JP4852940B2 - 衝突検知システム - Google Patents

衝突検知システム Download PDF

Info

Publication number
JP4852940B2
JP4852940B2 JP2005256755A JP2005256755A JP4852940B2 JP 4852940 B2 JP4852940 B2 JP 4852940B2 JP 2005256755 A JP2005256755 A JP 2005256755A JP 2005256755 A JP2005256755 A JP 2005256755A JP 4852940 B2 JP4852940 B2 JP 4852940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
pressure
vibration
space
pressure sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005256755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007071596A (ja
Inventor
智 竹原
真吾 和波
稔仁 野中
侑 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2005256755A priority Critical patent/JP4852940B2/ja
Priority to DE102006040216A priority patent/DE102006040216B4/de
Priority to US11/515,958 priority patent/US7708102B2/en
Publication of JP2007071596A publication Critical patent/JP2007071596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4852940B2 publication Critical patent/JP4852940B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
    • B60R21/013Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
    • B60R21/0136Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to actual contact with an obstacle, e.g. to vehicle deformation, bumper displacement or bumper velocity relative to the vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R2021/0002Type of accident
    • B60R2021/0006Lateral collision
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
    • B60R21/013Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
    • B60R2021/01302Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over monitoring vehicle body vibrations or noise

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

本発明は、車両の衝突を検知する衝突検知システムに関し、詳しくは、側方からの衝突の検出を行うときに衝突の振動による誤差が生じない衝突検知システムに関する。
車両には、衝突時に乗員を保護する乗員保護システムが搭載されている。乗員保護システムとしては、例えば、エアバッグを展開させることにより乗員の頭部を保護するエアバッグ装置や、シートベルトの弛みを巻き取るプリテンショナがある。このような乗員保護システムにおいて、エアバッグ装置やプリテンショナは制御装置(ECU)に制御される。ECUは、車両にもうけられたセンサからの信号にもとづいて衝突の判定を行い、衝突と判定したときに動作させる。
車両の衝突を検知するセンサには、たとえば、衝突の衝撃の加速度変化として検出する加速度センサや、車両の外周部に配置され応力を検出するタッチセンサや、車両の外周部に形成された空間が衝突により変形したときに生じる空間内の圧力の変化を検出するための圧力センサ等のセンサがある。
近年の車両においては、車両の進行方向(前後方向)に対する衝突安全性だけでなく、車両の側方から(幅方向)の衝突(側面衝突)に対する安全性も求められている。側面衝突に対して乗員を保護するためのエアバッグ装置として、サイドエアバッグがある。サイドエアバッグを展開させるためのセンサには、車両のドアの内圧の変化を検出する圧力センサが広く用いられている。このようなサイドエアバッグ装置は、たとえば、特許文献1に開示されている。
しかしながら、この圧力センサは車両のドアに設置されているため、衝突により生じる車両の振動の影響を受ける。具体的には、衝突が生じると、その衝撃が車体(ドア)を伝播する。そして、車体を伝播した衝撃は圧力センサに到達する。従来のサイドエアバッグに用いられていた圧力センサは、車両のドアの振動が車両ドア内の圧力に加算された検出信号を発していた。つまり、従来のサイドエアバッグの圧力センサは、加算された振動成分が誤差の要因となっていた。
このような誤差を解消するために、衝突の判定を行うECU等において圧力センサの検出結果を補正する方法があるが、補正を行うことで時間がかかり、応答性低下の要因となっていた。
特開平2−249740号公報
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、衝突を検知するときに誤差の生じない衝突検知システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明者らは衝突検知システムについて検討を重ねた結果、圧力センサにさらに振動を検知する振動センサを取り付け、圧力センサの圧力信号を振動センサの振動信号で補正する衝突検知システムとすることで上記課題を解決できることを見出した。
請求項1に記載の本発明の衝突検知システムは、車両の外周部に略閉鎖された空間を備えた車両が衝突したときに、空間の容積の変化により生じる該空間内の圧力の変化から衝突を検知する衝突検知システムにおいて、衝突検知システムは、空間内の圧力を検出する圧力検出部と、空間内に配置され車両の振動を検出する振動検出部と、を有し、圧力検出部が圧力センサを、振動検出部が振動センサを有し、圧力センサの圧力センサ素子と振動センサの振動センサ素子が、圧力センサ素子を固定するケースと振動センサ素子とに区画された空間の圧力センサ素子より下層側に振動センサ素子が密封された状態で、圧力センサの検出方向に直接的に積層してもうけられ、圧力検出部の検出した圧力信号と振動検出部の検出した振動信号とに基づいて空間内の圧力を算出することを特徴とする。
請求項1に記載の本発明の衝突検知システムは、圧力検出部と振動検出部からの二つの検出信号に基づいて空間内の圧力を算出することで、空間内の圧力を誤差なく検出でき、車両の衝突を検出できる。
請求項2に記載の本発明の衝突検知システムは、請求項1に記載の衝突検知システムにおいて、圧力検出部と振動検出部とが一体をなすことが好ましい。圧力検出部と振動検出部が一体をなすことで、車両における両検出部が検出する位置が近接し、より検出精度が向上する。
請求項3に記載の本発明の衝突検知システムは、請求項1または2に記載の衝突検知システムにおいて、振動センサは、加速度センサよりなることが好ましい。振動センサが加速度センサよりなることで、異なる検出方法で衝突を検出することとなり、本発明の衝突検知システムの衝突の検出精度が向上する。
請求項4に記載の本発明の衝突検知システムは、請求項1〜3のいずれかに記載の衝突検知システムにおいて、圧力センサと振動センサの一方が測定用のメインセンサとなり、他方がセーフィングセンサとなることが好ましい。二つのセンサの一方をメインセンサとし、他方をセーフィングセンサとすることで、本発明の衝突検知システムの誤作動が生じなくなる。なお、メインセンサとセーフィングセンサは、圧力センサと振動センサのいずれでもよく、圧力センサがメインセンサとなりかつ振動センサがセーフィングセンサとなっても、圧力センサがセーフィングセンサとなりかつ振動センサがメインセンサとなってもよい。
請求項5に記載の本発明の衝突検知システムは、請求項1〜4のいずれかに記載の衝突検知システムにおいて、圧力信号と振動信号から空間内の圧力を算出する演算手段をもつことが好ましい。演算手段をもつことで空間内の圧力を容易に算出できる。演算手段は、車両に搭載されたECUとすることができる。
請求項6に記載の本発明の衝突検知システムは、請求項1〜5のいずれかに記載の衝突検知システムにおいて、車両の外周部の空間が、車両のドア内の空間であることが好ましい。車両のドアは、その内部に空間を有しており、車室内等に新たに空間を形成する必要がない。
請求項7に記載の本発明の衝突検知システムは、請求項1〜6のいずれかに記載の衝突検知システムにおいて、空間内の圧力を乗員保護システムに送信することが好ましい。つまり、本発明の衝突検知システムは、乗員保護システムにおいて衝突を検知する装置として使用することができる。
本発明の衝突検知システムは、圧力検出部と振動検出部からの二つの検出信号に基づいて車両の外周部に位置する空間内の圧力変化を検出する。つまり、圧力信号から振動信号を取り除いて空間内の圧力変化を検出している。これにより、本発明の衝突検知システムは、測定誤差が生じなくなった。
以下、具体的な実施例を用いて本発明を説明する。
本発明の実施例として衝突検知システムを製造した。
(実施例1)
本実施例は、図1にその構成を、図2にその回路構成を示した衝突検知システムである。本実施例の衝突検知システムは、乗員保護装置の一部を構成することができ、より具体的には、側面衝突時に乗員を保護するサイドエアバッグを展開するための側面衝突を検知する衝突検知システムである。内圧センサ1は、圧力センサ2、振動センサ3を備えている。また、本実施例の衝突検知システムは、乗員保護装置の一部を構成することができ、より具体的には、側面衝突時に乗員を保護するサイドエアバッグを展開するための側面衝突を検知する衝突検知システムである。
車両のドア5は、車両の外周面の一部を形成するアウターパネル50と、車両のドアの車室内側の表面を形成するインナーパネル51と、ウィンドガラス52と、を有する。そして、アウターパネル50とインナーパネル51との間には、略密閉された空間が形成されている。この略密閉された空間53は、ドア5の内部と外部とがわずかに連通して形成され、ドア5の外部の圧力が変化したときにはドア5の内部の空間53の圧力も変化するとともに、この空間53の内容積が急激に変化したときにはその内圧が上昇するように形成されている。この空間53が請求項の略閉鎖された空間に相当する。
内圧センサ1は、圧力センサ2、振動センサ3を備えている。内圧センサ1の構成を図1に示した。圧力センサ2が請求項に記載の圧力検出部に、振動センサ3が振動検出部に相当する。
圧力センサ2は、市販のダイアフラム型の圧力センサよりなる。ダイアフラム型の圧力センサは、ダイアフラム部(薄肉部)21を備えたセンサ素子20をもち、このダイアフラム部21の厚さ方向に圧力が加えられたときに生じるダイアフラム部21の歪みに起因する抵抗値の変化から圧力を検出するセンサである。つまり、圧力センサ2は、ダイアフラム部20の抵抗値を測定するための回路22を有している。
振動センサ3は、圧力センサ2に用いられたセンサと同様なダイアフラム型の圧力センサを用いた。
圧力センサ2および振動センサ3は、図2に示したように、ダイアフラム部21,31の抵抗値の変化を検出するための回路22,32を備えている。そして、これらの回路22,32は、センサ2,3からの出力信号を加工(増幅、A/D変換)したり、センサ2,3の故障を診断したりすることができる。
演算手段4は、圧力センサ2と振動センサ3の出力信号である圧力信号と振動信号が入力され、入力された圧力信号と振動信号からドア5内の空間の圧力を算出する手段であり、本実施例においては内圧センサ1に一体にもうけられたECUが用いられた。
そして、本実施例の内圧センサ1は、図1に示したように、圧力センサ2のセンサ素子20と振動センサ3のセンサ素子30とが積層した状態で組み付けられている。ここで、積層した二つのセンサ素子20,30のうち、圧力センサ2のセンサ素子20が上層(アウターパネル50)側となるように配置された。なお、圧力センサ2は、ダイアフラム部21が露出した状態で内圧センサ1に組み付けられている。より具体的には、圧力センサ2は、内圧センサ1を構成するケース10に固定されている。ケース10のダイアフラム部21と対向した部分には、ケース10の内部と外部とを連通する連通孔11が開口している。そして、振動センサ3のセンサ素子30は、圧力センサ2のセンサ素子20の下層(インナーパネル51)側に、ケース10とセンサ素子20とにより密封されてもうけられた。これにより、振動センサ3のセンサ素子30は空間53から隔離された。
本実施例の衝突検知システムによる車両のドア5への側面衝突の検知について説明する。
まず、車両のドア5に物体が衝突したときには、その物体はアウターパネル50と、接触し、アウターパネル50を車内方向に押圧する。この押圧によりアウターパネル50がインナーパネル51方向に凸となるように変形を生じる。インナーパネル51には、直接の衝突の応力が加わらないため、その形状が保持される。この結果、アウターパネル50が変形を生じると、ドア5内の空間53の容積が急激に減少する。空間53の容積が急激に減少すると、空間53内の圧力が上昇する。上記したように空間53は、ドア5の外部と連通しているが、内圧の急激な変化には追従しないように形成されていることから空間53内の圧力が上昇する。空間53内の圧力は、圧力センサ2で測定される。
また、車両のドア5に物体が衝突したときには、衝突の衝撃が車両のドア5から車両全体に伝達される。つまり、車両のドア5には、衝突の衝撃による振動が生じる。この振動は、車両のドア5のアウターパネル50およびインナーパネル51を振動させる。そして、インナーパネル51に取り付けられた内圧センサ1の振動センサ3がインナーパネル51の振動を測定する。
圧力センサ2が測定した圧力信号と振動センサ3が測定した振動信号とは、内圧センサ1に一体に設けられた演算手段4に送信され、圧力信号と振動信号から空間53内の圧力を算出する。具体的には、上記したように衝突によりインナーパネル51が振動する。インナーパネル51が振動すると、圧力センサ2のダイアフラム部21も振動する。ダイアフラム部21が振動することは、圧力センサ2がダイアフラム部21に加わる圧力(ドア5の空間53の内圧)だけでなくこの振動も検出することを示す。そして、本実施例の衝突検知システムは、振動センサ3でインナーパネル51の振動を測定し、圧力センサ2の検出結果(圧力信号)から振動センサ3の検出結果(振動信号)の影響を演算手段4で取り除く。本実施例においては、圧力センサ2と振動センサ3は同じ検出方法で同じ特性を備えていることから、演算手段4は、図3に示したように圧力センサ2の測定結果から振動センサ3の測定結果を引くことで空間53内の圧力(補正後圧力信号)を算出した。これにより、ドア5内の空間53の圧力を正確に求めることができた。さらに、本実施例の衝突検知システムは、ドア5内の空間53の圧力を簡単に求めることができ、圧力の算出における応答性低下が生じない。
さらに、本実施例の衝突検知システムは、内圧センサ1において圧力センサ2と振動センサ3とが積層した構成を有している。つまり、振動センサ3は、圧力センサ2の振動を検出できる。この結果、本実施例の衝突検知システムは、より高い検出精度で衝突を検知できる。
本実施例の衝突検知システムは、サイドエアバッグ等の乗員保護手段において衝突を検知する衝突検知手段として用いている。具体的には、演算手段4において算出された空間53内の圧力をCPUを備えたエアバッグ用ECU(A/B ECU)に送信し、このECUにおいてエアバッグを制御する。これにより、乗員が保護される。本実施例の衝突検知システムが高い精度で衝突を検知できることから、本実施例のシステムを用いた乗員保護システムにおいても乗員保護装置が誤作動しなくなる。
(実施例1の第一変形形態)
実施例1は、図4にその構成を示した変形形態としてもよい。図4に示した本変形形態は、圧力センサ2のセンサ素子21と、センサ素子21より大きな振動センサ3のセンサ素子31とが積層した内圧センサ1を備えている。本変形形態は、振動センサ3のセンサ素子31が、圧力センサ2のセンサ素子21で被覆されたことにより、振動センサ3のセンサ素子31が露出しなくなった。また、本変形形態においては、振動センサ3のセンサ素子31が圧力センサ2のセンサ素子21で直接被覆されているが、センサ素子31を樹脂等の手段で密封し、その上方に圧力センサ2のセンサ素子21を組み付ける形態としてもよい。
本変形形態の内圧センサは、実施例1の内圧センサ1と同様に側面衝突を検知することができ、実施例1の衝突検知システムと同様な効果を発揮する。
(実施例1の第二変形形態)
実施例1は、図5にその構成を示した変形形態としてもよい。図5に示した本変形形態は、それぞれ独立して形成された圧力センサ2および振動センサ3が積層した内圧センサ1を備えている。本変形形態は、振動センサ3のセンサ素子31が、圧力センサ2のハウジング23と、センサ素子31を収納するハウジング31とにより密封されている。
本変形形態の内圧センサは、実施例1の内圧センサ1と同様に側面衝突を検知することができ、実施例1の衝突検知システムと同様な効果を発揮する。
参考例
参考例の衝突検知システムは、図6にその構成が示された衝突検知システムである。本実施例の衝突検知システムは、車両のドア5の内部の圧力を測定する内圧センサ1を有
する。内圧センサ1は、圧力センサ2、振動センサ3および演算手段4を備えている。また、本実施例の衝突検知システムは、乗員保護装置の一部を構成することができ、より具体的には、側面衝突時に乗員を保護するサイドエアバッグを展開する乗員保護装置の一部を構成する。
車両のドア5は、実施例1と同様に構成される。
内圧センサ1は、圧力センサ2、振動センサ3および演算手段4を備えている。内圧センサ1の回路の構成を図7に示した。
圧力センサ2および振動センサ3は、実施例1の時と同様に市販のダイアフラム型の圧力センサよりなる。そして、本実施例の内圧センサ1は、図6に示したように、圧力センサ2は、ダイアフラム部21が露出した状態で内圧センサ1に組み付けられている。より具体的には、圧力センサ2は、内圧センサ1を構成するケース10に固定されている。そして、ケース10のダイアフラム部21と対向した部分には、ケース10の内部と外部とを連通する連通孔11が開口している。
振動センサ3は、圧力センサ2に用いられたセンサと同様なダイアフラム型の圧力センサを用いた。振動センサ3を構成する圧力センサは、密閉された状態で内圧センサ1に組み付けられている。振動センサ3が密閉されたことで、ダイアフラム部31には圧力が加わらなくなり、内圧センサ1の振動のみを検出できるようになる。また、振動センサ3は、内圧センサ1のケース10内において圧力センサ2と並んだ状態で組み付けられている。
圧力センサ2および振動センサ3は、実施例1の時と同様に、ダイアフラム部21,31の抵抗値の変化を検出するための回路22,32を備えている。そして、これらの回路22,32は、センサ2,3からの出力信号を加工(増幅、A/D変換)したり、センサ2,3の故障を診断したりすることができる。
演算手段4は、圧力センサ2と振動センサ3の出力信号である圧力信号と振動信号が入力され、入力された圧力信号と振動信号からドア5内の空間の圧力を算出する手段であり、本実施例においては内圧センサ1に一体にもうけられたECUが用いられた。
参考例の内圧センサ1は、図1に示したように、車両5の内部の略密閉された空間53に対向したインナーパネル51の表面に取り付けられている。このとき、圧力センサ2のダイアフラム部21が空間53に露出した状態で取り付けられた。
参考例の衝突検知システムは、圧力センサ2がドア5の空間53内の圧力を検知し、振動センサ3が内圧センサ1の振動を検知する。圧力センサ2の検出結果(圧力信号)から振動センサ3の検出結果(振動信号)の影響を演算手段4で取り除く。本実施例においては、圧力センサ2と振動センサ3は同じ検出方法で同じ特性を備えていることから、演算手段4は、図3に示したように圧力センサ2の測定結果から振動センサ3の測定結果を引くことで空間53内の圧力(補正後圧力信号)を算出した。これにより、ドア5内の空間53の圧力を正確に求めることができた。
参考例の衝突検知システムは、サイドエアバッグ等の乗員保護手段において衝突を検知する衝突検知手段として用いている。具体的には、演算手段4において算出された空間53内の圧力をCPUを備えたエアバッグ用ECU(A/B ECU)に送信し、このECUにおいてエアバッグを制御する。これにより、乗員が保護される。本実施例の衝突検知システムが高い精度で衝突を検知できることから、本実施例のシステムを用いた乗員保護システムにおいても誤作動が生じなくなっている。
参考例の変形形態)
参考例は、図8にその構成を示した変形形態としてもよい。図8に示した本変形形態は、圧力センサ2のセンサ素子21と、振動センサ3のセンサ素子31とが幅方向に並んだ状態で一体に形成されている。なお、本変形形態の内圧センサ1を示した図8には、二つのダイアフラム部21,31が露出した状態で図示されているが、実際の内圧センサ1は、振動センサ3のダイアフラム部31が図示されない手段により密封されている。
本変形形態においても、参考例の内圧センサ1と同様に側面衝突を検知することができ、参考例と同様な効果を発揮する。そして、本変形形態は、さらに、圧力センサ2と振動センサ3とが一体に形成されたことで、それぞれのセンサ2,3の回路をひとつの回路21で形成することができ(本変形形態においては、圧力センサの回路21が振動センサの回路を兼ねる)、内圧センサ1自身の体格を小型化できるという効果を発揮する。
(その他の変形形態)
その他の変形形態として、参考例の衝突検知システムの内圧センサにおける振動センサを加速度センサで形成してもよい。振動センサを加速度センサとすることで、圧力センサと振動センサの検出特性が異なるようになり、より検出精度が向上する。
さらに、上記した衝突検知システムにおいて、内圧センサ1の圧力センサ2がメインセンサとして、振動センサ3が圧力センサ2に対してのセーフィングセンサとして機能している。これに対して、側面衝突を検知するためのセンサとして、振動センサ3をメインセンサとし圧力センサ2をセーフィングセンサとする構成としてもよい。
実施例1の衝突検知システムの構成を示した模式図である。 実施例1の内圧センサの回路の構成を示した図である。 実施例1の内圧センサでの側面衝突時の測定結果を示した図である。 実施例1の第一変形形態の内圧センサの構成を示した模式図である。 実施例1の第二変形形態の内圧センサの構成を示した模式図である。 参考例の衝突検知システムの構成を示した模式図である。 参考例の内圧センサの回路の構成を示した図である。 参考例の変形形態の内圧センサの構成を示した模式図である。
符号の説明
1:内圧センサ 10:ケース
11:連通孔
2:圧力センサ 20:センサ素子
21:ダイアフラム部 22:回路
23:ハウジング
3:振動センサ 30:センサ素子
31:ダイアフラム部 32:回路
33:ハウジング
4:演算手段
5:ドア 50:アウターパネル
51:インナーパネル 52:ウィンドガラス
53:空間

Claims (7)

  1. 車両の外周部に略閉鎖された空間を備えた車両が衝突したときに、該空間の容積の変化により生じる該空間内の圧力の変化から衝突を検知する衝突検知システムにおいて、
    該衝突検知システムは、
    該空間内の圧力を検出する圧力検出部と、
    該空間内に配置され該車両の振動を検出する振動検出部と、
    を有し、
    該圧力検出部が圧力センサを、該振動検出部が振動センサを有し、
    該圧力センサの圧力センサ素子と該振動センサの振動センサ素子が、該圧力センサ素子を固定するケースと該振動センサ素子とに区画された空間の該圧力センサ素子より下層側に該振動センサ素子が密封された状態で、該圧力センサの検出方向に直接的に積層してもうけられ、
    該圧力検出部の検出した圧力信号と該振動検出部の検出した振動信号とに基づいて該空間内の圧力を算出することを特徴とする衝突検知システム。
  2. 前記圧力検出部と前記振動検出部とが一体をなす請求項1記載の衝突検知システム。
  3. 前記振動センサは、加速度センサよりなる請求項1または2に記載の衝突検知システム。
  4. 前記圧力センサと前記振動センサの一方が測定用のメインセンサとなり、他方がセーフィングセンサとなる請求項1〜3のいずれかに記載の衝突検知システム。
  5. 前記圧力信号と前記振動信号から前記空間内の圧力を算出する演算手段をもつ請求項1〜4のいずれかに記載の衝突検知システム。
  6. 前記空間が、前記車両のドア内の空間である請求項1〜5のいずれかに記載の衝突検知システム。
  7. 前記空間内の圧力を乗員保護システムに送信する請求項1〜6のいずれかに記載の衝突検知システム。
JP2005256755A 2005-09-05 2005-09-05 衝突検知システム Expired - Fee Related JP4852940B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256755A JP4852940B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 衝突検知システム
DE102006040216A DE102006040216B4 (de) 2005-09-05 2006-08-28 Kollisionsermittlungssystem
US11/515,958 US7708102B2 (en) 2005-09-05 2006-09-05 Collision detecting system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005256755A JP4852940B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 衝突検知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007071596A JP2007071596A (ja) 2007-03-22
JP4852940B2 true JP4852940B2 (ja) 2012-01-11

Family

ID=37735713

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005256755A Expired - Fee Related JP4852940B2 (ja) 2005-09-05 2005-09-05 衝突検知システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7708102B2 (ja)
JP (1) JP4852940B2 (ja)
DE (1) DE102006040216B4 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4670709B2 (ja) * 2006-03-31 2011-04-13 株式会社デンソー 車両用衝突検知システム
JP4222398B2 (ja) * 2006-09-21 2009-02-12 株式会社デンソー 車両用衝突判定装置
JP4466690B2 (ja) 2007-07-17 2010-05-26 株式会社デンソー 衝突検出装置
US20090051514A1 (en) * 2007-08-24 2009-02-26 University Of Kuwait Car Collision Global Positioning System
DE102008043644A1 (de) * 2008-11-11 2010-05-12 Robert Bosch Gmbh Drucksensor
JP2010155499A (ja) 2008-12-26 2010-07-15 Takata Corp 車両衝突検出装置、乗員拘束システム、車両
JP5648595B2 (ja) * 2011-07-04 2015-01-07 株式会社デンソー 圧力センサ
DE102012102872A1 (de) * 2012-04-03 2013-10-10 Continental Automotive Gmbh Vorrichtung zur Aufprallerkennung mittels eines Beschleunigungssensors und eines Drucksensors an einem Träger im Fahrzeug
JP5862493B2 (ja) * 2012-07-10 2016-02-16 株式会社デンソー 圧力検出装置
DE102012018214B4 (de) * 2012-09-14 2014-04-30 Audi Ag Kraftfahrzeug mit einer Insassenschutzeinrichtung
US10029073B2 (en) 2012-11-13 2018-07-24 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Steerable assembly for surgical catheter
JP5870989B2 (ja) * 2013-12-03 2016-03-01 株式会社デンソー 車両用圧力検出装置
JP5888313B2 (ja) * 2013-12-13 2016-03-22 株式会社デンソー 車両用側突検知装置
JP5983592B2 (ja) * 2013-12-16 2016-08-31 株式会社デンソー 車両用圧力検出装置
DE102014203255B4 (de) 2014-02-24 2023-02-02 Volkswagen Aktiengesellschaft Vorrichtung und Verfahren zur Erfassung eines Seitenaufpralls eines Objektes auf eine Fahrzeugtür eines Kraftfahrzeugs
JP2016161320A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社デンソー 圧力センサ
US10675439B2 (en) 2017-02-21 2020-06-09 Abbott Cardiovascular Systems Inc. High torsion delivery catheter element
CN110667506B (zh) * 2019-10-18 2022-01-04 广州斯沃德科技有限公司 一种碰撞识别的方法、装置、设备及存储介质
CN111165158A (zh) * 2020-01-22 2020-05-19 南京苏美达智能技术有限公司 一种碰撞检测装置及自行走设备
WO2022228753A1 (de) 2021-04-26 2022-11-03 Audi Ag Unterfahrschutzvorrichtung, batterieanordnung, kraftfahrzeug und verfahren zum erfassen eines aufpralls eines objekts mit einer batterieanordnung
DE102021116864B3 (de) 2021-04-26 2022-09-22 Audi Aktiengesellschaft Unterfahrschutzvorrichtung, Batterieanordnung, Kraftfahrzeug und Verfahren zum Erfassen eines Aufpralls eines Objekts mit einer Batterieanordnung

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE694803C (de) * 1935-11-22 1940-08-08 Zeiss Ikon Akt Ges Piezoelektrischer Druckkreislaufschreiber
JPS6156465A (ja) * 1984-08-28 1986-03-22 Toshiba Corp 半導体圧力変換器
US4689999A (en) * 1985-07-26 1987-09-01 The Garrett Corporation Temperature compensated pressure transducer
JP2987153B2 (ja) * 1989-03-24 1999-12-06 マツダ株式会社 車体側部のエネルギ吸収構造
JPH03123240A (ja) * 1989-10-06 1991-05-27 Nec Corp ホストコンピュータのメールシステム変換装置
JPH03286572A (ja) * 1990-04-03 1991-12-17 Mitsubishi Electric Corp 半導体微差圧センサの製造方法
JPH04204226A (ja) * 1990-11-30 1992-07-24 Fujikura Ltd 半導体圧力センサ
JP3172953B2 (ja) * 1991-08-22 2001-06-04 株式会社山武 静電容量式圧力センサ
JP2768075B2 (ja) * 1991-09-09 1998-06-25 日産自動車株式会社 車両用側面衝突検出装置
JPH0599775A (ja) * 1991-10-11 1993-04-23 Fujikura Ltd 圧電型圧力センサ
DE9215382U1 (de) * 1992-11-11 1994-03-17 Siemens AG, 80333 München In einem Fahrzeug angebrachter Schalldetektor
WO1994011223A1 (de) 1992-11-11 1994-05-26 Siemens Aktiengesellschaft Steuereinheit mit einem luftdruckdetektor für ein insassenschutzsystem eines fahrzeuges
JPH08324379A (ja) 1995-05-30 1996-12-10 Toyota Motor Corp 車両用側面衝突検出装置
DE19544974C1 (de) 1995-12-01 1997-05-22 Siemens Ag Steuergerät, insbesondere zur Auslösung eines Rückhaltemittels in einem Fahrzeug
JPH11142269A (ja) * 1997-11-10 1999-05-28 Hitachi Ltd 半導体圧力センサ及びこれを用いた複合伝送器
DE10103047C1 (de) 2001-01-24 2002-07-25 Bosch Gmbh Robert Vorrichtung zur Seitenaufprallsensierung in einem Fahrzeug
DE10106311B4 (de) 2001-02-12 2006-06-22 Siemens Ag Gerät zum Anbringen an eine Fahrzeugtüre
JP4371616B2 (ja) 2001-09-18 2009-11-25 本田技研工業株式会社 車両用衝突検出装置
JP4458726B2 (ja) 2001-09-18 2010-04-28 本田技研工業株式会社 自動二輪車用衝突検出装置
DE10309713A1 (de) 2003-03-06 2004-09-16 Robert Bosch Gmbh Drucksensoranordnung zur Aufpralldetektion
DE10317638B4 (de) * 2003-04-17 2011-03-10 Robert Bosch Gmbh Anordnung zur Aufprallerkennung
JP2005195423A (ja) * 2004-01-06 2005-07-21 Alps Electric Co Ltd 圧力センサ
DE102004035738A1 (de) * 2004-07-23 2005-09-15 Siemens Ag Einrichtung zum Auslösen eines Personenschutzsystems

Also Published As

Publication number Publication date
DE102006040216B4 (de) 2010-04-08
US7708102B2 (en) 2010-05-04
JP2007071596A (ja) 2007-03-22
DE102006040216A1 (de) 2007-03-08
US20070051599A1 (en) 2007-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4852940B2 (ja) 衝突検知システム
US7454976B2 (en) Pressure sensor for a vehicle
JP4479629B2 (ja) 衝突検知システム
JP2007114001A (ja) 圧力センサ
US6536259B2 (en) Device for sensing a side impact in a motor vehicle
JP2007127537A (ja) 車両用衝突検知システム
JP4835344B2 (ja) 車両用乗員保護装置の起動制御装置
JP4716145B2 (ja) 車両用衝突検知装置
JP4662137B2 (ja) 車両の衝突判定方法
US8006797B2 (en) Side collision detecting apparatus for vehicle
US20070001436A1 (en) Dual sensor satellite module for a vehicle supplemental restraint system
JP4635948B2 (ja) センサ装置およびそれを用いた制御システム
JP2015223956A (ja) 衝突検知システム
JP5429571B2 (ja) 車両用衝突検知装置
US9534976B2 (en) Pressure sensor for vehicle in the event of a collision
JP2004519383A (ja) 側面衝突センサ装置
JP5648595B2 (ja) 圧力センサ
US9643559B2 (en) Pressure detecting device for vehicle
JP2009244066A (ja) 圧力センサ
JP3080100B2 (ja) エアバッグ制御用センサの自己診断方法
JP4421824B2 (ja) センサ装置
Rich et al. A remotely mounted crash detection system
JP6863266B2 (ja) 圧力センサおよび圧力センサを備えた移動装置
WO2010143253A1 (ja) 車両及び衝突検出装置
JP4736740B2 (ja) 車両用衝突検知システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101012

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110719

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110927

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111010

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141104

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees