JP2006068459A - 扉付き昇降キャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】モータによる内箱の昇降が可能で、内箱への収納物の出し入れ時、邪魔が邪魔にならず、さらに、内箱の上部にある収納物をよくみることができ使い勝手のよい扉付き昇降キャビネットを提供する。
【解決手段】本扉付き昇降キャビネットは、外箱2と、内箱3と、この内箱3を昇降る昇降機構4と、外箱2の一部を構成し、内箱3の上昇収納時にこの内箱3の前面の全体あるいはその一部を覆う扉5と、内箱3を昇降に応動しかつ、内箱3の上昇収納状態において扉5を閉じた状態にし、内箱5の降下表出過程において扉5が垂直状態あるいはわずかな傾斜状態を保ったまま扉5の下端部5aを上昇させるように移動させて開放状態を保たせ、内箱3の下降表出時に扉5が垂直状態あるいはわずかな傾斜状態を保ったまま開放状態を保たせる扉開閉機構を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は扉付き昇降キャビネットに係り、特に扉の開閉動作を改良した扉付き昇降キャビネットに関する。
従来、この種の扉付き昇降キャビネットとして、扉が設けられた外箱に内箱をモータにより昇降可能に設け、内箱の下降時にその内箱の前面が外箱から全体的に表出し得る如く構成し、内箱の上昇収納時にその内箱の前面を覆う扉は、外箱に連結したヒンジを介して上端を支点として下端側を前後方向に回動し得る構成としたものが知られている。
このような構成のものでは、内箱の昇降時に扉と前方突出状態の収納物とが干渉する危険を防止する手段が必要である。例えば食器乾燥機に適用した場合、扉の開度が不十分で、かつ内箱に収納した食器が前方に飛出している状態で内箱を上昇させると、食器が扉に衝突して破損する危険がある。
そのため、外箱は内箱の上昇収納時にその内箱の前面を覆う扉を有し、この扉は外箱に連結したヒンジを介して上端を支点として下端側を前後方向に回動し得る構成とし、さらに、扉と内箱とを複数のアームよりなるリンクによって連結し、扉が内箱の昇降に伴ってその上昇時には閉方向に、かつ下降時には開方向にそれぞれ回動できる構成とし、リンクは、内箱の上昇ストロークの途中位置で扉を最大開き角度位置で停止させる構成とした扉付き昇降キャビネットが提案されている(特許文献1、2)。
しかし、特許文献1、2のものは、内箱への収納物の出し入れ動作に扉の開き時の扉下部が前方へ大きく張出しているので邪魔になる。特に上部にある収納物の出し入れ動作には大きく開かないと見にくいなどの使い勝手の悪さがあり、改良の余地がある。
なお、特許文献3には、垂直状態を保ったまま開閉する扉に連動して、内箱を昇降させる昇降式収納装置が提案されているが、この装置は人手により扉を開閉し、内箱を昇降させるために重量のある収納物を収納するのに適さず、また、昇降が人手によるため装置を高所に設置するのに適さず、さらに、昇降棚の昇降に用いられる昇降ガイド機構が多数のリンク部材で構成されているため、モータによる内箱の昇降機構には適さない。
特開2004−16720号公報 特開2002−95534号公報
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、モータによる内箱の昇降が可能で、内箱への収納物の出し入れ時、扉が邪魔にならず、さらに、内箱の上部にある収納物をよくみることができ使い勝手のよい扉付き昇降キャビネットを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る扉付き昇降キャビネットは、外箱と、この外箱に昇降可能に収容され、下降時に前面が前記外箱から全体的に表出する内箱と、この内箱を昇降させかつ、モータおよびこのモータにより作動され前記内箱を吊す可撓性昇降部材を備える昇降機構と、前記外箱の一部を構成し、前記内箱の上昇収納時にこの内箱の前面の全体あるいはその一部を覆う扉と、前記内箱の昇降に応動しかつ、前記内箱の上昇収納状態において前記扉を閉じた状態にし、前記内箱の降下表出および上昇過程において前記扉を垂直状態あるいはわずかな傾斜状態に保ったまま扉の下端部を上昇させるように移動させて開放状態にし、前記内箱の下降表出時に前記扉を垂直状態あるいはわずかな傾斜状態に保ったまま開放状態を保たせる扉開閉機構を有することを特徴とする。
好適には、前記扉開閉機構は、内箱の側面に取り付けられた作動部材と、この作動部材に非拘束状態で当接する非直線状の作動側面部を有しかつ、この作動側面部を介して作動部材により回動される作動用アームとからなる作動アーム機構および、一端が外箱に軸支され他端が扉に軸支された第1の開閉用アームと、第1の端部が外箱に軸支され第2の端部が扉に軸支され、第3の端部が前記作動用アームに軸支された第2の開閉用アームからなる開閉アーム機構を有する。
また、好適には、前記内箱が下降表出した前記扉の開放状態時、この扉下部は前記内箱の上板内側の高さとほぼ同じかより上方になる。
また、好適には、前記第1の作動アームの作動側面部は、作動時、傾斜状態になる傾斜部と、変曲点を介して前記傾斜部と連なる垂直部を有し、前記内箱の下降過程で前記扉が閉じた状態から設定全開位置まで開くようにし、以降前記内箱の下降表出位置まで全開を維持し、上昇動作時は、下降動作時と逆の動作をする。
また、好適には、前記第1アーム、第2アームあるいは第3アームの少なくとも一つに扉を閉じ状態方向に作用する弾性部材を設けた。
また、好適には、前記第2アームあるいは第3アームに、外箱に取り付けられたガイドピンを案内する長孔円弧状のガイド溝が設けられた。
また、好適には、前記外箱の一部を構成し、前記扉の上部に設けられる前板は、この前板及び予め取り付けられた前板止め具を、前記外箱の側面に取り付け前板止め具受に係合させ、この前板止め具受と前記前板止め具を螺着して、前記外箱に取り付けられている。
本発明に係る扉付き昇降キャビネットによれば、モータによる内箱の昇降が可能で、内箱への収納物の出し入れ時、扉が邪魔にならず、さらに、内箱の上部にある収納物をよくみることができ使い勝手のよい扉付き昇降キャビネットを提供することができる。
以下、本発明に係る扉付き昇降キャビネットの一実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態はシステムキッチンにおける天井設置式の昇降式食器収納キャビネットとして適用したものである。
図1は、昇降式食器収納キャビネットの内箱が降下した状態の全体構成を示す斜視図であり、図2はその正面図であり、図3は側断面図であり、図4は内箱が収納状態にある昇降式食器棚の正面図であり、図5はその側断面図である。
図1乃至図5に示すように、本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネット1は、外箱2と、この外箱2に昇降可能に収容され、下降時に前面が外箱2から全体的に表出する内箱3と、この内箱3を昇降させかつ、モータ4aおよびこのモータ4aにより作動され内箱3を吊す可撓性昇降部材例えばベルト4bを備える昇降機構4と、外箱2の一部を構成し、内箱3の上昇収納時にこの内箱3の前面の全体を覆う扉5と、この扉5の開閉を行なう扉開閉機構6を有している。
外箱2は、天板2a、前垂板2b、両側板2c、背板2d等により構成され、下端全面および前面の前垂板2b以外の部分が開口している。天板2aの内面(下面)には部品支持用のフレーム7が設けられている。
上記扉5は、外箱2の前垂板2bの下方に設けられており、後に詳述するように、扉開閉機構6により扉5が垂直状態あるいはわずかな傾斜状態を保ったまま扉5の下端部5aを上昇させるように移動される。なお、外箱2の前板2bの下端と扉5の上端には、左上がりの傾斜面2b、5bを設けて、扉5を閉じた状態で多少隙間があっても、図9に示すように、前板2bと扉5が重複状態となり、内箱3の内部が見えにくくなり、外観上見栄えが向上する。
内箱3は食器収納キャビネット本体を構成するもので、上板3a、下板3b、両側板3cおよび背板3dにより前面が開口する形状とされ、内部に上下2段の食器類等の受具8を有している。この内箱3の両側板3cの外面間の寸法が、外箱2の両側板2cの内面間の寸法よりも僅かに小さく設定され、これら各側板2c、3c間にそれぞれ縦長な幅狭い側方空間9が形成されている。なお、内箱3の高さは外箱2より十分小さく、内箱3上方に機器スペースが形成されるようになっている。
内箱3は外箱2に上記昇降機構4により昇降可能に支持されている。この昇降機構4は、上記のようにモータ4aおよびこのモータ4aにより作動され内箱3を吊す可撓性昇降部材例えばベルト4bを備えており、モータ4aは外箱2のフレーム7に取付けられ、モータ4aにはギア等の動力伝達機構4cを介して巻取りドラム4dが連結され、さらに、ベルト4bがドラム4dに巻装され、ベルト4bを下方に案内するベルトローラ4eと、内箱3の上板3aにブラケット4fを介して支持された内箱吊上げ用の吊上げローラ4gと、ベルト4bの端部をフレーム7部位で止着する止着具4hとを有している。
この昇降機構4のベルト4bは例えば2本構成であり、その各ベルト4bにより内箱3の左右2箇所が吊上げられる方式となっている。各ベルト4bは、一つの巻き取りドラム4dに同時に巻上げられ、それにより内箱3が常時一定姿勢で昇降することができる。なお、内箱3の両側板3cの外面部にそれぞれスライダ10を設け、このスライダ10が外箱2に設けられたガイドレール11に案内されることにより、確実に内箱3の昇降時の姿勢を安定させることができるようになっている。
また、内箱3の下部前面には、上下動操作用の入力スイッチを作動させる操作レバー4iが設けられ、この操作レバー4iを下方に動かすと制御装置を介してモータ4aを作動し、巻き取りドラム4dが回転して内箱3が下降し、操作レバー4iを上向きに動かすと内箱3が上昇するようになっている。
次に、扉5を駆動するための扉開閉機構6について詳述する。
図6に示すように、扉開閉機構6は、外箱2と内箱3間に一対設けられ、作動アーム機構61と開閉アーム機構62からなり、作動アーム機構61は、昇降する内箱3の側板3cに取り付けられた作動部材例えば作動ローラ61aと、この作動ローラ61aに離間可能に非拘束状態で当接し第1の変曲点p、第2の変曲点pを有する非直線状の作動側面部61bを有しかつ、一端近傍で外箱2に軸支され、作動側面部61bを介して作動ローラ61aにより回動される作動用アーム61bを有し、さらに、作動用アーム61bの一端には図中反時計回り方向に付勢するスプリング61bが取り付けられ、他端部近傍には直線状のガイド溝61b5が設けられている。
従って、作動ローラ61aは内箱3の昇降に伴って、作動側面部61bの傾斜部61bを押圧し、作動アーム61bを回動させ、変曲点pから端部近傍の点p間の垂直部61bでは作動アーム61bを回動させることなく、その回動角度を保つ。スプリング61bを設けることにより、作動用アーム61bが反時計回り方向に付勢され、扉5が閉塞状態に保持されるので、地震などにより内箱3が振動しても、食器類は扉5で動きが抑制され、落下することがなく、安全である。
また、開閉アーム機構62は、ともにほぼ三角形状をなす第1の開閉用アーム62aと、第2の開閉用アーム62bとからなっている。
第1の開閉用アーム62aは、一端が外箱2に軸支され他端が扉5に軸支され、さらに、外箱2に取り付けられたガイドピン62aを案内する長孔円弧状のガイド溝62aが設けられている。ガイド溝62aを設けることにより、扉開閉時の扉の横振れ防止と、扉の開き角度の規制が可能となり、地震などによる食器類の落下防止も図ることができる。
第2の開閉用アーム62bは、第1の端部外箱2に軸支され、第2の端部が扉5に軸支され、さらに、第3の端部にはガイドピン62bが設けられ、このガイドピン62bを作動用アーム61bのガイド溝61bに係合させることにより、第2の開閉用アーム62bと作動用アーム61bが連結されている。
従って、外箱2に軸支された第1の開閉用アーム62aの軸支位置と第2の開閉用アーム62bの軸支位置の長さ(距離)Lと、扉5に軸支された第1の開閉用アーム62aの軸支位置と第2の開閉用アーム62bの軸支位置の長さ(距離)Lと、第1の開閉用アーム62aの腕(の長さ)Lと、第2の開閉用アーム62bの腕(の長さ)Lで、フォーバーリンケージが形成される。これにより、作動アーム61bの回動に伴ってガイド溝61b、ガイドピン62bを介して第2の開閉用アーム62bが回動され、フォーバーリンケージにより扉5が垂直状態あるいはわずかな傾斜状態を保ったまま所定角度だけ回動するようになっている。ガイドピン62bが移動可能なガイド溝62aを設けることにより、扉5を外箱2の開口に押し付けることができる。なお、第1の開閉用アーム62aの腕Lと第2の開閉用アーム62bの腕Lの長さを同一にすれば、扉は水平状態を保ったまま回動し、L<Lにすれば、右上がり勾配の状態になり、本実施形態では、L<Lとして説明する。
上記のように、扉は閉じ動作はその自重を利用したアーム構成としたので、構造が簡単であり、容易に扉の開閉を行なうことができる。
図9乃至図11は外箱2の一部を構成し、扉5の上部に設けられる前板2bの取付け状態を示すもので、この前板2bは予め取り付けられた前板止め具2bを、外箱2の側面2cに取り付けられた前板止め具受2bに係合させて仮止めし、この前板止め具受2bと前板止め具2bを螺着して、外箱2に取り付けるようになっている。これにより、組立が容易で特に昇降機構のメンテナンスの際などに前板を取り外し取り付ける作業が必要となるが、前板が前方から仮止めできるので一人でも簡単に行える。
また、本発明に係る昇降式食器収納キャビネットの使用方法について説明する。
図4及び図5に示すように、使用者は、食器類の出し入れを行なうために、外箱2内に収容された状態の内箱3を降下させ、内箱3を外箱2から全体的に表出させる。
この内箱3の降下は、操作レバー4i、制御装置4jを介してモータ4aを駆動させて、巻き取りドラム4dを回転させ、ベルト4bを送り出し、主として内箱3の重量により行なわれる。
図7および図8に示すように、内箱3の降下に伴って、内箱3の側板3cに取り付けられ、作動アーム61bの変曲点pに当接している作動ローラ61aも降下し、変曲点pに達する迄の傾斜部61aに当接している間、作動ローラ61aは作動アーム61bをスプリング61bに抗して図中時計周り方向に回動させる。
この作動アーム61bの回動に伴い、開閉アーム機構62はフォーバーリンケージの動きをなし、第1の開閉用アーム62aおよび第2の開閉用アーム62bが外箱2に取り付けた支点を中心に回動して、扉5はわずかな傾斜状態を保ったまま移動(回動)させ、下端部5aを上昇させるように移動させる。
さらに、内箱3は降下するが、作動アーム61bには変曲点pから端部近傍の点p間の垂直部61bでは、作動ローラ61aは作動アーム61bに当接しているが、これをさらに時計まわり方向に押圧することがなく、上記傾斜部61b間での回動以上の作動アーム61bの回動はなく、従って、開閉アーム機構62の回動もなく、扉5は作動ローラ61aが変曲点pにあるときの、開放状態を保つ。
このように、内箱3が下降範囲の全体の途中、例えば1/3位まで下降したとき、扉5が設定全開状態になるので、受具8上の食器類は内箱3を最下端まで下降させなくても出し入れ可能である。
図2および図3に示すように、作動ローラ61aが点pに達すると、内箱3の降下は完了し、内箱3はその前面が外箱2から全体的に表出する。
このように扉5がわずかな傾斜状態でかつ扉5の下端部5aが上昇した状態で、使用者は受具8と食器類の出し入れを行なう。従って、食器類の出し入れ時、扉5の下端部5aが前方へ大きく張出していないので邪魔にならず、さらに、内箱3の上部にある食器類等をよく見ることができて使い勝手のよい。
食器類の出し入れ完了後、再び、操作レバー4i、制御装置4jを介してモータ4aを駆動させて、巻き取りドラム4dを回転させ、ベルト4bを巻き取り、内箱3を上昇させる。
この上昇過程において、図7に点線で示すように、作動アーム61bのp点で当接する作動ローラ61aは、内箱3の上昇に伴って、垂直部61bに沿って上昇する。このとき、作動アーム61bはそのままの状態を保つので、開閉アーム機構62は作動せず、扉5も開放状態を保つ。従って、扉5と前方突出状態の食器類等の収納物とが干渉することがなく、危険の防止が図れるとともに、作動ローラ61aと作動用アーム61bが非拘束状態で当接しているので、内箱3の奥行きよりも長い収納物が収納された場合にも、収納物に押されて開閉アーム機構62と扉5が動き、干渉が緩和され安全である。
さらに、内箱3が上昇して作動ローラ61aも上昇するが、作動ローラ61aが端部近傍の点pから変曲点p間にあるときは、作動アーム61bを反時計回り方向に回動させることなく、開閉アーム機構62、扉5の回動もなく、扉5は開放状態を保つ。
このように、内箱3が上昇範囲の全体の途中まで上昇したとき、食器類が内箱3から前方に突出していても、内方に押し込むことができる。
内箱3が上昇を継続して、作動ローラ61aが上昇し変曲点pを過ぎ、傾斜部61aに達すると、作動アーム61bが反時計回り方向に回動し、開閉アーム機構62が作動して扉5はその自重により反時計周り方向に回動しながら閉じていき、内箱3の上昇が完了して、内箱3の収納が完了すると、作動ローラ61aは変曲点p1に達し、扉5は開口を完全に閉塞し、この状態を保つ。
上記のように、内箱3の昇降はモータ4aによって行なわれるので、内箱3に重量のある収納物が収納されていてもその昇降が容易であり、また、高所に設置するのに適し、さらに、内箱3を昇降する昇降機構4をモータ4aとベルト4bで構成したので、電動に適し、構造が簡単で耐久性もある。
上記のように、本実施形態によれば、モータによる内箱の昇降が可能で、内箱への収納物の出し入れ時、扉が邪魔にならず、さらに、内箱の上部にある収納物をよく見ることができ使い勝手のよい扉付き昇降キャビネットが実現される。
本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットの外箱の一部を切り欠いて示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットの内箱降下状態を示す正面図。 本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットの内箱降下状態を示す縦断面図。 本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットの内箱上昇状態を示す正面図。 本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットの内箱上昇状態を示す縦断面図。 本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットに用いられる扉開閉機構の平面図。 本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットの内箱の上昇過程を示す正面図。 本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットの内箱の降下過程を示す縦断面図。 本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットの扉閉塞状態を示す正面図。 本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットの前板部分を示す正面図。 本発明の一実施形態に係る昇降式食器収納キャビネットの前板取り付け部分を拡大して示す平面図。
符号の説明
1 昇降式食器収納キャビネット
2 外箱
2b 前板
2b1 傾斜面
2b2 前板止め具
2b3 前板止め具受
3 内箱
4 昇降機
4a モータ
4b ベルト
5 扉
5a 下端部
5b 傾斜面
6 扉開閉機構
61 作動アーム機構
61a 作動ローラ
61b 作動用アーム
62 開閉アーム機構
62a 第1の開閉用アーム
62b 第2の開閉用アーム

Claims (7)

  1. 外箱と、この外箱に昇降可能に収容され、下降時に前面が前記外箱から全体的に表出する内箱と、この内箱を昇降させかつ、モータおよびこのモータにより作動され前記内箱を吊す可撓性昇降部材を備える昇降機構と、前記外箱の一部を構成し、前記内箱の上昇収納時にこの内箱の前面の全体あるいはその一部を覆う扉と、前記内箱の昇降に応動しかつ、前記内箱の上昇収納状態において前記扉を閉じた状態にし、前記内箱の降下表出および上昇過程において前記扉を垂直状態あるいはわずかな傾斜状態に保ったまま扉の下端部を上昇させるように移動させて開放状態にし、前記内箱の下降表出時に前記扉を垂直状態あるいはわずかな傾斜状態に保ったまま開放状態を保たせる扉開閉機構を有することを特徴とする扉付き昇降キャビネット。
  2. 前記扉開閉機構は、内箱の側面に取り付けられた作動部材と、この作動部材に非拘束状態で当接する非直線状の作動側面部を有しかつ、この作動側面部を介して作動部材により回動される作動用アームとからなる作動アーム機構および、一端が外箱に軸支され他端が扉に軸支された第1の開閉用アームと、第1の端部が外箱に軸支され第2の端部が扉に軸支され、第3の端部が前記作動用アームに軸支された第2の開閉用アームからなる開閉アーム機構を有することを特徴とする請求項1項に記載の扉付き昇降キャビネット。
  3. 前記内箱が下降表出した前記扉の開放状態時、この扉下部は前記内箱の上板内側の高さとほぼ同じかより上部になることを特徴とする請求項1または2に記載の扉付き昇降キャビネット。
  4. 前記第1の作動アームの作動側面部は、作動時、傾斜状態になる傾斜部と、変曲点を介して前記傾斜部と連なる垂直部を有し、前記内箱の下降過程で前記扉が閉じた状態から設定全開位置まで開くようにし、以降前記内箱の下降表出位置まで全開を維持し、上昇動作時は、下降動作時と逆の動作をすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の扉付き昇降キャビネット。
  5. 前記第1アーム、第2アームあるいは第3アームの少なくとも一つに扉を閉じ状態方向に作用する弾性部材を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の扉付き昇降キャビネット。
  6. 前記第2アームあるいは第3アームに、外箱に取り付けられたガイドピンを案内する長孔円弧状のガイド溝が設けられたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の扉付き昇降キャビネット。
  7. 前記外箱の一部を構成し、前記扉の上部に設けられる前板は、この前板及び予め取り付けられた前板止め具を、前記外箱の側面に取り付け前板止め具受に係合させ、この前板止め具受と前記前板止め具を螺着して、前記外箱に取り付けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の扉付き昇降キャビネット。
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