JP2009085196A - レゾネータおよび吸気装置 - Google Patents

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Makoto Otsubo
誠 大坪
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Abstract

【課題】独立スロットル弁6を有する吸気装置2において、ポンプ等を追加することなくキャニスタ21のパージを行えるようにする。
【解決手段】レゾネータ1は、容積室11を形成するとともに吸気脈動により振動する薄膜12と、容積室11と吸気管7の内部とを接続する第1流路13を開閉し、薄膜12の振動に伴う容積室11の縮小により開弁する第1逆止弁14と、キャニスタ21の内部と容積室11とを接続する第2流路15を開閉し、薄膜12の振動に伴う容積室11の拡大により開弁する第2逆止弁16とを備える。これにより、レゾネータ1は、キャニスタ21の内部から吸気管7の内部へ気体を流すためのポンプとして機能する。このため、新規のポンプ等を追加することなくキャニスタ21のパージを行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸気脈動により振動するレゾネータ、およびこのレゾネータを備える吸気装置に関する。
従来から、スロットル弁下流側の吸気管に生じる負圧を利用して、キャニスタのパージや、クランク室からのブローバイガスの吸引(以下、PCVと略す)を行う技術が公知である(例えば、特許文献1、2参照)。
しかし、近年のリーンバーンエンジン、または独立スロットルもしくはスロットルレスを採用するエンジンでは、吸気管に負圧が発生しなかったり、負圧の発生部位がごく狭い範囲に限定されたりして負圧を利用することができない。
このため、リーンバーンエンジン等では、負圧を得ることのみを目的として吸気管に弁を配して流路を絞ったり、別途にポンプを配してポンプ動力によりキャニスタのパージやPCVを行ったりする必要がある。そして、このような弁やポンプの追加は、当然にコストアップおよび燃費の悪化につながる。
なお、吸気管の負圧を利用できる通常のエンジンでも、高負荷時のように、燃焼室への吸気量が多くなって負圧が生じにくい状態がしばしば発生する。このため、通常のエンジンにおいて充分な負圧が生じないときでも、キャニスタのパージやPCVを行えるようにする要請がある。
特開平5−33734号公報 特開平6−10645号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、吸気管の負圧を利用できないリーンバーンエンジン等において、ポンプ等を追加することなくキャニスタのパージやPCVを行えるようにすることにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載のレゾネータは、自身よりも高剛性の他部材とともに容積室を形成し、吸気脈動により振動する薄膜と、容積室に接続する第1流路を開閉し、薄膜の振動に伴う容積室の縮小により開弁して容積室から気体の流出を促す第1逆止弁と、第1流路とは別に容積室に接続する第2流路を開閉し、薄膜の振動に伴う容積室の拡大により開弁して容積室への気体の流入を促す第2逆止弁とを備える。
これにより、レゾネータは、第2流路の反容積室側の流路端から第1流路の反容積室側の流路端へ気体を流すための駆動力を付与する動力源(ポンプ)として機能する。このため、例えば、第2流路の反容積室側の流路端をクランク室に接続し、第1流路の反容積室側の流路端を吸気管に接続すれば、クランク室のブローバイガスを吸気管に流入させて燃焼室に導くことができる。
このように、既存のレゾネータをポンプとして機能できるように改変することで、リーンバーンエンジン等において、新規のポンプ等を追加することなくキャニスタのパージやPCVを行うことができる。また、このレゾネータを用いれば、通常のエンジンにおいて充分な負圧が生じないときでも、キャニスタのパージやPCVを行うことができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載のレゾネータは、第1流路および第2流路の少なくとも一方に配され、各々の流路開度を可変する弁装置を備える。
これにより、第1、第2流路を通過する気体の流量を可変して容積室の圧力等を操作できる。このため、レゾネータの共鳴周波数を可変することができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3に記載の吸気装置は、請求項1または請求項2に記載のレゾネータを備え、第1流路により容積室と吸気管の内部とが接続され、第1逆止弁が開弁することで容積室から吸気管の内部への気体の流出が促され、第2流路により容積室とキャニスタの内部とが接続され、第2逆止弁が開弁することでキャニスタの内部から容積室への気体の流入が促される。
この手段は、第2流路の反容積室側の流路端をキャニスタ内部に接続することで、レゾネータを、キャニスタのパージを行うポンプとして機能させるものである。
〔請求項4の手段〕
請求項4に記載の吸気装置は、請求項1または請求項2に記載のレゾネータを備え、第1流路により容積室と吸気管の内部とが接続され、第1逆止弁が開弁することで容積室から吸気管の内部への気体の流出が促され、第2流路により容積室とクランク室とが接続され、第2逆止弁が開弁することでクランク室から容積室への気体の流入が促される。
この手段は、第2流路の反容積室側の流路端をクランク室に接続することで、レゾネータを、PCVを行うポンプとして機能させるものである。
最良の形態1のレゾネータは、自身よりも高剛性の他部材とともに容積室を形成し、吸気脈動により振動する薄膜と、容積室に接続する第1流路を開閉し、薄膜の振動に伴う容積室の縮小により開弁して容積室から気体の流出を促す第1逆止弁と、第1流路とは別に容積室に接続する第2流路を開閉し、薄膜の振動に伴う容積室の拡大により開弁して容積室への気体の流入を促す第2逆止弁とを備える。
そして、このレゾネータを備える吸気装置によれば、第1流路により容積室と吸気管の内部とが接続され、第1逆止弁が開弁することで容積室から吸気管の内部への気体の流出が促され、第2流路により容積室とキャニスタの内部とが接続され、第2逆止弁が開弁することでキャニスタの内部から容積室への気体の流入が促される。
最良の形態2のレゾネータは、第1流路および第2流路の少なくとも一方に配され、各々の流路開度を可変する弁装置を備える。
〔実施例1の構成〕
実施例1のレゾネータ1、およびレゾネータ1を備える吸気装置2の構成を、図1および図2を用いて説明する。
レゾネータ1は、吸気脈動により振動することで、吸気音を低減するとともに吸気を促進してエンジン出力を向上させるものである。
また、吸気装置2は、エンジン3の燃焼室4へ吸気を供給するものであり、例えば、吸気通路をなすインテークマニホールド5、インテークマニホールド5の分岐管の各々に配される独立スロットル弁6、インテークマニホールド5の分岐前の吸気管7に装着されるレゾネータ1等により構成される。
レゾネータ1は、容積室11を形成するとともに吸気脈動により振動する薄膜12と、容積室11に接続する第1流路13を開閉する第1逆止弁14と、第1流路13とは別に容積室11に接続する第2流路15を開閉する第2逆止弁16とを備える。
薄膜12は、自身よりも高剛性の他部材19とともに容積室11を形成し、吸気管7の内部に露出するように装着されている。そして、レゾネータ1は、薄膜12の厚さ、弾性係数および容積室11の容積、圧力等に応じて決まる共鳴周波数にてピークを示す振動特性を有する(図3参照)。すなわち、薄膜12は、エンジン回転数に応じて決まる振幅で振動することで、吸気音を低減するとともに吸気を促進する。そして、エンジン回転数が共鳴周波数に略一致するときに、吸気音低減効果および吸気促進効果が最大になる。
第1逆止弁14は、薄膜12の振動に伴う容積室11の縮小により開弁して容積室11から気体の流出を促すように組み付けられている。ここで、第1流路13の2つの流路端の内、容積室11に接続する流路端とは反対側の流路端は吸気管7の内部に接続している。すなわち、第1流路13により容積室11と吸気管7の内部とが接続され、第1逆止弁14が開弁することで容積室11から吸気管7の内部への気体の流出が促される。
第2逆止弁16は、薄膜12の振動に伴う容積室11の拡大により開弁して容積室11への気体の流入を促すように組み付けられている。ここで、第2流路15の2つの流路端の内、容積室11に接続する流路端とは反対側の流路端はキャニスタ21の内部に接続している。すなわち、第2流路15により容積室11とキャニスタ21の内部とが接続され、第2逆止弁16が開弁することでキャニスタ21の内部から容積室11への気体の流入が促される。
〔実施例1の効果〕
実施例1のレゾネータ1は、容積室11を形成するとともに吸気脈動により振動する薄膜12と、容積室11と吸気管7の内部とを接続する第1流路13を開閉し、薄膜12の振動に伴う容積室11の縮小により開弁して容積室11から気体の流出を促す第1逆止弁14と、キャニスタ21の内部と容積室11とを接続する第2流路15を開閉し、薄膜12の振動に伴う容積室11の拡大により開弁して容積室11への気体の流入を促す第2逆止弁16とを備える。
これにより、レゾネータ1は、キャニスタ21の内部から吸気管7の内部へ気体を流すための駆動力を付与する動力源(ポンプ)として機能する。このため、独立スロットル弁6を有する吸気装置2において、レゾネータ1をポンプとして機能させることで、新規のポンプ等を追加することなくキャニスタ21のパージを行うことができる。
なお、実施例1のレゾネータ1によれば、第1、第2流路13、15の接続により、容積室11の空気バネ特性が変化して吸気音低減効果が減少することが懸念される。しかし、容積室11を若干大きめに設定する等の簡単なチューニングにより、吸気音低減効果の減少を防止することができる。
実施例2のレゾネータ1は、第1、第2流路13、15の各々の流路開度を可変する弁装置23、24を備える。弁装置23、24は、例えば、電動モータ(図示せず)の出力により弁体(図示せず)を駆動することで流路開度を可変するものである。そして、弁装置23、24によれば、例えば、エンジン回転数に応じて電動モータが駆動され、流路開度が可変される。
これにより、第1、第2流路13、15を通過する気体の流量を可変して容積室11の圧力等を操作できるので、レゾネータ1の共鳴周波数を可変することができる。
また、エンジン3の始動時のように、パージガスに含まれる燃料蒸気が多い時に、弁装置23、24により第1、第2流路13、15の流路開度を低下させ、過剰な燃料がエンジン3に供給されないようにすることができる。
〔変形例〕
実施例1、2のレゾネータ1によれば、第2流路15により容積室11とキャニスタ21の内部とが接続されていたが、第2流路15により容積室11とクランク室とを接続してもよい。これにより、レゾネータ1のポンプ機能を利用してPCVを行うことができる。
また、実施例1、2の吸気装置2は、独立スロットル弁6を有するエンジン3(独立スロットル型エンジン)に吸気を供給するものであったが、吸気装置2によりリーンバーンエンジンやスロットルレス型エンジンに吸気を供給するようにしてもよく、吸気管7の負圧をキャニスタ21のパージやPCVに利用できる通常型エンジンに吸気を供給するようにしてもよい。吸気装置2により通常型エンジンに吸気を供給する場合、高負荷時のように充分な負圧が生じないときでも、レゾネータ1のポンプ機能によりキャニスタ21のパージやPCVを行うことができる。
また、実施例2のレゾネータ1は、第1、第2流路13、15の両方に弁装置23、24を備えていたが、第1流路13のみに弁装置23を配したり、第2流路15のみに弁装置24を配したりしても、共鳴周波数を可変することができる。
レゾネータの構成を示す説明図である(実施例1)。 吸気装置の構成を示す説明図である(実施例1)。 レゾネータの振動特性を示す特性図である(実施例1)。 レゾネータの構成を示す説明図である(実施例2)。
符号の説明
1 レゾネータ
2 吸気装置
7 吸気管
11 容積室
12 薄膜
13 第1流路
14 第1逆止弁
15 第2流路
16 第2逆止弁
19 他部材
21 キャニスタ
23、24 弁装置

Claims (4)

  1. 自身よりも高剛性の他部材とともに容積室を形成し、吸気脈動により振動する薄膜と、
    前記容積室に接続する第1流路を開閉し、前記薄膜の振動に伴う前記容積室の縮小により開弁して前記容積室から気体の流出を促す第1逆止弁と、
    前記第1流路とは別に前記容積室に接続する第2流路を開閉し、前記薄膜の振動に伴う前記容積室の拡大により開弁して前記容積室への気体の流入を促す第2逆止弁とを備えるレゾネータ。
  2. 請求項1に記載のレゾネータにおいて、
    前記第1流路および前記第2流路の少なくとも一方に配され、各々の流路開度を可変する弁装置を備えることを特徴とするレゾネータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレゾネータを備え、
    前記第1流路により前記容積室と吸気管の内部とが接続され、前記第1逆止弁が開弁することで前記容積室から前記吸気管の内部への気体の流出が促され、
    前記第2流路により前記容積室とキャニスタの内部とが接続され、前記第2逆止弁が開弁することで前記キャニスタの内部から前記容積室への気体の流入が促されることを特徴とする吸気装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載のレゾネータを備え、
    前記第1流路により前記容積室と吸気管の内部とが接続され、前記第1逆止弁が開弁することで前記容積室から前記吸気管の内部への気体の流出が促され、
    前記第2流路により前記容積室とクランク室とが接続され、前記第2逆止弁が開弁することで前記クランク室から前記容積室への気体の流入が促されることを特徴とする吸気装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04347312A (ja) * 1991-05-21 1992-12-02 Nippondenso Co Ltd 騒音防止装置
JP2007198163A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Denso Corp 吸気装置
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