JP4844546B2 - 搬送台車 - Google Patents

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Description

本発明は、車輪に生じる回転力を利用して、搬送ワークを積載するテーブルを上昇端位置と下降端位置との間で昇降させることができる搬送台車に関する。
工場における機械部品の製造ライン等においては、種々の機械部品としてのワークが、搬送台車等によって種々の製造工程間を搬送される。特に、製造工程間においては、前工程におけるワークの搬出部位の高さ寸法と、後工程におけるワークの搬入部位の高さ寸法とが異なることが多い。この場合に、搬送台車等においては、ワークを載置するテーブルの高さを可変させる必要がある。これに対し、従来は、例えば、アクチュエータ等の駆動源を用いてテーブルの高さを可変させるか、ジャッキアップ装置等を用いて作業者の手作業によってテーブルの高さを可変させる必要があった。
この改善策として、例えば、特許文献1には、車輪を接続した車軸の回転を利用して、ワークを載置する荷台を昇降させる運搬台車が開示されている。この運搬台車においては、車軸の中央部にねじ軸を縦向きに取り付け、このねじ軸には、荷台に固定したナットを螺合させている。また、車軸には、この車軸に対して空転可能に一対の動力伝達ギヤが設けてあり、一対の動力伝達ギヤ内には、車軸と一体回転すると共に車軸に対して軸方向にスライドする切り替えギヤが配置してある。また、切り替えギヤには、これをスライド操作するための操作レバーが係合している。
そして、作業者が操作レバーを操作して、切り替えギヤを軸方向一方側にスライドさせたときには、この切り替えギヤを一方の動力伝達ギヤと係合させて、運搬台車の前進による車軸の回転を受けて、架台を上昇させることができ、一方、作業者が操作レバーを操作して、切り替えギヤを軸方向他方側にスライドさせたときには、この切り替えギヤを他方の動力伝達ギヤと係合させて、運搬台車の前進による車軸の回転を受けて、架台を下降させることができる。これにより、荷物の移送と昇降を同時に行うことができる。
しかしながら、上記特許文献1の運搬台車は、ねじ軸として、台形ネジ、ボールネジ等の精密機械部品を用いる必要があり、また、一対の動力伝達ギヤ及び切り替えギヤとしても、特殊なギヤを用いる必要がある。また、一対の動力伝達ギヤを噛合するネジ軸の端部には、特殊なネジ加工を行う必要がある。さらに、作業者は、搬送台車を押すという本来の動作以外に、架台の昇降を切り替えるための操作レバーを操作する必要がある。
したがって、作業者の操作を受けなくても架台の昇降を切り替えることができ、また、特殊部品を用いることなく、車輪の回転を利用してテーブルの昇降を行うことができる搬送台車の開発が望まれていた。
特開2004−243894号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、作業者による切り換え操作を受けなくてもテーブルの昇降の切り換えを行うことができ、また、極めて汎用的な部品である一対のラック及びピニオンを用いて、車輪に生じる回転力を利用してテーブルを昇降させることができる搬送台車を提供しようとするものである。
本発明は、車輪に生じる回転力を利用して、搬送ワークを積載するためのテーブルを上昇端位置と下降端位置との間で昇降させ、該上昇端位置及び下降端位置のいずれか一方において上記搬送ワークを受け取り、他方において上記搬送ワークを受け渡すことができる搬送台車であって、
歯面を互いに対向させた状態で上記テーブルに固定した一対のラックと、
上記車輪の回転を受けて回転する動力伝達車と、
上記一対のラックの間に配置され、上記動力伝達車の回転を受けて回転する移動用ピニオンと、
該移動用ピニオンを回転可能に支持して、上記動力伝達車を中心に傾倒可能であると共に、上記車輪の回転力を受けて上記動力伝達車が一回転方向へ回転するトルクを受けて該一回転方向へ傾倒したときには、上記移動用ピニオンを一方の上記ラックに噛合させ、上記車輪の回転力を受けて上記動力伝達車が他回転方向へ回転するトルクを受けて該他回転方向へ傾倒したときには、上記移動用ピニオンを他方の上記ラックに噛合させることができる傾倒レバーと、
該傾倒レバーを上記動力伝達車へ当接させるよう付勢する付勢部材と、
上記傾倒レバーが上記移動用ピニオンを上記一方のラックに噛合させた状態を保持するためのロック部材と、
該ロック部材の保持状態を解除するためのロック解除部材と、
所定の許容値以上のトルクが加わったときに、上記車輪の回転力を上記動力伝達車へ伝達しない状態を形成するトルクリミッターと、
上記テーブルの上昇を上昇端位置において止めるための上昇端ストッパーと、上記テーブルの下降を下降端位置において止めるための下降端ストッパーとを有しており、
上記搬送台車を前進させる際の上記車輪の回転を受けて上記動力伝達車が他回転方向へ回転する際に、上記移動用ピニオンが上記一方のラックに噛合した状態を上記ロック部材によって保持することにより、上記動力伝達車の他回転方向への回転を受けて上記傾倒レバーが他回転方向へ傾倒することを阻止した状態で、上記動力伝達車の他回転方向への回転を受けて回転する上記移動用ピニオンによって、上記一方のラックを介して上記テーブルを上下方向の一方へ移動させる第1前進動作と、
上記搬送台車を一旦後退させる際の上記車輪の回転を受けて上記動力伝達車が一回転方向へ回転する際に、上記一対のラックの上下方向の他方への移動を受けて、上記ロック解除部材が上記ロック部材の保持状態を解除する第1後退動作と、
上記搬送台車を前進させる際の上記車輪の回転を受けて上記動力伝達車が他回転方向へ回転する際に、上記傾倒レバーが他回転方向へ傾倒して上記移動用ピニオンが上記他方のラックに噛合した状態で、上記動力伝達車の他回転方向への回転を受けて回転する上記移動用ピニオンによって、上記他方のラックを介して上記テーブルを上下方向の他方へ移動させる第2前進動作と、
上記搬送台車を一旦後退させる際の上記車輪の回転を受けて上記動力伝達車が一回転方向へ回転する際に、上記傾倒レバーを一回転方向へ傾倒させ、上記移動用ピニオンが上記一方のラックに噛合する状態を上記ロック部材によって保持させる第2後退動作とを繰り返し行うよう構成してあり、
上記第1前進動作又は上記第2前進動作を行う際に、上記上昇端ストッパーによって上記テーブルが上昇端位置で止められたとき、又は上記下降端ストッパーによって上記テーブルが下降端位置で止められたときには、上記トルクリミッターが作動して、上記車輪の回転を受けて上記動力伝達車が回転しない状態を形成するよう構成したことを特徴とする搬送台車にある(請求項1)。
本発明の搬送台車は、車輪に生じる回転力を利用して、テーブルを昇降させることが可能であると共に、ピニオン(移動用ピニオン)を、歯面を互いに対向させた一対のラックのうちのいずれに噛合させるかを交互に切り替えることにより、テーブルを上昇又は下降させることができるものである。また、本発明の搬送台車は、上記第1前進動作、第1後退動作、第2前進動作及び第2後退動作を行うことにより、搬送ワークの受け取り時の高さと、搬送ワークの受け渡し時の高さとが異なっていても、テーブルの高さを、受け取り時の高さと受け渡し時の高さとに変更して、搬送ワークの搬送及び受け取り、受け渡しを行うことができるものである。
また、本発明の搬送台車においては、車輪の回転を受けて回転する動力伝達車の回転力を利用して、傾倒レバーを、移動用ピニオンが一方のラックに噛合する一回転方向と、移動用ピニオンが他方のラックに噛合する他回転方向との間で、繰り返し回動させることができる。そして、移動用ピニオンを噛合させるラックを切り替えることにより、搬送台車の前進により、テーブルを上昇又は下降させることができる。
本発明の搬送台車は、以下のようにして動作させ、高さの異なる工程間において、搬送ワークの受け取りと受け渡しとを行う。
第1前進動作として、搬送台車を前進させる際には、車輪の回転を受けて動力伝達車が他回転方向へ回転する。このとき、傾倒レバーを一回転方向へ回動(傾倒)させ、移動用ピニオンを一方のラックに噛合させる。
ここで、動力伝達車が他回転方向へ回転する際には、付勢部材によって傾倒レバーが動力伝達車へ当接するよう付勢されていることにより、傾倒レバーには、他回転方向へ回転しようとするトルクが作用する。そこで、本発明においては、ロック部材を傾倒レバーに係合させて、移動用ピニオンが一方のラックに噛合した状態を保持する。これにより、動力伝達車の他回転方向への回転を受けて傾倒レバーが他回転方向へ傾倒することを阻止することができる。
こうして、第1前進動作を行うときには、動力伝達車の他回転方向への回転を受けて回転する移動用ピニオンによって、一方のラックを介してテーブルを上下方向の一方へ移動させることができる(上昇又は下降の一方を行うことができる)。
また、テーブルは、上下方向の一方へ移動する途中には、上昇端ストッパー又は下降端ストッパーによって上昇端位置又は下降端位置のいずれか一方で止められる。このとき、搬送台車をさらに前進させようとすると、テーブルがそれ以上上下方向の一方へ移動することができず、トルクリミッター(トルクテンダー)に所定の許容値以上のトルクが加わる。
そして、トルクリミッターが作動して、車輪の回転力を動力伝達車へ伝達しない状態を形成することができる。これにより、テーブルを上昇端位置又は下降端位置のいずれか一方へ移動させながらも、搬送台車を目的とする位置までさらに前進させて、第1の工程まで移動させることができる。こうして、第1の工程との間で、テーブルへの搬送ワークの受け取り又はテーブルからの搬送ワークの受け渡しのいずれか一方を行うことができる。
次いで、第1後退動作として、搬送台車を一旦後退させることにより、動力伝達車を一回転方向へ回転させることができる。これにより、一対のラックの上下方向の他方への移動(上昇又は下降の他方)を受けて、ロック解除部材によって、ロック部材を傾倒レバーの回動範囲から退避させ、ロック部材の保持状態を解除することができる。
次いで、第2前進動作として、搬送台車を再び前進させる際には、車輪の回転を受けて動力伝達車が他回転方向へ再び回転する。このとき、付勢部材によって傾倒レバーが動力伝達車へ当接するよう付勢されていることにより、傾倒レバーには、他回転方向へ回転しようとするトルクが作用する。これにより、傾倒レバーが他回転方向へ回動(傾倒)し、移動用ピニオンを他方のラックに噛合させることができる。
こうして、第2前進動作を行うときには、動力伝達車の他回転方向への回転を受けて回転する移動用ピニオンによって、他方のラックを介してテーブルを上下方向の他方へ移動させることができる(上昇又は下降の他方を行うことができる)。
また、テーブルは、上下方向の他方へ移動する途中には、上昇端ストッパー又は下降端ストッパーによって上昇端位置又は下降端位置の他方で止められる。このとき、搬送台車をさらに前進させようとすると、テーブルがそれ以上上下方向の他方へ移動することができず、トルクリミッターに所定の許容値以上のトルクが加わる。
そして、トルクリミッターが作動して、車輪の回転力を動力伝達車へ伝達しない状態を形成することができる。これにより、テーブルを上昇端位置又は下降端位置の他方へ移動させながらも、搬送台車を目的とする位置までさらに前進させて、第2の工程まで移動させることができる。こうして、第2の工程との間で、テーブルへの搬送ワークの受け取り又はテーブルからの搬送ワークの受け渡しの他方を行うことができる。
次いで、第2後退動作として、搬送台車を再び一旦後退させることにより、動力伝達車を一回転方向へ再び回転させることができる。これにより、付勢部材によって傾倒レバーが動力伝達車へ当接するよう付勢されていることにより、傾倒レバーには、一回転方向へ回転しようとするトルクが作用する。これにより、傾倒レバーが一回転方向へ回動(傾倒)し、移動用ピニオンを一方のラックに噛合させることができる。また、ロック部材を傾倒レバーに係合させて、移動用ピニオンが一方のラックに噛合した状態を保持することができる。
このように、本発明の搬送台車によれば、搬送台車を進退させる動作を受けて、テーブルを上昇又は下降させることができる。そのため、作業者による切り換え操作を受けなくてもテーブルの昇降の切り換えを行うことができる。また、本発明の搬送台車によれば、極めて汎用的な部品である一対のラック及びピニオン(移動用ピニオン)を用いて、車輪に生じる回転力を利用してテーブルを昇降させることができる。また、上記トルクリミッターを用いることにより、搬送台車の走行距離に影響されずに、搬送ワークの受け取り時の高さと受け渡し時の高さとに変更することができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記第1前進動作、上記第1後退動作、上記第2前進動作及び上記第2後退動作は、作業者による動力を受けて行うよう構成することが好ましい(請求項2)。この場合には、搬送台車を進退させるために、モータ等のアクチュエータを用いる必要がなく、機械的構成のみによって、簡単に搬送台車を形成することができる。
また、上記動力伝達車は、上記移動用ピニオンに噛合する回転用ピニオンであり、該回転用ピニオンは、上記移動用ピニオンに下方から噛合していると共に、上記車輪を設けた車輪回転軸とは別のピニオン回転軸に設けてあり、該ピニオン回転軸は、複数の減速用動力伝達車によって上記車輪回転軸に対して減速されて回転するよう構成し、上記傾倒レバーは、上記ピニオン回転軸に対して傾倒可能に設けてあり、上記付勢部材は、上記ピニオン回転軸に配置された状態で、上記傾倒レバーを上記回転用ピニオンへ付勢していることが好ましい(請求項3)。
この場合には、一対のピニオン(移動用ピニオンと回転用ピニオン)を噛合させることにより、さらに簡単な構造で搬送台車を形成することができる。また、回転用ピニオンをピニオン回転軸に設け、車輪回転軸の回転速度を複数の減速用動力伝達車を用いて減速させることにより、搬送台車の車輪に作用する小さなトルクによって、安定してテーブルを昇降させることができる。
また、上記動力伝達車は、ピニオン(歯車)とする以外にも、スプロケット、プーリ、歯付プーリ等とすることも可能である。この場合、移動用ピニオンと同軸状に、動力伝達車を構成するスプロケット、プーリ、歯付プーリ等に対応するスプロケット、プーリ、歯付プーリ等を設け、両者をチェーン、ベルト、歯付ベルト等で連結することができる。
また、上記搬送台車には、上記テーブル及び上記一対のラックの自重を受ける受位置と、該自重を受けない退避位置とに移動可能な荷重受部材が設けてあり、上記テーブル上に上記搬送ワークが積載された状態において、上記荷重受部材を上記受位置にして上記テーブル、上記搬送ワーク及び上記一対のラックの自重を受けることにより、上記移動用ピニオンと上記一対のラックのうちのいずれかとの歯面同士の噛付を解除し、上記テーブル上から上記搬送ワークを移載した後に、上記荷重受部材を再び上記退避位置に復帰させるよう構成することが好ましい(請求項4)。
この場合には、特に、テーブル上に搬送ワークが積載されて、移動用ピニオンの歯面と一対のラックのうちのいずれかの歯面との間に噛付が生じたときでも、この噛付を容易に解除することができる。そして、動力伝達車の回転を受けて、傾倒レバーが回動(傾倒)する状態を安定して形成することができる。
なお、上記歯面同士の噛付とは、テーブル及び搬送ワークによる自重を受けて、いずれかのラックの歯面における下側に位置する側面が、移動用ピニオンの歯面における上側に位置する側面に密着する状態をいう。
また、上記搬送台車には、作業者が把持するためのハンドルが設けてあり、上記荷重受部材は、上記ハンドルに設けた操作部の操作を受けて上記受位置と上記退避位置とに移動可能であることが好ましい(請求項5)。
この場合には、作業者は、ハンドルを把持して搬送台車を進退させることができ、また、ハンドルに設けた操作部を操作して、荷重受部材を容易に移動させることができる。
上記搬送台車は、以下の2つのパターンによって、搬送ワークの受け取り及び受け渡しを行うことができる。すなわち、1つのパターンとしては、下降端位置にあるテーブル上へ前工程から搬送ワークを受け取り、上昇端位置へ移動させたテーブル上から後工程へ搬送ワークを受け渡すことができる。また、他のパターンとしては、上昇端位置にあるテーブル上へ前工程から搬送ワークを受け取り、下降端位置へ移動させたテーブル上から後工程へ搬送ワークを受け渡すことができる。
また、上記搬送台車は、上記第1前進動作として上記テーブルを下降端位置へ移動させた後上記第1後退動作を行う前に、前工程から上記テーブル上へ搬送ワークを受け取り、上記第2前進動作として上記テーブルを上昇端位置へ移動させた後上記第2後退動作を行う前に、後工程へ上記テーブル上から上記搬送ワークを受け渡すよう構成してあり、上記第2前進動作によって上記テーブルが上記上昇端位置へ移動した後に、上記トルクリミッターが作動して上記動力伝達車が上記車輪の回転を受けて回転しない状態において、上記荷重受部材を上記受位置にして上記テーブル、上記搬送ワーク及び上記一対のラックの自重を受けることにより、上記移動用ピニオンと上記他方のラックとの歯面同士の噛付を解除した後、上記第2後退動作を行って上記傾倒レバーを一回転方向へ傾倒させるよう構成することができる(請求項6)。
この場合には、第1前進動作によってテーブルを下降端位置へ移動させた後、前工程からテーブル上へ搬送ワークを受け取り、第2前進動作によってテーブルを上昇端位置へ移動させた後、後工程へテーブル上から搬送ワークを受け渡すことができる。そして、搬送ワークを受け渡した後、荷重受部材によって移動用ピニオンと他方のラックとの歯面同士の噛付を解除することにより、第2後退動作において、傾倒レバーを一回転方向へ安定して回動(傾倒)させることができる。
また、上記搬送台車には、上記テーブル及び上記一対のラックから上記移動用ピニオンに加わる荷重を緩和させるためのスプリング、ガスクッション等の重力バランサを配設することが好ましい(請求項7)。
この場合には、搬送ワークの自重によって生じた移動用ピニオンの歯面と、一対のラックのうちのいずれかの歯面との噛付を、重力バランサによって一層容易に解除することができる。
また、上記ロック部材は、上記搬送台車に設けた回動中心部を中心に回動する回動アームに、上記傾倒レバーに当接するローラを回転可能に配設してなると共に、その自重によって垂下して上記ローラを上記傾倒レバーに当接させるよう構成し、上記ロック解除部材は、上記テーブルに設けると共に、上記回動アームの先端部分に係合して、該回動アームを持ち上げることによって、上記傾倒レバーに上記ローラが当接する状態を解除するよう構成することが好ましい(請求項8)。
この場合には、ロック部材及びロック解除部材の構成が簡単であり、ロック部材による移動用ピニオンを一方のラックに噛合させた状態の保持、及びこの保持の解除を簡単に行うことができる。
以下に、本発明の搬送台車にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例の搬送台車1は、図9、図10に示すごとく、車輪2に生じる回転力を利用して、搬送ワーク8を積載するためのテーブル3を上昇端位置301と下降端位置302との間で昇降させ、下降端位置302において第1の工程(前工程)71から搬送ワーク8を受け取り、上昇端位置301において第2の工程(後工程)72へ搬送ワーク8を受け渡すことができるものである。
搬送台車1は、図1、図9〜図12に示すごとく、以下の台車フレーム11、車輪2、テーブル3、昇降ガイド12、一対のラック4、回転用ピニオン(動力伝達車)51、移動用ピニオン52、傾倒レバー53、付勢部材54、ロック部材6、ロック解除部材33、トルクリミッター(トルクテンダー)23、上昇端ストッパー111及び下降端ストッパー112を有している。
図9に示すごとく、台車フレーム11は、搬送台車1の骨格を形成するフレームであり、車輪2は、前輪2Aと後輪2Bとが台車フレーム11の底部に固定してある。
テーブル3は、搬送ワーク8を積載する積載部35と、積載部35の下部に連結した昇降ブラケット31とを有しており、昇降ブラケット31は、台車フレーム11に設けた昇降ガイド12によって上下方向にガイドされている。図1に示すごとく、一対のラック4は、歯面41を互いに対向させた状態で、歯面41の形成方向が上下方向に平行になる状態で昇降ブラケット31に固定してある。
図1に示すごとく、回転用ピニオン51は、車輪2の回転を受けて回転するよう構成してあり、移動用ピニオン52は、一対のラック4の間に配置され、回転用ピニオン51の回転を受けて回転するよう構成してある。
傾倒レバー53は、移動用ピニオン52を回転可能に支持して、回転用ピニオン51を中心に傾倒可能に構成してある。また、傾倒レバー53は、図6に示すごとく、車輪2の回転力を受けて回転用ピニオン51が一回転方向C1へ回転するトルクを受けて一回転方向C1へ傾倒したときには、移動用ピニオン52を一方のラックとしての下降用ラック4Aに噛合させ、図4に示すごとく、車輪2の回転力を受けて回転用ピニオン51が他回転方向C2へ回転するトルクを受けて他回転方向C2へ傾倒したときには、移動用ピニオン52を他方のラックとしての上昇用ラック4Bに噛合させるよう構成してある。
図1、図8に示すごとく、付勢部材54は、傾倒レバー53を回転用ピニオン51へ当接させるよう付勢している。ロック部材6は、傾倒レバー53に当接し、傾倒レバー53が移動用ピニオン52を下降用ラック4Aに噛合させた状態を保持するよう構成してある。ロック解除部材33は、ロック部材6の保持状態を解除するよう構成してある。トルクリミッター23は、所定の許容値未満のトルクが加わるときには、車輪2の回転力を回転用ピニオン51へ伝達する状態を形成する一方、上記許容値以上のトルクが加わったときには、車輪2の回転力を回転用ピニオン51へ伝達しない状態を形成するよう構成してある。図に示すごとく、上昇端ストッパー111は、テーブル3の上昇を上昇端位置301において止めるためのものであり、下降端ストッパー112は、テーブル3の下降を下降端位置302において止めるためのものである。
本例の搬送台車1は、以下の第1前進動作A、第1後退動作B、第2前進動作C及び第2後退動作Dを繰り返し行うよう構成してある。搬送台車1は、図9、図10に示すごとく、第1の工程71から搬送ワーク8を受け取る際の高さと、第2の工程72へ搬送ワーク8を受け渡す際の高さとが異なる場合に、車輪2に生じる回転力を利用してテーブル3を昇降させることにより、各工程71、72間における搬送ワーク8の搬送を行う。
搬送台車1は、図1、図2に示すごとく、第1前進動作Aとして、作業者が搬送台車1を前進させる際の車輪2の回転を受けて回転用ピニオン51が他回転方向C2へ回転する際に、移動用ピニオン52が下降用ラック4Aに噛合した状態をロック部材6によって保持することにより、回転用ピニオン51の他回転方向C2への回転を受けて傾倒レバー53が他回転方向C2へ傾倒することを阻止した状態で、回転用ピニオン51の他回転方向C2への回転を受けて回転する移動用ピニオン52によって、下降用ラック4Aを介してテーブル3を下降させる(上下方向の一方へ移動させる)よう構成してある。そして、図9に示すごとく、テーブル3が下降端位置302にある状態で、第1の工程71から搬送ワーク8を受け取ることができる。
また、搬送台車1は、図3に示すごとく、第1後退動作Bとして、搬送台車1を一旦後退させる際の車輪2の回転を受けて回転用ピニオン51が一回転方向C1へ回転する際に、一対のラック4の上昇(上下方向の他方への移動)を受けて、ロック解除部材33がロック部材6の保持状態を解除するよう構成してある。
また、搬送台車1は、図4、図5に示すごとく、第2前進動作Cとして、搬送台車1を前進させる際の車輪2の回転を受けて回転用ピニオン51が他回転方向C2へ回転する際に、傾倒レバー53が他回転方向C2へ傾倒して移動用ピニオン52が上昇用ラック4Bに噛合した状態で、回転用ピニオン51の他回転方向C2への回転を受けて回転する移動用ピニオン52によって、上昇用ラック4Bを介してテーブル3を上昇させる(上下方向の他方へ移動させる)よう構成してある。そして、図10に示すごとく、テーブル3が上昇端位置301にある状態で、第2の工程72へ搬送ワーク8を受け渡すことができる。
また、搬送台車1は、図6、図7に示すごとく、第2後退動作Dとして、搬送台車1を一旦後退させる際の車輪2の回転を受けて回転用ピニオン51が一回転方向C1へ回転する際に、傾倒レバー53を一回転方向C1へ傾倒させ、移動用ピニオン52が下降用ラック4Aに噛合する状態をロック部材6によって保持させるよう構成してある。
さらに、搬送台車1は、第1前進動作A又は第2前進動作Cを行う際に、上昇端ストッパー111によってテーブル3が上昇端位置301で止められたとき、又は下降端ストッパー112によってテーブル3が下降端位置302で止められたときには、トルクリミッター23が作動して、車輪2の回転を受けて回転用ピニオン51が回転しない状態を形成するよう構成してある。
以下に、本例の搬送台車1につき、図1〜図18を参照して詳説する。
図9〜図12に示すごとく、本例の搬送台車1は、車輪2に生じる回転力を利用して、テーブル3を昇降させることが可能であると共に、移動用ピニオン52を、歯面41を互いに対向させた下降用ラック4Aと上昇用ラック4Bとのいずれに噛合させるかを交互に切り替えることにより、テーブル3を上昇又は下降させることができるものである。また、本例の搬送台車1は、上記第1前進動作A、第1後退動作B、第2前進動作C及び第2後退動作Dを行うことにより、搬送ワーク8の受け取り時の高さと、搬送ワーク8の受け渡し時の高さとが異なっていても、テーブル3の高さを、受け取り時の高さと受け渡し時の高さとに変更して、搬送ワーク8の搬送及び受け取り、受け渡しを行うことができるものである。
本例の搬送ワーク8は、自動変速機等の機械部品を部品パレットに載置してなる。本例の搬送台車1は、作業者の動力を受けて進退させるものであり、モータ等のアクチュエータを用いておらず、機械的構成のみによって、第1前進動作A、第1後退動作B、第2前進動作C及び第2後退動作Dを行うよう構成してある。
図1に示すごとく、本例の動力伝達車は、移動用ピニオン52に噛合する回転用ピニオン51であり、回転用ピニオン51は、移動用ピニオン52に下方から噛合している。
本例においては、図1、図9、図11に示すごとく、車輪2のうち一対の前輪2Aを設けた車輪回転軸21を、テーブル3を昇降させるための回転力を取り出す軸としている。回転用ピニオン51は、回転力を取り出す車輪回転軸21とは別のピニオン回転軸22に設けてある。
車輪回転軸21とピニオン回転軸22とには、それぞれ減速用動力伝達車として、互いに噛合する減速用歯車211、221が設けてある。ピニオン回転軸22の減速用歯車221の歯数は、車輪回転軸21の減速用歯車211よりも多くなっており、ピニオン回転軸22は、車輪回転軸21に対して減速されて回転するよう構成されている。これにより、搬送台車1の車輪2に作用する小さなトルクによって、安定してテーブル3を昇降させることができる。
また、車輪回転軸21及びピニオン回転軸22は、それぞれ台車フレーム11に設けた一対の軸受212、222によって回転可能に軸支されている。
図1、図8、図11に示すごとく、本例の傾倒レバー53は、ブッシュ等を介してピニオン回転軸22に対して傾倒(回動)可能に設けてある。傾倒レバー53は、ピニオン回転軸22に摺動可能に係合する下部を起点にして、起立する状態で設けてある。また、傾倒レバー53は、回転用ピニオン51に隣接して設けてあり、ピニオン回転軸22の外周に配置した付勢部材(圧縮バネ)54の付勢力を受けて回転用ピニオン51の側面に当接している。移動用ピニオン52は、傾倒レバー53の中間部位に設けてあり、傾倒レバー53の上部には、ロック部材6が係合する部分が形成されている。
また、図8に示すごとく、付勢部材54は、ピニオン回転軸22を軸支する一方の軸受222と傾倒レバー53との間に配置されている。
図1に示すごとく、本例のロック部材6は、台車フレーム11に設けた回動中心部611を中心に回動する回動アーム61に、傾倒レバー53に当接するローラ62を回転可能に配設してなる。ロック部材6は、その自重によって垂下してローラ62を傾倒レバー53の側面に当接させるよう構成してある。ロック部材6は、回動中心部611を中心にして、ローラ62を回転させながら傾倒レバー53の側面に沿って上下に回動可能である。
回動アーム61の先端部分には、ロック解除部材33によって持ち上げられるための解除係合部612が形成してある。
本例のロック解除部材33は、昇降ブラケット31において下降用ラック4Aに対する上方位置に設けてある。ロック解除部材33は、その上方角部331を圧縮バネ332の付勢力を受けながら引っ込めることができるようになっている。ロック解除部材33は、回動アーム61の解除係合部612に係合して、回動アーム61を持ち上げることによって、傾倒レバー53にローラ62が当接して、一回転方向C1へ傾倒した傾倒レバー53が他回転方向C2へ傾倒することを防止した状態を解除するよう構成してある。
図8、図11に示すごとく、本例のトルクリミッター23は、ピニオン回転軸22に設けてあり、所定の許容値以上のトルクが作用したときには、ピニオン回転軸22に設けた減速用歯車221の回転力を回転用ピニオン51へ伝達しないようになっている。また、トルクリミッター23は、ピニオン回転軸22を逆回りに回転させたときには、元の結合状態に復帰するよう構成されている。
なお、トルクリミッター23は、車輪回転軸21に設けることも可能である。
図9に示すごとく、本例の昇降ブラケット31は、複数のシャフト311を介してテーブル3の下方に連結してある。台車フレーム11には、各シャフト311をガイドする昇降ガイド12としてのガイドブッシュが設けてある。また、台車フレーム11には、昇降ブラケット31の下部の昇降を両側からガイドして、一対のラック4の振動を防止する一対のローラガイド13が設けてある(図8参照)。
本例のテーブル3の積載部35は、この積載部35に積載した搬送ワーク8を移動させるための複数のローラ351を設けて形成してある。積載部35は、複数のシャフト311を介して昇降ブラケット31に連結してある。なお、積載部35は、いわゆるローラコンベヤ等によって構成することができる。
テーブル3及び一対のラック4は、昇降ガイド12及びローラガイド13によって上下にガイドされて、昇降可能になっている。
図9、図10に示すごとく、台車フレーム11には、テーブル3及び一対のラック4から移動用ピニオン52に加わる荷重を緩和させるための重力バランサ17が設けてある。本例の重力バランサ17は、圧縮スプリングであり、複数のシャフト311の外周であって、テーブル3とガイドブッシュとの間に配置してある。そして、重力バランサ17は、テーブル3を上昇端位置301へ付勢しており、テーブル3が下降端位置302へ移動したときには、より大きな付勢力を作用させるようになっている。
図9、図11、図13に示すごとく、台車フレーム11には、テーブル3上に搬送ワーク8を積載して搬送する際に、移動用ピニオン52の歯面521と上昇用ラック4Bの歯面41との間に生じた噛付を解除するための荷重受部材14が移動可能に設けてある。この荷重受部材14は、テーブル3及び一対のラック4の自重を受ける受位置101と、この自重を受けない退避位置102とに移動可能である。
また、テーブル3の下端部には、荷重受部材14の上に載置可能な被荷重受部313が形成されている。この被荷重受部313は、下端部にボール(鋼球)を配置してなり、荷重受部材14は、ボールを回転させながら受位置101と退避位置102との間で移動可能である。
荷重受部材14は、台車フレーム11に複数(本例では2つ)設けてあり、被受部313も荷重受部材14に対応して複数設けてある。また、両荷重受部材14は、リンク部材142によって連結されて連動するようになっている。
荷重受部材14は、図10、図14に示すごとく、テーブル3上に搬送ワーク8が積載された状態において、受位置101にしてテーブル3、搬送ワーク8及び一対のラック4の自重を受けることにより、移動用ピニオン52の歯面521と上昇用ラック4Bの歯面41との間に生じた噛付を解除し、テーブル3上から搬送ワーク8を移載した後に、図9、図13に示すごとく、再び退避位置102に復帰させることができる。
図9、図10に示すごとく、台車フレーム11には、作業者が把持するためのハンドル15が設けてあり、荷重受部材14は、ハンドル15に設けた操作部161の操作を受けて受位置101と退避位置102とに移動可能である。本例の荷重受部材14は、回動可能に台車フレーム11に設けてあり、一端が引張スプリング141によって引っ張られていると共に、他端が操作部161に接続されたワイヤ163によって引っ張られるよう構成してある。操作部161は、ハンドル15に設けたトグルクランプによって構成してある。
荷重受部材14は、図14に示すごとく、引張スプリング141による引張力を受けて、受位置101に保持される一方、図13に示すごとく、操作部161の操作によってワイヤ163が引っ張られることにより、退避位置102に移動して保持されるよう構成されている。ワイヤ163は、複数のプーリ162に掛け渡した状態で荷重受部材14と操作部161とに接続されている。
本例の搬送台車1は、上記のごとく、第1前進動作Aによってテーブル3を下降端位置302へ移動させる一方、第2前進動作Cによってテーブル3を上昇端位置301へ移動させるよう構成してあり、第1前進動作Aを行った後第1後退動作Bを行う前に、第1の工程(前工程)71からテーブル3上へ搬送ワーク8を受け取り、かつ第2前進動作Cを行った後第2後退動作Dを行う前に、第2の工程(後工程)72へテーブル3上から搬送ワーク8を受け渡すよう構成してある。
そして、図10、図14に示すごとく、本例の荷重受部材14は、第2前進動作Cによってテーブル3が上昇端位置301へ移動した後に、トルクリミッター23が作動して回転用ピニオン51が車輪2の回転を受けて回転しない状態において、受位置101にして、テーブル3、搬送ワーク8及び一対のラック4の自重を受ける。これにより、移動用ピニオン52の歯面521と上昇用ラック4Bの歯面41との間に生じた噛付を解除し、荷重受部材14を再び退避位置102に復帰させた後に、第2後退動作Dを行うことにより、傾倒レバー53を上昇用ラック4Bから下降用ラック4Aへと円滑にかつ安定して傾倒させることができる。
本例の搬送台車1においては、車輪2の回転を受けて回転する回転用ピニオン51の回転力を利用して、傾倒レバー53を、移動用ピニオン52が下降用ラック4Aに噛合する一回転方向C1と、移動用ピニオン52が上昇用ラック4Bに噛合する他回転方向C2との間で、繰り返し回動させることができる。そして、移動用ピニオン52を噛合させるラック4を切り替えることにより、搬送台車1の前進により、テーブル3を上昇又は下降させることができる。
図9、図10に示すごとく、本例の下降端ストッパー112及び上昇端ストッパー111は、テーブル3又はテーブル3に設けた部材を台車フレーム11又は台車フレーム11に設けた部材に当接させることによって構成することができる。本例の下降端ストッパー112は、台車フレーム11からテーブル3に当接する状態で形成されている。より具体的には、下降端ストッパー112は、いわゆるストッパーボルト、位置決めボルト等の上下の位置調整(突き出し量の調整)が可能な部材で構成されている。本例の上昇端ストッパー111は、昇降ガイド12の下端部に昇降ブラケット31が当接することによって形成されている。
次に、本例の搬送台車1を動作させ、高さの異なる工程71、72間において、搬送ワーク8の受け取りと受け渡しとを行う場合について説明する。
本例において、図1、図2に示すごとく、第1前進動作Aとして、作業者が搬送台車1を前進させる際には、車輪2の回転を受けて回転用ピニオン51が他回転方向C2へ回転する。このとき、傾倒レバー53を一回転方向C1へ回動(傾倒)させ、移動用ピニオン52を下降用ラック4Aに噛合させる。
ここで、回転用ピニオン51が他回転方向C2へ回転する際には、付勢部材54によって傾倒レバー53が回転用ピニオン51へ当接するよう付勢されていることにより、傾倒レバー53には、他回転方向C2へ回転しようとするトルクが作用する。そこで、本例においては、ロック部材6を傾倒レバー53に係合させて、移動用ピニオン52が下降用ラック4Aに噛合した状態を保持する。これにより、回転用ピニオン51の他回転方向C2への回転を受けて傾倒レバー53が他回転方向C2へ傾倒することを阻止することができる。
こうして、第1前進動作Aを行うときには、回転用ピニオン51の他回転方向C2への回転を受けて回転する移動用ピニオン52によって、下降用ラック4Aが下降し、図9に示すごとく、下降用ラック4Aを介してテーブル3を下降させることができる。
そして、テーブル3は、下降端ストッパー112によって下降端位置302で下降が止められる。このとき、搬送台車1をさらに前進させようとすると、テーブル3がそれ以上下降することができず、トルクリミッター23(トルクテンダー)に所定の許容値以上のトルクが加わる。
そして、トルクリミッター23が作動して、車輪2の回転力を回転用ピニオン51へ伝達しない状態を形成することができる。これにより、テーブル3を下降端位置302へ移動させながらも、搬送台車1を目的とする位置までさらに前進させて、第1の工程71まで移動させることができる。こうして、図9に示すごとく、第1の工程71からテーブル3へ搬送ワーク8を受け取ることができる。
また、テーブル3が下降端位置302に移動するときには、図2に示すごとく、ロック部材6の解除係合部612が、ロック解除部材33の上方角部331を圧縮バネ332の付勢力に抗して一旦引っ込めた後、上方角部331に係合する。
次いで、図3、図4に示すごとく、第1後退動作Bとして、作業者が搬送台車1を一旦後退させることにより、回転用ピニオン51を一回転方向C1へ回転させ、移動用ピニオン52及び下降用ラック4Aを介してテーブル3及び一対のラック4を上昇させることができる。これにより、ロック解除部材33の上方角部331がロック部材6の解除係合部612に係合した状態で、テーブル3の昇降ブラケット31の上昇を受けて、ロック部材6の先端部分が持ち上げられる。そして、ロック部材6を傾倒レバー53の回動範囲から退避させ、ロック部材6の保持状態を解除することができる。
また、第1後退動作Bを行うときには、トルクリミッター23が元の結合状態に復帰する。
次いで、図5に示すごとく、第2前進動作Cとして、作業者が搬送台車1を再び前進させる際には、車輪2の回転を受けて回転用ピニオン51が他回転方向C2へ再び回転する。このとき、付勢部材54によって傾倒レバー53が回転用ピニオン51へ当接するよう付勢されていることにより、傾倒レバー53には、他回転方向C2へ回転しようとするトルクが作用する。これにより、傾倒レバー53が他回転方向C2へ回動(傾倒)し、移動用ピニオン52を上昇用ラック4Bに噛合させることができる。
こうして、第2前進動作Cを行うときには、回転用ピニオン51の他回転方向C2への回転を受けて回転する移動用ピニオン52によって、図10に示すごとく、上昇用ラック4Bを介してテーブル3を上昇させることができる。
そして、テーブル3は、上昇端ストッパー111によって上昇端位置301で上昇が止められる。このとき、搬送台車1をさらに前進させようとすると、テーブル3がそれ以上上昇することができず、トルクリミッター(トルクテンダー)23に所定の許容値以上のトルクが加わる。
そして、トルクリミッター23が作動して、車輪2の回転力を回転用ピニオン51へ伝達しない状態を形成することができる。これにより、テーブル3を上昇端位置301へ移動させながらも、搬送台車1を目的とする位置までさらに前進させて、第2の工程72まで移動させることができる。こうして、図10に示すごとく、第2の工程72へテーブ上から搬送ワーク8を受け渡すことができる。
また、第2前進動作Cによってテーブル3が上昇端位置301へ移動した後に、トルクリミッター23が作動して回転用ピニオン51が車輪2の回転を受けて回転しない状態において、図10、図14に示すごとく、荷重受部材14を退避位置102から受位置101に移動させる。そして、荷重受部材14によって、テーブル3、搬送ワーク8及び一対のラック4の自重を受ける。
これにより、移動用ピニオン52の歯面521と上昇用ラック4Bの歯面41との間に生じた噛付を解除することができる。すなわち、これにより、図15に示すごとく、移動用ピニオン52の歯面521における上側側面522が、上昇用ラック4Bの歯面41に当接する状態を、図16に示すごとく、移動用ピニオン52の歯面521における下側側面523が、上昇用ラック4Bの歯面41に当接する状態に変更することができる。そして、移動用ピニオン52の歯面521における上側側面522と上昇用ラック4Bの歯面41との間に隙間520を形成することができる。なお、図15、図16は、移動用ピニオン52が上昇用ラック4Bに噛合する状態を模式的に拡大して示す図である。
次いで、図6に示すごとく、第2後退動作Dとして、作業者が搬送台車1を再び一旦後退させることにより、回転用ピニオン51を一回転方向C1へ再び回転させることができる。そして、付勢部材54によって傾倒レバー53が回転用ピニオン51へ当接するよう付勢されていることにより、傾倒レバー53には、一回転方向C1へ回転しようとするトルクが作用する。このとき、傾倒レバー53が一回転方向C1へ回動(傾倒)し、移動用ピニオン52が下降用ラック4Aに噛合する。
また、このとき、図16に示すごとく、上記荷重受部材14の動作によって、移動用ピニオン52の歯面521における上側側面522と上昇用ラック4Bの歯面41との間に隙間520が形成されていることにより、傾倒レバー53を上昇用ラック4Bから下降用ラック4Aへと円滑に傾倒させることができる。
そして、再び第1前進動作Aを行う前に、図13に示すごとく、荷重受部材14を再び退避位置102に復帰させる。
また、図7に示すごとく、傾倒レバー53が下降用ラック4Aへ傾倒したときには、ロック部材6が回動中心部611の回りに回動して垂下し、ロック部材6におけるローラ62が傾倒レバー53の側面に配置される。こうして、ロック部材6が傾倒レバー53に係合し、移動用ピニオン52が下降用ラック4Aに噛合した状態を保持することができる。
その後、作業者が再び搬送台車1を前進させるときには、上記と同様に第1前進動作Aが行われる。そして、第1前進動作A、第1後退動作B、第2前進動作C及び第2後退動作Dを繰り返し行うことができる。
このように、本例の搬送台車1によれば、作業者が搬送台車1を進退させる動作を受けて、テーブル3を上昇又は下降させることができる。そのため、作業者による切り換え操作を受けなくてもテーブル3の昇降の切り換えを行うことができる。また、本例の搬送台車1によれば、極めて汎用的な部品である一対のラック4及びピニオン(移動用ピニオン)52を用いて、車輪2に生じる回転力を利用してテーブル3を昇降させることができる。また、上記トルクリミッター23を用いることにより、搬送台車1の走行距離に影響されずに、搬送ワーク8の受け取り時の高さと受け渡し時の高さとに変更することができる。
なお、図示は省略するが、上記4つの動作を行うことにより、上昇端位置301にあるテーブル3上へ前工程から搬送ワーク8を受け取り、下降端位置302へ移動させたテーブル3上から後工程へ搬送ワーク8を受け渡すこともできる。
また、搬送台車1Aは、図17、図18に示すごとく、ピニオン回転軸22及び減速用歯車211、221を用いず、車輪回転軸21Aに回転用ピニオン51、傾倒レバー53、付勢部材54等を設けることによって構成することもできる。この場合には、一対のラック4、ロック部材6及びロック解除部材33の配設位置を、上述した実施例1に対して前後の対称位置とすることにより、実施例1と同様の動作を行うことができる。なお、図17には、第1前進動作Aを示し、図18には、第2前進動作Cを示した。また、この場合には、同軸上の減速を行うことができる遊星歯車機構等を車輪回転軸21Aに設けて、車輪2による回転力を減速して回転用ピニオン51へ伝達することができる。
実施例における、搬送台車における要部を拡大して示す図であり、第1前進動作を行う状態を示す説明図。 実施例における、搬送台車における要部を拡大して示す図であり、第1前進動作を行い、テーブルが下降端まで下降した状態を示す説明図。 実施例における、搬送台車における要部を拡大して示す図であり、第1後退動作を行う状態を示す説明図。 実施例における、搬送台車における要部を拡大して示す図であり、第2前進動作を行う際に傾倒レバーが他回転方向へ傾倒した状態を示す説明図。 実施例における、搬送台車における要部を拡大して示す図であり、第2前進動作を行い、テーブルが上昇端まで上昇した状態を示す説明図。 実施例における、搬送台車における要部を拡大して示す図であり、第2後退動作を行う際に傾倒レバーが一回転方向へ傾倒した状態を示す説明図。 実施例における、搬送台車における要部を拡大して示す図であり、第2後退動作を行う際にロック部材が傾倒レバーへ垂下した状態を示す説明図。 実施例における、搬送台車における要部を、上方から見た状態で拡大して示す説明図。 実施例における、テーブルが下降端にある状態の搬送台車を、正面から見た状態で示す説明図。 実施例における、テーブルが上昇端にある状態の搬送台車を、正面から見た状態で示す説明図。 実施例における、テーブルが上昇端にある状態の搬送台車を、側方から見た状態で示す説明図。 実施例における、搬送台車を上方から見た状態で示す説明図。 実施例における、荷重受部材を退避位置にした状態の搬送台車を上方から見た状態で示す説明図。 実施例における、荷重受部材を受位置にした状態の搬送台車を上方から見た状態で示す説明図。 実施例における、移動用ピニオンが上昇用ラックに噛合する状態を模式的に拡大して示す説明図。 実施例における、移動用ピニオンが上昇用ラックに噛合する状態を模式的に拡大して示す説明図。 実施例における、他の搬送台車における要部を拡大して示す図であり、第1前進動作を行い、テーブルが下降端まで下降した状態を示す説明図。 実施例における、他の搬送台車における要部を拡大して示す図であり、第2前進動作を行い、テーブルが上昇端まで上昇した状態を示す説明図。
符号の説明
1 搬送台車
11 台車フレーム
111 上昇端ストッパー
112 下降端ストッパー
12 昇降ガイド
14 荷重受部材
101 受位置
102 退避位置
15 ハンドル
161 操作部
17 重力バランサ
2 車輪
21 車輪回転軸
211 減速用歯車
22 ピニオン回転軸
221 減速用歯車
23 トルクリミッター
3 テーブル
301 上昇端
302 下降端
31 昇降ブラケット
35 積載部
4A 下降用ラック4A(一方のラック)
4B 上昇用ラック4B(他方のラック)
41 歯面
51 動力伝達車(回転用ピニオン)
52 移動用ピニオン
521 歯面
53 傾倒レバー
54 付勢部材(圧縮バネ)
6 ロック部材
61 回動アーム
62 ローラ
71 第1の工程
72 第2の工程
8 搬送ワーク
C1 一回転方向
C2 他回転方向
A 第1前進動作
B 第1後退動作
C 第2前進動作
D 第2後退動作

Claims (8)

  1. 車輪に生じる回転力を利用して、搬送ワークを積載するためのテーブルを上昇端位置と下降端位置との間で昇降させ、該上昇端位置及び下降端位置のいずれか一方において上記搬送ワークを受け取り、他方において上記搬送ワークを受け渡すことができる搬送台車であって、
    歯面を互いに対向させた状態で上記テーブルに固定した一対のラックと、
    上記車輪の回転を受けて回転する動力伝達車と、
    上記一対のラックの間に配置され、上記動力伝達車の回転を受けて回転する移動用ピニオンと、
    該移動用ピニオンを回転可能に支持して、上記動力伝達車を中心に傾倒可能であると共に、上記車輪の回転力を受けて上記動力伝達車が一回転方向へ回転するトルクを受けて該一回転方向へ傾倒したときには、上記移動用ピニオンを一方の上記ラックに噛合させ、上記車輪の回転力を受けて上記動力伝達車が他回転方向へ回転するトルクを受けて該他回転方向へ傾倒したときには、上記移動用ピニオンを他方の上記ラックに噛合させることができる傾倒レバーと、
    該傾倒レバーを上記動力伝達車へ当接させるよう付勢する付勢部材と、
    上記傾倒レバーが上記移動用ピニオンを上記一方のラックに噛合させた状態を保持するためのロック部材と、
    該ロック部材の保持状態を解除するためのロック解除部材と、
    所定の許容値以上のトルクが加わったときに、上記車輪の回転力を上記動力伝達車へ伝達しない状態を形成するトルクリミッターと、
    上記テーブルの上昇を上昇端位置において止めるための上昇端ストッパーと、上記テーブルの下降を下降端位置において止めるための下降端ストッパーとを有しており、
    上記搬送台車を前進させる際の上記車輪の回転を受けて上記動力伝達車が他回転方向へ回転する際に、上記移動用ピニオンが上記一方のラックに噛合した状態を上記ロック部材によって保持することにより、上記動力伝達車の他回転方向への回転を受けて上記傾倒レバーが他回転方向へ傾倒することを阻止した状態で、上記動力伝達車の他回転方向への回転を受けて回転する上記移動用ピニオンによって、上記一方のラックを介して上記テーブルを上下方向の一方へ移動させる第1前進動作と、
    上記搬送台車を一旦後退させる際の上記車輪の回転を受けて上記動力伝達車が一回転方向へ回転する際に、上記一対のラックの上下方向の他方への移動を受けて、上記ロック解除部材が上記ロック部材の保持状態を解除する第1後退動作と、
    上記搬送台車を前進させる際の上記車輪の回転を受けて上記動力伝達車が他回転方向へ回転する際に、上記傾倒レバーが他回転方向へ傾倒して上記移動用ピニオンが上記他方のラックに噛合した状態で、上記動力伝達車の他回転方向への回転を受けて回転する上記移動用ピニオンによって、上記他方のラックを介して上記テーブルを上下方向の他方へ移動させる第2前進動作と、
    上記搬送台車を一旦後退させる際の上記車輪の回転を受けて上記動力伝達車が一回転方向へ回転する際に、上記傾倒レバーを一回転方向へ傾倒させ、上記移動用ピニオンが上記一方のラックに噛合する状態を上記ロック部材によって保持させる第2後退動作とを繰り返し行うよう構成してあり、
    上記第1前進動作又は上記第2前進動作を行う際に、上記上昇端ストッパーによって上記テーブルが上昇端位置で止められたとき、又は上記下降端ストッパーによって上記テーブルが下降端位置で止められたときには、上記トルクリミッターが作動して、上記車輪の回転を受けて上記動力伝達車が回転しない状態を形成するよう構成したことを特徴とする搬送台車。
  2. 請求項1において、上記第1前進動作、上記第1後退動作、上記第2前進動作及び上記第2後退動作は、作業者による動力を受けて行うよう構成したことを特徴とする搬送台車。
  3. 請求項1又は2において、上記動力伝達車は、上記移動用ピニオンに噛合する回転用ピニオンであり、
    該回転用ピニオンは、上記移動用ピニオンに下方から噛合していると共に、上記車輪を設けた車輪回転軸とは別のピニオン回転軸に設けてあり、
    該ピニオン回転軸は、複数の減速用動力伝達車によって上記車輪回転軸に対して減速されて回転するよう構成してあり、
    上記傾倒レバーは、上記ピニオン回転軸に対して傾倒可能に設けてあり、
    上記付勢部材は、上記ピニオン回転軸に配置された状態で、上記傾倒レバーを上記回転用ピニオンへ付勢していることを特徴とする搬送台車。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記搬送台車には、上記テーブル及び上記一対のラックの自重を受ける受位置と、該自重を受けない退避位置とに移動可能な荷重受部材が設けてあり、
    上記テーブル上に上記搬送ワークが積載された状態において、上記荷重受部材を上記受位置にして上記テーブル、上記搬送ワーク及び上記一対のラックの自重を受けることにより、上記移動用ピニオンと上記一対のラックのうちのいずれかとの歯面同士の噛付を解除し、上記テーブル上から上記搬送ワークを移載した後に、上記荷重受部材を再び上記退避位置に復帰させるよう構成したことを特徴とする搬送台車。
  5. 請求項4において、上記搬送台車には、作業者が把持するためのハンドルが設けてあり、
    上記荷重受部材は、上記ハンドルに設けた操作部の操作を受けて上記受位置と上記退避位置とに移動可能であることを特徴とする搬送台車。
  6. 請求項4又は5において、上記搬送台車は、上記第1前進動作として上記テーブルを下降端位置へ移動させた後上記第1後退動作を行う前に、前工程から上記テーブル上へ搬送ワークを受け取り、上記第2前進動作として上記テーブルを上昇端位置へ移動させた後上記第2後退動作を行う前に、後工程へ上記テーブル上から上記搬送ワークを受け渡すよう構成してあり、
    上記第2前進動作によって上記テーブルが上記上昇端位置へ移動した後に、上記トルクリミッターが作動して上記動力伝達車が上記車輪の回転を受けて回転しない状態において、上記荷重受部材を上記受位置にして上記テーブル、上記搬送ワーク及び上記一対のラックの自重を受けることにより、上記移動用ピニオンと上記他方のラックとの歯面同士の噛付を解除した後、上記第2後退動作を行って上記傾倒レバーを一回転方向へ傾倒させるよう構成したことを特徴とする搬送台車。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、上記搬送台車には、上記テーブル及び上記一対のラックから上記移動用ピニオンに加わる荷重を緩和させるためのスプリング、ガスクッション等の重力バランサが配設してあることを特徴とする搬送台車。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、上記ロック部材は、上記搬送台車に設けた回動中心部を中心に回動する回動アームに、上記傾倒レバーに当接するローラを回転可能に配設してなると共に、その自重によって垂下して上記ローラを上記傾倒レバーに当接させるよう構成してあり、
    上記ロック解除部材は、上記テーブルに設けてあると共に、上記回動アームの先端部分に係合して、該回動アームを持ち上げることによって、上記傾倒レバーに上記ローラが当接する状態を解除するよう構成してあることを特徴とする搬送台車。
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