JP2015147579A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口するとフィルム上辺間に段差が生、開口が容易、開口時のグリップ性が良好、且つ、引き裂き開封線の形成箇所を少なくし加工を容易とした。【解決手段】表面フィルム1aと、裏面フィルムと、両フィルムの両端縁部をヒートシールした側部シール部2a、2bとを有する包装袋100であって、表面フィルムと裏面フィルムの対向面にはそれぞれ、一方の側部シール部2aから他方の側部シール部2bに亘るとともに相互に咬合するチャック部3が備えられ、チャック部の上縁辺よりも上方に、引き裂き開封線が設けられており、引き裂き開封線は、表面引き裂き開封線5と、裏面引き裂き開封線とからなり、表面引き裂き開封線と裏面引き裂き開封線の少なくとも1つが、該開封線が延びる方向に間隔を置いて非連続的に形成された複数の切り目線からなり、該複数の切り目線の中心側終端の少なくとも1つがチャック部の上縁辺に至るように延設する。【選択図】図1

Description

本発明は、繰り返し開閉が可能な包装袋に関し、より詳しくは、指による引き裂き操作のみで容易に開封を行うことができ、且つ、引き裂き開口部に段差を生じさせることにより、開封後の開口が容易となる包装袋に関する。
尚、本明細書において、開封方向が「手前側」とは、図8(a)に示すように開封者に対して向かう方向のことをいい、開封方向が「奥側」とは、図8(b)に示すように開封者に対して離れる方向のことをいう。
内容物を封入するための包装用袋として、袋の上辺側の領域に引き裂き開封線を設け、この引き裂き開封線に沿って容易に引き裂き開封することができるものが知られている。
この場合、引き裂き後の袋開封部においては袋の表側のフィルム(シート)と裏側のフィルム(シート)とが密着していることが多いため、口開き性が悪く、内容物の取り出しに手間取ることがあるという問題があった。
上記課題を解決するために、袋の上辺側の領域に設けられた開封線に沿って引き裂き開封したときに、袋の表側のフィルムの上辺と裏側のフィルムの上辺との間で段差が生じるように開封線が形成された包装袋が提案されている。これは、内容物を取り出す際に、この段差を摘むことで開口が容易となるものである。
特許文献1には、互いに対向する第一の面及び第二の面を有し、当該第一の面及び第二の面に直線状又はミシン目状の切り目加工等(弱め線)を施した包装袋が開示されている。
特許文献1記載の包装袋は、互いに平行に配置された第一弱め線及び第二弱め線、並びに前記第一弱め線と 第二弱め線との間に配置され、且つ所定の開封方向に対して傾斜を有する複数の ミシン目状切れ目により構成された第三弱め線が、前記第一の面及び前記第二の面のそれぞれに形成されており、前記第一の面に形成された前記第三弱め線を構成する前記複数のミシン目状切れ目と、前記第二の面に形成された前記第三弱め線を構成する前記複数のミシン目状切れ目とが、前記所定の開封方向に対して逆方向に傾斜して形成されていることを特徴とするものである。
特許文献2には、外層と熱接着性樹脂からなる内層とを少なくとも有する矩形状の積層体の前記内層同士を重ね合わせて、対向する一組の端縁の対向する位置に少なくとも端縁熱接着部を有する包装袋が開示されている。
特許文献2記載の包装袋は、前記積層体の一方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁と他方の外縁とからそれぞれ前記端縁熱接着部に直交する方向に前記包装袋の前記端縁熱接着部に直交する方向の位置を同じにして延びる第1’直線状切目線と、該第1’直線状切目線のそれぞれの終端を繋ぐ少なくとも一つの変曲点を有する第1’曲線状切目線とからなる第1’切目線と、前記積層体の他方の外層に、前記端縁熱接着部の一方の外縁と他方の外縁とからそれぞれ前記端縁熱接着部に直交する方向に前記第1’直線状切目線と位置を同じくして延びる第1”直線状切目線と、該第1”直線状切目線のそれぞれの終端を繋ぐ、前記第1’曲線状切目線の変曲点と異なる位置に変曲点を少なくとも一つ有する第1”曲線状切目線とからなる第1”切目線とで構成される一対の第1切目線が形成されていることを特徴とするものである。
上記特許文献1及び2記載の包装袋は、引き裂き開封後に開口する際、手指で表側フィルムと裏側フィルムを摘んで開口作業を行うが、その際に表側及び裏側のフィルムは非常に薄いため、グリップ性が悪いという問題があった。
WO01/62616号公報 特開2005−289396号公報
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、引き裂き開口すると表側フィルムの上辺と裏側フィルムの上辺との間に段差が生じることにより開口が容易であり、且つ、開口時のグリップ性が良好な包装袋を提供するものである。
請求項1に係る発明は、表面フィルムと、裏面フィルムと、該表面フィルムと該裏面フィルムとの両側の端縁部をヒートシールした側部シール部とを有する包装袋であって、前記表面フィルムと前記裏面フィルムの対向面にはそれぞれ、一方の側部シール部から他方の側部シール部に亘って延びるとともに相互に咬合する咬合具からなるチャック部が備えられており、前記チャック部の上縁辺よりも上方に、一方の側部シール部から他方の側部シール部に亘って延びる引き裂き開封線が設けられており、前記引き裂き開封線は、前記表面フィルムに形成された表面引き裂き開封線と、前記裏面フィルムに形成された裏面引き裂き開封線とからなり、前記表面引き裂き開封線と前記裏面引き裂き開封線の少なくとも1つが、該開封線が延びる方向に間隔を置いて非連続的に形成された複数の切り目線からなり、該複数の切り目線の中心側終端の少なくとも1つが前記チャック部の上縁辺に至るように延設されていることを特徴とする包装袋に関する。
請求項2に係る発明は、前記表面引き裂き開封線が、前記他方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記一方の側部シール部側に延びるとともに前記一方の側部シール部の手前に終点を有する第1切り目線と、前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第2切り目線と、からなり、前記第2切り目線の開始点は前記第1切り目線と同一線上に形成されており、前記裏面引き裂き開封線が、前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記他方の側部シール部の手前に終点を有する第1切り目線と、前記他方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記一方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第2切り目線と、からなり、前記第2切り目線の開始点は前記第1切り目線と同一線上に形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装袋に関する。
請求項3に係る発明は、前記裏面引き裂き開封線が、前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記側部シール部の側端部に終点を有する第3切り目線からなり、前記表面引き裂き開封線が、前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第4切り目線と、前記他方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記一方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第5切り目線と、からなり、前記第4切り目線の開始点及び前記第5切り目線の開始点はそれぞれ、前記第3切り目線と同じ高さ位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装袋に関する。
請求項1に係る発明によれば、前記表面引き裂き開封線と前記裏面引き裂き開封線の少なくとも1つが、該開封線が延びる方向に間隔を置いて非連続的に形成された複数の切り目線からなり、該複数の切り目線の中心側終端の少なくとも1つが前記チャック部の上縁辺に至るように延設されていることにより、手指で引き裂き開封線を引き裂いたときに、表面フィルムの上縁辺と裏面フィルムの上縁辺との間に段差が生じることとなり、引き裂き開封後に再び開口する際には、この段差を手指で摘んで開口動作を行うことができるので、容易に開口を行うことができる。
このとき、チャック部の上縁辺が引き裂き開封線の役割を果たすこととなる。これにより、引き裂き開封後に再び開口する際には、チャック部を摘んで開口動作を行うこととなるので、薄いフィルム部分を摘むよりもグリップ性が良好であり、これにより開口をより容易とすることができる。
請求項2に係る発明によれば、前記表面引き裂き開封線が、前記他方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記一方の側部シール部側に延びるとともに前記一方の側部シール部の手前に終点を有する第1切り目線と、前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第2切り目線と、からなり、前記第2切り目線の開始点は前記第1切り目線と同一線上に形成されており、前記裏面引き裂き開封線が、前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記他方の側部シール部の手前に終点を有する第1切り目線と、前記他方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記一方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第2切り目線と、からなり、前記第2切り目線の開始点は前記第1切り目線と同一線上に形成されていることにより、上記請求項1に係る発明の効果に加えて、引き裂き開封の際に表面フィルムを開封者側に向けて引き裂き開封線を手前側に引き裂いても、あるいは裏面フィルムを開封者側に向けて引き裂き開封線を手前側に引き裂いても、いずれの場合でも開封することが可能となり、開封の際のフィルムの向き(表または裏)を限定しない包装袋とすることができる。
請求項3に係る発明によれば、前記裏面引き裂き開封線が、前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記側部シール部の側端部に終点を有する第3切り目線からなり、前記表面引き裂き開封線が、前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第4切り目線と、前記他方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記一方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第5切り目線と、からなり、前記第4切り目線の開始点及び前記第5切り目線の開始点はそれぞれ、前記第3切り目線と同じ高さ位置に形成されていることにより、チャック部の上縁辺を引き裂き開封線として利用することができ、第4切り目線の終点と第5切り目線の終点との間は引き裂き開封線をレーザ加工等により形成する必要が無い。よって、引き裂き開封線の形成箇所をより減らすことができるので、加工容易性をより向上させることができる。
本発明の第1実施形態の包装袋の正面図である。 本発明の第1実施形態の包装袋の裏面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態の包装袋の正面図である。 本発明の第2実施形態の包装袋の裏面図である。 本発明の第1実施形態の包装袋を引き裂き開封した状態を示す図である。 本発明の第2実施形態の包装袋を引き裂き開封した状態を示す図である。 包装袋の開封方向を説明するための図であり、(a)手前側に開封している状態、(b)奥側に開封している状態を示す図である。
以下、本発明に係る包装袋の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態の包装袋について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の包装袋の正面図であり、図2は、本発明の第1実施形態の包装袋の裏面図である。図3は図1のA−A断面図である。
本発明の包装袋(100)は、表面フィルム(1a)と、裏面フィルム(1b)と、表面フィルム(1a)と裏面フィルム(1b)との両側の端縁部をヒートシールした側部シール部とを有している。側部シール部は、図1において左端に形成された第1側部シール部(2a)と右端に形成された第2側部シール部(2b)とからなる。
下部には、底面フィルムを折り返して挿入し、周縁部(7)をヒートシールにより封止することによりガセット部が形成されている。
表面フィルム(1a)と裏面フィルム(1b)の対向面にはそれぞれ、第1側部シール部(2a)から第2側部シール部(2b)に亘って図1における横方向に延びるチャック部(3)が備えられている。チャック部(3)は、相互に咬合する咬合具からなる。咬合具は、雄型咬合具(3a)と雌型咬合具(3b)とからなり、両者が相互に咬合するように構成されている。これにより、包装袋(100)の開閉を行うことができ、一旦開口しても再び内容物を密閉することができる。
包装袋(100)は、好適には、袋の外面側が基材層、袋の内面側がシーラント層であるものが用いられる。
基材層としては、たとえば、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、二軸延伸ナイロンフィルム(ONY)、二軸延伸ポリエステルフィルム(PET)、無延伸ポリプロピレンフィルム、無延伸ナイロンフィルム、セルロース系フィルム、合成紙、金属箔(アルミニウム箔等)などがあげられる。基材層は、2層以上で構成していてもよい。また、基材層は、ガスバリア性樹脂層、接着性樹脂層、アンカーコーティング層、蒸着層(金属蒸着層やセラミックス蒸着層)、印刷層、トップコート層などを有していてもよい。基材層の厚みは、所定の強度を有する限りにおいて任意であるが、たとえば12〜120μm程度とすることが多い。
シーラント層としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、リニア低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−不飽和カルボン酸共重合体等のポリエチレン系樹脂;CPPと称されるポリプロピレン系樹脂;をはじめ、ヒートシール性を有する種々の樹脂の層があげられる。シーラント層も、2層以上構成してもよい。シーラント層の厚みにも特に限定はないが、たとえば、10〜250μm程度、殊に20〜200μm程度とすることが多い。
各層間の積層は、蒸着層の形成の場合を除き、ドライラミネート法、ウエットラミネート法、流延法、サンドラミネート法、共押出法、エクストルージョンコーテイング法、印刷法などの方法によりなされる。
包装袋(100)は、チャック部(3)の上縁辺(31)よりも上方に、一方の側部シール部(第1側部シール部)(2a)から他方の側部シール部(第2側部シール部)(2b)に亘って延びる引き裂き開封線が設けられている。引き裂き開封線は、表面フィルム(1a)と裏面フィルム(1b)の両方に形成されており、表面フィルム(1a)に形成された表面引き裂き開封線(5)と、裏面フィルム(1b)に形成された裏面引き裂き開封線(6)とからなる。
引き裂き開封線は、レーザ光により加工することができる。場合によっては機械的切削加工やミシン目などにより設けることも可能ではあるが、レーザ光により設けることが特に望ましい。レーザ光としては、炭酸ガスレーザー、YAGレーザ、半導体レーザ、アルゴンイオンレーザーなどが例示できる。
表面引き裂き開封線(5)と裏面引き裂き開封線(6)の少なくとも1つは、該開封線が延びる方向に間隔を置いて非連続的に形成された複数の切り目線からなり、該複数の切り目線の中心側終端の少なくとも1つがチャック部(3)の上縁辺(31)に至るように延設されている。
本実施形態においては、表面引き裂き開封線(5)は、第1切り目線(51)と第2切り目線(52)とからなる。
第1切り目線(51)は、第2側部シール部(2b)側端部に開始点(51A)を有し第1側部シール部(2a)側(図1における左方向)に延びるとともに第1側部シール部(2a)手前に終点(51B)を有している。
第2切り目線(52)は、第1側部シール部(2a)側端部に開始点(52A)を有し第2側部シール部(2b)側(図1における右方向)に延びるとともにチャック部(3)の上縁辺(31)に至るように延設されており、チャック部(3)の上縁辺(31)と同一線上あるいはその下方に終点(52B)を有している。開始点(52A)は、第1切り目線(51)と同一線上に形成されている。
開始点(51A、52A)にはそれぞれ、開封を容易にするための切欠き(8a、8b)が設けられていることが好ましい。
図2に示す如く、裏面引き裂き開封線(6)は、第1切り目線(61)と第2切り目線(62)とからなる。
第1切り目線(61)は、第1側部シール部(2a)側端部に開始点(61A)を有し第2側部シール部(2b)側(図2における左方向)に延びるとともに第2側部シール部(2b)手前に終点(61B)を有している。
第2切り目線(62)は、第2側部シール部(2b)側端部に開始点(62A)を有し第1側部シール部(2a)側(図2における右方向)に延びるとともにチャック部(3)の上縁辺(31)に至るように延設されており、チャック部(3)の上縁辺(31)と同一線上あるいはその下方に終点(62B)を有している。開始点(62A)は、第1切り目線(61)と同一線上に形成されている。
表面フィルム(1)側から視た時と裏面フィルム(2)側から視た時の引き裂き開封線の形状は同一であることが好ましい。
このとき、裏面引き裂き開封線(6)の開始点(62A)は、表面引き裂き開封線(5)の開始点(51A)と同じ高さ位置(図1及び2における上下方向の位置)に形成されている。同様に、裏面引き裂き開封線(6)の開始点(61A)は、表面引き裂き開封線(5)の開始点(52A)と同じ高さ位置に形成されている。
これにより、表面フィルム(1)を開封者側に向けて、開始点(52A)から引き裂き開封線(5)が延びる方向に沿って手前側に引き裂き動作(開封)を行うと(図8(a)参照)、表面フィルム(1)は、第2切り目線(52)とチャック部(3)の上縁辺(31)に沿って引き裂かれ、一方、裏面フィルム(2)は、第1切り目線(61)と第2切り目線(62)に沿って引き裂かれることとなる。つまり、表面フィルム(1)においては、チャック部(3)の上縁辺(31)が引き裂き開封線の役割を果たすこととなる。
その結果、図6に示す如く、表面フィルム(1)の開口部上辺(11)と裏面フィルム(2)の開口部上辺(12)との間で段差が生じることとなり、この段差により、表面フィルム(1)と裏面フィルム(2)を摘み易くなるので、開口が容易となる。
また、引き裂き開封後に再び開口する際には、チャック部(3)を摘んで開口動作を行うこととなるので、薄いフィルム部分を摘むよりもグリップ性が良好であり、これにより開口をより容易とすることができる。
裏面フィルム(2)を開封者側に向けて、開始点(62A)から引き裂き開封線(6)が延びる方向に沿って手前側に引き裂き動作(開封)を行った場合は、裏面フィルム(2)は、第2切り目線(62)とチャック部(3)の上縁辺(31)に沿って引き裂かれ、一方、表面フィルム(1)は、第1切り目線(51)と第2切り目線(52)に沿って引き裂かれることとなる。このときも、表面フィルム(1)を開封者側に向けて開封を行ったときと同様に、表面フィルム(1)の開口部上辺(11)と裏面フィルム(2)の開口部上辺(12)との間で段差が生じることとなり、この段差により、表面フィルム(1)と裏面フィルム(2)を摘み易くなるので、開口が容易となる。
つまり、本実施形態の包装袋(100)は、引き裂き開封の際に表面フィルム(1)を開封者側に向けて手前側に開封しても、あるいは裏面フィルム(2)を開封者側に向けて手前側に開封しても、いずれの場合でも開封することが可能となり、開封の際のフィルムの向き(表または裏)を限定しない包装袋とすることができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の包装袋について、第1実施形態と異なる部分について主に説明する。図4は、本発明の第2実施形態の包装袋の正面図であり、図5は、本発明の第2実施形態の包装袋の裏面図である。
本発明の包装袋(200)は、第1実施形態と同様に、表面引き裂き開封線(5)と裏面引き裂き開封線(6)を有している。
図5に示す如く、裏面引き裂き開封線(6)は、第1側部シール部(2a)側端部に開始点(63A)を有し第2側部シール部(2b)側(図5において左方向)に延びるとともに第2側部シール部(2b)側端部に終点(63B)を有する第3切り目線(63)からなる。
図4に示す如く、表面引き裂き開封線(5)は、第4切り目線(54)と第5切り目線(55)とからなる。
第4切り目線(54)は、第1側部シール部(2a)側端部に開始点(54A)を有し第2側部シール部(2b)側(図4において右方向)に延びるとともにチャック部(3)の上縁辺(31)に至るように延設されており、チャック部(3)の上縁辺(31)と同一線上あるいはその下方に終点(54B)を有している。
第5切り目線(55)は、第2側部シール部(2b)側端部に開始点(55A)を有し第1側部シール部(2a)側(図4において左方向)に延びるとともにチャック部(3)の上縁辺(31)に至るように延設されており、チャック部(3)の上縁辺(31)と同一線上あるいはその下方に終点(55B)を有している。
このとき、表面引き裂き開封線(5)の開始点(54A、55A)はそれぞれ、裏面引き裂き開封線(6)の開始点(63A)及び終点(63B)と同じ高さ位置に形成されている。
これにより、表面フィルム(1)を開封者側に向けて、開始点(54A)から引き裂き開封線(5)が延びる方向に沿って手前側に引き裂き動作(開封)を行うと(図8(a)参照)、表面フィルム(1)は、第4切り目線(54)とチャック部(3)の上縁辺(31)と第5切り目線(55)に沿って引き裂かれ、一方、裏面フィルム(2)は、第3切り目線(63)に沿って引き裂かれることとなる。
裏面フィルム(2)を開封者側に向けて開封する場合は、開始点(63A)から引き裂き開封線(6)が延びる方向に沿って奥側に引き裂き動作(開封)を行うと(図8(b)参照)、裏面フィルム(2)は、第3切り目線(63)に沿って引き裂かれ、一方、表面フィルム(1)は、第5切り目線(55)とチャック部(3)の上縁辺(31)と第4切り目線(54)に沿って引き裂かれることとなる。
その結果、図7に示す如く、表面フィルム(1)の開口部上辺(11)と裏面フィルム(2)の開口部上辺(12)との間で段差が生じることとなり、この段差により、表面フィルム(1)と裏面フィルム(2)を摘み易くなるので、開口が容易となる。
また、引き裂き開封後に再び開口する際には、チャック部(3)を摘んで開口動作を行うこととなるので、薄いフィルム部分を摘むよりもグリップ性が良好であり、これにより開口をより容易とすることができる。
本実施形態の包装袋(200)は、チャック部(3)の上縁辺(31)を引き裂き開封線として利用するものであり、終点(54B)と終点(55B)との間は引き裂き開封線をレーザ加工等により形成する必要が無い。よって、引き裂き開封線の形成箇所をより減らすことができる。これにより加工容易性をより向上させることができる。
本発明に係る包装袋は、例えばサプリメントや薬等の複数回に分けて使用する内容物を収容する包装袋に好適に使用される。
1a 表面フィルム
1b 裏面フィルム
2a 第1側部シール部
2b 第2側部シール部
3 チャック部
31 上縁辺
5 表面引き裂き開封線
51 第1切り目線
51A 開始点
51B 終点
52 第2切り目線
52A 開始点
54 第4切り目線
54A 開始点
55 第5切り目線
55A 開始点
6 裏面引き裂き開封線
61 第1切り目線
61A 開始点
62 第2切り目線
62A 開始点
63 第3切り目線
63A 開始点
63B 終点
100、200 包装袋

Claims (3)

  1. 表面フィルムと、裏面フィルムと、該表面フィルムと該裏面フィルムとの両側の端縁部をヒートシールした側部シール部とを有する包装袋であって、
    前記表面フィルムと前記裏面フィルムの対向面にはそれぞれ、一方の側部シール部から他方の側部シール部に亘って延びるとともに相互に咬合する咬合具からなるチャック部が備えられており、
    前記チャック部の上縁辺よりも上方に、一方の側部シール部から他方の側部シール部に亘って延びる引き裂き開封線が設けられており、
    前記引き裂き開封線は、前記表面フィルムに形成された表面引き裂き開封線と、前記裏面フィルムに形成された裏面引き裂き開封線とからなり、
    前記表面引き裂き開封線と前記裏面引き裂き開封線の少なくとも1つが、該開封線が延びる方向に間隔を置いて非連続的に形成された複数の切り目線からなり、該複数の切り目線の中心側終端の少なくとも1つが前記チャック部の上縁辺に至るように延設されていることを特徴とする包装袋。
  2. 前記表面引き裂き開封線が、
    前記他方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記一方の側部シール部側に延びるとともに前記一方の側部シール部の手前に終点を有する第1切り目線と、
    前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第2切り目線と、からなり、
    前記第2切り目線の開始点は前記第1切り目線と同一線上に形成されており、
    前記裏面引き裂き開封線が、
    前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記他方の側部シール部の手前に終点を有する第1切り目線と、
    前記他方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記一方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第2切り目線と、からなり、
    前記第2切り目線の開始点は前記第1切り目線と同一線上に形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の包装袋。
  3. 前記裏面引き裂き開封線が、
    前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記側部シール部の側端部に終点を有する第3切り目線からなり、
    前記表面引き裂き開封線が、
    前記一方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記他方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第4切り目線と、
    前記他方の側部シール部の側端部に開始点を有し前記一方の側部シール部側に延びるとともに前記チャック部の上縁辺に至るように延設されている第5切り目線と、からなり、
    前記第4切り目線の開始点及び前記第5切り目線の開始点はそれぞれ、前記第3切り目線と同じ高さ位置に形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装袋。
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