JP4853415B2 - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関の排気にはカーボンを主成分とする微粒子物質(PM:Particulate Matter)が含まれている。これらの微粒子物質の大気への放散を防止するために内燃機関の排気系に微粒子物質を捕集するパティキュレートフィルタ(以下、「フィルタ」という。)を設ける技術が知られている。
かかるフィルタにおいては、捕集された微粒子物質の堆積量が増加すると、フィルタの目詰まりによって排気における背圧が上昇し機関性能が低下するので、フィルタの温度を上昇させて捕集された微粒子物質を酸化除去することとしている(以下、「PM再生処理」という。)。この場合にも、フィルタの温度を上昇させるために、フィルタに還元剤としての燃料を供給する場合がある。
また、内燃機関と、内燃機関が出力する動力を利用して発電を行う発電機としての機能と動力を出力する電動機としての機能とを併せ持つ電動発電機とを備えたハイブリッド車両が公知である。このようなハイブリッド車両に適用される内燃機関の排気浄化システムに関連して、電動発電機の発電動作によって内燃機関に負荷を付与することによって排気の温度を上昇させる技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
上記技術では、一般に排気の温度が低下する停車時においても排気を容易に昇温できるので、フィルタに対するPM再生処理を実施する際においては微粒子物質の酸化除去を効率的に行うことができる。
しかしながら、内燃機関の搭載される車両が走行しているときと停車しているときとにおいて、或いは車両の走行速度(車速)の違いにより、内燃機関の排気系から放出される熱量の放熱度合いが大きく異なる。従って、PM再生処理を実施する際に排気系における放熱度合いの影響を考慮してフィルタを昇温させないとフィルタが過度に昇温される虞があった。その結果、フィルタに熱劣化が生じ、あるいはテールパイプから非常に高温の排気が放出され、車両周囲の温度を過度に上昇させてしまう虞があった。
特開2000−297669号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フィルタに対するPM再生処理の実施中において、車両の走行速度の減少に伴い排気系からの放熱度合いが低下することによってフィルタが過度に昇温されることを抑制することである。
上記課題を達成するために本発明に係る内燃機関の排気浄化システムは、以下の手段を採用した。
即ち、
内燃機関の排気通路に設けられ該排気通路を通過する排気中の微粒子物質を捕集するフィルタと、
前記フィルタに熱量を供給して該フィルタを所定の目標温度まで昇温させるとともに、
前記フィルタに捕集された微粒子物質を酸化除去するPM再生処理を実施するPM再生手段と、
前記内燃機関が搭載された車両における走行速度に基づいて前記内燃機関の排気系から該排気系の外部へ放熱される放熱度合いを推定する放熱度合い推定手段と、
前記PM再生手段による供給熱量を、前記放熱度合い推定手段によって推定された前記放熱度合いに基づいて制御する供給熱量制御手段と、
を備えることを特徴とする。
すなわち本発明においては、PM再生手段がフィルタに熱量を供給して該フィルタを所定の目標温度まで昇温させる。所定の目標温度とは、PM再生処理を実施する際のフィルタの目標温度であって、フィルタに捕集された微粒子物質(PM)を酸化除去することが可能な温度である。
ところで、PM再生処理の実施している最中において車両の走行速度は一定ではなく、運転者の要求によって車両の加減速、或いは停車・発進は繰り返される。一般に、車両の走行速度が高い(速い)場合には走行風が排気系からより多くの熱量を奪うので排気系の放熱度合いが高くなる。一方、走行速度が低い(遅い)場合には上記とは逆に排気系からの放熱度合いが低くなり、車両が停車している場合には特に低くなる。
このように、車両の走行速度に応じて排気系の放熱度合いが相違すると、PM再生手段からフィルタに供給される熱量が等しくても、フィルタの昇温性(例えば、フィルタの昇温量、昇温速度等)に影響を及ぼす。特に、PM再生処理の実施中に急減速し、或いは走行状態から停車する場合のように排気系の放熱度合いが低下すると、フィルタが昇温し過ぎてしまい、フィルタの熱劣化や破損等を招来する虞がある。
これに対し本発明では、放熱度合い推定手段が、PM再生処理の実施時における車両の走行速度に基づいて排気系からの放熱度合いを推定する。具体的には、本発明における放熱度合い推定手段は、車両の走行速度が遅いほど排気系の放熱度合いが低くなるように該放熱度合いを推定する。本発明における「排気系」とは内燃機関から排出される排気の通過する排気通路のほか、排気通路に設けられるフィルタを含む概念である。
そして、本発明では上記推定された放熱度合いに基づいてPM再生手段による供給熱量を制御することとした。すなわち、供給熱量制御手段は、推定された放熱度合いが低いほどPM再生手段による供給熱量が少なくなるように該供給熱量が制御される。また、本発明においては、PM再生手段による単位時間当たりの供給熱量を増減し、あるいは熱量の供給時間を増減することによって供給熱量を制御しても良い。
本発明によれば、車両の走行速度の違いにより排気系からの放熱度合いが変化しても、フィルタに供給される供給熱量を排気系の放熱度合いに応じて調節することができる。従って、排気系の放熱度合いが低いにも関わらず該放熱度合いが高い場合と同等に熱量が供給されてしまうことを抑制できる。つまり、フィルタを前述した目標温度まで精度良く昇温させることができる。その結果、フィルタが過度に昇温されることを好適に抑制することができる。
ここで、PM再生手段がフィルタに熱量を供給する際に用いられる手段としては、種々の手段を採用することができる。例えば、本発明に係る排気浄化システムは、排気通路におけるフィルタよりも上流側に設けられ、あるいはフィルタに担持される酸化触媒と、酸化触媒に流入する前の排気に還元剤を供給する還元剤供給手段と、を更に備えても良い。そして、PM再生手段は、還元剤供給手段に還元剤を供給させることによりフィルタに熱量を供給しても良い。これによれば、酸化触媒における還元剤の酸化熱により排気の温度
が上昇するため好適にフィルタを昇温できる。
なお、上記構成における還元剤供給手段は、酸化触媒よりも上流側の排気通路に還元剤添加弁を設け、還元剤から還元剤を添加することによって酸化触媒に流入する前の排気に還元剤を供給しても良い。また、還元剤供給手段は、内燃機関の燃料噴射弁に主噴射とは異なる時期に還元剤としての燃料を副噴射させても良い。また、PM再生手段は、電気式ヒータや燃焼式バーナ等でフィルタに熱量を供給するようにしても良い。
ところで、排気系の放熱度合いは、過去の走行履歴の影響を受けると考えられる。例えば、現在の車両が停車中であったとしても、停車前における走行速度が高速であるのか、或いは低速であるのかによって停車後におけるフィルタの昇温性に影響を及ぼす場合がある。
そこで、本発明においては、車両が停車した状態でPM再生処理を実施する場合に、供給熱量制御手段は車両の停車前における走行履歴に基づいてPM再生手段による供給熱量(例えば、単位時間当たりの供給熱量)を補正するようにしても良い。
例えば、高速走行している車両が急減速してから停車した場合には、排気系の放熱度合いが非常に高い状態から急激に低い状態に移行する。その結果、車両の停車後においては走行時に比べてフィルタが昇温し易くなるため、PM再生手段による供給熱量をより少なくしないとフィルタが目標温度を超えてしまう場合がある。
一方、低速走行している車両が徐々に減速した後に停車した場合には、もともと車両の走行時においても排気系の放熱度合いが比較的に低い状態に維持されているため、車両の停車後において走行時に比べて供給熱量をあまり減じなくてもフィルタが過昇温する虞がない。
そこで本発明では、車両の停車前における走行速度が速いほど、停車時におけるPM再生手段による供給熱量が少なくなるように該供給熱量を減量補正しても良い。これによれば、車両が停車している状態において、フィルタにPM再生手段から供給される熱量をより一層精度良く制御できる。なお、本発明における走行履歴とは、車両が停車する前に定常走行をしていたときの走行速度のほか、走行時における一定期間における平均速度、走行時における加減速の程度等の概念を含んでいても良く、これらに基づいてPM再生手段による供給熱量を補正しても良い。
また、PM再生処理の実施中において停車している車両が走行を開始(再開)したときには、車両の走行速度が零から増加するため放熱度合い推定手段により推定される排気系の放熱度合いが高くなる。従って、車両の発進時おいては停車時に比べてフィルタに供給される供給熱量を増加させるべきとも考えられる。しかし、車両の走行が開始されると内燃機関の燃料噴射量が増大するため該内燃機関から排出される排気の昇温が見込まれる。そして、停車中においてもPM再生手段による熱量の供給が継続されているため、急激な加速要求が出される場合等にはフィルタの温度が過度に上昇する虞がある。
そこで本発明においては、PM再生処理の実施中において停車している車両が走行を開始する場合には、車両が走行を開始してから所定のディレイ時間に亘って、供給熱量制御手段による供給熱量の増加が禁止されても良い。すなわち、原則的には車速の増加に伴ってPM再生手段による供給熱量が増加されるところ、供給熱量の増加を開始する時期を所定のディレイ時間だけ遅らせることとした。
この所定のディレイ時間は、車両の走行開始後に、供給熱量の増加を開始する時期をこ
の時間だけ遅らせれば内燃機関から排出される排気の温度が上昇してもフィルタが過昇温する虞のないような観点から定められると好適である。例えば、所定のディレイ時間は、車両が走行を開始してから該車両の加速度が所定の閾値以下になるまでの時間であっても良い。すなわち、車両の走行開始直後の、車両が加速している期間中は供給熱量制御手段による供給熱量の増加が禁止される。これによれば、PM再生処理の実施中において内燃機関から排出される排気の温度が急激に上昇しても、フィルタが過度に昇温されることが抑制され、該フィルタに熱劣化が生じることを抑制できる。なお、所定の閾値は内燃機関の負荷が略一定となるときにおける加速度であって、略零であっても良い。
また、本発明に係る排気浄化システムが適用される車両は内燃機関と電動機との動力源で走行するハイブリッド車両であっても良い。そして、PM再生処理の実施中において停車している車両が走行を開始する場合には、内燃機関が出力するエンジントルクが所定の発進時上限トルク以下の範囲内で制御されるとともに要求トルクに対するエンジントルクの不足分は電動機によって出力されても良い。
ここで、所定の発進時上限トルクとは、車両の発進時においてエンジントルクを増加させても内燃機関から排出される排気の温度が過度に上昇せず、フィルタが過昇温する虞の生じないときのエンジントルクの上限値である。このように、車両に対する加速要求時においては、エンジントルクを発進時上限トルク以下の範囲内で制御することによってフィルタが過昇温されることを抑制できる。また、要求トルクに対するエンジントルクの不足分は電動機によって出力されるので、運転者の要求を満足できると共にドライバビリティを向上させることができる。
ここで電動機は、内燃機関が出力する動力を利用して発電を行う発電機としての機能を併せ持つ電動発電機であっても良い。そして、車両が停車した状態でPM再生処理を実施する場合に、電動発電機の発電動作によって内燃機関に負荷を付与しても良い。これによれば、アイドリング状態に比べて内燃機関の燃料噴射量が増加するため該内燃機関から排出される排気の温度を上昇させることができる。
また、停車時に負荷を増加させる制御が実施される場合に、内燃機関から排出される排気の温度の上昇が見込める分だけフィルタが昇温しやすくなるため、フィルタが過度に昇温する虞のある場合にはPM再生手段による供給熱量を減量しても良い。これによれば、フィルタが過度に昇温されることを好適に抑制できる。また、PM再生処理の実施中におけるフィルタの温度が所定の限界温度以上になった場合には、PM再生手段による供給熱量を減量しても良いし、PM再生処理の実施を一旦中断しても良い。所定の限界温度はフィルタの温度が過度に上昇して、フィルタに熱劣化が生じうると判断できるときの温度である。これにより、フィルタの過昇温を確実に抑制することができる。
本発明にあっては、フィルタに対するPM再生処理の実施において、車両の走行速度に応じた排気系の放熱度合いに基づいてフィルタに供給する供給熱量を制御できる。その結果、車両の走行速度の減少に伴い排気系からの放熱度合いが低下してもフィルタが過度に昇温されることを抑制できる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。尚、本実施の形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<ハイブリッド車両のシステム構成>
図1は本実施例に係る排気浄化システムが適用されるハイブリッド車両のシステム構成を示すブロック図である。この本システムはハイブリッド車両の主動力として機能するエンジン1、補助動力として機能するモータジェネレータ(以下、単に「MG」という。)2、本システム全体を制御するメインECU3、T/M4、T/MECU5、バッテリ6、インバータ7及びバッテリECU8から構成されている。
MG2は、エンジン1の駆動力をアシストする電動機として、或いはバッテリ6を充電するための発電機として機能するように構成されている。本実施例においてはエンジン1、MG2が本発明における内燃機関、電動機に相当する。
例えば、ハイブリッド車両がエンジン1、MG2の何れかの動力のみにより走行する場合には、T/MECU5からの指令によってT/M4を介してエンジン1、MG2の何れかの動力が車輪9に伝達され、双方を動力源として車両が走行する場合には、エンジン1およびMG2の動力がT/M4を介して車輪9に伝達される。
バッテリ6は、MG2を駆動するための電源として機能することが可能に構成された充電可能な蓄電池である。バッテリ6には、該バッテリ6の充電状態(つまり、充電量)を検出するバッテリECU8が設置されており、メインECU3と電気的に接続されている。インバータ7は、バッテリ6から取り出した直流電力を交流電力に変換してMG2に供給すると共に、MG2によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ6に供給することが可能なように構成されている。
ここで、本実施例におけるハイブリッド車両の運転制御について説明する。本実施例におけるハイブリッドシステムでは、電動機及び発電機として機能するMG2とエンジン1とのそれぞれの駆動力配分がメインECU3により制御され、ハイブリッド車両の走行状態が制御される。エンジン1に出力させるトルク(以下、「エンジントルク」という。)TQeとMG2に出力させるトルク(以下、「アシストトルク」という。)TQaとの和が要求トルクTQrに一致するようにエンジントルク及びアシストトルクTQaがメインECU3により制御される。
<排気浄化システムの概略構成>
図2は本実施例における排気浄化システムの概略構成を示す図である。図2に示すエンジン1はディーゼルエンジンであり、エンジン1の内部及びその吸気系は省略されている。
図2において、エンジン1には、該エンジン1から排出される排気が流通する排気通路15が接続され、この排気通路15は下流にて図示しないマフラーに接続されている。また、排気通路15の途中には酸化触媒20が配置されている。そして、排気通路15における酸化触媒20よりも下流側には、排気中の微粒子物質(以下、単に「PM」ともいう。)を捕集するフィルタ21が配置されている。本実施例においてはフィルタ21が本発明におけるフィルタに相当する。
なお、排気通路15における酸化触媒20の上流側には、フィルタ21に対するPM再生処理の際に、還元剤としての燃料を排気中に添加する燃料添加弁22が配置されている。本実施例においては燃料添加弁22が本発明における還元剤供給手段に相当する。また、フィルタ21の上流側と下流側には、フィルタ21に流入する排気の温度、フィルタ21から流出する排気の温度を検出する第1温度センサ23及び第2温度センサ24が設けられている。また、エンジン1には外気温度を検出する外気温センサ25、車両の走行速
度(車速)を検出する車速センサ26が併設されている。
ここで、上述したメインECU3は、ハイブリッド車両のハイブリッドシステムを制御するほか、エンジン1の酸化触媒20、フィルタ21を含めた排気浄化システムに係る制御を行うユニットである。メインECU3には、図示しないエアフローメータ、クランクポジションセンサや、アクセルポジションセンサなどのエンジン1の運転状態の制御に係るセンサ類や、第1温度センサ23、第2温度センサ24、外気温センサ25、車速センサ26が電気配線を介して接続され、出力信号がメインECU3に入力されるようになっている。一方、メインECU3には、エンジン1内の図示しない燃料噴射弁等が電気配線を介して接続される他、燃料添加弁22が電気配線を介して接続され、メインECU3によって制御されるようになっている。
また、メインECU3には、CPU、ROM、RAM等が備えられており、ROMには、エンジン1の種々の制御を行うためのプログラムや、データを格納したマップが記憶されている。以下で説明する本実施例におけるPM再生制御ルーチンも、メインECU3内のROMに記憶されたプログラムの一つである。
ここで、上記の構成においてフィルタ21に捕集されたPMを酸化除去するPM再生処理を実施する場合について説明する。本実施例においては、フィルタ210に対してPM再生要求が出されると、メインECU3からの指令によって燃料添加弁22から燃料が排気中に添加される。排気中に添加された添加燃料は酸化触媒20において酸化されるため、その際に生じる反応熱によってフィルタ21に流入する排気の温度(以下、「流入排気温度」という。)TEを上昇させることができる。
本実施例においては、フィルタ20の温度(以下、「フィルタ温度」という。)TFをPM再生時目標温度TFtまで上昇させるべく流入排気温度の目標値(以下、「目標流入排気温度」という。)TEtが設定され、これに応じて燃料添加弁22による単位時間当たりの燃料添加量(以下、「単位燃料添加量」という。)ΔQadが制御される。なお、PM再生時目標温度TFtはフィルタ21に捕集されたPMを酸化除去するために必要なPM再生処理時におけるフィルタ21の目標温度である。このように、フィルタ温度TFをPM再生時目標温度TFtまで上昇させることによりフィルタ21に捕集されたPMの酸化除去が行われる。本実施例においてはPM再生時目標温度TFtが本発明における所定の目標温度に相当する。また、PM再生処理を実行するメインECU3が本発明におけるPM再生手段に相当する。
ところで、PM再生処理が実行されている間もエンジン1の排気系からは外部への放熱という形で熱量が奪われる。この放熱の大きさの程度である放熱度合いは車両の走行状態(例えば、走行・停車、車速など)によって異なるため、単位燃料添加量ΔQadが等しい場合であってもフィルタ21の昇温量、昇温速度等が変化してしまう。そこで、本実施例ではPM再生処理の実施時における車速SPに応じて目標流入排気温度TEtを制御することとした。言い換えると、単位時間当たりにフィルタ21に供給される熱量に相関する単位燃料添加量ΔQadが制御される。
図3は、本実施例におけるPM再生処理を実施しているときの車速SPと燃料添加のON−OFF状態と目標流入排気温度TEtとフィルタ温度TFとの関係を例示したタイムチャートである。図3(a)は、車速SPの推移を示したタイムチャートである。図3(b)は、燃料添加のON−OFF状態の推移を示したタイムチャートである。図3(c)は、目標流入排気温度TEtの推移を示したタイムチャートである。図3(d)は、フィルタ温度TFの推移を示したタイムチャートである。図3(a)に示すように、定常走行状態(車速:SP1)で走行している車両は時間t1において減速を開始し、時間t2〜
t3に亘り停車(車速:0)している。そして、時間t3において走行を再開して時間t3〜t4まで加速した後、時間t4以降は定常走行状態(車速:SP1)であることを示している。また、図3(b)に示すように、時間t0から燃料添加弁22による燃料添加が行われている。つまり、時間t0においてフィルタ21に対してPM再生要求が出されたことを意味する。
また、図3(c)、(d)に示した破線は、車速SPに応じて排気系の放熱度合いが変化しても目標流入排気温度TEtを一定に維持したときの目標流入排気温度TEtとフィルタ温度TFの関係を例示したものである。ここで、破線について考えると、時間t1において車速SPが低下すると走行風が減少して排気系の放熱度合いが低くなる。特に停車している時間t2〜t3においては走行風が無くなるため放熱度合いが非常に低くなる。その結果、図3(d)に示すように、フィルタ温度TFが過昇温限界温度TFLよりも上昇する結果、フィルタ21に熱劣化等が生じる虞がある。ここで、過昇温限界温度TFLはフィルタ温度TFが過度に上昇して、フィルタ21に熱劣化が生じうると判断できる温度である。
本実施例におけるPM再生処理においては、メインECU3が車速SPに基づいて排気系の放熱度合いDRを推定し、この排気系の放熱度合いDRに基づいて目標流入排気温度TEtを決定する。車速SPと放熱度合いDRとの関係は、車速SPが低いほど排気系の放熱度合いDRも低くなる。本実施例では、推定された放熱度合いDRが低いほど高い場合と比べて目標流入排気温度TEtが低くなるように制御される。つまり、図3(c)の実線で示されるように、車速SPの変化に応じて目標流入排気温度TEtが決定され、燃料添加弁22から排気中に添加される単位燃料添加量ΔQadが調節される。
その結果、図3(d)の実線で示されるように、フィルタ温度TFをPM再生時目標温度TFt近傍に維持することができるので、捕集されているPMを効率よく酸化除去できる。また、フィルタ温度TFが過昇温限界温度TFLまで上昇することが抑制されるので、フィルタ21に熱劣化や溶損等が生じることを抑制できる。本実施例においては、放熱度合いDRを推定し、放熱度合いDRに基づいて単位燃料添加量ΔQad制御するメインECU3が、本発明における放熱度合い推定手段、供給熱量制御手段に相当する。
更に、本実施例において、車両が停車しているときには現在の車速SPのみならず走行時(つまり、停車前)の走行履歴に応じて目標流入排気温度TEtを補正することとした。すなわち、停車前の走行履歴(例えば、停車前の定常走行をしていたときの走行速度)に基づいて目標流入排気温度TEtを補正する停車時補正係数KSを演算し、目標流入排気温度TEtに停車時補正係数KSを乗算して停車時目標流入排気温度TEstを算出する。図3(a)を参照すると、停車時補正係数KSは車速SP1が高いほどが低い値として、車速SP1が低いほど高い値として求められる。なお、停車時補正係数KSは、停車前の一定期間における車速の平均値、或いは停車前に置ける車両の加減速の頻度や激しさ等に基づいて求めても良い。
図4は、本実施例におけるPM再生制御ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンはメインECU3内のROMに記憶されたプログラムであり、メインECU3によって所定期間毎に実行される。本ルーチンが実行されるとまず、ステップS101では、フィルタ21に対してPM再生処理中か否か判定される。肯定判定された場合にはステップS103に進む。否定判定された場合にはステップS102に進む。
ステップS102では、現在フィルタ21に堆積しているPM堆積量ΣPMが算出され、PM堆積量ΣPMが再生開始基準値PMsを超えているか否か判定される。再生開始基準値PMsは、フィルタ21に捕集されているPM量が増加し、PM再生処理を実行して
PMを酸化除去しないとエンジン1の出力機能等が低下すると判断できるPMの堆積量である。また、PM堆積量ΣPMは、直近に実施されたPM再生処理が完了した時に残留したPM量に、現在までに新たに堆積したPM量を和算することによって算出する。
本ステップにおいて肯定判定された場合には、フィルタ21に対するPM再生処理を実施する必要があると判断され、ステップS104に進む。一方、否定判定された場合には、本ルーチンを一旦終了する。
ステップS103においては、つまりステップS101において、PM再生処理の実施中であると判断された場合には、PM再生処理の実施を終了しても良いかどうかが判断される。すなわち、PM堆積量ΣPMが再生完了基準値PMc以下であるか否か判定される。ここで、再生完了基準値PMcとは、PMの酸化除去によりPM堆積量ΣPMが充分に減少し、暫くはPM再生処理を実行しなくても良いと判断できるPMの堆積量である。また、本ステップにおいては現在もPM再生処理が実施中である。従って、PM堆積量ΣPMは直近のPM再生処理が完了した時に残留したPM量に現在までに新たに堆積したPM量を和算し、更に現在実施されているPM再生処理が開始されてから酸化除去されたPM量の積算値を減算するとによって算出される。
本ステップにおいて肯定判定された場合には、ステップS105に進み、PM再生処理を終了して(燃料添加弁22にからの燃料添加を終了して)、本ルーチンを一旦終了する。また、否定判定された場合には、PM再生処理を継続する必要があると判断され、ステップS104に進む。
ステップS104では、第1温度センサ23、第2温度センサ24、外気温センサ25、車速センサ26の出力信号がメインECU3により読み込まれる。これにより、流入排気温度TE、フィルタ温度TF、外気温TA、車速SPが取得される。そして、ステップS104の処理が終了するとステップS106に進む。
ステップS106では、フィルタ温度TFをPM再生時目標温度TFtまで上昇させるための目標流入排気温度TEtが車速SP、フィルタ温度TF、外気温TAに基づいて算出される。具体的には、車速SPとフィルタ温度TFと外気温TAとの関係が格納されたマップを参照し、排気系の放熱度合いDRを考慮して目標流入排気温度TEtが求められる。本ルーチンでは、車速SPが低いほど、外気温TAが高いほど放熱度合いDRが低くなる。ステップS106の処理が終了するとステップS107に進む。
ステップS107では、車両が停車中か否か判定される。停車中であると判定された場合にはステップS108に進む。一方、停車中ではないと判定された場合にはステップS110に進む。
ステップS108では、メインECU3に記憶されている停車前の走行履歴を参照し、停車前における定常走行時の車速に基づいて停車時補正係数KSが算出される。具体的には、減速前における定常走行時の車速が高いほど停車時補正係数KSが小さい値として求められる。続くステップS109では、停車時補正係数KSを目標流入排気温度TEtに乗じることにより停車時目標流入排気温度TEstが算出される。ステップS109の処理が終了するとステップS110に進む。
ステップS110では、燃料添加弁22から添加される単位燃料添加量ΔQadを制御する。具体的には、流入排気温度TEを目標流入排気温度TEt(停車中の場合には、停車時目標流入排気温度TEst)まで上昇させるために最適な単位燃料添加量ΔQadが算出される。そして、続くステップS111では、燃料添加弁22から単位燃料添加量Δ
Qadの添加燃料が排気中に添加される。また、PM再生処理の継続中であって、既に燃料添加制御が実施されている場合には単位燃料添加量ΔQadをフィードバック制御する。そして、本ステップの処理が終了すると本ルーチンを一旦終了する。
以上のように、本ルーチンによれば、PM再生処理の実施中に車速SPが変化しても、排気系の放熱度合いDRに応じて目標流入排気温度TEtを適切に設定し、単位燃料添加量ΔQadを制御することができる。つまり、放熱度合いDRが高い時には単位燃料添加量ΔQadを増量し、放熱度合いDRが低い時には単位燃料添加量ΔQadを減量することができる。これにより、フィルタ温度TFが過度に上昇し、フィルタ21に熱劣化や溶損等が生じることを抑制できる。
次に、本実施例におけるPM再生処理の変形制御について説明する。図5は、本実施例におけるPM再生処理を実施しているときの車速SPとエンジントルクTQeと目標流入排気温度TEtとの関係を例示したタイムチャートである。図5(a)は、車速SPの推移を示したタイムチャートである。図5(b)は、エンジントルクTQeの推移を示したタイムチャートである。図5(c)は、目標流入排気温度TEtの推移を示したタイムチャートである。図中に示した時間t3、t4は図3に対応している。すなわち、図5(a)を参照すると、停車している車両が時間t3において走行を再開し、時間t3〜t4に亘り加速する。そして時間t4において車両の加速度が零になって時間t4以降は車速SP1にて定速運転が行われる。
また、本変形制御においては、車両が停車している間はMG2による発電制御が行われる。これにより、エンジン1のエンジントルクTQeがアイドリング状態のTQeA(図5(b)中、鎖線にて図示)よりも高いTQeSまで増大する。その結果、燃料噴射量が増加してエンジン1から排出される排気の温度の上昇が見込める分だけPM再生処理に係る単位燃料添加量ΔQadを減量することができる。
次に、停車している車両が走行を再開した後(時間t3以降)に係る制御について説明する。ここで、時間t3において車速SPが高くなるため、排気系の放熱度合いDRが高くなることを見込んで目標流入排気温度TEt(つまり、単位燃料添加量ΔQad)を増加させるべきとも考えられる(図5(c)中、破線にて図示)。しかしながら、車両の発進時はエンジン1の燃料噴射量がそれまでに比べて増大するため、エンジン1から排出される排気の温度が急激に上昇する虞がある。また、現在は既にPM再生処理が実施されているためPMの酸化が開始されている場合もある。そのような状態で、更に単位燃料添加量ΔQadを増加させてしまうとフィルタ21に堆積しているPMが一斉に酸化してしまい、フィルタ温度TFが上述した過昇温限界温度TFLを超えてしまう場合がある。
そこで、車両が停車状態から走行状態に移行する場合においては、走行の開始時間(t3)から基準ディレイ時間Δtdに亘り、目標流入排気温度TEt(単位燃料添加量ΔQad)の増加が禁止される。つまり、単位燃料添加量ΔQadを増加させる始期を基準ディレイ時間Δtdだけ遅らせることとした。
基準ディレイ時間Δtdは、単位燃料添加量ΔQadを増加させる始期をこの時間だけ遅らせればエンジン1から排出される排気の温度が上昇してもフィルタ温度TFが過度に上昇しないように予め実験的に求めておく。本実施例においては、基準ディレイ時間Δtdを車両が発進してから車両の加速度が零(所定の閾値に相当)になるまでの時間t3〜t4間に等しくするものとした。本実施例においては基準ディレイ時間Δtdが本発明における所定のディレイ時間に相当する。
図5(b)に戻り、車両が停車状態から走行状態に移行するときのエンジントルクTQ
eに係る制御について説明する。図中の太破線はエンジントルクTQeの要求値を表したものである。本変形制御においては、PM再生処理の実施中において車両が発進する場合には、エンジントルクTQeを発進時上限トルクTQeL以下の範囲内で制御することとした。
発進時上限トルクTQeLとは、車両の発進時においてエンジントルクTQeをこの値まで増加させてもフィルタが過昇温する虞の生じないと判断されるエンジントルクTQeの上限値である。本実施例においては発進時上限トルクTQeLが本発明における所定の発進時上限トルクに相当する。これにより、フィルタ温度TFが過昇温限界温度TFLまで上昇することを好適に抑制できる。
図示のように、エンジントルクTQeの要求値に対して発進時上限トルクTQeLの方が低い場合には、トルクの不足分がMG2により出力されるアシストトルクTQaによって補われる。その結果、運転者の要求を満足できると共にドライバビリティを向上させることができる。
本変形制御によれば、PM再生処理の実施中においてエンジン1から排出される排気の温度が上昇する条件下においても、フィルタ21が過昇温することを確実に抑制できる。
ここで、本実施例に係る排気浄化システムでは、フィルタ21の上流側に酸化触媒20を備えているが、その代わりにフィルタ21に酸化触媒を担持させても良い。また、本実施例に係る排気浄化システムが適用される車両としてハイブリッド車両を例示したが、車両の動力としてエンジンの出力のみが用いられる車両に本発明を適用することを妨げるものではない。
また、PM再生処理においては燃料添加弁22からの燃料添加制御によりフィルタ温度TFを上昇させているがこれに限定されない。例えば、エンジン1の燃料噴射弁(図示省略)に主噴射とは異なる時期に燃料を副噴射させても良い(例えば、ポスト噴射等)。また、酸化触媒20における燃料の酸化熱を利用するのではなく、排気通路15におけるフィルタ21近傍や上流側に電気式ヒータや燃焼式バーナ等を配置し、これらを用いてフィルタ温度TFを上昇させても良い。この場合にはフィルタ21の上流側に酸化触媒20を備えていなくても良い。
実施例1に係る排気浄化システムが適用されるハイブリッド車両のシステム構成を示すブロック図である。 実施例1における排気浄化システムの概略構成を示す図である。 実施例1におけるPM再生処理を実施しているときの車速SPと燃料添加のON−OFF状態と目標流入排気温度TEtとフィルタ温度TFとの関係を例示したタイムチャートである。(a)は、車速SPの推移を示したタイムチャートである。(b)は、燃料添加のON−OFF状態の推移を示したタイムチャートである。(c)は、目標流入排気温度TEtの推移を示したタイムチャートである。(d)は、フィルタ温度TFの推移を示したタイムチャートである。 実施例1におけるPM再生制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例1におけるPM再生処理を実施しているときの車速SPとエンジントルクTQeと目標流入排気温度TEtとの関係を例示したタイムチャートである。(a)は、車速SPの推移を示したタイムチャートである。(b)は、エンジントルクTQeの推移を示したタイムチャートである。(c)は、目標流入排気温度TEtの推移を示したタイムチャートである。
符号の説明
1・・・エンジン
2・・・モータジェネレータ(MG)
3・・・メインECU
4・・・T/M
5・・・T/MECU
6・・・バッテリ
7・・・インバータ
8・・・バッテリECU
15・・排気通路
20・・酸化触媒
21・・パティキュレートフィルタ
22・・燃料添加弁
23・・第1温度センサ
24・・第2温度センサ
25・・外気温センサ
26・・車速センサ

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ該排気通路を通過する排気中の微粒子物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタに熱量を供給して該フィルタを所定の目標温度まで昇温させるとともに、前記フィルタに捕集された微粒子物質を酸化除去するPM再生処理を実施するPM再生手段と、
    前記内燃機関が搭載された車両における走行速度に基づいて前記内燃機関の排気系から該排気系の外部へ放熱される放熱度合いを推定する放熱度合い推定手段と、
    前記PM再生手段による供給熱量を、前記放熱度合い推定手段によって推定された前記放熱度合いに基づいて制御する供給熱量制御手段と、
    を備え、
    前記車両が停車した状態で前記PM再生処理を実施する場合に、前記供給熱量制御手段は、前記車両の停車前における走行履歴に基づいて前記PM再生手段による供給熱量を補正することを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記車両の停車前における走行速度が高いほど、停車時における前記PM再生手段による供給熱量が少なくなるように該供給熱量が減量補正される、
    請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  3. 前記PM再生処理の実施中において停車している前記車両が走行を開始する場合には、前記車両が走行を開始してから所定のディレイ時間に亘って前記供給熱量制御手段による前記供給熱量の増加が禁止されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  4. 前記ディレイ時間は、前記車両が走行を開始してから該車両の加速度が所定の閾値以下になるまでの時間であることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  5. 前記車両は前記内燃機関と電動機との動力源で走行するハイブリッド車両であって、
    前記PM再生処理の実施中において停車している前記車両が走行を開始する場合には、前記内燃機関が出力するエンジントルクが所定の発進時上限トルク以下の範囲内で制御さ
    れるとともに要求トルクに対する前記エンジントルクの不足分は前記電動機によって出力されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  6. 前記排気通路における前記フィルタよりも上流側に設けられ、あるいは前記フィルタに担持される酸化触媒と、
    前記酸化触媒に流入する前の排気に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
    を更に備え、
    前記PM再生手段は、前記還元剤供給手段に前記還元剤を供給させることにより前記フィルタに熱量を供給することを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の内燃機関の排気浄化システム。
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