JP4835147B2 - 回帰音除去装置 - Google Patents
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Description
図1は本実施形態のエコーキャンセラの主要部を示すブロック図である。
本実施形態のエコーキャンセラは、エコーキャンセル部1A〜1C、音声信号入力端子2A〜2C、スピーカアレイ31、放音指向性制御部32、マイクアレイ41、収音指向性制御部42、音声出力端子5、操作入力部6、制御部7を備える。なお、エコーキャンセル部1A〜1Cは同じ構成からなる。
図2に示すようにメモリ70には、初期パラメータのデータベースとして、放音指向性毎に、後述するエコーキャンセル部1Aの適応型フィルタ101A〜116A(図示しないが、エコーキャンセル部1Bの適応型フィルタ,エコーキャンセル部1Cの適応型フィルタ)へ与える初期パラメータが記憶されている。具体的には、放音指向性No.1に対する各適応型フィルタ101A〜116Aの初期パラメータPAF1101〜PAF1116からなるパラメータ群701と、放音指向性No.2に対する各適応型フィルタ101A〜116Aの初期パラメータPAF2101〜PAF2116からなるパラメータ群702と、放音指向性No.3に対する各適応型フィルタ101A〜116Aの初期パラメータPAF3101〜PAF3116からなるパラメータ群703と、放音指向性No.4に対する各適応型フィルタ101A〜116Aの初期パラメータPAF4101〜PAF4116からなるパラメータ群704と、を有する。
例えば、図2の例であれば、放音指向性パターンNo.1で且つ収音指向性パターンNo.1の態様には初期パラメータPAF1101が設定され、この初期パラメータPAF1101は適応型フィルタ101Aに与えられる。また、放音指向性パターンNo.1で且つ収音指向性パターンNo.2の態様には初期パラメータPAF1102が設定され、この初期パラメータPAF1102は適応型フィルタ102Aに与えられる。同様に適応型フィルタが設定され、放音指向性パターンNo.1で且つ収音指向性パターンNo.16の態様には初期パラメータPAF1116が設定され、この初期パラメータPAF1116は適応型フィルタ116Aに与えられる。言い換えれば、本エコーキャンセラが実行する放音指向性と収音指向性との組み合わせ毎に初期パラメータPAFが設定されて、メモリ70に記憶されている。なお、本実施形態では、4つの放音指向性No.1〜No.4についての初期パラメータの設定を行う場合を示したが、設定する放音指向性の数は適宜設定することができる。
第1ディレイ制御部11Aはプログラマブルディレイにより構成される。第1ディレイ制御部11Aは、前述の放音指向性や収音指向性の切り替えとは無関係な、本エコーキャンセラがシステム的に元々有するディレイ、およびスピーカアレイ31からマイクアレイ41までの最短伝搬経路での音声伝搬時間に対応し、この必須に発生するディレイを、音声信号入力端子2Aから入力される入力音声信号に与える。同様に、エコーキャンセル部1B,1Cの第1ディレイ制御部11B,11Cは、それぞれ音声信号入力端子2B,2Cから入力される入力音声信号に前記必須に発生するディレイを与える。これにより、各エコーキャンセル部1A〜1Cの各適応型フィルタのタップ長の無駄を省くことができる。
図3は、収音指向性と実行適応型フィルタとの関連付け状態を示す図である。なお、本説明では、収音指向性No.1〜No.16までの16個の収音指向性を設定した場合を示すが、収音指向性の種類数を多くしたり、少なくしたりすることも可能である。
ここで、例えば、AF切替制御部12Aは、収音指向性制御部42から収音指向性No.1を表す収音指向性データが入力されると、実行適応型フィルタとして、適応型フィルタ101Aを選択する。そして、AF切替制御部12Aは、第1ディレイ制御部11Aから出力される信号を適応型フィルタ101Aに与える。同様に、エコーキャンセル部1Bの図示しないAF切替制御部12Bは、収音指向性制御部42から収音指向性No.1を表す収音指向性データが入力されると、これに対応する適応型フィルタ101Bを選択する。さらに、エコーキャンセル部1Cの図示しないAF切替制御部12Cは、収音指向性制御部42から収音指向性No.1を表す収音指向性データが入力されると、これに対応する適応型フィルタ101Cを選択する。
さらに、ポストプロセッサ13Cは、ポストプロセッサ13Bの出力信号から、AF切替制御部12C(図示せず)により選択された実行適応型フィルタで生成された擬似エコー信号を減算して、この減算信号を音声信号出力端子5に出力するとともに、AF切替制御部12Cにより選択された実行適応型フィルタへ帰還させる。実行適応型フィルタは帰還された信号に基づきパラメータを設定し直して擬似エコー信号を生成する。
エコーキャンセル部1A〜1Cは、前述のように、収音指向性データに応じて実行適応型フィルタを切り替えながら、擬似エコー信号を生成する(C201)。具体的にエコーキャンセル部1Aの場合、エコーキャンセル部1Aは、収音指向性制御部42から得られる収音指向性データに応じて、適応型フィルタ101A〜116Aのうち、与えられた収音指向性データに対応する適応型フィルタを実行適応型フィルタとして選択する(S211)。そして、エコーキャンセル部1Aは、入力音声信号を取得して(S212)、選択した実行適応型フィルタを用いて擬似エコー信号を生成する(S213)。
エコーキャンセル部1A〜1Cは、ストップ制御信号を受け、エコーキャンセリング処理を停止する(C202)。この際、エコーキャンセリング処理の停止は、AF切替制御部12を遮断状態にすることで実行適応型フィルタの処理を停止してもよく、第1ディレイ制御部11の処理を停止するようにしてもよい。すなわち、適応型フィルタ群10が停止状態になるようにすればよい。具体的に、エコーキャンセル部1Aの場合、エコーキャンセル部1Aは、AF切替制御部12Aを遮断状態にするか、第1ディレイ制御部11Aの処理を停止する。
エコーキャンセル部1A〜1Cの各適応型フィルタ101〜116には、与えられた初期パラメータPAFが上書きされる(C203)。具体的に、放音指向性No.1でエコーキャンセル部1Aの場合、適応型フィルタ101A〜116Aに、与えられた初期パラメータPAF1101〜PAF1116が上書きされる。
エコーキャンセル部1A〜1Cは、スタート制御信号を受け、停止時に実行適応型フィルタに選択された適応型フィルタを、再度実行適応型フィルタに設定する(C204)。具体的にエコーキャンセル部1Aの場合、エコーキャンセル部1Aは、新たに初期パラメータが設定された適応型フィルタ101A〜116Aのうち、停止時に実行適応型フィルタに選択されていた適応型フィルタ101A〜116Aを再度実行適応型フィルタに設定する。
なお、この際、エコーキャンセル部1A〜1Cは、停止状態でも収音指向性制御部42の収音指向性データを検知して記憶する構成を有することで、この取得、記憶した収音指向性データに対応する適応型フィルタ101〜116を、処理再開時に実行適応型フィルタに選択することもできる。これにより、さらに現状(その時点)での収音指向性データに、正確に対応する実行適応型フィルタを設定することができる。
Claims (5)
- スピーカ装置に供給する放音信号を制御して、スピーカ装置から放音される音声に複数の態様で放音指向性を与える放音制御手段と、
マイクロホン装置の収音信号を制御して、複数の態様で、収音指向性を有する有指向性収音信号を生成する収音制御手段と、
前記放音信号に基づいて擬似回帰音信号を生成する適応型フィルタを前記収音制御手段が生成する収音指向性の態様の数だけ有し、いずれかの適応型フィルタで生成した擬似回帰音信号を前記有指向性収音信号から減算する回帰音除去手段と、
前記放音指向性の態様毎に、各適応型フィルタの初期パラメータを記憶した記憶手段と、
前記収音制御手段により設定された収音指向性の態様に基づいて、使用する適応型フィルタを選択する選択手段と、
前記放音制御手段により設定された放音指向性の態様に基づいて、前記記憶手段に記憶されている各初期パラメータを各適応型フィルタに与える制御手段と、
を備えたことを特徴とする回帰音除去装置。 - 前記制御手段は、放音指向性の切り替え時に、前記回帰音除去手段を一時的に停止させて、各適応型フィルタの初期パラメータの切り替えを行う請求項1に記載の回帰音除去装置。
- 前記回帰音除去手段は、放音指向性の切り替え時に、切り替え直前のパラメータを前記制御手段に与え、
前記制御手段は、与えられたパラメータで前記記憶手段に記憶されている初期パラメータを上書きする請求項1または請求項2に記載の回帰音除去装置。 - 前記収音制御手段は、前記マイクロホン装置から出力される収音信号から音源方向を特定し、当該特定方向に高い収音指向性を有する有指向性収音信号を生成するとともに、当該有指向性収音信号に対応する収音指向性の情報を前記選択手段に与える請求項1〜3のいずれかに記載の回帰音除去装置。
- 前記スピーカ装置は複数のスピーカを配列したスピーカアレイであり、且つ前記マイクロホン装置は複数のマイクロホンを配列したマイクアレイである請求項1〜4のいずれかに記載の回帰音除去装置。
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