JPH0264298A - 扇風機の首振装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、扇風機の首振装置に関するものである。

従来の技術 近年、扇風機のインテリア性が重視され、コンパクト化
、薄型化の傾向は目ざましいものがある。

従来の扇風機の首振装置は特願昭６２−２１３４８０号
に記載された構成を有している。

すなわち第３図に示すように主電動機１を両側で受金物
３で回動自在に支持し、前記主電動機１の後方に首振用
電動機４をその出力軸が主電動機１の出力軸と同方向と
なるように固定し、その首振用電動機４の出力軸に偏心
カム６を取りつけ、この偏心カム６の回転により一方向
に往復するスライドカム７を設けるとともに、このスラ
イドカム７と前記受金物３とに両端部で回動自在に連結
される首振ロッド８を設けた構成となっている。

そして首振用電動機４を回転させることによシ偏心カム
６が回転し、これによってスライドカム７が上下動し、
スライドカム７に連結された首振ロッド８は扇形の往復
運動をなし、これによシ主電動機１も俯仰方向の扇形往
復運動をするようになっている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では首振用電動機４の主軸
１回転が首振１往復に対応しているため、首振運動サイ
クルと同じ周期で回転する首振用電動機４が必要であシ
、比較的回転数が大きいため、主軸と軸受部分とに摺動
負荷を生じやすくなり、長期の使用では主軸が摩耗して
首振運動が停止したり、いわゆるしゃくり現象のような
異常な首振運動をするという課題を有していた。

本発明は上記従来の課題を解決するもので、首振用電動
機の回転数を減少して首振用電動機へ主軸と軸受部分の
摺動負荷の軽減をはかり、首振用電動機の長寿命化を図
シ、長期間安定した首振運動を行なうことのできる扇風
機の首振装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の扇風機の首振装置は
、主電動機を両側の受金物で回動自在に支持し、前記主
電動機の後方に首振用電動機をその主力軸を前記主電動
機の出力軸と同方向に、かつ水平にして固定し、この首
振用電動機の出力軸の回転子を取付け、この回転子の対
向する２点に摺接し、一方向に往復運動するスライドカ
ムを設け、このスライドカムと前記受金物とに両端部で
回動自在に連結された首振ロッドとを有し、前記回転子
の形状を、任意の方向から挟持する幅寸法が常に等しく
なる弧で囲まれた円弧連結形としてこの回転子の回転中
心と重心位置とを一致させてなる構成を有している。。

作　　用 この構成によって、従来と同じ首振運動のときは首振用
電動機の回転数を従来の３分の１にすることができ、首
振用電動機の出力軸の摺動摩擦が低減され、首振用電動
機の長寿命化を図ることができる。

実施例 以下本発明の一実施例について、第１図および第２図を
参照しながら説明する。なお主電動機１、受金物３、カ
ム押え６、スライドカム７、ロッド８は従来の（１４成
と同じである。

図において、主電動機１の後端には首振用電動機１０４
がカム押え６に取付けられるとともに、このカム押え６
は主電動機１の後面外縁で固定されている。前記首振用
電動機１０４の出力軸１０４ａには、３弧で囲まれた任
意の作用面の幅が一定でチシ、回転軸と、重心とが一致
した三方向に同一の偏心距離を持つ回転子１０６が固定
されている。

この偏心カム１０６の作用面を挟持゛してスライドカム
７が前記主電動機１と摺動部７ａで当接しつつ、主電動
機１とカム押え６の間で上下摺動可能に支持されている
。ガイドピン９はスライドカム７を上下方向にのみ摺動
するように規制するためのものである。スライドカム７
と受金物３とはロッド８により、それぞれの接合点が回
動自在な状態で連結されている。

以上のように構成された本実施例の扇風機の首振装置に
ついて以下その動作を説明する。

まず首振用電動機１０４の出力軸に取付けられた回転子
１０６が回転すると、スライドカム７がガイドピン９に
規制された方向、すなわち上下方向に往復運動する。ロ
ッド８はスライドカム７の上下運動に従って受金物３の
軸３ａを中心に扇形の往復運動をする。

首振用電動機１０４と主電動機１は略一体に形成されて
おり、しかも主電動機１はフレーム２の俯仰軸２ａで受
金物３と俯仰自在に軸支されているため、ロッド８の扇
形往復運動により俯仰方向に首振運動を行なう。

ここで、回転子１０６の偏心方向が３方向であるため、
回転子１０６の１回転ごとに、スライドカム７は上下方
向に３往復することとなシ、首振用電動機１０４の出力
軸の１回転により、首振運動３往復を行なうこととなる
。

以上のように本実施例によれば、首振用電動機が１回り
云する間にスライドカムの上下運動を３回行なう回転子
を用いたことにょシ、首振用電動機の回転数を下げるこ
とができ、首振用電動機の出力軸の摺動負荷を低減して
首振用電動機の寿命を向上させることができ、長期間安
定した首振運動を行なうことができる。。

発明の効果 以上の実施例の説明より明らかなように、本発明は偏心
方向が３方向の回転子を用いることにょシ首振速度を変
えずに首振用電動機の回転数を下げることができるため
、出力軸の摺動負荷を低減して首振用電動機の寿命を向
上させて、長期間安定した首振運動ができるという効果
の得られる優れた扇風機の首振装置を実現するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の扇風機の首振装置の側断面
図、第２図は同実施例の背面透視図、第３図は従来例の
扇風機の首振装置の背面透視図である。 １・・・・・・主電動機、３・・・・・・受金物、１０
４・・・・・・首振用電動機、１０６・・・・・・回転
子、７・・・・・・スライドカム、８・・・・・・ロッ
ド。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名１−
・ｒ電動弐 １０６−−−け敦）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主電動機を両側の受金物で回動自在に支持し、前記主電
   動機の後方に首振用電動機をその主力軸を前記主電動機
   の出力軸と同方向に、かつ水平にして固定し、この首振
   用電動機の出力軸に回転子を取付け、この回転子の対向
   する２点に摺接し、一方向に往復運動するスライドカム
   を設け、このスライドカムと前記受金物とに両端部で回
   動自在に連結された首振ロッドとを有し、前記回転子の
   形状を、任意の方向から挟持する幅寸法が常に等しくな
   る３弧で囲まれた円弧連結形として、この回転子の回転
   中心と重心位置を一致させてなる扇風機の首振装置。