JP6031806B2 - 湯切り機能付き蓋体およびそれを用いた包装容器 - Google Patents
湯切り機能付き蓋体およびそれを用いた包装容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6031806B2 JP6031806B2 JP2012088231A JP2012088231A JP6031806B2 JP 6031806 B2 JP6031806 B2 JP 6031806B2 JP 2012088231 A JP2012088231 A JP 2012088231A JP 2012088231 A JP2012088231 A JP 2012088231A JP 6031806 B2 JP6031806 B2 JP 6031806B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- peeling
- lid
- hot water
- cut line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Package Specialized In Special Use (AREA)
Description
該開口部周縁のフランジ部にシールされる下層と、該下層に積層された上層とを備え、
湯切り用タブを含む第1領域と、該第1領域に隣接する帯状の第2領域と、該第2領域に隣接し、開封タブを含む第3領域とを有し、
前記第1領域及び第3領域において前記下層と上層とは接着されており、
前記第2領域において前記下層と上層とは剥離可能に積層されており、
前記第2領域内の、前記第1領域の近傍には、下層を貫通する1本の剥離開始ハーフカット線が前記フランジ部外縁位置に設けられており、
前記第2領域内には、閉じた形状を有し、下層を貫通する湯切り孔形成用ハーフカット線が複数設けられており、
さらに、前記第2領域内には、湯切り孔開封方向に対して末端が開いた形状を有し、上層を貫通する剥離終端ハーフカット線が、前記第2領域と第3領域の境界線に沿って複数配列されており、
前記剥離終端ハーフカット線の開いた末端は、前記第3領域にまで達しており、かつ、カップ容器のフランジ部にシールした蓋体の湯切り用タブを持って、前記第2領域の上シートを剥離終端まで剥離した時に、前記剥離終端ハーフカット線によって削減された剥離終端線の長さの合計は、削減される前の剥離終端線の長さの50%以下であることを特徴とする湯切り機能付き蓋体である。
に非剥離領域を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の湯切り機能付き蓋体である。
また、カップ容器のフランジ部にシールした蓋体を湯切り用タブを持って開封すると、剥離開始ハーフカット線の働きにより、前記第2領域の剥離が開始する。第2領域を終端まで剥離した時に、前記剥離終端ハーフカット線によって削減された剥離終端線の長さの合計が、削減される前の剥離終端線の長さの50%以下であるため、蓋体を開封した時のデッドホールド性が十分に発揮されるため、湯や水を注ぎ易くなる。
図1は、本発明に係る湯切り機能付き蓋体の一実施態様における構造を示した平面説明図である。また図2は、図1のX−X’断面を示した断面模式図である。図3は、図1に示した湯切り機能付き蓋体の湯切り孔を形成する状態を示した斜視図である。また図4は、図3のY−Y’断面を示した断面模式図である。
を貫通する湯切り孔形成用ハーフカット線(10)が複数設けられている。
停止するが、剥離終端ハーフカット線(9)の開いた末端(14)は、第3領域にまで達しているため、剥離終端線(16)は、途切れ途切れの状態のままとなり、これ以上剥離が進行することはない。
層と共に除去され、湯切り孔(18)が確実に形成される。
以下実施例に基づき、本発明に係る湯切り用蓋体について具体的に説明する。
上層(11)の合成樹脂フィルム(20)として、厚さ12μmのPET樹脂フィルム(一般品)を用いた。紙(22)として坪量79.1g/m2の片アート紙を用いた。
剥離終端ハーフカット線(9)の替りに、第2領域(6)と第3領域(7)の境界線上に上層(11)を貫通するミシン目線を設けた他は、実施例1と同様にして蓋体を作成し、カップ容器のフランジ部に熱シールした。なおミシン目線の仕様は、カット部5mm、つなぎ部2mmの直線ミシンである。
剥離終端ハーフカット線を設けなかった以外は、実施例1と同様にして蓋体を作成し、カップ容器のフランジ部に熱シールした。
り性が良好であり、湯切り孔部分を確認し易く、安全に湯切り操作を行うことができた。比較例2の蓋体が最も劣り、実施例1の蓋体が最も優れていた。比較例1の蓋体は、その中間的な性能であった。
2・・・カップ容器
3・・・開封タブ
4・・・湯切り用タブ
5・・・第1領域
6・・・第2領域
7・・・第3領域
8・・・剥離開始ハーフカット線
9・・・剥離終端ハーフカット線
10・・・湯切り孔形成用ハーフカット線
11・・・上層
12・・・下層
13・・・剥離終端ハーフカット線の先端
14・・・剥離終端ハーフカット線の末端
15・・・剥離終端
16・・・剥離終端線
17・・・フランジ部
18・・・湯切り孔
19・・・非剥離領域
D・・・剥離終端ハーフカット線の深さ
L・・・剥離終端線の長さ
L’・・・削減後の剥離終端線の長さの合計
20・・・合成樹脂フィルム
21・・・絵柄インキ層
22・・・紙
23・・・目止ニス層
24・・・剥離ニス層
25・・・ラミネート樹脂層
26・・・合成樹脂フィルム
27・・・アルミニウム箔
28・・・接着樹脂層
Claims (7)
- カップ容器の開口部を封止する蓋体であって、
該開口部周縁のフランジ部にシールされる下層と、該下層に積層された上層とを備え、
湯切り用タブを含む第1領域と、該第1領域に隣接する帯状の第2領域と、該第2領域に隣接し、開封タブを含む第3領域とを有し、
前記第1領域及び第3領域において前記下層と上層とは接着されており、
前記第2領域において前記下層と上層とは剥離可能に積層されており、
前記第2領域内の、前記第1領域の近傍には、下層を貫通する1本の剥離開始ハーフカット線が前記フランジ部外縁位置に設けられており、
前記第2領域内には、閉じた形状を有し、下層を貫通する湯切り孔形成用ハーフカット線が複数設けられており、
さらに、前記第2領域内には、湯切り孔開封方向に対して末端が開いた形状を有し、上層を貫通する剥離終端ハーフカット線が、前記第2領域と第3領域の境界線に沿って複数配列されており、
前記剥離終端ハーフカット線の開いた末端は、前記第3領域にまで達しており、かつ、カップ容器のフランジ部にシールした蓋体の湯切り用タブを持って、前記第2領域の上シートを剥離終端まで剥離した時に、前記剥離終端ハーフカット線によって削減された剥離終端線の長さの合計は、削減される前の剥離終端線の長さの50%以下であることを特徴とする湯切り機能付き蓋体。 - 前記第2領域は、前記下層と上層の界面に設けられた剥離ニス層によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の湯切り機能付き蓋体。
- 前記末端が開いた剥離終端ハーフカット線の形状は、円弧状、楕円弧状、台形状、矩形状、三角形状のいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の湯切り機能付き蓋体。
- 前記剥離終端ハーフカット線は、先端から開いた末端までの深さが1mm以上10mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の湯切り機能付き蓋体。
- 前記剥離終端ハーフカット線に囲まれた領域内に非剥離領域を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の湯切り機能付き蓋体。
- 前記湯切り孔形成用ハーフカット線に囲まれた領域内に非剥離領域を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の湯切り機能付き蓋体。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の湯切り機能付き蓋体を用いたことを特徴とする包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012088231A JP6031806B2 (ja) | 2012-04-09 | 2012-04-09 | 湯切り機能付き蓋体およびそれを用いた包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012088231A JP6031806B2 (ja) | 2012-04-09 | 2012-04-09 | 湯切り機能付き蓋体およびそれを用いた包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013216354A JP2013216354A (ja) | 2013-10-24 |
JP6031806B2 true JP6031806B2 (ja) | 2016-11-24 |
Family
ID=49588997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012088231A Active JP6031806B2 (ja) | 2012-04-09 | 2012-04-09 | 湯切り機能付き蓋体およびそれを用いた包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6031806B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7127342B2 (ja) * | 2018-04-12 | 2022-08-30 | 大日本印刷株式会社 | 湯切り孔付き蓋材 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006137490A (ja) * | 2004-09-10 | 2006-06-01 | Kyodo Printing Co Ltd | インスタント食品用容器 |
JP5262503B2 (ja) * | 2007-09-25 | 2013-08-14 | 大日本印刷株式会社 | 湯切り孔付き蓋材 |
JP5739607B2 (ja) * | 2009-06-24 | 2015-06-24 | 凸版印刷株式会社 | 蓋体 |
-
2012
- 2012-04-09 JP JP2012088231A patent/JP6031806B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013216354A (ja) | 2013-10-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5347819B2 (ja) | 湯切り孔付き蓋材 | |
US10407230B2 (en) | Re-sealable flexible package with reinforced perimeter | |
JP5958214B2 (ja) | 包装袋 | |
JP2008001414A (ja) | 湯切り機能付き蓋材 | |
JP5736878B2 (ja) | 蓋材 | |
JP2008239187A (ja) | 易開封性ガセット袋 | |
JP2019043661A (ja) | 蓋付容器 | |
JP4853154B2 (ja) | 湯切り機能を備えた蓋体 | |
JP2007145371A (ja) | 湯切り機能付蓋材 | |
JP2012006613A (ja) | 蓋材 | |
JP6031806B2 (ja) | 湯切り機能付き蓋体およびそれを用いた包装容器 | |
JP2013180813A (ja) | 湯切り用蓋材 | |
JP6060503B2 (ja) | 蓋材および該蓋材を用いた包装容器 | |
JP2016113209A (ja) | 包装袋 | |
JP5679510B2 (ja) | 蓋体 | |
JP2007314227A (ja) | 湯切り機能付蓋材 | |
JP2013147259A (ja) | 蓋体 | |
JP6436766B2 (ja) | 袋体 | |
JP4120330B2 (ja) | 湯切り機能付蓋材 | |
JP2014043248A (ja) | 蓋材 | |
JP2013141999A (ja) | 部分開封蓋材およびそれを用いた粉粒体収納用包装体 | |
JP4658543B2 (ja) | 開封保持性及び再封性に優れた容器密封用蓋体 | |
JP4609021B2 (ja) | 湯切り機能付蓋材 | |
JP2017065809A (ja) | 容器密封用蓋材 | |
JP5974468B2 (ja) | 部分開封蓋材およびそれを用いた粉粒体収納用包装体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160209 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160407 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160927 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161010 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6031806 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |