようにした。
【0026】つまり、吸気音に対して逆位相・同音圧の
制御音としてもエンジンの吸気脈動によりスピーカ15
の振動板が振動させられるので最大消音量が得られな
い。そこで、スピーカ15の振動板の加振量を考慮して
音圧量を補正することにより最大消音量を得ることが可
能となる。その結果、最大消音量を得る等の所望の音特
性を得ることができることとなる。
制御音としてもエンジンの吸気脈動によりスピーカ15
の振動板が振動させられるので最大消音量が得られな
い。そこで、スピーカ15の振動板の加振量を考慮して
音圧量を補正することにより最大消音量を得ることが可
能となる。その結果、最大消音量を得る等の所望の音特
性を得ることができることとなる。
【0027】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、前記実施例ではエンジンの吸気音
制御装置について示したが、排気音についても同様に使
用できる。つまり、スピーカ(制御音発生手段)を排気
管に配置し、エンジン回転数センサやエンジン負荷セン
サからの排気音情報からその排気音の逆位相・同音圧の
制御音データに対し所定の音圧量の補正を施した制御音
信号を生成する。この制御音信号に基づく制御音をスピ
ーカから出力してもよい。
のではなく、例えば、前記実施例ではエンジンの吸気音
制御装置について示したが、排気音についても同様に使
用できる。つまり、スピーカ(制御音発生手段)を排気
管に配置し、エンジン回転数センサやエンジン負荷セン
サからの排気音情報からその排気音の逆位相・同音圧の
制御音データに対し所定の音圧量の補正を施した制御音
信号を生成する。この制御音信号に基づく制御音をスピ
ーカから出力してもよい。
【0028】このようにすることにより、排気音に対し
て逆位相・同音圧の制御音としてもエンジンの排気脈動
により制御音発生手段(例えば、スピーカ)の振動板が
振動させられるので最大消音量が得られない。そこで、
制御音発生手段(例えば、スピーカ)の振動板の加振量
を考慮して音圧量を補正することにより最大消音量を得
ることが可能となる。
て逆位相・同音圧の制御音としてもエンジンの排気脈動
により制御音発生手段(例えば、スピーカ)の振動板が
振動させられるので最大消音量が得られない。そこで、
制御音発生手段(例えば、スピーカ)の振動板の加振量
を考慮して音圧量を補正することにより最大消音量を得
ることが可能となる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
最大消音量を得る等の所望の音特性を得ることができる
優れた効果を発揮する。
最大消音量を得る等の所望の音特性を得ることができる
優れた効果を発揮する。
【図1】実施例の吸気音制御装置を示す全体構成図であ
る。
る。
【図2】吸気音制御装置のシステムブロック図である。
【図3】制御音データを記憶したマップである。
【図4】補正音圧レベルを示す特性図である。
【図5】消音量の実験値と計算値を示す図である。
【図6】消音量の実験値と計算値を示す図である。
12 吸気音情報採取手段を構成するスロットル開度セ
ンサ 14 吸気音情報採取手段を構成するエンジン回転セン
サ 15 制御音発生手段としてのスピーカ 17 制御音信号生成手段を構成するコントローラ
ンサ 14 吸気音情報採取手段を構成するエンジン回転セン
サ 15 制御音発生手段としてのスピーカ 17 制御音信号生成手段を構成するコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 克幸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 機関の駆動に伴う吸気音情報を採取する
吸気音情報採取手段と、 前記吸気音情報採取手段による吸気音情報からその吸気
音の逆位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量
の補正を施した制御音信号を生成する制御音信号生成手
段と、 前記機関の吸気音の伝播経路に配置され、前記制御音信
号生成手段による制御音信号を入力してその信号に応じ
た制御音を発生する制御音発生手段とを備えたことを特
徴とする騒音制御装置。 - 【請求項2】 機関の駆動に伴う排気音情報を採取する
排気音情報採取手段と、 前記排気音情報採取手段による排気音情報からその排気
音の逆位相・同音圧の制御音データに対し所定の音圧量
の補正を施した制御音信号を生成する制御音信号生成手
段と、 前記機関の排気音の伝播経路に配置され、前記制御音信
号生成手段による制御音信号を入力してその信号に応じ
た制御音を発生する制御音発生手段とを備えたことを特
徴とする騒音制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5150874A JPH0719135A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 騒音制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5150874A JPH0719135A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 騒音制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0719135A true JPH0719135A (ja) | 1995-01-20 |
Family
ID=15506271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5150874A Pending JPH0719135A (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | 騒音制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0719135A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1217606A2 (en) * | 2000-12-19 | 2002-06-26 | Siemens Canada Limited | Use of an engine rotation reference signal for noise attenuation |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP5150874A patent/JPH0719135A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1217606A2 (en) * | 2000-12-19 | 2002-06-26 | Siemens Canada Limited | Use of an engine rotation reference signal for noise attenuation |
EP1217606A3 (en) * | 2000-12-19 | 2003-10-22 | Siemens VDO Automotive Inc. | Use of an engine rotation reference signal for noise attenuation |
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