JP4822897B2 - 回転軸シール - Google Patents

回転軸シール Download PDF

Info

Publication number
JP4822897B2
JP4822897B2 JP2006087331A JP2006087331A JP4822897B2 JP 4822897 B2 JP4822897 B2 JP 4822897B2 JP 2006087331 A JP2006087331 A JP 2006087331A JP 2006087331 A JP2006087331 A JP 2006087331A JP 4822897 B2 JP4822897 B2 JP 4822897B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
small
face
seal
pressure side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006087331A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007263199A (ja
Inventor
弘紀 笈田
哲哉 芦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority to JP2006087331A priority Critical patent/JP4822897B2/ja
Priority to EP07004889A priority patent/EP1840426B1/en
Priority to KR1020070024852A priority patent/KR101362716B1/ko
Priority to US11/723,461 priority patent/US7722052B2/en
Priority to CN2007100918583A priority patent/CN101046254B/zh
Publication of JP2007263199A publication Critical patent/JP2007263199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4822897B2 publication Critical patent/JP4822897B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/32Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
    • F16J15/3204Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
    • F16J15/3228Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip formed by deforming a flat ring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

本発明は、密封構造体に係り、特に、CO2 ガス等の高圧流体を密封するのに用いられる回転軸シールに関する。
最近、自動車用コンプレッサ等の用途に於て、密封流体(CO2 等)の圧力がしだいに高くなり、本出願人は図9に例示するような回転軸シールを提案した(特許文献1参照)。即ち、図9に於て、回転軸32の表面に接触する摺接部S0 を有するゴム製シール部33と、金属製アウタケース34とを一体化し、かつ、アウタケース34の高圧側Cの内鍔部36はゴム製シール部33に被覆されているが、この内鍔部36を含む軸心直交面P0 上に、シール部33の摺接部S0 を、配設して、シール部33のリップ部37が、高圧側Cからの高い圧力を受けても低い接触面圧で回転軸32に摺接するようにしている。
つまり、図9の従来例よりもさらに以前の回転軸シールでは、ゴム製リップの形状が断面L字状として密封流体側へ大きく延伸した形状であり、受圧部位が広い面積であったために、回転中の回転軸の表面に対して過大な接触面圧を生じ、これに伴ってゴム製リップの摺接部に早期異常摩耗を発生していた(特許文献2参照)。
このように、図9に示した従来例では、リップ部37の摺接部S0 の早期異常摩耗を有効防止できる。しかしながら、CO2 等の気体(ガス)を密封する上で、高圧側Cから低圧側Eへ長い時間では気体(ガス)が漏洩する問題───いわゆる内部リークの問題───は、従来の図9の構造では、未解決であることが判ってきた。
具体的には、PTFE等の樹脂製のシールエレメント38が低圧側Eに配設されているが、2枚のインナーケース39, 40にてサンドウィッチ状にシールエレメント38の軸心直交部38aを圧接状に保持しているが、図8に矢印F1 ,F2 と点線と矢印F3 にて示すように、内部リークを発生していることが、本発明者の実験にて明らかとなった(後述)。
特開2004−353765号公報 特開2003−097723号公報
最近、密封流体(ガス)の圧力をさらに高くしたいと要望があり、図9に示した従来例のように、シールエレメント38の軸心直交部38aの両面41, 42を、インナーケース39, 40にて挾圧するだけでは、高圧化の傾向にあるガス等の気体の内部リークを防止できないことが、判ってきた。
そこで、本発明は、このような問題を解決して、高圧ガスの密封用として、内部リークを防止して、安定して優れたシール性を発揮する回転軸シールを提供することを目的とする。
そこで、本発明は、回転軸の表面に接触するリップ部を有するゴム部と、該ゴム部が一体に固着された金属製アウタケースとを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケースの内面の軸心方向中間位置に上記ゴム部の一部をもって軸心直交方向のゴム端面を形成し、シールエレメントの外周端縁の高圧側を向いた一面を上記ゴム端面に圧接させ、さらに、上記ゴム端面には上記シールエレメントの未圧接状態では円環状の小凸条と小凹溝が同心状に形成され、上記シールエレメントの圧接組立状態では上記外周端縁の上記一面の圧接にて上記小凸条が上記小凹溝にゴム材料が流れるように弾性変形して密封状態を保持するように構成し、しかも、上記アウタケースの軸心方向中間位置に段差部を形成し該段差部の内面側端面を被覆した、上記ゴム部の一部から成る端面被覆円環ゴム部を、具備し、上記シールエレメントの高圧側面、及び、上記端面被覆円環ゴム部の内周面を受持する金属製インナー部材を付設したものである。
また、本発明は、回転軸の表面に接触するリップ部を有するゴム部と、該ゴム部が一体に固着された金属製アウタケースとを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケースの軸心方向中間位置に段差部を形成すると共に該段差部の内面側端面を上記ゴム部の一部をもって一体被覆して軸心直交方向のゴム端面を形成し、シールエレメントの外周端縁の高圧側を向いた一面を上記ゴム端面に圧接させ、さらに、上記ゴム端面には上記シールエレメントの未圧接状態では円環状の小凸条と小凹溝が同心状に形成され、上記シールエレメントの圧接組立状態では上記外周端縁の上記一面の圧接にて上記小凸条が上記小凹溝にゴム材料が流れるように弾性変形して密封状態を保持するように構成し、しかも、上記段差部の内面側端面を被覆した、上記ゴム部の一部から成る端面被覆円環ゴム部を、具備し、上記シールエレメントの高圧側面、及び、上記端面被覆円環ゴム部の内周面を受持する金属製インナー部材を付設したものである。
また、本発明は、回転軸の表面に接触するリップ部を有するゴム部と、該ゴム部が一体に固着された金属製アウタケースとを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケースがハウジングの内周面に対応する円筒壁部を有し、該アウタケースの軸心方向中間位置において上記円筒壁部に段差部を形成して、高圧側の小径筒部と低圧側の大径筒部を上記段差部にて区画形成し、該段差部の内面側端面を上記ゴム部の一部をもって一体被覆して軸心直交方向のゴム端面を低圧側を向くように設け、シールエレメントの外周端縁の高圧側を向いた一面を上記ゴム端面に圧接させ、さらに、上記ゴム端面には上記シールエレメントの未圧接状態では円環状の小凸条と小凹溝が同心状に形成され、上記シールエレメントの圧接組立状態では上記外周端縁の上記一面の圧接にて上記小凸条が上記小凹溝にゴム材料が流れるように弾性変形して密封状態を保持するように構成し、しかも、上記段差部の内面側端面を被覆した、上記ゴム部の一部から成る端面被覆円環ゴム部を、具備し、上記シールエレメントの高圧側面、及び、上記端面被覆円環ゴム部の内周面を受持する金属製インナー部材を付設したものである。
また、本発明は、上記端面被覆円環ゴム部の高圧側内周角部に上記小凸条を1本配設し、該小凸条よりも大径寸法であって該小凸条に近接して上記小凹溝を1本配設し、上記シールエレメントの圧接組立状態では、上記インナー部材の外周面が上記小凸条の内径方向へのゴム材料の流れを阻止するように構成したものである。
密封流体が高圧のガス(気体)であっても、シールエレメントの外周縁を通過しての内部リークを確実に防止できる。かつ、部品点数も増加せず、組立てと製作が難しくはならない利点もある。
以下、図示の実施の形態に基づき本発明を詳説する。
図1〜図6は本発明の実施の一形態を示し、図1は要部断面図、図2は図1の拡大説明図、そして、図3〜図6は構成部品の説明及び組立方法を順次示した要部断面説明図である。
図1と図2に於て、この回転軸シールは、2点鎖線で示した回転軸20とハウジング22との間に介装され、高圧側Cの密封流体室21内に、例えば、高圧の冷媒としてのガス(気体)を密封するものである。なお、図1の実線は回転軸シール16の自由状態(未装着状態)を示し、この回転軸シール16をハウジング22と回転軸20との間に介装した介装状態では、(図示省略するが)各部は弾性変形する。
図1と図2に於て、1は内鍔部2,3を有する金属製アウタケースであり、回転軸20の表面に接触するリップ部17を有するゴム部Gが金属製アウタケース1に一体に固着されている。その一体の固着は、接着・溶着・焼付け等にて行われる。各部品組立前の状態を示した図3に於て、そのような一体の固着の状態を示している。
アウタケース1は、ハウジング22の内周面22aに対応する円筒壁部12を有し、このアウタケース1の(円筒壁部12の)軸心方向中間位置において円筒壁部12に段差部(段付部)13を形成して、高圧側Cの小径筒部14と、低圧側Eの大径筒部15を、この段差部(段付部)13にて区画形成する。なお、図3に示すように、段差部13の軸心Lに対する傾斜角度θを、20°≦θ≦90°とする。好ましくは、45°≦θ≦90°とし、特に、60°≦θ≦90°が望ましい。
図1,図2、及び、構成部品の組立順に示した図3〜図6に於て、アウタケース1の段差部13と小径筒部14と(高圧側Cの)内鍔部2を内外両面から(被覆状・包囲状に)ゴム部Gが接着・溶着・焼付け等にて一体に固着されている。
そして、ゴム部Gのリップ部17よりも低圧側(反密封流体側・大気側)Eに、螺旋溝6付きのシールエレメント7が設けられている。このシールエレメント7は材質はPTFE等のフッ素系樹脂が好ましい。また、このシールエレメント7はこのような材質の所定厚さの平板を打ち抜く等して円環平板体に形成して、それを、図1,図2のように断面L字状に弯曲して、回転軸20が挿入され、回転状態の回転軸20の表面に摺接して、ポンピング作用にて流体を高圧側Cへ押し返す。
アウタケース1の段差部13の内面側端面13aを、前記ゴム部Gの一部G1 をもって、一体被覆する。つまり、端面13aに対して接着・溶着・焼付け等にて一体に上記一部G1 が一体化して被覆している。このように一体被覆した上記一部G1 をもって、軸心Lと直交する方向───軸心直交方向───のゴム端面8を低圧側Eを向くように設ける。そして、シールエレメント7の外周端縁7aの高圧側Cを向いた一面9を、上記ゴム端面8に圧接するように組立てられている。
アウタケース1に一体に固着されたゴム部Gは、ハウジング22内周面に弾発的に接して密封作用を成すための(自由状態では)凹凸波部が外周面に形成された円筒部被覆部10aを、有する。具体的には、この円筒部被覆部10aは、アウタケース1の小径筒部14及び段差部13の外面を、被覆して、一体に固着される。また、ゴム部Gは、アウタケース1の内鍔部2の前後両面を被覆する断面U字形の内鍔被覆部10bを有すると共に前記リップ部17を内径方向に延設した軸心直交壁部10cを、備える。つまり、この軸心直交壁部10cは、内鍔被覆部10bとリップ部17をもって構成される。
さらに、ゴム部Gは、アウタケース1の小径筒部14の内面を被覆する薄肉(膜)状の内面被覆部10dを有している。即ち、内鍔被覆部10bと、ゴム端面8を形成する前記一部G1 とを、薄肉(膜)状の内面被覆部10dにて連結されている。
このように、アウタケース1の段差部13と小径筒部14と内鍔部2を外周・内周両側から被覆状として、ゴム部Gがアウタケース1に一体固着され、また、回転軸20の軸心Lに直交する軸心直交壁部10cのリップ部17は、内周端縁が丸味(アール部)を有する摺接部23を構成している。
断面倒立L字状のサポート金具18が、内面被覆部10dの内周面に圧接状に内嵌され、かつ、軸心直交壁部10cの背面を受持(サポート)している。軸心直交壁部10cの背面には、全体が円環状の小凹溝部24が形成され、密封流体室21の圧力を受けた際に、ゴム材料が内径方向に移動して、回転軸20への摺接部23の接触面圧を低減させる。
そして、19は金属製インナー部材である。このインナー部材19は、図例では、平ワッシャ状であって、サポート金具18の低圧側Eの端面18aと、シールエレメント7の高圧側面7bの間に圧接(圧着)状に介装されている。さらに詳しく説明すると、アウタケース1の段差部13の内面側端面13aを被覆した、ゴム部Gの一部G1 を、端面被覆円環ゴム部25と呼ぶと、この端面被覆円環ゴム部25の内周面を、金属製インナー部材19の外周面19aが受持(サポート)する。言い換えると、この金属製インナー部材19は、シールエレメント7の高圧側面7b、及び、端面被覆円環ゴム部25の内周面を、同時に受持している。
なお、26は金属製インナケースであり、断面が倒立略L字状であって、シールエレメント7の低圧側面7cに圧接しつつ受持(サポート)している。また、低圧側Eの内鍔部3は、塑性加工(プレス加工)にて、図6の矢印M方向に折曲げて、各構成部品を押圧して、高圧側Cの内鍔部2と共働して、各構成部品を圧着(挾着)状に固着する。
このように、アウタケース1の軸心L方向の中間位置に段差部13を形成して、低圧側Eを大径筒部15として、段差部13の内面側端面13aを低圧側Eへ向くように、かつ、軸心直交面状に形成する。そして、この内面側端面13aをゴム部Gの一部G1 をもって一体被覆して軸心直交方向(軸心直交面状)のゴム端面8を形成し、シールエレメント7の外周端縁7aを、図6中の矢印Mにて示した塑性変形によって、インナケース26を介してシールエレメント7を押圧して、シールエレメント7の上記外周端縁7aの高圧側Cを向いた一面9を、ゴム端面8に、図6の矢印fの如く強く圧接する。
このゴム端面8には、図3,図4,図5に示すように、シールエレメント7の未圧接状態では、円環状の小凸条27と小凹溝28が同心状に形成されている。そして、図6に示す如く、シールエレメント7の圧接組立状態では、外周端縁7aの前記一面9の(矢印fにて示した)圧接によって、小凸条27が小凹溝28内へゴム材料が流れるように弾性変形して密封状態を保持する。図6と図2では2点鎖線をもって、小凸条27と小凹溝28を示しており、圧接組立状態では、軸心直交面状にゴム端面8が弾性変形して、元の小凸条27の部位は高い接触面圧をもって、シールエレメント7の一面9に圧接して、密封性を確保できる。
さらに言えば、アウタケース1の段差部13の内面側端面13aが円環ゴム部25の高圧側Cへのゴム材料の流れを阻止して(受止めて)、確実に、この円環ゴム部25が弾性的に圧縮して、小凸条27であった部位が強い接触面圧をもって、シールエレメント7の一面9に圧接して、密封性(シール性)を発揮させる。
ところで、図3と図4(a)(b)に於て、小凸条27及び小凹溝28は各々1本(1個)の場合を示している。具体的には、端面被覆円環ゴム部25の高圧側内周角部Hに小凸条27を1本(1個)配設し、この小凸条27よりも大径寸法であって小凸条27に近接して小凹溝28を1本(1個)配設する。そして、シールエレメント7の一面9が小凸条27を図5から図6のように押圧してゆくと、角部Hから突出状の小凸条27は小凹溝28及び内径方向へゴム材料が流れようとする。しかし、円環平ワッシャ状のインナー部材19が存在しているため、このインナー部材19にて上記内径方向へのゴム材料の流れを阻止することが可能である。
言い換えれば、シールエレメント7の圧接組立状態では、インナー部材19の外周面19aが、小凸条27の内径方向へのゴム材料の流れを阻止している。
図3に於て、リップ部17を有するゴム部Gを、金属製アウタケース1に一体固着した主要部品29を示し、アウタケース1は、図6の矢印M方向へ折曲塑性加工前の状態では大径筒部15をそのまま延伸した薄肉延伸部3Aを有している。次に、図4に示すように、サポート金具18,インナー部材19,シールエレメント7,及び、インナケース26を、主要部品29の内部へ矢印K1 ,K2 ,K3 ,K4 のように装入してゆくと、図5に示した組付直前状態となる。そこで、図6に示す如く、薄肉延伸部3Aを矢印M方向に折曲るように塑性変形すれば、内鍔部2(軸心直交壁部10c)と、新たに形成される内鍔部3によって、強く挾着され、2点鎖線にて示した小凸条27は矢印fにて示した面圧力によって、ゴム端面8が軸心直交面状に(実線のように)なる。その際に、インナー部材19の外周面19aが、2点鎖線にて示した小凸条27の内径方向への倒れ込み(ゴム材料の逃げ)を阻止する役目をなす。
ところで、図4(b)(、及び、図2〜図3,図4と図5)に示したように角部Hから突出状の1本の小凸条27と、その外径側に隣接の1本の小凹溝28をもって、内部リーク防止用ゴム変形部を構成すれば、その径方向幅寸法Wが小さくすることができて、アウタケース1の段差部13の段差寸法が小さい場合にも───つまりゴム端面8の径方向幅寸法が小さいときも───容易に内部リーク防止用ゴム変形部を形成可能となる利点がある。
なお、この段差部13の段差寸法───ゴム端面8の径方向寸法───が余裕のある大きさの場合には、図4(c)に示すように、中央に小凸条27を有し、その内外径側に凹溝28, 28を隣接して、1本の小凸条27と2本の小凹溝28, 28から成る内部リーク防止用ゴム変形部を構成するも好ましい。このときは径方向幅寸法Wがやや大き目となる。 また、図1〜図6では、シールエレメント7の中間部の高圧側面7bは、インナー部材19にて受持(サポート)され、高圧側Cへ倒れるような変形が生じないように正常姿勢に保たれる。
なお、本発明に於て、段差部13の内面側端面13aを被覆する(ゴム部Gの)一部G1 ───端面被覆円環ゴム部25───と、軸心直交壁部10cとを、連結一体状とせず、分離状に配設するも、自由である(図示省略)。即ち、内面被覆部10dを省略して、ゴム部Gが2個(乃至それ以上)に分離状として、アウタケース1に焼付けや接着や溶着等にて一体化しても良い(図示省略)。
また、段差部13(の内面側端面13a)の軸心Lに対する傾斜角度θ(図3参照)として、20°未満であると、円環ゴム部25が軸心方向に長くなり過ぎて、弾性圧縮による反発力が過小となるので好ましくない。そして、45°≦θとして、上記弾性圧縮による反発力を大にして、小凸条27のシールエレメント外周端縁7aに対する接触面圧を十分に確保するのが好ましい。特に、60°≦θが大きな上記接触面圧が得られて望ましい。なお、90°<θはアウタケース1に塑性加工にて段差部13を形成するのが難しくなる。
また、本発明は、図示の実施の形態に限定されず、リップ部17の形状として、(図2に示すように)内鍔部2を含む軸心直交面P0 上に摺接部23が存在するような形状に限らず、種々形状を変更可能である(図示省略)。また、インナー部材19として、図例のサポート金具18と一体化した形状とすることも可能であり、その場合、機械加工(研削等)によって、端面被覆円環ゴム部25(の角部H)を受ける角部を直角状に形成するのが望ましい。さらに、インナー部材19として、機械加工したブロック体をもって構成しても良い場合がある。そのとき、端面被覆円環ゴム部25(の角部H)を受ける角部を直角状に形成するのが望ましい。
次に、本発明の実施サンプル品30を図7に、また、(図9の従来例の)従来サンプル品31を図8に、各々示す。即ち、図7を図1,図2等と比較すれば明らかなように、シールエレメント7を円形板のままのシールエレメント対応部品7Aとし、かつ、インナケース26を(穴の無い)浅皿型のインナケース対応部品26Aとし、それ以外は、図1,図2等に示した実施の形態と同じである。
他方、図8を図9と比較すれば明らかなように、シールエレメント38を円形板のままのシールエレメント対応部品38Aとし、かつ、インナーケース40を(穴の無い)浅皿型のインナーケース対応部品40Aとし、それ以外は、図9の従来例の構成と同じである。
図7と図8に示すように、各サンプル品30, 31を、その軸心Lが鉛直状となるように、円柱状空間44を有する円筒型治具本体45内に装着する。そして、圧力付加流路46からCO2 ガスを送り込んで所定の圧力Pを付与する。
図1や図9に於ける回転軸20, 32に対するリップ部17, 37及びシールエレメント7,38の接触部位からの流体洩れが零として、アウタケース1,34の内周面を介しての矢印F1 ,F2 ,F3 (さらにF0 )及び点線にて示した内部リークの有無の試験を、各々10個ずつについて実施した。なお、低圧側に相当する上部空間47には水を入れた。
圧力Pを1,2,3,4,5MPaと順次増加させ、かつ、各々の圧力で各3分間にわたって気泡発生の有無、及び、気泡の状況を観察した。なお、温度は室温である。
その内部リーク有無試験の結果を、次の表1に示す。
Figure 0004822897
上記表1に示した試験結果から、以下のことが判明した。
(1)図8の従来サンプル品31(図9の従来例)では、シールエレメント38(38A)をイ
ンナーケース39とインナーケース40(40A)にて圧接して、シールエレメント38(38
A)を外径方向へ変形させて、アウタケース34の内周面に圧接させることで対応して
いるが、圧力Pの上昇に伴って気泡の個数も増加傾向にある。なお、洩れ量にバラツ
キがあることも判明した。
(2)これに対し、図7の本発明の実施サンプル品30(図1の実施例)では、いずれの圧
力Pに於ても内部リークを生じないことが確認できた。つまり、図2,図6に示した
小凸条27のシールエレメント7の高圧側面7bへの圧接が有効に、図7中の点線で示
した経路(ルート)からのリーク───内部リーク───を有効に防いでいる。
上述のように、本発明は、回転軸20の表面に接触するリップ部17を有するゴム部Gと、該ゴム部Gが一体に固着された金属製アウタケース1とを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケース1の内面の軸心方向中間位置に上記ゴム部Gの一部G1 をもって軸心直交方向のゴム端面8を形成し、シールエレメント7の外周端縁7aの高圧側Cを向いた一面9を上記ゴム端面8に圧接させた構成であり、内部リークを確実に阻止でき、CO2 等のガス(気体)の高圧化に対応でき、部品点数も増加せず、構造も簡素であって製作も容易である。
また、本発明は、回転軸20の表面に接触するリップ部17を有するゴム部Gと、該ゴム部Gが一体に固着された金属製アウタケース1とを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケース1の軸心方向中間位置に段差部13を形成すると共に該段差部13の内面側端面13aを上記ゴム部Gの一部G1 をもって一体被覆して軸心直交方向のゴム端面8を形成し、シールエレメント7の外周端縁7aの高圧側Cを向いた一面9を上記ゴム端面8に圧接させた構成であり、内部リークを確実に阻止できて、CO2 等のガス(気体)の高圧化に対応できる。しかも、部品点数も増加せず、組立てと製作も難しくはならない。
また、回転軸20の表面に接触するリップ部17を有するゴム部Gと、該ゴム部Gが一体に固着された金属製アウタケース1とを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケース1がハウジング22の内周面22aに対応する円筒壁部12を有し、該アウタケース1の軸心方向中間位置において上記円筒壁部12に段差部13を形成して、高圧側Cの小径筒部14と低圧側Eの大径筒部15を上記段差部13にて区画形成し、該段差部13の内面側端面13aを上記ゴム部Gの一部G1 をもって一体被覆して軸心直交方向のゴム端面8を低圧側Eを向くように設け、シールエレメント7の外周端縁7aの高圧側Cを向いた一面9を上記ゴム端面8に圧接させたので、構造が簡素で、部品点数も増加せず、組立てと製作も容易であって、シールエレメント7の外周端縁7a付近を経ての内部リークを確実に阻止でき、最近の高圧化しつつあるCO2 等のガスの密封用として好適である。
また、上記ゴム端面8には上記シールエレメント7の未圧接状態では円環状の小凸条27と小凹溝28が同心状に形成され、上記シールエレメント7の圧接組立状態では上記外周端縁7aの上記一面9の圧接にて上記小凸条27が上記小凹溝28にゴム材料が流れるように弾性変形して密封状態を保持するように構成したので、シールエレメント7の外周端縁7a付近を経る流体洩れ(内部リーク)を巧妙に防止でき、かつ、ゴム材料の弾性圧縮力を有効に活用できて、簡素な構造となる。
また、上記段差部13の内面側端面13aを被覆した、上記ゴム部Gの一部G1 から成る端面被覆円環ゴム部25を、具備し、上記シールエレメント7の高圧側面7b、及び、上記端面被覆円環ゴム部25の内周面を受持する金属製インナー部材19を付設したので、シールエレメント7が正常な姿勢を維持して(倒れることなく)、シールエレメント7のポンピング作用を確実に行うことができ、さらに、円環ゴム部25が内径方向へ異常変形することを阻止でき、小凸条27のシールエレメント7の高圧側面7bに対する高い接触面圧を確保して、内部リークを一層確実に防ぐ。
また、上記端面被覆円環ゴム部25の高圧側内周角部Hに上記小凸条27を1本配設し、該小凸条27よりも大径寸法であって該小凸条27に近接して上記小凹溝28を1本配設し、上記シールエレメント7の圧接組立状態では、上記インナー部材19の外周面19aが上記小凸条27の内径方向へのゴム材料の流れを阻止するように構成した段差部13の段差幅寸法が小さくても───ゴム端面8の径方向幅寸法が小さくても───十分な密封を行って、内部リークを防止できる。
本発明の実施の一形態を示す要部断面図である。 要部拡大断面説明図である。 主要部品を示す要部断面図である。 組立方法及び要部を示すための説明図である。 組立方法を説明する要部断面説明図である。 組立方法を説明する要部断面説明図である。 本発明の実施サンプル品の試験装置と試験方法の説明図である。 従来サンプル品の試験装置と試験方法の説明図である。 従来例を示す要部断面図である。
1 アウタケース
7 シールエレメント
7a 外周端縁
7b 高圧側面
8 ゴム端面
9 一面
12 円筒壁部
13 段差部(段付部)
13a 内面側端面
14 小径筒部
15 大径筒部
17 リップ部
19 インナー部材(円環平ワッシャ体)
19a 外周面
20 回転軸
22 ハウジング
25 端面被覆円環ゴム部
27 小凸条
28 小凹溝
C 高圧側
E 低圧側
G ゴム部
1 一部
H 角部

Claims (4)

  1. 回転軸(20)の表面に接触するリップ部(17)を有するゴム部(G)と、該ゴム部(G)が一体に固着された金属製アウタケース(1)とを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケース(1)の内面の軸心方向中間位置に上記ゴム部(G)の一部(G1 )をもって軸心直交方向のゴム端面(8)を形成し、シールエレメント(7)の外周端縁(7a)の高圧側(C)を向いた一面(9)を上記ゴム端面(8)に圧接させ、さらに、上記ゴム端面(8)には上記シールエレメント(7)の未圧接状態では円環状の小凸条(27)と小凹溝(28)が同心状に形成され、上記シールエレメント(7)の圧接組立状態では上記外周端縁(7a)の上記一面(9)の圧接にて上記小凸条(27)が上記小凹溝(28)にゴム材料が流れるように弾性変形して密封状態を保持するように構成し、しかも、上記アウタケース(1)の軸心方向中間位置に段差部(13)を形成し該段差部(13)の内面側端面(13a)を被覆した、上記ゴム部(G)の一部(G 1 )から成る端面被覆円環ゴム部(25)を、具備し、上記シールエレメント(7)の高圧側面(7b)、及び、上記端面被覆円環ゴム部(25)の内周面を受持する金属製インナー部材(19)を付設したことを特徴とする回転軸シール。
  2. 回転軸(20)の表面に接触するリップ部(17)を有するゴム部(G)と、該ゴム部(G)が一体に固着された金属製アウタケース(1)とを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケース(1)の軸心方向中間位置に段差部(13)を形成すると共に該段差部(13)の内面側端面(13a)を上記ゴム部(G)の一部(G1 )をもって一体被覆して軸心直交方向のゴム端面(8)を形成し、シールエレメント(7)の外周端縁(7a)の高圧側(C)を向いた一面(9)を上記ゴム端面(8)に圧接させ、さらに、上記ゴム端面(8)には上記シールエレメント(7)の未圧接状態では円環状の小凸条(27)と小凹溝(28)が同心状に形成され、上記シールエレメント(7)の圧接組立状態では上記外周端縁(7a)の上記一面(9)の圧接にて上記小凸条(27)が上記小凹溝(28)にゴム材料が流れるように弾性変形して密封状態を保持するように構成し、しかも、上記段差部(13)の内面側端面(13a)を被覆した、上記ゴム部(G)の一部(G 1 )から成る端面被覆円環ゴム部(25)を、具備し、上記シールエレメント(7)の高圧側面(7b)、及び、上記端面被覆円環ゴム部(25)の内周面を受持する金属製インナー部材(19)を付設したことを特徴とする回転軸シール。
  3. 回転軸(20)の表面に接触するリップ部(17)を有するゴム部(G)と、該ゴム部(G)が一体に固着された金属製アウタケース(1)とを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケース(1)がハウジング(22)の内周面(22a)に対応する円筒壁部(12)を有し、該アウタケース(1)の軸心方向中間位置において上記円筒壁部(12)に段差部(13)を形成して、高圧側(C)の小径筒部(14)と低圧側(E)の大径筒部(15)を上記段差部(13)にて区画形成し、該段差部(13)の内面側端面(13a)を上記ゴム部(G)の一部(G1 )をもって一体被覆して軸心直交方向のゴム端面(8)を低圧側(E)を向くように設け、シールエレメント(7)の外周端縁(7a)の高圧側(C)を向いた一面(9)を上記ゴム端面(8)に圧接させ、さらに、上記ゴム端面(8)には上記シールエレメント(7)の未圧接状態では円環状の小凸条(27)と小凹溝(28)が同心状に形成され、上記シールエレメント(7)の圧接組立状態では上記外周端縁(7a)の上記一面(9)の圧接にて上記小凸条(27)が上記小凹溝(28)にゴム材料が流れるように弾性変形して密封状態を保持するように構成し、しかも、上記段差部(13)の内面側端面(13a)を被覆した、上記ゴム部(G)の一部(G 1 )から成る端面被覆円環ゴム部(25)を、具備し、上記シールエレメント(7)の高圧側面(7b)、及び、上記端面被覆円環ゴム部(25)の内周面を受持する金属製インナー部材(19)を付設したことを特徴とする回転軸シール。
  4. 上記端面被覆円環ゴム部(25)の高圧側内周角部(H)に上記小凸条(27)を1本配設し、該小凸条(27)よりも大径寸法であって該小凸条(27)に近接して上記小凹溝(28)を1本配設し、上記シールエレメント(7)の圧接組立状態では、上記インナー部材(19)の外周面(19a)が上記小凸条(27)の内径方向へのゴム材料の流れを阻止するように構成した請求項1,2又は3記載の回転軸シール。
JP2006087331A 2006-03-28 2006-03-28 回転軸シール Expired - Fee Related JP4822897B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006087331A JP4822897B2 (ja) 2006-03-28 2006-03-28 回転軸シール
EP07004889A EP1840426B1 (en) 2006-03-28 2007-03-09 Rotation shaft seal
KR1020070024852A KR101362716B1 (ko) 2006-03-28 2007-03-14 회전축 시일
US11/723,461 US7722052B2 (en) 2006-03-28 2007-03-20 Rotation shaft seal
CN2007100918583A CN101046254B (zh) 2006-03-28 2007-03-28 转动轴密封件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006087331A JP4822897B2 (ja) 2006-03-28 2006-03-28 回転軸シール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007263199A JP2007263199A (ja) 2007-10-11
JP4822897B2 true JP4822897B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=38198025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006087331A Expired - Fee Related JP4822897B2 (ja) 2006-03-28 2006-03-28 回転軸シール

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7722052B2 (ja)
EP (1) EP1840426B1 (ja)
JP (1) JP4822897B2 (ja)
KR (1) KR101362716B1 (ja)
CN (1) CN101046254B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8011671B2 (en) * 2006-04-27 2011-09-06 Federal-Mogul World Wide, Inc. Shaft seal having integrated removal feature
DE202007008740U1 (de) * 2007-06-20 2007-08-23 Vr Dichtungen Gmbh Radialwellendichtung und Radialwellendichtungssystem
US20090224489A1 (en) * 2008-03-07 2009-09-10 Unipoint Electric Mfg. Co., Ltd. Oil seal
JP5230802B2 (ja) * 2008-05-14 2013-07-10 コーテックス テクストロン ジーエムビーエイチ アンド シーオー ケージー 灯器洗浄装置
DE102014110602A1 (de) 2014-02-28 2015-09-03 Johnson Electric Germany GmbH & Co. KG Gerät mit einem beweglichen Bauteil
US10309465B2 (en) * 2016-12-23 2019-06-04 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Sealing assembly for a cup bearing of a universal joint

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1942705A (en) * 1932-03-19 1934-01-09 Garlock Packing Co Oil-sealing device
US2834616A (en) * 1955-03-29 1958-05-13 Federal Mogul Bower Bearings Shaft seals
US2887331A (en) * 1956-10-10 1959-05-19 Gen Motors Corp Closure
US3356376A (en) * 1964-05-11 1967-12-05 Federal Mogul Corp Axle seal
US3843139A (en) * 1970-12-23 1974-10-22 Garlock Inc Oil seal
US4026563A (en) * 1976-03-23 1977-05-31 Garlock Inc Oil seal with locking bead and O. D. sealing rib
US4448426B1 (en) * 1981-07-06 1997-09-23 Skf Usa Inc Unitized oil seals
KR890004033B1 (ko) * 1985-04-16 1989-10-16 에누오우케이 가부시끼가이샤 레이디얼 오일 시일
JPS62258267A (ja) * 1986-05-02 1987-11-10 Taiho Kogyo Co Ltd シ−ル装置
JPH02229966A (ja) * 1989-02-28 1990-09-12 Taiho Kogyo Co Ltd リップシール装置
US5183271A (en) * 1990-01-25 1993-02-02 Nok Corporation Sealing device and manufacturing method of the same
US5052696A (en) * 1990-10-26 1991-10-01 Mather Seal Company Compact compressor seal
JPH04347069A (ja) * 1991-05-21 1992-12-02 Eagle Ind Co Ltd リップ型シールの製造方法
US5326111A (en) * 1991-07-19 1994-07-05 Mather Seal Company Separately bonded elastomeric sleeve for seal casing
JP2789151B2 (ja) * 1992-10-21 1998-08-20 三菱電線工業株式会社 回転用シール
US5509667A (en) * 1992-11-04 1996-04-23 Firma Carl Freudenberg Radial lip seal for a shaft in a housing
KR100279109B1 (ko) * 1993-04-09 2001-03-02 후지 하루노스케 회전축 시일
JP3581969B2 (ja) * 1995-06-16 2004-10-27 Nok株式会社 密封装置
JP3166062B2 (ja) * 1995-12-26 2001-05-14 イーグル工業株式会社 リップ型シール
KR100268317B1 (ko) * 1996-07-17 2000-10-16 이시카와 타다시 압축기의 축 밀봉구조
EP1227271A4 (en) * 1999-06-18 2006-01-18 Nok Corp HIGH PRESSURE LIP SEAL
JP3987670B2 (ja) * 2000-03-10 2007-10-10 イーグル工業株式会社 リップ型シールの装着構造
JP2001317635A (ja) * 2000-05-02 2001-11-16 Toyota Industries Corp リップ型シール
JP2003097723A (ja) 2001-09-25 2003-04-03 Mitsubishi Cable Ind Ltd 回転軸シール
JP2003120823A (ja) * 2001-10-19 2003-04-23 Eagle Ind Co Ltd シール装置
WO2004076894A1 (ja) * 2003-02-27 2004-09-10 Eagle Industry Co., Ltd. リップ型シール
JP4647488B2 (ja) * 2003-04-07 2011-03-09 イーグル工業株式会社 リップ型シール
JP4559038B2 (ja) * 2003-05-09 2010-10-06 三菱電線工業株式会社 回転軸シール
JP2004353765A (ja) 2003-05-29 2004-12-16 Mitsubishi Cable Ind Ltd 回転軸シール
JP2005090569A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Nok Corp 往復動軸用密封装置
JP2005249094A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Sanden Corp 回転軸シール
US7147229B2 (en) * 2004-03-15 2006-12-12 Federal Mogul World Wide Inc. Shaft seal assembly with retaining ring and washer
US7347424B2 (en) * 2005-04-29 2008-03-25 Federal-Mogul Worldwide, Inc. Shaft seal having integrated removal feature
US7396016B2 (en) * 2005-09-27 2008-07-08 Nak Sealing Technologies Corporation Sealing device
US7594664B2 (en) * 2006-08-29 2009-09-29 Skf Usa Inc. Seal with pyramid shaped formation
US7753377B2 (en) * 2007-01-29 2010-07-13 Freudenberg-Nok General Partnership Shaft seal having shaft offset compensating capability

Also Published As

Publication number Publication date
US7722052B2 (en) 2010-05-25
JP2007263199A (ja) 2007-10-11
KR20070097310A (ko) 2007-10-04
US20070228663A1 (en) 2007-10-04
CN101046254A (zh) 2007-10-03
KR101362716B1 (ko) 2014-02-13
EP1840426B1 (en) 2011-08-10
EP1840426A3 (en) 2008-03-05
EP1840426A2 (en) 2007-10-03
CN101046254B (zh) 2012-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5037682B2 (ja) リップタイプシール
JP4822897B2 (ja) 回転軸シール
JP5591896B2 (ja) シール装置
JP2003120823A (ja) シール装置
US7648144B2 (en) Sealing device
JP3987670B2 (ja) リップ型シールの装着構造
JP4800158B2 (ja) 回転軸シール
JP5252878B2 (ja) 回転軸シール
US7670111B2 (en) Seal
JP4579110B2 (ja) 回転軸シール
JP2006300191A (ja) シール装置
JP2789151B2 (ja) 回転用シール
JP4330875B2 (ja) シール装置
JP4763480B2 (ja) 回転軸シール
JP4035577B2 (ja) 回転軸シール
JPH07139633A (ja) 回転軸シール
JP2003120821A (ja) シール装置
JP4068379B2 (ja) 密封装置
EP2123953B1 (en) Shaft seal device
JP2003207052A (ja) コ字状シール及び密封装置
JP2001050397A (ja) リップ型シール
JPH10220591A (ja) 密封装置及び該密封装置の製造方法
JP2002364760A (ja) 回転軸シール
JPH09273632A (ja) 回転軸シール
JPH06159519A (ja) 回転軸シール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees