JP3123702U - 紙容器の切取帯 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ボール紙等からなる紙容器の開封等の目的で切取帯の両方向から途切れることなく切り裂くことができる切れ目による切取帯を提供する。
【解決手段】 多数の切れ目が継続する二本の切目列1をお互いが逆向きで平行に並べるものであって、その切目列1の各引裂切目2は、基本切目部3の一端より内側に向けて傾斜する内向傾斜切目部4を連接し、その内向傾斜切目部4の先端には内向傾斜切目部4の先端が突き当たる切れ目で内向きを短くして外向きを長めとした突当り切目部5を連接し、突当り切目部5の外向きとなる先端6が基本切目部3の他端7の下となる内側に位置するものとして引裂切目2を配列したものである。他の引裂切目2としては、引裂切目2の基本切目部3の基端7より内側に向けた短い切れ目となる内向短筋15を連接することや内向傾斜切目部4を外向傾斜切目部18とすることも考えられる。
【選択図】 図1
【解決手段】 多数の切れ目が継続する二本の切目列1をお互いが逆向きで平行に並べるものであって、その切目列1の各引裂切目2は、基本切目部3の一端より内側に向けて傾斜する内向傾斜切目部4を連接し、その内向傾斜切目部4の先端には内向傾斜切目部4の先端が突き当たる切れ目で内向きを短くして外向きを長めとした突当り切目部5を連接し、突当り切目部5の外向きとなる先端6が基本切目部3の他端7の下となる内側に位置するものとして引裂切目2を配列したものである。他の引裂切目2としては、引裂切目2の基本切目部3の基端7より内側に向けた短い切れ目となる内向短筋15を連接することや内向傾斜切目部4を外向傾斜切目部18とすることも考えられる。
【選択図】 図1
Description
この考案は、ボール紙等からなる紙容器の開封等の目的で、切れ目の列を引裂く手段として使用される紙容器の切取帯に関するものである。
従来の薬箱や菓子箱等の紙箱などに切れ目を設けた開口部の開封手段としては、ジッパと呼ばれる切取帯が設けられていて、図4に示すように、二本の切れ目の列が平行に設けていて、各切れ目は切れ目の一端より内側に向けて傾斜した内向傾斜切目を連接した切れ目の列による切取帯を設けているものがあった。
また、図5に示すように、切れ目の列が二本平行に設けられた各切れ目は、その切れ目の一端より外側に向けた外向きの外向切目を連接し、その外向切目の基端からやや離して内向きの内向切目を設けたY字状とし、対向する切目列の切目を互いに反対方向に向けた特開2004−18083もあった。
特開2004−18083公報
従来の切れ目の一端より内側に傾斜して向けた内向傾斜切目を連接したものは、、逆方向から引き裂こうとすると切れ目と切れ目との間で切断が起きて連続した切取帯による開封が出来難くなり、両方向から引き裂くことが出来ないものでもあった。
また、特許文献1の切れ目の一端より外側に向けた外向きの外向切目とその外向切目の基端からやや離して内向きの内向切目を設けたY字状としたことによって切取帯を形成したものは、外向切目が切取帯より外側の切残りの部分に向けて突出しているため、次ぎに繋がる切れ目の個所への繋がりが外側に流れることから紙剥けや切残りの部分が大きくなって切り口が汚くなるものであった。
本考案に係わる紙容器の開封等の目的による切れ目は、多数の切れ目が継続する二本の切目列1を平行に並べるものであって、その切目列1の各引裂切目2は、基本切目部3の一端より内側に向けて傾斜する内向傾斜切目部4を連接し、その内向傾斜切目部4の先端には内向傾斜切目部4の先端が突き当たる切れ目で内向きを短くして外向きを長めとした突当り切目部5を連接し、突当り切目部5の外向きとなる先端6が基本切目部3の他端7の下となる内側に位置するものとして引裂切目2を配列したものである。
そして、その平行状態で上下に対向させた二つの引裂切目2による切目列1をお互いが逆方向に向けた状態にして設け、その二つの引裂切目1の切目列1に挟まる部分を切取帯8とするものである。
また、引裂切目2を基本切目部3の基端7より二本の切目列1の内側に向けた短い切れ目となる内向短筋15を連接した短筋付き引裂切目16として引裂切目2を配列することも考えられる。
更に、引裂切目2を基本切目部3の一端より二本の切目列1の内側に向けて傾斜する内向傾斜切目部4を、容器側に残る切残り部17となる外側に向けて上下が反対となる状態として設けた外向傾斜切目部18として引裂切目2を配列することも考えられる。
このようにすると、切取帯8の両端部分9,10から引っ張るときの対向する各切目列1において、端に設けた切込み11からの裂け目が基本切目部2から突当り切目部5へ、又は突当り切目部5から基本切目部3へと繋がることは、その間隔が狭く外側に向けて裂ける力が内側に多く伝わり、切取帯8の内側において裂け目が繋がることになるので紙剥けがなくて切残り部分12が小さく、手前の切れ目から次ぎの切れ目へ裂け目が繋がり易くなって途切れることなく切り口を綺麗にして切取帯8を取り外すことが出来るものである。
本考案に係わる紙容器の切取帯8を使用するときには、その切取帯8の両端部分9,10から引っ張って切り裂くことが出来、引っ張る力や速さに左右されずに切り取れるので途切れる事も無く、切り口も綺麗に引裂くことができ商品陳列ケースとしてのディスプレイ効果を高めることができる。
以下、実施例を図面に基づいて説明する。
本考案に係わる実施の形態の一つとしては、図1に示すように、この切取帯8は多数の引裂切目2による二つの切目列1を平行状態の上下に対向させ、そのお互いを逆方向に向けて設け、その多数の引裂切目2による二つの切目列1に挟まる部分を切取帯8として形成しているものである。
そして、この切目列1を形成する各引裂切目2は、基本切目部3の一端より二本の切目列1の内側に向けて傾斜する内向傾斜切目部4を連接し、その内向傾斜切目部4の先端には内向傾斜切目部4の先端が突き当たる切れ目で内向きを短くして外向きを長めとした突当り切目部5を連接し、突当り切目部5の外向きとなる先端6が基本切目部3の基端7の下となる内側に位置するものとしている。
この切取帯8を切り取るときには、切取帯8の左端部分9を摘んで引っ張ると上段の切目列1では切込み部11から突当り切目部5の外向きとなる先端6に裂け目が繋がり、内向傾斜切目部4から基本切目部3へと裂け、その基端7から突当り切目部5の外向きとなる先端6へと裂け目が繋がり次ぎから次ぎへと切剥がしができるものである。
上段の切目列1の逆となる下段の切目列1においては、裂け目の繋がりは上段の繋がりと逆となるもので、左端部分9の切込み部11から基本切目部3の基端7へ裂け目が繋がり、内向傾斜切目部4から突当り切目部5の外向きとなる先端6へと切目列1の端の引裂切目2から次の引裂切目2へと裂け目が繋がり、次ぎから次ぎへと切剥がしができることで切取帯8を切り外すことができるものである。、
具体的な使用例として、図3に示すように、紙容器12の天部13に多数の引裂切目2による二つの切目列1を平行状態の上下に対向させて二つの切目列1に挟まる部分を切取帯8として設け、切取帯8を切取って開口部14としたものが考えられるものである。
また、他の実施の形態として、図2に示すように、引裂切目2はその基本切目部3の基端7より二本の切目列1の内側に向けた短い切れ目となる内向短筋15を連接した短筋付き引裂切目16として変化させたものも考えられる。
この短筋付き引裂切目16は、基本切目部3の基端7と突当り切目部5との間での裂け目が切取帯8の内側で繋がるようにし、切取帯8の引き剥がしが円滑になるものである。
更に、図6に示すように、引裂切目2が基本切目部3の一端より二本の切目列1の内側に向けて傾斜する内向傾斜切目部4を、容器側に残る切残り部17となる外側に向けて上下が反対となる状態として設けた外向傾斜切目部18として引裂切目2を配列することも考えられる。
この外向傾斜切目部18による切取帯8を引き剥がしたあとの容器側に残る切跡には尖った所がなく開口縁を綺麗にするもので、この外向傾斜切目部18による引裂切目2の切目列1を一本だけ使用して容器の一部を切離し、そこに開口部等を形成することに利用することもできるものである。
以上のように二つの切目列1に挟まる部分を切取帯8としているが、ラップフィルムのケースのように紙面の片端を切り取るものとして使用するときには、切目列1を一本だけ設けて切目列1と紙面の片端との間を切取帯8として形成することにも使用することが出来ることは当然考えられるものである。
1 切目列
2 引裂切目
3 基本切目部
4 内向傾斜切目部
5 突当り切目部
6 先端
7 基端
8 切取帯
9,10 両端部分
11 切込み部
12 紙容器
13 天部
14 開口部
15 内向短筋
16 短筋付き引裂切目
17 切残り部
18 外向傾斜切目部
2 引裂切目
3 基本切目部
4 内向傾斜切目部
5 突当り切目部
6 先端
7 基端
8 切取帯
9,10 両端部分
11 切込み部
12 紙容器
13 天部
14 開口部
15 内向短筋
16 短筋付き引裂切目
17 切残り部
18 外向傾斜切目部
Claims (3)
- 多数の切目が継続する二本の切目列を並行に設けて切取り手段とした引裂切目において、その切目列の各引裂切目は、基本切目部の一端より二本の切目列の内側に向けて傾斜する内向傾斜切目部を連接し、その内向傾斜切目部の先端には内向傾斜切目部の先端が突き当たる切目で内向きを短くして外向きを長めとした突当り切目部を連接して引裂切目を形成し、その二本の引裂切目による切目列を平行状態の上下に対向させてそのお互いが逆方向に向けて設けたものとし、その二本の引裂切目の切目列に挟まる部分を切取帯として形成したことを特徴とする紙容器の切取帯。
- 引裂切目を基本切目部の基端より二本の切目列の内側に向けた短い切れ目となる内向短筋を連接した短筋付き引裂切目としたことを特徴とする請求項1記載の紙容器の切取帯。
- 引裂切目を基本切目部の一端より二本の切目列の内側に向けて傾斜する内向傾斜切目部を、容器側に残る切残り部となる外側に向けることで上下を反対として設けた外向傾斜切目部としたことを特徴とする請求項1及び請求項2記載の紙容器の切取帯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006003537U JP3123702U (ja) | 2006-05-12 | 2006-05-12 | 紙容器の切取帯 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006003537U JP3123702U (ja) | 2006-05-12 | 2006-05-12 | 紙容器の切取帯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3123702U true JP3123702U (ja) | 2006-07-27 |
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Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016074477A (ja) * | 2014-10-06 | 2016-05-12 | 株式会社クラウン・パッケージ | カートン用ジッパー、カートン用切れ目線及びカートン |
JP5948463B1 (ja) * | 2015-05-29 | 2016-07-06 | 大王パッケージ株式会社 | 箱用シート |
JP2018052520A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | アサヒビール株式会社 | マルチパック包装体 |
-
2006
- 2006-05-12 JP JP2006003537U patent/JP3123702U/ja not_active Expired - Fee Related
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