JP4850319B1 - 放電加工装置の加工槽 - Google Patents

放電加工装置の加工槽

Info

Publication number
JP4850319B1
JP4850319B1 JP2011525312A JP2011525312A JP4850319B1 JP 4850319 B1 JP4850319 B1 JP 4850319B1 JP 2011525312 A JP2011525312 A JP 2011525312A JP 2011525312 A JP2011525312 A JP 2011525312A JP 4850319 B1 JP4850319 B1 JP 4850319B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
guide rail
tank body
handle
stay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011525312A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2012114424A1 (ja
Inventor
武巳 松本
嘉徳 三枝
永志 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP4850319B1 publication Critical patent/JP4850319B1/ja
Publication of JPWO2012114424A1 publication Critical patent/JPWO2012114424A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H1/00Electrical discharge machining, i.e. removing metal with a series of rapidly recurring electrical discharges between an electrode and a workpiece in the presence of a fluid dielectric
    • B23H1/10Supply or regeneration of working media
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/36Supply or regeneration of working media

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

タイミングベルトやプーリなどの機械部品を用いることなく、手動で扉の昇降、開閉、ロック・アンロックを行える放電加工装置の加工槽を得ること。
前面が開放した加工槽本体(2)の左右に配置され、前後に移動可能に軸支されたハンドルバー回転中心軸(11)を後端部に、扉懸架部(12)を中間部に備えたハンドルバー(8)と、ハンドルバー(8)の前端部に架設されたハンドル(7)と、対の他方との間に扉(5)が架設された一対の扉ステイ(6)と、扉(5)及び扉ステイ(6)を上下に移動させ、最高点では後方へ移動可能とする扉用ガイドレール(4)と、加工槽本体(2)の前面を塞いだ扉(5)及び扉ステイ(6)を支持するガイドレール荷重受け部(16)と、扉(5)及び扉ステイ(6)がガイドレール荷重受け部(16)に支持された状態において、ハンドルバー(8)の前方及び下方への動きを規制する扉ロック用ストッパ(10)とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤ放電加工装置の加工槽の扉の構造に関する。
放電加工装置には、加工液を貯留して加工を行う加工槽が備えられている。加工槽は、加工前後の段取り時に被加工物のセッティングを容易に行えるようにするために、開閉可能な扉を前部に備えている。
手動で扉の開閉を行う場合には、作業性の観点からこの扉を簡単、確実に開閉、ロック・アンロックできるようにする必要がある。
開閉、ロック・アンロックを手動で行う加工槽扉の構造は、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される加工槽扉の構造では、開閉の際の扉の昇降及びロック・アンロックが手動で確実に行える。
特許第3383245号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ロック機構を兼ねた昇降用のハンドルが扉に支持されているため、扉とともにハンドルも上昇、下降してしまう。このため、昇降時の扉の左右のバランスを保つためのタイミングベルトやプーリといった機械部品が必要であった。また扉とハンドルの全荷重が作業者の手にかかるため、作業者の荷重負担を軽減するためにコイルバネが必要であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、タイミングベルトやプーリなどの機械部品を用いることなく、手動で扉の昇降、開閉、ロック・アンロックを行える放電加工装置の加工槽を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、前面が開放した箱状の槽本体と開閉可能な扉とを備え、槽本体の前面が扉で塞がれていない状態で放電加工の被加工物が槽本体内から出し入れされ、槽本体の前面が扉によって塞がれた状態で放電加工の加工液が槽本体内に貯留される放電加工装置の加工槽であって、槽本体の左右に一対配置され、各々は、前後方向のスライドを可能に槽本体の側面に軸支された回転中心軸を後端部に、突設された懸架部を中間部に備え、回転中心軸を枢軸として回動可能なハンドルバーと、一対のハンドルバーの前端部の間に架設されたハンドルと、懸架部によるハンドルバーへの懸架を可能に槽本体の左右に一対配置され、対の他方との間に扉が架設された一対の扉ステイと、ハンドルバーに懸架された状態の扉ステイ及び扉を予め定められた範囲でハンドルバーの回動に伴って上下に移動させ、かつ、最高点に達した扉ステイ及び扉を上下方向の移動時の位置よりも後方へ移動可能とするガイドレールと、ガイドレールに案内されて、上下方向の移動時の位置よりも後方へ移動した扉ステイ及び扉の荷重を支持する荷重受け部と、扉ステイ及び扉の荷重が荷重受け部に支持された状態でハンドルバーを下方向へ回動させた際に、予め定められた回動位置でハンドルバーの下方向への回動及び前方向の移動を規制するストッパとを有し、扉は、ガイドレールに案内されて最も上昇し、上下方向の移動時の位置よりも後方へ移動した際に槽本体の前面を塞ぐことを特徴とする。
本発明によれば、バネやダンパーといった荷重をサポートする部品や、昇降時の扉の左右のバランスを保つためのタイミングベルトやプーリといった機械部品を用いることなく扉の昇降、開閉、ロック・アンロックを手動で行うことが可能であるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる放電加工装置の加工槽の実施の形態1の構成を示す図である。 図2は、扉を開放した状態の加工槽の側面図である。 図3は、ハンドルを最上部まで上昇させ、かつロック前の状態の加工槽の側面図である。 図4は、後方に下る傾斜を設けたガイドレール荷重受け部の一例を示す図である。 図5は、扉をロックした状態の加工槽の側面図である。 図6は、扉のロック解除途中の状態の加工槽の側面図である。 図7は、実施の形態1にかかる放電加工装置の加工槽の扉開閉時における力の作用の概念を示した図である。 図8Aは、本発明にかかる放電加工装置の加工槽の実施の形態2の扉開放時の要部の構成を示す図である。 図8Bは、本発明にかかる放電加工装置の加工槽の実施の形態2の扉ロック時要部の構成を示す図である。 図9は、扉ガイド用ベアリングの昇降時の通過範囲を示す図である。 図10は、本発明にかかる放電加工装置の加工槽の実施の形態3における構成を示す図である。 図11Aは、上昇途中のハンドルを示す図である。 図11Bは、ハンドルが最上点付近に位置する状態を示す図である。 図11Cは、ハンドルが最も上に位置し、かつ完全に後ろ側に引き込まれた状態を示す図である。 図11Dは、ハンドルを下降させ扉をロックする工程でのロック途中の状態を示す図である。 図11Eは、ロック時にハンドルが下がりきった状態を示す図である。 図12Aは、ロック状態からハンドルを上昇させた途中の状態を示す図である。 図12Bは、扉がアンロックされた状態を示す図である。
以下に、本発明にかかる放電加工装置の加工槽の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる放電加工装置の加工槽の実施の形態1の構成を示す図である。図1は、扉5を開放した状態の加工槽1を前方から斜視している。加工槽1は、加工槽本体2、パッキン3、扉用ガイドレール4、扉5、扉ステイ6、ハンドル7、ハンドルバー8、ハンドルバー用ガイドレール9、扉ロック用ストッパ10、ハンドルバー回転中心軸11、及び扉懸架部12を有する。加工液を貯留し、被加工物を加工液に浸漬して収容する加工槽本体2は前面が開放しており、ここから被加工物の出し入れなどを行えるようになっている。ハンドルバー8は前端近傍にハンドル7が一体に固定されており、後端近傍に設けられたハンドルバー回転中心軸11を枢軸として回転可能となっている。ハンドルバー回転中心軸11は、加工槽本体2に固定されたハンドルバー用ガイドレール9に沿って前後にのみ移動可能である。扉5の左右には、扉ステイ6が固定されており、扉ステイ6がハンドルバー8の扉懸架部12に懸架される。なお、扉懸架部12は、ハンドルバー回転中心軸11の回転軸方向(略水平方向)に突出するように軸支されたロール状に形成されている。これらにより、ハンドル7を上下に操作することで、扉5を上下に移動することができる。
図2は、扉5を開放した状態の加工槽1の側面図である。上記のようにハンドル7を上下させることにより、ハンドルバー8に懸架された扉ステイ6に固定されている扉5が扉ステイ6に付随して上下する。扉ステイ6には第1のベアリングとして扉ガイド用ベアリング13が配置されており、これが加工槽本体2に固定された扉用ガイドレール4に沿って移動する。また、扉用ガイドレール4は扉ガイド用ベアリング13を上下方向及び扉ロック位置にのみガイドし、最上部以外での前後方向の移動は規制している。ハンドルバー回転中心軸11を加工槽本体2に配置してハンドルバー用ガイドレール9によりハンドルバー回転中心軸11の上下方向の移動を拘束し、扉用ガイドレール4及び扉ガイド用ベアリング13により扉5の前後方向の移動を拘束し、ハンドル7とハンドルバー8とを一体に固定してねじれが生じない構造とすることで、タイミングベルトやプーリといった左右のバランスを保持するための機械部品を用いることなく、扉5をスムーズに昇降することが可能となっている。
図3は、ハンドル7を最上部まで上昇させ、かつロック前の状態の加工槽1の側面図である。ハンドル7を上昇させると縦長の長穴状に形成されたスリット部17の上端部に扉懸架部12が当接して懸架された扉ステイ6及び扉5が上昇する。ハンドル7が上昇可能な最上点付近に達すると、扉ステイ6に配置された扉ガイド用ベアリング13が扉用ガイドレール4のガイドレール傾斜部15に沿って加工槽奥側(図3の右方向)へ案内され、やがてガイドレール荷重受け部16に到達する。扉ガイド用ベアリング13がガイドレール荷重受け部16に到達すると、扉5の荷重はガイドレール荷重受け部16で支持され、扉5の落下は防がれる。扉5の落下をより確実に防ぐために、ガイドレール荷重受け部16に後方に下る傾斜を設けておくと好ましい。図4は、後方に下る傾斜を設けたガイドレール荷重受け部16の一例を示す図である。ガイドレール荷重受け部16は、扉用ガイドレール4と別部材とすることもできる。
図5は、扉5をロックした状態の加工槽1の側面図である。扉懸架部12を外周部分が回動可能なローラ構造とすることにより、扉ステイ6のスリット部17を上下に自由にスライド移動することが容易となる。扉ガイド用ベアリング13がガイドレール荷重受け部16に到達していない状態では扉5は自重により常に扉懸架部12に懸架された状態である。扉ガイド用ベアリング13がガイドレール荷重受け部16に到達した状態では、扉5はガイドレール荷重受け部16で支持された状態であるため移動せず、ハンドル7及びハンドルバー8のみ下方へ移動させることが可能となる。すなわち、スリット部17の上端部から懸架部12が離れて扉ステイ6は非懸架状態となり、ハンドルバー8だけが回動する。扉5がガイドレール荷重受け部16で支持された状態の時にハンドル7及びハンドルバー8を下方へ移動させることで、左右のハンドルバー8に備えられた第2のベアリングとしての扉ロック用ベアリング14が扉ロック用ストッパ10の背後に回り込む。さらにハンドル7を下方へ移動させることで、扉ロック用ベアリング14が扉ロック用ストッパ10の傾斜に沿って後ろ側へ引き込まれ、ハンドルバー8が水平になったところで扉ロック用ベアリング14は扉ロック用ストッパ10に突き当たって止まる。これにより、扉5のロックが完了する。なお、パッキン3の反発力は、扉ガイド用ベアリング13をガイドレール荷重受け部16から押し出す方向に扉5を付勢するため、扉5のロックが完了するまでの間は、ハンドル7を後方向へ押し込む力を加えながら下方へ移動させるように操作を行っても良い。
図6は、扉5のロック解除途中の状態の加工槽1の側面図である。扉5がロックされた状態からハンドル7を上方へ移動させると、パッキン3の反発力により扉5が前方へ押し出される。このとき扉5の重心と扉懸架部12との位置関係により、扉5が前傾となり上側の扉ガイド用ベアリング13のみが押し出され、スムーズに扉5のアンロックや下降動作を行えない可能性もある。そのため、本実施の形態では、上下のガイドレール荷重受け部16のうち下側のガイドレール荷重受け部16の前後方向の寸法を短くして、少し押し出された時点でガイドレール傾斜部15に扉ガイド用ベアリング13が移動し、スムーズに扉5を下降できる構造としている。
図7は、本実施の形態にかかる放電加工装置の加工槽の扉開閉時における力の作用の概念を示した図である。扉開閉機構は、ハンドルバー回転中心軸11を支点、作業者が支持するハンドル7を力点、扉5の荷重がかかる扉懸架部12を作用点としたテコに見立てることができる。すなわち、上記構造を採用することで、扉開閉時の扉5の荷重を支えるのにテコの原理を利用することができるため、作業者は小さな力で扉5の荷重を支えることが可能となる。したがって、扉の開閉にモータなどの動力源が不要であるため、扉開閉時のエネルギー消費を抑えることが可能となる。なお、ハンドルバー8の長さや作用点である扉懸架部12の位置などは扉5の質量の他、放電加工装置の寸法的制約などに応じて適宜決定することが可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、ハンドル7を操作することで扉5の昇降、開閉、ロック・アンロックを行うことが可能となり、またバネやダンパーといった荷重をサポートする部品を用いることなく作業者の負荷を軽減できる。しかも、ハンドル7は、左右のハンドルバー8の間に架設されているため、ハンドル7を片手で操作することで、扉ステイ6の間に架設された扉5の上下の移動、開閉、ロック・アンロックが可能である。また、部品としての耐久性が低いダンパーを用いない装置構成であるため、加工槽の長寿命化を図れる。さらに、ハンドルバーやレールを用いた簡素な構造であるため、部品単位に分解して再資源化を図ることが容易である。
実施の形態2.
図8は、本発明にかかる放電加工装置の加工槽の実施の形態2の要部の構成を示す図である。図8は、実施の形態2における扉用ガイドレール4の形状と、扉ステイ6及び扉ガイド用ベアリング18、19の位置とを前方から斜視して示している。なお、図8Aは扉開放時、図8Bは扉ロック時における扉ステイ6、扉ガイド用ベアリング18、19の位置を示している。扉ガイド用ベアリング18、19の各々は、扉ステイ6の側面上に縦に並んで配置されており、これが加工槽本体2に固定された扉用ガイドレール4に沿って移動する。扉ガイド用ベアリング18の扉ステイ6からの高さ(距離)と扉ガイド用ベアリング19の扉ステイ6からの距離とを変えることで、昇降の際に扉ガイド用ベアリング18と扉ガイド用ベアリング19とに別の軌跡を辿らせることができる。これにより、扉ガイド用ベアリング18が、下側のガイドレール荷重受け部16に入り込むことを防止できる。
図9は、扉ガイド用ベアリング18、19の昇降時の通過範囲を示す図である。扉ガイド用ベアリング18は通過範囲20を通過し、扉ガイド用ベアリング19は通過範囲21を通過する。すなわち、本実施の形態においては、扉ガイド用ベアリング18の通過範囲20と扉ガイド用ベアリング19の通過範囲21とは、水平方向に分離されている。扉用ガイドレール4は板金にて構成されているが、上下のベアリングの通過範囲が異なるため、その通過範囲をカバーできる最小限の板金の形状とすることでその役目を果たすことができる。すなわち、上下のベアリングの通過範囲を垂直方向に分離する実施の形態1と比較して、扉用ガイドレール4の全長を短くすることが可能となる。全長の短い1本のレールで各々のベアリングを別経路で案内することにより、扉用ガイドレール4の材料コストを低減することができ、加工槽1の製造コストの低減を図れる。
この他については実施の形態1と同様であるため、重複する説明は割愛する。
実施の形態3.
図10は、本発明にかかる放電加工装置の加工槽の実施の形態3における構成を示す図である。図10は、扉5を開放した状態での加工槽本体2の側面を斜め前方から斜視している。扉5のロック時とアンロック時におけるハンドルバー8の動作を別軌跡とするためのラッチ22及びラッチ22の可動範囲を規制するラッチ用ストッパ23が設けられている点で、実施の形態2と相違する。ラッチ22は、ラッチ回転中心軸24を枢軸として回動可能に設置されている。
図11は、扉5のロック時におけるハンドル7及びラッチ22の動きを示す図である。図11Aは、上昇途中のハンドル7を示す図である。扉ガイド用ベアリング13が扉用ガイドレール4に沿って移動し、扉5が上昇する。
図11Bは、ハンドル7が最上点付近に位置する状態を示す図である。さらにハンドル7を上昇させると扉ガイド用ベアリング13が扉用ガイドレール4にガイドされ、扉5が加工槽本体2側に移動し、扉5の移動に伴ってハンドル7も加工槽本体2側に引き込まれる。このとき扉ロック用ベアリング14はラッチ22の上側を通過する。
図11Cは、ハンドル7が最も上に位置し、かつ完全に後ろ側に引き込まれた状態を示す図である。このとき扉ロック用ベアリング14はラッチ22の上側を通過し、扉ロック用ストッパ10の仕切り部25よりも奥側、すなわち扉5と反対側に位置する。
図11Dは、ハンドル7を下降させ扉5をロックする工程でのロック途中の状態を示す図である。このとき扉ロック用ベアリング14はラッチ22を押しながら下降するが、ラッチ22はラッチ回転中心軸24まわりに回転するため扉ロック用ベアリング14の動作を妨げることはなく、扉ロック用ベアリング14は引き続き下降を続ける。なお、この時ラッチ22は、下側のラッチ用ストッパ23により扉ロック用ストッパ仕切り部25とスムーズに接続する位置で回転が制止されるよう角度を規制されるため、扉ロック用ベアリング14の動きを妨げることはない。扉ロック用ベアリング14がラッチ22に当たった際の衝撃や、ラッチ22から扉ロック用ストッパ10の仕切り部25に乗り換わった際の衝撃は、ハンドルバー8及びハンドル7を介して作業者の手に伝わるため、作業者は扉5のロックされるタイミングを正確に知ることができる。
図11Eは、ロック時にハンドル7が下がりきった状態、すなわち扉5のロックが完了した状態を示す図である。このときラッチ22には、その重心とラッチ回転中心軸24との位置関係により元の位置に戻る方向に回転しようとする力が働き、上側のラッチ用ストッパ23によりその回転角度が規制されることで、自動的に元の位置に戻る。
図12は、扉5のアンロック時のハンドル7及びラッチ22の動きを示す図である。図12Aは、ロック状態すなわち図11Eの状態からハンドル7を上昇させた途中の状態を示している。ハンドル7を上昇させると扉ロック用ベアリング14はラッチ22の位置まで上昇しラッチ22の下側に当たる。扉ロック用ベアリング14がラッチ22に当たった際の衝撃は、ハンドルバー8及びハンドル7を介して作業者の手に伝わるため、作業者は扉5のロックが解除されたタイミングを正確に知ることができる。ラッチ22はラッチ用ストッパ23によって回転が規制されているため、扉ロック用ベアリング14が下側に当たっても、ロック時と反対方向には回転しない。ラッチ22は、扉5側が高くなるよう傾斜をつけて配置されており、またラッチ22の下側と扉ロック用ストッパ10の仕切り部25との間に扉ロック用ベアリング14が通過できるだけの間隔を設けて設置されている。すなわち、ハンドル7の上昇に伴って扉ロック用ベアリング14も上昇し、やがてラッチ22の傾斜にガイドされ、ラッチ22の下側と扉ロック用ストッパ10の仕切り部25との間を通って扉5側にガイドされる。扉ロック用ベアリング14が扉ロック用ストッパ10の仕切り部25を通過中は、上側の扉ガイド用ベアリング13がまだガイドレール荷重受け部16上にいるため、扉5が下降することはない。
図12Bは、図12Aの状態から引き続きハンドル7を上昇させ、扉5がアンロックされた状態を示している。扉5が手前側に引き出され扉ロック用ベアリング14が扉ロック用ストッパ10の仕切り部25を完全に越えたときに初めて扉5が下降を開始し、あわせてハンドル7を下降させることが可能となる。引き続きハンドル7を下降させることで扉5も下降し、アンロック及び開扉工程が完了する。
以上のように、本実施の形態によれば、扉5がロック・アンロックしたタイミングをハンドルバー8及びハンドル7を介して作業者に確実に伝えることができる。
以上のように、本発明にかかる放電加工装置の加工槽は、扉の開閉及びロック・アンロックをハンドル操作によって手動で行える点で有用であり、特に、重量の大きい扉を備えた加工槽に適している。
1 加工槽
2 加工槽本体
3 パッキン
4 扉用ガイドレール
5 扉
6 扉ステイ
7 ハンドル
8 ハンドルバー
9 ハンドルバー用ガイドレール
10 扉ロック用ストッパ
11 ハンドルバー回転中心軸
12 扉懸架部
13、18、19 扉ガイド用ベアリング
14 扉ロック用ベアリング
15 ガイドレール傾斜部
16 ガイドレール荷重受け部
17 スリット部
20、21 通過範囲
22 ラッチ
23 ラッチ用ストッパ
24 ラッチ回転中心軸
25 仕切り部

Claims (6)

  1. 前面が開放した箱状の槽本体と開閉可能な扉とを備え、前記槽本体の前面が前記扉で塞がれていない状態で放電加工の被加工物が前記槽本体内から出し入れされ、前記槽本体の前面が前記扉によって塞がれた状態で前記放電加工の加工液が前記槽本体内に貯留される放電加工装置の加工槽であって、
    前記槽本体の左右に一対配置され、各々は、前後方向のスライドを可能に前記槽本体の側面に軸支された回転中心軸を後端部に、突設された懸架部を中間部に備え、前記回転中心軸を枢軸として回動可能なハンドルバーと、
    前記一対のハンドルバーの前端部の間に架設されたハンドルと、
    前記懸架部による前記ハンドルバーへの懸架を可能に前記槽本体の左右に一対配置され、対の他方との間に前記扉が架設された一対の扉ステイと、
    前記ハンドルバーに懸架された状態の前記扉ステイ及び前記扉を予め定められた範囲で前記ハンドルバーの回動に伴って上下に移動させ、かつ、最高点に達した前記扉ステイ及び前記扉を上下方向の移動時の位置よりも後方へ移動可能とするガイドレールと、
    前記ガイドレールに案内されて、上下方向の移動時の位置よりも後方へ移動した前記扉ステイ及び前記扉の荷重を支持する荷重受け部と、
    前記扉ステイ及び前記扉の荷重が前記荷重受け部に支持された状態で前記ハンドルバーを下方向へ回動させた際に、予め定められた回動位置で前記ハンドルバーの下方向への回動及び前方向の移動を規制するストッパとを有し、
    前記扉は、前記ガイドレールに案内されて最高点に達し、上下方向の移動時の位置よりも後方へ移動した際に前記槽本体の前面を塞ぐことを特徴とする放電加工装置の加工槽。
  2. 前記荷重受け部が、前記ガイドレールの一部分として構成されたことを特徴とする請求項1記載の放電加工装置の加工槽。
  3. 前記扉ステイは、前記懸架部が挿入される縦長の長穴を備え、
    前記長穴の上端に前記懸架部が当接することによって前記扉ステイが前記ハンドルバーに懸架されることを特徴とする請求項1記載の放電加工装置の加工槽。
  4. 前記扉ステイは、前記ハンドルバーの回動に伴う移動時に前記ガイドレールによって案内される複数の第1のベアリングを備え、
    前記複数の第1のベアリングは、上下方向に並び、かつ設置面からの距離が互いに異なるように前記扉ステイに設置されたことを特徴とする請求項1記載の放電加工装置の加工槽。
  5. 前記ハンドルバーの前記懸架部よりも後端側に突設された第2のベアリングと、
    前記扉ステイが前記ハンドルバーに非懸架の状態において前記ハンドルバーを下方向へ回動させる場合と上方向へ回動させる場合とで、前記第2のベアリングを異なる経路で案内する部材とを有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の放電加工装置の加工槽。
  6. 前記ストッパは、前記第2のベアリングと当接して、前記ハンドルバーの下方向への回動及び前方向の移動を規制することを特徴とする請求項5記載の放電加工装置の加工槽。
JP2011525312A 2011-02-21 2011-02-21 放電加工装置の加工槽 Active JP4850319B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2011/053667 WO2012114424A1 (ja) 2011-02-21 2011-02-21 放電加工装置の加工槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP4850319B1 true JP4850319B1 (ja) 2012-01-11
JPWO2012114424A1 JPWO2012114424A1 (ja) 2014-07-07

Family

ID=45540480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011525312A Active JP4850319B1 (ja) 2011-02-21 2011-02-21 放電加工装置の加工槽

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9114470B2 (ja)
JP (1) JP4850319B1 (ja)
CN (1) CN103379979B (ja)
DE (1) DE112011104927B4 (ja)
WO (1) WO2012114424A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5823081B1 (ja) * 2014-03-27 2015-11-25 三菱電機株式会社 放電加工装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5326024B1 (ja) * 2012-05-09 2013-10-30 ファナック株式会社 放電加工機の加工槽の2段式連動スライドドア
JP5916118B2 (ja) * 2012-06-20 2016-05-11 株式会社ソディック 放電加工装置の加工槽
CN103706906B (zh) * 2014-01-22 2016-08-17 广东工业大学 大型电火花机床的工作液槽门
CN103894690B (zh) * 2014-04-04 2016-06-22 群基精密工业(苏州)有限公司 一种放电加工机
JP5960236B2 (ja) * 2014-12-15 2016-08-02 ファナック株式会社 ロボットによる洗浄システムを有する放電加工機
CN104493324B (zh) * 2014-12-22 2017-05-17 中核(天津)科技发展有限公司 线切割加工薄壁管棱锥的装具
CN105345180A (zh) * 2015-11-11 2016-02-24 安徽天思朴超精密模具股份有限公司 线切割机清理装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0264298A (ja) * 1988-08-30 1990-03-05 Matsushita Seiko Co Ltd 扇風機の首振装置
JPH05237721A (ja) * 1991-10-08 1993-09-17 Charmilles Technol Sa 工作機械の加工タンク及びこのタンクを具えた放電加工装置
JPH0871850A (ja) * 1994-09-08 1996-03-19 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置
JPH08155740A (ja) * 1994-12-01 1996-06-18 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置の加工槽扉クランプ機構
JP3383245B2 (ja) * 1999-10-12 2003-03-04 株式会社ソディック 放電加工装置の加工槽

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2691091B3 (fr) * 1992-05-15 1994-07-29 Ona Electro Erosion Systeme d'ouverture automatique pour portes par lesquelles on charge/decharge des palettes avec des pieces, par exemple, centre d'usinage par electroerosion.
DE10196051B4 (de) 2001-02-14 2006-08-03 Mitsubishi Denki K.K. Arbeitsflüssigkeitsspeichervorrichtung einer elektrischen Entladungsmaschine
JP5326024B1 (ja) * 2012-05-09 2013-10-30 ファナック株式会社 放電加工機の加工槽の2段式連動スライドドア
JP5916118B2 (ja) * 2012-06-20 2016-05-11 株式会社ソディック 放電加工装置の加工槽

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0264298A (ja) * 1988-08-30 1990-03-05 Matsushita Seiko Co Ltd 扇風機の首振装置
JPH05237721A (ja) * 1991-10-08 1993-09-17 Charmilles Technol Sa 工作機械の加工タンク及びこのタンクを具えた放電加工装置
JPH0871850A (ja) * 1994-09-08 1996-03-19 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置
JPH08155740A (ja) * 1994-12-01 1996-06-18 Mitsubishi Electric Corp 放電加工装置の加工槽扉クランプ機構
JP3383245B2 (ja) * 1999-10-12 2003-03-04 株式会社ソディック 放電加工装置の加工槽

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5823081B1 (ja) * 2014-03-27 2015-11-25 三菱電機株式会社 放電加工装置
US9737945B2 (en) 2014-03-27 2017-08-22 Mitsubishi Electric Corporation Electrical discharge machining apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
DE112011104927B4 (de) 2017-10-26
CN103379979B (zh) 2016-01-20
DE112011104927T5 (de) 2013-11-14
JPWO2012114424A1 (ja) 2014-07-07
WO2012114424A1 (ja) 2012-08-30
CN103379979A (zh) 2013-10-30
US20130327744A1 (en) 2013-12-12
US9114470B2 (en) 2015-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4850319B1 (ja) 放電加工装置の加工槽
JP6399490B2 (ja) 走行補助装置及びこれを備えた引戸装置
KR101255516B1 (ko) 도어 힌지
JP2013169813A (ja) ラゲッジボードの移動機構
KR20170058417A (ko) 엘리베이터의 엘리베이터 칸 도어 장치
KR101274421B1 (ko) 엘리베이터칸의 도어로크장치
US20180119469A1 (en) Sliding door structure
JP2016084078A (ja) 車両用ドア構造
JP2022118931A (ja) カバー装置
JPWO2018138896A1 (ja) エレベーター装置
JP2019189361A (ja) バッテリ式フォークリフト
EP2662175B1 (en) Two-stage interlocked sliding door for machining tank of electric discharge machine
JP2022017994A (ja) 冷蔵庫
KR101654925B1 (ko) 가구용 슬라이딩 도어의 쳐짐 방지장치
JP2013122145A (ja) エレベータのドアロック機構
KR100844676B1 (ko) 차량용 후드 스테이 겸용 후드 힌지
KR200444506Y1 (ko) 함체 도어 고정장치
JP2005213900A (ja) 非常脱出ドアの錠装置
KR20110033673A (ko) 도어 개폐구조
JP5456166B2 (ja) 車両用ステップ装置
JP2006068459A (ja) 扉付き昇降キャビネット
KR20110052040A (ko) 트리퍼의 빈 커버 개폐장치
CN101525103A (zh) 电梯轿厢
KR102676121B1 (ko) 차량용 휠체어 적재장치
KR101091516B1 (ko) 선재 사상압연기

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4850319

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250