JP4848700B2 - 産業用ロボット - Google Patents
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図において、1はコネクタベース、2はカバ、3はアーム、4aは機内ケーブル、5はベース、6aは給電ケーブル接続コネクタである。
産業用ロボットの防水機構において技術的に重要な部位は、主に、モータコネクタ部、ケーブル皮むき部13a(図5)、給電ケーブル接続コネクタ6a、ケーブル接続コネクタ12a(図5)である。よって、上記部部分をロボットの外部に露出させないか、部品自体に防水・防塵性を持ったものを用いる必要がある。
また、図5は防水・防塵機能つき従来のロボットのベース部を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
図において、モータコネクタや給電ケーブル接続コネクタ6aとしては保護等級IP65相当を持つ部品が用いられている。ここで、保護等級IP65とは、機器内部への異物の侵入に対する保護の程度を示すIEC60529で規定された保護等級によるもので、「IP」はInternational Protection、2桁目の「6」は塵挨の侵入の制限 (正常な動作や安全性を阻害するような粉塵の侵入に対する保護)レベル、1桁目の「5」は任意の方向からの水の噴流に対する保護レベルを意味している。したがって、保護等級IP65は高度の保護レベルである。そこで、従来は、リード線皮むき部13a、ケーブル接続コネクタ12aはアーム3(図4)又はベース5(図4)の内部で処理してロボット外部への露出を防いでいた。
また、アーム3(図4)のカバ2(図4)にはシール剤が塗布され、モータケーブルがロボット内外へ出入りする部分の隙間にはパッキン、カバ2(図4)を取り付けていた。
さらに、ベース5とコネクタベース1間にはシール剤が塗布されいた。
このように、従来の産業用ロボットの防水・防塵機能は、ロボット内部と外部の隙間をなくし、密閉空間を作り出すことにより構成されていた。
また、少なくとも3以上の自由度を有し、アーム先端に作業用のツールが取り付け可能な遮断型の産業用ロボットについて、少なくとも第3軸および第3軸より先端側の機体の外表面をカバで覆うことにより、外部からの水等の液体の進入と機体内部から外部への有害成分の放出を防止した発明が、開示されている(特許文献1参照)。
また、部品数、組立工数が増えてしまうという問題があった。
隙間が増えるため防水性を完全に保証するのは難しいと言った問題もあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ロボット機体全体をカバで覆わなくてもロボット本体に防水・防塵性が保証され、また、ロボットの組立工数、部品数を減少させることができ、さらに外形にとらわれることなく、多くのロボット機種に展開することができる産業用ロボットを提供することを目的としている。
請求項2記載の産業用ロボットの発明は、請求項1記載の産業用ロボットにおいて、ホース又はチューブ接続用のユニオンを前記筐体に装備したことを特徴としている。
請求項3記載の産業用ロボットの発明は、請求項1または2記載の産業用ロボットにおいて、前記筐体の材質がメッキ処理された金属、または樹脂で構成されたことを特徴としている。
また、ロボット部品に特殊な加工を施したり、カバによって隙間をうめる必要がないため、組立工数、部品数を減少させることができる。
また、筐体にできる隙間は小さいため、防水・防塵に対する品質の向上をはかることができ、筐体を取り付けるだけで、外形にとらわれることなく、多くの機種に展開することができる。
図において、2はカバ、3はアーム、4bは機内ケーブル、5はベース、7は本発明に係る筐体、8は給電ケーブル、9は旋回ヘッド、18はケーシングである。図から判るように、筐体7はロボット本体のベース5に締結部品で固定されており、また、筐体7には、ロボットに電源を供給するための給電ケーブル8が接続されている。筐体7及び給電ケーブル8に取り付けられる接続コネクタ間は保護等級IP65の機能を持つものを用いている。
図2は本発明に係る筐体7を説明する図で、(a)は断面平面図、(b)は一部断面正面図である。
図において、4bは機内ケーブル、6bは給電ケーブル接続コネクタ、7は本発明に係る筐体、10はホース・11bはホース・チューブ接続ユニオン、12bはケーブル接続コネクタ、13はリード線皮むき部、14は筐体・機内ケーブル接続ユニオン、15はバッテリ、16は装備コネクタである。
筐体7は、図のように、給電ケーブル接続コネクタ6b、筐体・機内ケーブル接続ユニオン14、ホース・チューブ接続ユニオン11b、装備コネクタ16を備えて構成されている。そして、ロボットの機内ケーブル4bは筐体・機内ケーブル接続ユニオン14を介して筐体7内へ引き込まれている。
図3において、4bは機内ケーブル、14は筐体・機内ケーブル接続ユニオン、17はパッキンである。
図から判るように、機内ケーブル接続ユニオン14内にパッキン17をとりつけ、パッキン17にあけられた穴の中を機内ケーブル4bが通る構成となっている。機内ケーブル接続部ユニオン14を締めることによりにより、パッキン17も同時に締められ、穴径が小さくなり機内ケーブル4bとの隙間をなくすこととなる。筐体7(図2)の内に引き込まれた機内ケーブル4bは、図2のように、筐体7内でリード線皮むき部13の処理が施され、ケーブル接続コネクタ12bによるケーブル同士の接続も行われる。筐体・機内ケーブル接続部ユニオン14と筐体7の接続部にはシール剤が塗布されている。
ホース・チューブはホース・チューブ接続ユニオン11bに接続され、ロボット外部〜筐体〜ロボット内部に接続される。また、ロボットのデータを保存するためのバッテリ15も筐体7内に取り付けられている。
以上のように、本発明が特許文献1記載の発明と異なる部分は、特許文献1記載の発明がロボット機体全体をカバで覆い防水機能をもたせていたのに対し、本発明では筐体7のみを取り付けることにより防水・防塵機能を備えるようにした部分である。
2 カバ
3 アーム
4a,4b 機内ケーブル
5 ベース
6a,6b 給電ケーブルコネクタ
7 筐体
8 給電ケーブル
9 旋回ヘッド
10 ホース
11a,11b ホース・チューブ接続ユニオン
12a,12b ケーブルコネクタ
13 リード線皮むき部
14 筐体・機内ケーブル接続ユニオン
15 バッテリ
16 装備コネクタ
17 パッキン
18 ケーシング
Claims (3)
- 産業用ロボットのコネクタベース部の機内ケーブルを送出する部位に接するように防水・防塵機能付き筐体を設け、前記筐体内に接続ユニオンを通して前記産業用ロボットの前記機内ケーブルを通し、その際、前記接続ユニオンを締めることにより、パッキンが締められることで前記機内ケーブルが通る穴径が小さくなり前記機内ケーブルと前記筐体の隙間がなくなるように防水処理を施し、
前記機内ケーブルのコネクタおよび前記機内ケーブル皮むき部のさばきを前記筐体内で行なっており、
前記ロボットへ電源を供給するために機内ケーブルと接続される給電ケーブルを接続するコネクタを前記筐体に備え、
前記ロボットのデータを保存するために機内ケーブルと接続されるバッテリを前記筐体内部に備えたことを特徴とする防水・防塵機能を備えた産業用ロボット。 - ホース又はチューブ接続用のユニオンを前記筐体に装備したことを特徴とする請求項1 記載の産業用ロボット。
- 前記筐体の材質がメッキ処理された金属、または樹脂で構成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の産業用ロボット。
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