JP6449661B2 - 内燃機関の負圧システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の負圧システムに関し、詳細には圧力の供給を受けて開閉弁を駆動する圧力式アクチュエータを有する負圧システムに関する。
従来、内燃機関の過給装置を制御するために複数の開閉弁が使用されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に係る開閉弁は、過給装置のタービンやコンプレッサを迂回するバイパス通路を開閉するバイパス弁として使用され、負圧又は大気圧を受けて駆動する圧力式アクチュエータによって駆動されている。このような開閉弁が固着等によって作動不能になると、過給圧の適正な制御ができなくなるだけでなく、ターボチャージャの過回転が生じる虞があるため、特許文献1では内燃機関が所定の運転状態にあるときに開閉弁を開閉駆動し、開閉弁の開閉に伴う吸気圧の変化に基づいて制御バルブの異常診断を行っている。
特開2010−216402号公報
過給装置に使用される開閉弁には、開度調節が行われず、規制部材に突き当たることによって全開又は全閉に保持されるものがある。このような開閉弁が、負圧又は大気圧の供給を受けて作動する圧力式アクチュエータによって全開側又は全閉側に駆動されると、開閉弁と規制部材との衝突による衝突音が発生する。異常診断がアイドル等の内燃機関の低負荷運転状態において行われると、エンジン音が小さいために乗員が開閉弁の衝突音に気付き易くなるため、乗員が不快に感じる虞がある。また、異常診断は乗員の運転操作と関係なく行われるため、乗員は衝突音から内燃機関の故障を疑う虞がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、内燃機関の負圧システムにおいて、圧力式アクチュエータによって駆動される開閉弁の開閉に伴う衝突音を低減することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、内燃機関(1)の負圧システム(100)であって、規制部材(67C、68)に突き当たることによって全開又は全閉に保持される開閉弁(65)と、圧力の供給を受けて前記開閉弁を全開側又は全閉側に駆動する圧力式アクチュエータ(66)と、前記圧力式アクチュエータと負圧源(81)とを接続する圧力供給通路(84、87)と、前記圧力供給通路に設けられ、前記負圧源からの負圧又は大気圧を前記圧力式アクチュエータに選択的に供給する制御弁(94)と、前記内燃機関が低負荷運転状態であるときに、前記制御弁を制御することによって前記開閉弁を開閉して異常診断を行う異常診断装置(95)と、前記圧力供給通路の前記圧力式アクチュエータと前記制御弁との間の部分に設けられ、内径が前記圧力供給通路の内径よりも小さい絞り部(98)とを有することを特徴とする。
この構成によれば、絞り部が圧力供給通路の圧力式アクチュエータと制御弁との間の部分に設けられているため、制御弁によって圧力式アクチュエータに供給される圧力が負圧及び大気圧の間で切り換えられるときに、圧力式アクチュエータに生じる圧力変化が緩和されて開閉弁の作動速度が緩やかになり、開閉弁と規制部材との衝突音が低減される。絞り部は、圧力供給通路の一部に設ければよく、圧力供給通路を形成する部材と別部材に形成して組み込むことも可能であるため、圧力供給通路全体を小径化する場合よりも製造が容易であり、コストが抑制される。なお、圧力供給通路の制御弁と負圧源との間の部分ではなく、圧力式アクチュエータと制御弁との間の部分に絞り部が設けられているため、圧力式アクチュエータに供給される圧力が負圧から大気圧に切り換えられる場合にも開閉弁の作動速度を緩やかにすることができる。
また、上記の発明において、前記開閉弁は、前記内燃機関の吸気通路(11)又は排気通路(17)に設けられ、前記異常診断装置は、前記開閉弁の開閉に伴う前記吸気通路の圧力又は前記排気通路の圧力に基づいて異常診断を行うとよい。
この構成によれば、吸気通路又は排気通路に設けられた開閉弁が正常に開閉されると、吸気通路の圧力又は排気通路に所定の圧力変化が生じるため、この圧力変化に基づいて異常を診断することができる。
また、上記の発明において、前記開閉弁は、高圧段過給装置(21)及び低圧段過給装置(22)を有する多段過給装置(12)の高圧段コンプレッサ(21B)を迂回するバイパス通路(64)を開閉するとよい。
この構成によれば、高圧段コンプレッサを迂回するバイパス通路を開閉する開閉弁の衝突音を低減することができる。高圧段コンプレッサを迂回するバイパス通路は、高圧段過給装置を使用しない運転状態において高圧段コンプレッサが吸気抵抗とならないように吸気を迂回させるものであるため、このバイパス通路を開閉する開閉弁は全開及び全閉の2つ位置で制御されることが多く、また速い作動速度が要求されることも少ない。そのため、圧力供給通路に絞り部を設けても、要求される作動速度を実現することが容易である。
以上の構成によれば、内燃機関の負圧システムにおいて、圧力式アクチュエータによって駆動される開閉弁の開閉に伴う衝突音が低減される。
実施形態に係る内燃機関の負圧供給装置の構成図 コンプレッサバイパス通路の断面図 第1アクチュエータの断面図 内燃機関の運転状態、各アクチュエータの負圧消費量、各バルブの開度を示す図 異常検出制御のフロー図 異常部特定制御のフロー図
以下、図面を参照して、本発明に係る内燃機関の負圧システムを自動車の多段過給装置を備えた内燃機関に適用した実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、自動車の内燃機関1は、内燃機関本体2を有している。内燃機関本体2は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであってよく、シリンダブロックやシリンダヘッド等から構成され、内部に気筒3を有している。
内燃機関本体2には、気筒3に連続する吸気ポート4及び排気ポート5が形成されている。吸気ポート4は内燃機関本体2の一方の側面に開口し、排気ポート5は内燃機関本体2の他方の側面に開口している。内燃機関本体2の一方の側面には吸気装置7が結合され、内燃機関本体2の他方の側面には排気装置8が結合されている。
吸気装置7は、吸気ポート4と共に気筒3に連通する一連の吸気通路11を形成する。吸気装置7は、上流側から順に、エアインレット、エアクリーナ、多段過給装置12の吸気側部分、インタークーラ13、スロットルバルブ14、吸気マニホールド15を直列に有し、吸気マニホールド15において吸気ポート4に接続されている。吸気装置7の多段過給装置12の吸気側部分よりも下流側(気筒3側)には、この部分の吸気圧を検出する吸気圧センサ16が設けられている。本実施形態では、スロットルバルブ14と吸気マニホールド15の間に、吸気圧センサ16が設けられている。
排気装置8は、排気ポート5と共に気筒3に連通する一連の排気通路17を形成する。排気通路17は、上流側から順に、排気マニホールド18、多段過給装置12の排気側部分、触媒コンバータ、マフラー、排気出口を有し、排気マニホールド18において排気ポート5に接続されている。
多段過給装置12は、高圧段過給装置21と、低圧段過給装置22とを備え、シーケンシャルターボチャージャシステムを構成している。高圧段過給装置21は高圧段タービン21A及び高圧段コンプレッサ21Bを有し、低圧段過給装置22は低圧段タービン22A及び低圧段コンプレッサ22Bを有する。
高圧段過給装置21は、高圧段シャフト24によって同軸かつ一体回転するように連結された高圧段タービンブレード25及び高圧段コンプレッサブレード26と、高圧段タービンブレード25を収容する高圧段タービンハウジング27と、高圧段コンプレッサブレード26を収容する高圧段コンプレッサハウジング28と、高圧段タービンハウジング27と高圧段コンプレッサハウジング28とを連結すると共に高圧段シャフト24を回転可能に支持する高圧段ベアリングハウジング29とを備えている。
高圧段過給装置21は、高圧段タービンハウジング27に可変ノズル機構30を有する可変ノズルターボチャージャ(Variable Nozzle Turbo: VNT)である。可変ノズル機構30は、高圧段タービンハウジング27にそれぞれ回転可能に支持された複数の可変ノズルベーン30Aと、各可変ノズルベーン30Aに結合されたリンク部材30Bとを有する。複数の可変ノズルベーン30Aは、高圧段シャフト24の軸線を中心とした円周上に、それぞれの回転軸線が高圧段シャフト24の軸線と平行になり、かつ先端側が高圧段タービンハウジング27の径方向内側を向くように配置されている。リンク部材30Bは、例えば円環形状に形成され、高圧段シャフト24の軸線と同軸に配置されている。リンク部材30Bが変位(回転)することによって、各可変ノズルベーン30Aの向きが変化し、各可変ノズルベーン間に形成される排気の流路断面積が変化する。可変ノズルベーン30Aは、例えば、エンジン回転数が低い場合に流路断面積を絞る(閉じる)ことによって、排気圧力(排気流速)を大きくして過給効率を高め、エンジン回転数が高い場合に流路断面積を広げる(開く)ことによって排気圧力(排気流速)を下げて排気抵抗を低減する。リンク部材30Bは、第1アクチュエータ32(VNTアクチュエータ)によって駆動される。
低圧段過給装置22は、低圧段シャフト33によって同軸かつ一体回転するように連結された低圧段タービンブレード34及び低圧段コンプレッサブレード35と、低圧段タービンブレード34を収容する低圧段タービンハウジング36と、低圧段コンプレッサブレード35を収容する低圧段コンプレッサハウジング37と、低圧段タービンハウジング36と低圧段コンプレッサハウジング37とを連結すると共に低圧段シャフト33を回転可能に支持する低圧段ベアリングハウジング38とを備えている。低圧段タービンハウジング36は高圧段タービンハウジング27よりも容積が大きく、低圧段コンプレッサハウジング37は高圧段コンプレッサハウジング28よりも容積が大きい。
高圧段タービンハウジング27の排気入口は、第1排気通路41によって排気マニホールド18と接続されている。高圧段タービンハウジング27の排気出口は、排気連結通路42によって低圧段タービンハウジング36の排気入口に接続されている。低圧段タービンハウジング36の排気出口は、第2排気通路43によって触媒コンバータに接続されている。
第1排気通路41と排気連結通路42とは、高圧段タービン21Aを迂回するタービンバイパス通路44によって互いに接続されている。タービンバイパス通路44には、タービンバイパス通路44を開閉するタービンバイパスバルブ45(TBV)が設けられている。タービンバイパスバルブ45は、スイングバルブであり、第2アクチュエータ46(TBVアクチュエータ)によって開閉駆動される。
排気連結通路42と第2排気通路43とは、低圧段タービン22Aを迂回するウェイストゲート通路51によって互いに接続されている。ウェイストゲート通路51には、ウェイストゲート通路51を開閉するウェイストゲートバルブ52(WGV)が設けられている。ウェイストゲートバルブ52は、スイングバルブであり、第3アクチュエータ46(WGVアクチュエータ)によって開閉駆動される。
低圧段コンプレッサハウジング37の吸気入口は、第1吸気通路61によってエアクリーナに接続されている。低圧段コンプレッサハウジング37の吸気出口は、吸気連結通路62によって高圧段コンプレッサハウジング28の吸気入口に接続されている。高圧段コンプレッサハウジング28の吸気出口は、第2吸気通路63によってインタークーラ13に接続されている。
吸気連結通路62と第2吸気通路63とは、高圧段コンプレッサ21Bを迂回するコンプレッサバイパス通路64によって互いに接続されている。コンプレッサバイパス通路64には、コンプレッサバイパス通路64を開閉するコンプレッサバイパスバルブ65(CBV)が設けられている。コンプレッサバイパスバルブ65は、スイングバルブであり、第4アクチュエータ66(CBVアクチュエータ)によって開閉駆動される。
図2に示すように、コンプレッサバイパス通路64は、管部材67によって形成されている。管部材67の長手方向における中間部には、管部材67の他の部分に対して径方向外方に膨出したバルブ収容部67Aが形成されている。バルブ収容部67Aの内側に形成されるバルブ室67Bは、コンプレッサバイパス通路64の一部をなし、コンプレッサバイパス通路64の他の部分の内径よりも幅が広く形成されている。バルブ室67Bの下流端と、バルブ室67Bの下流側におけるコンプレッサバイパス通路64の他の部分との境界には、コンプレッサバイパス通路64を囲み、上流側(バルブ室67B側)を向く環状の弁座68が形成されている。
コンプレッサバイパスバルブ65は、弁座68に着座してコンプレッサバイパス通路64を閉じる弁体65Bと、一端において弁体65Bに結合されたアーム65Cと、アーム65Cの他端に結合され、アーム65Cの長手方向と直交する方向に延びる軸65Dとを有する。軸65Dは、バルブ収容部67Aに回転可能に支持され、その一端がバルブ収容部67Aの外方に突出している。軸65Dの一端(外端)は、リンク部材69を介して第4アクチュエータ66の後述する駆動軸75に結合されている。
コンプレッサバイパスバルブ65は、弁体65Bが弁座68に着座した(突き当たった)全閉位置と、軸65Dを中心として回転し、弁体65Bが弁座68から離れてバルブ収容部67Aの内壁67Cに突き当たった全開位置との間で変位可能である。弁座68及び内壁67Cは、弁体65Bに突き当たることによって、弁体65Bを全開位置及び全閉位置に保持する規制部材(ストッパ)として機能する。
可変ノズル機構30を駆動する第1アクチュエータ32と、タービンバイパスバルブ45を駆動する第2アクチュエータ46と、ウェイストゲートバルブ52を駆動する第3アクチュエータ54と、コンプレッサバイパスバルブ65を駆動する第4アクチュエータ66とは、それぞれ圧力式アクチュエータである。各アクチュエータ32、46、54、66は、同様の構成を有するため、以下に第1アクチュエータ32の構成について説明し、他のアクチュエータ46、54、66の説明を省略する。
図3に示すように、第1アクチュエータ32は、内室を有する中空の本体71と、本体71の内室を大気圧室72と圧力室73とに区画する隔壁74と、隔壁74に結合された基端と、本体71から突出して作動対象に接続される先端とを備えた駆動軸75とを有する。
隔壁74は、本体71内において変位可能であり、大気圧室72及び圧力室73の圧力差に応じて大気圧室72及び圧力室73の体積を変化させる。本実施形態では、隔壁74は可撓性を有するダイヤフラムであり、縁部が本体71に結合されている。他の実施形態では、隔壁74は本体71の内室に摺動可能に設けられたピストンであってもよい。
駆動軸75は、隔壁74に結合された基端から大気圧室72内を通過して本体71の外方に突出している。本体71は、本体71の外面から大気圧室72に延びる貫通孔である呼吸孔77を有している。呼吸孔77によって大気圧室72は大気圧に維持される。また、本体71は、本体71の外面から圧力室73に延びる貫通孔である圧力供給孔78を有している。各アクチュエータ32、46、54、66の各圧力供給孔78は以下に説明する負圧供給装置80に接続されている。
圧力室73には、隔壁74を大気圧室72側に付勢する付勢部材79が設けられている。本実施形態では、付勢部材79は圧縮コイルばねであり、隔壁74の圧力室73側部分に当接した一端と、本体71の隔壁74と対向する部分に当接した他端とを有している。付勢部材79により、圧力室73に大気圧が供給された初期状態では、隔壁74は大気圧室側に位置し、駆動軸75は最も突出した位置にある。圧力供給孔78を介して圧力室73に負圧が供給されると、隔壁74は付勢部材79の付勢力に抗して圧力室73側に移動し、駆動軸75の突出長さが小さくなる。
図1に示すように、負圧供給装置80は、負圧源としての負圧ポンプ81を有する。負圧ポンプ81は、公知の負圧ポンプ(真空ポンプ)であり、本実施形態では内燃機関本体2のクランクシャフトと同期して回転するカムシャフトと自身の駆動軸が連結され、カムシャフトの回転力を受けて負圧を発生する。
負圧ポンプ81には主通路84が接続されている。主通路84は、負圧ポンプ81の吸引作用によって負圧となる。主通路84には、一方向弁85を介してブレーキブースタ86(倍力装置)が接続されている。ブレーキブースタ86は、公知のブレーキブースタであり、供給される負圧を利用して、乗員によるブレーキペダルの踏み込みをアシストする。一方向弁85はブレーキブースタ86側から主通路84側への気体の流れを許容する一方、逆の流れを阻止する。
主通路84には、第1副通路87及び第2副通路88が接続されている。第1副通路87は、主通路84から分岐した第1分岐通路87Aと、第1分岐通路87Aから分岐した2つの第2分岐通路87B、87Cとを有する。同様に、第2副通路88は、主通路84から分岐した第1分岐通路88Aと、第1分岐通路88Aから分岐した2つの第2分岐通路88B、88Cとを有する。第1副通路87の一方の第2分岐通路87Bの端部は第1アクチュエータ32の圧力供給孔78に接続され、他方の第2分岐通路87Cの端部は第4アクチュエータ66の圧力供給孔78に接続されている。第2副通路88の一方の第2分岐通路88Bの端部は第2アクチュエータ46の圧力供給孔78に接続され、他方の第2分岐通路88Cの端部は第3アクチュエータ54の圧力供給孔78に接続されている。
第2分岐通路87Bには第1圧力制御弁91が設けられ、第2分岐通路88Bには第2圧力制御弁92が設けられ、第2分岐通路88Cには第3圧力制御弁93が設けられ、第2分岐通路87Cには第4圧力制御弁94が設けられている。第1〜第3圧力制御弁91〜93は、主通路84側から供給される元圧(負圧)と大気圧とが入力され、元圧から大気圧の間の任意の値に調圧された圧力を出力として各アクチュエータ32、46、54側に供給するEVRV(Electric Vacuum Regulating Valve、又はリニアソレノイドバルブ)である。第4圧力制御弁94は、主通路84側から供給される元圧(負圧)と大気圧とが入力され、元圧又は大気圧を第4アクチュエータ66側に供給するVSV(Vacuum Switching Valve)である。各圧力制御弁91〜94は、ECU95によって制御され、各アクチュエータ32、46、54、66に指令に応じた圧力を供給する。ECU95は、後述するように内燃機関1の運転状態に応じて圧力制御弁91〜94への指令信号を生成する。
各アクチュエータ32、46、54、66は、第1〜第4圧力制御弁91〜94から大気圧が供給されたときに、駆動軸75の突出長さが最大になり、第1〜第4圧力制御弁91〜94から負圧が供給されたときに駆動軸75の突出長さが小さくなる。駆動軸75の突出長さが最大となるときをアクチュエータ32、46、54、66の初期状態とし、突出長さが最小となるときを最駆動状態とする。第1〜第3圧力制御弁91〜93は、第1〜第3アクチュエータ32、46、54に供給する負圧の大きさを調整可能であるため、第1〜第3アクチュエータ32、46、54は初期状態と最駆動状態との間の任意の駆動状態となることができる。一方、第4圧力制御弁91〜93は、第4アクチュエータ66に供給可能な圧力が元圧と大気圧の2つのみであるため、第4アクチュエータ66は初期状態及び最駆動状態の2つの状態となることができる。
可変ノズル機構30では、第1アクチュエータ32が初期状態であるときに各可変ノズルベーン30A間の流路断面積が最大となり、第1アクチュエータ32が最駆動状態であるときに各可変ノズルベーン30A間の流路断面積が最小となる。タービンバイパスバルブ45は、第2アクチュエータ46が初期状態であるときに全開となり、第2アクチュエータ46が最駆動状態であるときに全閉となる。ウェイストゲートバルブ52は、第3アクチュエータ54が初期状態であるときに全閉となり、第2アクチュエータ54が最駆動状態であるときに全開となる。コンプレッサバイパスバルブ65は、第4アクチュエータ66が初期状態であるときに全閉となり、第4アクチュエータ66が最駆動状態であるときに全開となる。
図4は、内燃機関1の運転状態、各アクチュエータ32、46、54、66の負圧消費量、各バルブ30、45、52、65の開度を示す図である。図4に示すように、可変ノズル機構30は、エンジン回転数が低い内燃機関1の低負荷運転状態で開度を小さくし、エンジン回転数の上昇に応じて開度を大きくし、エンジン回転数が高い内燃機関1の高負荷運転状態で開度を全開にする。可変ノズル機構30の作動によって、多段過給装置12に供給される排気圧が低い低負荷運転状態では、可変ノズルベーン30A間の流路が絞られて高圧段タービンブレード25に供給される排気圧力が増加し、排気圧が高い高負荷運転状態では、可変ノズルベーン30A間の流路が開かれて高圧段タービンブレード25に供給される排気圧力が低下する。可変ノズル機構30の作動を行うために、第1アクチュエータ32は、低負荷運転状態で負圧消費量が多くなり、高負荷運転状態で負圧消費量が少なくなる。
タービンバイパスバルブ45は、内燃機関1の低負荷運転状態で開度を全閉にし、エンジン回転数の上昇に応じて開度を大きくし、内燃機関1の高負荷運転状態で開度を全開にする。タービンバイパスバルブ45の作動によって、排気圧が低い低負荷運転状態では、タービンバイパス通路44が閉じられて排気の全量が高圧段タービン21Aを通過する。その後、運転状態が高負荷に変化すると、タービンバイパスバルブ45によってタービンバイパス通路44が開かれ、排気の大部分が高圧段タービン21Aを迂回して低圧段タービン22Aに直接に流れる。これにより、排気圧が高い状態では、高圧段過給装置21よりも低圧段過給装置22が使用される。タービンバイパスバルブ45は初期状態において全開であるため、第2アクチュエータ46は、タービンバイパスバルブ45の作動を行うために、低負荷運転状態で負圧消費量が多くなり、高負荷運転状態で負圧消費量が少なくなる。
ウェイストゲートバルブ52は、内燃機関1の低負荷運転状態で開度を全閉にし、エンジン回転数の上昇に応じて開度を大きくする。ウェイストゲートバルブ52の作動によって、排気圧が低い低負荷運転状態では、ウェイストゲート通路51が閉じられて排気の全量が低圧段タービン22Aを通過する。その後、運転状態が高負荷に変化すると、ウェイストゲートバルブ52によってウェイストゲート通路51が開かれ、排気の一部が低圧段タービン22Aを迂回して下流側に流れるようになる。これにより、過給圧の制御が可能になると共に、低圧段過給装置22の過回転が防止される。ウェイストゲートバルブ52は初期状態において全閉であるため、第3アクチュエータ54は、ウェイストゲートバルブ52の作動を行うために、低負荷運転状態で負圧消費量が少なくなり、高負荷運転状態で負圧消費量が多くなる。
コンプレッサバイパスバルブ65は、内燃機関1の低負荷運転状態で開度を全閉にし、内燃機関1の高負荷運転状態で開度を全開にする。コンプレッサバイパスバルブ65の作動によって、低負荷運転状態ではコンプレッサバイパス通路64が閉じられて吸気の全量が高圧段コンプレッサ21Bを通過し、高負荷運転状態ではコンプレッサバイパス通路64が開かれて吸気の大部分が高圧段コンプレッサ21Bを迂回して流れる。これにより、高圧段コンプレッサ21Bが吸気抵抗となることが防止される。コンプレッサバイパスバルブ65は初期状態において全閉であるため、第4アクチュエータ66は、コンプレッサバイパスバルブ65の作動を行うために、低負荷運転状態で負圧消費量が少なくなり、高負荷運転状態で負圧消費量が多くなる。
第1及び第2副通路87、88の第1分岐通路87A、88Aには、それぞれ絞り部97が設けられている。絞り部97は、第1分岐通路87A、88Aの内径よりも小さい内径を有する。絞り部97は、第1分岐通路87A、88Aを形成する管部材と一体に形成されてもよく、管部材に対して別体に形成された部品を管部材に組み込むことによって形成されてもよい。
絞り部97は、各副通路87、88の絞り部97よりも第2分岐通路87B、87C、88B、88C側が破損して大気圧になる場合に、絞り部97よりも主通路84側の負圧に与える影響を小さくする目的で設けられている。絞り部97の内径は、各副通路87、88の主通路側がブレーキブースタ86の作動を可能にする圧力以上に維持されるように設定されているとよい。また、絞り部97の内径は、各アクチュエータ32、46、54、66の応答時間を考慮して設定されるとよい。
第1副通路87の第2分岐通路87Cの第4圧力制御弁94と第4アクチュエータ66との間の部分には、絞り部98が設けられている。絞り部98は、第1副通路87の他の部分の内径よりも小さい内径を有する。絞り部98は、第2分岐通路87Cを形成する管部材と一体に形成されてもよく、管部材に対して別体に形成された部品を管部材に組み込むことによって形成されてもよい。例えば、絞り部98は、第2分岐通路87Cの内部に挿入される筒形のチップ部材の内孔によって形成されるとよい。絞り部98は、第4圧力制御弁94から第4アクチュエータ66に負圧又は大気圧が供給されるときに、圧力の伝達速度を低下させ、第4アクチュエータ66の開閉速度を低下させる。
以上のように、内燃機関1の多段過給装置12を制御するための負圧システム100は、各アクチュエータ32、46、54、66と、負圧ポンプ81、主通路84、第1及び第2副通路87、88、及び第1〜第4圧力制御弁91〜94を含む負圧供給装置80とによって構成される。
ECU95は、負圧供給装置80の異常を検出する異常診断部99を有する。異常診断部99は、内燃機関1の状態量に応じて予め設定された吸気圧の正常値のマップを有する。内燃機関1の状態量は、エンジン回転数や燃料噴射量、アクセルペダル踏込量や、車速等を含む。本実施形態では、状態量としてエンジン回転数及び燃料噴射量が採用され、これらに対して吸気圧の正常値が設定されている。なお、各バルブ30、45、52、65は、内燃機関1の状態量に応じて制御されるため、吸気圧の正常値のマップは各バルブ30、45、52、65の作動を考慮したものとなっている。
異常診断部99は、所定の制御周期毎(例えば、100ms)に図5に示すフロー図に従って異常診断制御を行う。ステップS1において、異常診断部99は、内燃機関1の状態量であるエンジン回転数及び燃料噴射量を取得し、これらに基づいてマップを参照して吸気圧の正常値を取得する。また、異常診断部99は、吸気圧センサ16によって検出された実際の吸気圧を取得する。そして、異常診断部99は、吸気圧の正常値と実際の吸気圧とに基づいて判断を行う。異常診断部99は、吸気圧の正常値と実際の吸気圧の差の絶対値が所定値以下の場合に、吸気圧が正常であり、各バルブ30、45、52、65が正常に作動していると判断し、異常診断を終了する。一方、異常診断部99は、吸気圧の正常値と実際の吸気圧の差の絶対値が所定値より大きい場合に、吸気圧が異常であり、各バルブ30、45、52、65のいずれかに異常が生じていると判断し、ステップS2に進んで異常部特定制御を行う。
異常診断部99は、図6に示す異常部特定制御のフロー図に従って、各バルブ30、45、52、65の内で異常が発生しているバルブを特定する。異常診断部99は、最初にステップS11において、内燃機関1の状態量に基づいて内燃機関1が、異常部特定制御に適した所定の低負荷運転状態であるか否かを判断する。以下の制御では、診断のために各バルブ30、45、52、65が開閉され、吸気圧が変動するため運転への影響が少ない低負荷運転状態において診断を行うものとする。本実施形態では、内燃機関1の状態量をエンジン回転数及び燃料噴射量とし、所定の低負荷運転状態をアイドル状態とする。異常診断部99は、内燃機関1が所定の低負荷運転状態でない場合には、エンドに進んで異常部特定制御を終了し、内燃機関1が所定の低負荷運転状態である場合にはステップS12に進む。
ステップS12以降は、可変ノズル機構30をバルブ1、タービンバイパスバルブ45をバルブ2、ウェイストゲートバルブ52をバルブ3、コンプレッサバイパスバルブ65をバルブ4として順に作動させ、作動に伴う吸気圧変化から各バルブ30、45、52、65の診断を行う。
異常診断部99は、ステップS12において、バルブの番号に対応したNを1とし、診断対象を可変ノズル機構30(バルブ1)に特定する。そして、異常診断部99は、ステップS13において、特定したバルブを開閉制御する。具体的には、通常時に閉じているバルブは、一度開き、その後に閉じるようにバルブに対応した圧力制御弁91〜94を制御する。通常時に開いているバルブは、一度閉じ、その後に開くようにバルブに対応した圧力制御弁91〜94を制御する。
異常診断部99は、ステップS14において、バルブを開閉制御したときの吸気圧の変化量が所定値以上であるか否かを判定する。すなわち、バルブが正常に開閉されたときに予想される吸気圧の変化が生じているか否かを判定することによって、バルブの作動が正常に行われたか否かを判定する。異常診断部99は、吸気圧の変化量が所定値未満である場合、特定したバルブに異常があると判断してエンドに進み、異常部特定制御を終了する。
異常診断部99は、ステップS14において、吸気圧の変化量が所定値以上である場合、特定したバルブに異常がないと判断してステップS15に進み、バルブの番号に対応したNに1を加えて診断対象となるバルブを変更する。この処理によって、診断対象となるバルブは、可変ノズル機構30(バルブ1)、タービンバイパスバルブ45(バルブ2)、ウェイストゲートバルブ52(バルブ3)、コンプレッサバイパスバルブ65(バルブ4)の順で変化する。
異常診断部99は、ステップS15の処理を行った後に、ステップS16においてバルブの番号に対応したNが4より大きいか否かを判定し、全てのバルブ30、45、52、65の診断が終了したか否かを判定する。異常診断部99は、Nが4以下の場合、ステップS13に戻り、新たに特定されたバルブについて診断を行い、Nが4より大きい場合、エンドに進み、異常部特定制御を終了する。
図5の異常診断制御及び図6の異常部特定制御によって、各バルブ30、45、52、65の固着等や各アクチュエータ32、46、54、66の破損等によって作動不良が生じているバルブを特定することができる。
以上のように構成した実施形態に係る負圧システム100の効果について説明する。負圧システム100では、絞り部98が第1副通路87の第4圧力制御弁94と第4アクチュエータ66の間の部分に設けられているため、第4圧力制御弁94によって第4アクチュエータ66に供給される圧力が負圧及び大気圧の間で切り換えられるときに、第4アクチュエータ66に生じる圧力変化が緩和されて、コンプレッサバイパスバルブ65の作動速度が緩やかになり、コンプレッサバイパスバルブ65と弁座68及び内壁67Cとの衝突音が低減される。
本実施形態では、異常診断のために低負荷運転状態においてコンプレッサバイパスバルブ65が開閉される。低負荷運転状態では内燃機関1の騒音が小さいため、比較的小さな音でも乗員に聞こえ易くなるが、絞り部98によってコンプレッサバイパスバルブ65の衝突音が低減されているため、この衝突音が乗員に感知され難く、かつ不快感を与え難くなる。
絞り部98は、第1副通路87の第2分岐通路87Cの一部に設ければよく、第2分岐通路87Cを形成する部材と別部材に形成して組み込むことも可能であるため、第2分岐通路87Cを小径化する場合よりも製造が容易であり、コストが抑制される。
絞り部98は、負圧ポンプ81と第4圧力制御弁94との間の部分ではなく、第4アクチュエータ66と第4圧力制御弁94との間の部分に設けられているため、第4アクチュエータ66に供給される圧力が負圧から大気圧に切り換えられる場合にもコンプレッサバイパスバルブ65の作動速度を緩やかにすることができる。大気圧は第4圧力制御弁94から入力されるため、仮に絞り部98が負圧ポンプ81と第4圧力制御弁94との間の部分に設けられた場合には、圧力が負圧から大気圧に切り換えられる場合にコンプレッサバイパスバルブ65の作動速度を緩やかにすることができない。
第1〜第3圧力制御弁91〜93は、リニアソレノイドであり、各バルブ30、45、52に調圧した圧力を供給することができるため、第1〜第3圧力制御弁91〜93と対応するアクチュエータ32、46、54の間に絞り部を設ける必要はない。
コンプレッサバイパス通路64は、高圧段過給装置21を使用しない運転状態において高圧段コンプレッサ21Bが吸気抵抗とならないように吸気を迂回させるものであるため、このコンプレッサバイパスバルブ65は全開及び全閉の2つ位置で制御されることが多く、また速い作動速度が要求されることも少ない。そのため、絞り部98を設けても、要求される作動速度を実現することが容易である。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。上記実施形態では、本発明に係る開閉弁を多段過給装置12のコンプレッサバイパスバルブ65とした例について説明したが、開閉弁をタービンバイパスバルブ45やウェイストゲートバルブ52とし、第2副通路88の第2アクチュエータ46と第2圧力制御弁92との間の部分、及び第2副通路88の第3アクチュエータ54と第3圧力制御弁93との間の部分に絞り部98を設けてもよい。この場合、第2及び第3圧力制御弁92、93は、供給される元圧(負圧)と大気圧のいずれかを対応するアクチュエータ46、54に供給するVSVとすることができる。また、本発明に係る開閉弁は、多段過給装置12のバルブに限らず、排気通路17と吸気通路11とを繋ぐEGR通路を開閉するEGRバルブ等に適用することもできる。
1 :内燃機関
12 :多段過給装置
16 :吸気圧センサ
21 :高圧段過給装置
21A :高圧段タービン
21B :高圧段コンプレッサ
22 :低圧段過給装置
22A :低圧段タービン
22B :低圧段コンプレッサ
30 :可変ノズル機構
32 :第1アクチュエータ
44 :タービンバイパス通路
45 :タービンバイパスバルブ
46 :第2アクチュエータ
51 :ウェイストゲート通路
52 :ウェイストゲートバルブ
54 :第3アクチュエータ
64 :コンプレッサバイパス通路
65 :コンプレッサバイパスバルブ
66 :第4アクチュエータ
67 :管部材
67C :内壁(規制部材)
68 :弁座(規制部材)
80 :負圧供給装置
81 :負圧ポンプ(負圧源)
92 :第2圧力制御弁
84 :主通路
86 :ブレーキブースタ
87、88 :副通路
87A、88A :第1分岐通路
87B、87C、88B、88C :第2分岐通路
91〜94 :圧力制御弁
95 :ECU
97 :絞り部
98 :絞り部
99 :異常診断部
100 :負圧システム

Claims (4)

  1. 内燃機関の負圧システムであって、
    規制部材に突き当たることによって全開又は全閉に保持される開閉弁と、
    圧力の供給を受けて前記開閉弁を全開側又は全閉側に駆動する圧力式アクチュエータと、
    負圧源である負圧ポンプと、
    前記圧力式アクチュエータと前記負圧ポンプとを接続する圧力供給通路と、
    前記圧力供給通路において前記圧力式アクチュエータの上流に設けられ、前記負圧ポンプからの負圧又は大気圧を前記圧力式アクチュエータに選択的に供給する制御弁と、
    前記内燃機関が低負荷運転状態であるときに、前記制御弁を制御することによって前記開閉弁を開閉して異常診断を行う異常診断装置と、
    前記圧力供給通路の前記負圧ポンプと前記制御弁との間の部分に設けられ、内径が前記圧力供給通路の内径よりも小さい第1絞り部と、
    前記圧力供給通路の前記圧力式アクチュエータと前記制御弁との間の部分に設けられ、内径が前記圧力供給通路の内径よりも小さい第2絞り部とを有することを特徴とする内燃機関の負圧システム。
  2. 前記圧力供給通路は、前記負圧ポンプに接続された主通路と、前記主通路と前記圧力式アクチュエータとを接続する分岐通路とを有し、
    前記主通路は、ブレーキブースタに接続し、
    前記制御弁は前記分岐通路に設けられ、
    前記第1絞り部は、前記分岐通路において前記主通路と前記制御弁との間の部分に設けられ、
    前記第2絞り部は、前記分岐通路において前記制御弁と前記圧力式アクチュエータとの間の部分に設けられることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の負圧システム。
  3. 前記開閉弁は、前記内燃機関の吸気通路又は排気通路に設けられ、
    前記異常診断装置は、前記開閉弁の開閉に伴う前記吸気通路の圧力又は前記排気通路の圧力に基づいて異常診断を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の負圧システム。
  4. 前記開閉弁は、高圧段過給装置及び低圧段過給装置を有する多段過給装置の高圧段コンプレッサを迂回するバイパス通路を開閉することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載の内燃機関の負圧システム。
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