JP4840237B2 - 紙容器 - Google Patents

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Description

本発明は、開封機構付きの紙容器の技術分野に属し、詳しくは、帯状の引裂ジッパー部を備えた紙容器に関するものである。
従来より、菓子類等を収納する紙容器の開封機構としては、ミシン目状の切目線からなるジッパーを始めとして様々なものがあるが、密封性を考慮したものとして、表面側に2本の平行な半切線(ハーフカット)を形成し、その2本の半切線の幅よりも狭幅の2本の平行な半切線(ハーフカット)を裏面側に形成した帯状の引裂ジッパーが知られている。そして、開封の便宜を考慮して、表面側の2本の半切線の幅に相当する摘み部分を端縁部に設けたものも使用されている。この引裂ジッパーを有する紙容器は、摘み部分を引っ張ると、表面側の半切線と裏面側の半切線とで挟まれた2条の部分で紙が層間剥離を起こすことによって開封することができる。
実開昭57−13473号公報 特開平8−258833号公報
上記の引裂ジッパーを備えた紙容器は、表裏両面にそれぞれ半切線を2本ずつ入れたブランクシートを組み立てて製造されるが、これらの半切線は打抜機でブランクシートを打ち抜くのと同時に両面から短い切刃により入れられている。したがって、半切線の深さ管理が難しく、紙の厚みによっては貫通したり切れが甘くなったりする。特に、裏面側の半切線についてはその管理が難しく、生産性と品質に影響を与えている。
また、摘み部分は表面側の2本の半切線の幅で端縁部に設けられるが、摘み部分の外形を打ち抜く切刃と表面側及び裏面側の半切線を形成する切刃は、近づけることができるだけで交差させることがないため、ブランクシートを打ち抜いた時に摘み部分の根元はいずれの半切線にもつながらず、両者の間に切れていない部分が残ることから、摘み部分を注意深く引っ張らないとうまく開封できない場合が生じていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、生産性や品質が良好で、開封性に優れた引裂ジッパーを有する紙容器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の紙容器は、表面側に2本の平行な半切線を形成し、その2本の半切線の幅よりも狭幅の2本の平行な半切線を裏面側に形成した帯状の引裂ジッパーを有する紙容器であって、表面側の2本の半切線の幅に相当する摘み部分が端縁部に設けられ、その摘み部分の根元には表面側の半切線から裏面側の半切線まで垂直方向に延びる切目線が設けられており、表裏両面それぞれに2本ずつある半切線はカットロールで形成されたものであり、摘み部分の根元にある切目線は打抜きにより形成されたものであることを特徴とする。
そして、上記の構成からなる紙容器において、各切目線を裏面側の半切線より内側に突出させ、その各切目線の先端から裏面側の半切線を横切って表面側の半切線に向かってそれぞれ摘み部分とは反対側の斜め方向に延びる補助の半切線を表面側に付設した形態を採ってもよい。
本発明の紙容器は、摘み部分を引っ張ると、表面側の半切線と裏面側の半切線とで挟まれた2条の部分で紙が層間剥離を起こすことによって開封されるが、摘み部分の根元にある切目線のところから半切線に沿って紙の層間剥離が行われるので、開始位置がずれて裂けるような事態が防止され、綺麗に層間剥離を起こして開封することができる。また、表裏両面それぞれに2本ずつある半切線は、カットロールで形成するので、少ない斤量の用紙でも一定した深さで正確に形成することができ、品質の良好なものを生産することができる。
そして、各切目線を裏面側の半切線より内側に突出させ、その各切目線の先端から裏面側の半切線を横切って表面側の半切線に向かってそれぞれ摘み部分とは反対側の斜め方向に延びる補助の半切線を表面側に付設することにより、摘み部分の根元に形成した各切目線の先端から表面側の半切線に向かって徐々に広がるようにして層間剥離を開始することができ、表面側の半切線と裏面側の半切線とで挟まれた2条の部分から層間剥離がずれることがなく、開封性を高めることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る紙容器の一例を示す斜視図、図2は図1に示す紙容器を組み立てるブランクの展開図である。
ブランクは、紙器用の板紙を打ち抜いて形成されたもので、図2に示すように、折線を介してそれぞれが縦長の前面パネル1、側面パネル2、背面パネル3、側面パネル4及び糊代片5が順次横に並んで連設されており、前面パネル1の上下にはそれぞれ折線を介して内側上面パネル6、内側底面パネル7が連設され、側面パネル2の上下にはそれぞれ折線を介して上側折込みパネル8、下側折込みパネル9が連設され、背面パネル3の上下にはそれぞれ折線を介して外側上面パネル10、外側底面パネル11が連設され、側面パネル4の上下にはそれぞれ折線を介して上側折込みパネル12、下側折込みパネル13が連設されている。
このブランクには、図示の如く、前面パネル1、側面パネル2、背面パネル3、側面パネル4及び糊代片5を横断する状態で帯状の引裂ジッパーGが上下に平行に2本設けられている。この引裂ジッパーGは、表面側に2本の平行な半切線aを形成し、その2本の半切線aの幅よりも狭幅の2本の平行な半切線bを裏面側に形成し、表面側の2本の半切線aの幅に相当する摘み部分14を前面パネル1の端縁部に突出して設けることで構成されており、図3の一部拡大図に示すように、摘み部分14の根元には表面側の半切線aから裏面側の半切線bまで垂直方向に延びる切目線cが設けられている。実際には、切目線cを裏面側の半切線bと確実に交差させるため、各切目線cは裏面側の半切線bより内側に僅かに突出する。
表面側の半切線aと裏面側の半切線bはいずれもブランク打抜き時より前に予めカットロールで形成されており、摘み部分14の根元にある切目線cはブランク打抜き時に形成されている。この場合、切目線cを裏面側の半切線bと確実に交差させるため、実際には各切目線cは裏面側の半切線bより内側に僅かに突出する。
ここで使用するカットロールは、円板の外周に刃を突出形成した形状をした公知のもので、連続状態の用紙を送りながらこのカットロールを押し当てることで用紙に対して一定の深さの半切線(ハーフカット)を形成するようになっている。例えば、シート断ち機にカットロールを取り付け、このシート断ち機で用紙を所定幅に切断すると同時に、表側の半切線aと裏面側の半切線bの両方を一度に形成する。また、切目線cは、切断刃を追加した打抜き機を使用することよりブランクを打ち抜く時に同時に形成する。
このように、表裏両面それぞれに2本ずつある半切線は、カットロールで形成するので、少ない斤量の用紙でも一定した深さで正確に形成することができる。また、開封箇所を増やす場合、打抜きと同時に入れる従来の方法では半切箇所が多くなって品質が安定しなかったが、カットロールを用いることにより、数を容易に増やすことができる。
図2のブランクから図1の紙容器を組み立てるには、前面パネル1を糊代片5に貼着することによって全体をサック貼りし、このサック貼り状態で充填工程に供給した後、角筒状に起こし、底部を閉じてから内容物を入れて上部を閉じる。すなわち、下側折込みパネル9,13を折り込んでから内側底面パネル7、外側底面パネル11を折り畳んで貼着することによって底部を閉じ、内容物を入れてから、上側折込みパネル8,12を折り込んでから内側上面パネル6、外側上面パネル10を折り畳んで貼着することによって上部を閉じる。
このようにして製造された紙容器は、図1に示すように、前面パネル1の端縁部から摘み部分14が僅かに突き出た状態となる。そして、この摘み部分14を持って引っ張ることにより、図4に示す如く、最初は糊代片5との貼着部分が剥がれつつ、表面側の半切線aと裏面側の半切線bとで挟まれた2条の部分で紙が層間剥離を起こすことによって開封される。この場合、摘み部分14の根元にある切目線cのところから紙の層間剥離が始まり、次いで一定した深さの半切線a,bに沿って帯状の部分で紙の層間剥離が行われる。したがって、開始位置がずれて裂けるような事態が防止され、綺麗に層間剥離を起こして開封することができる。
なお、図1の紙容器のように引裂ジッパーGが上下に2本設けられている場合、開け方としては、例えば、最初に上方の引裂ジッパーGを開け、それより上の部分を除去して中身を消費した後、下方の引裂ジッパーGを開け、それより上の部分を除去して中身を消費する。もちろん、内容物に応じて2本の引裂ジッパーを適宜開ければよい。
図5は図1〜図4で説明した紙容器の変形例を図3に対応して示したもので、この変形例はブランク打抜き時に補助的な半切用の刃を追加して開封性を高めたものである。すなわち、各切目線cを裏面側の半切線bより内側に突出させ、その各切目線の先端から裏面側の半切線bを横切って表面側の半切線aに向かってそれぞれ摘み部分14とは反対側の斜め方向に延びる補助の半切線dを裏面側に付設してある。このような補助の半切線dを設けたことにより、摘み部分14の根元に形成した各切目線cの先端から表面側の半切線aに向かって徐々に広がるようにして層間剥離を開始することができる。したがって、表面側の半切線aと裏面側の半切線bとで挟まれた2条の部分から層間剥離がずれることがない。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明による紙容器は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
例えば、上記の例では、紙容器の形状を断面が矩形状で上下に細長い形状としたが、このような形状に限るものではない。例えば、円筒形状や円錐形状でもよいし、或いは円筒形状の下方を偏平にしたような形状でもよい。
また、上記の例では、引裂ジッパーを上下に2本並んで設けたが、この数は用途に応じて適宜決めればよいものであり、1本でも構わないし3本以上でも構わない。
また、上記の例では、表裏両面それぞれに2本ずつ設ける半切線をブランク打抜き時より前に予めカットロールで形成したが、打抜き後のブランクにカットロールを押し当てて形成することも可能である。
本発明に係る紙容器の一例を示す斜視図である。 図1に示す紙容器を組み立てるブランクの展開図である。 図1に示すブランクの要部を示す一部拡大図である。 図1に示す紙容器を開封する様子を示す斜視図である。 図1〜図4で説明した紙容器の変形例を図3に対応して示した一部拡大図である。
符号の説明
1 前面パネル
2 側面パネル
3 背面パネル
4 側面パネル
5 糊代片
6 内側上面パネル
7 内側底面パネル
8 上側折込みパネル
9 下側折込みパネル
10 外側上面パネル
11 外側底面パネル
12 上側折込みパネル
13 下側折込みパネル
14 摘み部分
G 引裂ジッパー
a 半切線(表面側)
b 半切線(裏面側)
c 切目線
d 半切線

Claims (2)

  1. 表面側に2本の平行な半切線を形成し、その2本の半切線の幅よりも狭幅の2本の平行な半切線を裏面側に形成した帯状の引裂ジッパーを有する紙容器であって、表面側の2本の半切線の幅に相当する摘み部分が端縁部に設けられ、その摘み部分の根元には表面側の半切線から裏面側の半切線まで垂直方向に延びる切目線が設けられており、表裏両面それぞれに2本ずつある半切線はカットロールで形成されたものであり、摘み部分の根元にある切目線は打抜きにより形成されたものであることを特徴とする紙容器。
  2. 各切目線を裏面側の半切線より内側に突出させ、その各切目線の先端から裏面側の半切線を横切って表面側の半切線に向かってそれぞれ摘み部分とは反対側の斜め方向に延びる補助の半切線を表面側に付設したことを特徴とする請求項1に記載の紙容器。
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