JP4854149B2 - アセトニトリルを安定に増産する方法 - Google Patents

アセトニトリルを安定に増産する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロピレンとアンモニアと酸素をアンモ酸化反応させてアクリロニトリルを製造するに際して、アセトニトリルを安定に増産する方法に関するものである。
更に詳しくは、プロピレンとアンモニアと酸素を流動層反応器において組成が特定された触媒の存在下にアンモ酸化反応させてアクリロニトリルを製造するに際して、エタノ−ル、ジエチルエ−テル、蟻酸エチル、酢酸、無水酢酸、酢酸エチル、エチレングリコ−ルジエチルエ−テル、エチレン、アセトアルデヒド及びグリコ−ル酸の中から選ばれる1種以上の化合物を反応器に供給することを特徴とするアセトニトリルを安定に増産する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
アセトニトリルは医薬、農薬、香料等の各種化学製品の合成原料や溶剤として用いられる工業的価値が高い化合物であり、主としてプロピレンのアンモ酸化反応によってアクリロニトリルを製造する際の副生物として製造されている。
しかしながら、近年においては、プロピレンのアンモ酸化反応に用いる触媒の改良により副生物であるアセトニトリルの収率は低下しているのが現状である。
このような背景の中で、プロピレンのアンモ酸化反応によってアクリロニトリルを製造する際に、アセトニトリルを増産する方法について検討がなされている。例えば、反応系内にアセトン又はエタノ−ルを共存させることによりアセトニトリルを増産する方法が特開平3−246269号公報に開示されている。また、メタノ−ルに加えてエタノ−ルとプロパノ−ルから選ばれた1種以上のアルコ−ルを反応系に供給してアセトニトリルと青酸を増産する方法が米国特許第6,204,407号明細書に開示されている。
これらの方法では短期において目的生成物であるアセトニトリルを増産することが可能であるが、触媒の性能を維持し、長期間にわたって安定に青酸を増産する方法に関しては何ら開示が成されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、プロピレンのアンモ酸化反応によってアクリロニトリルを製造する際に、アセトニトリルを安定に増産する方法を提供するものである。更に、触媒の性能を維持することにより、アクリロニトリルの収率の低下も抑制し、長期間にわたって安定に反応を継続する方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記の課題を達成するための方法について鋭意検討した結果、使用する触媒、反応器に供給する原料とその比率及び反応器の出口ガス中の酸素濃度を規定することにより、プロピレンのアンモ酸化反応によってアクリロニトリルを製造する際に、アセトニトリルを安定に増産することに加えて、触媒の性能を維持することにより、アクリロニトリルの収率の低下も抑制し、長期間にわたって安定に反応を継続する方法を見出した。
【0005】
即ち、本発明は、プロピレンとアンモニアと酸素を流動層反応器において触媒の存在下にアンモ酸化反応させてアクリロニトリルを製造するに際して、触媒として、シリカに担持された酸化物組成が下記一般式(1)
Moy Bip Feq a b c d e ・・・・(1)
(上記一般式(1)中、Moはモリブデン、Biはビスマス、Feは鉄、Aはニッケル及びコバルトから選ばれる1種以上の元素、Bはカリウム、ルビジウム及びセシウムから選ばれる1種以上の元素、Cはマグネシウム及び亜鉛から選ばれる1種以上の元素、Dは希土類元素から選ばれる1種以上の元素、Oは酸素を表し、yはアンモ酸化反応中のモリブデンの原子比であり、y=1.02x〜1.12x、但し、xはx=1.5p+q+a+c+1.5dである。p、q、a、b、c、d及びeはそれぞれビスマス、鉄、A、B、C、D及び酸素の原子比を表し、p=0.01〜5.0、q=0.1〜5、a=4〜10、b=0.01〜2、c=0〜5、d=0〜5、eは存在する他の元素の原子価要求を満足させるために必要な酸素の原子数である。)
で表される触媒を用い、エタノール、ジエチルエーテル、酢酸及び酢酸エチルの中から選ばれる1種以上の化合物をプロピレンに対して炭素ベースで0.005〜0.2の比率で反応器に供給し、且つ、反応器の出口ガス中の酸素濃度を0.1〜1.5容量%に制御することを特徴とするアセトニトリルの増産方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明について詳細に説明する。
本発明において使用する触媒は、シリカに担持された酸化物組成が下記一般式(1)
Moy Bip Feq a b c d e ・・・・(1)
(上記一般式(1)中、Moはモリブデン、Biはビスマス、Feは鉄、Aはニッケル及びコバルトから選ばれる1種以上の元素、Bはカリウム、ルビジウム及びセシウムから選ばれる1種以上の元素、Cはマグネシウム及び亜鉛から選ばれる1種以上の元素、Dは希土類元素から選ばれる1種以上の元素、Oは酸素を表し、yはアンモ酸化反応中のモリブデンの原子比であり、y=1.02x〜1.12x、但し、xはx=1.5p+q+a+c+1.5dである。p 、q 、a 、b 、c 、d 及びe はそれぞれビスマス、鉄、A、B、C、D及び酸素の原子比を表し、p =0.01〜5.0、q =0.1〜5、a =4〜10、b =0.01〜2、c=0〜5、d=0〜5、e は存在する他の元素の原子価要求を満足させるために必要な酸素の原子数である。)
で表される触媒を用いる。
【0007】
より好ましい酸化物組成としては、下記一般式(2):
Moy Bip Feq a b c d e ・・・・(2)
(上記一般式(2)中、Moはモリブデン、Biはビスマス、Feは鉄、Aはニッケル及びコバルトから選ばれる1種以上の元素、Bはカリウム、ルビジウム及びセシウムから選ばれる1種以上の元素、Cはマグネシウム及び亜鉛から選ばれる1種以上の元素、Dはイットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム及びサマリウムから選ばれる1種以上の元素、Oは酸素を表し、yはアンモ酸化反応中のモリブデンの原子比であり、y=1.02x〜1.12x、但し、xはx=1.5p+q+a+c+1.5dである。p 、q 、a 、b 、c 、d 及びe はそれぞれビスマス、鉄、A、B、C、D及び酸素の原子比を表し、p +d=0.5〜2.0、d/(p+d)=0.6〜0.8、q =0.1〜3、a =4〜10、b =0.01〜2、c=0〜3、e は存在する他の元素の原子価要求を満足させるために必要な酸素の原子数である。)
で表される。
【0008】
更に好ましい酸化物組成としては、下記一般式(3):
Moy Bip Feq a b c d e ・・・・(3)
(上記一般式(3)中、Moはモリブデン、Biはビスマス、Feは鉄、Aはニッケル、Bはカリウム、ルビジウム及びセシウムから選ばれる1種以上の元素、Cはマグネシウム、Dはセリウム、Oは酸素を表し、yはアンモ酸化反応中のモリブデンの原子比であり、y=1.02x〜1.12x、但し、xはx=1.5p+q+a+c+1.5dである。p 、q 、a 、b 、c 、d 及びe はそれぞれビスマス、鉄、A、B、C、D及び酸素の原子比を表し、p +d=0.5〜2.0、d/(p+d)=0.6〜0.8、q =0.1〜3、a =4〜10、b =0.01〜2、c=0〜3、e は存在する他の元素の原子価要求を満足させるために必要な酸素の原子数である。)
で表される。
【0009】
本発明の触媒の反応中における酸化物組成のモリブデンの原子比yは、y=1.02x〜1.12xの範囲に、好ましくはy=1.05x〜1.09xの範囲に制御することが好ましい。このモリブデンの原子比を制御する方法としては、本発明の反応条件下で酸化モリブデンに変換し得る、担体に担持されていないモリブデン化合物を賦活剤として反応器に添加する方法や、Y=0.9x〜1.2xの初期原子比Yで調製した酸化物組成の触媒を反応器に添加する方法により行うことができる。前者の賦活剤としてのモリブデン化合物としては、三酸化モリブデン(MoO3 )、モリブデン酸(H2 MoO4 、H2 MoO4 ・H2 O)、モリブデン酸アンモニウム((NH4 2 MoO4 )、パラモリブデン酸アンモニウム((NH4 6 Mo7 24・4H2 O)を用いることが好ましく、この中でパラモリブデン酸アンモニウムを用いることがより好ましい。この賦活剤の添加は、1回当たり0.006x以下に相当する量、好ましくは0.004x以下に相当する量で行うことが良い。添加する頻度は、1〜30日に1回以上、好ましくは1/2〜15日に1回以上、更に好ましくは1/3〜7日に1回以上であることが良い。
触媒の組成は、蛍光X線分析、原子吸光分析、誘導結合プラズマ発光分析(ICP)等の方法で分析することができる。
【0010】
本発明において、使用前の触媒の酸化物組成のモリブデンの原子比(初期原子比)Yについては、アンモ酸化反応に用いることによってモリブデンの原子比(反応中原子比)yが上記y=1.02x〜1.12xの関係を満たす限り、初期原子比Yの範囲には特に制限はない。Yの好ましい範囲はY=0.9x〜1.2xであり、より好ましくはY=1.02x〜1.12xである。
触媒の酸化物組成の構成元素及び該元素の原子比を上記の条件を満たすように選択することで、触媒に対して還元劣化に対する耐性を付与することができ、また、アクリロニトリルの収率を高い値に維持できることに加えて、プロセスにおける詰まりや精製系における青酸の損失の原因となるアクロレインの収率を低くおさえることができ、本発明に対して良好に用いることができる。
本発明に用いる触媒は、モリブデン12原子に対して0.5原子以下の少量であれば、さらに、リン、アンチモン、タングステン、バナジウム、テルル、パラジウム、ニオブ、タンタル、レニウム、銀等の元素を含むこともできる。
【0011】
本発明の触媒はシリカ担持触媒として使用する。シリカは流動層反応器で使用するために必要な流動性、耐磨耗性等の物性を触媒に付与する。シリカは上記酸化物とシリカの合計に対して30〜70重量%、好ましくは40〜60重量%の範囲で用いる。シリカが30重量%未満の場合は触媒の機械的強度が十分ではなく、また、シリカが70重量%を越える場合はアクリロニトリルの収率自体が低下する。
【0012】
本発明の触媒は、特開平7−48334号公報、特開平7−289901号公報、特開平7−303836号公報及び特開平7−328441号公報等に記載された公知の方法で調製することができる。例えば、触媒原料を調合して得られた調合液を噴霧乾燥し、該乾燥品を焼成することによって調製することができる。触媒原料の調合にあたっては、シリカの原料としてはシリカゾルが、モリブデンの原料としてはパラモリブデン酸アンモニウム塩が、他の成分の原料としては硝酸塩が好ましく用いられる。調製した調合液の噴霧乾燥において、噴霧化は遠心方式により行うことが好ましい。乾燥温度は100〜400℃、好ましくは150〜300℃である。乾燥品の焼成は、必要に応じて150〜500℃で前焼成をした後、500〜750℃、好ましくは550〜700℃の温度範囲で1〜20時間行う。
【0013】
本発明においてアセトニトリルを増産するために反応器に供給する化合物(以下、単に「M」又は「化合物M」と言うことがある。)としては、エタノ−ル、ジエチルエ−テル、蟻酸エチル、酢酸、無水酢酸、酢酸エチル、エチレングリコ−ルジエチルエ−テル、エチレン、アセトアルデヒド及びグリコ−ル酸が挙げられる。これらの化合物の中で好ましい化合物としては、エタノ−ル、ジエチルエ−テル、酢酸、無水酢酸及び酢酸エチルが挙げられる。更に好ましい化合物としては、エタノ−ル、酢酸及び酢酸エチルが挙げられる。
【0014】
これらの化合物のプロピレンに対する供給比率は、炭素ベ−スで0.005〜0.2であり、好ましくは0.01〜0.15であり、更に好ましくは0.015〜0.1である。例えば、酢酸を0.1の比率で供給することは、プロピレン1モルに対して酢酸0.15モルを供給することを意味する。反応器に供給するこれらの化合物の供給比率が0.005未満ではアセトニトリルの増産が十分ではなく、また、この比率が0.2を越える場合は、プロピレンに対するこれらの化合物の反応活性が高いために触媒の還元劣化やプロピレンのアンモ酸化反応によるアクリロニトリルの生成に影響を与えるので好ましくない。
【0015】
本発明に用いるこれらの化合物は単独でも、また、2種以上の化合物の混合物でも供給することができる。また、これらの化合物の純度には特に制限がなく、水や他の有機化合物等の不純物を含んでいても差し支えなく、特に、水は高い濃度で含まれていても問題なく、原料の精製にかかる作業と費用を低減することができる。
本発明に用いるこれらの化合物の流動層反応器への供給には特に制限はないが、これらの化合物が十分に反応する位置に供給することが好ましい。具体的には、流動層反応器の濃厚層へ供給することが、より好ましくは濃厚層の下部へ供給することが良い。これらの化合物を供給するために新規に原料ガス分散管を設置することもできるが、プロピレン及びアンモニアを供給するための分散管を使用して供給することが好ましい。
【0016】
本発明において反応器の出口ガス中の酸素濃度は0.1〜1.5容量%に、好ましくは0.15〜1.0容量%に、更に好ましくは0.2〜0.7容量%の範囲に制御することにより、アセトニトリルを安定に増産することに加えて、アクリロニトリルの収率の低下を抑制し、また、触媒の性能劣化を抑制することにより、長期間にわたって安定に反応を継続することができる。反応器の出口ガス中の酸素濃度が0.1容量%未満の場合には、触媒の還元劣化や炭素質成分の付着などにより経時的に活性が低下する。そのために、触媒の賦活操作や反応器への触媒の追加や反応器へ供給するガス量を減少させて転化率を維持する等の煩雑な操作が必要となる。また、反応器の出口ガス中の酸素濃度が1.5容量%を越える場合には、アンモ酸化反応で生成するアクリロニトリルの二次分解が顕著になってアクリロニトリルの収率が低下するために好ましくない。
【0017】
反応器の出口ガス中の酸素濃度を本発明の範囲に制御する方法としては、反応器に供給する酸素供給源となるガス、例えば、空気の量を制御することや、反応温度を変える、圧力を変える、触媒量を変える、反応器に供給する全ガス量を変える、等の方法により行うことができるが、好ましくは、反応器に供給する酸素供給源となるガス、例えば、空気の量を制御することで行うことができる。
反応器の出口ガス中の酸素濃度を測定する方法としては、ガスクロマトグラフィ−による分析、磁気式酸素測定装置による分析、質量分析、等の方法を用いて行うことができる。
本発明のアンモ酸化反応に用いるプロピレン、アンモニアは必ずしも高純度である必要はなく、工業グレ−ドのものを使用することができる。また、酸素源としては、空気を用いることが好ましいが、酸素を空気と混合するなどして酸素濃度を高めたガスを用いることもできる。
【0018】
本発明において供給する原料ガスの組成は、アセトニトリルを増産するために反応器に供給する化合物をMとして、プロピレン/M/アンモニア/空気=1/0.005〜0.2/0.9〜1.8/8.5〜14であり、好ましくはプロピレン/M/アンモニア/空気=1/0.01〜0.15/0.95〜1.6/8.6〜13であり、更に好ましくはプロピレン/M/アンモニア/空気=1/0.015〜0.10/1.0〜1.4/8.7〜12である。但し、Mのプロピレンに対する比率は前述した様に炭素ベ−スの比率であり、その他はプロピレンに対するモル比率である。
【0019】
また、酸素濃度を高めたガスを用いる場合は、上記の空気中の酸素濃度との比で供給するガスの比を算出できる。
反応温度は400〜470℃、好ましくは420〜460℃である。反応圧力は絶対圧として90〜400kPa、好ましくは100〜300kPaである。
原料ガスと触媒との接触時間は0.5〜20sec・g/ml、好ましくは1〜10sec・g/mlである。但し、接触時間は次式で定義される。
接触時間(sec・g/ml)=(W/F)×273/(273+T)×P/101
ここで、Wは触媒量(g)、Fは供給するガス量(ml/sec:NTP換算)、Tは反応温度(℃)、Pは反応圧力(kPa:絶対圧)である。
【0020】
【実施例】
以下に内径83mmのSUS304製流動層反応装置を用いて行った実施例および比較例について詳細に説明するが、本発明はこれらの例により限定されるものではない。
尚、実施例及び比較例において反応成績を表すために用いたプロピレンの転化率(%)、化合物Mの転化率(%)、アクリロニトリルの収率(%)、アセトニトリルの収率(%)、アクロレインの収率(%)、アセトニトリルの収量増加率(%)は次式で定義される。
【0021】
プロピレンの転化率(%)=(反応したプロピレンのモル数)/(供給したプロピレンのモル数)×100
化合物Mの転化率(%)=(反応した化合物Mのモル数)/(供給した化合物Mのモル数)×100
アクリロニトリルの収率(%)=(生成したアクリロニトリルのモル数)/(供給したプロピレンのモル数)×100
アクロレインの収率(%)=(生成したアクロレインのモル数)/(供給したプロピロピレンのモル数)×100
アセトニトリルの収率(%)=2/3×(生成したアセトニトリルのモル数)/(供給したプロピレンのモル数)×100
アセトニトリルの収量増加率(%)=(A−B)/B×100
但し、A及びBは下記で定義される。
A:化合物Mを供給した時のアセトニリトルの収率
B:化合物Mを供給しない時のアセトニトリルの収率
反応後のガスはガスクロマトグラフィ−により分析を行った。
【0022】
(触媒調製例)
組成がMo11.8Bi0.45Ce0.90Fe1.8 Ni5.0 Mg2.0 0.09Rb0.05e で表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒を次の様にして調製した。この触媒のxは10.8であり、モリブデンの原子比yは1.09xであった。
30重量%のSiO2 を含むシリカゾル3,333gをとり、水1641gに814.5gのパラモリブデン酸アンモニウム〔(NH4 6 Mo7 24・4H2 O〕を溶解させた液を加え、最後に、16.6重量%の硝酸811.0gに85.3gの硝酸ビスマス〔Bi(NO3 3 ・5H2 O〕、152.8gの硝酸セリウム〔Ce(NO3 3 ・6H2 O〕、284.3gの硝酸鉄〔Fe(NO3 3 ・9H2 O〕、568.5gの硝酸ニッケル〔Ni(NO3 2 ・6H2 O〕、200.4gの硝酸マグネシウム〔Mg(NO3 2 ・6H2 O〕、3.56gの硝酸カリウム〔KNO3 〕及び、2.88gの硝酸ルビジウム〔RbNO3 〕を溶解させた液を加えた。ここに得られた原料調合液を並流式の噴霧乾燥器に送り、約200℃で乾燥させた。該調合液の噴霧化は乾燥器上部中央に設置された皿型回転子を備えた噴霧化装置を用いて行った。得られた粉体は電気炉を用いて400℃で1時間の前焼成の後、610℃で2時間焼成して触媒を調製した。
【0023】
(参考例)
上記触媒調製例で得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.15/9.0の原料ガスを供給し、接触時間5.7sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、アクリロニトリルの収率は82.5%、アセトニトリルの収率は2.0%、アクロレインの収率は0.2%、出口酸素濃度は0.1容量%であった。
【0024】
【実施例1】
プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.17/9.2の原料ガスを供給し、接触時間6.0sec・g/mlとした以外は参考例と同じ条件で反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.6%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.5%、出口酸素濃度は0.3容量%であり、アセトニトリルの増産率は25%であった。更に、出口酸素濃度が0.3容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.4%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.5%、アセトニトリルの増産率は25%であり、安定に運転を継続できた。
【0025】
【実施例2】
プロピレンに対する炭素ベ−スでのジエチルエ−テルの供給比率を0.05とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.21/9.7の原料ガスを供給し、接触時間6.0sec・g/mlとした以外は参考例と同じ条件で反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.0%、ジエチルエ−テルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.5%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は4.4%、出口酸素濃度は0.2容量%であり、アセトニトリルの増産率は120%であった。更に、出口酸素濃度が0.2容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、メジエチルエ−テルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.3%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は4.4%、アセトニトリルの増産率は120%であり、安定に運転を継続できた。
【0026】
【実施例3】
プロピレンに対する炭素ベ−スでの酢酸の供給比率を0.1とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.26/10.0の原料ガスを供給し、接触時間6.3sec・g/mlとした以外は参考例と同じ条件で反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.2%、酢酸の転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.2%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は6.7%、出口酸素濃度は0.6容量%であり、アセトニトリルの増産率は235%であった。更に、出口酸素濃度が0.6容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、酢酸の転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.0%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は6.7%、アセトニトリルの増産率は235%であり、安定に運転を継続できた。
【0027】
【実施例4】
プロピレンに対する炭素ベ−スでの酢酸エチルの供給比率を0.2とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.36/12.0の原料ガスを供給し、接触時間6.5sec・g/mlとした以外は参考例と同じ条件で反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、酢酸エチルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.2%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は11.5%、出口酸素濃度は1.3容量%であり、アセトニトリルの増産率は475%であった。更に、出口酸素濃度が1.3容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、酢酸エチルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.1%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は11.5%、アセトニトリルの増産率は475%であり、安定に運転を継続できた。
【0028】
【実施例5】
焼成温度を590℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo11.9Bi0.20Ce0.40Fe2.0 Ni5.6 Mg2.2 0.07Cs0.04Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは10.7であり、モリブデンの原子比yは1.11xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.15/9.1の原料ガスを供給し、接触時間4.8sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.3%、アクリロニトリルの収率は81.2%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.0%、出口酸素濃度は0.1容量%であった。
【0029】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.17/9.4の原料ガスを供給し、接触時間5.1sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.2%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.1%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.5%、出口酸素濃度は0.4容量%であり、アセトニトリルの増産率は25%であった。更に、出口酸素濃度が0.4容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.1%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.0%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.5%、アセトニトリルの増産率は25%であり、安定に運転を継続できた。
【0030】
【実施例6】
焼成温度を590℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo12.0Bi0.60Ce1.20Fe1.6 Ni4.8 Mg1.9 0.11Rb0.05Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは11.0であり、モリブデンの原子比yは1.09xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.15/9.0の原料ガスを供給し、接触時間4.8sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.2%、アクリロニトリルの収率は82.0%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.1%、出口酸素濃度は0.1容量%であった。
【0031】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.18/9.3の原料ガスを供給し、接触時間5.1sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.0%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.5%、出口酸素濃度は0.4容量%であり、アセトニトリルの増産率は19%であった。更に、出口酸素濃度が0.4容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.9%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.5%、アセトニトリルの増産率は19%であり、安定に運転を継続できた。
【0032】
【実施例7】
焼成温度を580℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo12.0Bi0.300.60Fe2.0 Ni5.4 Mg2.1 0.09Rb0.05Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは10.9であり、モリブデンの原子比yは1.11xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.15/9.1の原料ガスを供給し、接触時間5.4sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、アクリロニトリルの収率は81.3%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.0%、出口酸素濃度は0.2容量%であった。
【0033】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.17/9.3の原料ガスを供給し、接触時間5.7sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.2%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.5%、出口酸素濃度は0.3容量%であり、アセトニトリルの増産率は25%であった。更に、出口酸素濃度が0.3容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.1%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.5%、アセトニトリルの増産率は25%であり、安定に運転を継続できた。
【0034】
【実施例8】
焼成温度を590℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo12.0Bi0.30La0.60Fe2.0 Ni5.4 Mg2.1 0.09Rb0.05Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは10.9であり、モリブデンの原子比yは1.11xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.15/9.1の原料ガスを供給し、接触時間5.1sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、アクリロニトリルの収率は81.0%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.1%、出口酸素濃度は0.1容量%であった。
【0035】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.17/9.4の原料ガスを供給し、接触時間5.4sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は80.9%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.6%、出口酸素濃度は0.3容量%であり、アセトニトリルの増産率は24%であった。更に、出口酸素濃度が0.3容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は80.9%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.6%、アセトニトリルの増産率は24%であり、安定に運転を継続できた。
【0036】
【実施例9】
焼成温度を590℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo12.0Bi0.30Pr0.13Nd0.47Fe2.0 Ni5.4 Mg2.1 0.09Rb0.05Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは10.9であり、モリブデンの原子比yは1.11xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.15/9.0の原料ガスを供給し、接触時間5.6sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.2%、アクリロニトリルの収率は81.9%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.0%、出口酸素濃度は0.1容量%であった。
【0037】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.17/9.3の原料ガスを供給し、接触時間5.9sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.9%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.5%、出口酸素濃度は0.4容量%であり、アセトニトリルの増産率は25%であった。更に、出口酸素濃度が0.4容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.8%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.5%、アセトニトリルの増産率は25%であり、安定に運転を継続できた。
【0038】
【実施例10】
焼成温度を610℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo12.0Bi0.30Sm0.60Fe2.0 Ni5.4 Mg2.1 0.09Rb0.05Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは10.9であり、モリブデンの原子比yは1.11xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.15/9.1の原料ガスを供給し、接触時間5.7sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、アクリロニトリルの収率は81.5%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は1.9%、出口酸素濃度は0.2容量%であった。
【0039】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.17/9.3の原料ガスを供給し、接触時間6.0sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.5%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.5%、出口酸素濃度は0.3容量%であり、アセトニトリルの増産率は32%であった。更に、出口酸素濃度が0.3容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.4%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.5%、アセトニトリルの増産率は32%であり、安定に運転を継続できた。
【0040】
【実施例11】
焼成温度を570℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo12.0Bi0.45Ce0.90Fe1.8 Co7.0 Rb0.14Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは10.8であり、モリブデンの原子比yは1.11xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.15/8.9の原料ガスを供給し、接触時間5.6sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、アクリロニトリルの収率は82.4%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.1%、出口酸素濃度は0.1容量%であった。
【0041】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.16/9.2の原料ガスを供給し、接触時間5.9sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.4%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.6%、出口酸素濃度は0.3容量%であり、アセトニトリルの増産率は24%であった。更に、出口酸素濃度が0.3容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.4%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.7%、アセトニトリルの増産率は29%であり、安定に運転を継続できた。
【0042】
【実施例12】
焼成温度を570℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo12.0Bi0.54Ce0.81Fe1.8 Co5.0 Zn2.0 Cs0.10Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは10.8であり、モリブデンの原子比yは1.11xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.14/9.0の原料ガスを供給し、接触時間5.8sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、アクリロニトリルの収率は81.5%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.0%、出口酸素濃度は0.1容量%であった。
【0043】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.15/9.2の原料ガスを供給し、接触時間6.1sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.4%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.6%、出口酸素濃度は0.2容量%であり、アセトニトリルの増産率は30%であった。更に、出口酸素濃度が0.2容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は81.3%、アクロレインの収率は0.4%、アセトニトリルの収率は2.7%、アセトニトリルの増産率は35%であり、安定に運転を継続できた。
【0044】
【実施例13】
焼成温度を600℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo12.0Bi0.39Ce0.96Fe1.8 Co3.5 Ni3.5 0.09Rb0.05Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは10.8であり、モリブデンの原子比yは1.11xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.14/9.0の原料ガスを供給し、接触時間5.7sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.2%、アクリロニトリルの収率は82.3%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.0%、出口酸素濃度は0.2容量%であった。
【0045】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.16/9.2の原料ガスを供給し、接触時間6.0sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.2%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.5%、出口酸素濃度は0.3容量%であり、アセトニトリルの増産率は25%であった。更に、出口酸素濃度が0.3容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.2%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は2.6%、アセトニトリルの増産率は30%であり、安定に運転を継続できた。
【0046】
【実施例14】
焼成温度を670℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo11.7Bi0.20Ce0.10Fe2.3 Ni5.5 Mg2.3 0.10Rb0.05Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは10.6であり、モリブデンの原子比yは1.11xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.16/9.0の原料ガスを供給し、接触時間5.4sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.0%、アクリロニトリルの収率は82.7%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は1.9%、出口酸素濃度は0.2容量%であった。
【0047】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.18/9.2の原料ガスを供給し、接触時間5.7sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.7%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.5%、出口酸素濃度は0.3容量%であり、アセトニトリルの増産率は32%であった。更に、出口酸素濃度が0.3容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.6%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.6%、アセトニトリルの増産率は37%であり、安定に運転を継続できた。
【0048】
【実施例15】
焼成温度を660℃とした以外は触媒調製例と同様にして、組成がMo11.9Bi0.3 Fe2.4 Ni6.7 Mg1.5 0.10Cs0.07Oeで表される酸化物触媒を、50重量%のシリカに担持した触媒として調製した。この触媒のxは11.1であり、モリブデンの原子比yは1.08xであった。
得られた触媒1,200gを用い、反応温度430℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.16/9.0の原料ガスを供給し、接触時間5.7sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.2%、アクリロニトリルの収率は82.7%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は1.9%、出口酸素濃度は0.2容量%であった。
【0049】
次に、プロピレンに対する炭素ベ−スでのエタノ−ルの供給比率を0.01とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.18/9.3の原料ガスを供給し、接触時間6.0sec・g/mlとして反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.1%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.7%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.4%、出口酸素濃度は0.4容量%であり、アセトニトリルの増産率は26%であった。更に、出口酸素濃度が0.4容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、700時間後の反応成績はプロピレンの転化率は99.0%、エタノ−ルの転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.6%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は2.5%、アセトニトリルの増産率は32%であり、安定に運転を継続できた。
【0050】
【比較例1】
原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.26/9.6(空気のモル比過少)とした以外は実施例3と同じ条件で反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は98.8%、酢酸の転化率は100%、アクリロニトリルの収率は82.7%、アクロレインの収率は0.6%、アセトニトリルの収率は7.2%、出口酸素濃度は0.06容量%であり、アセトニトリルの増産率は260%であった。更に、出口酸素濃度が0.06容量%になるように原料ガスの供給量を微調整しながら運転を継続したが、プロピレンの転化率が経時的に低下するために300時間で反応を停止した。抜き出した触媒を分析した結果、5500ppmの炭素が付着していることが判った。
【0051】
【比較例2】
原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.26/11.2(空気のモル比過大)とした以外は実施例3と同じ条件で反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.3%、酢酸の転化率は100%、アクリロニトリルの収率は80.2%、アクロレインの収率は0.2%、アセトニトリルの収率は6.8%、出口酸素濃度は2.0容量%であり、アセトニトリルの増産率は240%であったが、アクリロニトリルの収率が低いために反応を停止した。
【0052】
【比較例3】
プロピレンに対する炭素ベ−スでの酢酸の供給比率を0.25(供給比率過大)とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.38/10.9の原料ガスを供給し、接触時間6.5sec・g/mlとした以外は参考例と同じ条件で反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.0%、酢酸の転化率は100%、アクリロニトリルの収率は79.7%、アクロレインの収率は0.3%、アセトニトリルの収率は14.3%、出口酸素濃度は0.3容量%であり、アセトニトリルの増産率は615%であったが、アクリロニトリルの収率が低いために反応を停止した。
【0053】
【比較例4】
特公昭53−35232号公報の実施例7に記載されている、50重量%のシリカに担持された酸化物組成がMo12Bi5.76Fe6.24Na1.2 1.2 0.072 e で表される触媒を、特許記載内容を参考にして調製した。尚、焼成は400℃で1時間の前焼成を行った後、690℃で2時間焼成した。
得られた触媒1400gを用いて、反応温度460℃、反応圧力は絶対圧として150kPa、プロピレン/アンモニア/空気のモル比が1/1.10/8.9の原料ガスを供給し、接触時間6.0sec・g/mlでプロピレンのアンモ酸化反応を行った。反応開始から100時間後のプロピレンの転化率は99.4%、アクリロニトリルの収率は79.0%、アクロレインの収率は1.5%、アセトニトリルの収率は2.3%、出口酸素濃度は0.2容量%であった。
【0054】
次に、実施例3と同様にプロピレンに対する炭素ベ−スでの酢酸の供給比率を0.1とし、原料ガスの組成をプロピレン/アンモニア/空気のモル比を1/1.17/9.7の原料ガスを供給して反応を行ったところ、プロピレンの転化率は99.1%、酢酸の転化率は100%、アクリロニトリルの収率は76.5%、アクロレインの収率は2.2%、アセトニトリルの収率は4.8%、出口酸素濃度は0.2容量%であり、アセトニトリルの増産率は109%であったが、アクリロニトリルの収率の低下とアクロレインの収率の増加が大きいために反応を停止した。
【0055】
【発明の効果】
プロピレンのアンモ酸化反応によってアクリロニトリルを製造する際に、使用する触媒、反応器に供給する原料とその比率及び反応器の出口ガス中の酸素濃度を規定することにより、アセトニトリルを安定に増産することに加えて、アクリロニトリルの収率の低下も抑制し、長期間にわたって安定に反応を継続することができる。

Claims (1)

  1. プロピレンとアンモニアと酸素を流動層反応器において触媒の存在下にアンモ酸化反応させてアクリロニトリルを製造するに際して、触媒として、シリカに担持された酸化物組成が下記一般式(1)
    Moy Bip Feq a b c d e ・・・・(1)
    (上記一般式(1)中、Moはモリブデン、Biはビスマス、Feは鉄、Aはニッケル及びコバルトから選ばれる1種以上の元素、Bはカリウム、ルビジウム及びセシウムから選ばれる1種以上の元素、Cはマグネシウム及び亜鉛から選ばれる1種以上の元素、Dは希土類元素から選ばれる1種以上の元素、Oは酸素を表し、yはアンモ酸化反応中のモリブデンの原子比であり、y=1.02x〜1.12x、但し、xはx=1.5p+q+a+c+1.5dである。p、q、a、b、c、d及びeはそれぞれビスマス、鉄、A、B、C、D及び酸素の原子比を表し、p=0.01〜5.0、q=0.1〜5、a=4〜10、b=0.01〜2、c=0〜5、d=0〜5、eは存在する他の元素の原子価要求を満足させるために必要な酸素の原子数である。)
    で表される触媒を用い、エタノール、ジエチルエーテル、酢酸及び酢酸エチルの中から選ばれる1種以上の化合物をプロピレンに対して炭素ベースで0.005〜0.2の比率で反応器に供給し、且つ、反応器の出口ガス中の酸素濃度を0.1〜1.5容量%に制御することを特徴とするアセトニトリルの増産方法。
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