JP2007298005A - 内燃機関の過給圧制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の過給圧制御装置において、アクチュエータ内の圧力脈動を抑えてウェストゲートバルブの打音を抑制することにある。
【解決手段】過給機をバイパスするバイパス通路に設けられたウェストゲートバルブと、このウェストゲートバルブを開閉動作するアクチュエータと、このアクチュエータにかかる過給圧をデューティ制御により制御する過給圧制御弁とを備えた内燃機関の過給圧制御装置において、前記過給圧制御弁に印加する駆動電圧の周波数を、前記過給圧制御弁を駆動する駆動デューティ比又はエンジン回転数に応じて変化させる制御手段を設けている。
【選択図】図1
【解決手段】過給機をバイパスするバイパス通路に設けられたウェストゲートバルブと、このウェストゲートバルブを開閉動作するアクチュエータと、このアクチュエータにかかる過給圧をデューティ制御により制御する過給圧制御弁とを備えた内燃機関の過給圧制御装置において、前記過給圧制御弁に印加する駆動電圧の周波数を、前記過給圧制御弁を駆動する駆動デューティ比又はエンジン回転数に応じて変化させる制御手段を設けている。
【選択図】図1
Description
この発明は、内燃機関の過給圧制御装置に係り、特にウェストゲートバルブを開閉動作するアクチュエータ内の圧力脈動によって発生するウェストゲートバルブの打音を抑制する内燃機関の過給圧制御装置に関する。
車両に搭載した内燃機関の過給圧制御装置においては、内燃機関に空気を導く吸気通路に設けたコンプレッサと内燃機関からの排気を導く排気通路に設けたタービンとが備えられた過給機を設けている。また、このタービンの上流側の排気通路とタービンの下流側の排気通路とを連通して過給機をバイパスするバイパス通路を設け、このバイパス通路を開閉するウェストゲートバルブを設け、コンプレッサの下流側の吸気通路途中に圧力導入通路の一端側を連通して設けるとともにこの圧力導入通路の他端側をウェストゲートバルブにリンク機構によって連結したアクチュエータの作動室に連通して設けている。更に、このアクチュエータの作動室とコンプレッサの上流側の吸気通路途中とに連通する制御用圧力通路を設け、この制御用圧力通路を開閉するようにデューティ制御される過給圧制御弁(VSV)を設けている。そして、この過給圧制御弁のデューティ制御によってアクチュエータを開閉動作させ、ウェストゲートバルブを開閉動作させて過給圧を制御している。
このような内燃機関の過給圧制御方法には、過給圧制御弁に印加する駆動電圧の周波数を、低エンジン回転域では高い周波数に、高エンジン回転域では低い周波数に、不連続に切り替え、切り替え途中に発生する可能性がある共振を防止するものがある。詳しくは、この過給圧制御方法は、図9に示すように、エンジン回転数が高くなり始め(時間t1)、そして、所定時間経過した時に(時間t2)、駆動電圧の周波数を20Hzにし、過給圧制御を開始し(オン)、また、図10に示すように、ウェストゲートバルブの打音が目立つエンジン回転数が3000rpmで、過給圧制御弁の駆動電圧の周波数を30Hzと20Hzとの二つの固定値で切り替えている。
特許第2674842号公報
ところで、従来、過給機の過給圧制御において、アクチュエータを駆動させる過給圧制御弁は、駆動デューティ比(0〜100%)で制御されている。この場合、一般に、過給圧制御弁に印加する駆動電圧の周波数は、固定値(10〜30Hz)である。
しかし、過給圧制御の駆動デューティ比(特に30〜60%)によっては、過給圧制御弁のオン・オフの圧力脈動により、アクチュエータ内のダイヤフラムの振幅が大きくなってしまい、この結果、ウェストゲートバルブの振幅も大きくなり、よって、ウェストゲートバルブに打音(チャタリング音)が発生するという不都合があった。
しかし、過給圧制御の駆動デューティ比(特に30〜60%)によっては、過給圧制御弁のオン・オフの圧力脈動により、アクチュエータ内のダイヤフラムの振幅が大きくなってしまい、この結果、ウェストゲートバルブの振幅も大きくなり、よって、ウェストゲートバルブに打音(チャタリング音)が発生するという不都合があった。
そこで、この発明の目的は、ウェストゲートバルブを開閉動作するアクチュエータ内の圧力脈動によって発生するウェストゲートバルブの打音を抑制する内燃機関の過給圧制御装置を提供することにある。
この発明は、過給機をバイパスするバイパス通路に設けられたウェストゲートバルブと、このウェストゲートバルブを開閉動作するアクチュエータと、このアクチュエータにかかる過給圧をデューティ制御により制御する過給圧制御弁とを備えた内燃機関の過給圧制御装置において、前記過給圧制御弁に印加する駆動電圧の周波数を、前記過給圧制御弁を駆動する駆動デューティ比に応じて変化させる制御手段を設けたことを特徴とする。
この発明の内燃機関の過給圧制御装置は、過給圧制御弁に印加する駆動電圧の周波数を変化させ、アクチュエータ内の圧力脈動を抑えてウェストゲートバルブの打音を抑制することができる。
この発明は、アクチュエータ内の圧力脈動を抑えてウェストゲートバルブから発生するウェストゲートバルブの打音を抑制する目的を、過給圧制御弁に印加する駆動電圧の周波数を変化させて実現するものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
図1〜図5は、この発明の第1実施例を示すものである。図5において、1は内燃機関である。この内燃機関1には、吸気系において、エアクリーナ2とこのエアクリーナ2から内燃機関1に空気を導く吸気管3とスロットルバルブ4を備えたスロットルボディ5とサージタンク6を備えた吸気マニホルド7とが順次に設けられ、吸気通路8が連通している。また、内燃機関1には、排気系において、内燃機関1からの排気を導く排気マニホルド9と触媒コンバータ10を備えた排気管11とが順次に設けられ、排気通路12が連通している。
内燃機関1には、エアクリーナ2からの吸入空気を過給する過給機(ターボチャージャ)13が設けられる。この過給機13は、吸気管3の途中及び排気マニホルド9と排気管11間に配設した過給機ハウジング14を備えるとともに、この過給機ハウジング14内において吸気管3側のコンプレッサ15と排気管11側で前記コンプレッサ15を駆動するタービン16とを備えている。コンプレッサ15とタービン16とは、ターボ軸17で連結されている。また、コンプレッサ15よりも下流側の吸気管3の途中には、インタクーラ18が設けられている。更に、排気管11には、触媒コンバータ10の上流側でO2センサ又はリニアA/Fセンサ19が取り付けられている。
過給機13の過給機ハウジング14には、タービン16の上流側の排気通路12とタービン16の下流側の排気通路12とを連通して過給機13のタービン16をバイパスするように、通路形成壁20によってバイパス通路21が形成されている。また、タービン16よりも上流側のバイパス通路21の開口部22には、該開口部22を開閉するウェストゲートバルブ23が設けられている。更に、コンプレッサ15の下流側の吸気管3の途中の下流側連通部24には、圧力導入通路25の一端側が連通している。この圧力導入通路25の他端側は、ウェストゲートバルブ23にリンク機構26によって連結したアクチュエータ27の作動室28に連通している。このアクチュエータ27は、作動室28とスプリング室29とを形成するようにハウジング30内にダイヤフラム31を設け、また、スプリング室29内にダイヤフラム31を付勢するスプリング32を設けて構成されている。また、リンク機構26は、一端側がアクチュエータ27のダイヤフラム31に接続されたロッド33と、このロッド33の他端側の枢支軸34に枢支されてウェストゲートバルブ23が取り付けられた腕部材35とからなる。
また、アクチュエータ27の作動室28とコンプレッサ15の上流側の吸気管3の途中の上流側連通部36に連通するように、制御用圧力通路37が設けられる。この制御用圧力通路37の途中には、該制御用圧力通路37を開閉するように駆動デューティ比(0〜100%)によって制御される過給圧制御弁(VSV)38が設けられる。この過給圧制御弁38は、ハウジング39内において、コイル40と、スプリング41で弁口42に接離するように往復動可能に設けられた弁体43とを備えている。この過給圧制御弁38は、制御手段(ECM)44により、駆動デューティ比によってデューティ制御され、制御用圧力通路37を開閉し、圧力導入通路25からアクチュエータ27に導入されるコンプレッサ15の下流側の吸気通路3の過給圧を、コンプレッサ15の上流側の吸気通路8に逃がすことによってアクチュエータ27を作動させ、ウェストゲートバルブ23を開閉動作させて過給圧を目標過給圧に制御する。
制御手段44は、デューティ制御の際に過給圧制御弁38に駆動電圧の周波数を印加するものであり、エンジン回転数や吸気管圧力等の状態を要因とし、所定の過給圧制御起動条件が成立した時に過給圧制御を実施するように過給圧制御弁38を駆動(オン)するとともに、前記過給圧制御起動条件の不成立時には過給圧制御を行わないように過給圧制御弁38を停止(オフ)する。
また、この第1実施例において、この制御手段44は、過給圧制御弁38に印加する駆動電圧の周波数を、過給圧制御弁38を駆動する駆動デューティ比に応じて変化させる。詳しくは、図3、図4に示すように、駆動デューティ比が小さいときには、駆動デューティ比が大きくなるにつれて周波数を比例させて大きくし、そして、ウェストゲートバルブ23の打音が目立つ駆動デューティ比が40〜60%では(図3のA1−A2間で示す)、周波数を40Hzの一定に維持し、その後、駆動デューティ比が大きくなるにつれて周波数を比例させて小さくする。よって、駆動電圧の周波数は、リニアに連続して変化する。なお、図4の周波数のテーブルにおいては、各数値間で補間が行われている。
制御手段44には、内燃機関1のエンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段45と、スロットルバルブ4の開度を検出するスロットル開度検出手段46と、内燃機関1の吸入空気の温度を検出する吸気温検出手段47と、サージタンク6内の圧力を検出する吸入空気圧力検出手段48とが連絡している。
制御手段44には、内燃機関1のエンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段45と、スロットルバルブ4の開度を検出するスロットル開度検出手段46と、内燃機関1の吸入空気の温度を検出する吸気温検出手段47と、サージタンク6内の圧力を検出する吸入空気圧力検出手段48とが連絡している。
次に、この第1実施例の作用を、図1のフローチャートに基づいて説明する。
図1に示すように、制御手段44のプログラムがスタートすると(ステップS1)、先ず、過給圧制御起動条件が成立したか否かを判断する(ステップS2)。このステップS2がNOの場合には、この判断を継続する。
このステップS2がYESの場合には、過給圧制御のデューティ値(TWGDUTY)を算出する(ステップS3)。
このデューティ値(TWGDUTY)は、
TWGDUTY=TWGOPN(オープンループ制御量)+TWGI(積分補正量)
で算出される。
TWGOPN=TWGFIL*TWGMAP*TWGTA*TWGTHR+(1−TWGFIL)*twgopn
TWGFIL:フィルタ値
TWGMAP:オープンループ制御マップ値
TWGTA:吸気温補正テーブル値
TWGTHR:スロットル開度補正テーブル値
twgopn:前回のTWGOPN(前回のオープンループ制御量)
TWG1:|目標過給圧−吸気管圧力|を検出し、積分テーブル値による補正量
そして、図4の周波数のテーブルにおける検索値での周波数により、過給圧制御弁38を駆動する(ステップS4)。
そして、過給圧制御起動条件が不成立か否かを判断する(ステップS5)。このステップS5がNOの場合には、前記ステップS3に戻し、再び、図4の周波数のテーブルにおける検索値での周波数により、過給圧制御弁38を駆動する。
一方、このステップS5がYESの場合には、プログラムをエンドとする(ステップS6)。
図1に示すように、制御手段44のプログラムがスタートすると(ステップS1)、先ず、過給圧制御起動条件が成立したか否かを判断する(ステップS2)。このステップS2がNOの場合には、この判断を継続する。
このステップS2がYESの場合には、過給圧制御のデューティ値(TWGDUTY)を算出する(ステップS3)。
このデューティ値(TWGDUTY)は、
TWGDUTY=TWGOPN(オープンループ制御量)+TWGI(積分補正量)
で算出される。
TWGOPN=TWGFIL*TWGMAP*TWGTA*TWGTHR+(1−TWGFIL)*twgopn
TWGFIL:フィルタ値
TWGMAP:オープンループ制御マップ値
TWGTA:吸気温補正テーブル値
TWGTHR:スロットル開度補正テーブル値
twgopn:前回のTWGOPN(前回のオープンループ制御量)
TWG1:|目標過給圧−吸気管圧力|を検出し、積分テーブル値による補正量
そして、図4の周波数のテーブルにおける検索値での周波数により、過給圧制御弁38を駆動する(ステップS4)。
そして、過給圧制御起動条件が不成立か否かを判断する(ステップS5)。このステップS5がNOの場合には、前記ステップS3に戻し、再び、図4の周波数のテーブルにおける検索値での周波数により、過給圧制御弁38を駆動する。
一方、このステップS5がYESの場合には、プログラムをエンドとする(ステップS6)。
次に、この過給圧制御を図2のタイムチャートに基づいて説明する。
過給圧制御起動条件が成立すると(ON)(時間t1)、駆動デューティ比が次第に大きくなり始めるが、周波数は20Hz程度に一定に維持される。
そして、所定時間経過後(時間t2)、周波数が20Hz程度から再び大きくなり始め、駆動デューティ比が40%に達すると、周波数は40Hz程度にまで高くなる(時間t3)。そして、駆動デューティ比が60%までは、この周波数40Hz程度の値を維持する(時間t4)。駆動デューティ比が大きくなり始めると、周波数が小さくなり始め、そして、所定時間経過後に(時間t5)、周波数が10Hz程度に維持され、その後、駆動デューティ比が100%になると(時間t6)、この駆動デューティ比は100%に維持される。
過給圧制御起動条件が成立すると(ON)(時間t1)、駆動デューティ比が次第に大きくなり始めるが、周波数は20Hz程度に一定に維持される。
そして、所定時間経過後(時間t2)、周波数が20Hz程度から再び大きくなり始め、駆動デューティ比が40%に達すると、周波数は40Hz程度にまで高くなる(時間t3)。そして、駆動デューティ比が60%までは、この周波数40Hz程度の値を維持する(時間t4)。駆動デューティ比が大きくなり始めると、周波数が小さくなり始め、そして、所定時間経過後に(時間t5)、周波数が10Hz程度に維持され、その後、駆動デューティ比が100%になると(時間t6)、この駆動デューティ比は100%に維持される。
この結果、制御手段44は、過給圧制御弁38に印加する駆動電圧の周波数を、過給圧制御弁38を駆動する駆動デューティ比に応じて変化させる。これにより、ウェストゲートバルブ23を開閉動作するアクチュエータ27内の圧力脈動は抑えられ、よって、ウェストゲートバルブ23の打音(チャタリング音)を抑制することができる。また、制御手段44のハード面での変更を不要とし、コストを低く抑えることができる。
即ち、この第1実施例においては、アクチュエータ27内の圧力脈動によって発生するウェストゲートバルブ23の打音を抑制することを目的とするものであり、特に、過給圧制御弁36の駆動デューティ比が40〜60%程度で、ウェストゲートバルブ23の打音が大きく目立つが、過給圧制御弁36の駆動電圧の周波数を高くし、つまり、駆動電圧の周波数をリニアに切り替え(可変周波数制御)、アクチュエータ27内の圧力脈動を抑え、結果として、ウェストゲートバルブ23の打音を小さくすることができる。これは、過給圧制御弁36の駆動電圧の周波数を、従来の固定値でなく、リニアに切り替えることにより、アクチュエータ27内の圧力脈動を抑えたい領域のみ周波数を高くすることが可能となり、且つ、制御性の良い周波数の設定が可能である(駆動周波数を高くすると、制御可能なデューティ比の範囲が狭くなる)。また、駆動周波数を高くすると、過給圧制御弁38の耐久性が劣るため、駆動周波数を高くしたい領域を、駆動デューティ比が40〜60%程度で限定して設定することが可能である。
図6〜図8は、この発明の第2実施例を示すものである。
この第2実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、制御手段44は、過給圧制御弁38に印加する駆動電圧の周波数を、エンジン回転数検出手段45により検出されたエンジン回転数に応じて連続的に変化させる。この場合、過給圧制御弁38の駆動電圧の周波数は、図7に示すように、ウェストゲートバルブ23の打音が目立つエンジン回転数が低い領域の2500〜3500rpm程度で連続的に切り替えられる。詳しくは、図7、図8に示すように、エンジン回転数が低いときには、エンジン回転数が高くなるにつれて周波数を比例させて大きくし、そして、ウェストゲートバルブ23の打音が目立つエンジン回転数が3000〜3500rpm付近では(図7のB1−B2間で示す)、周波数を40Hz程度の一定に維持し、その後、エンジン回転数が高くなるにつれて周波数を比例させて小さくする。よって、駆動電圧の周波数は、リニアに連続して変化する。なお、図8のテーブルにおいては、各数値間で補間が行われている。
この第2実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、制御手段44は、過給圧制御弁38に印加する駆動電圧の周波数を、エンジン回転数検出手段45により検出されたエンジン回転数に応じて連続的に変化させる。この場合、過給圧制御弁38の駆動電圧の周波数は、図7に示すように、ウェストゲートバルブ23の打音が目立つエンジン回転数が低い領域の2500〜3500rpm程度で連続的に切り替えられる。詳しくは、図7、図8に示すように、エンジン回転数が低いときには、エンジン回転数が高くなるにつれて周波数を比例させて大きくし、そして、ウェストゲートバルブ23の打音が目立つエンジン回転数が3000〜3500rpm付近では(図7のB1−B2間で示す)、周波数を40Hz程度の一定に維持し、その後、エンジン回転数が高くなるにつれて周波数を比例させて小さくする。よって、駆動電圧の周波数は、リニアに連続して変化する。なお、図8のテーブルにおいては、各数値間で補間が行われている。
次に、この第2実施例における過給圧制御を図6のタイムチャートに基づいて説明する。
先ず、エンジン回転数が大きくなり始め(時間t1)、所定時間後に過給圧制御起動条件が成立すると(ON)(時間t2)、周波数が20Hz程度になるまで比例して大きくなり、周波数が20Hz程度になると、周波数が20Hz程度に一定に維持される。
そして、所定時間経過後(時間t3)、周波数が20Hzから再び大きくなり始め、周波数が40Hz程度になると(時間t4)、この周波数が40Hzで一定に維持され、この周波数が40Hzで所定時間維持された後に(時間t5)、エンジン回転数が大きくなるに連れて周波数が小さくなり始め、そして、所定時間経過後に(時間t6)、周波数が10Hz程度に維持され、その後、エンジン回転数が7000rpmになると(時間t7)、このエンジン回転数は7000rpmに維持される。
この第2実施例の制御によれば、上述の第1実施例と同一の効果を得るとともに、エンジン回転数が低い領域においてウェストゲートバルブ23から発生する打音の音量に応じて、ウェストゲートバルブ23の打音の抑制が必要な領域でのみ、過給圧制御弁38の駆動電圧の周波数を変更することが可能となる。
先ず、エンジン回転数が大きくなり始め(時間t1)、所定時間後に過給圧制御起動条件が成立すると(ON)(時間t2)、周波数が20Hz程度になるまで比例して大きくなり、周波数が20Hz程度になると、周波数が20Hz程度に一定に維持される。
そして、所定時間経過後(時間t3)、周波数が20Hzから再び大きくなり始め、周波数が40Hz程度になると(時間t4)、この周波数が40Hzで一定に維持され、この周波数が40Hzで所定時間維持された後に(時間t5)、エンジン回転数が大きくなるに連れて周波数が小さくなり始め、そして、所定時間経過後に(時間t6)、周波数が10Hz程度に維持され、その後、エンジン回転数が7000rpmになると(時間t7)、このエンジン回転数は7000rpmに維持される。
この第2実施例の制御によれば、上述の第1実施例と同一の効果を得るとともに、エンジン回転数が低い領域においてウェストゲートバルブ23から発生する打音の音量に応じて、ウェストゲートバルブ23の打音の抑制が必要な領域でのみ、過給圧制御弁38の駆動電圧の周波数を変更することが可能となる。
過給圧制御弁に印加する駆動電圧の周波数を変化させることを、他の制御装置にも適用することができる。
1 内燃機関
8 吸気通路
13 過給機
21 バイパス通路
23 ウェストゲートバルブ
25 圧力導入通路
27 アクチュエータ
28 作動室
37 制御用圧力通路
38 過給圧制御弁
44 制御手段
45 エンジン回転数検出手段
8 吸気通路
13 過給機
21 バイパス通路
23 ウェストゲートバルブ
25 圧力導入通路
27 アクチュエータ
28 作動室
37 制御用圧力通路
38 過給圧制御弁
44 制御手段
45 エンジン回転数検出手段
Claims (2)
- 過給機をバイパスするバイパス通路に設けられたウェストゲートバルブと、このウェストゲートバルブを開閉動作するアクチュエータと、このアクチュエータにかかる過給圧をデューティ制御により制御する過給圧制御弁とを備えた内燃機関の過給圧制御装置において、前記過給圧制御弁に印加する駆動電圧の周波数を、前記過給圧制御弁を駆動する駆動デューティ比に応じて変化させる制御手段を設けたことを特徴とする内燃機関の過給圧制御装置。
- 過給機をバイパスするバイパス通路に設けられたウェストゲートバルブと、このウェストゲートバルブを開閉動作するアクチュエータと、このアクチュエータにかかる過給圧をデューティ制御により制御する過給圧制御弁とを備えた内燃機関の過給圧制御装置において、前記内燃機関のエンジン回転数を検出するエンジン回転数検出手段を設け、前記過給圧制御弁に印加する駆動電圧の周波数を、前記エンジン回転数検出手段により検出されたエンジン回転数に応じて連続的に変化させる制御手段を設けたことを特徴とする内燃機関の過給圧制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006128074A JP2007298005A (ja) | 2006-05-02 | 2006-05-02 | 内燃機関の過給圧制御装置 |
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JP2006128074A JP2007298005A (ja) | 2006-05-02 | 2006-05-02 | 内燃機関の過給圧制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007298005A true JP2007298005A (ja) | 2007-11-15 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017132360A (ja) * | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 本田技研工業株式会社 | 車両の制御装置 |
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2006
- 2006-05-02 JP JP2006128074A patent/JP2007298005A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017132360A (ja) * | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 本田技研工業株式会社 | 車両の制御装置 |
CN107010047A (zh) * | 2016-01-28 | 2017-08-04 | 本田技研工业株式会社 | 车辆的控制装置 |
CN107010047B (zh) * | 2016-01-28 | 2019-05-28 | 本田技研工业株式会社 | 车辆的控制装置 |
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