JP2007228069A - 収音放音一体型装置 - Google Patents

収音放音一体型装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007228069A
JP2007228069A JP2006044197A JP2006044197A JP2007228069A JP 2007228069 A JP2007228069 A JP 2007228069A JP 2006044197 A JP2006044197 A JP 2006044197A JP 2006044197 A JP2006044197 A JP 2006044197A JP 2007228069 A JP2007228069 A JP 2007228069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
signal
filter
directivity
echo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006044197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4946090B2 (ja
Inventor
Norifumi Ukai
訓史 鵜飼
Toshiaki Ishibashi
利晃 石橋
Makoto Tanaka
田中  良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2006044197A priority Critical patent/JP4946090B2/ja
Publication of JP2007228069A publication Critical patent/JP2007228069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4946090B2 publication Critical patent/JP4946090B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

【課題】さまざまな放音指向性や収音指向性であっても、即座にエコーキャンセルを行うことができる収音放音一体型装置を提供する。
【解決手段】固定型エコーキャンセラ7は、指向性制御部8で放音指向性パターンと収音指向性パターンとの組み合わせに基づいて設定されたフィルタ係数αPQと受信信号x(k)から擬似エコー信号h1e(k)を生成し、収音信号z1(k)〜zn(k)に基づく送信信号A(k)から、この擬似エコー信号h1e(k)を差分し、第1補正送信信号B(k)を出力する。適応型エコーキャンセラ6は、第1補正送信信号B(k)に対して、適応型フィルタ61で生成した擬似エコー信号h2e(k)を差分して、第2補正送信信号E(k)を出力する。この第2補正送信信号E(k)は、2つのエコーキャンセラ6,7により回り込み信号h1(k)、h2(k)が除去されたものであり、これが装置の出力信号となる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電話機等の収音と放音とを同時に行う一体型装置、特に、放音による収音への影響を抑制する収音放音一体型装置に関するものである。
従来、電話機のようなスピーカとマイクロホンとを1つの装置に備えた収音放音一体型装置が各種存在する。そして、このような収音放音一体型装置では、スピーカから放音した音声がマイクロホンに収音されて話者信号とともに相手側に送信されることがある。これを解決する装置として、非特許文献1や図4に示すような適応型エコーキャンセラ(音響エコーキャンセラ)を備えた収音放音一体型装置がある。
図4は従来の適応型エコーキャンセラを備える収音放音一体型装置の主要部を示すブロック図である。本装置は、既知の一般的な装置であるので詳細な説明は省略する。
従来の適応型エコーキャンセラは、放音信号処理部2で、スピーカアレイ1の各スピーカへ入力させる受信信号に所定の遅延処理や振幅変調処理を行うことで放音指向性を設定する。これら受信信号はスピーカアレイ1から放音される。マイクロホンアレイ3の各マイクロホンは話者音声を収音する。この際、各マイクロホンは、放音された受信信号の回り込み音声も収音してしまう。収音信号処理部4は、各マイクロホンの収音信号に所定の遅延処理等を行い所定の収音指向性を設定する。ミキサ5は、収音信号処理部4から出力された各収音信号を合成して送信信号を生成する。
適応型エコーキャンセラ6の適応型フィルタ61は、受信信号とフィルタ係数学習器63から与えられるフィルタ係数とに基づいて擬似エコー信号を生成する。合成器62は送信信号から擬似エコー信号を差分することで送信信号を補正する。この補正送信信号が出力信号となり、通話の相手に送信される。この際、フィルタ係数学習器63は、取得した補正送信信号に基づき、その時点で最適なフィルタ係数を算出して、適応型フィルタ61に与える。適応型フィルタ61はこのフィルタ係数に基づき擬似エコー信号の生成を行う。この帰還を繰り返し、フィルタ係数を更新することで最適な擬似エコーフィルタを推定して送信信号を補正し、マイクロホンアレイ3で収音した音声から回り込み音声を除去する。
大賀,山崎,金田共著,「音響システムとディジタル処理」,電子情報通信学会,平成7年3月25日,p210−211
しかしながら、適応型エコーキャンセラは最適なフィルタ係数を得るまでに或る程度の時間を要する。そして、スピーカアレイとマイクロホンアレイとの相対位置関係を変化させれば、この変化に応じて再度最適なフィルタ係数を算出し直さなければならない。さらに、特に、スピーカアレイとマイクロホンアレイとを用いた収音放音一体型装置では、スピーカアレイから放音される音声の指向性(放音指向性)と、マイクロホンアレイが収音する音声の指向性(収音指向性)とがそれぞれ異なれば、さらにその都度、新たに最適なフィルタ係数を得なければならず、即座に且つ確実に最適なフィルタ係数を取得することが難しかった。
したがって、本発明の目的は、さまざまな放音指向性や収音指向性であっても、即座にエコーキャンセルを行うことができる収音放音一体型装置を提供することにある。
この発明の収音放音一体型装置は、受信信号を外部に放音する放音手段と、外部の音声を収音して送信信号を生成する収音手段と、受信信号に基づいて固定型擬似エコー信号を生成する固定エコーキャンセル用フィルタを備え、送信信号から固定型擬似エコー信号を差分して第1補正送信信号を生成する固定型エコーキャンセラと、受信信号に基づいて適応型擬似エコー信号を生成して第1補正送信信号から適応型擬似エコー信号を差分して第2補正送信信号を生成する適応型エコーキャンセラと、少なくとも放音手段と収音手段との相対位置関係に基づいて固定エコーキャンセル用フィルタのフィルタ係数を設定する指向性制御手段と、を備えたことを特徴としている。
この構成では、指向性制御手段は、放音手段と収音手段との位置関係、さらには、放音手段の放音面と収音手段の収音面の位置および方位関係に基づいて固定エコーキャンセラ用フィルタ係数を設定し、固定型エコーキャンセラに与える。
固定型エコーキャンセラは、収音手段から入力される送信信号に対して、受信信号と固定エコーキャンセラ用フィルタ係数とから固定型擬似エコー信号を生成する。そして、固定型エコーキャンセラは、収音手段により収音された送信信号から固定型擬似エコー信号を差分して、第1補正送信信号を出力する。
適用型エコーキャンセラは、これまでの第2補正送信信号(適用型エコーキャンセラの出力信号)と受信信号とに基づいて適応型擬似エコー信号を生成する。そして、適応型エコーキャンセラは、第1補正送信信号から適応型擬似エコー信号を差分して第2補正送信信号を生成する。この第2補正送信信号が収音放音一体型装置の出力信号となり、電話機であれば、通話信号として相手先に送信される。これにより、放音手段や収音手段の位置等の設置要件に起因するエコーは固定型エコーキャンセラで除去され、その時点毎の環境に起因するエコーは適応型エコーキャンセラで除去される。これにより、設置条件に基づく殆ど変動の無いエコーが固定型エコーキャンセラで除去されたのちに、経時的に微変動するエコーが適応型エコーキャンセラで除去される。
また、この発明の収音放音一体型装置は、複数のスピーカが配列形成されたスピーカアレイと該スピーカアレイの各スピーカに与える受信信号に対して放音指向性フィルタ処理を行う受信信号用フィルタを放音手段に備え、複数のマイクロホンが配列形成されたマイクロホンアレイと該マイクロホンアレイの各マイクロホンから入力される収音信号に対して収音指向性フィルタ処理を行う収音信号用フィルタと該収音信号用フィルタから出力される各収音信号をミキシングして送信信号を生成するミキサとを収音手段備え、
指向性制御手段が、受信信号用フィルタに対する放音指向性と収音信号用フィルタに対する収音指向性とを制御するとともに、放音指向性と収音指向性との組み合わせに基づいて固定エコーキャンセル用フィルタのフィルタ係数を設定することを特徴としている。
この構成では、指向性制御手段は、放音手段の放音指向性と収音手段の収音指向性とを制御するとともに、この放音指向性と収音指向性との組み合わせに応じた固定型エコーキャンセラ用フィルタ係数を設定する。固定型エコーキャンセラは、このフィルタ係数に基づいて前述のように固定型擬似エコー信号を生成する。これにより、前述のような設置位置等に加え、放音手段の放音指向性と収音手段の収音指向性とに準じた固定型エコーキャンセラ用フィルタ係数が得られ、さらに高精度な固定型擬似エコー信号が得られる。
また、この発明の収音放音一体型装置は、固定エコーキャンセル用フィルタに、受信信号に対するインパルス応答の変動が小さい周波数帯域を通過帯域とするバンドパスフィルタを備えることを特徴としている。
この構成では、固定型エコーキャンセラのバンドパスフィルタは、受信信号に対するインパルス応答の変動が小さい、すなわちその時々の環境状況によらず略一定な応答となる周波数帯域を通過させる。
また、この発明の収音放音一体型装置は、放音指向性と収音指向性との組み合わせのそれぞれに対する各フィルタ係数を記憶するフィルタ係数記憶手段を指向性制御手段に備え、該指向性制御手段が、装置の初期化動作時に複数のスピーカに対して複数パターンの放音指向性制御を行って受信信号を放音し、複数のマイクロホンで収音した収音信号に基づき複数パターンの収音指向性制御を行うことで、フィルタ係数を決定することを特徴としている。
この構成では、収音放音一体型装置は、初期化動作時に放音指向性と収音指向性との組み合わせに基づく固定型エコーキャンセラのフィルタ係数を設定する。これにより、予め固定型エコーキャンセラのフィルタ係数を設定しておくよりも、現状に則した固定型フィルタ係数が設定され、より高精度な固定型擬似エコー信号が得られる。
この発明によれば、設置条件に基づく殆ど変動の無いエコーを固定型エコーキャンセラで除去したのちに、経時的に微変動するエコーを適応型エコーキャンセラで除去することで、高精度且つ高速にエコーを除去することができる。
特に、スピーカアレイとマイクロホンアレイとを用いて放音指向性および収音指向性を制御する場合でも、これら指向性の組み合わせに応じて固定型エコーキャンセラのフィルタ係数が設定されるので、高精度且つ高速にエコーを除去することができる。
本発明の実施形態に係る収音放音一体型装置について図を参照して説明する。なお、本実施形態の収音放音一体型装置の具体例としては、電話機や遠隔会議装置等が相当する。
図1は本実施形態の収音放音一体型装置の主要構成を示すブロック図である。
図2は指向性制御部8に記憶された放音指向性パターンと収音指向性パターンとの組み合わせに対するフィルタ係数αPQの設定テーブルを示す。
本実施形態の収音放音一体型装置は、スピーカアレイ1、放音信号処理部2、マイクロホンアレイ3、収音信号処理部4、ミキサ5、適応型エコーキャンセラ6、固定型エコーキャンセラ7、指向性制御部8を備える。ここで、スピーカアレイ1と放音信号処理部2とが本発明の「放音手段」に相当し、マイクロホンアレイ3、収音信号処理部4、およびミキサ5が本発明の「収音手段」に相当する。
指向性制御部8は、それぞれ複数種類の放音指向性パターンと収音指向性パターンとを予め設定しておく。また、指向性制御部8は、図2に示すように、放音指向性パターン(パターン1〜パターンq)と収音指向性パターン(パターン1〜パターンp)との組み合わせ毎に、固定型エコーキャンセラ7の固定型フィルタ71に与えるフィルタ係数αPQを予め記憶しておく。これらのパターンデータは、装置の製造時等に予め実験等を行うことにより取得する。
指向性制御部8は、入力される制御信号に基づき、採用する放音指向性パターンと収音指向性パターンとを選択して読み出し、放音指向性パターンを放音信号処理部2に与え、収音指向性パターンを収音信号処理部4に与える。さらに、指向性制御部8は、この指向性の選択組み合わせに対応するフィルタ係数αPQを読み出して、固定型フィルタ71に与える。例えば、指向性制御部8は、放音指向性パターン(2)と収音指向性パターン(p)とを選択すれば、これらを放音信号処理部2および収音信号処理部4に与えるとともに、フィルタ係数αp2を選択して固定型フィルタ71に与える。
放音信号処理部2は信号ライン上で並列に並ぶ複数のフィルタ20A〜20Mを備える。放音信号処理部2は、相手側から受信した通話信号である受信信号x(k)を入力し、複数のフィルタ20A〜20Mに同等に分配する。放音信号処理部2は、指向性制御部8から与えられた放音指向性パターンに基づいて、フィルタ20A〜20Mのフィルタ係数を設定する。フィルタ20A〜20Mは、入力された受信信号x(k)のそれぞれに対して、設定されたフィルタ係数により遅延制御や振幅制御等を行って受信信号x1(k)〜xm(k)を出力する。
スピーカアレイ1は、例えば直線状などの所定パターンで配列された複数のスピーカ10A〜10Mを備える。各スピーカ10A〜10Mはフィルタ20A〜20Mにそれぞれ接続しており、フィルタ20A〜20Mから出力される受信信号x1(k)〜xm(k)をそれぞれ音に変換して放音する。これにより、所定方向に指向性を有する放音ビームが形成される。
マイクロホンアレイ3は、例えば直線状などの所定パターンで配列された複数のマイクロホン30A〜30Nを備える。各マイクロホン30A〜30Nは外部からの音声を収音して電気信号に変換し、収音信号z1(k)〜zn(k)を出力する。これら収音信号z1(k)〜zn(k)は、それぞれ当該装置を使用する話者からの話者音声信号y(k)と、スピーカアレイ1から出力された受信信号の回り込み信号H(k)とからなる。
収音信号処理部4は信号ライン上に並列に並ぶ複数のフィルタ40A〜40Nを備える。収音信号処理部4は、指向性制御部8から与えられた収音指向性パターンに基づいてフィルタ40A〜40Nのフィルタ係数を設定する。フィルタ40A〜40Nは、入力された各収音信号z1(k)〜zn(k)に対してそれぞれに所定の遅延制御や振幅制御等を行って収音ビーム要素信号A1(k)〜An(k)を出力する。
ミキサ5は、入力された収音ビーム要素信号A1(k)〜An(k)をミキシング(合成)することにより、送信信号A(k)を出力する。これにより、所定方向に指向性を有する収音ビームが形成される。
ここで、前述の話者音声信号y(k)および回り込み信号H(k)を用いて送信信号A(k)を表すと、
A(k)=y(k)+H(k)
となる。
さらに、回り込み信号H(k)は、スピーカアレイ1とマイクロホンアレイ3との相対位置関係およびスピーカアレイ1の放音指向性パターンとマイクロホンアレイ3の収音指向性パターンとの組み合わせに依存する低次回り込み音声信号h1(k)と、放音および収音を行う環境の経時的な変化に影響される高次回り込み音声信号h2(k)とからなり、
A(k)=y(k)+h1(k)+h2(k)
と表すことができる。
図3(A)は放音される受信信号x(k)の信号レベルを示し、図3(B)はミキサ5から出力される送信信号A(k)の時系列信号レベル分布を示し、図3(C)は固定型エコーキャンセラ7から出力される第1補正送信信号B(k)の時系列信号レベル分布を示し、図3(D)は適応型エコーキャンセラ6から出力される第2補正送信信号(本装置の出力信号)E(k)の時系列信号レベル分布を示すものである。なお、これらの図では、話者音声信号y(k)の図示を省略している。
図3(B)に示すように、ミキサ5からの出力時点では、送信信号A(k)に、低次回り込み音声信号h1(1)と高次回り込み音声信号h2(k)との両方が存在する。
固定型エコーキャンセラ7は、固定型フィルタ71と合成器72とを備える。固定型フィルタ71は、例えばFIRフィルタにより構成され、指向性制御部8から与えられるフィルタ係数αPQが設定される。そして、固定型フィルタ71は、与えられたフィルタ係数αPQに応じて、入力された受信信号x(k)から擬似エコー信号h1e(k)を生成して合成器72に与える。合成器72は、送信信号A(k)に対して擬似エコー信号h1e(k)を差分合成して、第1補正送信信号B(k)を出力する。
ここで、フィルタ係数αPQは、前述のように、スピーカアレイ1とマイクロホンアレイ3との相対位置関係や、特にスピーカアレイ1の放音指向性パターンとマイクロホンアレイ3の収音指向性パターンとの組み合わせに基づいて設定される。このような所謂設置条件に対して設定されるフィルタ係数であるので、擬似エコー信号h1e(k)は直接音や低次反射音等の低次回り込み信号h1(k)に同等となる。
これにより、第1補正送信信号B(k)は、送信信号A(k)から低次回り込み信号h1(k)を差分した信号となる。すなわち、
B(k)=y(k)+h2(k)
となる。この第1補正送信信号B(k)から話者音声信号y(k)を差分した信号を図で表すと、図3(C)となる。
適応型エコーキャンセラ6は、適応型フィルタ61、合成器62、フィルタ係数学習器63からなり、既知の典型的な適応型エコーキャンセラである。適応型フィルタ61は、フィルタ係数学習器63から与えられるフィルタ係数βに基づき、受信信号x(k)から擬似エコー信号h2e(k)を生成して合成器62に与える。合成器62は、第1補正送信信号B(k)に対して擬似エコー信号h2e(k)を差分合成して、第2補正送信信号E(k)を出力する。フィルタ係数学習器63は、第2補正送信信号E(k)を取得して、予め記憶したフィルタ係数テーブルから最適なフィルタ係数βを選択し、適応型フィルタ61に与える。
ここで、フィルタ係数βは、前述のように、それぞれの時点での環境の変化による影響をも含んで設定されている。このように一定でない条件に対して設定されるフィルタ係数であり、安定した低次回り込み信号h1(k)が既に除去された状態では、擬似エコー信号h2e(k)は高次回り込み信号h2(k)に略同等となる。
これにより、第2補正送信信号(出力信号)E(k)は、第1補正送信信号B(k)から高次回り込み信号h2(k)を差分した信号となる。すなわち、
E(k)=y(k)
となる。この第2補正送信信号E(k)から話者音声信号y(k)を差分した信号を図で表すと、図3(D)となり、回り込み信号H(k)が略完全に除去された状態を示す。
このような構成及び処理を用いることにより、スピーカアレイからマイクロホンアレイに伝達される全ての回り込み信号を除去することができる。
さらに、経時的に変化しない回り込み信号を固定型エコーキャンセラで除去した後に、経時的に変化する回り込み信号を適応型エコーキャンセラで除去するので、適応型エコーキャンセラが最適な擬似エコー信号を生成するまでの時間を短縮することができる。これにより、従来よりも高速にエコーキャンセルを行うことができる。
また、前述のようなスピーカアレイとマイクロホンアレイを用いたシステムの場合、放音指向性パターンや収音指向性パターンを頻繁に変更することがあるが、この指向性パターンに依存するエコーを、固定型エコーキャンセラのフィルタ係数αPQの変更、設定により、即座に除去することができる。これにより、指向性を頻繁に変化させる放音収音装置でも、確実且つ高速にエコーキャンセルを行うことができる。
なお、前述の固定型エコーキャンセラのフィルタ係数αPQに、予め所定のバンドパスフィルタの機能を設定しておいてもよい。この場合、バンドパスフィルタの通過帯域は、受信信号x(k)のインパルス応答の変動が小さい周波数帯域に設定する。これにより、通話環境の温度変化や、放音した音声が回り込んで収音されるまでの音響経路上の物体の移動等による音響経路状況変化等の環境の変化に対して、擬似エコー信号の設定が安定になる。この結果、さらに確実にエコーキャンセルを行うことができる。
また、前述の説明では、放音指向性パターンと収音指向性パターンとの組み合わせに対するフィルタ係数αPQを予め設定して記憶する例を示した。しかしながら、この組み合わせに対するフィルタ係数αPQの設定を、装置の動作初期時に行ってもよい。
この場合、次に示す方法により、各組み合わせに対応するフィルタ係数αPQを設定する。
(1)まず、話者等のいない静環境で、所定信号波形の受信信号x(k)をスピーカアレイ1の各スピーカ10A〜10Mから放音する。この際、指向性制御部8は、受信信号処理部2に対して所定の放音指向性パターンを設定する。放音信号処理部2は、各フィルタ20A〜20Mに所定のフィルタ係数を与える。フィルタ20A〜20Mは、このフィルタ係数に基づいて受信信号x(k)の遅延制御、振幅制御を実行し、受信信号x1(k)〜xm(k)を各スピーカ10A〜10Mに与える。
(2)次に、マイクロホンアレイ3で回り込み信号を収音し、図示していないメモリ等の記憶装置に、各マイクロホン30A〜30Nの収音信号z1(k)〜zn(k)を記憶する。
(3)指向性制御部8は、予め設定したそれぞれの収音指向性パターンに基づき、収音信号処理部4に収音指向性パターンをそれぞれ設定する。収音信号処理部4は、各収音指向性パターンに応じて、それぞれフィルタ30A〜30Nに所定のフィルタ係数を与える。フィルタ40A〜40Nは、このフィルタ係数に基づいて受信信号x(k)の遅延制御、振幅制御を実行し、各収音指向性パターンの送信信号A(k)を取得する。指向性制御部8は、1つの放音指向性パターンで放音された受信信号x(k)と、これに対応する異なる複数の収音指向性パターンで収音された送信信号A(k)とを用いて、各放音収音指向性の組み合わせに対応したフィルタ係数αPQを設定する。これにより、1つの放音指向性パターンに対して複数の収音指向性パターン毎のフィルタ係数が設定される。
(5)この処理を各放音指向性パターンで行うことで、全ての放音指向性パターンと収音指向性パターンとの組み合わせに対するフィルタ係数αPQが設定される。そして、指向性制御部8は、これらの設定内容をメモリ等に記憶しておく。
このように、動作初期時にフィルタ係数αPQを設定することで、設置環境に対してより最適なフィルタ係数を与えることができ、さらに確実且つ高速にエコーキャンセルを行うことができる。
本発明の実施形態の収音放音一体型装置の主要構成を示すブロック図である。 指向性制御部8に記憶された放音指向性パターンと収音指向性パターンとの組み合わせに対するフィルタ係数αPQの設定テーブルを示す図である。 放音される受信信号x(k)の信号レベル、ミキサ5から出力される送信信号A(k)の時系列信号レベル分布、固定型エコーキャンセラ7から出力される第1補正送信信号B(k)の時系列信号レベル分布、および、適応型エコーキャンセラ6から出力される第2補正送信信号(本装置の出力信号)E(k)の時系列信号レベル分布を示す図である。 従来の適応型エコーキャンセラを備える収音放音一体型装置の主要部を示すブロック図である。
符号の説明
1−スピーカアレイ、10A〜10M−スピーカ、2−放音信号処理部、20A〜20M−フィルタ、3−マイクロホンアレイ、30A〜30N−マイクロホン、4−収音信号処理部、40A〜40N−フィルタ、5−ミキサ、6−適応型エコーキャンセラ、61−適応型フィルタ、62−合成器、63−フィルタ係数学習器、7−固定型エコーキャンセラ、71−固定型フィルタ、72−合成器、8−指向性制御部

Claims (4)

  1. 受信信号を外部に放音する放音手段と、
    外部の音声を収音して送信信号を生成する収音手段と、
    前記受信信号に基づいて固定型擬似エコー信号を生成する固定エコーキャンセル用フィルタを備え、前記送信信号から前記固定型擬似エコー信号を差分して第1補正送信信号を生成する固定型エコーキャンセラと、
    前記受信信号に基づいて適応型擬似エコー信号を生成し、前記第1補正送信信号から前記適応型擬似エコー信号を差分して第2補正送信信号を生成する適応型エコーキャンセラと、
    少なくとも前記放音手段と前記収音手段との相対位置関係に基づいて前記固定エコーキャンセル用フィルタのフィルタ係数を設定する指向性制御手段と、
    を備えたことを特徴とする収音放音一体型装置。
  2. 前記放音手段は、複数のスピーカが配列形成されたスピーカアレイと、該スピーカアレイの各スピーカに与える受信信号に対して放音指向性フィルタ処理を行う受信信号用フィルタと、を備え、
    前記収音手段は、複数のマイクロホンが配列形成されたマイクロホンアレイと、該マイクロホンアレイの各マイクロホンから入力される収音信号に対して収音指向性フィルタ処理を行う収音信号用フィルタと、該収音信号用フィルタから出力される各収音信号をミキシングして送信信号を生成するミキサと、を備え、
    前記指向性制御手段は、前記受信信号用フィルタに対する放音指向性と前記収音信号用フィルタに対する収音指向性とを制御するとともに、前記放音指向性と前記収音指向性との組み合わせに基づいて前記固定エコーキャンセル用フィルタのフィルタ係数を設定する請求項1に記載の収音放音一体型装置。
  3. 前記固定エコーキャンセル用フィルタは、前記受信信号に対するインパルス応答の変動が小さい周波数帯域を通過帯域とするバンドパスフィルタを備える請求項1または請求項2に記載の収音放音一体型装置。
  4. 前記指向性制御手段は、前記放音指向性と前記収音指向性との組み合わせのそれぞれに対する各フィルタ係数を記憶するフィルタ係数記憶手段を備え、
    装置の初期化動作時に、前記複数のスピーカに対して複数パターンの放音指向性制御を行って受信信号を放音し、
    前記複数のマイクロホンで収音した収音信号に基づき複数パターンの収音指向性制御を行うことで、前記フィルタ係数を決定する請求項2または請求項3に記載の収音放音一体型装置。
JP2006044197A 2006-02-21 2006-02-21 収音放音一体型装置 Expired - Fee Related JP4946090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044197A JP4946090B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 収音放音一体型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044197A JP4946090B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 収音放音一体型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007228069A true JP2007228069A (ja) 2007-09-06
JP4946090B2 JP4946090B2 (ja) 2012-06-06

Family

ID=38549463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006044197A Expired - Fee Related JP4946090B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 収音放音一体型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4946090B2 (ja)

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009031595A1 (ja) * 2007-09-04 2009-03-12 Yamaha Corporation 収音装置
WO2009037985A1 (ja) * 2007-09-21 2009-03-26 Yamaha Corporation 放収音装置
KR101837529B1 (ko) 2014-04-14 2018-03-12 야마하 가부시키가이샤 방수음 장치 및 방수음 방법
US10367948B2 (en) 2017-01-13 2019-07-30 Shure Acquisition Holdings, Inc. Post-mixing acoustic echo cancellation systems and methods
USD865723S1 (en) 2015-04-30 2019-11-05 Shure Acquisition Holdings, Inc Array microphone assembly
CN112151051A (zh) * 2020-09-14 2020-12-29 海尔优家智能科技(北京)有限公司 音频数据的处理方法和装置及存储介质
CN112447175A (zh) * 2019-08-29 2021-03-05 北京声智科技有限公司 一种回波消除方法和装置
USD944776S1 (en) 2020-05-05 2022-03-01 Shure Acquisition Holdings, Inc. Audio device
US11297426B2 (en) 2019-08-23 2022-04-05 Shure Acquisition Holdings, Inc. One-dimensional array microphone with improved directivity
US11297423B2 (en) 2018-06-15 2022-04-05 Shure Acquisition Holdings, Inc. Endfire linear array microphone
US11302347B2 (en) 2019-05-31 2022-04-12 Shure Acquisition Holdings, Inc. Low latency automixer integrated with voice and noise activity detection
US11303981B2 (en) 2019-03-21 2022-04-12 Shure Acquisition Holdings, Inc. Housings and associated design features for ceiling array microphones
US11310596B2 (en) 2018-09-20 2022-04-19 Shure Acquisition Holdings, Inc. Adjustable lobe shape for array microphones
US11438691B2 (en) 2019-03-21 2022-09-06 Shure Acquisition Holdings, Inc. Auto focus, auto focus within regions, and auto placement of beamformed microphone lobes with inhibition functionality
US11445294B2 (en) 2019-05-23 2022-09-13 Shure Acquisition Holdings, Inc. Steerable speaker array, system, and method for the same
US11523212B2 (en) 2018-06-01 2022-12-06 Shure Acquisition Holdings, Inc. Pattern-forming microphone array
US11552611B2 (en) 2020-02-07 2023-01-10 Shure Acquisition Holdings, Inc. System and method for automatic adjustment of reference gain
US11558693B2 (en) 2019-03-21 2023-01-17 Shure Acquisition Holdings, Inc. Auto focus, auto focus within regions, and auto placement of beamformed microphone lobes with inhibition and voice activity detection functionality
US11678109B2 (en) 2015-04-30 2023-06-13 Shure Acquisition Holdings, Inc. Offset cartridge microphones
US11706562B2 (en) 2020-05-29 2023-07-18 Shure Acquisition Holdings, Inc. Transducer steering and configuration systems and methods using a local positioning system
US11785380B2 (en) 2021-01-28 2023-10-10 Shure Acquisition Holdings, Inc. Hybrid audio beamforming system

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61264997A (ja) * 1985-05-20 1986-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロホン
JPH08223274A (ja) * 1995-02-15 1996-08-30 Matsushita Electric Works Ltd ハンズフリー通話装置
JP2000512466A (ja) * 1996-06-19 2000-09-19 ノキア テレコミュニカシオンス オサケ ユキチュア エコー抑制装置及びエコー打消装置の非直線的プロセッサ
JP2000316199A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Yamaha Corp ハウリング防止装置
JP2003174699A (ja) * 2001-09-27 2003-06-20 Nissan Motor Co Ltd 音声入出力装置
JP2004274682A (ja) * 2003-03-12 2004-09-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd ハウリング防止装置、ハウリング防止方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2004537233A (ja) * 2001-07-20 2004-12-09 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ エコー抑圧回路及びラウドスピーカ・ビームフォーマを有する音響補強システム
WO2005076662A1 (en) * 2004-01-07 2005-08-18 Koninklijke Philips Electronics N.V. Audio system providing for filter coefficient copying

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61264997A (ja) * 1985-05-20 1986-11-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd マイクロホン
JPH08223274A (ja) * 1995-02-15 1996-08-30 Matsushita Electric Works Ltd ハンズフリー通話装置
JP2000512466A (ja) * 1996-06-19 2000-09-19 ノキア テレコミュニカシオンス オサケ ユキチュア エコー抑制装置及びエコー打消装置の非直線的プロセッサ
JP2000316199A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Yamaha Corp ハウリング防止装置
JP2004537233A (ja) * 2001-07-20 2004-12-09 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ エコー抑圧回路及びラウドスピーカ・ビームフォーマを有する音響補強システム
JP2003174699A (ja) * 2001-09-27 2003-06-20 Nissan Motor Co Ltd 音声入出力装置
JP2004274682A (ja) * 2003-03-12 2004-09-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd ハウリング防止装置、ハウリング防止方法、プログラムおよび記憶媒体
WO2005076662A1 (en) * 2004-01-07 2005-08-18 Koninklijke Philips Electronics N.V. Audio system providing for filter coefficient copying
JP2007518334A (ja) * 2004-01-07 2007-07-05 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 音声歪み抑制システム

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009031595A1 (ja) * 2007-09-04 2009-03-12 Yamaha Corporation 収音装置
WO2009037985A1 (ja) * 2007-09-21 2009-03-26 Yamaha Corporation 放収音装置
JP2009077220A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Yamaha Corp 放収音装置
CN101803402B (zh) * 2007-09-21 2012-12-12 雅马哈株式会社 声音发射和采集装置
US8559647B2 (en) 2007-09-21 2013-10-15 Yamaha Corporation Sound emitting and collecting apparatus
KR101837529B1 (ko) 2014-04-14 2018-03-12 야마하 가부시키가이샤 방수음 장치 및 방수음 방법
US11678109B2 (en) 2015-04-30 2023-06-13 Shure Acquisition Holdings, Inc. Offset cartridge microphones
US11310592B2 (en) 2015-04-30 2022-04-19 Shure Acquisition Holdings, Inc. Array microphone system and method of assembling the same
US11832053B2 (en) 2015-04-30 2023-11-28 Shure Acquisition Holdings, Inc. Array microphone system and method of assembling the same
USD940116S1 (en) 2015-04-30 2022-01-04 Shure Acquisition Holdings, Inc. Array microphone assembly
USD865723S1 (en) 2015-04-30 2019-11-05 Shure Acquisition Holdings, Inc Array microphone assembly
US10367948B2 (en) 2017-01-13 2019-07-30 Shure Acquisition Holdings, Inc. Post-mixing acoustic echo cancellation systems and methods
US11477327B2 (en) 2017-01-13 2022-10-18 Shure Acquisition Holdings, Inc. Post-mixing acoustic echo cancellation systems and methods
US11800281B2 (en) 2018-06-01 2023-10-24 Shure Acquisition Holdings, Inc. Pattern-forming microphone array
US11523212B2 (en) 2018-06-01 2022-12-06 Shure Acquisition Holdings, Inc. Pattern-forming microphone array
US11770650B2 (en) 2018-06-15 2023-09-26 Shure Acquisition Holdings, Inc. Endfire linear array microphone
US11297423B2 (en) 2018-06-15 2022-04-05 Shure Acquisition Holdings, Inc. Endfire linear array microphone
US11310596B2 (en) 2018-09-20 2022-04-19 Shure Acquisition Holdings, Inc. Adjustable lobe shape for array microphones
US11778368B2 (en) 2019-03-21 2023-10-03 Shure Acquisition Holdings, Inc. Auto focus, auto focus within regions, and auto placement of beamformed microphone lobes with inhibition functionality
US11438691B2 (en) 2019-03-21 2022-09-06 Shure Acquisition Holdings, Inc. Auto focus, auto focus within regions, and auto placement of beamformed microphone lobes with inhibition functionality
US11558693B2 (en) 2019-03-21 2023-01-17 Shure Acquisition Holdings, Inc. Auto focus, auto focus within regions, and auto placement of beamformed microphone lobes with inhibition and voice activity detection functionality
US11303981B2 (en) 2019-03-21 2022-04-12 Shure Acquisition Holdings, Inc. Housings and associated design features for ceiling array microphones
US11445294B2 (en) 2019-05-23 2022-09-13 Shure Acquisition Holdings, Inc. Steerable speaker array, system, and method for the same
US11800280B2 (en) 2019-05-23 2023-10-24 Shure Acquisition Holdings, Inc. Steerable speaker array, system and method for the same
US11302347B2 (en) 2019-05-31 2022-04-12 Shure Acquisition Holdings, Inc. Low latency automixer integrated with voice and noise activity detection
US11688418B2 (en) 2019-05-31 2023-06-27 Shure Acquisition Holdings, Inc. Low latency automixer integrated with voice and noise activity detection
US11297426B2 (en) 2019-08-23 2022-04-05 Shure Acquisition Holdings, Inc. One-dimensional array microphone with improved directivity
US11750972B2 (en) 2019-08-23 2023-09-05 Shure Acquisition Holdings, Inc. One-dimensional array microphone with improved directivity
CN112447175A (zh) * 2019-08-29 2021-03-05 北京声智科技有限公司 一种回波消除方法和装置
US11552611B2 (en) 2020-02-07 2023-01-10 Shure Acquisition Holdings, Inc. System and method for automatic adjustment of reference gain
USD944776S1 (en) 2020-05-05 2022-03-01 Shure Acquisition Holdings, Inc. Audio device
US11706562B2 (en) 2020-05-29 2023-07-18 Shure Acquisition Holdings, Inc. Transducer steering and configuration systems and methods using a local positioning system
CN112151051A (zh) * 2020-09-14 2020-12-29 海尔优家智能科技(北京)有限公司 音频数据的处理方法和装置及存储介质
CN112151051B (zh) * 2020-09-14 2023-12-19 海尔优家智能科技(北京)有限公司 音频数据的处理方法和装置及存储介质
US11785380B2 (en) 2021-01-28 2023-10-10 Shure Acquisition Holdings, Inc. Hybrid audio beamforming system

Also Published As

Publication number Publication date
JP4946090B2 (ja) 2012-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4946090B2 (ja) 収音放音一体型装置
JP6299895B2 (ja) マイクユニット、ホスト装置、および信号処理システム
JP4701962B2 (ja) 回帰音除去装置
JP5386936B2 (ja) 放収音装置
JP4767166B2 (ja) ハウリング抑圧装置、プログラム、集積回路、およびハウリング抑圧方法
WO2008151970A8 (en) Online anti-feedback system for a hearing aid
EP3282678B1 (en) Signal processor with side-tone noise reduction for a headset
WO2013075070A1 (en) Processing audio signals
WO2004045244A8 (en) Adaptative noise canceling microphone system
JP2008042754A (ja) 音声会議装置
JP4802708B2 (ja) 放収音装置
JP4544993B2 (ja) 単一チャンネルまたは多重チャンネル型の通信システム用エコー処理装置
JP4835151B2 (ja) オーディオシステム
JP5151352B2 (ja) 放収音装置
CN102970638B (zh) 处理信号
JP2007235770A (ja) 音声処理装置
US20070211909A1 (en) Echo cancellation method in wireless headset communication system
JP5140785B1 (ja) 指向性制御方法及び装置
JP2010016478A (ja) 音声通信装置
JP2008177745A (ja) 放収音システム
JP4492409B2 (ja) ハウリングキャンセラ
JP2010010758A (ja) 係数測定装置および収音装置
JP5725088B2 (ja) 収音装置及び放収音システム
JP2006173840A (ja) 音声出力装置
JP2006173871A (ja) 音響エコーキャンセラとそれを用いたハンズフリー電話及び音響エコーキャンセル方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110722

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150316

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4946090

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees