JP3363254B2 - 騒音制御装置 - Google Patents

騒音制御装置

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JP3363254B2
JP3363254B2 JP10211394A JP10211394A JP3363254B2 JP 3363254 B2 JP3363254 B2 JP 3363254B2 JP 10211394 A JP10211394 A JP 10211394A JP 10211394 A JP10211394 A JP 10211394A JP 3363254 B2 JP3363254 B2 JP 3363254B2
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賢一 寺井
保利 中間
忠司 田村
裕之 橋本
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、騒音環境下における能
動的騒音消去制御を用いた騒音制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、環境騒音をデジタル信号処理技術
を用いてスピーカから制御音を出力して、受聴位置で消
音する能動的騒音制御装置が提案されている。この種の
従来の騒音制御装置は図5に示す構成のものが一般的で
あった。
【0003】ここで従来の騒音制御装置について図5を
参照しながら説明する。本図において騒音源1から放射
された騒音Nは、騒音源1の近接位置に設置された騒音
検出器2により騒音検出信号に変換される。また騒音源
1から放射された騒音Nは音響空間を経て受聴者の位置
へ伝播する。ここにマイクロホンである誤差検出器3が
設けられており、受聴者の耳に入射される音響と相等の
音響信号が検出される。騒音源1から誤差検出器3への
音響空間の伝達関数をGとすると、騒音NはN*Gの音
圧として誤差検出器3に入力される。
【0004】また受聴者の近傍に制御スピーカ4が設け
られ、騒音消去に関わる制御音が放射され、この制御音
が伝達関数Cの音響経路を経て誤差検出器3に達する。
騒音制御装置にはフィルタ5、6が設けられており、フ
ィルタ5は伝達関数Hを有し、制御音の信号を生成して
制御スピーカ4に信号を出力する。フィルタ6は、制御
スピーカ4から放射された制御音の一部が騒音検出器2
に回り込むのを防止するために設けられたフィルタであ
り、フィルタ5の出力信号を入力し、伝達関数Kにより
変換する。減算器7は騒音検出器2の出力とフィルタ6
の出力との差分値を演算する回路で、その出力はフイル
タ5に与えられる。
【0005】このような構成の騒音制御装置において、
騒音源1から騒音Nが放射され、受聴者の耳にN*Gの
音響が入射される(*は乗算の記号)。一方、騒音Nは
騒音検出器2で騒音N’(=N)として検出され、減算
器7を介してフィルタ5に入力される。フィルタ6が設
けられていなければ、フィルタ5の出力はN*Hとな
り、この制御信号は制御スピーカ4から放射され、受聴
者の耳にN*H*Cの音響として入射される。ここで伝
達関数Hを(−G/C)に同定すれば、受聴者に入射さ
れる合成音は、N*G+N*(−G/C)*C=0とな
る。このようにして不要な騒音Nは相殺される。
【0006】さて、制御スピーカ4から騒音検出器2へ
の音響フードバック経路fの伝達関数をFとすると、フ
ィルタ5と制御スピーカ4により生成された制御音の一
部は騒音検出器2の所にフィードバックされる。このた
めハウリングが生じるので、フィルタ6が設けられる。
今、フィルタ6の伝達関数Kを伝達関数Fに等しくす
る。騒音源1から騒音Nが放射され、フィルタ5に騒音
Nの信号が入力されると、騒音検出器2にN*H*Fの
回り込みの音響が入射される。従って減算器7の一方の
入力端には、(N+N*H*F)の信号が入力され、他
方の入力端にN*H*K=N*H*Fの信号が入力され
る。このため減算器7の差分出力はNのみとなり、ハウ
リングが抑止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の騒音制御装置では、フィルタ5がフィルタ6と電気
系でのループを形成するため、伝達関数Fの音響経路の
変動要素に対して騒音制御装置が発振する等、動作が不
安定になるという恐れがあった。
【0008】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、フィードバックの音響経路の特
性が若干変動しても、騒音制御装置が安定に動作して、
不要な騒音を消音することができる騒音制御装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、騒音源の騒音情報を検出する複数の騒音検出器と、
各騒音検出器の騒音情報が夫々入力される複数のフィル
タからなる第1のフィルタ群と、第1のフィルタ群の各
出力を加算する加算器と、加算器の出力信号が入力され
る第2のフィルタと、ランダム信号を発生する発振器
と、発振器の出力及び第2のフィルタの出力の一方を選
択する選択手段と、選択手段に接続され、騒音を相殺す
る制御音を出力する制御スピーカと、制御スピーカから
の制御音と騒音源からの到来騒音との誤差を検出する誤
差検出器と、を具備し、第1のフィルタ群の伝達関数の
設定時には、選択手段を発振器の出力に切り換え、制御
スピーカ及び騒音検出器を経て加算器より出力される信
号が最小になるよう第1のフィルタ群の伝達関数を設定
するものであり、第2のフィルタの伝達関数の設定時に
は、選択手段を第2のフィルタの出力に切り換え、制御
スピーカを経て誤差検出器より第2のフィルタに入力さ
れる誤差信号が最小になるよう第2のフィルタの伝達関
数を設定したことを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項2の発明は、騒音源の騒音情
報を検出する複数の騒音検出器と、各騒音検出器の騒音
情報が夫々入力される複数のフィルタからなる第1のフ
ィルタ群と、第1のフィルタ群の各出力を加算する加算
器と、加算器の出力信号が入力される第2のフィルタ
と、ランダム信号を発生する発振器と、発振器の出力及
び第2のフィルタの出力の一方を選択する第1の選択手
段と、第1の選択手段に接続され、騒音を相殺する制御
音を出力する制御スピーカと、制御スピーカからの制御
音と騒音源からの到来騒音との誤差を検出する誤差検出
器と、加算器の出力及び発振器の出力の一方を選択する
第2の選択手段と、第2の選択手段に接続され、制御ス
ピーカと誤差検出器間の伝達関数と相等の伝達関数を有
する第3のフィルタと、第3のフィルタの出力と誤差検
出器の出力とから第2のフィルタの伝達関数を適応制御
するための更新制御信号を出力する更新制御器と、を具
備し、第1のフィルタ群及び第3のフィルタの伝達関数
の設定時には、第1及び第2の選択手段を発振器の出力
に切り換え、制御スピーカ及び騒音検出器を経て加算器
より出力される信号が最小になるよう第1のフィルタ群
の伝達関数を設定すると共に、制御スピーカを経て誤差
検出器より出力される信号から第3のフィルタの信号を
減算した信号が最小になるよう第3のフィルタの伝達関
数を設定するものであり、第2のフィルタの伝達関数の
設定時には、第1の選択手段を第2のフィルタの出力に
切り換えると共に、第2の選択手段を加算器の出力に切
り換え、制御スピーカを経て誤差検出器より係数更新器
に入力される誤差信号が最小になるよう更新制御信号を
生成して、第2のフィルタの伝達関数を設定し、騒音の
制御信号を第2のフィルタを介して制御スピーカに出力
するようにしたことを特徴とするものである。
【0011】本願の請求項3の発明は、騒音源の騒音情
報を検出する二つの騒音検出器と、一方の騒音検出器の
騒音情報が入力される第1のフィルタと、第1のフィル
タの出力と他方の騒音検出器の出力とを加算する加算器
と、加算器の出力信号が入力される第2のフィルタと、
ランダム信号を発生する発振器と、発振器の出力及び第
2のフィルタの出力の一方を選択する第1の選択手段
と、第1の選択手段に接続され、騒音を相殺する制御音
を出力する制御スピーカと、制御スピーカからの制御音
と騒音源からの到来騒音との誤差を検出する誤差検出器
と、加算器の出力及び発振器の出力の一方を選択する第
2の選択手段と、第2の選択手段に接続され、制御スピ
ーカと誤差検出器間の伝達関数と相等の伝達関数を有す
る第3のフィルタと、第3のフィルタの出力と誤差検出
器の出力とから第2のフィルタの伝達関数を適応制御す
るための更新制御信号を出力する更新制御器と、を具備
し、第1のフィルタ及び第3のフィルタの伝達関数の設
定時には、第1及び第2の選択手段を発振器の出力に切
り換え、制御スピーカ及び騒音検出器を経て加算器より
出力される信号が最小になるよう第1のフィルタの伝達
関数を設定すると共に、制御スピーカを経て誤差検出器
より出力される信号から第3のフィルタの信号を減算し
た信号が最小になるよう第3のフィルタの伝達関数を設
定するものであり、第2のフィルタの伝達関数の設定時
には、第1の選択手段を第2のフィルタの出力に切り換
えると共に、第2の選択手段を加算器の出力に切り換
え、制御スピーカを経て誤差検出器より係数更新器に入
力される誤差信号が最小になるよう更新制御信号を生成
して、第2のフィルタの伝達関数を設定し、騒音の制御
信号を第2のフィルタを介して制御スピーカに出力する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、第1のフィルタ群の伝達関数の設定時には、
発振器によりランダム信号を発生させ、この信号を制御
スピーカより放射させる。そして制御スピーカ及び騒音
検出器を経て加算器により出力される信号が最小になる
よう、第1のフィルタ群の伝達関数を設定する。次に伝
達関数の設定後は、選択手段を第2のフィルタの出力に
切り換え、騒音の制御信号を制御スピーカから出力し、
誤差検出器信号が最小になるよう第2のフィルタの係数
を更新する。こうすると制御スピーカからの騒音検出器
群への指向感度が低下し、音響フィードバック成分が取
り除かれる。しかも騒音制御回路において電気的ループ
が構成されないので、音響フィードバック経路が若干変
動しても安定に騒音制御できることとなる。
【0013】また本願の請求項2及び3の発明によれ
ば、第1のフィルタ群又は第1のフィルタ、第3のフィ
ルタの伝達関数の設定時には、第1及び第2の選択手段
を発振器の出力に切り替え、発振器によりランダム信号
を発生させ、この信号を制御スピーカより放射させる。
そして制御スピーカ及び騒音検出器を経て加算器より出
力される信号が最小になるよう第1のフィルタ群又は第
1のフィルタの伝達関数を設定する。これと並行して制
御スピーカを経て誤差検出器より出力される信号から第
3のフィルタの信号を減算した信号が最小になるよう第
3のフィルタの伝達関数を設定する。また第2のフィル
タの伝達関数の設定時には、第1の選択手段を第2のフ
ィルタの出力に切り換えると共に、第2の選択手段を加
算器の出力に切り換える。そして制御スピーカを経て誤
差検出器より係数更新器に入力される誤差信号が最小に
なるよう更新制御信号を生成して、第2のフィルタの伝
達関数を設定する。こうすると、制御スピーカからの騒
音検出器群への指向感度が低下し、音響フィードバック
成分が取り除かれる。しかも騒音制御回路において電気
的ループが構成されないので、音響フィードバック経路
が若干変動しても騒音制御が安定に動作する。さらに各
フィルタの伝達関数の設定精度が向上し、音響空間及び
騒音源の特性変化に対応した制御音が生成される。
【0014】
【実施例】本発明の第1実施例における騒音制御装置に
ついて図1を参照しながら説明する。図1は第1実施例
の騒音制御装置20の構成を示すブロック図であり、従
来例と同一部分は同一の符号を付けて説明を省略する。
本図において、騒音源1と近接する位置に複数の騒音検
出器21a,21b,・・・21nが設けられている。
これら複数の騒音検出器をまとめて騒音検出器群21と
呼ぶ。騒音検出器群21は、騒音源1から放射される雑
音Nと、制御スピーカ4からの回り込み音を検出するマ
イクロホンである。
【0015】騒音検出器21a,21b,・・・21n
の出力端にフィルタ22a,22b、・・・22nが夫
々接続されている。フィルタ22a,22b,・・・2
2nをまとめて第1のフィルタ群22と呼び、騒音検出
器21a,21b,・・・21nで検出された騒音検出
信号を入力し、夫々の伝達関数で信号を変換する回路で
ある。これらのフィルタは例えばFIRフィルタで構成
され、その乗算係数(タップ係数)はスイッチ23を介
して入力される制御信号によって適応制御される。
【0016】フィルタ22b,22c,・・・22nの
出力端には、加算器24b,24c,・・・24nが夫
々設けられている。先頭の加算器24bはフィルタ22
aの出力とフィルタ22bの出力とを加算する回路で、
加算器24cは加算器24bの出力とフィルタ22cの
出力とを加算する回路である。このように縦続接続され
た加算器24b,24c,・・・24nにおいて、最終
段の加算器24nから各フィルタ22a〜22nの出力
信号の加算結果が出力される。
【0017】さて、加算器24nの出力はスイッチ23
の入力端aと第2のフィルタ5に与えられる。フィルタ
5も例えばFIRフィルタで構成され、伝達関数Hを有
する適応フィルタである。フィルタ5は制御音の信号を
生成してスイッチ25を介して制御スピーカ4に出力す
る。発振器26はランダム信号を発生し、フィルタ群2
2の伝達関数の設定時にスイッチ25を介して制御スピ
ーカ4に測定用のランダム信号を出力するものである。
【0018】このように構成された第1実施例の騒音制
御装置20は、騒音検出器21a〜21nに至る音響フ
ィードバック経路fによる成分をフィルタ群22により
取り除き、かつ音響フィードバック経路fの特性が若干
変動しても、安定に騒音を消去できるようにしたもので
ある。
【0019】制御スピーカ4から、騒音検出器21a,
21b,・・・21nに至る音響経路の伝達関数を夫々
F1,F2,・・・Fnとする。フィルタ群22の設定
時には、まずスイッチ25を入力端a側に切り換える。
発振器26のランダム信号Wを制御スピーカ4に与え、
ランダム音を放射させる。このとき騒音源1の騒音Nは
放射されていないものとする。次に制御スピーカ4から
騒音源1側に回り込んだランタム音(W*F1,W*F
2,・・・W*Fn)を騒音検出器群21で検出する。
フィルタ22a,22b、・・・22nの伝達関数を夫
々K1,K2,・・・Knとすると、加算器24nの出
力は{W*F1*K1+W*F2*K2+・・・+W*
Fn*Kn}となる。
【0020】次にスイッチ23を入力端a側に切り換
え、上述した演算値を更新制御信号とすると、加算器2
4nの更新制御信号をフィルタ22a〜22nに与え
る。そしてフィルタ群22では例えばLMSアルゴリズ
ム等を用いて、W*F={W*F1*K1+W*F2*
K2+・・・+W*Fn*Kn}の値が最小になるよ
う、各伝達関数K1〜Knの値を適応制御する。
【0021】こうすると、制御スピーカ4から騒音検出
器群21へのフィードバック成分は取り除かれ、各フィ
ルタ22a〜22nの伝達関数(タップ係数)が最適状
態に設定されたことになる。最終的には騒音検出器群2
の指向感度特性は図2に示すようになる。即ち本図の+
x軸で示す制御スピーカ4からの音響フィードバック経
路f方向の感度は、大きなディップを生じ、騒音源1か
らの感度を所定レベルに保持した状態で、制御スピーカ
4の制御音をフィルタ5を含む制御回路系に入力させな
いようにしている。
【0022】次に、スイッチ23,25を入力端b側に
切り換える。この状態ではフィルタ群22の各タップ係
数が固定され、図2の+x方向に対しは、加算器24を
含むフィルタ群22の総合伝達関数Jは、F1*K1+
F2*K2+・・・+Fn*Kn=k/Fとなる。但
し、kは+x方向の信号に対して0に近い定数であり、
それ以外の方向からの信号に対しては大きな値を持つも
のとなる。
【0023】次にフィルタ5の適応制御について説明す
る。現在、スイッチ23,25は入力端b側に切り換え
られているので、誤差検出器3には騒音N*Gと、制御
スピーカ4からの制御音N*J*H*Cとが入力され
る。誤差検出器3はこれらの誤差信号として、{(N*
G)+(N*J*H*C)}をフィルタ5に出力する。
フィルタ5では、この誤差信号が小さくなるようにLM
Sアルゴリズム等を用いてタップ係数(伝達関数H)を
制御する。即ち{(N*G)+(N*J*H*C)}=
0になるよう制御すると、H=−G/(J*C)とな
る。
【0024】このとき、制御スピーカ4からの制御音の
一部は音響フィードバック経路fを通じて、騒音検出器
群21に到来するが、すでにタップ係数が設定されたフ
ィルタ群22により、W*F*J=W*F*(k/F)
=W*k≒0となっている。こうしてフイードバック成
分を取り除くことができ、騒音源1の騒音検出信号のみ
がフィルタ群22の加算信号として得られる。図1に示
す回路において、フィルタ5などが電気的ループの構成
をとらないので、音響フィードバック経路fが変動して
も、フィルタ5は安定に収束して良好に消音を行うこと
ができる。
【0025】次に本発明の第2実施例における騒音制御
装置について図3を参照しながら説明する。図3は第2
実施例における騒音制御装置30の構成を示すブロック
図であり、第1実施例と同一部分は同一の符号をつけて
説明を省略する。本実施例でも騒音源1に対する騒音制
御装置30として、誤差検出器3、制御スピーカ4、フ
ィルタ5、騒音検出器群21、第1のフィルタ群22、
スイッチ23、加算器24b〜24n、スイッチ25、
発振器26が設けられている。
【0026】本実施例では第1のフィルタ群22、第2
のフィルタ5に加えて、第3のフィルタ31が設けられ
ている。フィルタ31は伝達関数Lを有する適応フィル
タで、例えば複数のタップ係数を有するFIRフィルタ
で構成される。フィルタ31は伝達関数Lの同定時に、
スイッチ32を介して発振器26のランダム信号を入力
し、出力信号を減算器33に与える。
【0027】係数更新器34は、フィルタ5の伝達関数
Hの適応制御時に、誤差検出器3からの誤差信号と、同
定されたフィルタ31の出力信号を入力し、フィルタ5
に対し更新制御信号を与える回路である。減算回路33
は誤差検出器3の誤差信号と、フィルタ31の出力信号
を入力し、その差分値を演算する回路である。この差分
値は同定制御信号としてスイッチ35を介してフィルタ
31に与えられる。スイッチ23,第1の選択手段であ
るスイッチ25,第2の選択手段であるスイッチ32
は、夫々フィルタ31の伝達関数Lの同定時に入力端a
側に切り換え、フィルタ5の伝達関数Hの適応制御時に
入力端b側に切り換えるものである。
【0028】このように構成された本実施例の騒音制御
装置30は、制御スピーカ4から騒音検出器群21に至
る音響フィードバック経路fによる成分を、騒音検出器
群21に縦続したフィルタ群22により取り除き、音響
フィードバック経路fの特性が若干変動しても、安定に
騒音を消去することを特徴とする。また本実施例は、制
御系の音響伝達関数Cをフィルタ31に同定するときに
フィルタ群21の伝達関数の設定を同時に行うことによ
り、その設定時間を短縮することを特徴としている。
【0029】本実施例の騒音制御装置30を動作させる
には、まずスイッチ23,25,32,35を夫々入力
端a側に切り換える。そして発振器26を動作させ、そ
のランダム信号を制御スピーカ4とフィルタ31に出力
し、制御スピーカ4からランダム音Wを放射する。この
とき騒音源1の騒音Nは放射されていないものとする。
【0030】制御スピーカ4のランダム音Wを騒音検出
器群21で検出し、フィルタ群22を通過した各出力信
号を加算する。そして各フィルタ22a〜22nはスイ
ッチ23を介して入力された制御信号(加算信号)を入
力し、この加算信号が最小になるように各タップ係数を
設定する。ここでの設定方法は適応フィルタ理論のLM
Sアルゴリズム等を用いることができる。
【0031】これにより、第1実施例と同様に制御スピ
ーカ4から騒音検出器群21へのフィードバック成分は
取り除かれ、この場合のタップ係数が設定される。最終
的に騒音検出器群22の指向感度特性は図2に示すよう
になり、制御スピーカ4からの音響フィードバック経路
fの方向の感度にディップを生じさせる。またスイッチ
32は入力端a側に切り換えられているので、発振器2
6のランダム信号Wはフィルタ31にも与えられる。一
方、誤差検出器3に入射されたランダム音の信号W*C
は減算器33に入力される。
【0032】スイッチ35も入力端a側に切り換えられ
ているので、フィルタ31は減算器33より信号W*C
と信号W*Lとの差分値(W*C−W*L)を入力し、
その値が最小になるよう伝達関数Lを同定する。この場
合の同定方法もLMSアルゴリズム等を用いて行う。差
分値が零に制御されたとき、伝達関数Lは伝達関数Cと
同一になる。このようにしてフィルタ群22の特性設定
と並行してフィルタ31の特性が同定される。
【0033】次に、スイッチ23,25,32,35を
夫々入力端b側に切り換える。即ちフィルタ5の出力信
号を制御スピーカ4に与え、フィルタ群22の各タップ
係数と、フィルタ31の伝達関数Lの値を固定する。こ
こで、誤差検出器3は騒音N*Gと制御スピーカ4から
の制御音−N*J*H*Cとの誤差音を検出する。そし
て係数更新器34は誤差信号(N*G−N*J*H*
C)とフィルタ31の出力信号とを入力する。次に係数
更新器34は誤差信号が小さくなるようLMSアルゴリ
ズム等を用いて演算し、フィルタ5の伝達関数Hを設定
する。誤差信号(N*G+N*J*H*C)=0であれ
ば、H=−G/(J*C)となる。
【0034】このとき制御スピーカ4からの制御音は音
響フィードバック経路fを通じて、騒音検出器群21に
到来するが、すでにタップ係数を設定したフィルタ群2
2によりこのフイードバック成分が取り除かれており、
騒音源1の騒音検出信号のみがフィルタ群22の加算信
号として得られる。この場合、電気的ループが構成され
ていないので、音響フィードバック経路fが変動して
も、フィルタ5は安定に収束して良好に消音を行うこと
ができる。さらにフィルタ群22のタップ係数設定はフ
ィルタ31のタップ係数設定と同時に行うことができ、
これらのタップ係数設定の時間を短縮できる効果があ
る。またフィルタ31は消音制御時にフィルタ群22の
出力を用いて信号を減算器33に与えているので、フィ
ルタ5の伝達関数Hは高精度に制御される。
【0035】次に本発明の第3実施例における騒音制御
装置について図4を参照しながら説明する。図4は第3
実施例における騒音制御装置40の構成を示すブロック
図であり、第2実施例と同一部分は同一の符号をつけて
説明を省略する。本実施例でも騒音源1に対する騒音制
御装置40として、誤差検出器3、制御スピーカ4、フ
ィルタ5、騒音検出器群21、スイッチ23、スイッチ
25、発振器26、フィルタ31、スイッチ32、減算
器33、係数更新器34、スイッチ35が設けられてい
る。図3の第2実施例と異なり、騒音検出器21aの出
力はフィルタを介さないで加算器34の一方の入力端に
与えられ、騒音検出器21bの出力が第1のフィルタ2
2bを経て加算器34に他方の入力端に与えられてい
る。
【0036】このように構成された第3実施例の騒音制
御装置40は、制御スピーカ4から騒音検出器21a,
21bに至る音響フィードバック経路fによる成分を、
騒音検出器21bに縦続したフィルタ22bにより取り
除き、音響フィードバック経路fが若干変動しても安定
に騒音制御が可能にすることを特徴とする。また騒音制
御装置40は、フィルタ22bのタップ係数の設定を制
御系の音響伝達経路の伝達関数Cをフィルタ31に同定
する時に同時に行うことにより、タップ係数の設定時間
を短縮することを特徴としている。
【0037】本実施例の騒音制御装置40を動作させる
には、まずスイッチ23,25,32,35を夫々入力
端a側に切り換える。そして騒音検出器21aの出力信
号と、騒音検出器21bに縦続されたフィルタ22bの
出力信号とを加算器24で加算して、その加算値を第2
のフィルタ5に入力する。スイッチ25はランダム信号
を発生する発振器26の出力信号を選択して、制御スピ
ーカ4に与える。またスイッチ32は発振器26の出力
信号を選択して第3のフィルタ31に与える。
【0038】まず発振器26によりランダム音を発生さ
せ、制御スピーカよりランダム音を出力する。このラン
ダム音を騒音検出器21a、21bで検出し、騒音検出
器21aの検出信号とフィルタ22bの出力信号を加算
器24で加算する。第1,第2実施例と同様にスイッチ
23はこの加算信号をフィルタ22bに入力し、この加
算信号が小さくなるようにフィルタ22bを制御してタ
ップ係数を設定する。この方法は適応フィルタ理論のL
MSアルゴリズム等を用いることができる。
【0039】これによりフィルタ22bにおいて、制御
スピーカ4から騒音検出器21a,21bへのフィード
バック成分は除去されるようなタップ係数が設定され
る。最終的に騒音検出器群21の指向感度特性は図2の
ようになり、制御スピーカ4からの音響フィードバック
経路fの方向の感度にディップを生じさせることにな
る。
【0040】以上の動作と並行してスイッチ32は入力
端a側に切り換えられているので、スイッチ35は誤差
検出器3の検出信号とフィルタ31の出力信号との差分
値を減算器33を介して入力し、その信号をフィルタ3
1に制御信号として与える。そしてフィルタ31は、こ
の差分値が最小になるようにLMSアルゴリズム等を用
いて適応制御し、タップ係数を設定する。即ち、制御ス
ピーカ4から誤差検出器3までの制御系の伝達関数Cが
フィルタ31に同定される。
【0041】次に、スイッチ25を入力端b側、即ちフ
ィルタ5の出力信号を選択し、スイッチ23は入力端b
側、即ちフィルタ22bのタップ係数を固定化するよう
に選択し、スイッチ32は入力端b側、即ち加算器24
の加算信号を選択し、スイッチ35は入力端b側、即ち
フィルタ31のタップ係数を固定するように選択する。
ここで、誤差検出器3は騒音N*Gと制御スピーカ4の
制御音との誤差音を検出し、この信号を係数更新器34
に与える。係数更新器34はフィルタ31の信号と誤差
信号とを入力し、誤差信号が小さくなるようLMSアル
ゴリズム等を用いて、フィルタ5のタップ係数を演算し
て伝達関数Hを更新する。
【0042】このとき、制御スピーカ4からの制御音は
音響フィードバック経路fを通じて騒音検出器21a,
21bに到来するが、すでにタップ係数を設定したフィ
ルタ22bを通過した信号との加算信号からは、このフ
イードバック成分が取り除かれている。このため騒音源
1の騒音検出信号のみが加算信号として得られ、かつ電
気的ループの構成をとらなくなる。従って音響フィード
バック経路fが変動しても、フィルタ5は安定に収束し
て良好に消音制御を行うことができる。またフィルタ2
2bのタップ係数の設定はフィルタ31のタップ係数の
設定と同時に行うことができ、これらのタップ係数設定
の時間を短縮できる効果が生じる。
【0043】なお以上の各実施例では、騒音源1と誤差
検出器群21が各々1組みの場合を例に説明したが、夫
々が複数組みの場合にも応用できるのは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、騒音源に
近接して騒音検出器を複数個設け、第1のフィルタで信
号を処理することにより、制御スピーカから騒音検出器
側への回り込む制御音の指向性感度を低下させることが
できる。これにより音響フィードバック成分を取り除く
ことができ、また騒音制御回路に電気的ループを構成し
ないことにより、騒音制御を安定に動作させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における騒音制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の各実施例の騒音制御装置に設けられる
騒音検出器において、等価的な指向性感度を示す特性図
である。
【図3】本発明の第2実施例における騒音制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3実施例における騒音制御装置の構
成を示すブロック図である。
【図5】従来の騒音消去装置の構成例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 騒音源 3 誤差検出器 4 制御スピーカ 5,22a〜22n,31 フィルタ 20,30,40 騒音制御装置 21 騒音検出器群 21a〜21n 騒音検出器 22 フィルタ群 23,25,32,35 スイッチ 24b〜24n 加算器 26 発振器 33 減算器 34 係数更新器 F,F1〜Fn,G,C,H,J,L 伝達関数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−216485(JP,A) 特開 平5−232968(JP,A) 特開 平6−35482(JP,A) 特開 平2−70195(JP,A) 国際公開91/13429(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10K 11/178 F01N 1/00 H03H 21/00 H03H 17/00 601

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 騒音源の騒音情報を検出する複数の騒音
    検出器と、 前記各騒音検出器の騒音情報が夫々入力される複数のフ
    ィルタからなる第1のフィルタ群と、 前記第1のフィルタ群の各出力を加算する加算器と、 前記加算器の出力信号が入力される第2のフィルタと、 ランダム信号を発生する発振器と、 前記発振器の出力及び前記第2のフィルタの出力の一方
    を選択する選択手段と、 前記選択手段に接続され、騒音を相殺する制御音を出力
    する制御スピーカと、 前記制御スピーカからの制御音と前記騒音源からの到来
    騒音との誤差を検出する誤差検出器と、を具備し、 前記第1のフィルタ群の伝達関数の設定時には、前記選
    択手段を前記発振器の出力に切り換え、前記制御スピー
    カ及び前記騒音検出器を経て前記加算器より出力される
    信号が最小になるよう前記第1のフィルタ群の伝達関数
    を設定するものであり、 前記第2のフィルタの伝達関数の設定時には、前記選択
    手段を前記第2のフィルタの出力に切り換え、前記制御
    スピーカを経て前記誤差検出器より前記第2のフィルタ
    に入力される誤差信号が最小になるよう前記第2のフィ
    ルタの伝達関数を設定したことを特徴とする騒音制御装
    置。
  2. 【請求項2】 騒音源の騒音情報を検出する複数の騒音
    検出器と、 前記各騒音検出器の騒音情報が夫々入力される複数のフ
    ィルタからなる第1のフィルタ群と、 前記第1のフィルタ群の各出力を加算する加算器と、 前記加算器の出力信号が入力される第2のフィルタと、 ランダム信号を発生する発振器と、 前記発振器の出力及び前記第2のフィルタの出力の一方
    を選択する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段に接続され、騒音を相殺する制御音
    を出力する制御スピーカと、 前記制御スピーカからの制御音と前記騒音源からの到来
    騒音との誤差を検出する誤差検出器と、 前記加算器の出力及び前記発振器の出力の一方を選択す
    る第2の選択手段と、 前記第2の選択手段に接続され、前記制御スピーカと前
    記誤差検出器間の伝達関数と相等の伝達関数を有する第
    3のフィルタと、 前記第3のフィルタの出力と前記誤差検出器の出力とか
    ら前記第2のフィルタの伝達関数を適応制御するための
    更新制御信号を出力する更新制御器と、を具備し、 前記第1のフィルタ群及び前記第3のフィルタの伝達関
    数の設定時には、前記第1及び第2の選択手段を前記発
    振器の出力に切り換え、前記制御スピーカ及び前記騒音
    検出器を経て前記加算器より出力される信号が最小にな
    るよう前記第1のフィルタ群の伝達関数を設定すると共
    に、前記制御スピーカを経て前記誤差検出器より出力さ
    れる信号から前記第3のフィルタの信号を減算した信号
    最小になるよう前記第3のフィルタの伝達関数を設定
    するものであり、 前記第2のフィルタの伝達関数の設定時には、前記第1
    の選択手段を前記第2のフィルタの出力に切り換えると
    共に、前記第2の選択手段を前記加算器の出力に切り換
    え、前記制御スピーカを経て前記誤差検出器より前記係
    数更新器に入力される誤差信号が最小になるよう更新制
    御信号を生成して、前記第2のフィルタの伝達関数を設
    定し、騒音の制御信号を前記第2のフィルタを介して前
    記制御スピーカに出力するようにしたことを特徴とする
    騒音制御装置。
  3. 【請求項3】 騒音源の騒音情報を検出する二つの騒音
    検出器と、 前記一方の騒音検出器の騒音情報が入力される第1のフ
    ィルタと、 前記第1のフィルタの出力と前記他方の騒音検出器の出
    力とを加算する加算器と、 前記加算器の出力信号が入力される第2のフィルタと、 ランダム信号を発生する発振器と、 前記発振器の出力及び前記第2のフィルタの出力の一方
    を選択する第1の選択手段と、 前記第1の選択手段に接続され、騒音を相殺する制御音
    を出力する制御スピーカと、 前記制御スピーカからの制御音と前記騒音源からの到来
    騒音との誤差を検出する誤差検出器と、 前記加算器の出力及び前記発振器の出力の一方を選択す
    る第2の選択手段と、 前記第2の選択手段に接続され、前記制御スピーカと前
    記誤差検出器間の伝達関数と相等の伝達関数を有する第
    3のフィルタと、 前記第3のフィルタの出力と前記誤差検出器の出力とか
    ら前記第2のフィルタの伝達関数を適応制御するための
    更新制御信号を出力する更新制御器と、を具備し、 前記第1のフィルタ及び前記第3のフィルタの伝達関数
    の設定時には、前記第1及び第2の選択手段を前記発振
    器の出力に切り換え、前記制御スピーカ及び前記騒音検
    出器を経て前記加算器より出力される信号が最小になる
    よう前記第1のフィルタの伝達関数を設定すると共に、
    前記制御スピーカを経て前記誤差検出器より出力される
    信号から前記第3のフィルタの信号を減算した信号が
    小になるよう前記第3のフィルタの伝達関数を設定する
    ものであり、 前記第2のフィルタの伝達関数の設定時には、前記第1
    の選択手段を前記第2のフィルタの出力に切り換えると
    共に、前記第2の選択手段を前記加算器の出力に切り換
    え、前記制御スピーカを経て前記誤差検出器より前記係
    数更新器に入力される誤差信号が最小になるよう更新制
    御信号を生成して、前記第2のフィルタの伝達関数を設
    定し、騒音の制御信号を前記第2のフィルタを介して前
    記制御スピーカに出力するようにしたことを特徴とする
    騒音制御装置。
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