JP2010010758A - 係数測定装置および収音装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のマイク間の音響特性の差を補償するフィルタの係数測定装置および当該フィルタを備えた収音装置を提供する
【解決手段】双指向性マイク12Aおよび双指向性マイク12Bの出力信号をフィルタ処理する。FIRフィルタ32AおよびFIRフィルタ32Bのフィルタ係数は、工場等において係数測定装置で測定しておく。例えば、双指向性マイク12Aの収音した音声信号をFIRフィルタ32Aに入力し、FIRフィルタ32Aの出力信号を無指向性マイク13の収音した信号から差し引く。
【選択図】図3
【解決手段】双指向性マイク12Aおよび双指向性マイク12Bの出力信号をフィルタ処理する。FIRフィルタ32AおよびFIRフィルタ32Bのフィルタ係数は、工場等において係数測定装置で測定しておく。例えば、双指向性マイク12Aの収音した音声信号をFIRフィルタ32Aに入力し、FIRフィルタ32Aの出力信号を無指向性マイク13の収音した信号から差し引く。
【選択図】図3
Description
この発明は、複数のマイク間の音響特性の差を補償するフィルタの係数測定装置および当該フィルタを備えた収音装置に関する。
従来、無指向性マイクと指向性マイクを組み合わせ、多方向の音声を収音することができる技術が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照)。
図1および図2は、特許文献3の装置のように、無指向性マイクと2つの双指向性マイクを組み合わせ、多方向の音声を収音する概念を示す図である。この例では、Y方向および−Y方向の音声(方向121Aおよび方向122A)を収音する双指向性マイク12A、X方向および−X方向の音声(方向121Bおよび方向122B)を収音する双指向性マイク12B、および全周方向の音声(領域131)を収音する無指向性マイク13を設置する。
ここで、収音方向が直交する2つの双指向性マイク12Aおよび双指向性マイク12Bで収音した音声と、無指向性マイク13で収音した音声を合成すると、音声信号の位相が同一となる方向では収音レベルが最も高くなり、その方向に指向性を形成することができる。
例えば、図2(A)に示すように、双指向性マイク12Aが収音した音声信号と無指向性マイク13が収音した音声信号の増幅量を同一に設定し、双指向性マイク12Bの増幅量をゼロとした場合において、方向121Aと全周方向(領域131)で収音した音声の位相が「+」であり、方向122Aで収音した音声の位相が「−](反転した位相)であるとすると、方向121Aと領域131が重なるY方向において音声信号が強調される。そのため、Y方向に指向性が設定される。
また、同図(B)に示すように、方向122A、方向122B、および領域131で収音した音声が全て同じ位相「+」である場合、方向122Aと方向122Bの間(方向152:−X,−Y方向)で収音された音声信号が強調される。
なお、各マイクで収音した音声信号の加算比率は、後段のアンプのゲインで任意に調整される。
特許第3599653号公報
特許第3279040号公報
特開2008−61186号公報
上記のような特許文献3に示す方式による指向性制御においては、各マイクの音響特性(振幅特性や位相特性)が異なると、位相が同一となるべき方向で収音した音声信号が強調されず、理想的な指向性を得ることができない。つまり、理想的には全マイクの音響特性(振幅特性および位相特性)が同一でなければならない。
しかし、小型安価なマイクでは双指向性マイクと無指向性マイクとの間で、特に周波数特性の差が大きいため、所望の指向性を得ることができなかった。
なお、各マイクの出力側にイコライザを設置すれば、振幅特性の差を補償することができるが、位相特性の差まで補償することは困難であった。
そこで、この発明は、複数のマイク間の音響特性の差を補償するフィルタの係数測定装置および当該フィルタを備えた収音装置を提供することを目的とする。
この発明の係数測定装置は、双指向性マイクと、無指向性マイクと、適応型フィルタと、を備えている。適応型フィルタは、双指向性マイクの出力信号をフィルタ処理するとともに、当該フィルタ処理した信号を無指向性マイクの出力信号から減算する。この減算した後の残さ信号に基づいて、フィルタ係数を更新する。適応アルゴリズムはどのようなものを用いてもよいが、例えばLMS(Least Mean Square)アルゴリズムを用いる。適応型フィルタの適応処理が進むにつれ、無指向性マイクの出力信号と双指向性マイクの出力信号が近似する。このように、無指向性マイクの出力信号と双指向性マイクの出力信号が近似するため、各マイクの音響特性を補償することができる。なお、双指向性マイクは1つであってもよいし、複数であってもよい。複数である場合においても、無指向性マイクの出力信号に近似するように各双指向性マイクの出力信号をフィルタ処理する。
また、この発明の収音装置は、双指向性マイクと、無指向性マイクと、上記フィルタ係数測定装置で測定されたフィルタ係数が設定されるフィルタ部と、収音指向性制御部と、を備えている。収音指向性制御部は、無指向性マイクの出力信号とフィルタ処理した後の出力信号を合成する。このとき、各信号のレベルと位相を制御することで指向性を制御する。この場合、搭載するフィルタ部には、予め工場等で測定したフィルタ係数が設定されているため、安定して各マイクの音響特性差を補償することができ、結果として安定した指向性制御を行うことができる。
また、この発明の収音装置は、双指向性マイクと、無指向性マイクと、適応型フィルタと、収音指向性制御部と、を備えている。適応型フィルタは、双指向性マイクの出力信号をフィルタ処理するとともに、当該フィルタ処理した信号を無指向性マイクの出力信号から減算する。この減算した後の残さ信号に基づいて、フィルタ係数を更新する。適応アルゴリズムはどのようなものを用いてもよい。また、収音指向性制御部は、無指向性マイクの出力信号とフィルタ処理した後の出力信号を合成し、各信号のレベルと位相を制御することで指向性を制御する。この場合、適応型フィルタでフィルタ係数を更新しながら各マイクの音響特性を補償するため、特殊な環境(例えば工場出荷時に数cm程度の収音距離となっていたものが数m程度の収音距離で用いられる場合)において各マイクの音響特性差を補償することができる。
この発明によれば、適応型フィルタが複数のマイク(無指向性マイクの出力信号と双指向性マイク)の出力信号を近似させるようにフィルタ係数を更新するため、高精度に音響特性の差を補償することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態である係数測定装置、および収音装置について説明する。図3は、収音装置の構成を示すブロック図であり、図4は、係数測定装置の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、収音装置1は、収音処理部3、制御部5、出力I/F7、双指向性マイク12A、双指向性マイク12B、および無指向性マイク13を備えている。
双指向性マイク12A、双指向性マイク12B、および無指向性マイク13は、収音処理部3に接続されている。収音処理部3は、出力I/F7に接続されている。また、制御部5は、収音処理部3および出力I/F7に接続されている。なお、本実施形態においてはフロントエンドのアンプやA/DコンバータおよびD/Aコンバータを省略し、特に記載無き場合、装置内を伝達する音声信号は全てデジタル音声信号とする。
出力I/F7は、音声出力端子やネットワーク端子を有し、音声信号を他の装置に出力する。なお、この収音装置1がPLC(Power Line Communications)によりネットワーク通信を行う端末である場合、家庭内のコンセントに接続される電源ケーブルも出力I/F7に含まれる。
双指向性マイク12A、双指向性マイク12B、および無指向性マイク13が収音した音声信号は、収音処理部3に入力される。収音処理部3は、無指向性マイク13が収音した音声信号を遅延処理するディレイ31、ディレイ31の出力音声信号を増幅する増幅器33、マイク12Aが収音した音声信号をフィルタ処理するFIRフィルタ32A、FIRフィルタ32Aの出力音声信号を増幅する増幅器34A、マイク12Bが収音した音声信号をフィルタ処理するFIRフィルタ32B、FIRフィルタ32Bの出力音声信号を増幅する増幅器34B、および各増幅器で増幅された音声信号を加算して後段の出力I/F7に出力する加算器35を備えている。
ディレイ31は、FIRフィルタ32AまたはFIRフィルタ32Bにおけるフィルタ処理の遅延量に相当するディレイを付与する。
FIRフィルタ32Aは、無指向性マイク13と双指向性マイク12Aの音響特性(振幅特性、位相特性等)の差を補償する有限長のフィルタである。同様に、FIRフィルタ32Bは、無指向性マイク13と双指向性マイク12Bの音響特性の差を補償する有限長のフィルタである。FIRフィルタ32AおよびFIRフィルタ32Bのフィルタ係数は、図4に示す係数測定装置によって測定される。
図4において、係数測定装置11は、双指向性マイク12A、無指向性マイク13、ディレイ31、FIRフィルタ32A、および加算器51を備えている。なお、加算器51を除き、この係数測定装置11に搭載されている各構成部は、そのまま収音装置1に搭載される。すなわち、工場等において係数測定装置11で測定されたフィルタ係数がFIRフィルタ32Aに設定され、収音装置1に組み込まれる。
同図に示すように、無指向性マイク13が収音した音声信号はディレイ31で遅延付与された後、加算器51に出力される。また、双指向性マイク12Aが収音した音声信号はFIRフィルタ32Aでフィルタ処理された後、加算器51に出力される。なお、図1に示したように、無指向性マイク13が収音する領域131は、双指向性マイク12Aが収音する領域(方向121A、方向122A)を全てカバーしている。
なお、工場等において測定を行う場合、無指向性マイク13の収音領域と双指向性マイク12Aの収音方向が重なる部分(例えば方向121A)にスピーカを設置し、このスピーカから測定用のホワイトノイズを出力するようにすればよい。
加算器51は、ディレイ31の出力音声信号からFIRフィルタ32Aの出力音声信号を差し引く。この差し引いた後の信号(残さ信号)がFIRフィルタ32Aに入力される。FIRフィルタ32Aは、残さ信号と双指向性マイク12Aから出力された音声信号に基づき、フィルタ係数を更新する。フィルタ係数の更新には所定の適応アルゴリズム(例えばLMSアルゴリズム)を用いる。これにより、FIRフィルタ32Aの出力信号は、ディレイ31の出力信号に近づけられる。その結果、FIRフィルタ32Aは、無指向性マイク13と双指向性マイク12Aの音響特性差を補償するフィルタとなる。
同様に、FIRフィルタ32Bについても係数測定装置11にてフィルタ係数が測定される。すなわち、図4において双指向性マイク12Aを双指向性マイク12Bに置き換え、FIRフィルタ32AをFIRフィルタ32Bに置き換えることで、FIRフィルタ32Bのフィルタ係数が測定され、無指向性マイク13と双指向性マイク12Bの音響特性差を補償するフィルタとなる。
このようにして測定されたフィルタ係数を備えたFIRフィルタ32AおよびFIRフィルタ32Bが収音装置1に搭載される。これにより、マイク間の音響特性差が抑えられ、理想的な指向性制御を行うことができる。
次に、収音装置1において収音指向性を制御する例について説明する。
収音装置1は、制御部5において各増幅器の増幅量、および加算器35の加算態様を制御することで、収音装置1の指向性を複数方向に変更することができる。この指向性の態様を図5および図6を用いて説明する。図5および図6は、各マイクの収音指向性を示した図である。
収音装置1は、制御部5において各増幅器の増幅量、および加算器35の加算態様を制御することで、収音装置1の指向性を複数方向に変更することができる。この指向性の態様を図5および図6を用いて説明する。図5および図6は、各マイクの収音指向性を示した図である。
双指向性マイク12Aは、Y方向(方向121A)、および−Y方向(方向122A)に指向性を有する(図1を参照)。方向121Aで収音した音声信号と方向122Aで収音した音声信号とは位相が反転している。双指向性マイク12Bは、X方向(方向121B)、および−X方向(方向122B)に指向性を有する。方向121Bで収音した音声信号と方向122Bで収音した音声信号とは位相が反転している。無指向性マイク13は、全周方向から均等に音声を収音する(領域131)。領域131は、各双指向性マイクが収音する領域(方向121A、方向122A、方向121B、および方向122B)を全てカバーしている。
制御部5は、これらの双指向性マイクおよび無指向性マイクが収音した音声信号の増幅量および位相を制御することで指向性を制御することができる。図5および図6は、増幅量および位相と、指向性との関係例を示した図である。同図において、所定の位相を「+」と示し、所定の位相から反転した位相を「−」と示す。
まず、図5(A)は、方向121A、方向121B、および領域131で収音した音声信号が全て同じ位相「+」である場合の例を示すものである。方向121Aと領域131が重なる部分で収音された音声信号は、同じ位相であるため加算すると強調される。同様に、方向121Bと領域131が重なる部分で収音された音声信号も同じ位相であるため加算すると強調される。また、方向121Aと方向121Bの間(x,y方向)で収音された音声信号も加算すると強調される。したがって、これら全てが重なる方向151で収音される音声信号が最も強調される。そのため、増幅器33、増幅器34A、増幅器34Bの増幅量を同一に設定し、加算器35で全音声信号を同位相で加算するように設定すると、方向151に指向性が設定されることとなる。
ここで、加算器35で、双指向性マイク12Aと双指向性マイク12Bの収音した音声信号を反転させてから加算するように設定すると、同図(B)に示すように、方向121A、方向122A、方向121B、および方向122Bにおける位相が同図(A)に対して反転する。そのため、方向122A、方向122B、および領域131が全て重なる方向152で収音される音声信号が最も強調され、方向152に指向性が設定されることとなる。
同様に、図示はしていないが、双指向性マイク12Aの収音した音声信号のみ同図(A)に対して位相を反転すると、方向122A、方向121B、および領域131が全て重なる方向に指向性が設定される。また、双指向性マイク12Bの収音した音声信号のみ位相を同図(A)に対して反転すると、方向121A、方向122B、および領域131が全て重なる方向に指向性が設定される。
次に、図6は、図5(A)において双指向性マイク12Aが収音した音声信号と無指向性マイク13が収音した音声信号の増幅量を同一に設定し、双指向性マイク12Bの増幅量をゼロとした場合の例を示すものである。図6の例では、方向121Aと領域131が重なる方向(方向153)で収音された音声信号が同位相であるため、加算すると強調される。したがって、増幅器33と増幅器34Aの増幅量を同一に設定し、増幅器34Bの増幅量をゼロとし、加算器35で全音声信号を同位相で加算するように設定すると、方向153に指向性が設定されることとなる。
以上のように、本実施形態の収音装置1および係数測定装置11を用いることで、マイク間の音響特性差を高精度に補償することができ、理想的な指向性制御を行うことができる。
なお、上記例では、工場等で係数測定装置11を用いてフィルタ係数を設定し、フィルタ係数が設定済のFIRフィルタを収音装置1に搭載する例を示したが、実際の使用時にフィルタ係数を更新することもできる。図7はフィルタ係数を更新する場合の収音装置の構成を示すブロック図である。なお、図7において、図3に示した収音装置1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図7に示す収音装置2は、収音処理部4、制御部5、出力I/F7、双指向性マイク12A、双指向性マイク12B、および無指向性マイク13を備えている。収音処理部4は、ディレイ31、増幅器33、FIRフィルタ32A、増幅器34A、FIRフィルタ32B、増幅器34B、加算器35に加え、加算器53および加算器54を備えている。
加算器53は、ディレイ31の出力信号からFIRフィルタ32Aの出力信号を差し引く。この差し引いた後の信号(残さ信号)がFIRフィルタ32Aに入力される。FIRフィルタ32Aは、残さ信号と双指向性マイク12Aから出力された音声信号に基づき、フィルタ係数を更新する。
同様に、加算器54は、ディレイ31の出力信号からFIRフィルタ32Bの出力信号を差し引く。この差し引いた後の信号(残さ信号)がFIRフィルタ32Bに入力される。FIRフィルタ32Bは、残さ信号と双指向性マイク12Bから出力された音声信号に基づき、フィルタ係数を更新する。
このように、収音装置2は、収音装置1に係数測定装置11を組み込んだ構成となり、実際の使用時にFIRフィルタ32AおよびFIRフィルタ32Bのフィルタ係数を更新する。この場合、各FIRフィルタの適応が進むまではマイクの音響特性差を補償することができないが、工場での測定環境と実際の使用環境が大きく異なる場合(例えば工場出荷時に数cm程度の収音距離となっていたものが数m程度の収音距離で用いられる場合)において各マイクの音響特性差を補償する場合に好適である。
なお、図7に示した収音装置2において、フィルタ係数の更新度合いを制限するようにしてもよい。すなわち、工場等において係数測定装置11で予め設定したフィルタ係数を各FIRフィルタに設定しておき、実際の使用時に更新度合いを制限する。更新度合いを制限するためには、適応フィルタの更新パラメータ(ステップサイズ等)を抑えたり、フィルタ係数の数値に上限を設けるようにすればよい。
これにより、工場等で測定した精度の良いフィルタ係数を用いながら実際の使用環境で更新することができ、かつ突発的に発生した音声等によりフィルタ係数が大きく変更されることもなくなる。
なお、本実施形態では、無指向性マイクと2つの双指向性マイクにより収音指向性を制御する例を示したが、指向性を制御する方向が少なくてよい場合は、単一指向性マイクと双指向性マイクにより収音指向性を制御するようにしてもよい。
1−収音装置
3−収音信号処理部
5−制御部
7−出力I/F
31−ディレイ
32A,32B−FIRフィルタ
33,34A,34B−増幅器
35−加算器
3−収音信号処理部
5−制御部
7−出力I/F
31−ディレイ
32A,32B−FIRフィルタ
33,34A,34B−増幅器
35−加算器
Claims (3)
- 双指向性マイクと、
無指向性マイクと、
前記双指向性マイクの出力信号をフィルタ処理するとともに、当該フィルタ処理した信号を無指向性マイクの出力信号から減算し、減算した後の残さ信号に基づいて、フィルタ係数を更新する適応型フィルタと、
を備えた係数測定装置。 - 双指向性マイクと、
無指向性マイクと、
請求項1に記載のフィルタ係数測定装置で測定されたフィルタ係数が設定され、この設定されたフィルタ係数で前記双指向性マイクの出力信号をフィルタ処理するフィルタ部と、
無指向性マイクの出力信号、および前記フィルタ処理した後の出力信号のレベルおよび位相を制御してから合成することで装置本体周囲に収音指向性を設定する収音指向性制御部と、
を備えた収音装置。 - 双指向性マイクと、
無指向性マイクと、
前記双指向性マイクの出力信号をフィルタ処理するとともに、当該フィルタ処理した信号を無指向性マイクの出力信号から減算し、減算した後の残さ信号に基づいて、フィルタ係数を更新する適応型フィルタと、
無指向性マイクの出力信号、および前記フィルタ処理した後の出力信号のレベルおよび位相を制御してから合成することで装置本体周囲に収音指向性を設定する収音指向性制御部と、
を備えた収音装置。
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JP2008164419A JP2010010758A (ja) | 2008-06-24 | 2008-06-24 | 係数測定装置および収音装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007180896A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Kenwood Corp | 音声信号処理装置および音声信号処理方法 |
-
2008
- 2008-06-24 JP JP2008164419A patent/JP2010010758A/ja active Pending
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