JP2009132398A - 破断構造付きシート及びそれを用いた箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】形成工程が簡単である上に、切れ跡がきれいであり、しかも安全性にも優れた破断構造を有するシートを提供する。
【解決手段】本発明の破断構造付シートSは、全切れ部分1と半切れ部分2が、同一ライン上に交互に連続して形成された破断構造を有する。全切れ部分1と半切れ部分2が交互に形成されたラインを境としてその両側に反対向きの力を加えると、半切れ部分2が次々と破断されてラインのところで分断されるので、切れ跡にギザギザが生じるようなことがなく、ラインに沿ってきれいに破断される。
【選択図】図3

Description

本発明は、破断構造を有するシートに係り、詳しくは、分断手段に用いられる破断構造が設けられたシートに関するものである。
従来、菓子類、医薬品、各種雑貨等を販売するに際しては、これらを板紙製の箱や樹脂製の袋に入れて販売形態とすることが一般的である。このうち箱に入れた形態では、内容物を取り出すときの開封手段として、所定の箇所に設けた破断線の部分を破断するか帯状に除去するようにしたものが多く利用されている。
このような開封手段を構成する破断構造としては、Y字状の切込みやが連続形成されたものや、先がくの字状に曲がった切込みが連続したものが用いられており、さらには、くの字状切込みを二列に並べた帯状のジッパーからなるものも広く利用されている。また、板紙の表裏から平行なハーフカット線を設けておき、その間を帯状に層間剥離させて開封するようにしたものも知られている。
登録実用新案第3037244号公報 特開2007−253984号公報 特開平11−171173号公報 特開2006−89070号公報
上記したY字状やくの字状の切込みが連続した破断構造を用いた場合、切れ跡にギザギザかできるので見栄えが悪く、内容物の取出し時に楔形の部分に手が当たってチクチクするという問題がある。また、表裏から平行なハーフカット線を設け、その間を帯状に層間剥離させて開封する破断構造を用いたものでは、抜き型で裏側からハーフカットを入れる工程が難しく、場合によっては表裏2度抜きを行う必要があり、開封時における力の入れ具合によってはハーフカット線からずれを起こして帯状に開封できないことが起きてしまう。また、層間剥離による開封後に端面が薄くなるので、手を切る可能性が高くなるという問題もある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、形成工程が簡単である上に、切れ跡がきれいであり、しかも安全性にも優れた破断構造を有するシートを提供し、併せてそれにより製造した紙箱を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明に係る破断構造付きシートは、全切れ部分と半切れ部分が、同一ライン上に交互に連続して形成された破断構造を有することを特徴としている。
また、本発明の箱は、上記の破断構造付きシートにより製造した箱であって、破断構造を開封手段に用いたことを特徴とする。
本発明の破断構造付きシートは、全切れ部分と半切れ部分が交互に形成されたラインを境としてその両側に反対向きの力を加えると、半切れ部分が次々と破断されてラインのところで分断されるので、切れ跡にギザギザが生じるようなことがなく、ラインに沿ってきれいに破断されることから、破断された端面で手を切ることが低減される。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る破断構造付きシートの一例を示す主要部分の平面図、図2は同じくその背面図、図3は図1のA−A或いは図2のB−Bを通る断面図である。
図1〜3に示すシートSは、紙器用板紙であり、一方の面には図1のように連続的なハーフカット線aが形成され、他方の面には図2のようにその連続的なハーフカット線aと重なるようにして断続的なハーフカット線bが形成されており、一方の面からは通常の全切れのストレートカットが見え、他方の面からはミシン刃のような不連続なカットが見える状態になっている。したがって、この板紙は、表裏から重なるように設けられたこれらの連続的なハーフカット線aと断続的なハーフカット線bとにより、図3に示すように、全切れ部分1とつなぎcを残した半切れ部分2が同一ライン上に交互に連続して形成された破断構造を有している。
この破断構造を設けたシートSは、全切れ部分1と半切れ部分2が交互に形成されたラインを境としてその両側に反対向きの力を加えると、半切れ部分2が次々と破断されてラインのところで分断される。すなわち、半切れ部分2のつなぎcのところがせん断力により破断されるので、切れ跡にギザギザが生じるようなことがなく、ラインに沿ってきれいに破断される。その際の破断強度は、半切れ部分2のつなぎcの寸法、ピッチ等で管理することができる。
破断構造を形成する連続的なハーフカット線aと断続的なハーフカット線bは、全切れ部分1と半切れ部分2が同一ライン上に位置するように形成するが、ここでいう同一ライン上とは、紙面に対して直角な面上に正確に位置することはもちろん、多少のずれがある場合も含むものである。また、全切れ部分1と半切れ部分2は長さが違っていても交互にあればよく、途中につなぎ(全切れでも半切れでもない全残り部分)が少しあっても構わない。
次に、このような破断構造付きシートを使用した紙箱であって、シートの破断構造を開封手段に用いた紙箱の応用例を挙げる。
図4(a)に示す紙箱10は、チョコレート等の菓子類を入れて販売する横置き式の紙箱であり、前面パネル11から天面パネル12にかけて2本の破断線αを設け、前面パネル11の摘み部分11aを引っ張り上げて天面パネル12を大きく開封するタイプである。この紙箱10は、上記した破断構造付きシートSにより製造されており、箱を組み立てるブランクは、2本の破断線αをそれぞれ、全切れ部分とつなぎを残した半切れ部分が同一ライン上で交互に連続する破断構造となるように設計してある。
このように紙箱10は破断構造を開封手段に用いているので、図4(b)に示すように、摘み部分11aを引っ張り上げて天面パネル12に開口を形成して開封すると、開口部分にギザギザを生じることなく開けることができ、見栄えが良くなるとともに開口の縁で手を切ることが低減される。
図5(a)に示す紙箱20は、スナック菓子等の菓子類を入れて販売する縦型の紙箱であり、前面パネル21の上部に設けた横向きのジッパー21aを取り去り、天面パネル22とその周囲に繋がる前面パネル21、各側面パネル23及び背面パネル24により構成される箱状部分を蓋として後方に回動させて開封するタイプである。この紙箱20は、上記した破断構造付きシートSにより製造されており、箱を組み立てるブランクは、ジッパー21aを区画する2本の破断線αをそれぞれ、全切れ部分とつなぎを残した半切れ部分とが交互に連続する破断構造となるように設計してある。
このように紙箱20は破断構造を開封手段に用いているので、図5(b)に示すように、ジッパー21aの端部を摘んで前面パネル21の左右方向に引っ張ることで除去し、上部の箱状部分を後側に倒して開封すると、ジッパー21aを除去した端縁にギザギザを生じることなく開けることができ、開封部端縁の見栄えが良くなるとともに開封部の縁で手を切ることが低減される。
図6(a)に示す紙箱30は、スナック菓子等の菓子類を入れて販売する縦型の紙箱であり、前面パネル31、各側面パネル32及び背面パネル33の上部を周回するジッパー34を取り去り、天面パネル35とその周囲に繋がる前面パネル31、各側面パネル32及び背面パネル33により構成される箱状部分を除去して開封するタイプである。この紙箱30は、上記した破断構造付きシートSにより製造されており、箱を組み立てるブランクは、ジッパー34を区画する2本の破断線αをそれぞれ、全切れ部分とつなぎを残した半切れ部分とが交互に連続する破断構造となるように設計してある。
このように紙箱30は破断構造を開封手段に用いているので、図6(b)に示すように、ジッパー34の端部を摘んで胴部を周回するように引っ張ることで除去し、上部の箱状部分を取り外して開封すると、ジッパー34を除去した端縁にギザギザを生じることなく開けることができ、開封部端縁の見栄えが良くなるとともに開封部の縁で手を切ることが低減される。
図7に示す紙箱40は、各種医療品やドリンク剤などを箱詰めして供給する直方体形状の紙箱であり、前面パネル41、各側面パネル42及び背面パネル43を周回するジッパー44を取り去り、天面パネル45とその周囲に繋がる前面パネル41、各側面パネル42及び背面パネル43により構成される箱状部分を除去して開封するタイプである。この紙箱40は、上記した破断構造付きシートSにより製造されており、箱を組み立てるブランクは、ジッパー44を区画する2本の破断線αをそれぞれ、全切れ部分とつなぎを残した半切れ部分とが交互に連続する破断構造となるように設計してある。また、図示の紙箱40では、胴部の貼合せ部分においてジッパー44の端に互いに噛み合う形状の突出部分44a,44bを設けてあり、突出部分44a,44bのいずれかを摘むことによって左右どちら側からでも開封可能である。
このように紙箱40は破断構造を開封手段に用いているので、ジッパー44の端部にある突出部分44a,44bのいずれかを摘んでその係合を解き、そのまま胴部を周回するように引っ張ることで除去し、上半の箱状部分を取り外して開封すると、ジッパー44を除去した端縁にギザギザを生じることなく開けることができ、開封部端縁の見栄えが良くなるとともに開封部の縁で手を切ることが低減される。
以上、4つの紙箱を例に挙げて本発明による破断構造付きシートの応用例を説明したが、このような紙箱に限るものではなく、シートを破断する必要のある任意の部位に適用することができる。また、シートの素材は板紙に限るものではなく、プラスチック、紙とプラスチックの複合材料、段ボール等でも使用可能である。
本発明に係る破断構造付きシートの一例を示す主要部分の平面図である。 本発明に係る破断構造付きシートの一例を示す主要部分の背面図である。 図1のA−A或いは図2のB−Bを通る断面図である。 本発明の破断構造付きシートを用いた紙箱の一例を示す説明図である。 本発明の破断構造付きシートを用いた紙箱の一例を示す説明図である。 本発明の破断構造付きシートを用いた紙箱の一例を示す説明図である。 本発明の破断構造付きシートを用いた紙箱の一例を示す説明図である。
符号の説明
S 破断構造付きシート
a (連続的な)ハーフカット線
b (断続的な)ハーフカット線
c つなぎ
α 破断線
1 全切れ部分
2 半切れ部分
10 紙箱
11 前面パネル
11a 摘み部分
12 天面パネル
20 紙箱
21 前面パネル
21a ジッパー
22 天面パネル
23 側面パネル
24 背面パネル
30 紙箱
31 前面パネル
32 側面パネル
33 背面パネル
34 ジッパー
34 天面パネル
40 紙箱
41 前面パネル
42 側面パネル
43 背面パネル
44 ジッパー
44a,44b 突出部分
45 天面パネル

Claims (2)

  1. 全切れ部分と半切れ部分が、同一ライン上に交互に連続して形成された破断構造を有することを特徴とする破断構造付きシート。
  2. 請求項1に記載の破断構造付きシートを用いて製造した箱であって、破断構造を開封手段に用いたことを特徴とする箱。
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