JP6135359B2 - 紙容器 - Google Patents

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Description

本発明は、易開封加工を施したことにより、開封性が向上した紙容器に関する。
紙容器の易開封加工としては、紙の全厚を貫通するミシン目加工が最も一般的に用いられている。缶ビールの外箱や、個別包装された菓子類の外箱など、特に密封性を必要としない紙箱の場合には、紙層を貫通するミシン目でも何ら問題はないが、ある程度の密封性を必要とする紙容器の場合には、適用することができない。
例えば、粉末洗剤の紙容器の場合、箱の外側には水がかかる可能性があり、箱の内容物に対しては、ある程度の防湿性が要求される。このため粉末洗剤の紙容器の場合には、例えば紙の表裏面にポリエチレン樹脂をラミネートして耐水性と防湿性を確保し、開封方法としては、開封予定線に対して少しずらした位置に表裏面から半切り加工を施して紙の層内破断を利用して開封する方式などが採用されている。
粉末洗剤の紙容器のように、紙厚が厚い場合には、半切り加工の許容範囲が広いため、安定した開封性が得られ易いが、紙厚が薄い場合には、半切り加工の深さの許容範囲が狭くなるため、半切り加工の深さのばらつきによっては、開封帯が本来の開封予定線から逸脱して、紙が破れたり、千切れたりする問題が生じる。
特許文献1に記載された紙容器は、この問題を解決するためになされたものであり、紙の表面側に2本の平行な半切り線を形成し、この2本の半切り線よりも狭幅の2本の平行な半切り線を紙の裏面側に形成し、さらにこの裏面側の2本の半切り線の間に1本の補助半切り線を設けたものである。
特開2009-62078号公報
特許文献1に記載された紙容器によると、特に逸脱しやすい裏面側の半切り線が仮に逸脱して、紙が破れ始めた場合であっても、裏面の2本の半切り線の中央に設けた補助半切り線によって破れの進行が止まるため、開封帯が千切れてしまうことはない。
しかし、特許文献1に記載された紙容器の場合、最悪のケースでは、2本の半切り線の中央部まで切り残された紙が露出することになり、外観的に問題であるばかりでなく、内容物が引っ掛かって取り出せないといった事態も起こり得るという問題があった。
本発明の解決しようとする課題は、上記の従来の表裏半切りによる易開封加工の問題点を解消し、確実に開封でき、しかも外観的にも見苦しくない易開封加工の施された紙容器を提案するものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、紙層の表裏面に皮膜層を有し、開封線に沿って開封可能な紙容器であって、該開封線は、表面皮膜層を貫通して紙層に達する1本の表面半切り線と、これに並行し、裏面皮膜層を貫通して紙層に達
する1本の裏面半切り線を有し、さらに前記表面半切り線の裏面から出発して、開封方向に対して斜め前方に向かい、前記裏面半切り線に到達する、裏面皮膜層を貫通して紙層に達する複数の裏面半切り補助線を有するものであることを特徴とする紙容器である。
本発明に係る紙容器は、開封線として、通常用いられる表面半切り線と裏面半切り線に加えて、表面半切り線の裏面から出発して、開封方向に対して斜め前方に向かい、裏面半切り線に到達する、複数の裏面半切り補助線を設けたので、特に開封時において、表面半切り線と裏面半切り線の中間部に紙の破れ目が走った場合に、紙の破れ目が裏面半切り補助線に当って本来の裏面半切り線に到達するため、円滑な開封ができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記開封線を、その裏面半切り線が向かい合うように2本設けて開封帯を形成したことを特徴とする請求項1に記載の紙容器である。
また、請求項3に記載の発明は、前記裏面半切り補助線が、開封開始部付近のみに設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の紙容器である。
本発明に係る紙容器は、紙層の表裏面に皮膜層を有し、開封線に沿って開封可能な紙容器であって、該開封線は、表面皮膜層を貫通して紙層に達する1本の表面半切り線と、これに並行し、裏面皮膜層を貫通して紙層に達する1本の裏面半切り線を有し、さらに表面半切り線の裏面から出発して、開封方向に対して斜め前方に向かい、前記裏面半切り線に到達する、裏面皮膜層を貫通して紙層に達する複数の裏面半切り補助線を有するものであることを特徴とする紙容器である。本発明に係る紙容器は、開封線として、通常用いられる表面半切り線と裏面半切り線に加えて、表面半切り線の裏面から出発して、開封方向に対して斜め前方に向かい、前記裏面半切り線に到達する、裏面皮膜層を貫通して紙層に達する複数の裏面半切り補助線を設けたので、特に開封時において、紙の破れ目が表面半切り線と裏面半切り線の中間を進行した場合に、紙の破れ目が裏面半切り補助線に補足され、本来あるべき裏面半切り線に集束する。このため、紙の破れが大きく成長することがなく、安定した開封性が得られる。また開封した紙の切り口が綺麗に仕上がる。
この特徴は、紙の厚さが十分厚くなくて、表裏面の半切り線を十分な深さ精度で入れることができない場合において特にその効果を発揮する。
また裏面半切り補助線は、紙の裏面側に施されるものであるから、表面側からは見えず、従って紙容器の外観を損なうことがない。
また、請求項2に記載の発明のように、裏面半切り補助線を有する開封線を、その裏面半切り補助線が向かい合うように2本設けて開封帯を形成した場合には、安定した開封性を有し、外観的にも優れた開封帯付き紙容器とすることができる。
また、請求項3に記載の発明のように、裏面半切り補助線を、開封開始部付近のみに設けた場合には、裏面半切り補助線を刻設するための切り刃の構造が単純になり、コスト面において有利である。
図1は、本発明に係る紙容器の一実施態様を示した斜視図である。 図2は、本発明に係る紙容器の他の実施態様を示した斜視図である。 図3は、図1に示した紙容器の開封帯部分を拡大した説明図である。 図4は、本発明に係る紙容器の他の実施態様における開封帯部分を拡大した説明図である。 図5は、本発明に係る紙容器における開封帯の構造を示した断面説明図である。 図6(1)、(2)は、本発明に係る紙容器における裏面半切り補助線の他の実施態様を示した模式図である。図6は、紙を裏面側から見た状態を示している。
以下図面を参照しながら、本発明に係る紙容器について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る紙容器の一実施態様を示した斜視図である。図2は、本発明に係る紙容器の他の実施態様を示した斜視図である。図3は、図1に示した紙容器の開封帯部分を拡大した説明図である。図4は、本発明に係る紙容器の他の実施態様における開封帯部分を拡大した説明図である。図5は、本発明に係る紙容器における開封帯の構造を示した断面説明図である。以下これらの図を参照しながら説明する。
本発明に係る紙容器(1)は、図5に示したように紙層(11)の表面に表面皮膜層(12)を有し、紙層の裏面に裏面皮膜層(13)を有し、開封線(2)に沿って開封可能な紙容器である。開封線(2)は、表面皮膜層(12)を貫通して紙層(11)に達する1本の表面半切り線(4)と、これに並行し、裏面皮膜層(13)を貫通して紙層(11)に達する1本の裏面半切り線(5)を有し、さらに表面半切り線(4)の裏面から出発して、開封方向に対して斜め前方に向かい、裏面半切り線(5)に到達する、裏面皮膜層を貫通して紙層に達する複数の裏面半切り補助線(6)を有する。なお図5では、分かり難くなるため裏面半切り補助線(6)を省略してある。
開封線(2)が開封される際には、図5に示したように、表面半切り線(4)と裏面半切り線(5)の間の紙層(11)が層内破断(14)を生じて開封する。従って、紙層(11)は、表裏面の皮膜層によって保護されており、しかも表面半切り線(4)と裏面半切り線(5)とは、一定の間隔を持ってずらして設けられているので、紙の表裏面が切れ込み線によって連通している部分は存在しない。このため紙容器(1)は、表裏面の皮膜層の材質を選択することによって、ある程度の防湿性や防水性を発揮することができる。
なお表面皮膜層(12)と裏面皮膜層(13)の材質や厚さは、特に限定されず、例えばポリエチレン樹脂などの熱可塑性合成樹脂層でも良いし、印刷による塗工皮膜でもよい。またこれらの組み合わせでもよい。またコートボール紙のように、紙自身が表面皮膜層を持っているような紙を使用する場合には、特別な層を付加しなくても良い場合もある。
本発明に係る紙容器(1)は、図1に示した実施態様におけるように、裏面半切り補助線(6)が向かい合うように、2本の開封線(2)を設けて開封帯(3)を形成する場合もあるし、図2に示した実施態様におけるように、開封線(2)を1本のみ有する場合もある。
また、2本の開封線(2)で開封帯(3)を形成する場合においても、図3に示したように、裏面半切り補助線(6)を全長に亘って有する開封線(2)を2本向かい合わせにして開封帯(3)を形成しても良いし、図4に示したように、裏面半切り補助線(6)を開封開始部(8)付近にのみ数個づつ設けてもよい。
これは、特に開封開始時において、紙の裏面側の破れ目が表裏面の半切り線の間を走る
場合が多いためであり、裏面半切り補助線(6)を開封開始部(8)付近に数個設けるだけでも、紙の破れ目を本来あるべき裏面半切り線(5)に導く効果がある。一旦、紙の破れ目が表裏面の半切り線に沿えば、後は多くの場合、連続して開封できる場合が多い。
図4に示した実施態様においては、開封帯(3)が部分的にくびれている。このように、開封帯(3)は、一定の幅を持った帯状である必要はなく、目的とする紙容器の形状や使い勝手に合わせて、任意に設定できる。
本発明に係る紙容器(1)に用いる開封線(2)の裏面半切り補助線(6)は、表面半切り線(4)の裏面から出発して、開封方向に対して斜め前方に向かい、裏面半切り線(5)に到達する直線であってもよいし、図6(1)に示したような、曲線でもよい。また図6(2)に示したような折れ曲がった線でもよい。なお図6は、紙の裏面側から見た状態を示している。
図6に示した例では、どちらの裏面半切り補助線(6)も、出発点が表面半切り線(4)の裏面直下ではない。裏面半切り補助線(6)の出発点は、厳密に表面半切り線(4)の直下の裏面である必要はなく、おおよそで良い。
本発明に係る紙容器(1)に用いる紙としては、マニラボール紙、白ボール紙、チップボール紙、黄ボール紙、コートボール紙、両面カード紙、裏白ボール紙、アイボリー紙等の、坪量160〜850g/m程度の紙が用いられる。
紙の表裏面には通常、印刷、コーティング、フィルムラミネート等の加工が施され、ブランク形状への打抜きと同時に半切り線の加工が行われる。
紙の表裏面に半切り線を形成する方法としては、刃物による方法や、レーザーを用いる方法などがあるが、トムソン刃を装着した抜き型を用いた平面プレスや、ロータリーダイカッターを用いる方法が一般的である。
ブランク形状に打抜かれた紙は、最終形状に応じてサック貼りやその他成形工程を経て紙容器(1)となる。
1・・・紙容器
2・・・開封線
3・・・開封帯
4・・・表面半切り線
5・・・裏面半切り線
6・・・裏面半切り補助線
7・・・開封方向
8・・・開封開始部
11・・・紙層
12・・・表面皮膜層
13・・・裏面皮膜層
14・・・紙層の層内破断

Claims (3)

  1. 紙層の表裏面に皮膜層を有し、開封線に沿って開封可能な紙容器であって、該開封線は、表面皮膜層を貫通して紙層に達する1本の表面半切り線と、これに並行し、裏面皮膜層を貫通して紙層に達する1本の裏面半切り線を有し、さらに前記表面半切り線の裏面から出発して、開封方向に対して斜め前方に向かい、前記裏面半切り線に到達する、裏面皮膜層を貫通して紙層に達する複数の裏面半切り補助線を有するものであることを特徴とする紙容器。
  2. 前記開封線を、その裏面半切り線が向かい合うように2本設けて開封帯を形成したことを特徴とする請求項1に記載の紙容器。
  3. 前記裏面半切り補助線は、開封開始部付近のみに設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の紙容器。
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