JP4835976B2 - 保持装置及び露光装置 - Google Patents
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Description
a. ウエハホルダの下の試料台や該試料台に固定された当該試料台の位置計測に用いられる干渉計用の移動鏡にウエハホルダから熱が伝熱し、試料台や移動鏡に熱変形を生じさせる。この結果、ウエハ上に既に形成されたショット領域と露光によってウエハ上に形成されるパターンとの重ね合わせ精度が悪化する。
b. 試料台周囲の雰囲気と移動鏡との温度が変わり、移動鏡付近に空気揺らぎ(空気の温度揺らぎ)が生じ、これが干渉計による試料台の位置の計測誤差要因となる。この結果、上記の重ね合わせ精度が悪化する。
c. ウエハホルダに投入されてくるウエハとウエハホルダとの温度が変わるため、ウエハホルダにチャックされてから後にそのウエハホルダとの間の摩擦力に抗してウエハが熱膨張し、その際にウエハ面内に歪を生じ、ウエハ上のショット領域の高次の配列異常を引き起こし、結果として上記の重ね合わせ精度が悪化する。また、高次の配列異常をも補正するために、EGA(エンハンスド・グローバル・アライメント)の際に位置情報を計測するアライメントマーク(サンプルマーク)の数を増やすと、露光装置のスループットが低下する。
d. 上記のウエハの熱膨張は有限の時定数を有して発生するため、EGAの終了後に、そのEGA時からウエハの倍率やショット領域の配列が変化してしまい、EGA結果に誤差が生じてしまう。この結果、露光装置の重ね合わせ精度が悪化する。また、上述の理由によりEGA結果に誤差が生じるのを避けるため、ウエハとウエハホルダとの温度がなじむまで、EGA開始までに待ち時間を入れると、露光装置のスループットが低下する。
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜図5に基づいて説明する。
ここで、本発明の第2の実施形態について図6及び図7に基づいて説明する。ここで、前述した第1の実施形態と同一又は同等の構成部分については第1の実施形態と同一の符号を用いるとともにその説明を省略する。
Claims (24)
- 物体を保持する保持装置であって、
前記物体が載置される保持装置本体と;
前記保持装置本体の前記物体が載置される載置面から所定距離隔てられた空間に連通する第1の通気路と、前記空間に連通する前記第1の通気路より高圧の第2の通気路とを有し、前記空間に前記第2の通気路から前記第1の通気路に向かう所定方向の気体の流れを生じさせる気流発生機構と;
前記気体の流れ中に液滴が噴霧されるように冷却用の液体を液体供給通路に供給する液体供給機構と;を備える保持装置。 - 前記保持装置本体の前記物体が載置される載置面の重力方向下方に前記空間が位置することを特徴とする請求項1に記載の保持装置。
- 前記保持装置本体は、載置された前記物体を吸着保持するホルダと、前記ホルダが載置される試料台とを含み、
前記ホルダと試料台との間に前記空間が形成され、前記液体供給機構が前記試料台に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の保持装置。 - 前記第1の通気路は、前記試料台に前記ホルダを真空吸着するために前記試料台に設けられた真空通気路であり、
前記ホルダと試料台との少なくとも一方には、複数の突起が所定間隔で突設されていることを特徴とする請求項3に記載の保持装置。 - 前記第2の通気路は、前記試料台に設けられ、前記空間を大気に開放する大気開放通気路であり、
前記気流発生機構は、前記大気開放通気路から前記真空通気路に向かう空気の流れを形成することを特徴とする請求項4に記載の保持装置。 - 前記試料台には、前記突起より高さの低い凸部が設けられ、
前記液体供給機構は、前記凸部の先端に形成された前記空間に臨む液体噴出口を有し、その内部に外部から供給された液体が一時的に収容される前記液体供給通路を備えていることを特徴とする請求項5に記載の保持装置。 - 前記試料台には、前記凸部として、前記液体噴出口がそれぞれの先端面に所定間隔で形成された同心の2重の環状凸部を含む大気開放用環状凸部が設けられ、該大気開放用環状凸部を形成する内側環状凸部と外側環状凸部との間の前記試料台部分には、前記大気開放通気路が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の保持装置。
- 前記試料台には、前記凸部と同程度の高さの同心の2重の環状凸部を含む真空吸引用環状凸部がさらに設けられ、該真空吸引用環状凸部を形成する内側環状凸部と外側環状凸部間の前記試料台部分に前記真空通気路が所定間隔で形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の保持装置。
- 前記試料台には、前記凸部として、前記液体噴出口がそれぞれの先端面に所定間隔で形成された同心の2重の環状凸部を含む大気開放用環状凸部が設けられるとともに、前記凸部と同程度の高さの同心の2重の環状凸部を含む真空吸引用環状凸部が設けられ、
前記大気開放用環状凸部を形成する内側環状凸部と外側環状凸部との間の前記試料台部分には、前記大気開放通気路が形成されており、前記真空吸引用環状凸部を形成する内側環状凸部と外側環状凸部間の前記試料台部分に前記真空通気路が所定間隔で形成されており、
前記大気開放用環状凸部と、前記真空吸引用環状凸部とが、前記各環状凸部の中心に関して放射方向に交互に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の保持装置。 - 前記保持装置本体は、その内部に前記空間が形成された部材であり、
前記液体供給機構は、前記保持装置本体の前記空間に関して前記載置面とは反対側の部分に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の保持装置。 - 前記第1及び第2の通気路は、前記保持装置本体の前記空間に関して前記載置面とは反対側の部分にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項10に記載の保持装置。
- 前記保持装置本体の前記空間を区画する前記載置面とは反対側の部分には、凸部が設けられ、
前記液体供給機構は、前記凸部の先端に形成された前記空間に臨む液体噴出口を有し、その内部に外部から供給された液体が一時的に収容される前記液体供給通路を備えていることを特徴とする請求項11に記載の保持装置。 - 前記液体噴出口が臨む前記空間は、前記液体供給通路内の液体の圧力に比べて負圧になっていることを特徴とする請求項12に記載の保持装置。
- 前記保持装置本体の前記空間を区画する前記載置面とは反対側の部分には、前記凸部として、前記液体噴出口がそれぞれの先端面に所定間隔で形成された同心の2重の環状凸部が設けられ、該2重の環状凸部を形成する内側環状凸部と外側環状凸部との間の前記保持装置本体に、前記第2の通気路が形成されていることを特徴とする請求項12又は13に記載の保持装置。
- 前記保持装置本体の前記空間を区画する前記載置面とは反対側の部分には、前記凸部と同程度の高さの同心の2重の環状突出部がさらに設けられ、該2重の環状突出部を形成する内側環状突出部と外側環状突出部との間の前記保持装置本体には前記第1の通気路が所定間隔で形成されていることを特徴とする請求項12〜14のいずれか一項に記載の保持装置。
- 前記保持装置本体の前記空間を区画する前記載置面とは反対側の部分には、前記凸部として、前記液体噴出口がそれぞれの先端面に所定間隔で形成された同心の2重の環状凸部が設けられるとともに、前記凸部と同程度の高さの同心の2重の環状突出部が設けられ、
前記2重の環状凸部を形成する内側環状凸部と外側環状凸部との間の前記保持装置本体には前記第2の通気路が形成されており、前記2重の環状突出部を形成する内側環状突出部と外側環状突出部との間の前記保持装置本体には前記第1の通気路が所定間隔で形成されており、
前記2重の環状凸部と、前記2重の環状突出部とが、前記環状凸部及び前記環状突出部の中心に関して放射方向に交互に配置されていることを特徴とする請求項12又は13に記載の保持装置。 - 前記第2の通気路は、大気中に開放された大気開放通気路であり、前記第1の通気路は真空通気路であることを特徴とする請求項11〜16のいずれか一項に記載の保持装置。
- 前記保持装置本体の前記空間を区画する前記載置面側の部分及び前記載置面とは反対側の部分の少なくとも一方には、複数の突起が所定間隔で突設されていることを特徴とする請求項17に記載の保持装置。
- 前記第1の通気路は、大気中に開放された大気開放通気路であり、前記第2の通気路は大気圧より高圧の通気路であることを特徴とする請求項10〜16のいずれか一項に記載の保持装置。
- 前記保持装置本体は、載置された前記物体を吸着保持するホルダと、前記ホルダが載置される試料台とが一体構成されたテーブルであることを特徴とする請求項10〜19のいずれか一項に記載の保持装置。
- 物体を保持する保持装置本体と;
前記保持装置本体の一面から所定距離隔てられた空間に連通する第1の通気路と、前記空間に連通する前記第1の通気路より高圧の第2の通気路とを有し、前記空間に前記第2の通気路から前記第1の通気路に向かう所定方向の気体の流れを生じさせる気流発生機構と;
前記気体の流れ中に液滴が噴霧されるように冷却用の液体を液体供給通路に供給する液体供給機構と;を備え、
前記保持装置本体は、前記物体を吸着保持するホルダ、又は前記物体を吸着保持するホルダ部及び該ホルダ部が載置される試料台部を含むユニットであることを特徴とする保持装置。 - 前記液体供給機構は、前記空間内の圧力の大小に応じて前記空間に対する液体の供給・停止を制御することを特徴とする請求項1〜21のいずれか一項に記載の保持装置。
- 前記液体供給機構は、前記空間内及びその近傍の温度に応じて前記空間に対する液体の供給状態を制御することを特徴とする請求項1〜22のいずれか一項に記載の保持装置。
- エネルギビームにより物体を露光して前記物体上に所定のパターンを形成する露光装置であって、
前記物体が保持される請求項1〜23のいずれか一項に記載の保持装置と;
前記保持装置本体を搭載して所定方向に移動する移動体と;を備える露光装置。
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