JP2010018343A - 段違い或いは異なる形状に切り開かれる袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】 密封された袋の開封において、袋の表裏で切り裂き面が同一の線にならないよう表裏で切り裂き面が異なる形状に切り裂かれるように予め切り裂き形状が設けられていることを特徴とする袋に関するものであり、特に密封されたジッパー付きの袋において、ジッパー上部の所定の形状のカット線を切り開くことによって、ジッパーを開ける時に、指で持つ部分が容易に現れる構造をしたジッパー付きの袋。
【解決手段】 密封された袋において、ジッパー部の上部に指で容易にジッパーが開けられるような形状が現れるように袋を構成する素材の一部に、開封時に袋の表裏に段違い或いは異なる形状のカット線が生ずるような構造を持たせることにより解決。
【選択図】図1
【解決手段】 密封された袋において、ジッパー部の上部に指で容易にジッパーが開けられるような形状が現れるように袋を構成する素材の一部に、開封時に袋の表裏に段違い或いは異なる形状のカット線が生ずるような構造を持たせることにより解決。
【選択図】図1
Description
本発明は、密封された袋の開封において、袋の表裏で切り裂き面が同一の線にならないよう表裏で切り裂き面が異なる形状に切り裂かれるように予め切り裂き形状が設けられていることを特徴とする袋に関するものであり、特に密封されたジッパー付きの袋において、開封後ジッパーを開けるときに、ジッパー上部の袋の開封部が段違い或いは異なる形状になっていて、その部分を指で持ち、ジッパーを開けることが容易に出来る袋に関する。
従来のジッパー付き袋は、密封された袋を開封し、ジッパー部を開けるとき、ジッパー上部の袋の開封部が同じ高さになっていることが多く、指でその部分を持ってジッパーを開けようとしても切り裂き部のフィルムが内部に表裏ともカールしたりして開けづらく、容易に開けられるジッパー付き袋が求められている。
従来のジッパー付き袋は、ジッパーの上部のフィルムを左右に開いてジッパーを開ける場合、切り開き部分のフィルム、即ち表裏のフィルムがお互いに内部に向かってカールしていることが多く、指でそのカール部分を左右に開いてジッパーを開く時に、もどかしさがあり、特に指先が器用に動かしにくいときは、すぐに開けられなく苛立ちを覚えるという問題点があった。そのため、密封されていないジッパー付きの袋は、袋の表裏が予め段違いに工夫されて、指で容易に持てるよう工夫され既に多く使用されている。しかし、密封されたジッパー付きの袋においては、本発明のような構造を有する袋はなかった。
本発明は、ジッパー付きの袋において、容易にジッパーを開けることが出来ることを目的としており、さらにジッパー部の開封に力を入れやすいように指が容易に袋の開封部を持つことが出来、スムーズにジッパーが開けられるように袋の切り裂き部の形状を予め設定してある袋を提供することを目的としている。ジッパー付きの袋を開封するために、ジッパーの上部片面に開封のための補助具として、テープが付けられているものもあるが、袋の表裏が切り裂かれるのではなく、片面のみで、本発明とは、異なる構造である。
上記目的を達成するために、本発明の袋は、ジッパーの上部と袋の密封シール部の間に所定の形状に切り開かれるように切れ目をフィルムに入れたものである。ジッパーを開ける時に、指がスムーズにフィルムの切り開き部を持てるような形状に切り開かれるよう設定してある袋である。
上記切り開き部を取り付ける位置は、袋の開封のための左右のノッチ部とほぼ同じ位置であり、ノッチから開封すると、所定の形状に予め入れられている切れ目に沿って袋が切り開かれジッパー部が現れるものである。
所定の形状に入れる切れ目は、袋の表裏で段違い或いは異なる形状になるように工夫されており、指が容易にかり、持ち易い形状であることが好ましい。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ジッパー上部の開封部が左右段違い或いは異なる形状に切り開かれるのでジッパーを開ける時に、指が切り開き部のフィルムを円滑に保持できる。
指先が器用に動かしにくい時に、従来の袋では、切り開き部のフィルムが内部にカールしていることが多く、指がかかりにくく、ジッパーが開けづらく、内部のものを取り出す手間がかかることがより有効に防止できる。
発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。
図1は、袋の展開図である。袋表面、裏面のジッパー上部に所定の形状の切れ目が設けられている。袋表面と裏面の切れ目は、袋を切り開いた時に、段違い或いは異なる形状になるように、切れ目が入れられている。その形状は、フィルムのラミネート構成で各種考えられるが、図2は、大きな波形と直線の組み合わせ、図3は、波型の組合せで、山と谷が表裏の袋であうようになって指で持ち易くなっている。
図1は、袋の展開図である。袋表面、裏面のジッパー上部に所定の形状の切れ目が設けられている。袋表面と裏面の切れ目は、袋を切り開いた時に、段違い或いは異なる形状になるように、切れ目が入れられている。その形状は、フィルムのラミネート構成で各種考えられるが、図2は、大きな波形と直線の組み合わせ、図3は、波型の組合せで、山と谷が表裏の袋であうようになって指で持ち易くなっている。
図4は、切り裂き分のノッチと切れ目の入った袋の例である。図4のAは、密封シールされた開封前の状態であり、Bは、切り開かれた場合である。Bにおいて、表面は山型に切り開かれており、裏面は、直線状に切り開かれている。ジッパーをあける時は、表面の山型の頂点部分を片手で持ち、もう片手で裏面の直線部分を持って左右に開くと、ジッパーが容易に開く。従来の袋では、この部分が直線状に表裏同じ位置で切り開かれるため、指で持ちにくく、左右に持つためにフィルムが内部にカールしている部分に指をかけようとして、手間取り困難であった。その結果、ジッパーの開口に時間がかかり、しばしば苛立ちを感じる人が多かった。
図5では、切り開かれた時に、指で持ちやすいように、袋の表裏で、山部と谷部が合うようになっている。ジッパー部を閉じる時は、従来の袋も本発明の袋も同じ要領で差異はない。
図6は、実施例の包装材料の断面図である。本発明実施のための切れ目の入れ方の一例である。ナイロンフィルム層と接着剤の層のみをカットしており、内層のポリエチレン層はカットしていないので、食品等内容物の保存性には、特段の影響を与えない。カットは、ナイロンフィルム層だけ、或いはナイロンフィルムと接着層の一部だけでもよい。
図7は、実施例の包装材料の断面図である。本発明実施のための切れ目の入れ方の一例である。アルミ箔を含む構成であり、ポリエステルフィルム層からポリエチレンフィルム層の手前までをカットしている。アルミ箔は、カットされていない。
図8は、実施例の包装材料の断面図である。本発明実施のための切れ目の入れ方の一例である。ポリエチレンとナイロン樹脂の共押出し多層フィルムの事例である。カットは、内部のナイロン層のみをカットしている。
本発明におけるカットの方法は、従来から使用されている抜きの方法、抜き刃、腐食刃、ピナクルダイ、レーザーカットなどの方法で実施可能である。
ピナクルダイなどの抜き刃をマグネットシリンダーに装着し、回転しながら抜き目を入れる方法が、電子部品やラベル製造等多くの用途で使用されているが、この技法で、本発明の抜き目を入れた、例えば、包装材料を製造することも出来る。所定のピッチで印刷された絵柄に合わせて、本発明の抜き刃を回転しながら加工することにより、本発明の製品が巻取りで提供可能であり、各種食品の包装材料として有効に活用できる。抜き目の加工は、製品により、巻取りに対して横方向にピッチを合わせて加工も出来、また、流れ方向にも加工が出来る。
レーザーによる抜き目加工も同様に可能であり、例えば、製袋機にレーザー加工機を取り付け、ジッパー取付け、抜き目加工、製袋をインラインで加工することも出来る。同様に、製袋充填機にもレーザー加工機を取り付け、ジッパー取り付け、抜き目加工、製袋、内容物充填、密封シールをインラインで行うことも出来る。
また、スリッター機にレーザー加工機を取り付け、抜き目加工、スリッターをインラインで加工することも出来る。その後、ジッパーを取り付けると共に製袋加工を行い、本発明の製品を提供することが出来る。
本発明は、ジッパー付きの袋について言及しているが、本発明の方法を使えば、ジッパーがなくても、本発明による加工を施すことにより、例えば、四方シールの袋において、開封部の表裏の一方を山型に加工した開封部にすると、その部分がスプーンのような役割を演じ、粉が出しやすくなる利点がある。このように、本発明は、ジッパー付きの袋でなくても、利用範囲が広いことが特徴である。
Claims (6)
- 密封された袋の開封において、袋の表裏で切り裂き面が同一の線にならないよう表裏で切り裂き面が異なる形状に切り裂かれるように予め切り裂き形状が設けられていることを特徴とする袋。
- [請求項1]において、袋にジッパーが設けられており、ジッパー開封時に、ジッパーの上部の袋開封部分を指で容易に開けられるよう袋の表裏の開封部位置が段違い或いは異なる形状になっていることを特徴とする袋。
- 密封シールされたジッパー付きの袋において、シール部とジッパー部の間に段違い或いは異なる形状に切り開かれるような工夫がされていることを特徴とする袋。
- 密封シールされたジッパー付きの袋において、シール部とジッパー部の間に段違い或いは異なる形状に切り開かれるような工夫として、袋を構成する層の一部が所定の形状に切り裂かれるよう切れ目がほどこされていることを特徴とする袋。
- 密封シールされたジッパー付きの袋において、袋の左右に易開封のためのノッチが設けられていることを特徴とする袋。
- 密封シールされたジッパー付きの袋において、シール部とジッパー部の間に段違い或いは異なる形状に切り開かれるような工夫として、袋を構成する層の一部が所定の形状に切り裂かれるよう切れ目が施され、切れ目の位置が左右のノッチの位置とほぼ、合っていることを特徴とする袋。
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JP2008206348A JP2010018343A (ja) | 2008-07-12 | 2008-07-12 | 段違い或いは異なる形状に切り開かれる袋 |
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Publications (1)
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