JPH11205890A - エコーキャンセル装置 - Google Patents

エコーキャンセル装置

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JPH11205890A
JPH11205890A JP346698A JP346698A JPH11205890A JP H11205890 A JPH11205890 A JP H11205890A JP 346698 A JP346698 A JP 346698A JP 346698 A JP346698 A JP 346698A JP H11205890 A JPH11205890 A JP H11205890A
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JP
Japan
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delay time
echo
microphone
speaker
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JP346698A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Maruyama
俊弘 丸山
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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  • Telephone Function (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 エコー経路条件の変化に即時に対応できるエ
コーキャンセル装置を提供する。 【解決手段】 スピーカ25からの音声がマイク11を
介して入力され生じるエコーの除去用にスピーカ及びマ
イクを含むエコー経路と同一特性に制御される適応フィ
ルタ18と、エコーと適応フィルタの出力との差分演算
を行う偏差演算手段14とを備えたエコーキャンセル装
置1で、パルス発生手段から出力される特定し得る所定
パルス信号に応じてスピーカから出力される音響信号の
遅延時間を測定する遅延時間測定手段16と、遅延時間
測定手段で予めスピーカに対するマイクの位置毎にエコ
ー経路の遅延時間を測定し、遅延時間を基に算出した適
応フィルタのフィルタ係数を記憶する記憶手段17と、
遅延時間測定手段からの遅延時間に基づき遅延時間に対
応するマイク位置のフィルタ係数を選択して適応フィル
タに出力するよう記憶手段を制御する制御手段15とで
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクとスピーカ
を備えたシステムにおいて、マイク位置が移動しても常
に最適なエコーキャンセルを可能とするエコーキャンセ
ル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スピーカとマイクとを備え、
再生と録音とを同時に行うシステム、例えばハンドフリ
ー電話、対話型端末等において、スピーカから発せられ
る音を音響空間を経てマイクで拾って生じるエコーを適
応フィルタを用いて打ち消すエコーキャンセルに係る技
術が知られる。
【0003】このようなエコーキャンセル技術を用いた
エコーキャンセル装置の概略の構成図を図12に示す。
この図12において、エコーキャンセル装置5は、マイ
ク11、マイクアンプ12、A/D変換手段13、偏差
演算手段14、適応フィルタ(逆フィルタ)18、A/
D変換手段19、音声再生装置20、スピーカアンプ2
4、スピーカ25、録音・認識装置26、フィルタ係数
40を備える。
【0004】偏差演算手段14の一方の入力には、マイ
ク11及びA/D変換手段13からなる信号経路から得
られる音声信号S13aと、スピーカアンプ24、スピ
ーカ25、スピーカ25とマイク11間の音響空間、マ
イク11及びA/D変換手段13からなるエコー経路を
通ってきたエコー信号S13eとが供給される。
【0005】また、偏差演算手段14の他方の入力に
は、A/D変換手段19を経て適応フィルタ18から出
力されるエコーキャンセル信号S18が供給される。
【0006】偏差演算手段14は、音声信号S13a及
びエコーキャンセル信号S18と、エコーキャンセル信
号S18との差分演算{(音声信号S13a+エコーキ
ャンセル信号S18)−エコーキャンセル信号S18}
を行って得られる音声信号S13aと誤差信号Δ14と
を録音・認識装置26に出力する。
【0007】エコーキャンセル装置5は、予めスピーカ
アンプ24、スピーカ25、音響空間、マイク11、A
/D変換手段13からなるエコー経路のインパルス応答
を測定し、偏差演算手段14の誤差信号Δ14が最小と
なる適応フィルタ18のフィルタ係数(D0 〜Dn )を
算出してエコーを打ち消す(キャンセル)するものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
エコーキャンセル装置にあっては、スピーカとマイクと
の位置関係が最初のインパルス応答測定時から変化して
しまうと偏差演算手段の誤差信号が大きくなり、再び時
間を掛けて精密にインパルス応答測定を行って適応フィ
ルタのフィルタ係数を算出する必要がり、エコー経路条
件の変化に即時に対応することができないという課題が
ある。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、その目的は、スピーカと所定可動範囲内でのマイク
とのインパルス応答を予め測定して適応フィルタのフィ
ルタ係数を算出しおき、マイク位置に対応したフィルタ
係数を選択することによって、エコー経路条件の変化に
即時に対応することのできるエコーキャンセル装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に係るエコーキャンセル装置は、ス
ピーカ及びマイクと、前記スピーカからの音声が前記マ
イクを介して入力されて生じるエコーを除去するために
前記スピーカ及び前記マイクを含むエコー経路と同一特
性になるように制御される適応フィルタと、前記エコー
と前記適応フィルタの出力との差分演算を行う偏差演算
手段とを備えたエコーキャンセル装置であって、特定し
得る所定のパルス信号を発生し出力するパルス発生手段
と、このパルス発生手段から出力されるパルス信号に応
じて前記スピーカから出力される音響信号の遅延時間を
測定する遅延時間測定手段と、この遅延時間測定手段に
より予め前記スピーカに対する前記マイクの位置毎に前
記エコー経路における遅延時間を測定し、この遅延時間
を基に算出した前記適応フィルタのフィルタ係数を記憶
する記憶手段と、前記遅延時間測定手段からの遅延時間
に基づいて当該遅延時間に対応するマイク位置のフィル
タ係数を選択して前記適応フィルタに出力するように前
記記憶手段を制御する制御手段とを備えたことを要旨と
する。
【0011】請求項1に係るエコーキャンセル装置は、
記憶手段と、パルス発生手段と、遅延時間測定手段と、
制御手段と、を備えたので、エコー経路条件の変化に即
時に対応してエコーをキャンセルすることができる。
【0012】本発明の請求項2に係るエコーキャンセル
装置は、スピーカが複数であって、記憶手段は各スピー
カの各エコー経路毎の遅延時間を測定して得られたフィ
ルタ係数を記憶することを要旨とする。
【0013】請求項2に係るエコーキャンセル装置は、
複数のスピーカと記憶手段とパルス発生手段と遅延時間
測定手段および制御手段とを備えたので、3次元空間内
でのマイク位置の変化に即時に対応してエコーをキャン
セルすることができる。
【0014】本発明の請求項3に係るエコーキャンセル
装置は、制御手段が所定時間毎にパルス信号を出力する
ようにパルス発生手段を制御することを要旨とする。
【0015】請求項3に係るエコーキャンセル装置は、
所定時間毎にパルス信号を出力するようにパルス発生手
段を制御する制御手段を備えたので、所定時間毎のマイ
ク位置を検知することができる。
【0016】本発明の請求項4に係るエコーキャンセル
装置は、制御手段がマイク近傍に人間の接近、接触、ま
たは振動を検知するセンサを設置し、このセンサの検知
出力に基づいてパルス発生手段を制御することを要旨と
する。
【0017】請求項4に係るエコーキャンセル装置は、
マイク近傍に設置したセンサの検知出力に基づいてパル
ス発生手段を制御する制御手段を備えたので、マイク位
置が変化した時のみ、パルス発生手段手段からスピーカ
にパルス信号を出力してマイク位置を検知させることが
できる。
【0018】本発明の請求項5に係るエコーキャンセル
装置は、記憶手段が遅延時間とフィルタ係数とを対応付
けるテーブルを有し、また制御手段がこのテーブルを参
照して遅延時間測定手段により獲得された遅延時間から
フィルタ係数を選択することを特徴とする。
【0019】請求項5に係るエコーキャンセル装置は、
制御手段がこのテーブルを参照して遅延時間から迅速に
フィルタ係数を選択することができる。
【0020】本発明の請求項6に係るエコーキャンセル
装置は、制御手段が遅延時間測定手段により獲得された
複数のスピーカからの遅延時間を元に各ベクトルの相関
を求め、この相関から最適なフィルタ係数を選択するこ
とを要旨とする。
【0021】請求項6に係るエコーキャンセル装置は、
スピーカが複数、存在するときであっても、これら複数
のスピーカからの遅延時間を元に各ベクトルの相関を求
め、この相関から最適なフィルタ係数を迅速に選択する
ことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0023】図1は本発明の第1の実施形態に係るエコ
ーキャンセル装置の構成を示すブロック図である。
【0024】図1において、エコーキャンセル装置1
は、マイク11、マイクアンプ12、A/D変換手段1
3、偏差演算手段14、制御手段15、遅延時間測定手
段16、記憶手段17、適応フィルタ(逆フィルタ)1
8、A/D変換手段19、音声再生手段20、パルス発
生手段21、ホワイトノイズ発生手段22、スイッチ2
3、スピーカアンプ24、スピーカ25および録音・認
識手段26を備える。
【0025】マイク11は入力される音声(音響信号)
を電気信号に変換して得られる音声信号S11をマイク
アンプ12に出力する。
【0026】マイクアンプ12は音声信号S11を所定
のレベルに増幅して得られる音声増幅信号S12をA/
D変換手段13に出力する。
【0027】A/D変換手段13は、アナログの音声増
幅信号S12をデジタル信号に変換して得られるデジタ
ル音声信号S13を偏差演算手段14と遅延時間測定手
段16とに出力する。
【0028】制御手段15は、CPU(Central
Processing Unit)等から構成され、
後述する偏差演算手段14から出力される誤差信号Δ14
と後述する遅延時間測定手段16から出力される遅延時
間Tに係る信号とを入力して、遅延時間測定手段16、
記憶手段17、パルス発生手段21、ホワイトノイズ発
生手段22およびスイッチ23とを制御する。
【0029】また、制御手段15は、例えば当該エコー
キャンセル装置1がマイク11で集音した信号の解析、
録音を行っている際に、外部より禁止信号S15fを受
けてマイク位置検知のための遅延時間測定を強制的に中
止させることができる。
【0030】パルス発生手段21は、制御手段15から
出力される制御信号S15cに基づいてパルス信号S2
1aをスイッチ23の端子bに出力すると共に、またパ
ルス信号S21dを遅延時間測定手段16に出力する。
【0031】ホワイトノイズ発生手段22は、制御手段
15から出力される制御信号S15eに基づいてホワイ
トノイズS22をスイッチ23の端子cに出力する。
【0032】スイッチ23の共通端子dはスピーカアン
プ24とA/D変換手段19の入力にそれぞれ接続され
る。これによりスイッチ23は、制御手段15から出力
される制御信号S15cに基づいて、共通端子dへの接
続を、端子aの音声再生手段20からの音声信号S20
a、端子bのパルス発生手段21からのパルス信号S2
1a、または端子cのホワイトノイズ発生手段22から
のホワイトノイズS22の何れかから選択する。
【0033】A/D変換手段19は、スイッチ23の共
通端子dを介して入力されるアナログ入力信号S22
(音声信号S20a,ホワイトノイズS22)をデジタ
ルに変換して、デジタル信号S19を適応フィルタ18
に出力する。
【0034】スピーカアンプ24は、スイッチ23の共
通端子dを介して入力されるアナログ入力信号S22
(音声信号S20a,ホワイトノイズS22,パルス信
号S21a)を増幅して得られる駆動信号S24をスピ
ーカ25に出力する。
【0035】スピーカ24は駆動信号S24を音響信号
に変換し出力する。
【0036】記憶手段17は、例えばRAM(Rand
om Access Memory)、EPROM(E
rasable Programmable Read
Only Memory)等から構成され、制御手段
15から出力される制御信号S15bに基づいて適応フ
ィルタ18のフィルタ係数を記憶し、また制御信号S1
5bに基づいてフィルタ係数S17を適応フィルタ18
に出力するように制御される。
【0037】適応フィルタ18は、FIR(Finit
e Impulse Response)デジタルフィ
ルタであり、A/D変換手段19でデジタル信号に変換
されたデジタル信号S19(音声信号、ホワイトノイ
ズ)をフィルタリングして得られるエコーキャンセル信
号S18を偏差演算手段14に出力する。
【0038】偏差演算手段14の一方の入力にはデジタ
ル音声信号S13、すなわちマイク11、マイクアンプ
12及びA/D変換手段13からなる信号経路を介して
得られる音声信号S13aと、スピーカアンプ24、ス
ピーカ25、スピーカ25とマイク11との間の音響空
間、マイク11、マイクアンプ12及びA/D変換手段
13からなるエコー経路を介して得られるエコー信号S
13eとがそれぞれ入力される。また、偏差演算手段1
4の他方の入力には、A/D変換手段19を経て適応フ
ィルタ18から出力されるエコーキャンセル信号S18
が入力される。
【0039】偏差演算手段14は、これら入力される音
声信号S13a及びエコー信号S13eと、エコーキャ
ンセル信号S18との差分演算{(音声信号S13a+
エコー信号S13e)−エコーキャンセル信号S18}
を行って得られる(音声信号S13a+誤差信号Δ1
4)を録音・認識装置26と制御手段15とにそれぞれ
出力する。
【0040】遅延時間測定手段16は、制御手段15か
ら出力される制御信号S15aに基づいてパルス発生手
段21で発生され出力されるパルス信号S21dと、パ
ルス発生手段21で発生され、スイッチ23、スピーカ
アンプ24、スピーカ25、スピーカ25とマイク11
との間の音響空間、マイク11、マイクアンプ12及び
A/D変換手段13からなるエコー経路を介して得られ
るパルス信号S21aのエコー信号S13e、すなわち
エコーパルス信号S13pとが入力され、パルス信号S
21dに対するエコーパルス信号S13pの遅延時間を
測定して得られる遅延時間Tを制御手段15に出力す
る。
【0041】制御手段15は、この遅延時間測定手段1
6で得られる遅延時間Tに基づいて記憶手段17からマ
イク11の位置に対応したフィルタ係数S17を適応フィ
ルタ18に出力するように制御する。
【0042】このように、エコーキャンセル装置1は、
マイク11、マイクアンプ12、A/D変換手段13、
偏差演算手段14、制御手段15、遅延時間測定手段1
6、記憶手段17、適応フィルタ18、A/D変換手段
19、音声再生手段20、パルス発生手段21、ホワイ
トノイズ発生手段22、スイッチ23、スピーカアンプ
24、スピーカ25を備えたので、エコー経路条件の変
化、すなわちマイク11位置の変動に即時に対応してエ
コーをキャンセルすることができる。
【0043】次に、図2を参照して本実施形態における
適応フィルタ(逆フィルタ)のフィルタ係数の測定につ
いて説明する。
【0044】まず、ホワイトノイズ発生手段22から、
A/D変換手段19とスピーカアンプ24に対してホワ
イトノイズS22が出力される。このホワイトノイズ発
生手段22から出力されたホワイトノイズS22は、ス
ピーカアンプ24、スピーカ25、スピーカ25とマイ
ク11との間の音響空間、マイク11、マイクアンプ1
2及びA/D変換手段13からなるエコー経路を介して
得られるエコー信号S13eとして偏差演算手段14に
入力される。
【0045】また、ホワイトノイズ発生手段22から出
力されたホワイトノイズS22は、A/D変換手段1
9、n段のFIRデジタルフィルタから構成された適応
フィルタ18を介して得られるエコーキャンセル信号S
18として偏差演算手段14に入力さる。
【0046】偏差演算手段14は、入力されたエコー信
号S13eとエコーキャンセル信号S18との差分演算
を行って得られる誤差信号Δ14を制御手段15に出力
する。さらに制御手段15は、スピーカ25に対するマ
イク11の可動範囲を所定の領域に分割し、例えば4分
割したときの各領域の中心(または重心)位置(A,
B,C,D)に対して適応フィルタ18のフィルタ係数
を制御して誤差信号Δ14の信号値が最小となるフィル
タ係数(Da0 〜Dan,Db0 〜Dbn,Dc0 〜D
cn,Dd0 〜Ddn)を算出して記憶手段17にマイ
ク位置とフィルタ係数との対応を示すテーブルとして記
憶する。
【0047】次に、本実施形態のおける遅延時間の測定
について、図1に示すブロック図、図3に示す遅延時間
測定手段の説明図および図5に示す遅延時間Tの模式説
明図を参照して説明する。
【0048】まず、図1を参照するに、パルス発生手段
21は制御手段25から出力される制御信号S15dに
基づいて遅延時間測定手段16にパルス信号S21dを
出力し、またスピーカアンプ24にパルス信号S21a
を出力する。パルス発生手段21から出力されたパルス
信号S21aは、スピーカアンプ24、スピーカ25、
スピーカ25とマイク11との間の音響空間、マイク1
1、マイクアンプ12及びA/D変換手段13からなる
エコー経路を介して得られるエコー信号S13eとして
遅延時間測定手段16に入力される。
【0049】遅延時間測定手段16は、図5に示すよう
にパルス信号S21dの立ち上がり時から、エコー信号
S13eの最初のピークレベルとの時間差を測定して遅
延時間Tを得る。このとき、図4に示すようなスピーカ
25位置に対するマイク11の可動範囲を分割した領域
の各中心位置(A,B,C,D)における遅延時間T、
すなわち遅延時間Ta、Tb、Tc、Tdを制御手段1
5に出力する。
【0050】制御手段15は、予めマイク位置(A,
B,C,D)に対するエコー信号S13eの遅延時間T
(Ta,Tb,Tc,Td)をアドレスとしてマイク位
置(A,B,C,D)に対する適応フィルタ(逆フィル
タ)18のフィルタ係数(Da0 〜Dan,Db0 〜D
bn,Dc0 〜Dcn,Dd0 〜Ddn)を記憶手段1
7に書き込んで図4に示すようなテーブルを作成してお
き、そしてこのテーブルを参照して、マイク位置移動に
対してエコー信号の遅延を測定して得られる遅延時間
T、または遅延時間Tに最も近い遅延時間T(Ta,T
b,Tc,Td)をアドレスとして最適なフィルタ係数
を記憶手段17から読み出して適応フィルタ(逆フィル
タ)18に出力する。
【0051】次に図6に示すフローチャートを参照して
第1実施形態におけるエコーキャンセルに係る動作を説
明する。
【0052】まずステップST1において、制御手段1
5がシステム起動(電源ON)を検知してから所定時
間、各ブロックの機能を停止させて所定時間が経過した
後に、ステップST2に進む。ステップST2では、ス
イッチ23を切り替え端子dを端子bに接続して、パル
ス発生手段21とスピーカアンプ24とを接続してステ
ップST3にみ、適応フィルタ(逆フィルタ)18のフ
ィルタ係数(D0 〜Dn)をすべてOFF(零)にして
ステップST4に進む。
【0053】ステップST4は、制御手段15の制御信
号S15dに基づいてパルス発生手段21からパルス信
号S21aをスピーカアンプ24に出力し、また同時に
パルス信号S21dを遅延時間測定手段16に出力して
ステップST5に進む。
【0054】ステップST5では、遅延時間測定手段1
6でパルス信号S21dと、マイク位置(A,B,C,
D)に対するスピーカアンプ24、スピーカ25、スピ
ーカ25とマイク11との間の音響空間、マイク11、
マイクアンプ12及びA/D変換手段13からなるエコ
ー経路を通って入力されるエコー信号S13eとの時間
差を測定して遅延時間Tを得てステップST6に進み、
遅延時間測定手段16で得られた遅延時間Tに基づいて
記憶手段17からフィルタ係数(D0 〜Dn )を読み出
してステップST7に進む。
【0055】ステップST7では、記憶手段17から出
力されたフィルタ係数(D0 〜Dn)を適応フィルタ
(逆フィルタ)18にセットしてステップST8に進
み、適応フィルタ(逆フィルタ)18を動作状態にした
後にステップST1に戻る。
【0056】このように、エコーキャンセル装置1は、
引き続き所定の時間間隔でステップST1〜ステップS
T8を繰り返し、常にマイク11の位置に合ったフィル
タ係数(D0 〜Dn )を選択することができる。
【0057】次に、図7に示すブロック図を参照して、
本発明に係るエコーキャンセル装置の第2実施形態を説
明する。なお、図1に示したエコーキャンセル装置1と
同一の作用をするブロックには同一番号を付し、説明を
省略する。
【0058】図7において、エコーキャンセル装置2
は、マイク11またはその近傍に人間の接近、接触、ま
たは振動を検知するセンサ11Aを設置し、センサの検
知信号S11aに基づいてパルス発生手段21の動作を
制御する制御手段15を備える。そして、マイクの使用
が検出されたとき、あるいはマイク位置が変化したとき
のみ、パルス発生手段手段21からパルス信号S21a
及びパルス信号S21dを出力してマイク位置を検知し
て常にマイク11の位置に合ったフィルタ係数(D0 〜
Dn )を選択することができる。これにより、第1実施
形態におけるエコーキャンセル装置1のように、所定時
間毎にスピーカ25からパルス信号S21aによる音響
信号を出力する必要が無くなる。
【0059】次に図8に示すフローチャートを参照して
第2実施形態におけるエコーキャンセルに係る動作を説
明する。
【0060】ステップST1では、マイク11の近傍に
設置された人間の接近、接触、または振動を検知するセ
ンサ11Aにより、マイクの使用が検出され、あるいは
マイク位置が変化が検出されたときに、ステップST1
1に進む。以下、ステップST11からステップST1
7は基本的には図6に示したエコーキャンセル装置1の
動作フローチャートのステップST2からステップST
8と同様に、パルス発生手段手段21からパルス信号S
21a及びパルス信号S21dが出力されてマイク位置
を検知して常にマイク11の位置に合ったフィルタ係数
(D0 〜Dn )を選択するので、説明を省略する。
【0061】次に図9に示すブロック図、図10に示す
フローチャートおよび図11に示す遅延時間に対するフ
ィルタ係数の関連表を参照して、本発明に係るエコーキ
ャンセル装置の第3実施形態を説明する。
【0062】図9において、エコーキャンセル装置3
は、図1に示したエコーキャンセル装置1を基本として
構成され、複数のスピーカ(25A,25B,25C)
を備えたものである。
【0063】まず、スピーカ24Aとスピーカ24Bの
2個の場合について説明する。
【0064】基本的には、適応フィルタ18Aのフィル
タ係数(D1 k0 〜D1 kn)及び適応フィルタ18B
のフィルタ係数(D2 k0 〜D2 kn)は、それぞれの
スピーカ毎に測定することが必要であるが、それぞれの
スピーカの音響特性が同一であり、マイク11の可動範
囲が一次元の場合(水平、または垂直方向の移動)、共
通のものが使用できる。
【0065】遅延時間Tの測定は各スピーカ毎に時間差
を持たせて個別に行い、各スピーカ毎にフィルタ係数を
用意している場合、スピーカ毎のフィルタ係数を遅延時
間によって選択し、同一のフィルタ係数を共有する場
合、遅延時間によって共有するフィルタ係数群のなかか
ら最も近いフィルタ係数を選択する。
【0066】次に、マイク11が3次元空間を移動する
可能性がある場合は、マイク位置特定用のスピーカ25
Cを用意し、スピーカ24A、スピーカ24B及びスピ
ーカ25Cの3箇所からの遅延時間T(T1 ,T2 ,T
3 )を測定してマイク11の位置を判定する方法を説明
する。
【0067】3つのスピーカから別々にパルス音を発
し、それぞれのスピーカからの遅延時間T(T1 ,T2
,T3 )を測定し、これら3つの遅延時間をもとに3
次元のベクトルとして予め測定しておいたフィルタ係数
の指標となるマイク11の位置情報と相関をとり、最も
近いものを選択する。
【0068】3次元ベクトルの相関の取り方を下記に示
す。
【0069】
【数1】Dn=(T1 −Tn1 )exp2+(T2 −T
n2 )exp2+(T3 −Tn3 )exp2 但し、 測定遅延時間:T1 ,T2 ,T3 測定済み遅延時間:Tn1 ,Tn2 ,Tn3 (n=
1,‥,k) 3次元ベクトルの相関Dnが最小になるものがn個の組
合わせの内、一番近くなる最適なフィルタ係数を示すこ
ととなる。
【0070】なお、上記実施の形態は本発明の一例であ
り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
い。
【0071】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るエコーキャンセ
ル装置は、スピーカと所定可動範囲内でのマイク位置に
対するエコー経路のインパルス応答を測定し、算出した
適応フィルタのフィルタ係数を記憶する記憶手段と、ス
ピーカにパルス信号を出力するパルス発生手段と、パル
ス発生手段からのパルス信号に基づいてエコー経路の遅
延時間を測定する遅延時間測定手段と、遅延時間測定手
段からの遅延時間に基づいてマイク位置に対応したフィ
ルタ係数を選択して適応フィルタに出力するように記憶
手段を制御する制御手段と、を備え、エコー経路条件の
変化に即時に対応してエコーをキャンセルすることがで
きるので、信頼性の向上を図ることができる。
【0072】本発明の請求項2に係るエコーキャンセル
装置は、複数のスピーカと記憶手段とパルス発生手段と
遅延時間測定手段および制御手段とを備え、3次元空間
内でのマイク位置の変化に即時に対応してエコーをキャ
ンセルすることができるので、商品性の向上を図ること
ができる。
【0073】本発明の請求項3に係るエコーキャンセル
装置は、所定時間毎にパルス信号を出力するようにパル
ス発生手段を制御する制御手段を備え、所定時間毎のマ
イク位置を検知することができるので、常にマイクの位
置に合ったフィルタ係数を選択することができる。
【0074】本発明の請求項4に係るエコーキャンセル
装置は、マイク近傍に人間の接近、接触、または振動を
検知するセンサを設置し、センサの検知出力に基づいて
パルス発生手段を制御する制御手段を備え、マイク位置
が変化した時のみ、パルス発生手段手段からスピーカに
パルス信号を出力してマイク位置を検知させることがで
きるので、マイク位置検知のための遅延時間測定頻度を
下げ、無駄時間を最小にすることができる。
【0075】本発明の請求項5に係るエコーキャンセル
装置は、記憶手段が遅延時間とフィルタ係数とを対応付
けるテーブルを有し、また制御手段がこのテーブルを参
照して遅延時間測定手段により獲得された遅延時間から
フィルタ係数を選択するので、テーブルを参照して遅延
時間から迅速にフィルタ係数を選択することができ、商
品性の向上を図ることができる。
【0076】本発明の請求項6に係るエコーキャンセル
装置は、制御手段が遅延時間測定手段により獲得された
複数のスピーカからの遅延時間を元に各ベクトルの相関
を求め、この相関から最適なフィルタ係数を選択するの
で、3次元空間内でのマイク位置の変化に即時に対応し
てエコーをキャンセルすることができ、商品性の向上を
図ることができる。
【0077】よって、本発明は、スピーカとマイクの位
置を固定しておく必要がなく、使い勝手の良い、信頼性
の高い、商品性に優れたエコーキャンセル装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエコーキャンセル装置の第1実施
形態の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る適応フィルタ(逆フィルタ)のフ
ィルタ係数の測定について説明する図である。
【図3】本発明に係る遅延時間測定手段の説明図であ
る。
【図4】マイク位置と遅延時間とフィルタ係数の表であ
る。
【図5】遅延時間Tの模式説明図である。
【図6】本発明に係るエコーキャンセル装置の第1実施
形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明に係るエコーキャンセル装置の第2実施
形態の全体構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に係るエコーキャンセル装置の第2実施
形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明に係るエコーキャンセル装置の第3実施
形態の全体構成を示すブロック図である。
【図10】本発明に係るエコーキャンセル装置の第3実
施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明に係るエコーキャンセル装置の第3実
施形態の遅延時間に対するフィルタ係数の関連表であ
る。
【図12】従来例としてのエコーキャンセル装置の概略
構成図である。
【符号の説明】
1,2,3…エコーキャンセル装置、11…マイク、1
1A…センサ、12…マイクアンプ、13,19,19
A,19B…A/D変換手段、14…偏差演算手段、1
5,30…制御手段、16,16A,16B…遅延時間
測定手段、17,17A,17B…記憶手段、18,1
8A,18B…適応フィルタ(逆フィルタ)、20,3
1…音声再生手段、21…パルス発生手段、22…ホワ
イトノイズ発生手段、23,23A,23B,32B,
32C…スイッチ、24,24A,24B,24C…ス
ピーカアンプ、25,25A,25B,25C…スピー
カ、26…、録音・認識手段、S11,S12,S13,S13
a,S20a…音声信号、S13e…エコー信号、S13p…
エコーパルス信号、S15a,S15b,S15c,S15d,
S15e…制御信号、S15f…禁止信号、S17…フィルタ
係数、S18…エコーキャンセル信号、S21a,S21d…
パルス信号、S22…ホワイトノイズ、S23…、S24…駆
動信号、a,b,c…端子、d…共通端子、Δ14…誤差
信号。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカ及びマイクと、前記スピーカから
    の音声が前記マイクを介して入力されて生じるエコーを
    除去するために前記スピーカ及び前記マイクを含むエコ
    ー経路と同一特性になるように制御される適応フィルタ
    と、前記エコーと前記適応フィルタの出力との差分演算
    を行う偏差演算手段とを備えたエコーキャンセル装置で
    あって、 特定し得る所定のパルス信号を発生し出力するパルス発
    生手段と、 このパルス発生手段から出力されるパルス信号に応じて
    前記スピーカから出力される音響信号の遅延時間を測定
    する遅延時間測定手段と、 この遅延時間測定手段により予め前記スピーカに対する
    前記マイクの位置毎に前記エコー経路における遅延時間
    を測定し、この遅延時間を基に算出した前記適応フィル
    タのフィルタ係数を記憶する記憶手段と、 前記遅延時間測定手段からの遅延時間に基づいて当該遅
    延時間に対応するマイク位置のフィルタ係数を選択して
    前記適応フィルタに出力するように前記記憶手段を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とするエコーキャン
    セル装置。
  2. 【請求項2】 前記スピーカは複数であって、前記記憶
    手段は各スピーカの各エコー経路毎の遅延時間を測定し
    て得られたフィルタ係数を記憶することを特徴とする請
    求項1記載のエコーキャンセル装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、所定時間毎にパルス信
    号を出力するように前記パルス発生手段を制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のエコーキャ
    ンセル装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記マイク近傍に人間
    の接近、接触、または振動を検知するセンサを設置し、
    前記センサの検知出力に基づいて前記パルス発生手段を
    制御することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のエコーキャンセル装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、遅延時間とフィルタ係
    数とを対応付けるテーブルを有し、前記制御手段は、こ
    のテーブルを参照して前記遅延時間測定手段により獲得
    された遅延時間からフィルタ係数を選択することを特徴
    とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項記載のエコ
    ーキャンセル装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記遅延時間測定手段
    により獲得された複数のスピーカからの遅延時間を元に
    各ベクトルの相関を求め、この相関から最適なフィルタ
    係数を選択することを特徴とする請求項2記載のエコー
    キャンセル装置。
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