JP4835364B2 - キッチン設備 - Google Patents

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Description

本発明は、リモコン操作機器を操作するためのリモコン本体を収納するリモコン収納バーが設けられたキッチン設備に関する。
従来、キャビネットの前面上部に、スイッチ付きのもたれバー(リモコン収納バー)を備えたキッチンが提案されている(特許文献1参照)。
その目的とするところは、照明、換気扇、水栓、給湯器等のようなキッチンで使用される機器のスイッチ操作のために移動等する手間を省き、手元で集中的にスイッチ操作できる多機能なもたれバーを備えたキッチンを実現することである。
この背景技術は、具体的には、もたれバーのスイッチ取付孔内にスイッチ装置を装入してビス等で固定し、スイッチ装置とキッチンで使用される機器とを電線で接続するものである。
また、もたれバーにスイッチ装置を着脱自在に取り付けるために、もたれバーにスイッチ装置の取り付け片を引っ掛けて弾力的に装着するタイプもあり、このような着脱自在のスイッチ装置の場合には、ワイヤレスタイプのリモートスイッチにすることも可能であるとしている。
特開2002−153339号公報
しかしながら、キッチン設備に設けられたリモコン収納バー等のようなバー部材の収納部に、キッチン設備の近傍に設置されたリモコン操作機器を操作するためのリモコン本体を収納するタイプとするような場合には、見栄えが良いこと、リモコン本体を収納部から取り出しやすくすること、リモコン本体を収納部に収納しやすくすること等のような工夫が要望されている。
本発明は、前記要望に応えるためになされたもので、リモコン収納バーの収納部にリモコン本体を収納するタイプである場合に、見栄えが良く、リモコン本体を収納部から取り出しやすく、収納しやすいように工夫したキッチン設備を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明は、キッチン設備の近傍に配置されたリモコン操作機器を操作するためのリモコン本体を、上方から着脱可能に収納するための収納部を上面に有するリモコン収納バーが設けられ、リモコン収納バーは、キッチン用フロアキャビネットのシンク部分の幕板とカウンターとの間に形成された横長のスリットに対して出没するように支持機構で支持されて、シンク部分の幕板の奥にはシンクの下部分が位置して奥行きの浅い空間であるデッドスペースとなっており、前記支持機構は、前記スリット内の前記デッドスペースに配置された往復旋回可能な左右一対のアーム部材、または往復直進可能な左右一対のパンタグラフ部材であり、前記リモコン収納バーの使用時は、支持機構を介してスリット内から前方に突出されるとともに、不使用時は、支持機構を介してスリット内に没入されるように構成されていることを特徴とするキッチン設備を提供するものである。
請求項のように、前記リモコン収納バーは、スリット内に没入された時、前面が幕板と面一となるように形成されていることが好ましい。
請求項のように、前記リモコン収納バーは、スリット内から前方に突出された時、幕板との間に空間が形成されていることが好ましい。
請求項のように、前記支持機構は、往復旋回可能な左右一対のアーム部材であり、前記リモコン収納バーの裏面に、リモコン収納バーの突出位置を調整する調整部材が設けられ、前記調整部材は、端縁をリモコン収納バーの裏面の立ち上がり部に当接させながら長さ方向に移動調整させて、長穴を挿通するねじでリモコン収納バーの裏面に固定して、アーム部材の前端縁を当接させることで、アーム部材の往旋回を停止させることが好ましい。
請求項のように、前記支持機構は、往復旋回可能な左右一対のアーム部材であり、前記リモコン収納バーの突出位置の後方に位置するフロアキャビネットのリモコン収納バー対向面は、開閉操作不能な化粧板で覆われていることが好ましい。
請求項のように、 前記支持機構は、往復旋回可能な左右一対のアーム部材であり、前記アーム部材に、没入位置に復旋回させるときに、リモコン収納バーとアーム部材)との間に指の挟み込みを避けるための隙間を確保する凹部が形成されていることが好ましい。
請求項のように、前記支持機構は、往復旋回可能な左右一対のアーム部材であり、前記リモコン収納バー没入位置のときに、リモコン収納バーのストライカをロックするロック機構のハウジングは、前記デッドスペース内のベースプレートに形成されて上下左右方向に移動可能な大きめの開口に貫通されていることが好ましい。
本発明によれば、キッチン用フロアキャビネットのシンク部分の幕板とカウンターとの間に横長のスリットを形成して、リモコン収納バーを支持機構で支持することにより、使用時には、支持機構を介してリモコン収納バーをスリット内から前方に突出させることで、使用し易いようになるとともに、不使用時には、支持機構を介してリモコン収納バーをスリット内に没入させることで、見栄えが向上するようになる。
また、シンク部分の幕板の奥のデッドスペース(奥にシンクの下部分が位置する関係で、引き出し等を設けることができない。)を有効に利用して、支持機構等を設けることができる。
さらに、リモコン収納バーの上面の収納部に、リモコン本体を上方から着脱可能に収納することができるから、使用時には、リモコン本体を収納部から上方に取り出すことで、リモコン収納バーの近辺においてリモコン操作機器を操作できるとともに、不使用時には、リモコン本体を上方から収納部に直ちに収納できるので、リモコン本体を別の場所に置き忘れ、あるいは紛失するおそれがなくなる。
さらに、旋回式のアーム部材や直進式のパンタグラフ部材によって、リモコン収納バーをスムーズに出没移動させることができる。
請求項によれば、スリット内に没入されたリモコン収納バーの前面が幕板と面一となるので、より見栄えが向上するようになる。
請求項によれば、使用時にリモコン収納バーをスリット内から前方に突出させると、幕板との間に空間が開くことで、シンクからの飛水等が空間を通過できるから、例えばこの空間が板等で閉鎖されている場合と比較すると、飛水等が閉鎖板等に付着して溜まることが無いので、不衛生にならなくなる。
請求項によれば、リモコン収納バーの突出位置を調整する調整部材を設けると、突出位置のリモコン収納バーとカウンターの前端との間に空間が開かないように調整できるので、空間での指の挟み込みのおそれが無くなるとともに、空間からアーム部材等の内部機構が見えなくなって見栄えが向上するようになる。加えて、カウンターの出寸法は、キッチン用フロアキャビネットのシリーズ(品番)によって異なることから、リモコン収納バーの突出位置を調整することで、カウンターの出寸法が異なるシリーズ(品番)にも適応させることができる。
また、アーム部材の当接による衝撃をリモコン収納バーの立ち上がり部で受け止めることができるので、調整部材をリモコン収納バーに固定するためのねじ等が衝撃で緩むおそれがなくなる。
請求項によれば、リモコン収納バーの突出位置の後方に位置するフロアキャビネットのリモコン収納バー対向面を開閉操作不能な化粧板で覆うことで、扉や引き出しのように開閉操作ができないので、誤ってリモコン収納バーを損傷するおそれを未然に防止できるようになる。
請求項によれば、リモコン収納バーの前下部を指で握ったままで没入位置に復旋回させる場合において、凹部で隙間が確保されるので、リモコン収納バーとアーム部材との間に指を挟み込むおそれが少なくなる。
請求項によれば、リモコン収納バーが経年変化で位置が徐々にずれ、これに伴って、リモコン収納バー側のストライカの位置が徐々にずれても、ストライカの位置ずれに応じてロック機構が移動することで、ストライカとロック機構のストライカ係合孔との係合関係を常に正確に保持できるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2に示すように、キッチン設備には、フロアキャビネット1が設置されているとともに、フロアキャビネット1の上方には、昇降棚ユニット2が設置されている。
フロアキャビネット1の上には、シンク3や電磁調理器4等が配置され、フロアキャビネット1の前面側には、シンク3に対応させて、引き出し可能な収納イス5が設けられている。
昇降棚ユニット2は電動式であり、例えば2台の収納棚2B,2Cがそれぞれ独立に昇降できるように設けられている。収納棚2B,2Cの内、シンク3で洗った食器等を収納する収納棚には、乾燥器(不図示)が付設されている場合がある。昇降棚ユニット2の横には、昇降式換気扇2Aが設置されている。また、キッチンの天井等には、キッチンを照明するための照明器具(不図示)が取り付けられている。
電動式の昇降棚ユニット2、乾燥器、昇降式換気扇2A、照明器具等は、キッチン設備の近傍に設置されたリモコン操作機器を構成する。
これらのリモコン操作機器は、リモコン本体10(図4参照)のスイッチ操作で操作することができる。昇降棚ユニット2は、例えば上昇・下降・停止の操作、乾燥器のオンオフや強弱、タイマー等を操作することができ、照明器具は、例えばオンオフや明暗等を操作することができる。
図2に示したように、フロアキャビネット1のシンク3の部分の前面上部には、リモコン本体10を上方から着脱可能に収納するための収納部11b〔図4(b)参照〕を上面に有するリモコン収納バー11が設けられている。
図4(a)(b)に詳細に示したように、リモコン収納バー11の上面には、長さ方向の両側位置に、長さ方向に延びる長方形状の凹部である収納部11bがそれぞれ形成されている。
リモコン本体10は2個設けられて、リモコン収納バー11の各収納部11bに上方からそれぞれ着脱可能に収納可能な直方体形状に形成されるとともに、上面の操作パネル10aにスイッチ類10bが設けられている。
左側のリモコン本体10は、例えば換気扇2Aと収納棚2Bの上昇・下降・停止の操作、乾燥器のオンオフや強弱、タイマー等の操作と照明器具のオンオフや明暗等の操作をすることができ、右側のリモコン本体10は、例えば収納棚2Cの上昇・下降・停止の操作と照明器具のオンオフや明暗等の操作をすることができる。
リモコン本体10の上部には、収納部11bとの間の隙間の上方をオーバーハングしてカバーする大きさに設定された摘み部10cが形成され、この摘み部10cは、図4(b)のように、リモコン本体10を収納部11bから上方に取り出す時に指で摘むことができる。
リモコン収納バー11は、不使用時には、図1のように、シンク3の部分の幕板12と前面11aが面一となるように没入できるとともに(矢印a参照)、使用時には、図2または図3のように、シンク3の部分の幕板12よりも前方に突出できるようになる(矢印b参照)。なお、図3では、引き出し可能な収納イス5に幕板12を設けたが、収納イス5が無いタイプでは、幕板12は、フロアキャビネット1に固定されている。図5以下においては、フロアキャビネット1に幕板12が固定されているタイプを例示している。
図5(a)はフロアキャビネット1のシンク3の部分の縦断面図、図5(b)はカウンター13を上に外したフロアキャビネット1のシンク3の部分の斜視図である。
フロアキャビネット1のシンク3の部分の幕板12とカウンター13との間には、横長のスリット14が形成されている。このシンク3の部分の幕板12の奥にはシンク3の下部分が位置する関係で、奥行きの浅い空間しか残されていないので、奥行きが必要な引き出し等を設けることができないために、通常は、何も無いデッドスペースDSとなっている。
そして、リモコン収納バー11は、このスリット14に嵌り合う外形状に形成されて、このスリット14内に設けられた支持機構(後述)15で、使用時は、支持機構15を介してスリット14内から前方に突出されるとともに〔図5(a)(b)の状態〕、不使用時は、支持機構15を介してスリット14内に没入されるように構成されている。この没入時に、リモコン収納バー11の前面11aがシンク3の部分の幕板12と面一となる。
図6は、往復旋回可能なアーム部材16を用いた第1実施形態の支持機構15であり、(a)は斜視図、(b)は略画的平面図である。
スリット14内には、左右一対のアーム部材16が配置されて、各アーム部材16の後端部のピン16aがスリット14内の奥位置の下面に回動可能に支持されるとともに、各アーム部材16の前端部のピン16bがリモコン収納バー11の裏面に旋回可能に支持されている。
これにより、リモコン収納バー11は、使用時には、アーム部材16の往旋回(矢印c参照)によって、実線のように、スリット14内から前方に旋回しながら突出されるとともに、不使用時は、アーム部材16の復旋回(矢印d参照)によって、二点鎖線のように、スリット14内に旋回しながら没入されるようになる。
スリット14内の奥位置には、公知のプッシュ・プッシュ式のロック機構18が設けられていて、不使用時に、第1回目のプッシュ操作でリモコン収納バー11をスリット14内に没入させた時に、この没入位置にリモコン収納バー11をロックするとともに、使用時に、リモコン収納バー11を第2回目のプッシュ操作をすると、そのロックが解除されるようになる。
アーム部材16には、アーム部材16を往旋回(矢印c参照)方向に付勢するスプリング(不図示)が設けられて、リモコン収納バー11を第1回目のプッシュ操作でスリット14内に没入させる時は、このスプリングの付勢力に抗してロック機構18でロックするとともに、リモコン収納バー11が第2回目のプッシュ操作でロックが解除された時は、このスプリングの付勢力でリモコン収納バー11が往旋回(矢印c参照)するようになる。
このスプリングの付勢力でリモコン収納バー11が往旋回して、シンク3の部分の幕板12よりも前方に所定の突出量で突出した位置で、ストッパー(不図示)により往旋回が停止されるようになる。
また、リモコン収納バー11がストッパーにより往旋回が停止された時に、この状態で、復旋回しないように、すなわち、往旋回位置でロックするとともに、ロック解除ボタン19のプッシュ操作等でロック解除することで、復旋回方向に旋回できるようにすることが好ましい。このようにすれば、リモコン収納バー11が不用意に往旋回位置から復旋回方向に旋回しないので、安全性が向上するようになる。
前記のようにキッチン設備を構成すれば、キッチン用フロアキャビネット1のシンク3の部分の幕板12とカウンター13との間に横長のスリット14を形成して、リモコン収納バー11をアーム部材(支持機構)16で支持することにより、使用時には、アーム部材16を介してリモコン収納バー11をスリット14内から前方に突出させることで、使用し易いようになる。
また、不使用時には、アーム部材16を介してリモコン収納バー11をスリット14内に没入させることで、見栄えが向上するようになる。
特に、リモコン収納バー11は、スリット14内に没入された時、前面11aが幕板12と面一となるので、より見栄えが向上するようになる。
さらに、シンク3の部分の幕板12の奥のデッドスペースDSを有効に利用して、アーム部材16を設けることができる。
さらにまた、アーム部材16によって、リモコン収納バー11をスムーズに出没移動させることができる。
また、リモコン収納バー11を左右一対のアーム部材16で支持することで、リモコン収納バー11がスリット14内から前方に突出された時、幕板12との間に空間Sが開くことで、シンク3からの飛水等が空間Sを通過できるから、例えばこの空間Sが板等で閉鎖されている場合と比較すると、飛水等が閉鎖板等に付着して溜まることが無いので、不衛生にならなくなる。
さらに、リモコン収納バー11の上面の収納部11bに、リモコン本体10を上方から着脱可能に収納することができるから、使用時には、リモコン本体10を収納部11bから上方に取り出すことで、リモコン収納バー11の近辺において昇降棚ユニット2等のリモコン操作機器を操作できるとともに、不使用時には、リモコン本体10を上方から収納部11bに直ちに収納できるので、リモコン本体10を別の場所に置き忘れ、あるいは紛失するおそれがなくなる。
図7は、往復直進可能なスライド部材20を用いた第2実施形態の支持機構15であり、(a)はフロアキャビネット1のシンク3の部分の縦断面図、(b)はカウンター13を外したフロアキャビネット1のシンク3の部分の斜視図である。
スリット14内のフロアキャビネット1の左右の側壁1a〔図5(a)(b)では、フロアキャビネット1に向かって左の側壁1aのみを図示して、右の側壁1aの図示を省略している。〕には、前後方向に延在する略C字形状のレール21がそれぞれ取付けられて、各レール21にスライド部材20が前後方向に往復直進可能にそれぞれ支持されている。各スライド部材20の先端部には、リモコン収納バー11の両端部が固定されている。
これにより、リモコン収納バー11は、使用時には、スライド部材20の往直進(矢印e参照)によって、スリット14内から前方に直進しながら突出されるとともに、不使用時は、スライド部材20の復直進(矢印f参照)によって、スリット14内に直進しながら没入されるようになる。
スリット14内の奥位置には、公知のプッシュ・プッシュ式のロック機構18が設けられていて、不使用時に、第1回目のプッシュ操作でリモコン収納バー11をスリット14内に没入させた時に、この没入位置にリモコン収納バー11をロックするとともに、使用時に、リモコン収納バー11を第2回目のプッシュ操作をすると、そのロックが解除されるようになる。
スライド部材20のブラケット23には、スライド部材20を往直進(矢印e参照)方向に付勢するスプリング22が設けられて、リモコン収納バー11を第1回目のプッシュ操作でスリット14内に没入させる時は、このスプリング22の付勢力に抗してロック機構18でロックするとともに、リモコン収納バー11が第2回目のプッシュ操作でロックが解除された時は、このスプリング22の付勢力でリモコン収納バー11が往直進(矢印e参照)するようになる。
このスプリング22の付勢力でリモコン収納バー11が往直進して、シンク3の部分の幕板12よりも前方に所定の突出量で突出した位置で、ストッパー(不図示)により往直進が停止されるようになる。
また、リモコン収納バー11がストッパーにより往直進が停止された時に、この状態で、復直進しないように、すなわち、往直進位置でフロアキャビネット1の側壁1aの前端1bに係止ロックされるロック突起24がスライド部材20に設けられて、このロック突起24のプッシュ操作でロック解除することで、復直進方向に直進できるようになっている。このようにすれば、不用意にリモコン収納バー11が往直進位置から復直進方向に直進しないので、安全性が向上するようになる。
前記のようにキッチン設備を構成すれば、キッチン用フロアキャビネット1のシンク3の部分の幕板12とカウンター13との間に横長のスリット14を形成して、リモコン収納バー11をスリット14内のスライド部材(支持機構)20で支持することにより、使用時には、スライド部材20を介してスリット14内から前方に突出させることで、使用し易いようになる。
また、不使用時には、スライド部材20を介してスリット14内に没入させることで、見栄えが向上するようになる。
特に、リモコン収納バー11は、スリット14内に没入された時、前面11aが幕板12と面一となるので、より見栄えが向上するようになる。
さらに、シンク3の部分の幕板12の奥のデッドスペースDSを有効に利用して、スライド部材20を設けることができる。なお、レール21とスライド部材20は、奥行き方向に長いものであるが、シンク3の左右両側部と側壁1aとの間の僅かな隙間に位置させることができる。
さらにまた、スライド部材20によって、リモコン収納バー11をスムーズに出没移動させることができる。
また、リモコン収納バー11を左右一対のスライド部材20で支持することで、リモコン収納バー11がスリット14内から前方に突出された時、幕板12との間に空間Sが開くことで、シンク3からの飛水等が空間Sを通過できるから、例えばこの空間Sが板等で閉鎖されている場合と比較すると、飛水等が閉鎖板等に付着して溜まることが無いので、不衛生にならなくなる。なお、リモコン収納バー11は、左右一対のスライド部材20で両持ち支持しているが、シンク3の横幅が非常に広い等の理由があれば、いずれか一方のスライド部材20で片持ち支持することもできる。
その他、リモコン収納バー11の上面の収納部11bに、リモコン本体10を上方から着脱可能に収納することができることの作用効果は、第1実施形態と同様である。
図8〜図10は、往復直進可能なパンタグラフ部材26を用いた第3実施形態の支持機構15であり、図8は、カウンター13を外したフロアキャビネット1のシンク3の部分の斜視図である。図9(a)はリモコン収納バー11の突出位置の平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図10(a)はリモコン収納バー11の没入位置の平面図、(b)は側面図である。
カウンター13の前端部よりもやや奥まった位置に幕板12が取付けられ、この幕板12の前方に横長長方形状の化粧パネル27が配置され、この化粧パネル27の内面上端部にリモコン収納バー11が固定されている。
幕板12と化粧パネル27との間には、左右一対の菱形状パンタグラフ部材26が配置されて、各パンタグラフ部材26の後部が幕板12に固定されるとともに、各パンタグラフ部材26の前部が化粧パネル27の裏面に固定されている。
これにより、リモコン収納バー11は、使用時には、パンタグラフ部材26の往直進〔図9(c)の矢印g参照〕によって、化粧パネル27とともにスリット14内から前方に直進しながら突出されるとともに、不使用時は、パンタグラフ部材26の復直進〔図9(c)の矢印h参照〕によって、化粧パネル27とともにスリット14内に直進しながら没入されるようになる。
スリット14内の奥位置には、公知のプッシュ・プッシュ式のロック機構18が設けられていて、不使用時に、第1回目のプッシュ操作で化粧パネル27とともにリモコン収納バー11をスリット14内に没入させた時に、この没入位置に化粧パネル27をロックするとともに、使用時に、化粧パネル27を第2回目のプッシュ操作をすると、そのロックが解除されるようになる。
左右のパンタグラフ部材26には、連動シャフト28が貫通されるとともに、各パンタグラフ部材26には、パンタグラフ部材26を往直進(矢印g参照)方向に付勢するスプリング29が設けられて、化粧パネル27とともにリモコン収納バー11を第1回目のプッシュ操作でスリット14内に没入させる時は、このスプリング29の付勢力に抗してロック機構18でロックするとともに、化粧パネル27が第2回目のプッシュ操作でロックが解除された時は、このスプリング29の付勢力で化粧パネル27とともにリモコン収納バー11が往直進(矢印g参照)するようになる。
このスプリング29の付勢力で化粧パネル27とともにリモコン収納バー11が往直進して、シンク3の部分の幕板12よりも前方に所定の突出量で突出した位置で、連動シャフト28のストッパー(不図示)でパンタグラフ部材26の往直進を規制することにより、化粧パネル27とともにリモコン収納バー11の往直進が停止されるようになる。
また、リモコン収納バー11がストッパーにより往直進が停止された時に、この状態で、復直進しないように、すなわち、往直進位置でロックするとともに、ロック解除ボタン(不図示)のプッシュ操作等でロック解除することで、復直進方向に直進できるようにすることが好ましい。このようにすれば、リモコン収納バー11を手で握ったり、リモコン収納バー11に身体をもたれかけたりしても、リモコン収納バー11が往直進位置から復直進方向に直進しないので、安全性が向上するようになる。
前記のようにキッチン設備を構成すれば、キッチン用フロアキャビネット1のシンク3の部分の幕板12とカウンター13との間に横長のスリット14を形成して、リモコン収納バー11をパンタグラフ部材(支持機構)26で支持することにより、使用時には、パンタグラフ部材26を介してスリット14内から前方に突出させることで、使用し易いようになる。
また、不使用時には、パンタグラフ部材26を介してスリット14内に没入させることで、見栄えが向上するようになる。
さらに、シンク3の部分の幕板12の奥のデッドスペースDSを有効に利用して、パンタグラフ部材26を設けることができる。
さらにまた、パンタグラフ部材26によって、リモコン収納バー11をスムーズに出没移動させることができる。
また、リモコン収納バー11を左右一対のパンタグラフ部材26で支持することで、リモコン収納バー11がスリット14内から前方に突出された時、幕板12との間に空間Sが開くことで、シンク3からの飛水等が空間Sを通過できるから、例えばこの空間Sが板等で閉鎖されている場合と比較すると、飛水等が閉鎖板等に付着して溜まることが無いので、不衛生にならなくなる。
その他、リモコン収納バー11の上面の収納部11bに、リモコン本体10を上方から着脱可能に収納することができることの作用効果は、第1実施形態と同様である。
次に、往復旋回可能なアーム部材16を用いた第1実施形態の支持機構15を例にとって、より具体的な構造を説明する。
図11(a)(b)に示すように、リモコン収納バー11は、没入位置〔図12(a)参照〕から前方に突出した時には、所定の突出位置〔図12(b)参照〕で、ストッパー(不図示)により往旋回が停止されるようになっている。
そして、第1実施形態では、リモコン収納バー11がスリット14内から前方に突出された時、幕板12との間に空間S〔図12(c)参照〕が開くことで、シンク3からの飛水等が空間Sを通過できるように工夫したものであった。
しかしながら、空間Sが生じると、指の挟み込みの問題やアーム部材16等の内部機構が見えて見栄えが悪くなるという問題が発生することもある。そこで、前記のストッパー位置を変えることで、突出位置のリモコン収納バー11とカウンター13の前端(若しくは幕板12)との間に空間Sが開かないように、アーム部材16の往旋回を停止させることもできる。
また、施工時に、フロアキャビネット1とカウンター13との取付け位置がずれ、あるいはフロアキャビネット1に対するアーム部材16の取付け位置がずれたような場合には、図11(c)、図12(c)のように、突出位置のリモコン収納バー11とカウンター13の前端(若しくは幕板12)との間に空間Sが開くことがある。逆に、図12(d)のように、リモコン収納バー11の突出量が少なすぎると、カウンター13の前端にリモコン収納バー11が被さって、リモコン送受信の光ラインjが遮られることがある。
そこで、施工後に、リモコン収納バー11の突出位置を調整できる工夫が必要となり、その対策の実施形態を図13および図14に基づいて説明する。
フロアキャビネット1のシンク3の部分の幕板12とカウンター13との間に形成されたスリット14内の奥位置に取付けられる横長四角形状のベース基板35が設けられ、このベース基板35の上部にL字状のベースプレート36が固定され、このベースプレート36の下面部36aに、前記左右一対のアーム部材16の後端部のピン16aが回動可能に支持されるとともに、各アーム部材16の前端部のピン16bがリモコン収納バー11の裏面11cに旋回可能に支持されている。
図13において、右側のアーム部材16のさらに右側位置には、サブアーム部材37が配置され、このサブアーム部材37の後端部のピン37aがベースプレート36の下面部36aに回動可能に支持されるとともに、サブアーム部材37の前端部の長穴37cを挿通するピン37bがリモコン収納バー11の裏面11cに旋回可能に支持されている。
このように、左右一対のアーム部材16に加えてサブアーム部材37を設けると、横長のリモコン収納バー11の撓みやすい端部分を受け支えることができるので、リモコン収納バー11の傾きを未然に防止できるようになる。
第1実施形態では、リモコン収納バー11の往旋回を停止させるために、ストッパー(不図示)を設けていたが、図13および図14に示すように、リモコン収納バー11の裏面11cには、リモコン収納バー11の突出位置を調整できる調整部材(ストッパー)39が設けられている。
調整部材39は、長方形状の厚板で構成されて、左右位置に長穴39aが形成され、各長穴39aの周囲部分には滑り止め凹凸部39bが放射状に形成されるとともに、指掛かり凹凸部39cが形成されている。
この調整部材39は、リモコン収納バー11の裏面11cの立ち上がり部11dに長さ方向の端縁39dを当接させた状態で、一方の長穴39aにワッシャー40aを介してねじ40bを挿通させ、このねじ40bをリモコン収納バー11の裏面11cにねじ込むことで、調整部材39をワッシャー40aで押さえ込んで、リモコン収納バー11の裏面11cに固定できるようになっている。
そして、施工後に、リモコン収納バー11の突出位置を調整する時は、先ず、リモコン収納バー11を調整後の突出位置まで突出させ、この状態を保持して、ねじ40bを少し緩めた調整部材39の指掛かり凹凸部39cに指を当てがい、端縁39dを立ち上がり部11dに当接させながら長さ方向に移動させて(矢印p参照)、右側のアーム部材16の前端縁16cに当接させ、ねじ40bを再びねじ込んで調整部材39をリモコン収納バー11に固定する。これにより、右側のアーム部材16は、リモコン収納バー11が調整後の突出位置まで突出した往旋回角度で停止されるようになる。
このように、リモコン収納バー11の突出位置を調整する調整部材39を設けると、突出位置のリモコン収納バー11とカウンター13の前端(若しくは幕板12)との間に空間Sが開かないように調整できるので、空間Sでの指の挟み込みのおそれが無くなるとともに、空間Sからアーム部材16等の内部機構が見えなくなって見栄えが向上するようになる。加えて、カウンター13の出寸法は、キッチン用フロアキャビネット1のシリーズ(品番)によって異なることから、リモコン収納バー11の突出位置を調整することで、カウンター13の出寸法が異なるシリーズ(品番)にも適応させることができる。
また、アーム部材16の前端縁16cが調整部材39に当接した時に、調整部材39の端縁39dは、リモコン収納バー11の立ち上がり部11dに当接しているから、アーム部材16の当接による衝撃をリモコン収納バー11の立ち上がり部11dで受け止めることができるので、ねじ40bが衝撃で緩むおそれがなくなる。
さらに、図12(b)のように、リモコン収納バー11の上面の後部に立ち上がり部11eを形成すると、リモコン収納バー11の突出位置でカウンター13との間の上下方向の隙間を塞ぐことができるので、指の挟み込みのおそれがより無くなるとともに、アーム部材16等の内部機構が見えなくなって見栄えがより向上するようになる。
第1実施形態では、アーム部材16を往旋回方向に付勢するスプリング(不図示)を設けていたが、図15に示すように、ベースプレート36にダンパー42を取付け、このダンパー42の回転軸42aに、最もロック(ラッチ)機構18に近いアーム部材16〔図13(a)(b)では、左端のアーム部材16〕の後端部を固定する一方、回転軸42aにコイルスプリング43を巻き付け、このコイルスプリング43の一端部を回転軸42aに係止するとともに、他端部をベースプレート36に係止して、コイルスプリング43の付勢力でダンパー42の回転軸42aを介してアーム部材16を往旋回方向に付勢するように構成することができる。
この場合、ダンパー42によって、アーム部材16の往旋回に制動力(ブレーキ)が作用するので、アーム部材16がゆっくりと往旋回するようになる。また、ダンパー42をロック(ラッチ)機構18に近づけることで、モーメントが小さくなるために、ロック(ラッチ)機構18にかかる力を軽減させることができる。
図16に示すように、リモコン収納バー11は、実線のように、スリット14内から前方に旋回しながら突出されることから(矢印k参照)、リモコン収納バー11の突出位置の後方に位置するフロアキャビネット1のリモコン収納バー対向面に扉や引き出しが存在すると、扉や引き出しを開けるとリモコン収納バー11に当たって、リモコン収納バー11を損傷するおそれがある。
そこで、リモコン収納バー11の突出位置の後方に位置するフロアキャビネット1のリモコン収納バー対向面を開閉操作不能な化粧板44で覆うことで、扉や引き出しのように開閉操作ができないので、誤ってリモコン収納バー11を損傷するおそれを未然に防止できるようなる。
図17(a)に示すように、突出位置のリモコン収納バー11を下方から見上げた場合、リモコン収納バー11の真下にアーム部材16が位置しているから、リモコン収納バー11の前下部を指で握ったままで、リモコン収納バー11を没入位置に復旋回させた場合、リモコン収納バー11とアーム部材16との間に指を挟み込むおそれがある。
そこで、リモコン収納バー11の突出位置で、アーム部材16の前端部に、リモコン収納バー11の前下部にオーバーラップする凸部16d〔図14(a)参照〕を形成して鋭角部分を無くすることで、リモコン収納バー11とアーム部材16との間に指を挟み込むおそれが少なくなる。
また、アーム部材16の中間部に大きな台形状の凹部16e〔図14(a)参照〕を形成して隙間(一点鎖線m参照)を確保することで、図17(b)〜(e)のように、リモコン収納バー11を没入位置に復旋回させる過程においても隙間mが確保されるようになるので、リモコン収納バー11とアーム部材16との間に指を挟み込むおそれが少なくなる。
第1実施形態では、プッシュ・プッシュ式のロック機構18で没入位置にリモコン収納バー11をロックするようにしていたが、図18(a)(b)に示すように、ベースプレート36の立ち上がり部36bに、ロック(ラッチ)機構18のハウジング18aが上下左右方向に移動可能な大きめの開口36cを形成するとともに、立ち上がり部36bの前後位置に、ロック機構18のハウジング18aが嵌合状態で貫通する開口46aを有する取付けプレート46をそれぞれ設ける。
そして、ロック(ラッチ)機構18のハウジング18aは、前側の取付けプレート46の開口46aを貫通させ、ついで、ベースプレート36の立ち上がり部36bの開口36cを貫通させ、さらに、後側の取付けプレート46の開口46aを貫通させた後に、ハウジング18aのロック爪18bを後側の取付けプレート46の開口46aの縁部に係止することで、ロック(ラッチ)機構18を前側と後側の取付けプレート46とで、ベースプレート36の立ち上がり部36bに挟み込んだ状態で取付けることができる。
これにより、ロック(ラッチ)機構18は、上下左右方向(矢印n参照)を含む全方向に移動可能となるから、リモコン収納バー11が経年変化で往復旋回位置が徐々にずれ、これに伴って、リモコン収納バー11側のストライカ47〔図13(b)参照〕の位置が徐々にずれても、ストライカ47の位置ずれに応じてロック(ラッチ)機構18が移動することで、ストライカ47とロック(ラッチ)機構18のストライカ係合孔18cとの係合関係を常に正確に保持できるようになる。なお、ロック(ラッチ)機構18の移動構造は、第1実施形態以外の実施形態にも適用することができる。
本発明の実施形態に係るリモコン収納バーを没入させたキッチン設備の斜視図である。 図1のリモコン収納バーを突出させたキッチン設備の斜視図である。 図1のリモコン収納バーを突出させ、収納棚等を下降させたキッチン設備の斜視図である。 リモコン収納バーであり、(a)はリモコン本体を収納した斜視図、(b)はリモコン本体を取り出した斜視図である。 (a)はフロアキャビネットのシンク部分の縦断面図、(b)はカウンターを上に外したフロアキャビネットのシンク部分の斜視図である。 往復旋回可能なアーム部材を用いた第1実施形態の支持機構であり、(a)は斜視図、(b)は略画的平面図である。 往復直進可能なスライド部材を用いた第2実施形態の支持機構であり、(a)はフロアキャビネットのシンクの部分の縦断面図、(b)はカウンターを外したフロアキャビネットのシンク部分の斜視図である。 往復直進可能なパンタグラフ部材を用いた第3実施形態の支持機構であり、カウンターを外したフロアキャビネットのシンク部分の斜視図である。 (a)はリモコン収納バーの突出位置の平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 (a)はリモコン収納バーの没入位置の平面図、(b)は側面図である。 シンクの部分に設けたリモコン収納バーであり、(a)は調整後の突出位置の斜視図、(b)は調整後の突出位置の要部拡大図、(c)は調整前の突出量が多すぎる位置の要部拡大図である。 図11のリモコン収納バーであり、(a)は没入位置の側面図、(b)は調整後の突出位置の側面図、(c)は調整前の突出量が多すぎる位置の側面図、(d)は調整前の突出量が少なすぎる位置の側面図である。 リモコン収納バーと支持機構であり、(a)は上方から見た斜視図、(b)は下方から見た斜視図である。 調整部材であり、(a)は図13(b)の要部拡大斜視図、(b)は調整部材の斜視図である。 アーム部材を往旋回方向に付勢するコイルスプリングとダンパーの斜視図である。 リモコン収納バーと化粧板との関係を示す平面図である。 (a)〜(e)は、突出位置のリモコン収納バーを没入位置に復旋回させるときのアーム部材の動きをそれぞれ示す底面図である。 ロック(ラッチ)機構であり、(a)は取付け構造の分解斜視図、(b)は側面断面図である。
符号の説明
1 フロアキャビネット
3 シンク
10 リモコン本体
11 リモコン収納バー
11a 前面
11b 収納部
11d 立ち上がり部
12 幕板
13 カウンター
14 スリット
15 支持機構
16 アーム部材
16e 凹部
18 ロック機構
19 ロック解除ボタン
20 スライド部材
26 パンタグラフ部材
27 化粧パネル
37 サブアーム部材
39 調整部材
44 化粧板
DS デッドスペース
S 空間

Claims (7)

  1. キッチン設備の近傍に配置されたリモコン操作機器を操作するためのリモコン本体を、上方から着脱可能に収納するための収納部を上面に有するリモコン収納バーが設けられ、リモコン収納バーは、キッチン用フロアキャビネットのシンク部分の幕板とカウンターとの間に形成された横長のスリットに対して出没するように支持機構で支持されて、シンク部分の幕板の奥にはシンクの下部分が位置して奥行きの浅い空間であるデッドスペースとなっており、
    前記支持機構は、前記スリット内の前記デッドスペースに配置された往復旋回可能な左右一対のアーム部材、または往復直進可能な左右一対のパンタグラフ部材であり、
    前記リモコン収納バーの使用時は、支持機構を介してスリット内から前方に突出されるとともに、不使用時は、支持機構を介してスリット内に没入されるように構成されていることを特徴とするキッチン設備。
  2. 前記リモコン収納バーは、スリット内に没入された時、前面が幕板と面一となるように形成されていることを特徴とする請求項に記載のキッチン設備。
  3. 前記リモコン収納バーは、スリット内から前方に突出された時、幕板との間に空間が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のキッチン設備。
  4. 前記支持機構は、往復旋回可能な左右一対のアーム部材であり、前記リモコン収納バーの裏面に、リモコン収納バーの突出位置を調整する調整部材が設けられ、
    前記調整部材は、端縁をリモコン収納バーの裏面の立ち上がり部に当接させながら長さ方向に移動調整させて、長穴を挿通するねじでリモコン収納バーの裏面に固定して、アーム部材の前端縁を当接させることで、アーム部材の往旋回を停止させることを特徴とする請求項に記載のキッチン設備。
  5. 前記支持機構は、往復旋回可能な左右一対のアーム部材であり、前記リモコン収納バーの突出位置の後方に位置するフロアキャビネットのリモコン収納バー対向面は、開閉操作不能な化粧板で覆われていることを特徴とする請求項に記載のキッチン設備。
  6. 前記支持機構は、往復旋回可能な左右一対のアーム部材であり、前記アーム部材に、没入位置に復旋回させるときに、リモコン収納バーとアーム部材との間に指の挟み込みを避けるための隙間を確保する凹部が形成されていることを特徴とする請求項に記載のキッチン設備。
  7. 前記支持機構は、往復旋回可能な左右一対のアーム部材であり、前記リモコン収納バー没入位置のときに、リモコン収納バーのストライカをロックするロック機構のハウジングは、前記デッドスペース内のベースプレートに形成されて上下左右方向に移動可能な大きめの開口に貫通されていることを特徴とする請求項に記載のキッチン設備。
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