JPH1120050A - 紙製容器の開封構造及びその製造方法 - Google Patents

紙製容器の開封構造及びその製造方法

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JPH1120050A
JPH1120050A JP9194926A JP19492697A JPH1120050A JP H1120050 A JPH1120050 A JP H1120050A JP 9194926 A JP9194926 A JP 9194926A JP 19492697 A JP19492697 A JP 19492697A JP H1120050 A JPH1120050 A JP H1120050A
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JP
Japan
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sheet
back side
cut groove
groove
paper
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JP9194926A
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Kiyoshi Fujii
清 藤井
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FUJI HOSO SHIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な開封と、強度の向上との2つの要求
を、共に満足させることができると共に、設計並びに製
造に関しても、困難な設計業務と熟練を必要としない紙
製容器の開封構造の提供を図る。 【解決手段】 シート1の表面側から裏面側に向けて、
裏面に貫通しないように、表面側の切り溝5が形成さ
れ、また、この表面側の切り溝5と略平行に伸びる裏面
側の切り溝6が、上記シート1の裏面側から表面側に向
けて、表面に貫通しないように形成されることにより、
開封部分が形成される。この開封部分は、表面側の切り
溝5の先端51と裏面側の切り溝6の先端61との間の
シート1構成材が、破れることによって開封されるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、紙製容器の開封構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、紙製容器の開封に関しては、ジッ
パーと呼ばれる帯状の開封部分を、切り溝によって形成
したものが多用されている。その代表的な構造を図7に
示す。図7の開封構造は、紙製容器を構成するシートa
に、2本の切り溝b,bを形成したものである。各切り
溝b,bの断面構造を図7(B)に示すが、各切り溝
b,bは、シートaの表面側から裏面側に向けて形成さ
れたもので、裏面側には完全には貫通していないが、貫
通するかしないかの間際まで溝の先端(溝の底)c,c
が形成されている。尚、この図7(B)では、表面側を
右にして描いている。開封に際しては、溝の先端(溝の
底)c,cと裏面との間の裏面側紙材d,dが破れるこ
とによって、シートaが貫通して、開封されるものであ
る。また、この例では、全体的には、図7(A)に示す
ように、2本の切り溝b,bの夫々は、断続的に形成さ
れた破断線となっており、上記の紙材d,dが破れると
共に、破断線間の紙材e,eも破れることとなる。
【0003】ところが、この開封構造では、次の問題が
指摘されている。まず、シートaに形成する切り溝bの
深さの設定が困難であり、溝が浅すぎると、裏面側紙材
dが厚くなり、開封時に破れ難くなり、ジッパーが開き
にくくなると共に、切り口が見苦しくなる。他方、良好
な開封のためには、シートaに形成する切り溝bの先端
(溝の底)c,cと裏面との間の裏面側紙材d,dは、
極力薄くする必要があるが、その分、開封部分における
紙製容器の強度が弱くなる。また、裏面側紙材dが薄く
なりすぎ、時には、裏面側まで貫通してしまい、微粉状
の内容物等の場合には、その貫通部分から漏れ出るおそ
れがある。このように、良好な開封と、強度の向上と
は、相反する要求となってしまい、両要求を満足させる
ことができないと言う問題がある。設計者は、このよう
な2つの相反する要求の接点を見つけるために、設計上
の困難を強いられていると共に、作業者にあっては、切
り溝bの深さの管理に細心の注意が必要とされ、しか
も、紙材は湿度等によって大きく条件が変化するため、
高度の熟練を要することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、良好な開
封と、強度の向上との2つの要求を、共に満足させるこ
とができると共に、設計並びに製造に関しても、困難な
設計業務と熟練を必要としない紙製容器の開封構造を提
供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本願の第1の発明
は、紙を主材として形成されたシート1に切り溝が設け
られ、この切り溝を破ることによって、紙製容器を開封
するようにした紙製容器の開封構造において、次の手段
を施すことによって、上記の課題を解決するものであ
る。即ち、この本願の第1の発明においては、上記シー
ト1の表面側から裏面側に向けて、裏面に貫通しないよ
うに、表面側の切り溝5が形成され、また、この表面側
の切り溝5と略平行に伸びる裏面側の切り溝6が、上記
シート1の裏面側から表面側に向けて、表面に貫通しな
いように形成される。そして、表面側の切り溝5の先端
51と裏面側の切り溝6の先端61との間のシート1構
成材が、破れることによって開封されるものであること
を特徴とするものである。本願の第1の発明において
は、表面側と裏面側の両切り溝5,6との間におけるシ
ート1構成材の破れによって、開封がなされる。特に、
紙製シートにあっては、層間剥離によって、表面側と裏
面側の両切り溝5,6との間の破れが生ずるため、円滑
な破れが実現し得る。また、従来のように、切り溝の先
端(溝の底)を、裏面ぎりぎりの位置に設定する必要が
ないため、容器の強度の低下を防止することができ、し
かも、設計並びに生産上においても、高度の設計管理を
必要としない。
【0006】本願の第2の発明にあっては、表面側の切
り溝5が2本並べて形成され、表面側の切り溝5の間に
裏面側の切り溝6が2本並べて形成することによって、
第1の発明の効果を、ジッパー形式の開封構造に適応す
ることができた紙製容器の開封構造を提供し得たもので
ある。
【0007】本願の第3の発明にあっては、シート1の
表面側から裏面側に向けて、裏面に貫通しないように、
表面側の切り溝5が形成され、この表面側の切り溝5と
略平行に伸びる裏面側の切り溝6が、上記シート1の裏
面側から表面側に向けて、表面に貫通しないように形成
され、表面側の切り溝5の先端51と裏面側の切り溝6
の先端61とのシート1構成材が破れることによって開
封される紙製容器の開封構造を製造するに際して、基板
101上に裏面側の切り溝形成用の刃102を立設し、
表面側の切り溝形成用の刃105と、当たり106とを
設けた型104を基板101の上方に設け、基板101
と型104との間にシート1を配位し、型104をシー
ト1上に下ろすことによって、基板101と型104に
設けた表面側の切り溝形成用の刃105との間で、表面
側の切り溝5を形成すると共に、基板101に設けた裏
面側の切り溝形成用の刃102と型104に設けた当た
り106との間で、裏面側の切り溝6を形成するように
したことを特徴とする紙製容器の開封構造の製造方法を
提供するものである。本願の第3の発明にあっては、表
面側の切り溝5と裏面側の切り溝6とを同時に形成する
ことができるため、生産効率が向上するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の実
施の形態を説明する。図1(A)は、本願発明の実施の
形態に係る紙製容器の左後方から見た斜視図であり、
(B)は同右前方から見た斜視図である。図2は図1
(A)の要部拡大図であり、図3は開封状態を示す要部
拡大図である。図4(A)(B)(C)は各々、開封工
程を示す断面図であり、図5(A)(B)(C)(D)
は、各々、開封状態の模式図である。図6(A)は製造
時の前工程の説明図であり、(B)は製造時の後工程の
説明図である。
【0009】この実施の形態に係る紙製容器10は、直
方体をなす箱体で、その左側面11から正面12を経て
右側面13に至るまでの3面にジッパー4が設けられて
おり、このジッパー4を破ることによって、開封するも
のである。この紙製容器10を構成するシート1は、少
なくとも1層の紙によって構成すればよいが、この実施
の形態では、図4に示すように、表面シート1a、中間
シート1b、裏面シート1cの3枚のシート材を貼り合
わせた合紙によって構成されている。さらに詳しくは、
表面シート1aをコート紙、中間シート1bをポリエチ
レン樹脂シートやポリプロピレン樹脂シート等の合成樹
脂シート、裏面シート1cをクラトフ紙によって構成し
ているが、その構成は従来の紙製容器と同様、適宜変更
して実施し得る。尚、本願発明において、紙の用語は、
紙(パルプ)が50%を越えるものであればよく、合成
樹脂シートや金属箔等の他の素材との複合材をも含むも
のである。
【0010】ジッパー4は、シート1に形成された、2
本の表面側切り溝5,5と、2本の裏面側切り溝6,6
とによって構成されている。表面側切り溝5は、断続的
に形成された破断線によって構成され、裏面側切り溝6
は連続線によって構成されている。2本の表面側切り溝
5,5は互いに略平行に配列されている。その表面形状
は、従来のジッパーに採用されるものと同種の形状を採
用でき、図示したもの以外に、種々変更して実施し得
る。2本の裏面側切り溝6,6は、上記の2本の表面側
切り溝5,5の間に、互いに平行に配列されている。表
面側切り溝5は、断続的に形成されており、切り溝5と
切り溝5との間には、断続的に、切り溝非形成部分52
が設けられている。他方、裏面側切り溝6は、裏面側に
のみ形成されているため、図2では、点線で描かれてい
るが、実際には連続した直線で形成されている。
【0011】表面側切り溝5の断面構造について、図
3、図4を中心に説明すると、この表面側切り溝5は、
シート1の表面側から裏面側に向けて、裏面に貫通しな
いように形成されたものである(図4は上側を表面側と
して描かれている)。その深さ(シート1の表面から表
面側切り溝5の先端51までの長さ)は、裏面に貫通し
ない範囲で適宜の深さとすることができるが、この実施
の形態では、表面シート1aと中間シート1bの境にま
で達している。
【0012】他方、裏面側切り溝6の断面構造は、シー
ト1の裏面側から表面側に向けて、表面に貫通しないよ
うに形成されたものである。その深さ(シート1の裏面
から裏面側切り溝6の先端61までの長さ)は、表面に
貫通しない範囲で適宜の深さとすることができるが、こ
の実施の形態では、表面シート1aにまで達している。
【0013】開封に際しては、従来のジッパーと同様、
ジッパー4の開封端41を引っ張って、左側面11から
正面12を経て右側面13に至る3面を開封する。この
開封動作によって、表面側切り溝5の先端51と裏面側
切り溝6の先端61との間の紙材(この例では、表面シ
ート1a)が、層間剥離によって、破れる。この層間剥
離は、パルプ材の積層体である紙材が、層と層との間で
剥離するものであり(図4(B)参照)、厚み方向に破
れる場合に比して、小さな力で綺麗に破れるという特色
がある。このように層間剥離によって、表面側切り溝5
の先端51と裏面側切り溝6の先端61との間の円滑に
紙材が破れ、ジッパー4は、円滑に連続して破れていく
ものである(図4(C)参照)。
【0014】この例から明らかなように、表面側切り溝
5の深さと裏面側切り溝6の深さとの和が、シート1の
厚みと等しいか、それより大きく設定することが望まし
い。言い換えれば、表面側切り溝5と裏面側切り溝6と
が、厚み方向において、オーバーラップするものとして
おくことが望ましい。但し、表面側切り溝5の深さと裏
面側切り溝6の深さとの和が、シート1の厚みより小さ
い場合(表面側切り溝5と裏面側切り溝6とが、厚み方
向において、オーバーラップしない場合)でも、その差
が僅かであれば、ジッパー4の引っ張りの力で、両切り
溝5,6の先端がつながって破れていくものである。
【0015】尚、前述のように、破断線で形成された各
表面側切り溝5…間の断続的な切り溝非形成部分52に
おいては、紙材がジッパー4の引っ張りの力で、千切れ
ていくものである。即ち、ジッパー4の引っ張りの力に
よって、図5(A)に示すように、裏面側切り溝6の先
端61から、表面側切り溝5の先端51に向けて、層間
剥離によって、剥離する。図5(A)のs1は、この層
間剥離部分を示す。このとき、裏面側切り溝6は、連続
線で形成されているため、表面側切り溝5…間の切り溝
非形成部分52に向けても、層間剥離は拡がっていく。
そして、表面側切り溝5の存在する部分では、層間剥離
によって、裏面側切り溝6の先端61と表面側切り溝5
の先端51とがつながることによって、切断は完了する
が、切り溝非形成部分52においては、さらに、上方に
向けて、紙材が千切れることによって、切断が完了する
ものである。図5(A)のs2は、この紙材が千切れた
部分を示す。
【0016】この千切れによる破れと、層間剥離による
破れとを、どのように組み合わせるかは、求められるジ
ッパー4の切断の強度や箱体の強度によって適宜変更し
得る。例えば、図5(B)(C)においては、表面側切
り溝5と裏面側切り溝6との双方を、破断線とした例で
あり、裏面側切り溝6…間の切り溝非形成部分62に
も、紙材が千切れ部分s3が形成されるものである。図
5(D)においては、表面側切り溝5を連続線として、
裏面側切り溝6を破断線とした例である。
【0017】裏面側切り溝6は、必要に応じて形成すれ
ばよく、この実施の形態では、ジッパー4の開封端41
寄りの部分では、裏面側切り溝6が形成されていない。
さらに、この実施の形態では、表面側の切り溝5,5が
2本並べて形成され、表面側の切り溝5,5の間に裏面
側の切り溝6,6が2本並べて形成されているが、2本
の表面側の切り溝5,5間に、1本の裏面側の切り溝
6,6を形成するだけでも、同様の作用を果たし得る。
また、ジッパーによる開封の形式を取らずに、箱体を押
し破っていく場合では、表面側の切り溝5を1本に対し
て、1本又は2本の裏面側の切り溝6を形成するように
してもよい。このように、本願発明の開封構造は、ジッ
パー形式のものを始め、種々の形式のものに適用でき、
その開封部分の形状については、箱のデザイン等に応じ
て適宜変更して実施することができるものである。
【0018】上記のような開封構造は、表面側の切り溝
5と裏面側の切り溝6とを、別々の工程で形成すること
によって製造することもできるが、両溝5,6を、一度
の工程で形成することが生産工程の能率化の点で有利で
あり、さらに、両溝5,6を、紙材の打ち抜きの工程と
同じ工程で行うことが最も有利である。その具体的方法
を、図6に示す。
【0019】この図6の例は、紙材の打ち抜き用の鉄等
の硬質材製の基板101上に、裏面側の切り溝形成用の
刃102を立設したものである。この刃102は、直
接、基板101上に設けてもよいが、この例では、木枠
103に刃102を支持させている。他方、型104の
下面には、表面側の切り溝形成用の刃105と、当たり
106とを設けたものである。さらに、この例では、シ
ート1の打ち抜きの工程も同時に行うため、切断用刃1
07も、同じ型104の下面に設けている。尚、図示は
省略するが、これらの刃105,107も、裏面側の切
り溝形成用の刃102と同様、木枠に支持させるように
してもよい。当たり106は、裏面側の切り溝形成用の
刃102の上方に位置しており、図6(B)に示すよう
に、型104が打ち下ろされた時に、シート1の表面
(図では上面)に当接して、裏面側の切り溝形成用の刃
102との間で、シート1に良好に溝を形成するように
したものであり、この溝形成ができる程度の硬さのある
金属や合成樹脂や木材等によって構成することができ
る。
【0020】生産に際しては、基板101と型104と
の間にシート1を配位し、型104を下方に下ろす。こ
れによって、基板101と型104に設けた表面側の切
り溝形成用の刃105との間で、表面側の切り溝5を形
成すると共に、基板101に設けた裏面側の切り溝形成
用の刃102と型104に設けた当たり106との間
で、裏面側の切り溝6を形成する。同時に、この例で
は、切断用刃107も型104に設けているため、シー
ト1の打ち抜きも同時に行われ得る。尚、図示は省略す
るが、シート1に折り目を形成するための押し型も、型
104に設けておけば、同時に折り目も形成され得る。
【0021】
【発明の効果】以上本願の第1の発明は、良好な開封
と、強度の向上との2つの要求を、共に満足させること
ができると共に、設計並びに製造に関しても、困難な設
計業務と熟練を必要としない紙製容器の開封構造を提供
することができたものである。
【0022】本願の第2の発明は、ジッパー形式の開封
構造において、上記の第1の発明の効果を発揮すること
ができる紙製容器の開封構造を提供することができたも
のである。
【0023】本願の第3の発明は、良好な開封と、強度
の向上との2つの要求を、共に満足させることができる
と共に、設計並びに製造に関しても、困難な設計業務と
熟練を必要とせず、しかも、生産効率の向上を可能とし
た紙製容器の開封構造の製造方法を提供することができ
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本願発明の実施の形態に係る紙製容
器の左後方から見た斜視図であり、(B)は同右前方か
ら見た斜視図である。
【図2】図1(A)の要部拡大図である。
【図3】開封状態を示す要部拡大図である。
【図4】(A)(B)(C)は、夫々開封工程を示す断
面図である。
【図5】(A)(B)(C)(D)は、各々、開封状態
の模式図である。
【図6】(A)は製造時の前工程の説明図であり、
(B)は製造時の後工程の説明図である。
【図7】(A)は従来の紙製容器の斜視図であり、
(B)は同要部断面図である。
【符号の説明】
1 シート 5 表面側の切り溝 6 裏面側の切り溝 51 表面側の切り溝の先端 61 裏面側の切り溝の先端 101 基板 102 裏面側の切り溝形成用の刃 104 型 105 表面側の切り溝形成用の刃 106 当たり

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙を主材として形成されたシート(1) に
    切り溝が設けられ、この切り溝を破ることによって、紙
    製容器を開封するようにした紙製容器の開封構造におい
    て、 上記シート(1) の表面側から裏面側に向けて、裏面に貫
    通しないように、表面側の切り溝(5) が形成され、 この表面側の切り溝(5) と略平行に伸びる裏面側の切り
    溝(6) が、上記シート(1) の裏面側から表面側に向け
    て、表面に貫通しないように形成され、 表面側の切り溝(5) の先端(51)と裏面側の切り溝(6) の
    先端(61)との間のシート(1) 構成材が、破れることによ
    って開封されるものであることを特徴とする紙製容器の
    開封構造。
  2. 【請求項2】 表面側の切り溝(5) が2本並べて形成さ
    れ、表面側の切り溝(5) の間に裏面側の切り溝(6) が2
    本並べて形成されたものであることを特徴とする請求項
    (1) 記載の紙製容器の開封構造。
  3. 【請求項3】 シート(1) の表面側から裏面側に向け
    て、裏面に貫通しないように、表面側の切り溝(5) が形
    成され、 この表面側の切り溝(5) と略平行に伸びる裏面側の切り
    溝(6) が、上記シート(1) の裏面側から表面側に向け
    て、表面に貫通しないように形成され、 表面側の切り溝(5) の先端(51)と裏面側の切り溝(6) の
    先端(61)とのシート(1) 構成材が破れることによって開
    封される紙製容器の開封構造を製造するに際して、 基板(101) 上に裏面側の切り溝形成用の刃(102) を立設
    し、 表面側の切り溝形成用の刃(105) と、当たり(106) とを
    設けた型(104) を基板(101) の上方に設け、 基板(101) と型(104) との間にシート(1) を配位し、 型(104) をシート(1) 上に下ろすことによって、基板(1
    01) と型(104) に設けた表面側の切り溝(5) 形成用の刃
    との間で、表面側の切り溝(5) を形成すると共に、基板
    (101) に設けた裏面側の切り溝形成用の刃(102) と型(1
    04) に設けた当たり(106) との間で、裏面側の切り溝
    (6) を形成するようにしたことを特徴とする紙製容器の
    開封構造の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260561A (ja) * 2007-04-13 2008-10-30 Dainippon Printing Co Ltd 紙容器
JP2015024832A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 凸版印刷株式会社 紙容器

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