JP5393900B2 - ボタン取付装置及びボタン取付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ボタン取付装置及びボタン取付方法に関し、更に詳しくは、スナップボタン、飾りボタン、ハトメ等のボタン類を、生地を挟んで止具で加締めることにより、生地に取り付けるためのボタン取付装置及びボタン取付方法に関する。
従来から金属製や樹脂製のスナップボタン、飾りボタン、ハトメ等のボタン類(以下単に「ボタン」という)を止具により生地に取り付ける際、ボタン取付装置が一般的に使用されている。ボタン取付装置は、一般に、ボタンが底部に保持される昇降可能な取付ダイと、止具が上部に載置される受けダイとを備え、取付ダイと受けダイ間に生地をほぼ水平に配した後、取付ダイを降下させることにより、止具の鋭利部が生地を上方に貫通した後、ボタンに対し加締められることで、ボタンが生地に固定される。また、特開昭62−41307号公報には、ボタンの形状や大きさによって加締力を増減するため、受けダイの下方への変位に応じて横方向に移動する横移動体をばねで支持する構成のボタン取付装置が開示されている。
しかしながら、上記文献のボタン取付装置では、生地の厚さに応じてばねの付勢力(ばね荷重)を微調整する必要があった。すなわち、例えば、ばねの付勢力を薄い生地用に設定したまま厚い生地にボタンの取り付けを行うと、ボタンと止具が生地を圧迫し過ぎて、生地が損傷する場合がある。他方、ばねの付勢力を厚い生地用に設定したまま薄い生地にボタンの取り付けを行うと、ボタン及び/又は止具が生地にしっかりと固定されない場合がある。このような事態を防ぐため、上記従来装置では、生地厚等に応じてばねの微調整が事前に行われているが、このようなばねの微調整は、専門性や熟練を要する非常に面倒で煩雑な作業である。
また、ボタンに対する止具の加締め時に受けダイには下向きの大きな力(衝撃)がかかり、この力は生地厚に応じて変動し、比較的薄い生地では約2500〜3000N、比較的厚い生地では約5000〜9000N(最大約10000N)にもなる。このような加締め時に受けダイにかかる衝撃を従来のボタン取付装置では生地厚に応じて有効に吸収することはできなかった。
特開昭62−41307号公報
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたもので、その目的は、生地の厚さ等に応じてボタンに対する止具の加締め時における受けダイの下方への変位量を容易に調整することができるボタン取付装置及びボタン取付方法を提供することにある。また、本発明の別の目的は、生地厚に応じて受けダイにかかる衝撃を有効に吸収することができるボタン取付装置及びボタン取付方法を提供することにある。
本発明によれば、上記課題を解決するため、生地を挟んでボタンに対し止具を加締めることによりボタンを生地に取り付けるためのボタン取付装置であって、死点まで移動可能で、ボタンが保持される取付ダイと、加締め時に前記取付ダイの前記死点までの移動による荷重を受けて変位可能な、止具が保持される受けダイと、受けダイの変位を停止するための受けダイ停止手段と、前記受けダイ停止手段が許容する受けダイの変位量を制御するための制御部と、前記取付ダイが死点に到達する寸前(取付ダイの死点への到達とほぼ同時)のタイミングを検出して検出信号を制御部に送信するタイミング検出手段とを備え、前記制御部は、前記タイミング検出手段からの検出信号を受けて受けダイ停止手段に作動信号を出力するボタン取付装置が提供される。
本明細書中で用いる用語「ボタン」には、ボタン穴に出し入れするタイプのボタン、スナップボタン(雄スナップ及び雌スナップ)、飾りボタンの他、ハトメ等が含まれる。また、用語「生地」は、織物、布、フェルト、不織布、革、樹脂シート等が含まれる。更に、一般に、取付ダイが上方に、受けダイが下方に配置され、取付ダイの底部にボタンが保持され、受けダイの上部に止具が載置された後、取付ダイが受けダイに向けて降下させられる(一般態様)が、取付ダイが下方に、受けダイが上方に配置され、取付ダイの上部にボタンが保持され、受けダイの底部に止具が保持された後、取付ダイが受けダイに向けて上昇させられる場合もある。なお、本願明細書において、以下、前者の一般態様、すなわち取付ダイが上方に、受けダイが下方に配置される態様にて説明するが、これに限定されるものではない。
本発明では、ボタンが底部に保持された取付ダイを降下させると、受けダイの上部に載置された止具の鋭利部が生地を上方に貫通し、次いでボタンと係合して加締め(塑性変形)が始まる。この際、受けダイは下向きの荷重を受けて下方への変位が許容される。取付ダイが死点(下死点)に達すると加締めが完了するが、その寸前のタイミングをタイミング検出手段で検出し、この検出信号を制御部に送る。制御部は、タイミング検出手段からの検出信号を受けて、受けダイ停止手段に作動信号を出力する。これにより、受けダイ停止手段が作動して、受けダイを、生地の厚さ等に応じて加減した下方への変位量にて、取付ダイが下死点に達して加締めが完了すると同時に停止させることができる。また、加締め時に受けダイが生地の厚さ等に応じた変位量にて下方に変位することにより、受けダイにかかる衝撃が生地厚等に応じて吸収される。
受けダイ停止手段としては、最大10000Nもの下向きの力がかかる受けダイを停止可能な電磁的なアクチュエータ等を挙げることができる。また、受けダイを止める時のアクチュエータの負荷を軽減するため、受けダイ停止手段は、受けダイが受ける下向きの力を上下方向に垂直な横方向等に転換、分散する構成(横移動体等)を含むことができ、この場合、アクチュエータは受けダイを直接停止させるのではなく、横移動体等を停止させることによって受けダイを停止させることができる。
タイミング検出手段は、取付ダイが下死点に達する直前のタイミングを取付ダイの位置から直接検出するフォトインタラプタ、フォトセンサ等のセンサや、このタイミングを駆動源、伝達機構等の回転量等から間接的に検出するロータリエンコーダ等のセンサを好ましく用いることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明では、前記制御部は、事前に入力された設定値に基づいて、前記受けダイ停止手段が許容する受けダイの変位量を制御することができる。この場合、生地の厚さ等に応じて受けダイ停止手段を駆動させる通電値、電圧値等を制御部に入力し、これによって、加締め時の受けダイの変位量を生地の厚さ等に対応させることができる。なお、制御部に事前に入力する値は、生地の厚さの他、生地の種類、止具の種類等に基づいて設定され得る。
本発明の一実施形態において、前記取付ダイは、電動モータの回転によって移動する取付ダイ駆動機構を備え、前記タイミング検出信号は、前記取付ダイ駆動機構の回転量を検出し、前記制御部は、前記タイミング検出手段からの検出信号を受けて、事前に入力された設定値に基づいて、作動信号を出力する。この場合、取付ダイが死点に到達する寸前のタイミングを、取付ダイ駆動機構の回転量に基づいて容易かつ確実に設定し検出することができる。電動モータによる取付ダイを移動させるために、電動モータの回転軸には、回転軸に対して偏心したカムが取り付けられ、このカムに、取付ダイが上下方向(受けダイに近づく方向)に移動するように直接的または間接的に作用する。よって、電動モータの回転量を検出することで、カムの回転量を検出できるため、取付ダイが死点に到達するタイミングを検出でき、その検出信号を制御部に送信する。
本発明の一実施形態において、前記受けダイ停止手段は、制御部からの作動信号に基づいて作動するソレノイドを含む。この場合、制御部は、ソレノイドを、受けダイに許容する変位量に応じた通電量等で作動させ得る。
本発明の一実施形態において、前記受けダイ停止手段は、受けダイの変位に伴って、取付ダイが移動する方向にほぼ垂直な横方向に移動可能な横移動体を含み、前記ソレノイドが横移動体の移動を停止することにより、受けダイの変位を停止する。この場合、受けダイが受ける力を横移動体が横方向に転換、分散し、ソレノイドが横移動体を直接停止させることにより、受けダイの停止時におけるソレノイドの負荷を低減することができる。
本発明の一実施形態において、前記横移動体を横方向に移動させる荷重を検出して検出信号を制御部に送信する横移動体荷重検出手段を備える。ここで、横移動体荷重検出手段の検出信号が制御部に送られ、その検出信号を受けて受けダイ停止手段に作動信号を出力して、受けダイの変位を停止(静止)させる。この実施携帯においては、横移動体荷重検出手段が、タイミング検出手段の役割をする。横移動体荷重検出手段としては、ロードセル、圧電素子等を好ましく用いることができる。
本発明の一実施形態において、前記受けダイ停止手段は、受けダイの変位に伴って、取付ダイが移動する方向にほぼ垂直な横方向に移動可能な横移動体を含み、前記横移動体を横方向に移動させる荷重を検出して、検出信号を制御部に送信する横移動体荷重検出手段を備える。この場合も、受けダイが受ける力を横移動体が横方向に転換、分散でき、また、横移動体荷重検出手段として、ロードセル、圧電素子等を好ましく用いることができる。
別の本発明によれば、生地を挟んでボタンに対し止具を加締めることによりボタンを生地に取り付けるためのボタン取付方法であって、取付ダイにボタンを保持させ、受けダイに止具を保持し、ボタンと止具との間に生地を配した後、取付ダイを受けダイに向けて死点まで移動させる際、受けダイが取付ダイの移動による荷重を受けて変位し、取付ダイが死点に到達すると同時に受けダイを許容した変位量で停止させるボタン取付方法が提供される。
本発明では、ボタンが底部に保持された取付ダイを降下させると、受けダイの上部に載置された止具の鋭利部が生地を上方に貫通し、次いでボタンと係合して加締めが始まる。この際、受けダイは下向きの荷重を受けて下方への変位が許容される。取付ダイが死点(下死点)に達すると同時に、受けダイを、生地の厚さ等に応じて加減した下方への変位量にて停止させることができる。
本発明の一実施形態において、前記許容した変位量は、制御部に事前に入力された設定値に基づく。この場合、加締め時の受けダイの下方への変位量を生地の厚さ等に対応させることができる。
本発明の一実施形態において、前記取付ダイが死点に到達する寸前(取付ダイの死点への到達とほぼ同時)のタイミングをタイミング検出手段で検出して前記制御部に検出信号を送信し、前記制御部は、前記タイミング検出手段からの検出信号を受けてソレノイドに作動信号を出力し、ソレノイドが受けダイを許容した変位量で停止させる。
本発明の一実施形態において、受けダイの変位に伴って、取付ダイが移動する方向にほぼ垂直な横方向に横移動体を移動させ、前記横移動体を横方向に移動させる荷重を横移動体荷重検出手段で検出して前記制御部に検出信号を送信する。この場合、受けダイが受ける力を横移動体が横方向に転換、分散でき、また、横移動体荷重検出手段として、ロードセル、圧電素子等を好ましく用いることができる。
本発明では、制御部が受けダイ停止手段を制御して、加締め完了時に受けダイを生地の厚さ等に応じた変位量にて停止させることができる。そのため、従来のボタン取付装置で必要であった面倒なばねの微調整が不要となる。また、加締め時に受けダイを生地の厚さ等に応じた変位量にて変位させることにより、生地厚に応じて受けダイにかかる衝撃を有効に吸収することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るボタン取付装置の全体を概略的に示す正面説明図である。 図2は、比較的薄い生地に対するボタンの取付時において受けダイに未だ下向きの荷重がかかっていない状態を示す説明図である。 図3は、図2の状態から取付ダイが下死点まで降下して加締めが完了した状態を示す説明図である。 図4は、図3の加締め完了時のボタン、生地及び止具を拡大して示す断面説明図である。 図5は、比較的厚い生地に対するボタンの取付時において受けダイに未だ下向きの荷重がかかっていない状態を示す説明図である。 図6は、図5の状態から取付ダイが下死点まで降下して加締めが完了した状態を示す説明図である。 図7は、本発明の別の実施形態に係るボタン取付装置を概略的に示す説明図である。 図8は、図7のボタン取付装置において横移動体の移動をソレノイドが停止した状態を示す説明図である。 図9は、本発明の更に別の実施形態に係るボタン取付装置を概略的に示す説明図である。 図10は、図9のボタン取付装置において回動レバーの回動をソレノイドが停止した状態を示す説明図である。 図11は、図1等のボタン取付装置におけるソレノイドを横移動体の左方に配置した変形例を示す説明図である。 図12は、ソレノイドを受けダイの下方に受けダイと同軸状に配置した変形例を示す説明図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るボタン取付装置10の全体を概略的に示す正面説明図である。ボタン取付装置10は、ボタン1を止具2を用いて生地3(3a、3b)に取り付けるためのもので、上方の初期位置と下死点との間を昇降する円柱状の取付ダイ(パンチを含む)20と、取付ダイ20の下方に取付ダイ20と同心状に配置され、加締め時に下向きの荷重を受けて下方に変位可能な円柱状の受けダイ30と、受けダイ30の下方への変位を停止するための受けダイ停止手段40と、受けダイ停止手段40を制御する、図示しないCPU、ROM、RAM、入出力インターフェース等を含む制御部50と、取付ダイ20が下死点に到達する寸前(取付ダイ20の下死点への到達とほぼ同時)のタイミング、すなわち加締めが完了するかしないかのタイミングを検出して制御部50に検出信号を送信するタイミング検出手段とを備える。ボタン取付装置10は更に、図示はしないが、取付ダイ20の駆動源であるモータ、取付ダイ20を昇降させる取付ダイ駆動機構、モータの出力を取付ダイ駆動機構に伝える駆動伝達機構等を含み、これらの構成はフレーム11に支持される。ボタン1を生地3に取り付ける場合、取付ダイ20の底部にボタン1を保持させ、受けダイ30の上部に止具2が載置され、ボタン1と止具2間に生地3をほぼ水平に配した後、取付ダイ20が初期位置から下死点まで降下される。これにより、詳しくは後述するが、生地3を挟んでボタン1に対し止具2が加締められ、ボタン1が生地3に固定される。
ボタン1及び止具2は単なる例示であり、これらに限定されるものではない。ボタン1は、ジーンズの腰部等に用いられるもので、図2等に示すように、円柱状のボタン胴部1aと、ボタン胴部1aの軸方向一方側(図2において上方)にて拡径する円板状のボタン頭部1bとを有する。ボタン1はまた、ボタン胴部1a及び頭部1bの外殻を成す金属製の外殻部材1cと、外殻部材1c内に収容される樹脂製または金属製のコア部材1dとを含む。コア部材1dの底部と外殻部材1cの底部(ボタン頭部1bとは軸方向反対側)1caとの間には若干間隔があけられる。止具2は、円板状のベース2aと、ベース2aからその軸方向に延びる二本のピン2bとを有する。ボタン1のコア部材1dの底部には、ボタン1を生地3に取り付ける際、生地3を貫通し次いでボタン1の外殻部材1cの底部1caを突き抜けた止具2のピン2bを略J字状に加締めるための窪み1daが形成されている。この窪み1daと、コア部材1dの底部と外殻部材1cの底部1caとの間の間隔とが止具2のピン2bの加締め変形を受け入れる空間となる。生地3を貫通した止具2のピン2bをボタン1内部で加締めることにより、ボタン1が生地3に固定される。取付ダイ20の底面21には、ボタン1のボタン頭部1bに合致する凹部22が設けられる。また、受けダイ30の上面31には、止具2のベース2aに合致する凹部32が設けられる。ボタン1の生地3への取り付けに際し、ボタン頭部1bを凹部22に嵌めることにより、ボタン1が取付ダイ20の底部に保持され、また、止具2は下方ダイ30の凹部32に載置される。
受けダイ停止手段40は、受けダイ30を下方から支持する受けダイ支持体41と、水平なスライド面43上に左右方向(左右は図2等に基づく)にスライド移動可能に配置され、受けダイ支持体41から下向きの荷重を受ける横移動体42と、加締め時に制御部50からの信号線51を通じての出力に基づいて横移動体42の左方への移動を停止させる電磁的なアクチュエータであるソレノイド44とを含む。受けダイ支持体41は、受けダイ30が載せられる円板状の支持板41aと、支持板41aの下面中央から受けダイ30の軸線に沿って下方に延びる円柱状の支持軸41bと、支持軸41bの下端に連結し、横移動体42に下向きの力を与えるための横移動体駆動部材41cとから成る。なお、図2中の参照番号12は、フレーム11の一部であり(図3、6、7、8、9及び11についても同じ)、このフレーム部分12の開口12aに受けダイ支持体41の支持軸41bが上下動可能に通される。横移動体駆動部材41cの底面は、左方から右方へと下方に、水平に対する傾斜角度θにて傾斜する。以下、横移動体駆動部材41cの底面を「傾斜底面41d」という。横移動体42は、横移動体駆動部材41cの傾斜底面41dと同じ傾斜角度θにて傾斜し、傾斜底面41dと面接触する傾斜上面42aと、スライド面43と面接触する水平底面42bとを含む。ボタン1の生地3への取り付け時(加締め時)に受けダイ30に下向きの荷重がかかると、この荷重を受けて受けダイ支持体41の横移動体駆動部材41cの傾斜底面41dが横移動体42の傾斜上面42aを下方に押す。この下向きの力をFとすると、横移動体42の傾斜上面42aにFの分力Fsinθが作用し、その左方成分Fsinθcosθにより横移動体42が左方に移動する。この横移動体42の移動は、詳しくは後述するが、ソレノイド44が作動して停止させられ、これにより、受けダイ30の下方への変位が止まる。この時のソレノイド44への通電量に応じて横移動体42の左方への移動量すなわち受けダイ30の上下方向における変位量が増減する。このように受けダイ30にかかる下向きの力を受けダイ支持体41及び横移動体42により横方向に分散し、ソレノイド44により横移動体42を停止させることにより、ソレノイド44の負荷を低減することができる。傾斜角度θは、例えば1度〜45度に設定でき、より好ましくは5度〜20度に設定する。
ソレノイド44は、円筒状の電磁コイル(以下単に「コイル」という)44aと、コイル44aに通電するやいなやその通電量に比例した距離だけコイル44aから軸方向一方(図2等において左方)に突出して静止する可動鉄心44bと、コイル44aから突出した可動鉄心44bを初期位置に戻すためのばね(図示せず)とを備える。コイル44aは、その軸線が横移動体42が移動する左右方向に合致するように横移動体42の右方に配置され、また、図示しないバッテリー(電源)と接続する。横移動体42と可動鉄心44b間は連結バー44cによって連結される。ボタン1の取り付け作業の前に、操作者は、生地3の厚さ等に応じてソレノイド44に対する通電値を入力するか、もしくは、既に入力されている複数の通電値から最適なものを選択する。制御部50は、タイミング検出手段からの検出信号を受けて、事前に入力又は選択された値の通電量にてソレノイド44を作動させる。タイミング検出手段としては、取付ダイ20が下死点に到達して停止する寸前のタイミング、換言すれば、加締めが完了するかしないかのタイミングを検出可能なセンサ、例えば、下死点寸前の取付ダイ20を直接検出するフォトインタラプタ、フォトセンサや、上記モータやその駆動伝達機構の回転量に基づくロータリエンコーダ等を用いることができるが、これらに限定されるものではない。
次に、ボタン1を止具2により比較的薄い生地(以下「薄生地」ともいう)3aに取り付ける場合のボタン取付装置10の使用状態を説明する。ボタン取付装置10の操作に先立ち、加締め時に受けダイ30に許容する下方への位置量に対応する通電値が制御部50に入力(又は選択)される。この通電値は、主として生地3aの厚さに基づいて設定されるが、生地3aの種類や止具2の種類等が加味され得る。図2は、ボタン1の取り付け時において、降下中の取付ダイ20が未だ生地3aに接していない状態を示す。この時点において、受けダイ30に荷重はかかっておらず、ソレノイド44はオフ状態であり、横移動体42は静止状態(左方への移動は許容されている)にある。この後、取付ダイ20が更に降下して生地3aを押し下げ、止具2のピン2bが生地3aを上方に貫通し、次いで、ボタン1の外殻部材1cの底部1caを突き抜けるにつれ、受けダイ30が下向きの荷重を受けて下方に変位し始め、これに伴い、受けダイ支持体41の横移動体駆動部材41cが横移動体42を下方に押し、これにより、横移動体42が左方に移動し始める。取付ダイ20の更なる降下に伴い、ボタン1の外殻部材1cの底部1caを突き抜けた止具2のピン2bはコア部材1dの窪み1daで加締められ始め、これに伴い、受けダイ30は更に下方に変位し、横移動体42は更に左方に移動する。そして、取付ダイ20が下死点寸前に来て加締めが完了寸前の時点でタイミング検出手段が検出信号を制御部50に送る。制御部50は、この検出信号を受けてソレノイド44に作動信号を出力して、ソレノイド44を作動させ、コイル44aに事前の設定値に対応する量の通電が行われる。これにより、コイル44aから可動鉄心44bが通電量に比例する距離だけ突出して静止し、図3に示すように、横移動体42の左方への移動にブレーキがかかる。これにより、取付ダイ20が下死点に達して加締めが完了すると同時に受けダイ30の下方への変位も止まる。以上のように、ボタン取付装置10では、ボタン1を止具2で生地3aに取り付ける際に、受けダイ30の上下方向位置を下方に微調整してボタン1に対する止具2の加締めを薄生地3aに最適なものとしつつ、受けダイ支持体41、横移動体42及びソレノイド44によって加締め時に受けダイ30等が受ける衝撃を薄生地3aの厚さに応じて有効に吸収することができる。図4は、加締め完了時点のボタン1、止具2及び薄生地3aを示す断面説明図である。
次に、図5及び図6を参照して、ボタン1を止具2により、上記薄生地3aよりも厚い生地(以下「厚生地」ともいう)3bに取り付ける場合を説明する。この場合もボタン取付装置10の操作に先立ち、生地3bの厚さ等に応じて加締め時に受けダイ30の上下方向位置を下方に補正する量に対応する、ソレノイド44に対する通電値が制御部50に入力される。この通電値は薄生地3aに対する値より大きく設定される。図5の時点で、降下中の取付ダイ20は未だ生地3bに接しておらず、横移動体42(図示せず)は静止状態にある。次いで、取付ダイ20が更に降下して生地3bを押し下げ、止具2のピン2bが生地3aを上方に貫通してボタン1内で加締められ始めるにつれ、受けダイ30が下方に変位し、横移動体42が左方に移動する。そして、取付ダイ20が下死点寸前に来た時点でタイミング検出手段が検出信号を制御部50に送り、制御部50がソレノイド44を作動して、コイル44aに薄生地3aの場合よりも大きい量の通電が行われる。これにより、図6に示すように、可動鉄心44bがコイル44aから薄生地3aの場合よりも長い距離突出して静止し、これにより、横移動体42の左方への移動にブレーキがかかり、加締めが完了すると同時に受けダイ30の下方への変位が止まる。横移動体42の左方への変位量及び受けダイ30の下方への変位量は、薄生地3aの場合よりも大きくなり、加締め時に受けダイ30等が受ける衝撃を厚生地3bの厚さに応じて有効に吸収することができる。更に、止具2のピン2bにおける略J字状に変形する範囲が薄生地3aの場合より小さくなる。そのため、ボタン1と止具2が厚生地3bを必要以上に圧迫するようなことはない。
図7は、本発明の別の実施形態に係るボタン取付装置60の概略説明図である。ボタン取付装置60は、図示を省略した取付ダイと、受けダイ30(上述したボタン取付装置10と共通するため、同じ参照番号を用いる)と、受けダイ停止手段70と、制御部50aとを備える。受けダイ停止手段70は、受けダイ30を支持する受けダイ支持体71と、受けダイ支持体71の下方への変位に伴ってスライド面73上を左方にスライド移動する横移動体72と、コイル74a及び可動鉄心74bを有するソレノイド74とを含む。受けダイ支持体71は、受けダイ30が載せられる支持板71aと、支持板71aの下面中央から下方に延びる円柱状の支持軸71bとから成る。支持軸71bの底部71cは凸半球面状に形成される。横移動体72の上面72aは、左方から右方へと下方に凹湾曲状に傾斜する。受けダイ支持体71が下向きの荷重を受けると、支持軸71bが横移動体72を下方に押し、支持軸71bの底部71cに対し横移動体72の上面72aがスライドして横移動体72を左方に移動する。ソレノイド74の可動鉄心74bは連結バー74cにより横移動体72に連結される。ボタン取付装置60は、ボタン取付装置10と同様のやり方でソレノイド74を制御することができる。すなわち、生地3の厚さ等に応じてソレノイド74に供給する通電値を事前に制御部50aに入力しておき、取付ダイ20が下死点寸前に来たタイミングをタイミング検出手段が検出して制御部50aに検出信号を送り、制御部50aが信号線51aを通じてソレノイド74を入力値に対応した通電にて作動させることができる。ボタン取付装置60では、別のやり方として、加締め時に左方に移動する横移動体72からの荷重をロードセル80(タイミング検出手段)でリアルタイムに検出しつつ検出信号を信号線51bを通じて制御部50aに送り、ロードセル80の検出値が制御部50aに事前に設定した値になった時点で制御部50aがソレノイド74を所定の通電量にて作動させ、図8に示すように、横移動体72を停止させるようにすることができる。このとき、検出値は、取付ダイ20が下死点寸前に来たタイミングで増大することから、その値とする。参照番号81は、横移動体72を右方に押し戻すためのばねであり、このばね81を通じてロードセル80は横移動体72から荷重を受ける。また、さらに別のやり方として、下死点寸前に来たタイミングの検出信号と、横移動体72からの荷重をロードセル80の検出信号とを同時に制御部50aに送り、その検出信号のうち所定の設定値または検出値に先に達した時点で、ソレノイドへの通電を行ってソレノイドおよび受けダイ30の移動を停止させることができる。
図9は、本発明の更に別の実施形態に係るボタン取付装置90の概略説明図である。ボタン取付装置90は、上述したボタン取付装置60における横移動体72をL字形の回動レバー92に置き換えたものである。なお、後述するように回動レバー92も請求項5等に記載される横移動体の一例である。ボタン取付装置60と共通する、受けダイ支持体71、ソレノイド74、ロードセル80、制御部50a等には同じ参照番号を用いて説明を省略する。なお、ロードセルに替えて圧電素子を使用することもできる。回動レバー92は、荷重がかかっていない初期位置にある受けダイ支持体71の支持軸71bの底部71cより若干下方でかつ左方に設けられた回動軸92aと、回動軸92aから右方に延び、支持軸71bの底部71cを受ける短アーム92bと、回動軸92aから下方へと、短アーム92bに対し垂直でかつ短アーム92bよりも長く延びる長アーム92cとを有する。ソレノイド74の可動鉄心74bは連結バー74cにより回動レバー92の長アーム92cの下端部に連結される。参照番号93は、図9の初期位置の回動レバー92の反時計回り方向の回動を阻止するためのストッパーである。ばね81は、長アーム92cの下端部を右方に付勢して回動レバー92をストッパー93に押し付ける役割も果たす。ボタン取付装置90では、加締め時に受けダイ30が下向きの荷重を受けると、受けダイ支持体71の支持軸71bの底部71cから回動レバー92の短アーム92bが下方に押され、これにより、回動レバー92が回動軸92aを中心に時計回り方向に回動して、長アーム92cの下端部が左方に移動する。この長アーム92cを左方に移動させる力は、下方ダイ支持体71の支持軸71bが短アーム92bを下方に押す力より小さく、前者の力は、後者の力よりも、長アーム92cの長さを長くすればするほど小さくなる。また、長アーム92cの下端部は回動レバー92に回動に伴って、上下方向にほぼ垂直な横方向に沿って移動し、受けダイ30の下方への変位を左方への移動に変換するものであるため、回動レバー92は横移動体の変形例である。下端部が左方に移動する長アーム92cからの荷重をロードセル80がばね81を介してリアルタイムに検出しつつ検出信号を制御部50aに送る。そして、ロードセル80からの検出値が制御部50aに事前に設定した値になった時点で制御部50aがソレノイド74を所定の通電量にて作動させ、図10に示すように、回動レバー92の長アーム92cを左方への移動を停止させることにより、下方ダイ30の下方への変位を所望の変位量にて停止することができる。また、この実施形態においても、別のやり方として、下死点寸前に来たタイミングの検出信号と、長アーム92cからの荷重をロードセル80の検出信号とを同時に制御部50aに送り、その検出信号のうち、所定の設定値または検出値に先に達した時点で、ソレノイドへの通電を行ってソレノイドおよび受けダイ30の移動を停止させることができる。
以上の実施形態では、ソレノイド44、74を横移動体42、72、92の右方に配置して可動鉄心44b、74bが左方に突出する例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。図11は、既述したボタン取付装置10において横移動体42の左方にソレノイド104を配置した例を示す。なお、ボタン取付装置10と共通する構成は同じ参照番号を付して説明を省略する。ソレノイド104は、コイル104aと、可動鉄心104bと、可動鉄心104bに、その突出方向に同心状に連結された円柱状のストッパー104cとを備える。ソレノイド104は、横移動体42の左方において、コイル104aの軸線が横移動体42の移動方向に合致するように配置される。この例では、加締め時に受けダイ支持体41から下方に押されて左方に移動する横移動体42に対し、制御部50の出力に応じてソレノイド104が可動鉄心104b及びストッパー104cを右方へと突出させることにより、ストッパー104cが横移動体42の左側面に突き当たることにより、横移動体42を停止させる。ソレノイド104は、ソレノイド44とは異なり、受けダイ30の下方への変位量を大きく許容する場合は、コイル104aに対する通電量を小さくして可動鉄心104b及びストッパー104cの突出量を小さくし、受けダイ30の変位量を小さく許容する場合は、コイル104bに対する通電量を大きくする。
以上の実施形態では、加締め時に受けダイ30にかかる下向きの力を横移動体42、72、92により左方に分散することにより、受けダイ30を停止時にソレノイド44、74、104にかかる負荷を低減したが、図12に示す実施形態のように、受けダイ30を停止する時の下向きの力をソレノイド114で直接受けるようにすることもできる。ソレノイド114は、既述したソレノイド44、74、104よりも高耐荷重のものであり、コイル114aと、可動鉄心114bと、コイル114aから突出した可動鉄心114bを初期位置に戻すためのばね(図示せず)とを備え、受けダイ30の下方に受けダイ30の軸線とコイル114aの軸線が合致するように配置される。受けダイ30は、支持板115aと、支持軸115bとから成る受けダイ支持体115によって支持され、受けダイ支持体115の支持軸115bがソレノイド114の可動鉄心114bに同心状に連結される。なお、本実施形態において受けダイ支持体115及びソレノイド114が受けダイ停止手段110を構成する。この例では、加締め時に受けダイ30が下向きの荷重を受けると、受けダイ支持体115及び可動鉄心114bが下方に変位して受けダイ30の下方への変位を許容し、取付ダイ20が下死点寸前のタイミングで制御部50がソレノイド114を事前に設定等された通電値にて作動させる。これにより、可動鉄心114bがコイル114aに対する所定の突出量にて静止し、受けダイ支持体115を介して、受けダイ30を生地厚等に応じた変位量にて停止させることができる。
なお、上記の実施形態では、取付ダイにボタンを保持し、受けダイに止具を載置しているが、止具を保持してもよい。また、取付ダイに止具を保持し、受けダイにボタンを載置または保持するようにもできる。さらに、異なる実施形態として、取付ダイがボタン取付装置の下方に備え、受けダイを上方に備えるようにすることもできる。この場合には、取付ダイが上死点まで上昇(移動)可能で、取付ダイの上部にボタンを保持され、受けダイは、加締め時に上向きの荷重を受けて上方に変位可能で、止具が底部に保持される。そして、受けダイの上方への変位を停止するための受けダイ停止手段は、上記の実施形態に説明するものと同様のものを利用できる。もちろん、取付ダイが左右に移動して加締めを行うものであってもよい。また、受けダイ停止手段として、ソレノイドを例示しているが、エアシリンダや、油圧シリンダ、ウォームギアを使用した直動モータ、リニアモータなども適用することもできる。エアシリンダおよび油圧シリンダは、空気または油を設定した圧力で供給することで、受けダイ停止手段となる。応答速度を速めるために、予め設定値よりも低い圧力で空気または油を供給しておくことが、より好ましい。また直動モータおよびリニアモータは電流・電圧によってモータを停止させることで受けダイ停止手段となる。
1 ボタン
2 止具
3 生地
3a 薄い生地
3b 厚い生地
10、60、90 ボタン取付装置
20 取付ダイ
30 受けダイ
40、70、110 受けダイ停止手段
41、71 受けダイ支持体
42、72 横移動体
44、74、104、114 ソレノイド
44a、74a、104a、114a 電磁コイル
44b、74b、104b、114b 可動鉄心
44c、74c 連結バー
50、50a 制御部
80 ロードセル
92 回動レバー(横移動体)
104c ストッパー

Claims (11)

  1. 生地(3)を挟んでボタン(1)に対し止具(2)を加締めることによりボタン(1)を生地(3)に取り付けるためのボタン取付装置(10、60、90)であって、
    死点まで移動可能で、ボタン(1)が保持される取付ダイ(20)と、
    加締め時に前記取付ダイ(20)の前記死点までの移動による荷重を受けて変位可能な、止具(2)が保持される受けダイ(30)と、
    受けダイ(30)の変位を停止するための受けダイ停止手段(40、70、110)と、
    前記受けダイ停止手段(40、70、110)が許容する受けダイ(30)の変位量を制御するための制御部(50、50a)と、
    前記取付ダイ(20)が死点に到達する寸前のタイミングを検出して検出信号を制御部に送信するタイミング検出手段とを備え、
    前記制御部(50、50a)は、前記タイミング検出手段からの検出信号を受けて受けダイ停止手段(40、70、110)に作動信号を出力するボタン取付装置。
  2. 前記制御部(50、50a)は、事前に入力された設定値に基づいて、前記受けダイ停止手段(40、70、110)が許容する受けダイ(30)の変位量を制御する請求項1のボタン取付装置。
  3. 前記取付ダイ(20)は、電動モータの回転によって移動する取付ダイ駆動機構を備え、
    前記タイミング検出手段は、前記取付ダイ駆動機構の回転量を検出し、
    前記制御部(50、50a)は、前記タイミング検出手段からの検出信号を受けて、事前に入力された設定値に基づいて、作動信号を出力する請求項1のボタン取付装置。
  4. 前記受けダイ停止手段(40、70、110)は、制御部(50、50a)からの作動信号に基づいて作動するソレノイド(44、74、104、114)を含む請求項1又は2のボタン取付装置。
  5. 前記受けダイ停止手段(40、70、110)は、受けダイ(30)の変位に伴って、取付ダイ(20)が移動する方向にほぼ垂直な横方向に移動可能な横移動体(42、72、92)を含み、前記ソレノイド(44、74、104)が横移動体(42、72、92)の移動を停止することにより、受けダイ(30)の変位を停止する請求項4のボタン取付装置。
  6. 前記横移動体(42、72、92)を横方向に移動させる荷重を検出して検出信号を制御部(50、50a)に送信する横移動体荷重検出手段(80)を備える請求項5のボタン取付装置。
  7. 前記受けダイ停止手段(40、70、110)は、受けダイ(30)の変位に伴って、取付ダイ(20)が移動する方向にほぼ垂直な横方向に移動可能な横移動体(42、72、92)を含み、
    前記横移動体(42、72、92)を横方向に移動させる荷重を検出して、検出信号を制御部(50、50a)に送信する横移動体荷重検出手段(80)を備える請求項1のボタン取付装置。
  8. 生地(3)を挟んでボタン(1)に対し止具(2)を加締めることによりボタン(1)を生地(3)に取り付けるためのボタン取付方法であって、
    取付ダイ(20)にボタン(1)を保持させ、受けダイ(30)に止具(2)を保持し、ボタン(1)と止具(2)との間に生地(3)を配した後、取付ダイ(20)を受けダイ(30)に向けて死点まで移動させる際、
    受けダイ(30)が取付ダイ(20)の移動による荷重を受けて変位し、
    取付ダイ(20)が死点に到達すると同時に受けダイ(30)を許容した変位量で停止させるボタン取付方法。
  9. 前記許容した変位量は、制御部(50、50a)に事前に入力された設定値に基づく請求項8のボタン取付方法。
  10. 前記取付ダイ(20)が死点に到達する寸前のタイミングをタイミング検出手段で検出して前記制御部(50、50a)に検出信号を送信し、前記制御部(50、50a)は、前記タイミング検出手段からの検出信号を受けてソレノイド(44、74、104、114)に作動信号を出力し、ソレノイド(44、74、104、114)が受けダイ(30)を許容した変位量で停止させる請求8又は9のボタン取付方法。
  11. 前記受けダイ(30)の変位に伴って、取付ダイ(20)が移動する方向にほぼ垂直な横方向に横移動体(42、72、92)を移動させ、
    前記横移動体(42、72、92)を横方向に移動させる荷重を横移動体荷重検出手段(80)で検出して前記制御部(50、50a)に検出信号を送信する請求項8のボタン取付方法。
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