JP5779509B2 - ロック装置、表面実装機 - Google Patents

ロック装置、表面実装機 Download PDF

Info

Publication number
JP5779509B2
JP5779509B2 JP2012004213A JP2012004213A JP5779509B2 JP 5779509 B2 JP5779509 B2 JP 5779509B2 JP 2012004213 A JP2012004213 A JP 2012004213A JP 2012004213 A JP2012004213 A JP 2012004213A JP 5779509 B2 JP5779509 B2 JP 5779509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
cam
lock
locking
link
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012004213A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013143546A (ja
Inventor
岸田 晃
晃 岸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2012004213A priority Critical patent/JP5779509B2/ja
Priority to CN201210271848.9A priority patent/CN103209577B/zh
Publication of JP2013143546A publication Critical patent/JP2013143546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5779509B2 publication Critical patent/JP5779509B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、表面実装機に一括交換台車をロックするロック装置に関するものである。
電子部品を供給するフィーダを装着する一括交換台車を、表面実装機にロック及び位置決めする構造として、下記特許文献1に記載されたものがある。このものでは、表面実装機側に設けた駆動装置(空圧シリンダ)を用いて、一括交換台車に設けたレバー部材を回転させることにより、一括交換台車に設けたカムフォロアを、表面実装機側に設けたカムの位置決め面に乗り上げさせるようにしている。そして、カムフォロアがカムの位置決め面に乗り上げることで、一括交換台車は、表面実装機の台車結合部に対して高さ方向にて位置決めされる構成となっている。
また、カムの位置決め面に乗り上げたカムフォロアが、ストッパに突き当ることで、一括交換台車は、表面実装機の台車結合部に対して前後方向に位置決めされる構成となっている。そして、カムの位置決め面に乗り上げたカムフォロアを、駆動装置(空圧シリンダ)が、ストッパに押し付けることで、カムフォロアがカム面を逆方向に転動することを規制している。
特開2009−71030公報
表面実装機のコストを下げるには、小出力の駆動装置(空圧シリンダ)を使用することが望ましく、一括交換台車をロックするロック装置を改良することが求められていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロック装置を改良し、駆動装置を小型化する。
本発明のロック装置は、フィーダ基台を有する一括交換台車を表面実装機にロックするロック装置であって、複数の節を有し、前記フィーダ基台を上下方向にロックするロック動作を行うリンク機構と、前記リンク機構に前記ロック動作を行わせるカム機構と、前記カム機構を作動させる駆動装置と、を備え、前記カム機構は、くさび型のカム面を有するカムと、前記カム面に沿って転動するカムフォロアとを備える。尚、「くさび型」とは「傾斜角の小さい斜面形状や曲面形状」のことを意味する。
この発明の実施態様として以下の構成が好ましい。
・前記リンク機構は、前記フィーダ基台に設けられた前後2つの被ロック部に対応して前後2つのロック部を備え、前記2つのロック部のうち一つは、前記2つの被ロック部のうち一つの被ロック部に当接するL字型の当接面を有する回転子である。
・前記L字型の回転子の回転中心は、当該L字型の回転子と前記被ロック部の当接位置より後方に位置する。
・プリント基板の搬送方向をX方向、搬送方向に直交する方向をY方向と定義した場合、基台上面のX方向両側に設けられた一対のYフレーム間に、前記一括交換台車を着脱させる構成であると共に、前記ロック装置は、前記基台上に設けられた前記Yフレームに設けられている。
本発明によれば、駆動装置を小型化できる。
一実施形態における表面実装機を示す斜視図 ヘッドユニットの取り付け構造を示す斜視図 同じくヘッドユニットの取り付け構造を示す斜視図 一括交換台車を前側から見た斜視図 一括交換台車を後側から見た斜視図 基台の斜視図(Yフレームのみ取り付けた状態を示す) 基台に一括交換台車を組み付けた状態を示す斜視図 図6のA部を拡大した図 ロック装置の斜視図 ロック装置のロック動作を示す図(カムのロック解除位置を示す) 同じくロック装置のロック動作を示す図(フィーダ基台の停止位置を示す) フィーダ基台の位置決め構造(X方向前側の位置決め構造)を示す図 ロック装置のロック動作を示す図(カムのロック位置を示す) カム面の傾斜角とカムフォロアに作用する力の関係を示す図
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図1〜図14を参照して説明する。
1.表面実装機10の全体構造
表面実装機10は、平板上をなす基台上に、部品の実装作業を行うヘッドユニット50を4台搭載しており、これら4台のヘッドユニット50がそれぞれ独立して実装作業を行うことが出来る構成となっている。尚、以下の説明において、プリント基板の搬送方向をX方向とし、X方向に直交する方向をY方向とする。
図1に示すように、基台12上には、コンベア13と、2本のYフレーム15が設けられている。コンベア13は、プリント基板をX方向に搬送するものである。コンベア13はY方向に2列設けられており、プリント基板を2列同時に搬送できる構成となっている。
両Yフレーム15は、基台12のうち、X方向の両側に設けられていて、互いに向かい合っている。Yフレーム15はY方向に延設されおり、中央にはプリント基板の通路となる開口19が設けられている。
そして、各Yフレーム15には、図2に示すように、Xアーム30がY方向に往復移動可能に支持されている。具体的に説明すると、Yフレーム15には、その全長にわたり上下一対のY方向レール22が備えられ、Xアーム30には、Y方向レール22にスライド可能に嵌合するスライダ32が備えられている。そして、Yフレーム15の内側面に、固定永久磁石で構成されたマグネットプレート21が取り付けられ、Xアーム30の基端側に、複数のコイルで構成された可動部31が取り付けられている。これらマグネットプレート21と可動部31は、リニアモータを構成している。そのため、リニアモータを駆動させると、Y方向の推進力が生じ、Y方向レール22に沿ってXアーム30をY方向に往復移動させることが出来る。
尚、Xアーム30は各Yフレーム15に一対ずつ設けられており、表面実装機全体としては4つ設けられている。そして、各4つのXアーム30には、図3に示すように、ベースプレート52を介してヘッドユニット50がX方向に往復移動可能に取り付けられている。具体的に説明すると、Xアーム30には、X方向レール34が設けられている。X方向レール34は、上下に一対設けられ、ともにXアーム30のX方向の略全長にわたって延びている。一方、ヘッドユニット50を装着するベースプレート52には、X方向レール34にスライド可能に嵌合するスライダ(図略)が備えられている。
また、Xアーム30には、X方向に延びるボールねじ軸35と、このボールねじ軸35を駆動するサーボモータ33とが備えられている。ボールねじ軸35にはボールナット(図略)が螺合している。詳しく図示していないが、ボールナットは周り止めされた状態で、ベースプレート52に固定されている。以上のことから、サーボモータ33を駆動させると、X方向レール34に沿ってベースプレート52をX方向に往復移動させることが出来る。そのため、各ヘッドユニット50を基台12にて平面方向(XY方向)に移動させることが出来る。
ヘッドユニット50は、基台12上の作業位置に搬送されたプリント基板に対して電子部品を実装する機能を担うものであり、電子部品を吸着し得る複数本の吸着ノズル51を備えている。吸着ノズル51はX方向に複数本並べられた列が、Y方向に複数列(本実施形態では2列)並べられている。吸着ノズル51は、リニアモータ駆動により個別に昇降可能であり、かつ軸周りに回転可能となっている。また、ヘッドユニット50の下部側には撮影面を下方に向けた状態で撮影装置60が横向きに固定されている。この撮影装置60は、プリント基板に付された基準マークや、基台12上に設けられたベースマークを撮影する機能を果たすものである。
また、図1に示すように、基台12のうちY方向の端部には一括交換台車70が取り付けられている。一括交換台車70は、プリント基板に実装する電子部品を供給する部品供給装置であるテープフィーダ(図略)を一括して取り付け、交換する役割を果たす。
2.一括交換台車70の構造
図4、図5に示すように、一括交換台車70は、キャスター72が下面に取り付けられたベース台71と、左右一対の側部フレーム73、74と、フィーダ基台81とを備えている。側部フレーム73、74は、ベース台71の後端部において、X方向の左右両側に立設されていて、上部にはハンドルBが設けられている。
フィーダ基台81はX方向に長い概ね平板状の部材であり、X方向の両側に側面壁82、83を設けている。左右の側面壁82、83は、フィーダ基台81のY方向の全長に渡って形成されていて、Y方向の後端部を、左右の側部フレーム73、74の上部にそれぞれ固定している。
そして、フィーダ基台81には、Y方向に延びるフィーダ装着溝84がX方向に複数列形成されており、複数のテープフィーダ(図中省略)をX方向に設置できる構成となっている。また、フィーダ基台81の後部側には、天井壁85が設けられていて、フィーダ基台81上に装着されたフィーダの上方を覆って保護する構成となっている。
また、フィーダ基台81の左右の側面壁82、83には、側面突起91と、側面ローラ93が固定されている。側面突起91は、水平なブロック形状をしていて、側面壁82、83の前端上部に設置されている。側面ローラ93は、ブラケット94を介して、側面壁82、83の中央上部に設置されている。尚、側面突起91と側面ローラ93が、本発明の「2つの被ロック部」に相当する。
次に、一括交換台車70の後部には、図5に示すように、第一リール装着部75と第二リール装着部76が上下に設けられている。これら第一リール装着部75と第二リール装着部76は、複数の仕切りパネルPをX方向に一定ピッチで併設した構造となっていて、各仕切りパネルP間に、部品供給テープを巻回したリールRを装着できる。尚、上側の第一リール保持部75は、小型のリールR1を保持し、下側の第二リール保持部76は、大型のリールR2を保持する。
一方、図6に示すように、基台12のうち、X方向の両側には上記したようにYフレーム15A、15Bが一対設けられている。両Yフレーム15A、15Bは概ね門型をしており、Y方向の両側に設けられる一対の支柱壁16、16と、両支柱壁16、16間に橋渡される連結壁18を備えた構成となっている。
そして、両Yフレーム15A、15B間のX方向の距離Dは、一括交換台車70の幅寸法(X方向の幅)よりも少し広くなっていて、図7に示すように、両Yフレーム15A、15B間のスペースに一括交換台車70を装着できるようになっている。尚、基台12のうち、Y方向の両端部には切り欠き部12Aが形成してあるが、これは、装着した一括交換台車70と干渉しないようにするための逃がしである。
3.一括交換台車70をロックするロック装置100の構造
Yフレーム15Aの支柱壁16の内面側と、Yフレーム15Bの支持壁16の内面側には、それぞれロック装置100が設けられていて(図6、図8、図9参照)、基台12に装着された一括交換台車70の両側(X方向の両側)をロックする構成となっている。尚、ロック装置100の構成は、Yフレーム15A側とYフレーム15B側で共通している。そのため、以下、Yフレーム15A側のロック装置100を代表させて、ロック装置100の説明を行う。
ロック装置100は、図8〜図10に示すように、リンク機構110と、カム機構140と、エアシリンダ(本発明の「駆動装置」に相当)150と、ロックベース160から構成されている。
リンク機構110は、ベース部材111と、第一リンク121と、第二リンク131とを備える。ベース部材111は、概ねY方向に長い形状をしていて、Yフレーム15Aの支持壁16の内面下部に固定されている。このベース部材111の前後には、ローラ113A、113Bが取り付けられている。尚、第一リンク121と第二リンク131が本発明の「節」に相当する。
第一リンク121は、Y方向に長い形状をしている。第一リンク121の後端部は、ベース部材111の上面中央部に設けられた連結部115に対してヒンジC1を介して軸止されていて、ヒンジC1を中心に回転可能となっている。
第二リンク131は、第一リンク121の上方に配置されていて、第一リンク121と同様、Y方向に長い形状をしている。第二リンク131のうち、Y方向前側の下部には、L字型のアーム131Aが一体的に形成されている。アーム131Aは、第一リンク121の前端部に対してヒンジC2を介して軸止されている。従って、第二リンク131は、ヒンジC2を中心に回転可能となっている。
また、第二リンク131にはロックローラ133と、中間プレート135と、ロックプレート137が取り付けられている。ロックローラ133は、第二リンク131の前部に回転可能に取り付けられている。具体的には、第二リンク131の上面から上方に、ローラの外周面の一部を突出させるように、取り付けられている。このロックローラ133は、フィーダ基台81の側面壁82に設けられた側面突部91を、ロックベース160との間に挟み込んでクランプ(ロック)する機能を果たすものである。尚、ロックローラ133とロックプレート137が本発明の「2つのロック部」に相当する。また、ロックプレート137は、本発明の「回転子」に相当する。
中間プレート135は、上下方向に長い形状をなし、第二リンク131の中央部に固定されている。この中間プレート135の上端部には、カムフォロア141が回転可能に取り付けられている。
ロックプレート137は、L字型の当接面138を備えている。ロックプレート137は、当接面138を前側かつ上方に向けた状態で、第二リンク131の後端部131Bに対して、ヒンジC3を介して回転可能に取り付けられている。このロックプレート137は、フィーダ基台81の側面壁82に設けられた側面ローラ93を、ロックベース160との間に挟み込んでクランプ(ロック)する機能を果たすものである。尚、第二リンク131の後端部131Bは、ロックプレート137の装着スペースを形成するべく上部を切り欠いてあり、後方に傾斜する形状となっている。
ロックベース160は、第二リンク131の上方に位置しており、Y方向の長い形状をしている。ロックベース160は、Yフレーム15Aの支持壁16の内面に固定されている。ロックベース160の上面側には、エアシリンダ150がシリンダ軸151をY方向前側に向けた状態で水平に取り付けられている。
シリンダ軸151の先端には、カム143が固定されている。カム143は、第二リンク131に設けられたカムフォロア141と共にカム機構140を構成する。カム143は、ロックベース160に設けられたガイド部163によってガイドされていて、エアシリンダ150の作動により、Y方向に直線移動する。そして、カム143の前部の上面側には、くさび型のカム面145が形成されており、カム143をY方向に直線移動させると、カムフォロア141がカム面145に沿って相対的に移動する構成となっている。尚、本明細書を通じて、「くさび型」とは「傾斜角の小さい斜面形状や曲面形状」のことを意味する。
カム143は、エアシリンダ150の作動により、図10に示すロック解除位置と、図13に示すロック位置に移動可能となっている。図10に示すロック解除位置では、カムフォロア141がカム面145の低位置に位置するため、リンク機構110の第二リンク131が下がった状態となり、ロックローラ133とロックプレート137が、ロックベース160から離間する。
また、図13に示すロック位置では、カムフォロア141がカム面145の低位置から高位置に移動するため、リンク機構110を構成する第二リンク131が持ち上がって、ロックローラ133とロックプレート137が、ロックベース160に接近する。
次に、一括交換台車70のロック動作について説明を行う。
一括交換台車70を両Yフレーム16、16間のスペースに向けて前進移動させると、図10に示すように、フィーダ基台81が、ロック装置100に接近してゆく。
カム143が、図10に示すロック解除位置に位置している状態では、リンク機構110の第二リンク131は下がった状態にあり、ロックベース160から離間している。そのため、フィーダ基台81の側面突起91と側面ローラ93が、ロックベース160と第二リンク131の間のスペースを通過できる。
図11に示す停止位置に達すると、フィーダ基台81は、ロックベース160の前端部に設けられたストッパ170に突き当たって停止する。具体的には、図12に示すように、フィーダ基台81のうちX方向の一方側(図12の上側)では、ローラ97が、ストッパ170のV字溝175に嵌まり、X方向の他方側(図12の下側)では、側面突起91の前面壁が、ストッパ170を貫通するボルトBの先端に突き当たる。
そして、図11に示す停止位置では、フィーダ基台81のY方向前側に取り付けられた側面突起91が、ロックローラ133上に乗り上げた状態となり、フィーダ基台81のY方向中央に取り付けられた側面ローラ93が、ロックプレート137の丁度真上付近に位置する状態となる。
その後、エアシリンダ150にエアを供給してシリンダ軸151を前方に伸長させると、カム143がゆっくりと前進し、カムフォロア141がカム面145に沿って上方に相対的に移動する。これにより、リンク機構110の第一リンク121がヒンジC1を中心に、図11中のR矢印方向、すなわち上方に回転する。また、第二リンク131がヒンジC2を中心に、図11中のS矢印方向、すなわち上方に回転する。
そのため、第二リンク131のロックローラ133が側面突起91を上方に押し上げ、また、ロックプレート137が側面ローラ93に接近してゆく。ロックプレート137は、やがて、側面ローラ93に当接する。それ以降、ロックプレート137は、側面ローラ93を上方に押し上げてゆく。このとき、ロックプレート137は、図13に示すように、側面ローラ93から下向きに押される。そのため、ロックプレート137は、側面ローラ93に当接した以降、ヒンジC3を中心にQ矢印方向に回転しながら、側面ローラ93を上方およびY方向前側に押してゆく。
そして、カム143が図13に示すロック位置に至ると、リンク機構110の第二リンク131は、概ね水平になり、前側のロックローラ133が側面突起91をロックベース160との間に挟み付ける。一方、後側のロックプレート137が側面ローラ93をロックベース160との間に挟み付ける。そのため、一括交換台車70のフィーダ基台81は、ロック装置100により、前後の2箇所を上下方向にロックされ、左右のロック装置100により持ち上げられた状態となる。また、ロックプレート137が側面ローラ93をY方向前側に押し込むので、上下方向のロックと同時に、一括交換台車70のフィーダ基台81は、前後方向(Y方向)にもロックされた状態となる。
4.効果説明
本実施形態では、カム面145を、くさび型にしたので、小出力のエアシリンダ150で、比較的大きなクランプ力を得ることができる。そのため、小型のエアシリンダ150を用いることが可能となり、コスト面で有利になる。
カム面145を、くさび型にしたことにより、小出力のエアリンダ150で、比較的大きなクランプ力を得ることが出来る理由は、エアシリンダ150がカム143を水平方向に押し出す力をF0とした場合、カム面145の傾斜角θが小さい程、カムフォロア141がカム面145から上向きに受ける力F1が大きくなるからである(図14参照)。尚、エアシリンダ150を小型化するには、傾斜角θの大きさを、少なくとも45度以下にすることが好ましい。
また、本実施形態では、フィーダ基台81の側面ローラ93をロックするロック部材に、L字型の当接面138を有するロックプレート137を用いている。そのため、フィーダ基台81を上下方向にロックするのと同時に、前後方向にもロックできる。すなわち、1つのロックプレート137で、2方向を同時にロックできる。そのため、ロック装置100の構成を簡素化できる。
また、本実施形態では、ロックプレート137の回転中心となるヒンジC3の位置を、図13に示すように、ロックプレート137と側面ローラ93の当接位置eより後方(図13では左側であり、ロックする方向の逆側)に設定している。そのため、ロックプレート137が側面ローラ93を上方向に押し上げる力の反力を利用して、ロックプレート137をロック方向、すなわち図13のQ方向に確実に回転させることが可能となり、ロック不良を生じさせない。
また、このものでは、Xアーム30を支持するYフレーム15に、ロック装置100を取り付けている。そのため、ロック装置100を取り付けるための部材を専用に設ける必要がない。従って、部品点数を少なく出来、また表面実装機10を小型化できる。しかも、ロック装置100は、基台12に形成された切り欠き部12Aに対して、X方向の外側(図6では、紙面左奥側)に位置している。このような構成であれば、カッター台車など一括交換台車70以外の台車を、基台12の切り欠き部12Aに装着した時に、台車に搭載した装置がロック装置100に干渉しない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、カム機構140の駆動装置としてエアシリンダ150を例示したが、駆動装置は、直動装置であればよく、エアシリンダ150以外にも、油圧シリンダや、モータとボールネジ機構を用いることが可能である。
(2)上記実施形態では、フィーダ基台81のうちY方向の前側をロックローラ133によりロックし、Y方向の後側をロックプレート137によりロックする構成としたが、ロックローラ133とロックプレート137の配置は実施形態の例に限らず、前後を入れ替えることが可能である。
10…表面実装機
12…基台
15…Yフレーム
30…Xアーム
50…ヘッドユニット
70…一括交換台車
81…フィーダ基台
91…側面突起(本発明の「被ロック部」に相当)
93…側面ローラ(本発明の「被ロック部」に相当)
100…ロック装置
110…リンク機構
121…第一リンク(本発明の「節」に相当)
131…第二リンク(本発明の「節」に相当)
133…ロックローラ(本発明の「ロック部」に相当)
137…ロックプレート(本発明の「ロック部、回転子」に相当)
140…カム機構
141…カムフォロア
143…カム
145…カム面
150…エアシリンダ(本願の「駆動装置」に相当)

Claims (4)

  1. フィーダ基台を有する一括交換台車を表面実装機にロックするロック装置であって、
    複数の節を有し、前記フィーダ基台を上下方向にロックするロック動作を行うリンク機構と、
    前記リンク機構に前記ロック動作を行わせるカム機構と、
    前記カム機構を作動させる駆動装置と、を備え、
    前記カム機構は、くさび型のカム面を有するカムと、前記カム面に沿って転動するカムフォロアとを備え
    前記リンク機構は、
    前記フィーダ基台に設けられた前後2つの被ロック部に対応して前後2つのロック部を備え、
    前記2つのロック部のうち一つは、前記2つの被ロック部のうち一つの被ロック部に当接するL字型の当接面を有する回転子であるロック装置。
  2. 前記L字型の回転子の回転中心は、当該L字型の回転子と前記被ロック部の当接位置より後方に位置することを特徴とする請求項1に記載のロック装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のロック装置を有する表面実装機。
  4. プリント基板の搬送方向をX方向、搬送方向に直交する方向をY方向と定義した場合、
    基台上面のX方向両側に設けられた一対のYフレーム間に、前記一括交換台車を着脱させる構成であると共に、前記ロック装置は、前記基台上に設けられた前記Yフレームに設けられていることを特徴とする請求項3に記載の表面実装機。
JP2012004213A 2012-01-12 2012-01-12 ロック装置、表面実装機 Active JP5779509B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012004213A JP5779509B2 (ja) 2012-01-12 2012-01-12 ロック装置、表面実装機
CN201210271848.9A CN103209577B (zh) 2012-01-12 2012-08-01 锁定装置及具有该锁定装置的表面安装机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012004213A JP5779509B2 (ja) 2012-01-12 2012-01-12 ロック装置、表面実装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013143546A JP2013143546A (ja) 2013-07-22
JP5779509B2 true JP5779509B2 (ja) 2015-09-16

Family

ID=48756612

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012004213A Active JP5779509B2 (ja) 2012-01-12 2012-01-12 ロック装置、表面実装機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5779509B2 (ja)
CN (1) CN103209577B (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6265822A (ja) * 1985-09-18 1987-03-25 Daifuku Co Ltd 台車式搬送装置
JP3307024B2 (ja) * 1993-11-02 2002-07-24 松下電器産業株式会社 パーツフィーダ供給装置
JP2736234B2 (ja) * 1994-11-25 1998-04-02 ジューキ株式会社 電子部品供給装置
KR100496633B1 (ko) * 2002-08-28 2005-06-20 미래산업 주식회사 테이프 피더
JP4852386B2 (ja) * 2006-10-06 2012-01-11 ヤマハ発動機株式会社 部品供給装置、及び表面実装機
JP4831028B2 (ja) * 2007-09-13 2011-12-07 パナソニック株式会社 部品実装用装置の台車位置決め機構及び部品実装用装置用の台車

Also Published As

Publication number Publication date
CN103209577B (zh) 2016-02-24
CN103209577A (zh) 2013-07-17
JP2013143546A (ja) 2013-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100437967B1 (ko) 트레이 피더용 스택커
US6941647B2 (en) Transfer for tray feeder
KR101126501B1 (ko) 전자 부품 장착 장치
JPH10209679A (ja) 電子部品装着装置
US20140267496A1 (en) Recording device
JP6040255B2 (ja) 部品供給装置
JP5779509B2 (ja) ロック装置、表面実装機
JP6823429B2 (ja) スクリーン印刷機
JP2004241595A (ja) 部品実装機
JPH1168395A (ja) 表面実装機
JP4494910B2 (ja) 表面実装装置
JP2011181933A (ja) ヘッドノズルユニット、電子部品実装装置及び電子部品実装方法
WO2013105175A1 (ja) 部品実装装置
JP6108380B2 (ja) 電子部品実装装置
JP4895119B2 (ja) モジュール型部品実装システム及びその制御方法
JP2003092492A (ja) 部品供給装置および部品供給方法
JP6126796B2 (ja) 電子部品装着装置
JP2007194248A (ja) 表面実装機
JP4096837B2 (ja) 電子部品実装用装置の直動機構
JP5201483B2 (ja) 電子部品装着装置
CN218398559U (zh) 一种木板切割装置
JP2007123668A (ja) 表面実装機
KR100842356B1 (ko) 교체되는 피더 베이스를 구비한 표면 실장기
JP5749320B2 (ja) 印刷ユニット
JPH0569968A (ja) 板ガラス供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140808

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5779509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250