JP4831028B2 - 部品実装用装置の台車位置決め機構及び部品実装用装置用の台車 - Google Patents

部品実装用装置の台車位置決め機構及び部品実装用装置用の台車 Download PDF

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Description

本発明は、部品実装装置、印刷装置、検査装置などの部品実装用装置に台車が結合される際に台車の位置決め対象部位の高さ方向の位置決めを行う部品実装用装置の台車位置決め機構及び部品実装用装置用の台車に関するものである。
従来、部品実装装置、印刷装置、検査装置などの部品実装用装置の中には、パーツフィーダの交換用台車や部品実装用装置の動作診断用のパーソナルコンピュータ等を搭載した台車を結合させることができるようになったものが知られている。このような台車では、部品実装用装置に結合される際、台車側の位置決め対象部位の高さを部品実装用装置側の基準高さに合わせる高さ方向の位置決めが行われる。例えば、複数のパーツフィーダが装着されるフィーダベースを備えた台車を部品実装用装置に結合させる場合には、フィーダベースを車輪が設けられた車体部に対して昇降自在な構成としたうえで、部品実装用装置側に上り勾配面及びこれと繋がる水平な位置決め面を有する楔形のカム部材を台車側に張り出して配置するとともに、フィーダベースの下面にカムフォロアを備えておき、台車を部品実装用装置に近づける動作によってカムフォロアをカム部材の傾斜面上で転動させ、フィーダベースをカム部材の位置決め面の高さまで上昇させるようにしている(特許文献1)。
特許第3307024号公報
しかしながら、上記のように、台車を部品実装用装置に近づける動作によって台車側のカムフォロアをカム部材の傾斜面上で転動させていくものでは、台車がカム部材の傾斜面を下ろうとする力に抗した大きな力で台車を押し込まなければならないため重労働であるという問題点があった。ここで、カム部材の傾斜角度を小さくすれば台車の押し込み力は低減することができるが、その分カム部材の張り出し量が増大してしまうため、このような方策には自ずと限界があった。
そこで本発明は、部品実装用装置への台車の結合作業を容易に行うことができる部品実装用装置の台車位置決め機構及び部品実装用装置用の台車を提供することを目的とする。
請求項1に記載の部品実装用装置の台車位置決め機構は、部品実装用装置に台車が結合される際に台車の位置決め対象部位の高さ方向の位置決めを行う部品実装用装置の台車位置決め機構であって、台車の前記位置決め対象部位に水平軸回りに回転自在に設けられた左右の前方カムフォロア及び後方カムフォロアと、部品実装用装置に設けられ、台車が部品実装用装置に近づけられたときに前記カムフォロアと当接する上り勾配面及び上り勾配面に繋がる水平な位置決め面を有する左右の前方カム部材及び後方カム部材と、部品実装用装置に設けられ、前記カムフォロアが前記カム部材の上り勾配面と当接した後、台車の前記位置決め対象部位を部品実装用装置側に押し上げて前記カムフォロアを前記カム部材の上り勾配面から位置決め面まで水平姿勢が維持された状態で転動させ、前記位置決め対象部位を前記カム部材の位置決め面上に載置させるアクチュエータとを備え、前記アクチュエータは前記各カムフォロアが前記各カム部材の上り勾配面を下ろうとする力に抗して前記台車を押し上げ、前記前方カムフォロアを部品実装用装置に設けられたストッパに押し付ける
請求項2に記載の部品実装用装置用の台車は、部品実装用装置に結合される際に位置決め対象部位が高さ方向に位置決めされる部品実装用装置用の台車であって、前記位置決め対象部位に水平軸回りに回転自在に設けられ、部品実装用装置に近づけられたときに部品実装用装置に設けられた左右の前方カム部材及び後方カム部材の上り勾配面と当接する左右の前方カムフォロア及び後方カムフォロアを備え、前記カムフォロアが前記カム部材の上り勾配面と当接した後、前記位置決め対象部位が部品実装用装置に設けられたアクチュエータによって部品実装用装置側に押し上げられて前記カムフォロアが前記カム部材の上り勾配面から上り勾配面に繋がる水平な位置決め面まで水平姿勢が維持された状態で転動させられることにより、前記位置決め対象部位が前記カム部材の位置決め面上に載置されるようになっており、前記アクチュエータは前記各カムフォロアが前記各カム部材の上り勾配面を下ろうとする力に抗して前記台車を押し上げ、前記前方カムフォロアを部品実装用装置に設けられたストッパに押し付ける
本発明では、台車の位置決め対象部位に取り付けられたカムフォロアがカム部材の上り勾配面を下ろうとする力に抗して台車を押し上げる作業はアクチュエータによってなされるので、作業者は部品実装用装置への台車の結合作業を容易に行うことができる。また、アクチュエータは台車側ではなく部品実装用装置側に設けられているのでアクチュエータを台車ごとに設ける必要がなく、製造コストの低減を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図、図2は本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分斜視図、図3は本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分正面図、図4及び図5は本発明の一実施の形態における台車の斜視図、図6は本発明の一実施の形態における台車のフィーダベースの斜視図、図7は本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分斜視図、図8は本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分斜視図、図9は本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の制御系を示すブロック図、図10(a),(b)は本発明の一実施の形態における台車を部品実装装置の台車結合部に近づけた様子を示す図、図11及び図12は本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分斜視図、図13(a),(b),(c)は本発明の一実施の形態における台車のフィーダベースが部品実装装置の台車結合部に結合される様子を示す図である。
図1、図2及び図3において、部品実装用装置の一例としての部品実装装置1は基台2の上面に水平面内の一の方向(X軸方向)に延びた基板搬送路3が設けられており、基板搬送路3の上方には基板搬送路3と直交する水平面内の方向(Y軸方向)に延びた平行な2本のY軸テーブル4が設けられている。これら2本のY軸テーブル4の上方には平行な2本のX軸テーブル5が設けられており、各X軸テーブル5は両端部が2本のY軸テーブル4に支持されてY軸方向に移動自在となっている。各X軸テーブル5にはX軸テーブル5に沿って移動自在な移動ステージ6が設けられており、各移動ステージ6には複数のノズル(図示せず)を備えたヘッド部7が設けられている。
基台2のY軸方向の両端部には複数のパーツフィーダ(ここではテープフィーダとする)8がY軸方向の外方に張り出した状態に設置されている。各パーツフィーダ8は下方に設置(後述するパーツフィーダ交換用台車20に設置)されたリール9(図2参照)から引き出された図示しないテープを間欠送りし、テープに一定間隔おきに内包された部品(電子部品。図示せず)をパーツフィーダ8上の所定のピックアップ位置に供給する。
各ヘッド部7は、X軸テーブル5のY軸方向への移動、移動ステージ6のX軸方向への移動によって水平面内を移動し、パーツフィーダ8によってピックアップ位置に供給された部品をノズルにより真空吸着してピックアップする。そして、ピックアップした部品を基台2上に設けられた部品カメラ10に認識させた後、所定の位置補正動作を行って基板搬送路3によって位置決めされた基板11に搭載する。
基台2のY軸方向の両端部には、Y軸方向に延びてX軸方向に対向した左右の台車支持部材(台車左側支持部材13及び台車右側支持部材14)によって挟まれた領域である台
車結合部15が設けられている。この台車結合部15にはパーツフィーダ交換用台車(以下、単に台車と称する)20が結合されており、ヘッド部7に部品を供給する複数のパーツフィーダ8はこれらの台車20に装着されている。すなわちパーツフィーダ8は、台車20を基台2の台車結合部15に対して結合及び分離させることによって一括して設置及び取り外しをすることができるようになっている。
図4、図5及び図6において、台車20は、左右のハンドル21の操作により移動自在な車体部22を有する。車体部22は水平なベース部23の下部に複数の車輪24を有しており、ベース部23の上面には左右の側方支柱25が上方に延びて設けられ、これら左右の側方支柱25には水平部材26が車体部22の左右方向に掛け渡されている。ベース部23の左右両端部には左右の側方支柱25に沿って上方に延びた左右の側板27が設けられている。左右のハンドル21はこの側板27を挟むようにして側方支柱25に取り付けられている。水平部材26の左右各部には上下方向に伸縮自在な垂直支柱28が上方に延びて設けられており、これら垂直支柱28の上端部には車体部22の左右方向に延びた昇降板29が水平に設けられている。
昇降板29の左右端部には車体部22の前後方向(以下、説明の便宜上、基台2に向かう側を前方、基台2から離れる側を後方とする)に延びた左右の前後部材30それぞれの中央部下面が支持されており、左右の前後部材30の前下方には下方に延出した下方延出部31及び左右の下方延出部31を車体部22の左右方向に掛け渡すように延びた横架部32から成る前方横架部材33が設けられている。また、左右の前後部材30の後下方には後方横架部材34が車体部22の左右方向に掛け渡されるように設けられている。これら昇降板29、前後部材30、前方横架部材33及び後方横架部材34は複数のパーツフィーダ8が並列装着されるフィーダベース35を形成している。このフィーダベース35の昇降板29は上記のように上下方向に伸縮自在な垂直支柱28の上端部に取り付けられているので、フィーダベース35全体は車体部22に対して昇降自在となっている。
図6において、フィーダベース35の左右の下方延出部31には車体部22の左右方向に(すなわち水平方向に)延びた連結シャフト36が回転自在に支持されており、連結シャフト36の両端部の下方延出部31の外方に突出した部分には、連結シャフト36の軸回りに(すなわち水平軸回りに)回転自在な左右の前方カムフォロア37が連結シャフト36に対して相対回転自在に設けられている。
連結シャフト36の両端部の下方延出部31の外方に突出した部分であって、左右の前方カムフォロア37よりも内側(フィーダベース35の中心側)の部分にはそれぞれレバー部材38が連結シャフト36に固定されている。左右のレバー部材38それぞれの前方には下方に窪んだ鉤状の爪部38aが設けられており、更に右側のレバー部材38には外側方に突出した突起部39が設けられている。
フィーダベース35の後方横架部材34の両端部それぞれには垂下部材40が垂設されており、左右の垂下部材40それぞれの外側には後方カムフォロア41が連結シャフト36と平行な水平軸回りに回転自在に設けられている。
図7において、台車結合部15を構成する台車左側支持部材13は基台2からY軸方向に片持ち状態で延びており、台車右側支持部材14はY軸方向に延びた下段部材14a、中段部材14b及び上段部材14cから成っている。
図7及び図8において、台車左側支持部材13と台車右側支持部材14(中段部材14b)の前方のX軸方向に対向する部分のそれぞれには内方に向かって突出した前方突起51が設けられており、左右の前方突起51それぞれには前方カム部材52が固定されてい
る。左右の前方カム部材52は、前方突起51の中心軸を中心とする円弧面の上半分(後方から前方に向かって上る面)から成る上り勾配面52aと、この上り勾配面52aと連続した水平な位置決め面52bをカム面として有している。そして、左右の前方カム部材52の互いに対向する部分には前方突起51と同軸の円筒面を有する爪部係止部材53が設けられている。
台車左側支持部材13の後方のX軸方向に対向する部分のそれぞれには内方に向かって突出した後方突起54が設けられており、左右の後方突起54それぞれには後方カム部材55が固定されている。左右の後方カム部材55はそれぞれ後方から前方に向かって上る方向に傾斜した傾斜面から成る上り勾配面55aと、この上り勾配面55aと連続した水平な位置決め面55bをカム面として有している。
また、右側の前方突起51には平板状の揺動部材61が上下面内で揺動自在に設けられており、揺動部材61の上面には下方に窪んだ窪み部61aが設けられている(図8)。この揺動部材61は、台車右側支持部材14に下端部が枢支され、上端部が揺動部材61の揺動中心(すなわち右側の前方突起51)の後下方の枢支部62に枢支された空圧シリンダ63(アクチュエータ)の伸縮作動によってX軸まわりに揺動させることができるようになっている。空圧シリンダ63は部品実装装置1側に備えられた図示しない空圧源から供給される圧空を受けて作動し、その作動制御は部品実装装置1側に設けられた空圧シリンダ制御バルブ71を制御装置72から駆動することによって行われる(図9)。
ここで、台車20を部品実装装置1の台車結合部15に結合させるには、台車20のフィーダベース35に複数のパーツフィーダ8を装着した状態で、左右のハンドル21を操作して台車20を台車結合部15の領域内に移動させる(図10(a)の矢印A)。そうすると、或るところで台車20側の4つのカムフォロア(左右の前方カムフォロア37及び左右の後方カムフォロア41)が部品実装装置1側の4つのカム部材(左右の前方カム部材52及び左右の後方カム部材55)の上り勾配面52a,55aに後方から当接するとともに、台車20側の左右のレバー部材38の爪部38aが部品実装装置1側の左右の爪部係止部材53の上方に位置する。また、台車20側の右側のレバー部材38に設けられた突起部39が部品実装装置1側の揺動部材61の窪み部61aの直上に位置する(図10(b)、図11、図12及び図13(a))。
台車結合部15には、右側の前方カムフォロア37が右側の前方カム部材52の上り勾配面52aの近傍(台車20が上昇可能な位置)に位置したことを接触などにより検知して検知信号を出力するセンサ73(図9)が設けられている。センサ73が出力した検知信号は部品実装装置1側に設けられた前記の制御装置72に入力され、制御装置72は部品実装装置1側に設けられたブザーやランプ等の報知器74(図9)により作業者にその旨を報知する。右側の前方カムフォロア37が右側の前方カム部材52の上り勾配面52aの近傍に位置したことの報知を受けた作業者が一定時間内に部品実装装置1側に設けられたシリンダ駆動スイッチ75(図9)を操作すると、制御装置72は前記の空圧シリンダ制御バルブ71を駆動し、空圧シリンダ63を伸長させる(図13中に示す矢印B)。
空圧シリンダ63が伸長すると、揺動部材61は右側の前方突起51を中心として上下面内で上方に揺動し(図13中に示す矢印C)、窪み部61aの上面を右側のレバー部材38に設けられた突起部39に下方から当接されてこれを上方に押し上げる。そうすると、右側のレバー部材38はその爪部38aを右側の爪部係止部材53に上方から当接させてその当接面を支点とし、右側の前方カムフォロア37を右側の前方カム部材52のカム面上を転動させながら上方に揺動する。一方、連結シャフト36を介して右側のレバー部材38に連結された左側のレバー部材38もその爪部38aを左側の爪部係止部材53に上方から当接させてその当接面を支点とし、左側の前方カムフォロア37を左側の前方カ
ム部材52のカム面上を転動させながら上方に揺動する。
したがって左右の前方カムフォロア37は左右の前方カム部材52の上り勾配面52aから水平な位置決め面52bまで転動し、これにより連結シャフト36は水平状態を維持したまま、左右のカム部材52のカム面の形状に沿って全体として前方へ移動する。詳細には、連結シャフト36は、左右の前方カムフォロア37が左右の前方カム部材52の上り勾配面52a上を転動している間は前方へ移動しながら上昇し、左右の前方カムフォロア37が左右の前方カム部材52の位置決め面52b上を転動している間は水平方向に前進移動する。
このように連結シャフト36が全体として前方へ移動すると、連結シャフト36を支持しているフィーダベース35も連結シャフト36に牽引されて前方へ移動するが、この間、左右の後方カムフォロア41は左右の後方カム部材55の上り勾配面55aから水平な位置決め面55bまで転動するので、フィーダベース35は全体として水平姿勢が維持された状態で全体として前方へ移動する。フィーダベース35が全体として前方へ移動している間、フィーダベース35と垂直支柱28を介して連結されている車体部22も車輪24を床面上で転動させながら前方へ移動するが、フィーダベース35は垂直支柱28を介して車体部22に対して昇降自在になっているので、フィーダベース35は前進している間に車体部22に対しては上昇移動することになる。
台車左側支持部材13及び台車右側支持部材14それぞれの上面には左右のストッパ64(図7及び図13参照)が設けられており、左右の前方カムフォロア37がこれら左右のストッパ64に後方から当接したところでフィーダベース35の台車結合部15に対する前後方向の位置決めがなされる。このときフィーダベース35に設けられた4つのカムフォロア(左右の前方カムフォロア37及び左右の後方カムフォロア41)は部品実装装置1に設けられた4つのカム部材(左右の前方カム部材52及び左右の後方カム部材55)の位置決め面52b,55b上に載置されており、フィーダベース35は部品実装装置1に対する高さ方向の位置決めがなされた状態で部品実装装置1に結合された状態となる。なお、このフィーダベース35が部品実装装置1に結合された状態では、左右の前方カムフォロア37は空圧シリンダ63によっての左右のストッパ64に押し付けられているので、フィーダベース35のカムフォロア37,41がカム部材52,55のカム面を逆方向に転動してフィーダベース35と部品実装装置1との結合が外れてしまう心配はない。
また、台車20の部品実装装置1に対する結合が終了する直前、フィーダベース35は水平方向に前進移動しているが、このフィーダベース35が水平方向に移動することよって、フィーダベース35の横架部32に設けられた台車側コネクタ42(図5)と部品実装装置1に設けられた実装装置側コネクタ65(図7)とが水平方向に嵌合するようになっている。台車側コネクタ42と実装装置側コネクタ65とが嵌合すると、台車20側に備えられている装置(例えばパーツフィーダ8)の動力源として部品実装装置1側の動力源が使用できるようになる。
本実施の形態における部品実装装置1の台車位置決め機構は、部品実装装置1に台車20が結合される際に台車20の位置決め対象部位であるフィーダベース35の高さ方向の位置決めを行うものであり、フィーダベース35に水平軸回りに回転自在に設けられたカムフォロア37,41、部品実装装置1に設けられ、台車20が部品実装装置1に近づけられたときにカムフォロア37,41と当接する上り勾配面52a,55a及び上り勾配面52a,55aに繋がる水平な位置決め面52b,55bを有するカム部材52,55、部品実装装置1に設けられ、カムフォロア37,41がカム部材52,55の上り勾配面52a,55aと当接した後、フィーダベース35を部品実装装置1側に押し上げてカ
ムフォロア37,41をカム部材52,55の上り勾配面52a,55aから位置決め面52b,55bまで転動させ、フィーダベース35をカム部材52,55の位置決め面52b,55b上に載置させる空圧シリンダ63を備えたものとなっている。
このような構成の台車位置決め機構では、台車20の位置決め対象部位であるフィーダベース35に取り付けられたカムフォロア37,41がカム部材52,55の上り勾配面52a,55aを下ろうとする力に抗して台車20を押し上げる作業はアクチュエータたる空圧シリンダ63によってなされるので、作業者は部品実装装置1への台車20の結合作業を容易に行うことができる。
また、空圧シリンダ63は台車20側ではなく部品実装装置1側に設けられているので空圧シリンダ63を台車20ごとに設ける必要がなく、製造コストの低減を図ることができる。
また、本実施の形態における部品実装装置1の台車位置決め機構では、台車側コネクタ42と実装装置側コネクタ65を水平方向に嵌合するタイプのものとし、台車20の位置決め対象部位であるフィーダベース35に設けられたカムフォロア37,41がカム部材52,55の水平な位置決め面52b,55b上を転動するとき、フィーダベース35が水平方向に移動することを利用して両コネクタ42,65を嵌合させるようにしている。このため、コネクタ42,65内にごみや埃が入りにくく、接続不良等の不具合の発生を防止することができる。また、両コネクタ42,65は台車20のフィーダベース35の高さ方向の位置決め時に自動的に結合されるので、台車20を部品実装装置1に結合させた後に作業者がわざわざ両コネクタ42,65の接続作業を行う必要がなく、その分作業性がよい。
なお、部品実装装置1に結合された台車20を部品実装装置1から分離させるには、シリンダ駆動スイッチ75の操作を行って空圧シリンダ63を収縮させ、揺動部材61を図13に示す矢印Bとは反対の方向に揺動させて初期位置(図13(a)に示す位置)に戻したうえで、左右のハンドル21を台車20が部品実装装置1から離れる方向に引っ張ればよい。これにより4つのカム部材52,55の位置決め面52b,55bに載置されていた台車20側の4つのカムフォロア37,41は位置決め面52b,55bから上り勾配面52a,55aを下る方向に転動するので、台車20を部品実装装置1から分離させることができる。また、この過程でフィーダベース35は部品実装装置1から遠ざかるように水平方向に移動するので、台車側コネクタ42は実装装置側コネクタ65から分離する。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示されたものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、部品実装装置1に結合される台車20はパーツフィーダ交換用台車であるとしていたが、これは一例であり、他の用途に用いられる台車、例えば部品実装装置1の動作診断用のパーソナルコンピュータ等を搭載した台車等であってもよい。また、上述の実施の形態では、台車20の位置決め対象部位(上述の例ではフィーダベース35)側に設けられるカムフォロア37,41及び部品実装装置1側に設けられるカム部材52,55はそれぞれ4個であったが、これは一例であり、必ずしも4個に限定されるものではない。
また、上述の実施の形態では、前方カム部材52の上り勾配面52aは円弧面であり、後方カム部材55の上り勾配面55aは傾斜面であるとしていたが、上り勾配面(後方から前方に向かって上る面)の形状としては円弧面や傾斜面に限定されない。また、前方カム部材52及び後方カム部材55における上り勾配面の形状の組み合わせは上述の実施の形態に限定されず、任意である。
また、上述の実施の形態では、空圧シリンダ63が揺動部材61を揺動させ、これによりフィーダベース35側に設けられた突起部39を上方に押し上げてカムフォロア37,41をカム部材52,55の上り勾配面52a,55aから位置決め面52b,55bまで転動させる構成であったが、空圧シリンダ63は他のアクチュエータに変えることができ、またカムフォロア37,41をカム部材52,55の上り勾配面52a,55aから位置決め面52b,55bまで転動させる機構は、上述の実施の形態に示されたものに限定されるわけではない。
また、上述の実施の形態では、台車20の位置決め対象部位(フィーダベース35)は台車20の車体部22に対して昇降自在な構成であったが、台車の位置決め対象部位は必ずしも台車の車体部に対して昇降自在でなくてもよく、車体部と一体であってもよい。この場合は台車の位置決め対象部位が部品実装装置側に押し上げられたときには、台車の全体が、車体部とともに、上方に押し上げられることになる。
また、上述の実施の形態では、本発明が適用される部品実装用装置の例として部品実装装置を示したが、本発明は部品実装装置に限られず、印刷装置や検査装置などの他の部品実装装置にも適用することが可能である。
部品実装用装置への台車の結合作業を容易に行うことができるようにする。
本発明の一実施の形態における部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分正面図 本発明の一実施の形態における台車の斜視図 本発明の一実施の形態における台車の斜視図 本発明の一実施の形態における台車のフィーダベースの斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の制御系を示すブロック図 (a)(b)本発明の一実施の形態における台車を部品実装装置の台車結合部に近づけた様子を示す図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分斜視図 本発明の一実施の形態における部品実装装置の台車結合部の部分斜視図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における台車のフィーダベースが部品実装装置の台車結合部に結合される様子を示す図
符号の説明
1 部品実装装置(部品実装用装置)
20 台車
35 フィーダベース(位置決め対象部位)
37 前方カムフォロア(カムフォロア)
41 後方カムフォロア(カムフォロア)
52 前方カム部材(カム部材)
52a,55a 上り勾配面
52b,55b 位置決め面
55 後方カム部材(カム部材)
63 空圧シリンダ(アクチュエータ)

Claims (2)

  1. 部品実装用装置に台車が結合される際に台車の位置決め対象部位の高さ方向の位置決めを行う部品実装用装置の台車位置決め機構であって、台車の前記位置決め対象部位に水平軸回りに回転自在に設けられた左右の前方カムフォロア及び後方カムフォロアと、部品実装用装置に設けられ、台車が部品実装用装置に近づけられたときに前記カムフォロアと当接する上り勾配面及び上り勾配面に繋がる水平な位置決め面を有する左右の前方カム部材及び後方カム部材と、部品実装用装置に設けられ、前記カムフォロアが前記カム部材の上り勾配面と当接した後、台車の前記位置決め対象部位を部品実装用装置側に押し上げて前記カムフォロアを前記カム部材の上り勾配面から位置決め面まで水平姿勢が維持された状態で転動させ、前記位置決め対象部位を前記カム部材の位置決め面上に載置させるアクチュエータとを備え
    前記アクチュエータは前記各カムフォロアが前記各カム部材の上り勾配面を下ろうとする力に抗して前記台車を押し上げ、前記前方カムフォロアを部品実装用装置に設けられたストッパに押し付けることを特徴とする部品実装用装置の台車位置決め機構。
  2. 部品実装用装置に結合される際に位置決め対象部位が高さ方向に位置決めされる部品実装用装置用の台車であって、前記位置決め対象部位に水平軸回りに回転自在に設けられ、部品実装用装置に近づけられたときに部品実装用装置に設けられた左右の前方カム部材及び後方カム部材の上り勾配面と当接する左右の前方カムフォロア及び後方カムフォロアを備え、前記カムフォロアが前記カム部材の上り勾配面と当接した後、前記位置決め対象部位が部品実装用装置に設けられたアクチュエータによって部品実装用装置側に押し上げられて前記カムフォロアが前記カム部材の上り勾配面から上り勾配面に繋がる水平な位置決め面まで水平姿勢が維持された状態で転動させられることにより、前記位置決め対象部位が前記カム部材の位置決め面上に載置されるようになっており、
    前記アクチュエータは前記各カムフォロアが前記各カム部材の上り勾配面を下ろうとする力に抗して前記台車を押し上げ、前記前方カムフォロアを部品実装用装置に設けられたストッパに押し付けることを特徴とする部品実装用装置用の台車。
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