JP4859382B2 - イオン水生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水を電解槽にて電気分解しイオン水を生成するイオン水生成装置に関し、特に、極性を逆転して電圧を印加する逆電圧の制御に関する。
本発明の背景技術となるイオン水生成装置は、特許第3454556号公報に開示されるものがある。以下、この背景技術のイオン水生成装置を説明する。
背景技術のイオン水生成装置は、供給水を複数の電極の間に隔膜を設けた電解槽に導入し、電気分解することによりアルカリイオン水と酸性水とを生成するものであって、各電極に印加する電圧を一定周期内で逆転させ、かつ、順電圧の積分値と逆電圧の絶対値の積分値との比が24:1から35:1の範囲内になるように電圧値及び電圧印加時間が設定されているものである。
この背景技術のイオン水生成装置によれば、長時間使用しても付着物が電極等に多量に生じない。
特許第3454556号
前記背景技術のイオン水生成装置は、以上のように構成されており、電圧を縦軸、時間を横軸とした場合の積分値が所定比となるように電圧値及び電圧印加時間を設定するものであり、流量に変化が生じた場合であってもかかる流量の変化に対応して電圧を制御するものではなく、逆電圧の制御も流量により変化しないという課題を有する。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、流量に変化が生じた場合であってもスケールを適切に除去する逆電圧を印加するイオン水生成装置を提供することを目的とする。
本発明に係るイオン水生成装置は、電極が配設された電解槽に電圧を印加してイオン水を生成し、当該イオン水の生成モードで、イオン水を生成するための電圧を印加する順電圧期間と、イオン水を生成するのとは逆極性の電圧を印加する逆電圧期間とが、周期的に繰返されるイオン水生成装置において、
装置内に流入する流量を検出する流量センサーで検出された流量の変化に応じて、制御回路が、順電圧の印加時間を流量に合わせて調整すると共に逆電圧の印加時間は固定として、順電圧の印加時間に対する逆電圧の印加時間の割合を変化させつつ、逆電圧の電圧を変化させ、かつ、前記順電圧期間における順電圧の積分値の絶対値と、前記逆電圧期間における逆電圧の積分値の絶対値とが、所定比であるように、制御回路が、逆電圧の電圧を制御するものである。
このように本発明においては、流量センサーで検出した流量に基づいて逆電圧を印加するので、電解槽に流入してくる水の流入量が変化し、この変化に応じてイオン水生成に消費される消費電力が増減する場合に、逆電圧の制御も水の流量に基づいてなされており、スケール除去の目的に沿った逆電圧の印加が適切になされる。適切になされるとは、スケール除去のための逆電圧が過剰でもなく、過小でもないことを意味する。流量が減ると水の流入量が減少して印加される順電圧が小さくなり、イオン水生成に使用される消費電力が減少するため、スケール除去のための逆電圧の消費電力も少なくてよい。一方、流入が増加すると水の流入量が増加して印加される順電圧が大きくなり、イオン水生成に使用される消費電力が増加するため、スケール除去のための逆電圧の消費電力も多く必要となる。
そして、本発明においては、順電圧と逆電圧の積分値の絶対値の比が所定比であるように順電圧と逆電圧の電圧及び電圧印加時間を制御するので、順電圧の電圧及び電圧印加時間の変化に追随して所定比の元に逆電圧の電圧及び電圧印加時間も変化し、順電圧の電圧及び電圧印加時間に変化が生じた場合であってもそれに対応した逆電圧を印加して過不足なくスケールを除去することができる。
また、流入センサーで検出した流入量に基づいて逆電圧の電圧を制御するので、イオン水生成のための電圧印加に使用するエネルギーに対応してスケール除去のための電圧印加に使用するエネルギーも増減し、過不足なく適切にスケールを除去することができる。特に、逆電圧の電圧を制御する場合で逆電圧の印加時間を変化させない場合には、順電圧及び逆電圧を含めた処理時間が同じとなる。逆電圧の印加時間が一定であり長くなることがないため、pHの安定性に繋がる。逆電圧の印加時間が長いのと比べ、短時間で高い電圧を印加することで、電極に流れる突発の程度が高く、スケールの除去をし易くなる。
また、本発明に係るイオン水生成装置は必要に応じて、前記逆電圧の最大電圧が、前記順電圧期間における順電圧の最大電圧の1倍より大きく且つ3倍以下であるものである。
このように本発明においては、逆電圧の最大電圧が順電圧の最大電圧よりも大きくて短い時間で適切にスケール防止をすることができると共に、逆電圧の最大電圧が順電圧の最大電圧の3倍以下となっており、回路構成上順電圧の過電圧を適切に検出することができ、安全である。
また、本発明に係るイオン水生成装置は必要に応じて、流量センサーで検出した流量に変化が生じた場合、前記順電圧期間と逆電圧期間の繰返し周期の複数周期後、又は所定時間後に、制御回路が、前記逆電圧の電圧を変化させる制御を実行するものである。
このように本発明においては、流量センサーで継続して流量を検出しているときに、流量の変化が生じて逆電圧の制御を行う場合に、所定周期又は所定時間後にかかる逆電圧の制御を行っているので、流量が短い時間で変化している場合であってもかかる変化全てに追随して逆電圧の制御を行わず、適切な間隔での制御を行って必要性の少ない処理のための動作を回避することができる。例えば、一時的に流量が変化した場合に逆電圧の制御をしなくて済む。
また、本発明に係るイオン水生成装置は必要に応じて、量センサーで検出した流量変化が生じた場合に、流量の変化分が所定範囲内であれば、制御回路が、流量の変化に応じた前記逆電圧の電圧を変化させる制御を実行しないものである。
このように本発明においては、流量センサーで検出した流量に変化が生じた場合であっても、流量の変化分が所定範囲内であるとき、逆電圧の制御を実行しないので、わずかな流量の増減により、必要性の低い動作を行うことを抑制することができる。逆電圧の制御を実行しないとは、逆電圧をまったく印加しないということではなく、流量の変化に伴い異なる逆電圧の制御をしないということである。
また、本発明に係るイオン水生成装置は必要に応じて、流量と逆電圧の電圧及び/又は印加時間とをあらかじめ対応づけて記録する記憶手段を有し、制御回路が、前記逆電圧の電圧を変化させる制御を行う場合に、流量センサーで検出した流量に対応する逆電圧の電圧を記憶手段から読み出し、読み出した逆電圧の電圧に従い逆電圧を印加するものである。
このように本発明においては、流量センサーで検出した流量に変化が生じた場合に、流量と逆電圧の電圧及び/又は印加時間とを対応させた記憶手段から変化後の流量に対応する逆電圧の電圧及び/又は印加時間を読み出し、当該逆電圧の電圧及び/又は印加時間に従って逆電圧を印加するので、逆電圧の制御が記憶手段に記憶されたデータに基づいてなされ、安定した動作を実現することができる。逆電圧の電圧及び/又は印加時間を動的に演算して求める場合には、演算に伴う遅延だけでなく、高機能なマイコンを配設する必要があり、コスト高となってしまう。記憶手段に記録されている流量は、流量の範囲であることが望ましい。流量の範囲が小さければきめ細かい制御が可能となる。流量の範囲が大きければデータの読み出し回数の減少及びメモリの確保領域の減少を望める。
また、本発明に係るイオン水生成装置は必要に応じて、順電圧期間と逆電圧期間の繰返し周期の複数周期又は所定時間の間に装置内に流入してきた流入量に基づいて、逆電圧の電圧を制御するものである。
このように本発明においては、所定周期の間の流入量又は所定時間の流入量に基づいて逆電圧を制御するので、流量に変化が生じる度に逆電圧の制御を行うものと比べ、動作の安定性に優れ、正確にスケールを除去することができる。すなわち、流量の一時の変化に左右されずに安定的に動作する。この所定時間の間に、流量が増加し、その後に減少した場合には、その変化分が相殺されて、逆電圧の制御がなされることとなる。
また、本発明に係るイオン水生成装置は必要に応じて、流量に基づいて電解槽の電極に印加する順電圧の電圧を制御するものである。
このように本発明においては、流量に基づいて順電圧及び/又は順電圧の印加時間を制御するイオン水生成装置に適用した場合には、流量に基づいて適切な順電圧制御がなされ所望のpHのイオン水を生成することができると共に、流量に基づいて適切な逆電圧制御がなされスケールの付着を防止することができる。また、順電圧制御も逆電圧制御も流量に基づいて制御しており、流量以外のものを検出する必要がなく、簡易な制御で実現することができる。
また、本発明に係るイオン水生成装置は、電極が配設された電解槽に電圧を印加してイオン水を生成し、当該イオン水生成中に逆電圧を印加するイオン水生成装置において、電解槽に配設された電極での消費電力に基づいて、逆電圧を制御するものである。このように本発明においては、電解槽の電極で消費される電力に基づき逆電圧を制御するので、電解槽の電極の電圧及び電圧印加時間だけでなく、電流も加味され実際にスケール必要な逆電圧を印加することができる。水質により水の導電率は変化するため、それに応じた逆電圧の制御を実現することができる。
これら前記の発明の概要は、本発明に必須となる特徴を列挙したものではなく、これら複数の特徴のサブコンビネーションも発明となり得る。
本発明は多くの異なる形態で実施可能である。したがって、下記の各実施形態の記載内容のみで解釈すべきではない。また、各実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
(本発明の第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るイオン水生成装置について、図に基づき説明する。
本実施形態に係るイオン水生成装置は、電極が配設された電解槽10に電圧を印加してイオン水を生成し、このイオン水生成中に逆電圧を印加するものであって、装置内に流入する流量を検出する流量センサー51で検出された流量に基づいて、制御回路50が逆電圧を制御する構成である。より詳細には、流量センサー51で検出された流量に基づいて、制御回路50が逆電圧の電圧を制御するものである。さらに、流量と逆電圧の電圧とを対応づけて記録する記憶手段であるROM54を有し、流量センサー51で流量を検出した場合に、制御回路50が検出した流量に対応する逆電圧の電圧をROM54から読み出し、制御回路50が読み出した逆電圧の電圧に従い逆電圧を印加するものである。ここで、記憶手段をROM54としたが、これに限定されることなく、ハードディスクやフロッピーディスクなどの外部記憶装置(補助記憶装置)や、RAM、PROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリであってもよい。
[据え置きタイプのイオン水生成装置]
図1に示すように本実施形態に係るイオン水生成装置は、第1の電極板11が中央に位置し、この第1の電極板11を挟み込むように位置する2つの電極板(第2の電極板12、第3の電極板13)を有する電解槽10を備える。この電解槽10は、第1の電極板11と第2の電極板12との間、及び、第1の電極板11と第3の電極板13との間にそれぞれ隔壁14を有し、これら電極板11、12、13、隔壁14により4つの電解室15、16、17、18を構成し、それぞれ、第1の電解室15、第2の電解室16、第3の電解室17、第4の電解室18とする。第2の電極板16と第3の電極板17は、電源部61からの供給を受け、陰極板又は陽極板となり、同一極の電極板となる。一方、第1の電極板11は、第2の電極板12と第3の電極板13の極とは逆の極となって、すなわち、第2の電極板12と第3の電極板13が陰極板となっている場合には陽極板となり、逆に、第2の電極板12と第3の電極板13が陽極板となっている場合には陰極板となる。各電解室15、16、17、18には水の流入口と流出口が設けられており、流出口は補助電解槽20への補助電解槽水路81が接続されている。第1の電解室15と第4の電解室18の補助電解槽水路81は合流し1つの補助電解槽水路81となって補助電解槽20の第2の補助電解室25の流入口と接続し、同様に、第2の電解室16と第3の電解室17の補助電解槽水路81は合流し1つの補助電解槽水路81となって補助電解槽20の第1の補助電解室24の流入口と接続する。
補助電解槽20は、第1の補助電極板21、第2の補助電極板22及び隔壁23からなり、電解槽10を通水してきた水を再び電解することができ、ここでの電解は活性水素量を増加させるために行う。この補助電解槽20の第1の補助電解室24の流出口は排出水路72と接続しており、かかる排出水路82上には排出口62近辺に電磁弁63が配設されている。他方、補助電解槽20の第2の補助電解室25の流出口は吐水水路87と接続しこの吐水水路87の先端が電解水吐水口64となっている。
第1の電解室15、第2の電解室16、第3の電解室17及び第4の電解室18の流入口にはそれぞれ電解槽水路83が接続されているが、この電解槽水路83は手前で合流している。この合流した電解槽水路83は一方が排出水路82と逆止弁65を介して接続している。
前記電解槽10は、水道管66から水道蛇口67を介して水の供給を受けるわけであるが、水道蛇口67には分岐栓68が配設され、かかる分岐栓68に給水ホース69の一方が接続し、給水ホース69の他方が下浄水カートリッジ31の流入口と接続されている。下浄水カートリッジ31は、主に活性炭が充填してある。下浄水カートリッジ31の流出口は上浄水カートリッジ水路74を介して上浄水カートリッジ32の流入口と接続している。上浄水カートリッジ32は、金属メッシュや布材、ろ紙などの比較的粗いフィルター以外に中空糸膜のような雑菌等まで除去可能なろ過手段である。上浄水カートリッジ32の流出口は流量センサー水路85を介して流量センサー51の流入口と接続している。流量センサー51は、流水量を測定可能に構成され、例えば、流量センサー51中央部にプロペラを設け、かかるプロペラの回転数により流水量を測定するものである。流量センサー51の流出口は、水路切替水路86の一方と接続し、水路切替水路86の他方が水路切替52の流入口と接続している。水路切替52は、流入口1つに対し、流出口を2つ持ち、一方の流出口が水路を介して食塩添加筒41と接続し、他方の流出口が水路を介してカルシウム添加筒42と接続し、切替を操作することで、流入口と一方の流出口が流通可能状態となる。食塩添加筒41には、電解槽で水を強酸性にするために食塩(Nacl)を添加可能に備えてある。他方、カルシウム添加筒42には、流入口から流入してくる水にカルシウムを添加可能に備えてある。食塩添加筒41の流出口に接続されている水路とカルシウム添加筒42に接続されている水路は合流しており、合流前の食塩添加筒41の流出口に接続されている水路上に逆止弁70が設けられている。
イオン水生成装置は既に説明したイオン水生成装置の構成要素の一部を各種制御する制御回路50も備えている。かかる制御回路50は制御するため、流量センサー51、水路切替52に備えてある強酸性検知スイッチ53、第1の電極板11、第2の電極板12、第3の電極板13、第1の補助電極板21、第2の補助電極板22と電気的に接続している。流量センサー51は、検出した電気信号を制御回路50に出力し、制御回路50は流量センサー51からの電気信号により通水量を計算する。強酸性検知スイッチ53は、手動又は自動で切替可能な水路切替52が現在の切替状態を制御回路50に電器信号として出力する。第1の電極板11、第2の電極板12、第3の電極板13、第1の補助電極板21及び第2の補助電極板22は、制御回路50と間接的に接続され、制御回路50が使用者のパネル操作により与えられた制御信号に基づき特定の電極板11、12、13、21、22に電圧印加を行う。したがって、第1の電極板11、第2の電極板12、第3の電極板13、第1の補助電極板21及び第2の補助電極板22は、電源部61と電気的に接続され、制御回路50はかかる電源回路からの電気の供給を制御している。
前記パネル90は本イオン水生成装置の前面側中央に配設され、図3に示すように、使用者が操作可能なボタンとして、電源ボタン90a、ORP表示ボタン90b、通水量表示ボタン90c、強アルカリ水供給ボタン90d、第1レベルのアルカリ水供給ボタン90e、第2レベルのアルカリ水供給ボタン90f、第3レベルのアルカリ水供給ボタン90g、浄水供給ボタン90h、酸性水供給ボタン90i、衛生水(強酸性水)供給ボタン90j、寿命設定上ボタン90k、寿命設定下ボタン90l及びリセットボタン90mがある。また、ペーハー(pH)、ORP、通水量等の情報を表示する7セグメントLED91をも備える。電源ボタン90aは、本イオン水生成装置を起動させるためのボタンであり、どのような状態であっても有効なボタンである。電源ボタン90aを押下しても、排水処理等処理が途中であるものが終了していない場合はそれらの処理が終了して電源が落ちるようにすることが好ましい。ORP表示ボタン90bは、前記7セグメントLED91に現在の水のORPを表示させるためのボタンである。通水量表示ボタン90cは、前記7セグメントLED91に現在の水の通水量を表示させるためのボタンである。強アルカリ水供給ボタン90dは、本イオン水生成装置に強アルカリ水の生成を指示するためのボタンであり、ボタンが有効となれば点灯する。強アルカリ水は、例えば、ペーハー(pH)が10.5であり、煮物、アク抜き、野菜ゆで等に使用することができる。第1レベルのアルカリ水供給ボタン90eは、本イオン水生成装置に第1レベルのアルカリ水の生成を指示するためのボタンであり、ボタンが有効となれば点灯する。第1レベルのアルカリ水は、例えば、ペーハー(pH)が9.5であり、料理、お茶等に使用することができる。第2レベルのアルカリ水供給ボタン90fは、本イオン水生成装置に第2レベルのアルカリ水の生成を指示するためのボタンであり、ボタンが有効となれば点灯する。第2レベルのアルカリ水は、例えば、ペーハー(pH)が9.0であり、炊飯等に使用することができる。第3レベルのアルカリ水供給ボタン90gは、本イオン水生成装置に第3レベルのアルカリ水の生成を指示するためのボタンであり、ボタンが有効となれば点灯する。第3レベルのアルカリ水は、例えば、ペーハー(pH)が8.5であり、飲み始めの水等として使用することができる。浄水供給ボタン90hは、本イオン水生成装置にイオン水を生成することなく水道水からの水をそのまま通水させることを指示するためのボタンであり、ボタンが有効となれば点灯する。酸性水供給ボタン90iは、本イオン水生成装置に酸性水の生成を指示するためのボタンであり、ボタンが有効となれば点灯する。酸性水は、例えば、ペーハー(pH)が5.5であり、洗顔、麺ゆで、茶渋とり等に使用することができる。衛生水供給ランプ90jは、本イオン水生成装置に衛生水の生成モードであることを示すものであり、ボタンが有効となれば点灯する。衛生水は、例えば、ペーハー(pH)が2.5である。寿命設定上ボタン90kは、上浄水カートリッジ42の種類に応じて寿命も異なるため、前記上浄水カートリッジ42の寿命を設定するものであり、このボタンは、通常であれば、カートリッジを交換した時に今まで使用してきたカートリッジと異なるカートリッジをセットして使用する場合に1回行われるものである。寿命設定下ボタン90lも、前記寿命設定上ボタン90kと同様なものであり、下浄水カートリッジ31に対するものである点のみ異なる。リセットボタン90mは、現在まで積算されてきた通水量である積算通水量をリセットするものであり、実際には、制御回路50に存在する積算通水量カウンタをクリアする。このリセットボタン90mは、2秒長押しで有効となり、誤って押下されて積算通水量がリセットされるのを防止している。このリセットボタン90mは、上浄水カートリッジ32、又は、下浄水カートリッジ31を交換した場合に、行われる。前記強アルカリ水供給ボタン90d、第1レベルのアルカリ水供給ボタン90e、第2レベルのアルカリ水供給ボタン90f、第3レベルのアルカリ水供給ボタン90g、浄水供給ボタン90h、酸性水供給ボタン90iの機能水の通水モードを示すボタンは、現在有効となっているボタンが点灯し、使用者に視認可能となっている。この他、電解槽10内の温度上昇が生じた場合に、使用者に知らせるための温度上昇ランプ、上浄水カートリッジ32の交換を促す上浄水カートリッジ交換時期ランプ90p、下浄水カートリッジ31の交換を促す下浄水カートリッジ交換時期ランプ90qも操作パネル90上に配設されている。他に、洗浄中ランプ90n及びすすぎランプ90oがある。選択されている機能水の種類を示す発光とは、本実施形態においては、強アルカリ水供給ボタン90d、第1レベルのアルカリ水供給ボタン90e、第2レベルのアルカリ水供給ボタン90f、第3レベルのアルカリ水供給ボタン90g、浄水供給ボタン90h、酸性水供給ボタン90i及び衛生水供給ランプ90jであり通水モードの表示である。ここで、本実施形態ではボタンとランプとを組み合わせたボタンであるが、別々の構成のものでもよい。
既に、各ボタンで説明した通り、本イオン水生成装置においては、大きく分けて、アルカリ水を供給するアルカリ水生成モード、浄水を供給する浄水モード、酸性水を供給する酸性水生成モード、衛生水を供給する衛生水生成モードの4つの生成モード(通水モード)がある。そして、アルカリ水生成モードには、アルカリ性の強い順に、強アルカリ水生成モード、第1レベルのアルカリ水生成モード、第2レベルのアルカリ水生成モード、第3レベルのアルカリ水生成モードがある。アルカリ水生成モードでは、前記電磁弁63が開いた状態で、制御回路50の制御により第2の電極板12及び第3の電極板13を陰極板とし、第1の電極板11を陽極板とする。各レベルのアルカリ水生成モードでは、印加する電圧が異なり、強アルカリ水生成モード、第1レベルのアルカリ水生成モード、第2レベルのアルカリ水生成モード、第3レベルのアルカリ水生成モードの順に相対的に高い電圧が印加される。浄水モードでは、電磁弁63を閉じた状態で、どの電極板11、12、13にも電圧を印加せず、すなわち、電解しない。ここで、電磁弁63を閉じることで、無駄な水が排出口63から排出されることがなくなる。酸性水生成モードでは、前記アルカリ水生成モードとは逆で、制御回路50の制御により第2の電極板12及び第3の電極板13を陽極板とし、第1の電極板11を陰極板とする。
以上の生成モードを生成状態とすると、本イオン水生成装置には他の状態が存在し、電源が投入されていないパワーオフ状態、待機状態、排水状態、捨て水状態、洗浄状態、生成停止状態、リトライ状態、すすぎ状態及び消灯待機状態がある。
前記ROM54には、流量と逆電圧の電圧とが対応づけられた図5に示す流量−逆電圧対応テーブルを構成している。この流量−逆電圧対応テーブルは、流量の範囲及び逆電圧の他、順電圧の印加時間(不定の位相オン期間)が、第1レベルのアルカリ水生成モード、第2レベルのアルカリ水生成モード、第3レベルのアルカリ水生成モード毎に対応づいて作成されている。ここで、逆電圧の印加時間は40ないし50[msec]の固定とする(図5内では50[msec])。制御回路50は、電解槽10に流れる電流値又は印加される電圧をA/Dで取り込み検出している。また、本イオン水生成装置では、安全上3.3[v]より大きな電流が流れると過電流と判定する回路構成を取っていることから、逆電圧でも3.3[v]より高く電圧印加しないようにしている。なお、順電圧の電圧に順電圧の印加時間を乗算し、その積を5で除算し、逆電圧の固定の印加時間で除算して逆電圧を求めている。ここで、他のロジックを用いて逆電圧を求めることもできる。また、順電圧時では3.3[v]以上を過電流とみなし、逆電圧時では3.3[v]以上であっても過電流とみなさない回路を構成することもできる。この回路はダイオードを用いて構成する。
制御回路50は、各モードの応じて、装置の構成要素(トランスリレー、衛生水リレー、逆電解リレー)を制御する。ここで、本発明はイオン水生成時の逆電圧に特徴を有するものであり、この特徴を説明するために、まず、図6(アルカリ、強アルカリ、酸性水)及び図7(洗浄、衛生水)で本発明を適用していないパルス波形について説明する。
第1レベルのアルカリ水生成モード、第2レベルのアルカリ水生成モード及び第3レベルのアルカリ水生成モードのときは、制御回路50は、図6(a)のように、流量センサー51からの検出信号を受け、トランスリレーを投入するためパルスを立ち上げる。このトランスリレーのパルス立ち上げの後に、第1の電極板11に対してパルスが立ち上がり、第1の電極板11に対してプラスの電圧が印加される。この始めのパルスは電流調整期間であり、水の性質に合わせて電流を調整している期間となる。電流調整期間後(電流調整後は電流値は固定となる)、パルスは立ち下がり第1の電極板11に対する電圧の印加が解かれる。このパルスの立ち下りで出力0の状態をある固定の期間継続する。この期間の後、ある固定の期間マイナス方向に立ち上がって第1の電極板11に逆極性の電圧が印加される。この期間の後、マイナス方向の立ち下がりを経て、さらに、パルスが立ち上がって位相オンとなり第1の電極板11にプラスの電圧を印加し、各レベルのアルカリ水を生成する。この位相オンは不定であって、この位相オンの後に同様に不定の位相オフ期間が来る。位相オン期間と位相オフ期間の和は、固定の期間となっている(例えば1[秒])。位相オフ期間になると、位相オン期間で立ち上げっていたパルスが立ち下がり、第1の電極板11に電圧が印加されなくなる。制御回路50は、この不定の位相オン期間及び不定の位相オフ期間をそれぞれ、流量に合わせて調整している。すなわち、流量が増してきた場合には位相オン期間を長くし位相オフ期間を短くし、イオン水生成に使用するエネルギーを増す。一方、流量が減少してきた場合には位相オン期間を短くし位相オフ期間を長くし、イオン水生成に使用するエネルギーを減少させる。
位相オフ期間を経過した後は、スケールの付着を防止するために、逆電圧を固定の時間印加している。以降、位相オン期間、位相オフ期間、逆電圧の期間を一周期として、繰り返しパルス波形の出力を制御回路50が行っている。ここで、図6(a)では説明の便宜のため図のようなパルス波形図となっているが、実際には、各期間では、一定振幅パルス列の各々のパルス継続時間を変えて伝送するパルス幅変調が行われており、徐々に全体の電圧が上昇していくソフトスタートを実現している。
また、強アルカリ水モード、酸性水モードにおいても、図6(b)に示すように、図6(a)と同様のパルスが出力され、第1の電極板11に電圧が印加されている。さらに、図7(a)(b)にそれぞれ洗浄モード及び衛生水モード時のパルス波形を示している。
次に、図8(a)を用いて、図6(a)のアルカリモードに本発明を適用した場合の一例を説明する。図6(a)と同様に、固定の位相オン期間である電流調整期間、固定の位相オフ期間及び逆電圧の期間を経て、パルスが立ち上がって不定の位相オン期間が開始され、第1の電極板11にプラスの電圧を印加し、各レベルのアルカリ水を生成する。不定の位相オン期間後に、不定の位相オフ期間となって、第1の電極板11にプラスの電圧が印加されなくなる。不定の位相オフ期間を経た後は、パルスがマイナス方向に立ち上がって、第1の電極板11に逆極性の電圧が印加され、スケールの付着を防止している。従来においては、逆電圧の印加期間及び電圧は一定であった。しかし、図6(a)の逆電圧のパルスの振幅と比較すると分かるように、図8(a)の逆電圧のパルスの振幅が約2倍高くなっている(図中一点鎖線は、図6(a)のパルス波形を示す)。この図8(a)は、流量センサー51で検出する流量が大きくなり、それに応じて、制御回路50がパルスの振幅を大きくし、流量に応じた逆電圧の電圧を印加していることを示している。したがって、本発明を適用すると全て図8(a)のようになるわけではない。逆に、流量が小さくなった場合には、図8(b)に示すように、逆電圧のパルスの振幅が、図6(a)の本発明を適用していない逆電圧のパルスの振幅の1/2倍となっている。また、本発明を適用した場合であっても、流量に応じては、従来と同様に図6(a)に示す逆電圧のパルスの振幅となる場合もある。
次に、流量センサー51、制御回路50及び電極11、12、13の動作を図9に基づき説明する。まず、流量センサー51が流量の検出を行ってその結果を制御回路50に出力する(ステップ101)。制御回路50は流量センサー51からの検出信号を受け取り、所定期間が経過したか否かを判断する(ステップ102)。このステップ102では流量センサー51からは継続して検出信号が出力されるので、制御回路50が所定期間の検出信号を受け取って流量を計算している(流量センサー51側から出力される信号を流量の情報自体とする構成にもできる)。ステップ102で制御回路50が所定期間が経過していないと判断した場合にはステップ101に移行する。ステップ102で制御回路50が所定期間が経過したと判断した場合には、流量に変化が生じたか否かを制御回路50が判断する(ステップ103)。ステップ103で制御回路50が流量に変化が生じていると判断しなかった場合には、ステップ101に移行する(詳細には、再び、流量を制御回路が計算するため、流量計算のためのメモリ領域を初期化することが望ましい)。ステップ103で制御回路50が流量に変化が生じていると判断した場合には、ROM54から前記流量センサー51により検出された流量に対応する逆電圧の電圧を読み出す(ステップ105)。逆電圧の電圧を読み出した後に、制御回路50は読み出した逆電圧の電圧の制御信号を出力する(ステップ106)。制御回路50からの制御信号に基づき、第1の電極11、第2の電極12及び第3の電極13に電圧が印加される(ステップ107)。
このように本実施形態に係るイオン水生成装置によれば、流量センサー51で検出した流量に基づいて逆電圧を印加するので、電解槽10に流入する水の量が変化することでpHを一定に保つために、通常より大きい又は小さい消費電力でイオン水を生成し、かかる消費電力により電解槽に付着するスケールの量が変化し、この変化量は流量に比例し、その比例する流量に従って逆電圧を印加しているので、付着するスケールに応じた逆電圧の印加を実現している。また、本実施形態に係るイオン水生成装置によれば、制御回路50の逆電圧の制御を逆電圧の電圧により行っているので、逆電圧を制御する場合においては逆電圧の電圧の他、逆電圧の印加時間を変化させることでも、スケールの付着に応じた逆電圧をすることが可能であり、この逆電圧の印加時間によると、周期に変化を来たすだけでなく、流量が多くなって印加時間が長くなった場合にはpHの安定性に欠けるという面があり、この観点からは逆電圧の電圧を制御回路50が制御することが好ましい。また、逆電圧の電圧を流量により変化させる方式によれば、流量が大きくなった場合には、逆電圧の印加時間に比して逆電圧の電圧が高くなって、衝撃的に電圧がかかってスケールの付着を著しく防止する。また、本実施形態に係るイオン水生成装置によれば、制御回路50が逆電圧の制御を行う場合に、流量と逆電圧の電圧とを対応づけて記録するROM54から制御回路50が流量センサー51で検出された流量に対応する逆電圧の電圧を読み出して、かかる逆電圧の電圧を印加するので、安定した電圧の印加を行うことができる。この安定した電圧の印加とは、流量センサー51で検出された流量をパラメータとしてあるアルゴリズムに基づき計算した場合には、流量が若干変更された場合であっても印加する逆電圧の電圧は異なるのに対し、ROM54内に流量と逆電圧の電圧を対応付けて記録しているということは離散値であることを意味しているために、流量の若干変化があった場合でも印加する逆電圧の電圧が変更されないことがあり、安定しているということである。また、このような若干の電圧変化に対応可能に回路構成するためには、コストもかかる。
[流量に基づく逆電圧の印加時間の制御]
前記本実施形態に係るイオン水生成装置においては、流量の変化に応じて制御回路50が逆電圧の電圧を変化させているが、流量の変化に応じて制御回路50が逆電圧の印加時間を変更することもでき、この方式によっても、過不足なくスケールの付着を防止することができる。また、逆電圧の印加時間を変化させて、逆電圧の電圧を変化させない場合には、逆電圧の電圧変動がなく、回路構成を単純化することができる。
次に、図10(a)の波形図を用いて、流量に基づく逆電圧の印加時間の制御について説明する。図8(a)と同様に、固定の位相オン期間である電流調整期間、固定の位相オフ期間及び逆電圧の期間を経て、パルスが立ち上がって不定の位相オン期間が開始され、第1の電極板11にプラスの電圧を印加し、各レベルのアルカリ水を生成する。不定の位相オン期間後に、不定の位相オフ期間となって、第1の電極板11にプラスの電圧が印加されなくなる。不定の位相オフ期間を経た後は、パルスがマイナス方向に立ち上がって、第1の電極板11に逆極性の電圧が印加され、スケールの付着を防止している。前記本実施形態の図8(a)においては、逆電圧の印加期間は一定であった。しかし、図8(a)の逆電圧のパルス幅と比較すると分かるように、図10(a)の逆電圧のパルス幅が約2倍長くなっている。この図10(a)は、流量センサー51で検出する流量が大きくなり、それに応じて、制御回路50がパルス幅を大きくし、流量に応じた逆電圧の印加時間で印加していることを示している。したがって、本発明を適用すると全て図10(a)のようになるわけではない。逆に、流量が小さくなった場合には、図10(b)に示すように、逆電圧のパルス幅が、図10(a)の逆電圧のパルス幅の1/2倍となっている。また、本発明を適用した場合であっても、流量に応じては、本発明を適用していない図6(a)に示す逆電圧のパルス幅となる場合もある。
[流量に基づく逆電圧の電圧及び印加時間の制御]
前記本実施形態に係るイオン水生成装置においては、流用の変化に応じて制御回路50が逆電圧の電圧を変化させるだけでなく、流量の変化に応じて制御回路50が逆電圧の印加時間も変更させることもでき、イオン水生成のためにエネルギーを大量に使用した場合には、それに相応する逆電圧のエネルギーを必要とし、逆電圧の電圧又は印加時間の一方だけであれば、電圧が相当高くなってそれに対応すべく回路構成を形成する必要があり、又は、印加時間が相当長くなってイオン水のpHに与える影響を回避することができなくなるが、逆電圧の電圧及び印加時間で調整することでかかる問題を解消することができる。
次に、図11(a)の波形図を用いて、流量に基づく逆電圧の電圧及び印加時間の制御について説明する。図8(a)と同様に、固定の位相オン期間である電流調整期間、固定の位相オフ期間及び逆電圧の期間を経て、パルスが立ち上がって不定の位相オン期間が開始され、第1の電極板11にプラスの電圧を印加し、各レベルのアルカリ水を生成する。不定の位相オン期間後に、不定の位相オフ期間となって、第1の電極板11にプラスの電圧が印加されなくなる。不定の位相オフ期間を経た後は、パルスがマイナス方向に立ち上がって、第1の電極板11に逆極性の電圧が印加され、スケールの付着を防止している。前記本実施形態の図10(a)においては、逆電圧の電圧は一定であった。しかし、図10(a)の逆電圧の電圧と比較すると分かるように、図11(a)の逆電圧の振幅が約2倍大きくなっている。この図11(a)は、流量センサー51で検出する流量が大きくなり、それに応じて、制御回路50が振幅及びパルス幅を大きくし、流量に応じた逆電圧の電圧及び印加時間で印加していることを示している。したがって、本発明を適用すると全て図11(a)のようになるわけではない。逆に、流量が小さくなった場合には、図11(b)に示すように、逆電圧の振幅及びパルス幅が、図11(a)の逆電圧の振幅及びパルス幅の1/2倍となっている。また、本発明を適用した場合であっても、流量に応じては、本発明を適用していない図6(a)に示す逆電圧のパルス幅となる場合もある。
前記本実施形態に係るイオン水生成装置においては、順電圧の積分値と逆電圧の絶対値の積分値との比を一定にすることもでき、より逆電圧の消費エネルギーに対応した逆電圧の制御を可能とすることができる。この場合には、ROM54に、順電圧の積分値(順電圧の電圧及び/又は印加時間)及び流量と逆電圧の電圧とを対応付けて記録している。
また、本実施形態に係るイオン水生成装置においては、図5に示すように、逆電圧の印加時間を固定とし、順電圧の電圧、流量の範囲と、順電圧の積、逆電圧の積及び逆電圧の電圧を対応付けたテーブルを作成しているが、流量に基づいて逆電圧の印加時間を制御する場合においては、逆電圧の電圧を固定とし、順電圧の電圧、流量の範囲と、順電圧の積、逆電圧の積及び逆電圧の印加時間を対応付けたテーブルを作成して用いる。さらに、流量に基づいて逆電圧の電圧及び印加時間を制御する場合においては、順電圧の電圧、流量の範囲と、順電圧の積、逆電圧の積、逆電圧の電圧及び逆電圧の印加時間を対応付けたテーブルを作成して用いる。
(本発明の第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るイオン水生成装置について図に基づき説明する。
[アンダーシンクタイプのイオン水生成装置]
本実施形態に係るイオン水生成装置は、前記第1の実施形態に係るイオン水生成装置である据え置きタイプのイオン水生成装置ではなく、前記電解槽121がシンクより下に配設されるアンダーシンクタイプのイオン水生成装置である。
本実施形態に係るイオン水生成装置の具体的構成は、図13に示すように、原水中の不純分を取り除く交換可能な浄水カートリッジ110と(装置本体内部に配設されている)、この浄水カートリッジ110から供給された浄水を電気分解する電解槽121を有してシンク下に配置された装置本体120と、この装置本体120からの浄水又はイオン水を吐水するシンク上に配置された吐水管131と、この吐水管131近傍のシンク上に配設された操作可能で設定状態を表示する操作部140とを備える構成である。また、前記浄水カートリッジ110に関する入力手段を有する本体操作部150を前記装置本体120に備える構成である。
詳細には、ハンドル133、操作部140、吐水管131及び排水管132を有する水栓本体130と、この水栓本体130と水栓本体−装置本体間ホース162を介して接続する装置本体120とを備え、この装置本体120にある2つの流出口の一方である吐水流出口122と吐水ホース164を介して前記水栓本体130の吐水管131と接続し、装置本体120にある他方の排水流出口123と排水ホース165を介して前記水栓本体130の排水管132と接続して流路を形成している。すなわち、水道管(図示しない)から流出した原水は原水−装置本体間ホース161を通って装置本体20の浄水カートリッジ110に到達して浄水となって、図示しない装置内ホースを介して電解槽121に到達しこの電解槽121で電解されればイオン水となって、電解槽121で電解されなければ浄水のまま吐水流出口122から吐水ホース164を介して吐水管131からイオン水又は浄水が吐水される。そして、イオン水が吐水管131から吐水される場合には、排水流出口123から排水ホース165を介して排水管132から吐水されるイオン水と逆極性のイオン水が排水される。ここで、排水流出口123と電解槽121との間には電磁弁124が設けられ、電解槽121で電解をしない浄水モードの場合には電磁弁124が閉じられ、吐水管131のみから浄水が吐水される。これは、イオン水生成でない浄水の場合に排水管132から排水される水も浄水であって使用可能であって、排水する必要がないからである。
前記装置本体120は、図14に示すように、浄水流入口125から直ぐに分岐部分126でアルカリ流路127と酸性流路128とに分岐する。酸性流路128は適量ずつ溶解可能なカルシウムが含有されているカルシウムケース129通って電解槽121に接続している。アルカリ流路127はそのまま電解槽121に接続している。電解槽121は隔壁121hにより第1の電解室121aと第2の電解室121bに分かれ、隔壁121iにより第3の電解室121cと第4の電解室121dに分かれ、アルカリ流路127が第2の電解室121b及び第3の電解室121cと接続し、酸性流路128が第1の電解室121a及び第4の電解室121dと接続する。第1の電解室121aには第1の電極板121eが接続され、第2の電解室121b及び第3の電解室121cには第2の電極板121fが接続され、第4の電解室121dには第3の電極板121gが接続される。電圧が印加されると、第1の電極板121e及び第3の電極板121gと第2の電極板121fとがそれぞれ異なる陽極板又は陰極板として機能する。第1の電極板121e及び第3の電極板121gが陽極板となり、第2の電極板121fが陰極板となる電解が正電解であり、マグネシウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン及びカルシウムイオン等は陰極板に引かれ、水酸イオン、硫酸イオン、硝酸イオン及び塩素イオン等は陽極板に引かれ、すなわち、第1の電解室121a及び第4の電解室121dには酸性水が生成され、第2の電解室121b及び第3の電解室121cにはアルカリ水が生成される。逆に、第1の電極板121e及び第3の電極板121gが陰極板となり、第2の電極板121fが陽極板となる電解が逆電解であり、第1の電解室121a及び第4の電解室121dにはアルカリ水が生成され、第2の電解室121b及び第3の電解室121cには酸性水が生成される。
装置本体120内には、電解槽121、電磁弁124、アルカリ流路127、酸性流路128及びカルシウムケース129の他に、コンセントから電源ケーブルを介して供給される交流電流を変圧し分流して各構成要素に電流を供給する電源部172と、図15に示すように、操作部140及び本体操作部150からの指示を受け、第1の電極板121e、第2の電極板121f、第3の電極板121g及び電磁弁124に対する電源部172からの駆動電力の開閉を制御する制御部171と、情報を記録するための記録部174とを備える。図15中、実線は信号レベルのバス、信号線であり、一点鎖線は制御用電源ライン、点線は駆動用電源ラインを示す。制御部171、記録部174及びバスは物理的には制御基板上のマイクロコンピュータ、EEPROM及びバス等にて実装されている。
前記浄水カートリッジ110は、本体鉄さび等を除去する不織布と、イオン化した鉛を除去するセラミックの特殊フィルターと、吸着作用を利用してカルキ臭、カビ臭及びトリハロメタンを除去する活性炭と、粒子や雑菌・赤サビ等を除去するポリエチレン中空糸とからなる。これらの不織布、特殊フィルター、活性炭、ポリエチレン中空糸の集密度によって、可能通水量が異なり、本実施形態においては、10000[l]用浄水カートリッジ、8000[l]用浄水カートリッジ及び4000[l]用浄水カートリッジを使用する。
前記操作部140は、図16(a)に示すように、強アルカリ水を生成する強アルカリボタン141、アルカリ水を生成するアルカリ3ボタン142a、アルカリ2ボタン142b、アルカリ1ボタン142c、浄水を生成する浄水ボタン142d、酸性水を生成する酸性水ボタン143、浄水カートリッジの各種値をリセットするリセットボタン144からなる入力手段と、吐水量が適正であることを示す適正流量ランプ145、強アルカリ水が生成されていることを示す強アルカリランプ141a、アルカリ水が生成されていることを示すアルカリ3ランプ142e、アルカリ2ランプ142f、アルカリ1ランプ142g、浄水が生成されていることを示す浄水ランプ142h、酸性水が生成されていることを示す酸性水ランプ143a、浄水カートリッジの交換時期の目安を示すカートリッジ交換ランプ146及び電解槽が洗浄中であることを示す洗浄中ランプ147からなる表示手段とからなる。アルカリ3ランプ142e、アルカリ2ランプ142f及びアルカリ1ランプ142gの違いは、PHの異なるアルカリ水を生成していることを示し、アルカリ3ランプ142e、アルカリ2ランプ142f及びアルカリ1ランプ142gの順でPH値が低くなっていく。強アルカリボタン141、アルカリ3ボタン142a、アルカリ2ボタン142b、アルカリ1ボタン142c、浄水ボタン142d及び酸性水ボタン143は、生成するイオン水のモードを変更するためモードボタンと呼ぶ。また、強アルカリランプ141a、アルカリ3ランプ142e、アルカリ2ランプ142f、アルカリ1ランプ142g、浄水ランプ142h及び酸性水ランプ143aは、生成するイオン水のモードを示すモードランプと呼ぶ。制御部171は、これらのランプの点灯制御も行う。
強アルカリ水は、例えば、ペーハー(pH)が10.5であり、煮物、アク抜き、野菜ゆで等に使用することができる。第3レベルのアルカリ水(アルカリ3ランプ142a点灯時に生成されるイオン水)は、例えば、ペーハー(pH)が9.5であり、料理、お茶等に使用することができる。第2レベルのアルカリ水(アルカリ2ランプ142b点灯時に生成されるイオン水)は、例えば、ペーハー(pH)が9.0であり、炊飯等に使用することができる。第1レベルのアルカリ水(アルカリ1ランプ142c点灯時に生成されるイオン水)は、例えば、ペーハー(pH)が8.5であり、飲み始めの水等として使用することができる。酸性水は、例えば、ペーハー(pH)が5.5であり、洗顔、麺ゆで、茶渋とり等に使用することができる。
モードは、強アルカリモード、アルカリ3モード、アルカリ2モード、アルカリ1モード、浄水モード及び酸性水モードがある。強アルカリ水と酸性水は飲用水ではないので、強アルカリモード及び酸性水モードを除き、アルカリ3モード、アルカリ2モード、アルカリ1モード及び浄水モードを飲用モードと呼ぶ。電源投入時には、誤飲を防ぐため飲用モードからの開始となり、詳細には前回終了時の飲用モードからなり、例えば、前回終了時の飲用モードがアルカリ3モードであれば、アルカリ3モードが初期モードとなって、飲用ボタン142の押下の度毎に、浄水モード、アルカリ1モード、アルカリ2モードへと移行する。飲用モードにある場合に、強アルカリボタン141を押下すると強アルカリモードとなり、酸性水ボタン143を押下すると酸性水モードとなる。逆に、強アルカリモード、酸性水モードにあるときに、飲用ボタン142を押下することで、直近の飲用モードに移行する。
記録部174には現在モード、最終飲用モードのための領域が確保されている。この領域を制御部171が参照することで、現在のモードと直近の飲用モードを知ることができる。この他に記録部174には、現在の浄水カートリッジの種類、積算通水量、積算使用時間、直近のアルカリモード、逆電解実行基準量も記録される。直近のアルカリモードは逆電解時の電圧レベルで用いられ、逆電解実行基準量は逆電解が必要な所定量の吐水がなかれたか否かを判別する場合に用いられる。制御部171は、それぞれのモード毎に制御対象に対して制御を行い、強アルカリモード、アルカリ3モード、アルカリ2モード、アルカリ1モードのときには、第1の電極板121e、第2の電極板121f及び第3の電極板121gに対して正電解となるように電圧を印加する。強アルカリモード、アルカリ3モード、アルカリ2モード、アルカリ1モードのモードで異なるのは、印加する電圧レベルであり、電圧レベルが高い程高いPH値のアルカリ水を生成することができる。逆に、制御部171は、酸性水モードのときには、第1の電極板121e、第2の電極板121f及び第3の電極板121gに対して逆電解となるように電圧を印加する。浄水モードのときには、第1の電極板121e、第2の電極板121f及び第3の電極板121gに対して電圧を印加しない。制御部171は、浄水モードのみ電磁弁124を駆動させ、酸性流路128を閉じた状態にする。
制御部171は、水が流れているか否かを検出するために、装置本体120内の流路内に配設された図示しない流量センサーからの検出信号を受けており、この流量センサーからの検出信号から流水量自体も検出することができる。流量センサーは、流水量を測定可能に構成され、例えば、流量センサー中央部にプロペラを設け、かかるプロペラの回転数により流水量を測定するものである。
前記本体操作部150は、図16(b)に示すように、寿命設定ボタン151からなる入力手段と、10000l寿命設定ランプ151a、8000l寿命設定ランプ151b及び4000l寿命設定ランプ151cからなる表示手段とからなる。
[逆電圧の制御タイミング]
本実施形態に係るイオン水生成装置は、流量センサーで検出した流量に変化が生じた場合に、制御部171が逆電圧の制御を所定時間後に実行する構成である。前記第1の実施形態では、制御回路50が流量センサー51からの検出信号を受け流量を求めるタイミングで処理を行っていたが、本実施形態ではこのタイミングを経た後に、再び別途所定時間を経て逆電圧の制御の実行を行っている。順電圧の電圧の変化に対応して逆電圧の制御は直ちに実行するの方が望ましい。これは、順電圧の変化は、通常、利用者の操作に応じてモードが変化し別のpHのイオン水を生成することを意味し、一時的な変化ではないからである。一方、流量の変化は、利用者のハンドル133の操作による変化もあるが、水道管から供給される水圧の一時的な変化による場合も多く、後者の場合には一時的な変化となる。また、ハンドル133を徐々に使用者が上げていく場合に、その流量の上昇過程の一時一時に対応して、制御部171が逆電圧を制御するのは煩雑であり、制御部171が高い演算処理を有する構成とする必要がある。
より詳細には、逆電圧の制御を所定時間後に実行する前に、再び、流量センサーから検出信号を受け取って流量を制御部171が計算する。継続して流量の変化が維持されているか、または、それ以上の変化がある場合に、逆電圧の制御を制御部171が実行する。
[所定量の流量変化による逆電圧の制御]
本実施形態に係るイオン水生成装置は、流量センサーによる流量変化が生じた場合に、流量の変化分が所定範囲内であれば、制御部171が逆電圧の制御を実行しない構成である。制御部171が、流量の微々たる流量の変化に対応して逆電圧を制御するのではなく、ある程度の流量の変化に対応して逆電圧を制御することで、高い演算処理を必要としないだけでなく、それに対応して逆電圧の回路も微小な電圧及び印加時間に対応する精密な回路を必要とせず、容易な構成にすることができる。
次に、流量センサー、制御部171及び電極121e、121f、121gの動作を図17に基づき説明する。まず、流量センサーが流量の検出を行ってその結果を制御部171に出力する(ステップ201)。制御部171は流量センサーからの検出信号を受け取り、所定期間が経過したか否かを判断する(ステップ202)。このステップ202では流量センサーからは継続して検出信号が出力されるので、制御部171が所定期間の検出信号を受け取って流量を計算している(流量センサー側から出力される信号を流量の情報自体とする構成にもできる)。ステップ202で制御部171が所定期間が経過していないと判断した場合にはステップ201に移行する。ステップ202で制御部171が所定期間が経過したと判断した場合には、所定量の流量の変化が生じたか否かを制御回路50が判断する(ステップ203)。ステップ203で制御部171が流量に変化が生じていると判断しなかった場合には、ステップ201に移行する(詳細には、再び、流量を制御回路が計算するため、流量計算のためのメモリ領域を初期化することが望ましい)。ステップ203で制御部171が流量に変化が生じていると判断した場合には、再び流量センサーが検出信号を制御部171に出力する(ステップ204)。制御部171が所定期間が経過しているか否かを判断する(ステップ205)。ここでの所定期間は前記ステップ202の所定期間と異なり、単に流量を計算するためでなく、逆電圧の制御を頻繁に行うことを防止するためであり、ステップ202の所定期間と比べて長い。ステップ205で制御部171が所定期間経過したと判断しない場合には、ステップ204に移行する。ステップ205で制御部171が所定期間経過したと判断する場合には、制御部171が継続して流量の変化が維持されているか、さらには、それ以上の変化が生じているかを判断する(ステップ206)。ステップ206で流量の変化が維持されている、又は、それ以上の変化が生じていると判断しない場合には、ステップ201に移行する。ステップ206で、流量の変化が維持されている、又は、それ以上の変化が生じていると判断している場合には、ROM54から流量に対応する逆電圧の電圧を読み出す(ステップ207)。逆電圧の電圧を読み出した後に、制御部171は読み出した逆電圧の電圧の制御信号を出力する(ステップ208)。制御部171からの制御信号に基づき、第1の電極121e、第2の電極121f及び第3の電極121gに電圧が印加される(ステップ209)。
このように本実施形態に係るイオン水生成装置によれば、流量センサーで継続して流量を検出しているときに、流量の変化が生じて逆電圧の制御を行う場合に、所定時間後にかかる逆電圧の制御を行っているので、流量が短い時間で変化している場合であってもかかる変化全てに追随して逆電圧の制御を行わず、適切な間隔での制御を行って必要性の少ない処理のための動作を回避することができる。また、本実施形態に係るイオン水生成装置によれば、流量センサーで検出した流量に変化が生じた場合であっても、流量の変化分が所定範囲内であるとき、逆電圧の制御を実行しないので、わずかな流量の増減により、必要性の低い動作を行うことを抑制することができる。
[所定周期毎の流量に基づく逆電圧の制御の実行]
前記本実施形態に係るイオン水生成装置は、所定時間後にかかる逆電圧の制御を行っているが、不定の位相オン時間、不定の位相オフ時間及び逆電圧の印加時間を一周期とし、複数周期後に逆電圧の制御を行うこともできる。
(本発明の第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るイオン水生成装置について図に基づき説明する。
本実施形態に係るイオン水生成装置は、前記第1の実施形態に係るイオン水生成装置と同様に構成され、所定時間の間に装置内に流入してきた流入量に基づいて、逆電圧を制御することを異にする構成である。
流量は所定期間の間に大きくなったり小さくなったりする。少なくとも利用者の蛇口のハンドル操作があるため必ずかかる流量の変化は生じる。このような変化がある場合に、流量に応じてそのまま逆電圧の電圧及び印加電圧を制御した場合には、小さな流量時では小さい電圧及び短い印加電圧で対応し、大きな流量時では大きな電圧及び長い印加電圧で対応する。しかしながら、小さな流量時と大きな流量時とを合算すると、合算した平均の逆電圧の印加をするだけで逆電圧を変化させる必要がない。所定期間内で流量の変化を合算し、合算した結果流量が小さければそれに見合う通常より小さい逆電圧を行えばよい。逆に、合算した結果流量が大きければそれに見合う通常より大きい逆電圧を行えばよい。
図18(a)は縦軸を流量とし横軸を時間としたイオン水生成装置の流量に関するグラフである。時刻t10から時刻t11まで、時刻t12から時刻t13まで、時刻t14から時刻t15までは標準とされる流量よりも高い流量で水が流入している。時刻t11から時刻t12まで、時刻t13から時刻t14までは標準とされる流量よりも低い流量で水が流入している。図18(a)中の塗りつぶし部分及び斜線部分は標準流量で流入した場合との流入量の差を示している。塗りつぶし部分が標準流量より多く流入した流入量を示し、斜線部分が標準流量よりも少なく流入した流入量を示している。したがって、時刻t10から時刻t15までを所定期間とすると、標準流入量との差はかかる塗りつぶした部分及び斜線部分の差ということになる。そうすると、図18(a)では、標準流入量よりも小さい流入量となっていることがわかる。この場合には、標準の逆電圧の電圧よりも小さい電圧を継続的に同電圧で印加する。逆に、標準の流入量よりも大きい流入量となっている場合には標準の逆電圧の電圧よりも大きい電圧を継続的に同電圧で印加する。ここでは、説明の便宜上、ハッチングを用いているが、実際に制御回路50が計算する場合には、流量と時間との積の総和により、総流入量を求める。
本実施形態においても、ROM54に所定時間の流入量と逆電圧の電圧とを対応付けて記録している。
次に、流量センサー51、制御回路50及び電極11、12、13の動作を図19に基づき説明する。まず、流量センサー51が流量の検出を行ってその結果を制御回路50に出力する(ステップ301)。制御回路50は流量と時間により流入量の計算を開始する(ステップ302)。制御回路50は流量センサー51からの検出信号を受け取り、所定期間が経過したか否かを判断する(ステップ303)。このステップ302では流量センサー51からは継続して検出信号が出力されるので、制御回路50が所定期間の検出信号を受け取って流量を計算し流入量を計算している。ステップ303で制御回路50が所定期間が経過していないと判断した場合にはステップ301に移行する。ステップ302で制御回路50が所定期間が経過したと判断した場合には、ROM54から流入量に対応する逆電圧の電圧を読み出す(ステップ305)。逆電圧の電圧を読み出した後に、制御回路50は読み出した逆電圧の電圧の制御信号を出力する(ステップ306)。制御回路50からの制御信号に基づき、第1の電極11、第2の電極12及び第3の電極13に電圧が印加される(ステップ307)。
本実施形態に係るイオン水生成装置によれば、制御回路50が流量センサー51で検出した流量と時間の積の総和から所定時間の流入量を求め、制御回路50がこの流入量に基づいて逆電圧を制御するので、流量に変化が生じる度に逆電圧の制御を行うものと比べ、動作の安定性に優れ、正確にスケールを除去することができる。
[次回使用時での逆電圧]
前記本実施形態では、所定時間の間は流入量を求めているため、実際には、次の所定時間の間に逆電圧の印加を行うこととなる。そうすると、使用を停止した場合には、現在の所定時間の途中で終了するため、現在の所定時間中に行う必要がある逆電圧の電圧の印加及び次の所定時間中に行う必要がある逆電圧の電圧の印加をすることができない。そこで、次回使用時にこれらの逆電圧の電圧の印加も併せて行うようにすることもできる。
[終了処理での逆電圧]
次回使用時での逆電圧では、次回使用時に前回使用時の逆電圧を行うものであったが、前回終了時に終了処理として逆電圧の電圧を印加することもできる。
(本発明の第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態に係るイオン水生成装置について図に基づき説明する。
本実施形態に係るイオン水生成装置は、前記第1の実施形態に係るイオン水生成装置と同様に構成され、電解槽10に配設された電極11、12、13での消費電力に基づいて、逆電圧を制御する構成である。
前記各実施形態では、従来順電圧の電圧及び印加電圧に対応して逆電圧の電圧及び印加電圧を制御していたのに代えて、若しくは、加えて、流量又は流入量に対応して逆電圧の電圧及び印加電圧を制御している。それに対して本実施形態では、電極11の消費電力(又は電極12、電極13)に対応して逆電圧を制御する。これは、実際に電解槽10内の水をイオン水にするために使用したエネルギーに対応する逆電圧の電圧を印加することとなる。電解槽10内の消費電力を求める方法は、各種検出方法が既に周知技術として存在するために、ここでは説明を省略する。検出においては正確をきすに越したことはないが、本実施形態においても、ROM54に電解槽10内の消費電力と逆電圧の電圧とを対応付けて記録するため、ROM54に記録された電解槽10内の消費電力と検出方法が同じであればよい。
次に、流量センサー51、制御回路50及び電極11、12、13の動作を図20に基づき説明する。まず、流量センサー51が流量の検出を行ってその結果を制御回路50に出力する(ステップ401)。制御回路50は消費電力の計算を開始する(ステップ402)。制御回路50は所定期間が経過したか否かを判断する(ステップ403)。ステップ403で制御回路50が所定期間が経過していないと判断した場合にはステップ401に移行する。ステップ402で制御回路50が所定期間が経過したと判断した場合には、所定期間の消費電力の総和を計算する(ステップ404)。消費電力の総和の計算の後、ROM54から消費電力に対応する逆電圧の電圧を読み出す(ステップ405)。逆電圧の電圧を読み出した後に、制御回路50は読み出した逆電圧の電圧の制御信号を出力する(ステップ406)。制御回路50からの制御信号に基づき、第1の電極11、第2の電極12及び第3の電極13に電圧が印加される(ステップ407)。
このように本実施形態に係るイオン水生成装置によれば、電解槽10の電極11で所定期間の消費される電力に対応する逆電圧の電圧をROM54から読み出し、読み出した逆電圧の電圧を印加しているので、電解槽10の電極11の順電圧の電圧及び電圧印加時間だけでなく、電流も加味され実際にスケール必要な逆電圧を印加することができる。
[次回使用時での逆電圧]
前記本実施形態では、所定時間の間は消費電力を求めているため、実際には、次の所定時間の間に逆電圧の印加を行うこととなる。そうすると、使用を停止した場合には、現在の所定時間の途中で終了するため、現在の所定時間中に行う必要がある逆電圧の電圧の印加及び次の所定時間中に行う必要がある逆電圧の電圧の印加をすることができない。そこで、次回使用時にこれらの逆電圧の電圧の印加も併せて行うようにすることもできる。
[終了処理での逆電圧]
次回使用時での逆電圧では、次回使用時に前回使用時の逆電圧を行うものであったが、前回終了時に終了処理として逆電圧の電圧を印加することもできる。
(本発明の第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態に係るイオン水生成装置について図に基づき説明する。
本実施形態に係るイオン水生成装置は、前記第2の実施形態に係るアンダーシンクタイプのイオン水生成装置と同様に構成され、装置本体120の底面部分に漏水検知確認端子184を設け、この漏水検知確認端子184を回路構成素子の一つとする漏水検知回路により漏水検知を検知した場合に、利用者に漏水を報知すると共に、漏水検知回路への通電を停止する構成である。
漏水検知確認端子184は、図21(a)に示す通り、装置本体120の底面ケース180にネジ止めしている。漏水検知確認端子184が固定されている底面ケース部分180aは、漏水した場合に、水が貯まり易いように、他の底面ケース部分との境に間仕切りを形成している。
漏水検知回路の回路構成は次の通りである(図22参照)。コントロールIC181の確認信号出力端子181aが、トランジスタ182のベースと接続する。トランジスタ182のエミッタが接地されており、コレクタがトランジスタ183のベースと接続する。トランジスタ183のエミッタに電源電圧が印加されている。トランジスタ183のコレクタは、漏水検知確認端子184、ノイズフィルターのコンデンサ185及びコントロールIC181の検知信号入力端子181bと接続している。
このような回路構成の漏水検知回路は、コントロールIC181の確認信号出力端子181aから所定周期で確認信号を出力している。この所定周期は、様々な設定が可能であり、例えば、周期を1[Hz]とすることができる。この確認信号の出力に対応して、漏水検知回路は、検知信号を出力する。
確認信号が入力されると、漏水検知回路は、トランジスタ182にベース・エミッタ電流が流れる共に、コレクタ・エミッタ電流が流れ、オンとなる。これと同時にトランジスタ183にベース・コレクタ電流が流れる共に、エミッタ・コレクタ電流が流れ、オンとなる。このトランジスタ183がオンとなることで、漏水検知確認端子184に電圧が印加されると共に、コントロールIC181に対して検知信号が出力される。
漏水検知確認端子184が水に使って漏水検知確認端子184が導通した場合には、漏水検知確認端子184に電圧が印加されることになり、所定電圧よりも降圧されて検知信号が出力される。一方、漏水検知確認端子184が水に使っていない場合には、漏水検知確認端子184が導通しておらず、漏水検知確認端子184に電圧が印加されることなく、所定電圧の検知信号が出力される。
コントロールIC181は、検知信号の電圧が、閾値(例えば、2.6[V])以下の場合には漏水が発生していると判断し、漏水制御信号を出力し、漏水検知用のLEDを発光させると共にブザーを鳴らす。さらに、コントロールIC181は、かかるLED及びブザーの報知を行った後に、トランジスタ183への電源電圧の印加を停止する。
コントロールIC181は、検知信号の電圧が、閾値より大きい場合には漏水が発生していないと判断する。
このように本実施形態に係るイオン水生成装置においては、マイコンIC181が所定間隔で漏水検知回路に確認信号を出力し、漏水検知回路がこの確認信号を受け、漏水検知確認端子184の導通如何でマイコンIC181に出力される検知信号の電圧が変化し、マイコンIC181は検知信号の電圧により漏水が生じている否かを判断し、漏水が生じている場合には漏水検知確認端子184への電気の供給を停止しているので、漏水時に水に浸かっている漏水検知確認端子184の金属部分に電流が流れず、電気分解が生じて金属部分の溶出が進行し腐食することがない。
[確認信号の出力の周期変化]
本実施形態では、漏水が検知された場合には報知して利用者に知らせると共に、漏水検知確認端子184への電気の供給を停止して電食を防止するものであるが、漏水検知が確認された後は、十分な大きな周期で確認信号をマイコンIC181が出力する構成にすることもでき、確認信号の周期が十分長いものであれば、漏水検知確認端子184への電流もさほど流れず、電食まで進行しない。たとえ、電食に進行したとしても、腐食が軽微か、若しくは、相当の時間を要しないとかかる腐食が見られない。
なお、本実施形態では、漏水検知後に漏水検知確認端子184への電気の供給を停止する点に特徴があり、電気の供給停止の方法、漏水検知回路の回路構成については、種々の変形例を構成することができる。例えば、電気の供給停止に関しては、新たにスイッチを漏水検知回路に設け、漏水検知と共に開放状態となって漏水検知確認端子184に電気を供給しないようにすることもできるし、他に、マイコンIC181が漏水検知後は確認信号を出力しない構成であっても同様に漏水検知確認端子184に電気を供給しないようにすることができる。
また、本実施形態では、アンダーシンクタイプのイオン水生成装置にて説明したが、据え置きタイプのイオン水生成装置にも適用することができる。例えば、電解槽10、流路の損傷による水漏れによる漏水を検知することができる。
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
本発明の第1の実施形態に係るイオン水生成装置の全体構成ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るイオン水生成装置の全体斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るイオン水生成装置を操作するための操作パネルの平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るイオン水生成装置の具体的構成の背面図の断面図及び背面方向からの上面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るイオン水生成装置のROM内の流量と逆電圧の電圧のテーブルである。 本発明の第1の実施形態に係る従来のイオン水生成装置のパルス波形図である。 本発明の第1の実施形態に係る従来のイオン水生成装置のパルス波形図である。 本発明の第1の実施形態に係るイオン水生成装置のパルス波形図である。 本発明の第1の実施形態に係るイオン水生成装置の動作フローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るイオン水生成装置のパルス波形図である。 本発明の第1の実施形態に係るイオン水生成装置のパルス波形図である。 本発明の第2の実施形態に係るイオン水生成装置の設置状態の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るイオン水生成装置の斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るイオン水生成装置の装置本体のブロック構成図である。 本発明の第2の実施形態に係るイオン水生成装置の制御回路のブロック構成図である。 本発明の第2の実施形態に係るイオン水生成装置の操作部及び本体操作部の正面図である。 本発明の第2の実施形態に係るイオン水生成装置の動作フローチャートである。 本発明の第3及び第4の実施形態に係るイオン水生成装置の原理説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るイオン水生成装置の動作フローチャートである。 本発明の第4の実施形態に係るイオン水生成装置の動作フローチャートである。 本発明の第5の実施形態に係るイオン水生成装置の底面ケースの断面図、装置本体の底面図、装置本体の分解斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係るイオン水生成装置の漏水検知回路の回路図である。
符号の説明
10 電解槽
11 第1の電極板
12 第2の電極板
13 第3の電極板
14 隔壁
15 第1の電解室
16 第2の電解室
17 第3の電解室
18 第4の電解室
20 補助電解槽
21 第1の補助電極板
22 第2の補助電極板
23 隔壁
24 第1の補助電解室
25 第2の補助電解室
31 下浄水カートリッジ
32 上浄水カートリッジ
41 食塩添加筒
42 カルシウム添加筒
50 制御回路
51 流量センサー
52 水路切替
53 強酸性検知スイッチ
54 ROM
61 電源部
62 排出口
63 電磁弁
64 電解水吐水口
65 逆止弁
66 水道管
67 水道蛇口
68 分岐栓
69 給水ホース
70 逆止弁
81 補助電解槽水路
82 排出水路
83 電解槽水路
84 上浄水カートリッジ水路
85 流量センサー水路
86 水路切替水路
87 吐水水路
90 操作パネル
90a 電源ボタン
90b ORP表示ボタン
90c 通水量表示ボタン
90d 強アルカリ水供給ボタン
90e 第1レベルのアルカリ水供給ボタン
90f 第2レベルのアルカリ水供給ボタン
90g 第3レベルのアルカリ水供給ボタン
90h 浄水供給ボタン
90i 酸性水供給ボタン
90j 衛生水供給ランプ
90k 寿命設定上ボタン
90l 寿命設定下ボタン
90m リセットボタン
90n 洗浄中ランプ
90o すすぎランプ
90p 上浄水カートリッジ交換時期ランプ
90q 下浄水カートリッジ交換時期ランプ
90r 温度上昇ランプ
91 7セグメントLED
110 浄水カートリッジ
120 装置本体
121 電解槽
121a 第1の電解室
121b 第2の電解室
121c 第3の電解室
121d 第4の電解室
121e 第1の電極板
121f 第2の電極板
121g 第3の電極板
121h 隔壁
121i 隔壁
122 吐水流出口
123 排水流出口
124 電磁弁
126 分岐部分
127 アルカリ流路
128 酸性流路
129 カルシウムケース
130 水栓本体
131 吐水管
132 排水管
133 ハンドル
140 操作部
141 強アルカリボタン
142a アルカリ3ボタン
142b アルカリ2ボタン
142c アルカリ1ボタン
142d 浄水ボタン
143 酸性水ボタン
144 リセットボタン
145 適正流量ランプ
141a 強アルカリランプ
142e アルカリ3ランプ
142f アルカリ2ランプ
142g アルカリ1ランプ
142h 浄水ランプ
143a 酸性水ランプ
146 カートリッジ交換ランプ
147 洗浄中ランプ
150 本体操作部
151a 10000l寿命設定ボタン
151b 8000l寿命設定ボタン
151c 4000l寿命設定ボタン
151d 10000l寿命設定ランプ
151e 8000l寿命設定ランプ
151f 4000l寿命設定ランプ
151 蓋
152 決定ボタン
161 原水−装置本体間ホース
162 水栓本体−装置本体間ホース
164 吐水ホース
165 排水ホース
171 制御部
172 電源部
173 操作部コード
174 記録部
180 底面ケース
180a 漏水検知確認端子が固定されている底面ケース部分
181 コントロールIC
181a 確認信号出力端子
181b 漏水検知確認端子
182 トランジスタ
183 トランジスタ
184 漏水検知確認端子
185 コンデンサ
201 本体ケース
202 電解槽
202a、102b 室
203 配管
206 定流量弁
207 給水用電磁弁
208 浄水カートリッジ
209 流量センサー
210 分岐管
211 カルシュウム添加筒
212 酸性用電磁弁
213 トランス
217 操作パネル
226 酸性イオン水出口
228 アルカリイオン水出口
250 発光表示部


Claims (1)

  1. 電極が配設された電解槽に電圧を印加してイオン水を生成し、当該イオン水の生成モードで、イオン水を生成するための電圧を印加する順電圧期間と、イオン水を生成するのとは逆極性の電圧を印加する逆電圧期間とが、周期的に繰返されるイオン水生成装置において、
    装置内に流入する流量を検出する流量センサーで検出された流量の変化に応じて、制御回路が、順電圧の印加時間を流量に合わせて調整すると共に逆電圧の印加時間は固定として、順電圧の印加時間に対する逆電圧の印加時間の割合を変化させつつ、逆電圧の電圧を変化させ、かつ、前記順電圧期間における順電圧の積分値の絶対値と、前記逆電圧期間における逆電圧の積分値の絶対値とが、所定比であるように、制御回路が、逆電圧の電圧を制御するイオン水生成装置。
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