JP5151352B2 - 放収音装置 - Google Patents

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この発明は、ハウリングやエコーを抑圧する放収音装置に関する。
従来、スピーカからの周り込み音をマイクが収音することで生じるハウリングやエコーを抑圧する放収音装置が各種考案されている(特許文献1参照)。
特許文献1の拡声電話機は、2つの無指向性マイクとスピーカとを備え、2つのマイクをスピーカから等距離に配置する。拡声電話機は、2つのマイクの収音信号の差分値を算出して出力することにより、遠端話者の音声を打ち消している。
特開平3−117148号公報
しかしながら、特許文献1の拡声電話機は、2つのマイクの配置間隔が音波の波長の整数倍となる周波数で、近端話者からの収音信号を互いに打ち消し合い、その周波数で出力値が大きく減衰してノッチが生じるため、通話音声の品質が劣化した。
そこで、この発明は、簡素な構成で、音質の低下を招くことなく放収音できる放収音装置を提供することを目的とする。
この発明の放収音装置は、一直線の基準線上に配置した2つのスピーカと、前記基準線上に配置し、且つ前記2つのスピーカの中央に配置した第一の双指向性マイクと、前記第一の双指向性マイクと同じ位置に第二の双指向性マイクと、を備え、前記第一の双指向性マイクは、前記基準線と直交する方向を収音指向性の強度が最も強い方向とし、前記2つのスピーカは、同相で放音し、前記第二の双指向性マイクは、前記基準線の方向を収音指向性の強度が最も強い方向とすることを特徴とする。
また、前記第一の双指向性マイクの出力信号および前記第二の双指向性マイクの出力信号の信号レベルまたは位相の組み合わせを制御する収音制御部を備えたことを特徴とする。
この構成では、放収音装置は、一直線の基準線上に、双指向性マイクと2つのスピーカとを配置する。この際、放収音装置は、双指向性マイクの収音指向性の強度が最も強い方向と基準線とが直交するように双指向性マイクを配置する。更に、放収音装置は、双指向性マイクを中心として、該双指向性マイクを挟むように、2つのスピーカを配置する。これにより、放収音装置は、双指向性マイクの収音強度の節の方向にスピーカが配置されるので、スピーカからの放音音声を双指向性マイクにてほとんど収音せず、ハウリングやエコー等を防ぐことができ、ユーザに不快な印象を与えない。また、放収音装置は、双指向性マイクの収音音声をそのまま利用するので、高域にて収音信号の部分的なノッチが生じず、収音信号の品質劣化を防ぐことができる。更に、放収音装置は、双指向性マイクとスピーカという汎用の手段のみを用い、特別な手段を用いないので、簡素な構成とすることができる。
この構成では、放収音装置は、一直線の基準線上に、2つのスピーカと2つの双指向性マイクを配置し、2つの双指向性マイクを同じ位置に配置する。放収音装置は、一方の双指向性マイクを、該一方の双指向性マイクの収音指向性の強度が最も強い方向と基準線とが直交するように配置し、他方の双指向性マイクを、該他方の双指向性マイクの収音指向性の強度が最も強い方向と基準線とが一致するように配置する。放収音装置は、2つの双指向性マイクを中心として、該2つの双指向性マイクを挟むように、2つのスピーカを配置する。また、放収音装置は、2つのスピーカから同相で放音する。これにより、放収音装置は、収音指向性の強度が最も強い方向と基準線とが直交する双指向性マイクにて、スピーカの放音音声をほとんど収音しない。また、放収音装置は、収音指向性の強度が最も強い方向と基準線とが一致する双指向性マイクにて、スピーカからの放音音声を収音するが、双指向性マイクの特性からスピーカの放音音声が打ち消される。この結果、放収音装置は、ハウリングやエコー等の発生を防ぐことができる。
本発明によれば、放収音装置は、簡素な構成でありながら、スピーカからの放音音声を双指向性マイクにて収音しないので、ハウリングやエコー等を防ぐことができる。また、放収音装置は、特定の一点に設置された双指向性マイクの収音信号をそのまま用いることで、従来技術のように高域にて収音信号の部分的なノッチが生じず、収音信号の品質劣化を防ぐことができる。
「第1実施形態」
第1実施形態に係る放収音装置1の概要について、図1を参照して説明する。図1は、放収音装置1の外観図である。放収音装置1は、入出力I/F18をコンセントに接続することで、他のコンセントに接続された他の放収音装置と電力線通信(以下、PLCと称す。)を行う。放収音装置1は、他の放収音装置から音声信号を受信すると、該音声信号を放音するとともに、自装置の収音信号を他の放収音装置へ送信する。なお、放収音装置1の通信方法は、PLCに限らない。
放収音装置1は、筺体の正面に、一直線上の基準線4aを設定し、該基準線4aと直交する方向に基準線4bを設定する。放収音装置1は、基準線4a,4bが交わる位置に双指向性マイク12を配置し、基準線4a上に2つのスピーカ11(11a,11b)を配置する。放収音装置1は、双指向性マイク12の感度が最も高い方向が基準線4aと直交し、基準線4bと一致するように、双指向性マイク12を配置する。この際、放収音装置1は、双指向性マイク12を中心として、該双指向性マイク12を挟むように2つのスピーカ11を配置する。これにより、放収音装置1は、双指向性マイク12の収音強度の節の方向にスピーカ11a,11bが配置されるので、自装置が放音した音声をほとんど収音しない。この結果、放収音装置1は、双指向性マイク12とスピーカ11の配置のみの簡素な構成でハウリングやエコーを抑制することができ、ユーザに対して不快な印象を与えない。
図1に示すように、放収音装置1は、双指向性マイク12、2つのスピーカ11(11a,11b)、操作部13、及び入出力I/F18を備える。放収音装置1は、双指向性マイク12及び2つのスピーカ11を筐体の正面に配置する。また、放収音装置1は、入出力I/F18を筐体の側面に配置し、操作部13を入出力I/F18側の筺体の正面に配置する。なお、双指向性マイク12及び2つのスピーカ11の配置については、詳細を後述する。
次に、図1に示す放収音装置1の機能・構成について、図2を参照して説明する。図2は、放収音装置の機能・構成を示すブロック図である。放収音装置1は、上述したスピーカ11、双指向性マイク12、操作部13、入出力I/F18の他に、制御部14、収音制御部15、エコーキャンセル部16、通信制御部17、及び放音制御部19を備える。
双指向性マイク12は、収音した音声を電気変換して収音信号を生成し、収音制御部15へ出力する。
スピーカ11は、後述する放音制御部19から入力したスピーカ11毎の個別放音音声信号を音声変換して放音する。
操作部13は、ユーザからの操作入力を受け付け、操作入力内容を制御部14へ出力する。操作入力内容として、例えば、音声通信相手の指定、収音感度調整、及び音量調整等がある。
制御部14は、操作部13から入力した操作入力内容に基づいて、収音制御部15、通信制御部17、及び放音制御部19を制御する。例えば、制御部14は、操作部13から入力した収音感度調整指示に基づいて収音制御部15を制御し、音量調整指示に基づいて放音制御部19を制御する。また、制御部14は、操作部13から入力した音声通信相手の指定指示に基づいて、通信制御部17を制御する。
収音制御部15は、双指向性マイク12から入力した収音信号に対して、制御部14の指示に基づいて、既知の方法で各種処理を行い、エコーキャンセル部16へ出力する。
エコーキャンセル部16は、収音制御部15から入力した収音信号に対して、エコーを除去し、通信制御部17へ出力する。なお、本実施形態では、エコーキャンセル部16を備えるが、本実施形態の双指向性マイク12及びスピーカ11の配置では、理論上、双指向性マイク12にてスピーカ11の放音音声を収音しないので、エコーキャンセル部16を省略してもよい。しかしながら、現実的には、双指向性マイク12がスピーカ11からの放音音声を低レベルではあるが収音してしまうので、エコーキャンセル部16を備えることで、エコーキャンセル、ハウリングキャンセルをより確実に行うことができる。また、エコーキャンセル部16を備えた本実施形態の双指向性マイク12及びスピーカ11の配置では、スピーカ11からの放音音声を双指向性マイク12が収音することをほとんど防ぐことができるので、エコーキャンセル部16の負荷を低減することができる。
通信制御部17は、制御部14の指示に基づいて、入出力I/F18を介して他装置からの音声信号を受信する。また、通信制御部17は、制御部14の指示に基づいて、入出力I/F18を介して収音信号を他装置に送信する。
放音制御部19は、通信制御部17が音声信号を入力すると、制御部14の指示に基づいて、既知の方法で各種処理を行い、個別放音音声信号をスピーカ11a,11b毎に生成し、各スピーカ11a,11bへ出力する。
次に、放収音装置1が備える双指向性マイク12及び2つのスピーカ11の配置パターンについて図3を参照して説明する。図3は、第1実施形態に係る双指向性マイク及びスピーカの配置図である。図3に示すように、放収音装置1は、筐体の正面略中央に基準線4aを設定し、該基準線4aと直交する方向に基準線4bを設定する。放収音装置1は、双指向性マイク12を基準線4a,4bが交わる位置に配置する。放収音装置1は、双指向性マイク12の感度が最も高い方向を基準線4aと直交し、基準線4bと一致するように配置する。この双指向性マイク12は、正位相(+)の指向特性3aと、基準線4aを対象軸として該正位相の指向特性3aの反対方向に、指向特性3aと軸対象な特性で負位相(−)の指向特性3bと、を形成する。
また、放収音装置1は、双指向性マイク12を挟むように、双指向性マイク12から互いに所定距離d1離れた位置にスピーカ11a,11bを基準線4a上に配置する。これにより、放収音装置1は、双指向性マイク12の収音強度の節の方向にスピーカ11a,11bが配置されるので、スピーカ11a,11bからの放音音声を双指向性マイク12にてほとんど収音せず、ハウリングやエコー等の発生を防ぐことができる。また、放収音装置1は、一つの双指向性マイク12の収音信号を用いるので、高域にて収音信号の部分的なノッチが生じないため、収音信号の品質劣化を防ぐことができる。
「第2実施形態」
第2実施形態に係る放収音装置1について、図4を参照して説明する。図4は、第2実施形態に係る双指向性マイク及びスピーカの配置図である。第2実施形態は、双指向性マイク12の配置向きが第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点である双指向性マイク12及びスピーカ11a,11bの配置について説明する。
図4に示すように、放収音装置1は、双指向性マイク12を基準線4a,4bが交わる位置に配置する。放収音装置1は、双指向性マイク12の感度が最も高い方向を基準線4aと一致するように双指向性マイク12を配置する。この双指向性マイク12は、正位相(+)の指向特性3aと、基準線4bを対象軸として該正位相の指向特性3aの反対方向に、指向特性3aと軸対象な特性で負位相(−)の指向特性3bと、を形成する。
また、放収音装置1は、双指向性マイク12を挟むように、双指向性マイク12から互いに所定距離d1離れた位置にスピーカ11a,11bを基準線4a上に配置する。この際、放収音装置1は、双指向性マイク12の正位相(+)の側にスピーカ11aを配置し、双指向性マイク12の負位相(−)の側にスピーカ11bを配置する。
更に、スピーカ11a,11bは、各々の個別放音音声信号を同相にして放音する。これにより、放収音装置1は、スピーカ11a,11bの放音音声を双指向性マイク12にて収音する際に、スピーカ11a,11bからの音声が相殺されて、結果的に収音されない。この結果、ハウリングやエコー等の発生を防ぐことができる。また、放収音装置1は、一つの双指向性マイク12の収音信号を用いるので、高域にて収音信号の部分的なノッチが生じないため、収音信号の品質劣化を防ぐことができる。
「第3実施形態」
第3実施形態に係る放収音装置1について、図5を参照して説明する。図5は、第3実施形態に係る双指向性マイク及びスピーカの配置図である。第3実施形態は、スピーカ11a〜11dを4つ備える点が第1及び第2実施形態と異なる。以下、第1及び第2実施形態との相違点である双指向性マイク12及びスピーカ11a〜11dの配置について説明する。
図5に示すように、放収音装置1は、基準線4a,4bが交わる位置に双指向性マイク12を配置する。放収音装置1は、双指向性マイク12の感度が最も高い方向が、基準線4aと直交し、基準線4bと一致するように双指向性マイク12を配置する。
また、放収音装置1は、双指向性マイク12を挟むように、双指向性マイク12から互いに所定距離d1離れた位置にスピーカ11a,11bを基準線4a上に配置する。
更に、放収音装置1は、双指向性マイク12を挟むように、双指向性マイク12から互いに所定距離d2離れた位置にスピーカ11c,11dを基準線4b上に配置する。この際、放収音装置1は、双指向性マイク12の正位相(+)の側にスピーカ11cを配置し、双指向性マイク12の負位相(−)の側にスピーカ11dを配置する。
加えて、スピーカ11c,11dは、各々の個別放音音声信号を同相にして放音する。これにより、放収音装置1は、スピーカ11c,11dの放音音声を双指向性マイク12にて収音する際に、スピーカ11c,11dからの音声が相殺されて、結果的に収音されない。また、放収音装置1は、双指向性マイク12の収音強度の節の方向にスピーカ11a,11bが配置されるので、スピーカ11a,11bの放音音声をほとんど収音しない。この結果、放収音装置1は、ハウリングやエコー等の発生を防ぐことができる。また、放収音装置1は、一つの双指向性マイク12の収音信号を用いるので、高域にて収音信号の部分的なノッチが生じないため、収音信号の品質劣化を防ぐことができる。
「第4実施形態」
第4実施形態に係る放収音装置1について、図6,7を参照して説明する。図6は、第4実施形態に係る双指向性マイク及びスピーカの配置図である。図7は、第4実施形態に係る放収音装置の指向特性に関する説明図である。第4実施形態は、双指向性マイク12a,12bを2つ備える点が第1及び第2実施形態と異なる。以下、第1及び第2実施形態との相違点である双指向性マイク12a,12b及びスピーカ11a,11bの配置について説明する。
図6に示すように、放収音装置1は、基準線4a,4bが交わる位置に双指向性マイク12a,12bを配置する。放収音装置1は、双指向性マイク12aの感度が最も高い方向が、基準線4aと直交し、基準線4bと一致するように双指向性マイク12aを配置する。また、放収音装置1は、双指向性マイク12bの感度が最も高い方向が、基準線4aと一致し、基準線4bと直交するように双指向性マイク12bを配置する。この双指向性マイク12bは、正位相(+)の指向特性3cと、基準線4bを対象軸として該正位相の指向特性3cの反対方向に、指向特性3cと軸対象な特性で負位相(−)の指向特性3dと、を形成する。
また、放収音装置1は、双指向性マイク12a,12bを挟むように、双指向性マイク12a,12bから互いに所定距離d1離れた位置にスピーカ11a,11bを基準線4a上に配置する。この際、放収音装置1は、双指向性マイク12bの正位相(+)の側にスピーカ11aを配置し、双指向性マイク12bの負位相(−)の側にスピーカ11bを配置する。
更に、スピーカ11a,11bは、各々の個別放音音声信号を同相にして放音する。これにより、放収音装置1は、スピーカ11a,11bの放音音声を双指向性マイク12bにて収音する際に、スピーカ11a,11bからの音声が相殺されて、結果的に収音されない。また、放収音装置1は、双指向性マイク12aの収音強度の節の方向にスピーカ11a,11bが配置されるので、スピーカ11a,11bの放音音声を双指向性マイク12aにてほとんど収音しない。この結果、放収音装置1は、ハウリングやエコー等の発生を防ぐことができる。
また、放収音装置1は、収音制御部15にて、2つの双指向性マイク12a,12b毎からの収音信号に対して信号レベルや位相設定パターンの組合せを制御することで、図7に示すように、各双指向性マイク12a,12bの指向特性3a〜3d以外の指向特性3e〜3hを形成することができる。この結果、放収音装置1は、全周囲に亘る8方向の収音指向性を形成することができる。
「第5実施形態」
第5実施形態に係る放収音装置1について、図8を参照して説明する。図8は、第5実施形態に係る双指向性マイク及びスピーカの配置図である。第5実施形態は、スピーカ11a〜11dを4つ備える点が第4実施形態と異なる。以下、第4実施形態との相違点である双指向性マイク12a,12b及びスピーカ11a〜11dの配置について説明する。
図8に示すように、放収音装置1は、第4実施形態に示す双指向性マイク12a,12b及びスピーカ11a,11bに、スピーカ11c,11dを追加する。放収音装置1は、双指向性マイク12a,12bを挟むように、双指向性マイク12a,12bから互いに所定距離d2離れた位置にスピーカ11c,11dを基準線4b上に配置する。この際、放収音装置1は、双指向性マイク12aの正位相(+)の側にスピーカ11cを配置し、双指向性マイク12aの負位相(−)の側にスピーカ11dを配置する。
また、スピーカ11a〜11dは、各々の個別放音音声信号を同相にして放音する。これにより、放収音装置1は、スピーカ11a,11bの放音音声を双指向性マイク12bにて収音する際に、スピーカ11a,11bからの音声が相殺されて、結果的に収音されない。また、放収音装置1は、双指向性マイク12aの収音強度の節の方向にスピーカ11a,11bが配置されるので、スピーカ11a,11bの放音音声を双指向性マイク12aにてほとんど収音しない。
更に、放収音装置1は、スピーカ11c,11dの放音音声を双指向性マイク12aにて収音する際に、スピーカ11c,11dからの音声が相殺されて、結果的に収音されない。また、放収音装置1は、双指向性マイク12bの収音強度の節の方向にスピーカ11c,11dが配置されるので、スピーカ11c,11dの放音音声を双指向性マイク12bにてほとんど収音しない。この結果、放収音装置1は、ハウリングやエコー等の発生を防ぐことができる。
更に、放収音装置1は、収音制御部15にて、2つの双指向性マイク12a,12b毎からの収音信号に対して信号レベルや位相設定パターンの組合せを制御することで、全周囲に亘る8方向の収音指向性を形成することができる。
なお、第1〜5実施形態において、双指向性マイク12を挟むように2つのスピーカ11を配置した。しかし、筺体が大きくできるものとして、図9に示すように複数のスピーカ11を配置してもよい。図9は、複数スピーカを備える場合の配置図である。図9(A)は、4つのスピーカを備える例を示し、図9(B)は、6つのスピーカを備える例を示す。
例えば、第1実施形態を基にスピーカ11を4つ備える場合は、図9(A)に示すように、双指向性マイク12を中心として、双指向性マイク12を挟むように距離d1の位置にスピーカ11a,11bを基準線4a上に配置し、双指向性マイク12を挟むように距離d1+d2の位置にスピーカ11c,11dを基準線4a上に配置する。
また、第1実施形態を基にスピーカ11を6つ備える場合は、図9(B)に示すように、双指向性マイク12を中心として、双指向性マイク12を挟むように距離d1の位置にスピーカ11a,11bを基準線4a上に配置し、双指向性マイク12を挟むように距離d1+d2の位置にスピーカ11c,11dを基準線4a上に配置して、距離d1+d2+d3の位置にスピーカ11e,11fを基準線4a上に配置する。同様に、第2〜第5実施形態においても、複数のスピーカを基準線4a上に配置することができる。このような構成とすることで、より多様な放音指向性を実現できる。
また、前述の各実施形態において、放収音装置1は、無指向性のスピーカ11を備える。しかし、放収音装置1は、双指向性マイク12の収音強度の節の方向にスピーカを配置する場合、スピーカ11からの放音音声を双指向性マイク12がほとんど収音しないので、無指向性のスピーカに代えてステレオスピーカを備えたり、放音指向性を備えるスピーカを備えたりしてもよい。
放収音装置1の外観図である。 放収音装置の機能・構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る双指向性マイク及びスピーカの配置図である。 第2実施形態に係る双指向性マイク及びスピーカの配置図である。 第3実施形態に係る双指向性マイク及びスピーカの配置図である。 第4実施形態に係る双指向性マイク及びスピーカの配置図である。 第4実施形態に係る放収音装置の指向特性に関する説明図である。 第5実施形態に係る双指向性マイク及びスピーカの配置図である。 複数スピーカを備える場合の配置図である。
符号の説明
1−放収音装置,3−指向特性,4−基準線,11−スピーカ,12−双指向性マイク,13−操作部,14−制御部,15−収音制御部,16−エコーキャンセル部,17−通信制御部,18−入出力I/F,19−放音制御部,d−距離

Claims (2)

  1. 一直線の基準線上に配置した2つのスピーカと、
    前記基準線上に配置し、且つ前記2つのスピーカの中央に配置した第一の双指向性マイクと、
    前記第一の双指向性マイクと同じ位置に第二の双指向性マイクと、を備え、
    前記第一の双指向性マイクは、前記基準線と直交する方向を収音指向性の強度が最も強い方向とし、
    前記2つのスピーカは、同相で放音し、
    前記第二の双指向性マイクは、前記基準線の方向を収音指向性の強度が最も強い方向とすることを特徴とする放収音装置。
  2. 前記第一の双指向性マイクの出力信号および前記第二の双指向性マイクの出力信号の信号レベルまたは位相の組み合わせを制御する収音制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の放収音装置。
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