JP2006312389A - 競技用空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤの縦剛性の上昇を抑制しながら横剛性及び前後剛性を上昇させて、走行タイムを短縮することができる競技用空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】一対の環状のビード1a間を補強する2層のカーカス層5a、5bを、コードがタイヤ周方向PDに略対称に傾斜するように積層し、そのコードのタイヤ周方向PDに対する角度を、6ベルト層の幅方向端部からタイヤ赤道線CL側に向かってベルト幅の10%の領域Fでは40〜80°とし、タイヤ赤道線CL付近及びタイヤ最大幅位置PW付近では領域Fよりも5°以上大きく且つ75°以上とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、フォーミュラカーなどの競技用車両に装着される競技用空気入りタイヤに関する。
サーキットで使用される競技用空気入りタイヤ(レーシングタイヤ)には、優れたコーナリング性能及びトラクション性能が要求されるため、高い横Gや駆動力が作用したときの踏面部で接地面積を確保する必要がある。そのため、2層以上のカーカス層をコードがタイヤ周方向に略対称に交差するように積層したバイアス構造によって、タイヤを補強する手法が従来知られている。
例えば下記特許文献1には、2層のカーカス層を、コードがタイヤ周方向に略対称に56〜86°の角度で交差するように積層した競技用空気入りタイヤが開示されている。当該構造によれば、タイヤの横剛性及び前後剛性が上昇し、踏面部の接地面積が確保されて、コーナリング性能及びトラクション性能が向上する。しかしながら、かかる場合には、タイヤの横剛性及び前後剛性だけでなく、縦剛性も同時に上昇してしまうため、次のような不具合があった。即ち、タイヤの縦剛性が上昇すると、踏面部の接地面積の減少に繋がるだけでなく、フォーミュラカーなどの競技用車両の場合には、一般の乗用車両に比べて軽量であるために車両が跳ねやすくなり、接地性が低下して走行タイムが増加する(遅くなる)傾向にあった。
ここで、下記特許文献2〜5には、一般の乗用車用空気入りタイヤが備えるカーカス層において、コードの角度をタイヤの部位ごとに変化させる技術が開示されている。但し、乗用車用空気入りタイヤにおける縦剛性の抑制は、せいぜい乗心地性能を改善するものに留まるものであり、競技における走行タイムを短縮するというシビアな要求に応えうるものではない。即ち、いずれも競技用空気入りタイヤにおいて走行タイムの短縮に繋がる有用な構造を開示するものではない。
特開平6−227209号公報 特開昭61−263805号公報 特開2001−138707号公報 特開2002−127711号公報 特開2002−274121号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タイヤの縦剛性の上昇を抑制しながら横剛性及び前後剛性を上昇させて、走行タイムを短縮することができる競技用空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的は、下記の如き構成の本発明により達成することができる。即ち、本発明に係る競技用空気入りタイヤは、一対の環状のビード間を補強する少なくとも2層のカーカス層と、踏面部下方の前記カーカス層の外周側に配されたベルト層とを備える競技用空気入りタイヤにおいて、2層のカーカス層は、コードがタイヤ周方向に略対称に傾斜するように積層され、前記コードのタイヤ周方向に対する角度が、前記ベルト層の幅方向端部からタイヤ赤道線側に向かってベルト幅の10%の第1の領域では40〜80°であり、タイヤ赤道線付近及びタイヤ最大幅位置付近では前記第1の領域よりも5°以上大きく且つ75°以上であることを特徴とする。
上記構成によれば、第1の領域において、2層のカーカス層のコードがタイヤ周方向に対して略対称に40〜80°の角度で交差するため、ショルダ部付近でバイアス構造が形成され、タイヤの横剛性及び前後剛性が上昇して踏面部で接地面積を確保することができる。しかも、タイヤ赤道線付近及びタイヤ最大幅位置付近では、コードのタイヤ周方向に対する角度が第1領域よりも5°以上大きく且つ75°以上であることにより、タイヤの縦剛性の上昇を抑制することができる。なお、本発明において、カーカス層を構成するコードの角度は、タイヤに空気圧を120kPaで充填した状態における値である。
上記において、前記コードのタイヤ周方向に対する角度が、前記ベルト層の幅方向端部からタイヤ最大幅位置側に向かってベルト幅の10%の第2の領域では40〜80°であり、タイヤ赤道線付近及びタイヤ最大幅位置付近では前記第2の領域よりも5°以上大きく且つ75°以上であるものが好ましい。かかる構造によって、タイヤの横剛性及び前後剛性をより好適に向上することができ、競技用空気入りタイヤにおいて走行タイムを効果的に短縮することができる。
上記において、前記コードのタイヤ周方向に対する角度が、前記第1の領域よりも前記第2の領域で10〜20°大きいものが好ましい。このように、第1の領域よりも縦剛性に及ぼす影響が大きい第2の領域において、コードのタイヤ周方向に対する角度を比較的大きくすることにより、タイヤの縦剛性の上昇を効果的に抑制することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る競技用空気入りタイヤの一例を示す子午線半断面図である。図2(a)は部分破断したタイヤの正面図であり、図2(b)はその平面図である。
本発明の競技用空気入りタイヤは、図1に示すように、一対の環状のビード1a間を補強する少なくとも2層のカーカス層5と、踏面部Tr下方のカーカス層5の外周側に配されたベルト層6とを備える。本実施形態では、カーカス層5が2層で構成されている例を示す。2層のカーカス層5a、5bは、図2に示すように、コードがタイヤ周方向PDに略対称に傾斜するように積層されている。カーカス層5を構成するコードとしては、ポリエステルやポリアミド、ポリアラミド等の有機繊維、またはスチール等が挙げられる。
カーカス層5の両端は、ビード1aで外側に折り返され、その折り返し部と本体部との間には硬質ゴムからなるビードフィラー1bが配置され、ビード部1が形成されている。カーカス層5の外側には、通常のタイヤと同様にサイドウォールゴム2、インナーライナゴム3、トレッドゴム4等が配置されている。これらの原料ゴムとしては、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)等が挙げられ、1種単独で又は2種以上混合して使用される。また、これらのゴムは、カーボンブラックやシリカ等の充填材で補強されると共に、加硫剤、加硫促進剤、可塑剤、老化防止剤等が適宜配合される。
本実施形態では、ベルト層6が内層6aと外層6bの2層から構成される例を示す。内層6aと外層6bとは、コードがタイヤ周方向PDに対して略対称に20〜50°の角度で交差するように積層されている。ベルト層6を構成するコードとしては、ポリエステルやポリアミド、ポリアラミド等の有機繊維、またはスチール等が挙げられる。
各カーカス層5a、5bを構成するコードは、ベルト層6の幅方向端部からタイヤ赤道線CL側に向かってベルト幅の10%の領域F(前記第1の領域に相当する。)において、タイヤ周方向PDに対して略対称に角度θ1で交差するように配されている。角度θ1は、40〜80°に設定されており、好ましくは40〜60°である。これにより、ショルダ部sh付近でバイアス構造が形成され、タイヤの横剛性及び前後剛性が上昇して踏面部Trで接地面積を確保することができる。
また、本実施形態では、各カーカス層5a、5bを構成するコードは、ベルト層6の幅方向端部からタイヤ最大幅位置PW側に向かって、カーカス形状に沿ってベルト幅の10%の領域S(前記第2の領域に相当する。)において、タイヤ周方向PDに対して略対称に角度θ2で交差するように配されている。角度θ2は、40〜80°に設定されており、好ましくは50〜70°である。これによりタイヤの横剛性及び前後剛性がより上昇して、踏面部Trで接地面積を効果的に確保することができる。
角度θ1及び角度θ2が80°を超えると、タイヤの補強効果が小さくなり、踏面部Trの接地面積の確保が困難になる。また、角度θ1及び角度θ2が40°未満であると、かかる領域の剛性が高くなり過ぎて剛性バランスが崩れると共に、製造が困難になる傾向にある。角度θ2は、角度θ1よりも10〜20°大きいものが好ましい。領域Sは、後述するようにタイヤの縦剛性に及ぼす影響が領域Fよりも大きいため、角度θ2を角度θ1よりも大きく設定することにより、タイヤの縦剛性の上昇を効果的に抑制することができる。角度θ2と角度θ1との差が20°を超えると、剛性バランスが崩れて耐久性が低下する傾向にある。
ここで、ベルト層6の幅方向端部は、幅寸法が大きい方の内層6aの幅方向端部とし、ベルト幅は同じく内層6aの幅寸法とする。なお、ベルト幅は踏面部Trの幅と一致する必要はないが、本実施形態では、内層6aが踏面部Trと略同じ幅寸法を有し、外層6bは内層6aよりやや小さい幅寸法を有している。また、領域F及び領域Sの境界線は、図1に示すようにカーカス層5に直角な線分L1〜L3である。
各カーカス層5a、5bを構成するコードは、タイヤ赤道線CL付近及びタイヤ最大幅位置PW付近において、タイヤ周方向PDに対してそれぞれ角度θ3、θ4で略対称に傾斜するように配されている。角度θ3及び角度θ4は、角度θ1及び角度θ2よりも5°以上大きく、且つ75°以上に設定されている。これにより、タイヤの縦剛性の上昇を抑制し、車両の跳ねを抑えて走行タイムを低減することができる。即ち、角度θ3及び角度θ4が、角度θ1及び角度θ2との差が5°未満であったり75°未満であったりすると、タイヤの縦剛性が上昇する傾向にある。
本実施形態では、線分L1からタイヤ赤道線CLまでの領域で角度θ3が90°であり、線分L3からビード1aまでの領域で角度θ4が90°である例を示す。角度θ3及び角度θ4は、具体的には80〜90°が好ましく、角度θ1またはθ2との差が30°以下であるものが好ましい。角度θ1またはθ2との差が30°を超えると、剛性バランスが崩れて耐久性が低下する傾向にある。
本発明の競技用空気入りタイヤは、図3に示すようなコード角度を幅方向の位置により部分的に変えたカーカス用プライ8a、8bを使用すること以外は、通常の競技用空気入りタイヤと同様の製造方法で製造することができる。つまり、成形ドラム上にカーカス用プライ8a、8bを積層する工程と、少なくとも積層したカーカス用プライ8a、8bをドーナツ状に膨張させる工程とを有する製造方法が適用できる。
2枚のカーカス用プライ8a、8bは、中心線に対して略対称な角度でコードが配置されるように円筒状に積層され、例えばビード1aの配設後、チューブ状エアバッグが挿入され、内圧によりドーナツ状にシェーピングされた後、ベルト層6が形成される。
図3に示すカーカス用プライ8a、8bの製造方法の概略は次の通りである。図4に示すような装置を用いて、ローラ群13でコード材料10を引き取ることにより、コード材料10をボビン11から送りながら、被覆ゴムの押出機12の口金部12aを通過させて未加硫ゴムで被覆され、ゴム被覆したコードは、緩衝部14の緩衝ローラ14a間に送られて緩んだ状態となる。ゴム被覆したコードの先端は、駆動機構16の駆動部16bに設けられた貼り付けローラ16cによって、トレイ17に所望の経路にて貼り付けられ、貼り付け量に応じたコード長さが緩衝部14からガイドローラ15を経て引き取られる。貼り付け経路の制御は、トレイ17の長手方向(Y方向)の移動の位置制御と、駆動機構16の支持部16aを往復動(X方向)する駆動部16bの移動の位置制御とにより行うことができる。貼り付けはコードを切断せずに行うのが簡便であり、その場合、軸心が平行で高さが同じ2本の貼り付けローラ16cが使用される。
所望のタイヤ形状と各部位での所望のコード角度を得るためには、カーカス用プライ8a、8bを作製する際のコード角度を適切に調整するのが好ましい。バイアスタイヤでは、プライ状態でのコード角度とタイヤ成型後のコード角度との関係が、周知の関係式(近似式)Rd cosA=R cosAd により算出できるが、本発明でも当該関係式が同様に適用でき、Adを変数として対応する部分のRを決定することで、Aを求めることができる。ここで、Rdはドラム半径、Adはドラム上の周方向に対するコード角、Rはタイヤ成型後のコードの位置に対応する半径、Aはタイヤ成型後の周方向に対するコード角である。
[別実施形態]
(1)領域Fは、ベルト層6の幅方向端部からタイヤ赤道線側に向かってベルト幅の10%の領域であればよいが、タイヤの横剛性及び前後剛性を効果的に上昇しうることから、ベルト幅の15%であることが好ましい。また、同様の理由より、領域Sは、ベルト層6の幅方向端部からタイヤ最大幅位置PW側に向かってカーカス形状に沿ってベルト幅の15%の領域であることが好ましく、かかる場合、子午線断面においてカーカス形状に沿って30mmを超えない範囲でベルト幅の15%であることが好ましい。これにより、タイヤの縦剛性の上昇をより効果的に抑制できる。
(2)前述の実施形態では、カーカス層5が2層で構成されている例を示したが、これに限られず4層などの偶数層でもよい。その場合も一対のカーカス層は、コードがタイヤ赤道線CLに対して略対称な角度で傾斜するように積層され、同方向に積層される各カーカス層のコードは、各部位で各々同じ方向に配されるのが好ましい。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。なお、実施例等における評価項目は下記のようにして測定を行った。
(1)縦剛性
空気圧を120kPaにして、実車の荷重に相当する荷重2.16kNを負荷したときのタイヤ径方向の変位を測定し、その逆数を指数として表した。従来例を100として評価し、当該数値が大きいほど縦剛性が大きく良好でないことを示す。
(2)横剛性
上記の要領で荷重2.16kNを負荷した状態において、タイヤ幅方向に2.16kNを負荷したときのタイヤ幅方向の変位を測定し、その逆数を指数として表した。従来例を100として評価し、当該数値が大きいほど横剛性が大きく良好であることを示す。
(3)前後剛性
上記の要領で荷重2.16kNを負荷した状態において、タイヤ前後方向に1.08kNを負荷したときのタイヤ前後方向の変位を測定し、その逆数を指数として表した。従来例を100として評価し、当該数値が大きいほど前後剛性が大きく良好であることを示す。
(4)ラップタイム
競技用車両(フォーミュラカー)に装着し、サーキットを走行したときのラップタイム(周回タイム)を測定した。従来例を100として指数評価し、当該数値が小さいほどラップタイムが速く良好であることを示す。なお、サーキットにおける走行テストでは、0.3秒/周の差が生じれば有意であると判断され、今回の評価では指数0.5が0.3秒/周に相当する。
従来例
前述の実施形態において角度θ1及び角度θ2を各々90°に設定した競技用空気入りタイヤ(タイヤサイズ:前輪175/55R13、後輪215/50R13)を作製し、従来例とした。カーカス層は、カーカス用プライ(ポリエステル繊維、1670dtex/2、打ち込み数23本/2.5cm)を2層積層することで構成し、その外周側にベルト用プライ(スチールコード2+1×0.27、打ち込み数15本/2.5cm、コード角度22°)を2層積層した。
実施例、比較例
角度θ1及び角度θ2を表1に示す角度にした点以外は、従来例と同じ競技用空気入りタイヤを作製し、実施例及び比較例とした。領域F及び領域Sは、それぞれベルト層の幅方向端部からベルト幅の15%の領域とした。評価結果を表1に示す。
Figure 2006312389
表1の結果が示すように、実施例のタイヤでは、タイヤの縦剛性の上昇を抑制しながら、横剛性及び前後剛性を向上させることで、走行タイムを短縮することができている。また、実施例8では、タイヤの縦剛性が比較的高く走行タイムの短縮代が小さいのに対して、実施例5及び6では、角度θ2を角度θ1よりも大きくすることで、走行タイムを良好に短縮することができている。一方、比較例では、タイヤの縦剛性が高くなり過ぎ、走行タイムを短縮することができていない。以上のように、本発明によれば、競技用空気入りタイヤにおいて接地性、コーナリング性能及びトラクション性能を確保でき、走行タイムを短縮することができる。
本発明の競技用空気入りタイヤの一例を示す子午線半断面図 本発明の競技用空気入りタイヤの要部を示す図であり、(a)は部分破断したタイヤの正面図、(b)はその平面図 本発明に用いられるカーカス用プライの一例を示す図であり、(a)は下層用のプライの平面図、(b)は上層用のプライの平面図 カーカス用プライの作製に用いられる装置の概略斜視図
符号の説明
1a ビード
5 カーカス層
5a 下層のカーカス層
5b 上層のカーカス層
6 ベルト層
F ベルト層の幅方向端部からタイヤ赤道線側に向かってベルト幅の10%の領域
S ベルト層の幅方向端部からタイヤ最大幅位置側に向かってベルト幅の10%の領域
CL タイヤ赤道線
PD タイヤ周方向
PW タイヤ最大幅位置
Tr 踏面部
θ1〜θ4 コード角度

Claims (3)

  1. 一対の環状のビード間を補強する少なくとも2層のカーカス層と、踏面部下方の前記カーカス層の外周側に配されたベルト層とを備える競技用空気入りタイヤにおいて、
    2層のカーカス層は、コードがタイヤ周方向に略対称に傾斜するように積層され、前記コードのタイヤ周方向に対する角度が、前記ベルト層の幅方向端部からタイヤ赤道線側に向かってベルト幅の10%の第1の領域では40〜80°であり、タイヤ赤道線付近及びタイヤ最大幅位置付近では前記第1の領域よりも5°以上大きく且つ75°以上であることを特徴とする競技用空気入りタイヤ。
  2. 前記コードのタイヤ周方向に対する角度が、前記ベルト層の幅方向端部からタイヤ最大幅位置側に向かってベルト幅の10%の第2の領域では40〜80°であり、タイヤ赤道線付近及びタイヤ最大幅位置付近では前記第2の領域よりも5°以上大きく且つ75°以上である請求項1記載の競技用空気入りタイヤ。
  3. 前記コードのタイヤ周方向に対する角度が、前記第1の領域よりも前記第2の領域で10〜20°大きい請求項2記載の競技用空気入りタイヤ。
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