JP4831868B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビードフィラーとカーカス層との間に高減衰材料よりなる減衰層を介在させた空気入りタイヤに関し、特に、車両のロードノイズを低減するための技術として有用である。
【0002】
【従来の技術】
乗用車等の車両が比較的荒れた路面を走行すると、車両室内にロードノイズと呼ばれる騒音が発生することが知られている。このロードノイズは、タイヤが関係する騒音の1つであり、路面の凹凸がタイヤトレッドを介してタイヤを振動させ、この振動が車軸、サスペンション、車体といった伝播経路を伝播して、最終的に車両室内で騒音を発生させるというものである。
【0003】
この車室内騒音のうち、250〜400Hzの周波数帯のものは高周波数ロードノイズと称されており、タイヤの振動モードとしては断面2次モードが関係していると考えられる。この高周波数ロードノイズの対策としては、従来、主にトレッド部のベルト剛性に着目し、ベルト剛性の向上やベルト端に補強層を設けるなどの方法が採用されてきた。
【0004】
一方、近年、タイヤの軽量化の要求が高まっており、上記手法は何れも重量を増加させる手法であるため、タイヤのゴム材料の一部を高減衰ゴムで置き換えることにより、ロードノイズを低減する手法が提案されている。例えば特開平9−300911号公報には、ベルト層の両端部を覆うトレッドゴム部分にシート状の高減衰ゴムを使用したタイヤが提案されている。
【0005】
この発明は、ベルト周りの振動を減衰させることにより、ロードノイズを低減するものであるが、ビード部からサイドウォール部周辺の振動を減衰させる発明としては、これまで特開平10−35229号公報に記載の発明のみが知られている。この発明は、ビードフィラーを3種類以上のゴム部から構成し、タイヤ径方向外側に位置するものほど100%モジュラスを低くし、最外側に位置するゴム部を損失正接(tanδ)が0.3〜0.6の制振ゴム(高減衰材料)とした空気入りタイヤに係わるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ビードフィラーの最外側に位置するゴム部を制振ゴムのようなモジュラスの低いゴムで形成すると、ロードノイズは低減するものの、操縦安定性が大きく低下すると言う問題が生じる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、タイヤ重量の増加や操縦安定性の低下が小さく、しかも十分な騒音低減効果を得ることができる空気入りタイヤを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記目的を達成すべく、有限要素法による固有値解析により、高周波数ロードノイズと関係するタイヤ断面2次モードにおける振動時の歪エネルギーの分布を解析した結果、ビードフィラー部分の歪エネルギーが大きいことを見出し、この知見に基づいて、ビードフィラーとカーカス層との間に高減衰材料よりなる減衰層を介在させてみたところ、操縦安定性を維持しつつ十分な騒音低減効果が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
即ち、本発明の空気入りタイヤは、一対の環状のビードコアと、そのビードコアで端部側が折り返されたカーカス層と、そのカーカス層に側面が沿うように前記ビートコアのタイヤ外周側に配設されたビードフィラーとを備える空気入りタイヤにおいて、前記ビードフィラーと前記カーカス層との間に、測定温度23℃、振動数100Hz、動歪み0.15%での動的粘弾性測定における損失正接(tanδ)が0.3以上の高減衰材料よりなる減衰層を介在させてあることを特徴とする。
【0010】
上記において、前記減衰層の平均厚みが0.5〜2.0mmであることが好ましい。
【0011】
また、前記ビードフィラーの内側側面と外側側面とが、前記カーカス層の折り返し部と非折り返し部とに沿って配設されると共に、その内側側面及び外側側面と前記カーカス層との間に、前記減衰層を介在させてあることが好ましい。
【0012】
その際、前記ビードフィラーの断面形状が略三角形であり、その断面形状の高さhbfに対する前記減衰層の幅Wの比率(W/hbf)が0.3〜1.0であることが好ましい。
【0013】
[作用効果]
本発明によると、高周波数ロードノイズと関係するタイヤ断面2次モードにおいて、振動時の歪エネルギーが局部的に大きくなるビードフィラーと、振動時の応力を伝達させるカーカス層との間に、高減衰材料よりなる減衰層を配設してあるため、振動エネルギーを効率良く減衰させることができる。しかも、減衰層が層状であるため、ビードフィラーによる補強効果を殆ど低下させず、実施例の結果が示すように、操縦安定性もかなり維持することができる。また、スチール補強や重量コントロールによる防振作用を利用するものでないため、タイヤ重量を殆ど増加させずに済む。その結果、タイヤ重量の増加や操縦安定性の低下が小さく、しかも十分な騒音低減効果を得ることができる空気入りタイヤを提供することができる。
【0014】
前記減衰層の平均厚みが0.5〜2.0mmである場合、操縦安定性の低下がより小さく、しかも十分な騒音低減効果をより確実に得ることができる。
【0015】
前記ビードフィラーの内側側面と外側側面とが、前記カーカス層の折り返し部と非折り返し部とに沿って配設されると共に、その内側側面及び外側側面と前記カーカス層との間に、前記減衰層を介在させてある場合、ビードフィラーの両側面に伝達する振動エネルギーを減衰させることができ、騒音低減効果をより高めることができる。
【0016】
前記ビードフィラーの断面形状が略三角形であり、その断面形状の高さhbfに対する前記減衰層の幅Wの比率(W/hbf)が0.3〜1.0である場合、操縦安定性の低下がより小さく、しかも十分な騒音低減効果を確実に得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤの一例を示す片側断面図である。
【0018】
本発明の空気入りタイヤは、図1に示すように、一対の環状のビードコア1と、そのビードコア1で端部側が折り返されたカーカス層5と、そのカーカス層5に側面が沿うようにビートコア1のタイヤ外周側に配設されたビードフィラー2とを備える。本実施形態では、ビードフィラー2の断面形状が略三角形であり、その内側側面2aと外側側面2bとが、カーカス層5の折り返し部5aと非折り返し部5bとに沿って配設される場合を例示する。
ビードコア1としては、従来よりタイヤに使用されているものが何れも使用でき、タイヤのサイズや種類に応じた形状、断面本数等が適宜採用される。ビードコア1は、通常、ビードワイヤーの集束体として形成され、ビードワイヤーとしては鋼線等が一般的である。このビードコア1によりカーカス層5の端部側が折り返されて係止することで、ビード部間がカーカス層5で補強されると共に、ビード部によってタイヤがリム上に強固に嵌着される。
【0019】
カーカス層5は、本発明の構成を説明する上で、ビードコア1で折り返された折り返し部5aと、ビードコア1に至るまでの非折り返し部5bと、ビードコア1の周囲の周囲部5cとに区分できる。非折り返し部5bは、ビード部から外周側へ延びるサイドウォール部3からショルダ部、トレッド部4を経て、他方のビード部へと連なる。
【0020】
カーカス層5の両側にはゴム層が形成され、チューブレスタイヤでは、最内層にインナーライナー層が形成される。また、カーカス層5のタイヤ外周部には、たが効果による補強を行うベルト層6が配置され、その外周表面にトレッドゴム4aによりトレッドパターンが形成される。
【0021】
上記のゴム層等の原料ゴムとしては、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)等が挙げられる。これらのゴムはカーボンブラックやシリカ等の充填材で補強されると共に、加硫剤、加硫促進剤、可塑剤、老化防止剤等が適宜配合される。
【0022】
また、、カーカス層5やベルト層6の構成材料としては、スチールや、ポリエステル、レーヨン、ナイロン、アラミド等の有機系繊維等が使用される。これらの材料は、いずれもゴムとの接着性を高めるべく、通常、表面処理や接着処理等がなされている。
【0023】
ビードフィラー2としては、従来よりタイヤに使用されているものが何れも使用でき、タイヤのサイズや種類に応じた形状、硬度等が適宜採用できる。ビードフィラー2は、ビード部を補強する機能を有するため、JIS A硬度で70〜90°のゴムを使用するのが好ましい。
【0024】
本発明の空気入りタイヤは、上記のような空気入りタイヤにおいて、図1に示すように、ビードフィラー2とカーカス層5との間に、高減衰材料よりなる減衰層10a、10bを介在させてあることを特徴とする。本実施形態では、ビードフィラー2の内側側面2aと外側側面2bの全面を、シート状の減衰層10a、10bが覆う形でカーカス層5との間に介在させた例を示す。
【0025】
高減衰材料としては、タイヤ加硫後において、測定温度23℃、振動数100Hz、動歪み0.15%での動的粘弾性測定における損失正接(tanδ)が0.3以上のものが使用される。0.3未満では、減衰性が不十分となるため、騒音低減効果が乏しくなる。このため、損失正接は0.5以上が好ましく、0.8〜2.5が更に好ましい。なお、損失正接の測定方法の詳細は実施例に記載の通りである。
【0026】
上記のような損失正接を有する材料としては、各種のものがその製法と共に公知であり、それらを何れも使用することができる。一般的には、ゴム、樹脂、又は熱可塑性エラストマーから、嵩高い官能基を有するものや極性基を有するものなど、適当な種類を選択したり、架橋密度や分子量を小さく調製したり、適当な可塑化剤又は軟化剤、可塑成分等を添加するなどすればよい。
【0027】
本発明では、特に、高減衰材料の硬度、剛性をある程度高く維持しながら、上記のような損失正接を有する材料として、ポリノルボルネンゴム又はそのブレンド体などが好ましい。また、高減衰材料の硬度や剛性をある程度高く維持する上で、上記の損失正接と同じ測定条件において、高減衰材料の動的弾性率が5MPa以上が好ましく、15MPa以上がより好ましい。
【0028】
本発明における減衰層10a、10bは、厚みが一定のものに限らず、その平均厚みが0.5〜2.0mmであることが好ましく、1.0〜2.0mmがより好ましい。
【0029】
また、図2に示す各サイズは、下記の如きである。ビードフィラー2の断面形状の高さhbfに対する減衰層10a、10bの幅Wの比率(W/hbf)は0.3〜1.0であることが好ましく、0.5〜1.0がより好ましい。
【0030】
また、ビードフィラー2の断面形状の高さhbfに対する内側の減衰層10aの高さh1の比率(h1/hbf)は、操縦安定性と騒音低減効果の観点より、0.5〜1.5であることが好ましく、0.7〜1.3がより好ましい。内側の減衰層10aの高さh1と外側の減衰層10bの高さh2との高さの差は、操縦安定性と騒音低減効果の観点より、10mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましい。
【0031】
減衰層10は、ビードフィラー2の内側側面2aと外側側面2bの両面全体に設ける必要はなく、少なくとも何れかの側面に設ければよい。但し、ビードフィラー2の内側側面2aに設ける方がより効果的である。また、側面の一部に設けてもよく、その場合、ビードフィラー2の上端の位置を中央にして減衰層10を設けるのが好ましい。
【0032】
更に、減衰層10は、ビードコア1の側面にまで延設されていてもよいが、カーカス層5による補強機能を維持する上で、減衰層10の下端がビードフィラー2の側面の下端より上方に位置するのが好ましい。
【0033】
本発明における減衰層10は、ビードフィラー2を形成するための部材に、減衰層10を形成する部材を貼りつけてタイヤ成型を行うことにより、形成することができるが、前者の部材を押し出し成型する際に、共押し出しした複合部材を使用して形成することも可能である。その場合、後述の図3(a)に示すようなV型の減衰層10が好ましい。
【0034】
本発明の空気入りタイヤは、乗用車に限らず、軽量トラック、トラック・バスなどの幅広い重量の車両の空気入りタイヤに適用できる。
【0035】
〔他の実施形態〕
以下、本発明の他の実施形態について説明する。
【0036】
(1)前述の実施形態では、図1に示すような形態でビードフィラー2とカーカス層5との間に減衰層10を介在させる例を示したが、図3(a)〜(c)に示すような構造にしてもよい。
【0037】
図3(a)に示すものは、断面形状が略三角形のビードフィラー2の上側をV型の減衰層10が覆うようにして、カーカス層5との間に介在させた例である。従って、減衰層10の下端は、ビードフィラー2の下端より上方に位置している。また、カーカス層5の折り返し方向は、図1の場合と同じであるが、折り返し部5aの先端がビードフィラー2の上端より下方に位置している。このため、減衰層10は、ビードフィラー2とカーカス層5との間に介在していない部分を有するが、その部分においても周囲のゴム層から伝達する振動エネルギーを減衰させることができる。
【0038】
図3(b)に示すものは、カーカス層5の折り返し方向が図1の場合と異なる例であり、その非折り返し部5bのみに減衰層10を介在させると共に、更に非折り返し部5bの外側にも減衰層10cを設けてある。このような減衰層10cによっても周囲のゴム層から伝達する振動エネルギーを減衰させることができる。なお、カーカス層5は1層のものに限られず、2層形成したものでもよい。またカーカス層5を2層形成する場合、ビードフィラー2の外側と内側との両側から折り返すようにしてもよい。
【0039】
図3(c)に示すものは、ビードフィラー2の高さが低く、カーカス層5の折り返し部5aの先端がビードフィラー2の上端より上方に位置する例である。この例では、減衰層10がビードフィラー2とカーカス層5との間に介在すると共に、カーカス層5の折り返し部5aと非折り返し部5bとの間にも介在している。また、前述の実施形態では、減衰層10の厚みの分だけビードフィラー2の体積を減少させていたが、この例では、ビードフィラー2の体積を変化させずに、減衰層10を設けてある。
【0040】
(2)前述の実施形態では、ビードフィラー2の断面形状が略三角形の例を示したが、 ビードフィラー2の断面形状は、台形、その他の形状でもよい。また、ビードフィラー2の構造は、2種以上の部分(材料)からなる複合体であってもよい。また、ビードフィラー2やビードコア1の近傍に、短繊維や長繊維等で補強した補強層を設けてもよい。その場合、カーカス層5のビードフィラー2とは逆側(介在しない側)に設けるのが、騒音低減効果の観点から好ましい。
【0041】
【実施例】
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、損失正接(tanδ)、ロードノイズレベル、操縦安定性、タイヤ重量は、次のようにして測定・評価した。
【0042】
(損失正接)
タイヤ製造後の減衰層について、動的粘弾性スペクトロメータ(レオロジ社製)を使用し、幅5mm、厚さ1mm、試料長20mmの短冊状試料により、初期歪み2.5%、振動数100Hz、動歪み0.15%、23℃での条件で測定した。
【0043】
(動的弾性率)
上記の損失正接と同じ測定条件にて動的弾性率を測定した(単位:MPa)。
【0044】
(ロードノイズレベル)
試作タイヤをフロントとリア共に空気圧200kPaとし、テスト車両(2000ccの国産FF乗用車)に装着し、マイクを運転席の耳元に配して60km/hの定速走行で、250〜400Hzのロードノイズレベルを測定した。測定値は、比較例1を100とする指数で表示した(数値が低いほど良)。
【0045】
(操縦安定性)
乾燥状態の路面で、各走行モードにより走行した時のテストドライバーによるフィーリングで評価した。評価は、比較例1を100とする指数で表示した(数値が高いほど良)。
【0046】
(タイヤ重量)
比較例1のタイヤ重量を100として指数で表示した(数値が低いほど軽い)。
【0047】
実施例1〜3
ビードフィラーをJISA硬度90°、tanδ=0.1、その断面形状を略三角形(底辺8.5mm、高さ35mm)とし、その両側面に同じ幅の表1に示すような減衰層をh1−h2=5mmとなるように配置して、他の部分は一般的な材料、構造よりなるサイズ205/65R15のラジアルタイヤを試作した。
【0048】
比較例1
実施例1において、減衰層を形成せずにその部分をビードフィラーと同じゴムで形成すること以外は同様にしてラジアルタイヤを試作した。
【0049】
比較例2
実施例1において、減衰層をtanδ=0.2のゴム材料に代えること以外は同様にしてラジアルタイヤを試作した。
【0050】
比較例3
実施例1において、減衰層を形成する代わりに、同じ材料で同体積となる減衰部を断面台形のビードフィラー(同体積)のタイヤ外周側頂部に設けること以外は、実施例1と同様にしてラジアルタイヤを試作した。
【0051】
以上のラジアルタイヤの評価結果を表1に示す。
【0052】
【表1】
Figure 0004831868
表1の結果が示すように、実施例1〜3のタイヤでは、操縦安定性を維持しつつ、十分な騒音低減効果を得ることができる。これに対し、tanδ=0.2の材料を用いた比較例2では、十分な騒音低減効果を得ることができず、また、断面三角形状に高減衰材料を配置した比較例3では、操縦安定性が大きく低下した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一例を示す片側断面図
【図2】本発明における減衰層のサイズを説明するための説明図
【図3】本発明の空気入りタイヤの他の例を示す要部断面図
【符号の説明】
1 ビードコア
2 ビードフィラー
2a ビードフィラーの内側側面
2b ビードフィラーの外側側面
5 カーカス層
5a カーカス層の折り返し部
5b カーカス層の非折り返し部
10 減衰層

Claims (3)

  1. 一対の環状のビードコアと、そのビードコアで端部側が折り返されたカーカス層と、そのカーカス層に側面が沿うように前記ビートコアのタイヤ外周側に配設されたビードフィラーとを備える空気入りタイヤにおいて、
    前記ビードフィラーと前記カーカス層との間に、測定温度23℃、振動数100Hz、動歪み0.15%での動的粘弾性測定における損失正接(tanδ)が0.3以上の高減衰材料よりなる減衰層を介在させ
    断面形状が略三角形である前記ビードフィラーのタイヤ幅方向の内側側面と外側側面とが、前記カーカス層の折り返し部と非折り返し部とに沿って配設されると共に、その内側側面及び外側側面と前記カーカス層との間に、前記ビードフィラーの上側頂点をV型に覆うように、前記減衰層を介在させてあることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記減衰層の平均厚みが0.5〜2.0mmである請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ビードフィラーは、その断面形状の高さhbfに対する前記減衰層の幅Wの比率(W/hbf)が0.3〜1.0である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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