JP4842880B2 - 打鋲方法及び打鋲装置 - Google Patents

打鋲方法及び打鋲装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4842880B2
JP4842880B2 JP2007111382A JP2007111382A JP4842880B2 JP 4842880 B2 JP4842880 B2 JP 4842880B2 JP 2007111382 A JP2007111382 A JP 2007111382A JP 2007111382 A JP2007111382 A JP 2007111382A JP 4842880 B2 JP4842880 B2 JP 4842880B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rivet
anvil
collar
workpiece
lower anvil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007111382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008264832A (ja
JP2008264832A5 (ja
Inventor
克夫 櫻井
正章 水本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Engineering Co Ltd filed Critical Toray Engineering Co Ltd
Priority to JP2007111382A priority Critical patent/JP4842880B2/ja
Publication of JP2008264832A publication Critical patent/JP2008264832A/ja
Publication of JP2008264832A5 publication Critical patent/JP2008264832A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4842880B2 publication Critical patent/JP4842880B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J15/00Riveting
    • B21J15/02Riveting procedures
    • B21J15/022Setting rivets by means of swaged-on locking collars, e.g. lockbolts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

本発明は、航空機および高速車両などの構造体、自動車の車体などに用いられるワークの組立において、打鋲作業をすることができる打鋲方法及び装置に関する。
航空機等のワークの組立において、締結具としてリベットが用いられている。リベット先端をかしめる通常の打鋲方法ではリベットを挿入した孔の周囲に打鋲に伴う応力が作用し孔の割れ、ひび、欠け等が発生し易いおそれがある。そこで、特許文献1に示すような打鋲装置が知られている。特許文献1には、ねじ部を形成したリベット(ピン)にワークを挟んだ反対側においてカラーを挿入し、リベットの先端ねじ部に螺合されたナットによってリベットに引き込み力を印加しながら、アンビルによりカラーをかしめ、スエージングによりねじ部に食い込ませることで、ワークのリベット止めを行っている。このような、カラーを用いた方法により、ワークWの孔の周囲に上下方向の加圧力が付与されることがなく、孔の周囲の割れ、ひび、欠け等の問題が発生し難い利点がある。
米国特許第5315755号明細書
特許文献1に記載の技術は工具側で引き込みによるリベットの保持とカラーのかしめを行うことができ、手動操作により打鋲操作には適している。しかしながら、全自動化のためにはリベットの押さえはリベット頭部側で行い、リベット先端側ではアンビルによるカラーのかしめを行うとういう設計の合理性が勝る場合もある。このような設計例の場合、リベットにハンド工具からの引き込み力が常時加わった、特許文献1の方式と異なり、リベットは頭部で押さえているため先端側がフリーでも打鋲は可能であり、カラーに生じたスプリングバックによりアンビルの引き抜き時、リベットを介してワークに無理な力が加わり、ワークに損傷を与えるおそれがあった。即ち、カラーはかしめ(塑性変形)によりリベットねじ部に食い込むのであるが、部分的に弾性変形部が残留することはあり得るがこの場合にかしめ部分が半径外方に弾性復帰し、これがリベット引き抜き時抵抗となり、カラーを介してリベット、延いてはワークに無理な負荷をかけ得ていたのである。
この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、リベットを頭部側から押さえを行う構成においてカラーのスプリングバックに拘わらずワーク損傷の懸念なくアンビルの引き抜きを行いうるようにすることを目的とする。
上記の課題を達成するために、本発明による打鋲方法では、ワークの所定位置の孔にリベットを挿入し、ワークから突出したリベットの部位にカラーを挿入し、リベットを上方からアッパーアンビルにより保持しつつ下側よりロワーアンビルによりリベットねじ部にカラーを食い込むようにかしめることによりワークをリベット止めしたのちロワーアンビルを引き抜くに際し、
ロワーアンビルに対して相対移動可能に押し抜きピンが設けられ、ロワーアンビルによるカラーのかしめ時に押し抜きピンをリベット端面にばね力下で当接維持するとともに、押し抜きピンはロワーアンビルの上昇とともに下方に相対的に変位し、カラーからのロワーアンビルの引き抜き時に、押し抜きピンがリベット端面と所定押圧力にて係合維持するように、押し抜きピンをリベットに向け加圧駆動しつつカラーかしめ後のカラーからロワーアンビルを下降させることによりロワーアンビル引き抜きを行うようにしている。
また、本発明の打鋲装置は、
ワークの所定位置の孔にリベットを挿入し、リベット先端部にカラーを挿入し、リベットを上方からアッパーアンビルにより保持しつつロワーアンビルによりねじ部にカラーを食い込むようにかしめることによりワークをリベット止めする装置であって、
ロワーアンビルに対して相対移動可能に設けられ、カラーのかしめ時にリベット先端に当接維持するようにばね付勢される押し抜きピンと、カラーかしめ後のカラーからのロワーアンビル引き抜き時に押し抜きピンがリベット端面と所定押圧力にて係合維持するように、押し抜きピンをリベットに向け加圧駆動する機構とを備える。
ロワーアンビルの軸心に備えられた押し抜きピンがリベット端面に下側より所定上向き荷重下で当接することで、アッパーアンビルと押し抜きピンとの間でリベットを強固に挟着保持することができ、カラーのスプリングバッグがあってもロワーアンビルの引き抜き時にリベットの安定姿勢を確保することができ、ワークに無理な力が加わることがないため、ワークの損傷を防止しつつロワーアンビルの確実な引き抜き動作を実現することができる。
以下本発明の打鋲装置を航空機および高速車両などの構造体、自動車の車体の打鋲のためワークに対する穿孔装置も組み込んだ実施形態として説明する。即ち、この実施形態の打鋲装置は、穿孔装置を組み込んでおり、ワークWの所定の位置に穿孔装置のドリルで孔を穿孔し、この穿孔された孔にリベットを挿入し、リベット先端に装着されたカラーをかしめ塑性変形させることにより、ワークのリベット止めを行うものである。
打鋲装置1は、図1に示すように、ワークを上下方向から押さえるアッパーヘッド2及びロワーヘッド3と、アッパーヘッド2の内側を昇降して、アッパーヘッド2を組み込んだアッパーヘッドフレーム5と、とロワーヘッド3を組み込んだロワーフレーム30と、集塵機6とで構成されて、全体が床面7上に設置されている。
アッパーヘッド2とロワーヘッド3は、ワークW(たとえば上下に重ねられた二枚のCFRP板状部品で後述の図5〜図7に示す)を上下方向から押さえるもので、アッパーヘッド2が上部押さえ部材となり、ロワーヘッド3が下側押さえ部材となる。アッパーヘッド2とロワーヘッド3は上下に対向した状態で配置されている。
アッパーヘッド2は、アッパーフレーム5に設けられた支持板24にレール13を介して設置されている。支持板24には開口部25が設けられており、アッパーヘッド2がレール13の案内によって開口部25内を水平移動できるようになっている。アッパーヘッド2の水平駆動は、ボールネジ27に連結されたサーボモータ26を駆動することにより行われる。
アッパーヘッド2には、ドリルユニット14とリベット挿入器15が備えられており、サーボモータ26によりアッパーヘッド2が水平面内で適正に位置決めされると、アッパーヘッド2の上部に設けられた昇降機構28によりドリルユニット14またはリベット挿入機15が上下方向にスライドし下降できるようになっている。
昇降機構28は、上下方向に延びるボールネジ9と、ボールネジ9に連結されたサーボモータ10とを備え、サーボモータ10を駆動することにより、アッパーヘッド2が上昇および下降するようになっている。
ロワーヘッド3は昇降機構8により昇降駆動され、昇降機構8はサーボモータ48と上下方向に延び、サーボモータ48の出力軸に連接されたボールネジ49とを備え、ボールネジ49はロワーヘッド3を支持するロワーヘッドフレーム30と係合され(図5も参照)、サーボモータ48を駆動することによりロワーヘッドフレーム30、延いてはロワーヘッド3が上昇および下降するようになっている。
図2は、アッパーヘッド2のドリルユニット14側(図1の矢印IIの方向)から見たドリルユニットの概略断面図である。また、図3は、アッパーヘッド2をレール13の走行方向を左右方向にして(図2の矢印IIIの方向より)見た場合の概略平面図である。
図2に示すように、アッパーヘッド2は、レール13を介して支持板24と連結されており、アッパーヘッド2にドリルユニット14が挿入されている。アッパーヘッド2のドリルユット14の挿入部にはスライド空間12が設けられている。ドリルユニット14の外周にはストッパー11が設けられており、アッパーヘッド2のスライド空間12を上下移動する際、上方変位を規制するストッパーの役割をするようになっている。ドリルユニット14の上部には押し板22が取り付けられており、昇降機構28の押し込みを受けるようになっている。ドリルユニット14の軸心にはドリル軸16が貫通しており、上部に設けられたドリルモータ18を駆動することによりベルト17を介してドリル軸16が回転し、ドリル軸の下側先端に備えられたドリル連結部47を介してドリル4が回転する。
支持板24には、ドリル4が穿孔時に切粉を吸引する切粉吸引部19と、切粉吸引部19のワークW側に備えられたブッシュ20と、切粉吸引部19を上下に昇降させるシリンダ21が備えられている。切粉吸引部19はシリンダ21を介して支持板24に取り付けられている。
図3に示すように、アッパーヘッド2に備えられたドリルユニット14とリベット挿入器15がドリル4によって穿孔された孔Hに対して水平方向(矢印a)に移動可能になっている。
リベット挿入器15は、リベットRを1個ずつ摘んでドリル4により穿孔された孔Hに挿入するようになっている。リベット挿入器15と一体若しくはこれに隣接してアッパーアンビル46がアッパーヘッド2に設けられ、後述のように、アッパーアンビル46はカラーかしめ時にワークに挿入されたリベットRの頭部を保持するためのものである。
ワークWは、ワーク支持台23に固定され図示しないX軸位置決め機構およびY軸位置決め機構により、所定の位置に穿孔作業が行われるように位置決めされる。
図4は、ロワーヘッド3の概略側面図であり、ロワーヘッド3は、水平方向に伸びるレール32を介してロワーヘッドフレーム30に備えられている。ロワーヘッド3には、穿孔時のロワークランプユニット33とカラーかしめ器34が備えられており、ボールネジ43に連結されたサーボモータ42を駆動することにより、ロワーヘッド3は水平方向に移動可能になっている。
ロワークランプユニット33は、支柱35と、支柱35の先端に設けられたワーク押さえツール36より構成されている。ワーク押さえツール36は円筒形状で、円筒中心部にはドリル4が通過する吸引孔38が形成されている。吸引孔38は、ワーク押さえツール36の底部で集塵孔39と連結されている。そして、集塵孔39は集塵器6から伸びるホース40に連通され、ドリル4によりワークに孔Hを穿孔時に発生する粉塵を下部より吸引できるようになっている。
カラーかしめ器34は、リベット挿入器15によって孔Hに挿入されたリベットRを下部よりかしめるために設置される。図5に示すようにカラーかしめ器34は、ロワーヘッド3に直立設置された筒状支柱50と、支柱50の上端に設けたロワーアンビル52と、支柱50の中心空洞に挿通位置された押し抜きピン54と、支柱50の内部に形成されたシリンダ56と、シリンダ56内を摺動するピストン58と、押し抜きピン54とピストン58との間に設置されたスプリング60と、エアーハイドロコンバータ(空油圧変換器)62と、エアーハイドロコンバータ62からの油圧をスプリング60と対向したピストン端面側におけるシリンダ56の内部空洞に導入する油圧配管64とから構成される。後述のように、ロワーアンビル52は先端にカラーCを装着した状態で昇降機構8によって上昇せしめられ、カラーCはリベットRの先端ねじ部に挿入され、ロワーアンビル52の更なる上昇によってロワーアンビル52はカラーCのかしめを行うことでカラーCはリベットRの先端ねじ部に食い込むように塑性変形せしめられる。その間、押し抜きピン54はスプリング60によってリベットRの下端面との当接状態を維持される。スプリング60によって押し抜きピン54は上昇付勢されるが、そのフランジ部54-1が支柱対抗面50Aに当接することでそれ以上は上昇変位は制限され、このとき押し抜きピン54の上端はカラーCから幾分突出位置するようになっている。
カラーCのかしめ完了後、昇降機構8の下降によりロワーアンビル52も下降するが、その際、エアーハイドロコンバータ62にて生成された油圧は配管64よりピストン58の下面に導入され、この油圧によって押し抜きピン54はリベットRの下端面に約250kgといった荷重が掛けられるようになっている。これにより、リベットRは上下から強固に挟着保持され、ワークWに損傷を与えることなくロワーアンビル52をカラーCから引き抜くことができる。これについては、より詳細な作動を後述する。
エアーハイドロコンバータ62自体は公知のものであり、空気圧制御により高油圧を発生することができ、作動シーケンスの制御は空圧ベースで簡易確実となり、かつカラーかしめ時に押し抜きピン54に必要となる高い荷重を油圧ベースで得ることができる。
かしめ工程時に支柱50にかかる圧力を検出するためのセンサ66がロワーヘッドフレーム30の下面に設けられている。圧力センサ66の検出圧力に応じてサーボモータ48のボールネジ49の送り量を調整するサーボ機構が設けられる。即ち、サーボモータ48が駆動しボールネジ49が回転すると、圧力センサ66を経由して、ロワーヘッドフレーム30延いては支柱50が上下に移動するようになっている。
次に、図8のフロチャートを用いて、打鋲装置の動作を説明する。
まず、ワークWがワーク支持台23に固定されX軸位置決め機構およびY軸位置決め機構により、所定位置に位置決めする(ステップS01)。
次に、アッパーヘッド2のサーボモータ10が動作し、アッパーヘッドフレーム5を所定高さに位置決めする。続いて、ドリルユニット14のシリンダ21を伸張せしめ、ブッシュ20をワークWに当接せしめる(ステップS02)。
次に、ロワーヘッド3のサーボモータ48が動作し、ロワーヘッドフレーム30を所定高さに位置決めする。続いて、ロワーヘッド3から直立するロワークランプユニット33(図4)を所定位置に位置決めする。続いて、ワーク押さえツール36をワークWに当接せしめ、ワークWを上下方向から挟んで押さえ固定する(ステップS03)。
次に、ドリルモータ18(図2)を回転させてアッパーヘッド2に沿ってドリルユニット14が下降する。同時に集塵器6(図1)が動作し、ブッシュ20内および切粉吸引部19内の空気が吸引される。(ステップS04)。
ドリルユニット14の下降に伴い、ドリル4によるワークWの穿孔作業が開始される(ステップS05)。
ドリルモータ18が所定量の下降を完了し、ワークWに孔Hが穿孔されると、ドリルユニット14は待機位置まで上昇する(ステップS06)。ドリル4による穿孔作業中に生ずる切粉はワークWの上面側においてはブッシュ20を介して切粉吸引部19に吸引され、ワークWの下面側においては吸引孔38及び集塵孔39を介してホース40に吸引され、いずれも集塵機6に回収される。
次に、ドリルユニット14が待機位置に戻ると、ドリルモータ18の回転を停止し、サーボモータ26によってアッパーヘッド2が水平移動(図3の矢印a)され、ドリルユニット14のドリルユニット14とリベット挿入器15の入れ替えが行われる。同時に、サーボモータ42によってロワーヘッド3が水平移動(図4の矢印b)され、ロワークランプユニット33とカラーかしめ器34の入れ替えが行われる(ステップS07)。
次に、リベット挿入機15が所定位置まで下降しリベットRをワークWの孔Hに挿入し、次いで、アッパーアンビル46がリベットRを上方より支える(ステップS08)。ワークWの孔Hに挿入されたリベットRの頭部がアッパーアンビル46により上側から支えられた状態は図5〜図7に示す。
かしめ操作の開始に際してのカラーかしめ器34の待機位置は図5にて示し、先端にカラーCを把持した状態でロワーアンビル52はワークWに挿入されたリベットRの下方に位置しており、押し抜きピン54はカラーCから幾分突き出して位置している。図5の状態から、サーボモータ48の駆動により、カラーかしめ器34がロワーアンビル52にカラーCを把持し所定位置まで上昇し、その過程で押し抜きピン54の上端はリベットRの下端に当接し、押し抜きピン54はスプリング60に抗して支柱50に対して相対的に下方に変位する。そして、ワークWから下方に突出したリベットRの下端ねじ部にカラーCが挿入せしめられるに至る(ステップS09)。ロワーアンビル52の上昇によりワークWから下方に突出したリベットRの下端ねじ部にカラーCが挿入された状態を図7(イ)に拡大状態にて示す。
次に、サーボモータ48が更に駆動され、圧力センサ66の検出圧力を所定値にしながら、支柱50を押し上げ、これに伴いロワーアンビル52がカラーCを半径内方に塑性変形せしめ、カラーCをリベットRのネジ部R1に食い込ませていく。所定量だけ支柱50に連結されたロワーアンビル52が押し上げられるとリベットRのかしめが完了する(ステップS10)。かしめ工程の完了状態までロワーアンビル52の押し上げが行われた状態は図6に示される。その拡大状態は図7(ロ)にて示す。図6に示すように、かしめの進行に連れて、押し抜きピン54はロワーアンビル52に対して相対的に下降され、その分だけスプリング60は縮められる。
次に、エアーハイドロコンバータ62から油圧が配管64を介してピストン58の下面に供給され、ピストン58は上向き(図6の矢印d)付勢され、ピストン凸部58Aは押し抜きピン54の下端面に当接状態に至らしめられ、押し抜きピン54の上端が当接するリベットRにはピストン58により上向きの荷重がかけられ、アッパーアンビル46に加わる下向き荷重eと押し抜きピン54からの上向き加重fとでリベットRは上下間で強固に挟着保持される。他方、サーボモータ48の逆転によりロワーアンビル52は下降(矢印g)せしめられ、リベットRが押し抜きピン54により上下で強固に保持されているため、カラーCのかしめ部分にスプリングバックがあっても、リベットRは安定保持され、ワークWに無理な力を掛けることなく、ロワーアンビル52をカラーCから引き抜くことができる(ステップS11)。尚、図6においてピストン58の上面とこれに対向するシリンダ56の下面との距離Dは、ピストン凸部58Aと押し抜きピン54との当接状態で、カラーCからのロワーアンビル52の完全な抜去を確保するように設定されている。
そして、ロワーアンビル52の引き抜きが完了すると、エアーハイドロコンバータ62からの油圧の供給が停止し、また、カラーかしめ器34が待機位置まで下降する。同様に、リベット挿入器15が待機位置まで上昇する(ステップS12)。
次に、シリンダ21が待機位置まで縮んでリベット挿入器15とドリルユニット14の入れ替えが行われる。同様に、カラーかしめ器34とロワークランプユニット33との入れ替えが行われる(ステップS13)。
次に、ワーク支持台23がX軸方向、Y軸方向に動作し次の穿孔位置にワークWを位置決めする。以後、ステップS02からの動作を繰り返し、ワークWの所定位置にリベットRを打鋲する(ステップS14)。
本発明による打鋲装置の全体概略図である。 図1の矢印II方向より見たアッパーヘッドの側面図(一部断面にて示す)である。 図2の矢印III方向より見たアッパーヘッドの側面図 図1の矢印IV方向より見たロワーヘッドの側面図である。 図5はカラーかしめ動作のための準備位置にあるカラーかしめ機の断面図である。 図5はカラーかしめ動作の完了状態にあるカラーかしめ機の断面図である。 図7はカラーかしめ動作開始時(イ)及びかしめ動作完了時(ロ)のロワーアンビルの拡大断面図である。 図8は本発明の打鋲装置の動作フロチャートである。
符号の説明
1 打鋲装置
2 アッパーヘッド
3 ロワーヘッド
4 ドリル
6 集塵器
7 床面
8 昇降機構
14 ドリルユニット
15 リベット挿入器
19 切粉吸引部
20 ブッシュ
23 ワーク支持台
24 支持板
28 昇降機構
34 カラーかしめ器
35 支柱
46 アッパーアンビル
48 サーボモータ
52 ロワーアンビル
56 シリンダ
54 押し抜きピン
58 ピストン
60 スプリング
62 エアーハイドロコンバータ
W ワーク
R リベット
C カラー
H 孔

Claims (4)

  1. ワークの所定位置の孔にリベットを挿入し、ワークから突出したリベットの部位にカラーを挿入し、リベットを上方からアッパーアンビルにより保持しつつ下側よりロワーアンビルによりリベットねじ部にカラーを食い込むようにかしめることによりワークをリベット止めしたのち、ロアーアンビルを引き抜く方法であって、
    ロワーアンビルに対して相対移動可能に押し抜きピンが設けられ、押し抜きピンはロワーアンビルによるカラーのかしめ時にリベット端面にばね力下で当接維持せしめられるとともに、ロワーアンビルの上昇とともに下方に相対的に変位し、ロワーアンビルのカラーからの引き抜き時に、押し抜きピンがリベット端面と所定加圧力にて係合維持するように、押し抜きピンをリベットに向け加圧駆動しつつカラーかしめ後のカラーからロワーアンビルを下降させて引き抜きを行う打鋲方法。
  2. 請求項1に記載の発明において、押し抜きピンによるリベットの加圧駆動は油圧により行う打鋲方法。
  3. 請求項1に記載の方法の実施のための打鋲装置であって、
    ワークの所定位置の孔に先端から挿入されたリベット頭部と係合し、リベットを保持するアッパーアンビルと、
    ワークに関しアッパーアンビルと反対側にカラーを把持するロワーアンビルと、
    前記アッパーアンビルに保持されたリベットをワークに向けて荷重する機構と、
    ロワーアンビルの昇降機構と、
    リベットを荷重しつつロワーアンビルをワークに向け駆動することによりカラーをリベットのねじ部にかしめにより食い込ませる機構と、
    前記ロワーアンビルの軸心に備えられ、ロワーアンビルに対し相対移動する押し抜きピンと、
    押し抜きピンをリベット端面と係合するように付勢する弾性手段と、
    ロワーアンビルをワークから離間方向に駆動時に押し抜きピンをリベット先端と係合方向に油圧により加圧する加圧機構と、
    からなる打鋲装置。
  4. 請求項に記載の発明において、押し抜きピンのための加圧機構はエアーハイドロコンバータである打鋲装置。
JP2007111382A 2007-04-20 2007-04-20 打鋲方法及び打鋲装置 Active JP4842880B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007111382A JP4842880B2 (ja) 2007-04-20 2007-04-20 打鋲方法及び打鋲装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007111382A JP4842880B2 (ja) 2007-04-20 2007-04-20 打鋲方法及び打鋲装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008264832A JP2008264832A (ja) 2008-11-06
JP2008264832A5 JP2008264832A5 (ja) 2010-04-08
JP4842880B2 true JP4842880B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=40045077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007111382A Active JP4842880B2 (ja) 2007-04-20 2007-04-20 打鋲方法及び打鋲装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4842880B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101174021B1 (ko) * 2010-06-16 2012-08-20 한국항공우주산업 주식회사 멀티 툴 이송 장치 및 이를 이용한 자동 패스닝 장치
JP5393900B2 (ja) * 2010-12-27 2014-01-22 Ykk株式会社 ボタン取付装置及びボタン取付方法
KR101641060B1 (ko) * 2014-07-14 2016-07-20 주식회사 성우하이텍 셀프 피어싱 리벳장치
CN107695944A (zh) * 2017-11-27 2018-02-16 平顶山市美伊金属制品有限公司 一种铁锅用铆钉拆卸装置
CN109926538A (zh) * 2017-12-15 2019-06-25 万盛兴精密技术(惠州)有限公司 一种防漏铆装置以及防漏铆自动检测方法
JP7191657B2 (ja) * 2018-11-22 2022-12-19 三菱重工業株式会社 クランプ方法及びクランプ装置
KR102180181B1 (ko) * 2018-12-27 2020-11-19 주식회사 호원 홀 가공이 가능한 리벳 장치
CN109570427A (zh) * 2019-01-24 2019-04-05 中汽研(天津)汽车工程研究院有限公司 一种铝材的半空心铆钉自冲铆接装置
CN112453222B (zh) * 2020-10-30 2023-01-17 中国船舶重工集团公司第七0七研究所 一种可实现精准定位的压铆装置及压铆方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4472096A (en) * 1981-04-14 1984-09-18 Huck Manufacturing Company Optimized fastener construction system and method
JPH03116241A (ja) * 1989-09-28 1991-05-17 Nec Corp コンパイラ
US6702684B2 (en) * 2002-04-05 2004-03-09 Huck International, Inc. Method of designing and manufacturing a swage type fastener
JP2005279674A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Sumitomo Heavy Industries Techno-Fort Co Ltd 鍛造プレスにおけるボトムノックアウト装置
JP2006057687A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 F C C:Kk 多板クラッチ用アウタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008264832A (ja) 2008-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4842880B2 (ja) 打鋲方法及び打鋲装置
KR101366869B1 (ko) 제본용 천공장치
CN111215490B (zh) 金属管双头折弯机
CN113857842B (zh) 一种起动机限位圈自动装配装置
CN209755243U (zh) 一种箍环锁紧装置
CN110625017B (zh) 一种自动铆接设备
CN110788358A (zh) 多轴对立钻床
JP3976243B2 (ja) 自動穿孔リベット締結装置
US5214837A (en) Automatic riveting nutplate installation device and method of riveting a nutplate to a workpiece
CN210099822U (zh) 用于铝模板加工的调节型机械夹持结构
CN109441960B (zh) 轴承锁圈装配机
CN112756488A (zh) 一种电子雷管芯片的自动上料、铆压机构
CN219852222U (zh) 一种钢管钻孔装置
JPH09276953A (ja) プレス加工装置
CN108453182B (zh) 一种全自动连杆件铆压机
CN217224407U (zh) 一种铆压装置
CN215845279U (zh) 销钉压铆设备
CN216575384U (zh) 多功能铆钉夹具
CN219052810U (zh) 一种用于五金制品的压铆装置
CN114632995B (zh) 一种可同时用于搭接与对接方式的石墨钎焊夹具
CN213530360U (zh) 一种自动铆盖设备
CN215657650U (zh) 一种螺栓热墩装置
CN216462872U (zh) 一种壳体的销钉冲压机构
CN218134454U (zh) 一种输出轴压滚柱工装
CN218533477U (zh) 新能源电机转子螺栓锁铆设备

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100224

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110422

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110930

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4842880

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250